JP3393097B2 - 芝生面手入装置 - Google Patents

芝生面手入装置

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JP3393097B2
JP3393097B2 JP35546599A JP35546599A JP3393097B2 JP 3393097 B2 JP3393097 B2 JP 3393097B2 JP 35546599 A JP35546599 A JP 35546599A JP 35546599 A JP35546599 A JP 35546599A JP 3393097 B2 JP3393097 B2 JP 3393097B2
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定一 薮田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、芝生面手入装置
に関し、特に、ゴルフ場などのグリーンの表面を整備す
るための芝生面手入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ゴルフ人口の急増に伴い、ゴルフ
場が多く造成されている。一般に、ゴルフ場には芝生が
植えられ、この芝生上で競技者がプレーを行なう。
【0003】ゴルフ場のグリーンでは、競技者が芝生を
踏むため、芝の表面に凹凸が生じ、これを放置しておく
と円滑なプレーの支障となる。そのため、従来からグリ
ーンの表面に形成された凹凸をならし、滑らかな好まし
い芝の状態に整備するための芝生面手入装置(グリーン
ローラ)の開発が進められている。
【0004】図9は、従来のグリーンローラの模式図で
ある。図9の(a)を参照して、従来の芝生面手入装置
としての自走式グリーンローラ1001は、操舵用ハン
ドル1007と、操舵用ハンドル1007により操舵す
ることが可能なゴム被覆転圧ローラ1022aおよび1
022bと、ゴム被覆転圧ローラ1022aおよび10
22bから離隔した位置に設けられた固定転圧ローラ1
023とを備える。
【0005】操舵用ハンドル1007とゴム被覆転圧ロ
ーラ1022aおよび1022bとは連結されている。
操舵用ハンドル1007によりゴム被覆転圧ローラ10
22aおよび1022bと固定転圧ローラ1023との
なす角度をさせることが可能である。
【0006】ゴム被覆ローラ1022aおよび1022
bの上には、駆動用の油圧モータが載置されている。こ
の油圧モータの回転力がゴム被覆転圧ローラ1022a
および1022bに伝えられてゴム被覆転圧ローラ10
22aおよび1022bが回転する。
【0007】固定転圧ローラ1023は、第1輪102
3aと、第2輪1023bと、第3輪1023cと、第
4輪1023dとに分割されている。第1輪〜第4輪1
023a〜1023dは、それぞれ独立して回転するこ
とが可能である。
【0008】このような自走式グリーンローラ1を直進
させる場合には、固定転圧ローラ1023に対してゴム
被覆転圧ローラ1022aおよび1022bを平行にす
る。油圧モータから回転運動をゴム被覆転圧ローラ10
22aおよび1022bに伝達する。これにより、ゴム
被覆転圧ローラ1022aおよび1022bが回転する
ので自走式グリーンローラ1を直進させることができ
る。
【0009】自走式グリーンローラ1001を矢印10
10aで示す方向に旋回させる場合には、操舵用ハンド
ル1007を操作して図9の(a)で示すように固定転
圧ローラ1023に対してゴム被覆転圧ローラ1022
aおよび1022bが角度をなすようにゴム被覆転圧ロ
ーラ1022aおよび1022bを操舵する。油圧モー
タからゴム被覆転圧ローラ1022aおよび1022b
に回転力を与えてゴム被覆転圧ローラ1022aおよび
1022bを第1の方向に移動させることにより自走式
グリーンローラ1001は矢印1010aで示す方向へ
旋回する。
【0010】また、ゴム被覆転圧ローラ1022aおよ
び1022bを第1の方向と逆の方向に回転させると、
自走式グリーンローラ1001は矢印1010bで示す
方向へ旋回する。
【0011】また、自走式グリーンローラ1001を矢
印1020aで示す方向へ旋回させる場合には、操舵用
ハンドル1007を操作して図9の(b)で示すように
固定転圧ローラ1023に対してゴム被覆転圧ローラ1
022aおよび1022bが角度をなすようにゴム被覆
転圧ローラ1022aおよび1022bを操舵する。油
圧モータからゴム被覆転圧ローラ1022aおよび10
22bに回転力を与えてゴム被覆転圧ローラ1022a
および1022bを第1の方向へ回転させることによ
り、自走式グリーンローラ1001は矢印1020aで
示す方向へ旋回する。
【0012】ゴム被覆転圧ローラ1022aおよび10
22bを第1の方向と逆の方向へ回転させると自走式グ
リーンローラ1001は矢印1020bへ示す方向に旋
回する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の自
走式グリーンローラ1001では、ゴム被覆転圧ローラ
1022aおよび1022bの上に重量物である油圧モ
ータが載置されている。そのため、操舵輪としてのゴム
被覆転圧ローラ1022aおよび1022bに加わる荷
重は大きくなる。その結果、操舵用ハンドル1007を
用いてゴム被覆転圧ローラ1022aおよび1022b
を操舵する際に大きな力が必要となるという問題があっ
た。
【0014】そこで、この発明は上述のような問題点を
解決するためになされたものであり、この発明の目的
は、小さな力で操舵が可能な芝生面手入装置を提供する
ことである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に従った芝生面
手入装置は、芝生面に接触して移動することにより、芝
生面を手入する装置であって、本体と、本体の上に載せ
られた動力源と、本体に取付けられ、芝生面に接触して
回転する駆動輪と、駆動輪から離隔して操舵可能に本体
に取付けられ、芝生面に接触して回転する操舵輪と、動
力源から駆動輪に回転運動を伝達し、操舵輪に回転運動
を伝達しない動力伝達機構とを備える。動力源と動力伝
達機構とは、駆動輪の上に位置づけられて本体の上に載
せられ、操舵輪の上に位置づけられていない。操舵輪
は、筒状の第1輪と筒状の第2輪とを有し、第1輪は軸
方向において所定の位置で分割されており、第2輪は第
1輪の分割位置とは異なる位置で軸方向において分割さ
れている。 このように構成された芝生面手入装置では、
操舵輪の第1輪と第2輪とが分割されているので、分割
されたそれぞれの部分は独自に回転することができる。
その結果、操舵の際に第1輪および第2輪の両端で内輪
差が生じても、この内輪差を吸収することができ、芝生
面に損傷を与えることがない。 また、第1輪の分割位置
下の芝生は第1輪では転圧されない。しかし、第2輪は
第1輪の分割位置と異なる位置で分割されているため、
第1輪の分割位置下の芝生は第2輪で転圧される。その
ため、転圧されない部分が生じることなく芝生面を等し
く転圧することができる。 さらに、動力源と動力伝達機
構は駆動輪の上に位置づけられて本体の上に載せられて
いるため、操舵輪上には動力源と動力伝達機構とは載せ
られない。そのため、操舵輪の上に重量物が載せられな
いため、小さな力で操舵をすることができる。
【0016】
【0017】また、動力伝達機構は、動力源から伝達さ
れた回転運動の回転方向および回転速度を調整して駆動
輪に伝達する油圧伝動装置を含む。
【0018】この場合、油圧伝動装置により回転方向お
よび回転速度を任意に変化させることができるため、芝
生面の状態に応じた作業が可能となる。
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】さらに好ましくは、操舵輪は樹脂により形
成されている。この場合、樹脂はゴムなどに比べて芝生
面との摩擦係数が小さいので、操舵輪は芝生面上でスリ
ップしやすい。そのため、操舵の際に内輪差が発生して
もこの内輪差を操舵輪のスリップにより吸収することが
でき、芝生面に損傷を与えることが少ない。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0024】図1は、この発明の実施の形態に従ったグ
リーンローラの側面図である。図1を参照して、芝生面
手入装置としてのグリーンローラ1は、本体としてのシ
ャーシ機構100と、動力源としてのエンジン200
と、駆動輪としての駆動ローラ300と、操舵輪として
の従動ローラ(図1では示さず)と、動力伝達機構50
0とを有する。
【0025】シャーシ機構100上にエンジン200と
動力伝達機構500とが載せられている。シャーシ機構
100下に、駆動ローラ300と従動ローラとが取付け
られている。
【0026】シャーシ機構100は、シャーシ本体10
1を有する。シャーシ本体101は、鉄板を曲げること
により構成される。シャーシ本体101の端部は、鉄板
が垂直に折り曲げられることにより、強度を増すような
構造とされている。シャーシ本体101はほぼ長方形状
である。
【0027】シャーシ本体101の角部分にはボルト1
25および126によりローラ121および122が設
けられている。ボルト125および126はローラ12
1および122を貫通してシャーシ本体101まで達し
ており、その先端はシャーシ本体101にナットで固定
される。ローラ121および122はボルト125およ
び126に対して回転可能である。ローラ121および
122の端部はそれぞれシャーシ本体101の端部より
も外側に位置する。ローラ121および122が存在す
ることで、グリーンローラ1をゴルフ場のグリーンへ運
搬するためにトレーラやトラックの荷台にグリーンロー
ラ1を乗せた場合にも、ローラ121および122が荷
台のあおり部分に接触し、シャーシ本体101が接触し
ない。これにより、トラックやトレーラなどへのグリー
ンローラ1の積み降ろしが容易となる。
【0028】シャーシ本体101にはフレーム104が
固定されている。シャーシ本体101に対するフレーム
104の固定方法としてはボルト止めや溶接などのさま
ざまな方法が挙げられる。フレーム104は鉄により構
成され中空のパイプ形状とされている。フレーム104
には強度を維持するためのクロスメンバー105が取付
けられている。クロスメンバー105は溶接によりフレ
ーム104に取付けられる。クロスメンバー105は
「L」字状の断面を有する。
【0029】フレーム104には、座金111と丁番1
13が取付けられている。座金111は、シート114
を支持している。丁番113の一方端はフレーム104
に取付けられ、他方端はシート114に取付けられる。
そのため、シート114は二点鎖線で示す位置まで前方
向に回動することが可能である。
【0030】シャーシ本体101の下面には一対の軸受
プレート131が固定されている。軸受131プレート
は鉄板により構成され、シャーシ本体101に溶接され
ている。軸受プレート131は、駆動ローラ300を支
持する。軸受プレート131には、ベアリング132お
よび133が取付けられている。ベアリング132およ
び133の転動体は、グリーンローラ1の重量によって
決定される。グリーンローラ1の重量が大きくなれば転
動体はころとすることが好ましい。グリーンローラ1の
荷重が小さくなれば転動体はボールとすることが好まし
い。本発明では、グリーンローラ1の重量は比較的小さ
いため、ベアリング132および133の転動体はボー
ルである。
【0031】シャーシ本体101の一方端には、シャー
シ本体101から上方向に延びる円筒状のハウジング1
02が取付けられている。ハウジング102はボルトに
よりシャーシ本体101に固定されている。ハウジング
102内を操舵用のステアリング軸が貫通している。こ
のステアリング軸の一方端はステアリング147に取付
けられ、他方端はクランクに取付けられる。
【0032】ハウジング102の近傍にはグリーンロー
ラ1の動作方向を決定するためのペダル151が取付け
られている。ペダル151は軸153によって支持さ
れ、軸153を中心に回動することが可能である。ペダ
ル151の一方端は人が踏むために平面状となってお
り、他方端は所定のタイロッドに接続される。
【0033】シャーシ本体101の他方端には、ハウジ
ング103が取付けられている。ハウジング103は中
空の円筒形状であり、ボルトによりシャーシ本体101
に固定される。ハウジング103の端部には支持プレー
ト171が取付けられている。ハウジング103内を貫
通するように軸179が取付けられている。軸179の
一方端はクランク180に取付けられ、他方端はタイロ
ッドと接続されるクランクに取付けられる。クランク1
80の一方端は軸179に取付けられ、他方端はプラン
ジャ176で位置決めされる。クランク180の他方端
には溝が形成されており、この溝に所定のピン513が
嵌め合わされている。
【0034】エンジン200はシャーシ本体101の上
であってかつ駆動ローラ300の上に載せられている。
エンジン200は軽量化および高出力化のために空冷の
2サイクルエンジンとされている。エンジン200の種
類としてはグリーンローラ1の重量や出力さらには燃費
によって2サイクルおよび4サイクル、水冷および空冷
のいずれをも採用することができる。エンジン200上
にはガソリンタンク201が載置されている。ガソリン
タンク201にはエンジン200を動作させるためのガ
ソリンが入れられる。燃料タンク201の上部にはキャ
ップ202が設けられる。キャップ202を開けて燃料
タンク201内にガソリンが入れられる。
【0035】エンジン200により発生した回転運動は
出力軸203により取出される。出力軸203は、一方
向に回転する。また、出力軸203の回転速度はエンジ
ン200のシリンダ内へ供給される混合気の濃度により
決定される。出力軸203の先端には、所定のカップリ
ング204が設けられる。
【0036】エンジン200の回転運動は動力伝達機構
500に伝えられる。動力伝達機構500は油圧伝動装
置(hydrostatic power transmission)501を有す
る。油圧伝動装置501は入力軸520と出力軸504
とを有する。入力軸520の一方端はカップリング20
4と接続されており、他方端は油圧伝動装置501内の
ピストンポンプに接続されている。
【0037】ピストンポンプは、5本のピストンを内蔵
するシリンダブロックと斜板と入力軸520とにより構
成される。
【0038】入力軸520からシリンダブロックに回転
が与えられると、シリンダブロックに内蔵されているピ
ストンが往復運動を行ない、この容積変化によってオイ
ルの吸入および吐き出しを行なう。吐き出し量は外部に
取出されているコントロールハンドル512の回動量を
変化させることにより無段階に変化させることができ
る。また、吐き出し方向もコントロールハンドル512
の回動方向によって変えることができる。このポンプに
よって生じた液圧の分布はピストンモータに与えられ
る。
【0039】ピストンポンプは、油圧回路によりピスト
ンモータに接続されている。ピストンモータもピストン
ポンプと同様のシリンダブロック、斜板および出力軸5
04で構成される。ピストンポンプにより供給されたオ
イルによって、ピストンモータのピストンが押し出され
る。ピストンの先端が斜板に沿って滑り降り、シリンダ
ブロックとともに回転すると同時に出力軸504を回転
させる。
【0040】エンジン200の出力軸203の回転運動
が入力軸520に入力されるとピストンポンプが回転す
る。ピストンポンプおよびピストンモータの斜板の傾き
を調整することにより、出力軸504からさまざまな回
転速度および回転方向の回転運動を取出すことができ
る。
【0041】斜板の角度を変化させるためのコントロー
ルハンドル512には、クランク511の一方端が取付
けられている。クランク511の他方端にはピン513
が取付けられる。ピン513はクランク180の溝に嵌
め合わされている。
【0042】出力軸504はハウジング502で覆われ
ている。ハウジング502は軸受503で支持される。
軸受503はシャーシ本体101に支持されている。
【0043】出力軸504の先端にはスプロケット50
5が取付けられている。スプロケット505の歯にはチ
ェーン515が噛み合っている。
【0044】チェーン515は、さらに、駆動ローラ3
00を動かすためのスプロケット302と噛み合ってい
る。スプロケット302は軸301に取付けられてい
る。そのため、スプロケット302が回転すると軸30
1と、軸301に取付けられた駆動ローラ300も回転
する。軸301の端部にはスプロケット302が外れる
のを防止するためのエンドプレート303が取付けられ
ている。
【0045】駆動ローラ300が軸301に固定されて
いる。駆動ローラ300は軸301に固定される筒状の
本体と、その本体の表面に形成されたゴム膜により構成
される。そのため、駆動ローラ300の表面はゴム膜に
より覆われている。駆動ローラ300の表面の材質とし
ては、駆動力を確保するためにゴムが用いられている
が、この他にも芝に対して摩擦係数が高い物質を用いる
ことができる。
【0046】駆動ローラ300にはエンジン200およ
び動力伝達機構500の荷重が加わるので、その荷重に
耐える強度を有する必要がある。グリーンローラ1の荷
重は軸受プレート131、ベアリング132および13
3、軸301を介して駆動ローラ300へ伝わる。本発
明では、コストの削減と軽量化のために軸301に荷重
が加わるような構造とされている。
【0047】駆動ローラ300とベアリング132およ
び133との間には、これらの間の距離を一定に保つた
めのカラーが設けられる。さらに、ベアリング132と
スプロケット302との間にも、これらの間の距離を一
定に保つためのカラーが設けられる。
【0048】図2は、図1中の矢印IIで示す方向から
見たグリーンローラの背面図である。図2を参照して、
シャーシ本体101にはボルト128によりローラ12
4が取付けられている。ローラ124は、図1で示した
ローラ121および122と同様の働きをする。
【0049】フレーム104の上端にはシート114を
支持するための支持メンバー106が取付けられてい
る。フレーム104には、シート114を支持するため
の座金112が取付けられている。
【0050】油圧伝達装置501の出力軸504には、
スプロケット505が取付けられている。スプロケット
505は出力軸504とともに回転する。スプロケット
505にはチェーン515が噛み合わされている。チェ
ーン515は、チェーン515の弛みを防止するための
スプロケット508と噛み合っている。スプロケット5
08は所定の軸507とともに回転する。また、チェー
ン515はスプロケット302と噛み合っている。
【0051】スプロケット302は駆動ローラ300と
ともに回転する。駆動ローラ300の外径160mmで
ある。駆動ローラ300の一部分は軸受プレート131
で覆われており、それ以外の部分は露出している。
【0052】油圧伝動装置501、出力軸504および
スプロケット505は好ましくは、所定のカバーで覆わ
れる。このカバーは、ある程度の強度を持たせるため、
鉄やアルミニウムなどの金属で構成される。
【0053】シャーシ本体101には、円筒状のハウジ
ング103が取付けられている。ハウジング103内に
は所定の軸179が位置決めされる。軸179の端部に
はクランク180が取付けられる。ハウジング103に
は支持プレート171が固定されている。支持プレート
171には、上方向に延びるフランジ172および17
3が形成されている。それぞれのフランジ172および
173には、クランク180の位置決めをするためのプ
ランジャ174および176が取付けられている。
【0054】油圧伝動装置501およびエンジン200
の奥側には、ステアリング用のハウジング102が上方
向に延びるように取付けられている。ハウジング102
内をステアリング軸146が貫通している。
【0055】ステアリング軸146の一方端はステアリ
ング147に固定され、他方端にはクランク145が取
付けられている。クランク145はステアリング軸14
6の延びる方向とほぼ直交する方向に延び、ステアリン
グ軸146が回動するとクランク145もステアリング
軸146を中心に回動する。
【0056】ロッドエンド143がクランク145の他
方端に取付けられる。ロッドエンド143は、タイロッ
ド144とクランク145とを接続する。タイロッド1
44の一方端はロッドエンド143によりクランク14
5の他方端に回動可能に取付けられる。タイロッド14
4の他方端はロッドエンド142によりクランク141
の一方端に回動可能に取付けられる。
【0057】軸受プレート135がクランク141の他
方端に取付けられている。軸受プレート135は、鉄板
により構成される。軸受プレート135は操舵輪として
の筒状の従動ローラ401および402を覆い、従動ロ
ーラ401および402を位置決めする働きをする。軸
受プレート135には、ベアリング136および137
が取付けられている。ベアリング136および137の
転動体はボールにより構成される。
【0058】軸411および412がベアリング136
および137に支持される。軸411および412は、
紙面の手前から奥方向へ延び、それぞれの一方端はベア
リング136および137に取付けられ、他方端は別の
ベアリングが取付けられる。軸411および412に
は、それぞれ従動ローラ401および402が回動可能
に取付けられる。
【0059】軸受プレート135は、軸140によりシ
ャーシ本体101に回動可能(操舵可能)に取付けられ
る。また、軸140とシャーシ本体101との間には、
軸140が3次元的に動いた場合にも、この動きを妨げ
ないような構造の軸受が配置されている。そのため、芝
生面の凹凸に接触して従動ローラ401と従動ローラ4
02の高さが変化しても、この高さの変化に対応するよ
うに軸受プレート135が動く。その結果、従動ローラ
401および402は、地形に沿って動くことができ、
段差などがあってもどちらか1輪が芝生面から浮き上が
ることはなく、常に芝生面に接地することが可能であ
る。
【0060】シャーシ本体101上であって駆動ローラ
300上には動力伝達機構500を構成する油圧伝動装
置501と、エンジン200が載せられている。この油
圧伝動装置501とエンジン200との荷重の多くは駆
動ローラ300に加わり、従動ローラ401および40
2には伝わらない。
【0061】図3は、図2中の矢印IIIで示す方向か
ら見たグリーンローラの上面図である。図3を参照し
て、グリーンローラ1のシャーシ本体101はほぼ長方
形状に形成される。長方形のそれぞれの角には、ボルト
125〜128によりローラ121〜124が取付けら
れている。ローラ121の端からローラ124の端まで
の距離は780mmである。ローラ121の端からロー
ラ122の端までの距離は1070mmである。
【0062】シャーシ本体101の前部分には、ハウジ
ング102が取付けられている。ハウジング102の中
をステアリング軸が貫通する。ステアリング軸の一方端
にはクランク145の一方端が取付けられる。クランク
145はシャーシ本体101の下側に位置する。なお、
点線で記載した部材はシャーシ本体101の下側に位置
する。ステアリング軸の他方端にはステアリング147
が取付けられる。ステアリング147を所定の方向に所
定の角度回動させると、クランク145もステアリング
147と同じ方向に所定の角度だけ回動する。
【0063】タイロッド144の一方端がクランク14
5の他方端に取付けられている。タイロッド144はシ
ャーシ本体101の中央方向に向かって延び、その他方
端には三角形状のクランク141が取付けられている。
クランク141は軸受プレート135に固定される。
【0064】軸受プレート135は第1輪としての従動
ローラ401と、第2輪としての従動ローラ402を支
持する。従動ローラ401は第1部分401a、第2部
分401bおよび第3部分401cに分割されている。
また、従動ローラ402は、第1部分402a、第2部
分402bおよび第3部分402cに分割されている。
従動ローラ401の分割位置と、従動ローラ402の分
割位置とは異なる。また、従動ローラ401aおよび4
02bは、図3で示すように3つに分割する以外に、さ
らに多くの部分に分割してもよい。
【0065】従動ローラ401の第1から第3部分40
1a〜401cは軸411に固定されておらず、軸41
1に対して自由に回転することが可能である。従動ロー
ラ402の第1から第3部分402a〜402cは軸4
12に固定されておらず、軸412に対して自由に回転
することが可能である。
【0066】軸411は、ベアリング136および13
8により軸受プレート135に取付けられている。軸1
42はベアリング137および139により軸受プレー
ト135に取付けられている。
【0067】従動ローラ401および402は、それぞ
れ、樹脂により構成される。ベアリング136〜13
9、従動ローラ401および402、軸受プレート13
5はシャーシ本体101の下側に位置する。軸受プレー
ト135は軸140によりシャーシ本体101に取付け
られている。そのため、軸受プレート135は軸140
を中心として回動することが可能である。
【0068】シャーシ本体101の上には、互いに距離
を隔てて1対のペダル151および152が取付けられ
ている。ペダル151は軸153の一方端により支持さ
れている。軸153の一方端はベアリング161により
支持される。軸153の他方端はベアリング162より
支持される。軸153の他方端には傘歯車156が取付
けられる。そのため、ペダル151を回動させると、こ
の回動が傘歯車156にも伝達する。
【0069】傘歯車156には、傘歯車158が噛み合
っている。傘歯車158は軸155の一方端に固定さ
れ、軸155が所定の方向へ回動すると、傘歯車158
もこれと同じ方向に回動する。軸155の一方端はベア
リング166により支持され、他方端はベアリング16
5により支持される。
【0070】傘歯車158は傘歯車157と噛み合って
いる。傘歯車157は軸154の一方端に取付けられ
る。傘歯車157が回動すると軸154も傘歯車157
と同じ方向に回動する。軸154の一方端はベアリング
164により支持される。軸154の他方端はベアリン
グ163により支持される。軸154の他方端にはペダ
ル152が取付けられている。ペダル152を所定の方
向へ回動させると、傘歯車157も回動する。
【0071】シャーシ本体101の中央部には、シート
144が取付けられている。シート144にはグリーン
ローラ1を操縦するための人が座る。この人がペダル1
51および152上に足の裏を載せる。また、人はステ
アリング147の両端部を把持する。
【0072】ペダル151には、タイロッド170の一
方端が回動可能に取付けられている。タイロッド170
はシャーシ本体101の後方まで延びている。タイロッ
ド170の他方端はクランク178の一方端に回動可能
に接続されている。クランク178の他方端には軸17
9が取付けられ、クランク178が回動すると、この軸
179も回動する。
【0073】クランク180が軸179の他方端に取付
けられる。クランク180は、プランジャ174および
176により位置決めされる。このプランジャ174お
よび176は、フランジ172および173に六角ナッ
ト175および177を用いて取付けられる。クランク
180の先端には溝180cが形成されている。
【0074】ピン513が溝180cに嵌め込まれてい
る。ピン513は、クランク511の一方端に固定され
ている。クランク511の他方端はコントロールハンド
ル512に固定されており、クランク511およびピン
513はコントロールハンドル512を中心に回動する
ことが可能である。
【0075】油圧伝動装置501にはハウジング502
が取付けられている。ハウジング502の先端部は軸受
503で支持される。ハウジング502を貫通するよう
に出力軸504が位置決めされる。出力軸504の先端
にはスプロケット505が取付けられている。スプロケ
ット505下には、軸受506および軸507で位置決
めされたスプロケット508が設けられている。
【0076】シャーシ本体101の下側の両端部には軸
受プレート131が固定されている。軸受プレート13
1には、ベアリング132および133が取付けられて
いる。ベアリング132とベアリング133とにより軸
301が支持されている。軸301には駆動用ローラ3
00が固定されている。軸301の先端にはスプロケッ
トが取付けられている。シャーシ本体101には、チェ
ーンを通すための孔101aが設けられている。スプロ
ケット505が回転すると、この回転と同じ方向に駆動
ローラ300が回転する。
【0077】図4は、図1〜図3で示すグリーンローラ
の各部材の動作を説明するための模式的な機構図であ
る。図4を参照して、シャーシ本体101上にエンジン
200と油圧伝動装置501とが取付けられている。油
圧伝動装置501の入力軸520とエンジン200の出
力軸203とはカップリング204により接続されてい
る。
【0078】シャーシ本体101には、ステアリング軸
146が回動可能に取付けられている。ステアリング軸
146の一方端はステアリングに接続され、他方端はタ
イロッド144の一方端に接続される。タイロッド14
4の他方端はクランク141の一方端に接続される。ク
ランク141の他方端は軸受プレート135に固定され
る。
【0079】ペダル151の中央部に軸153が設けら
れている。ペダル151の一方端および他方端は軸15
3を中心として回動する。ペダル151の他方端にはタ
イロッド170の一方端が取付けられる。タイロッド1
70の他方端にはクランクの一方端が取付けられ、この
クランクの他方端には軸179の一方端が取付けられ
る。軸179の他方端にはクランク180の一方端が取
付けられる。クランク180の他方端にはクランク51
1の一方端に設けられたピン513が嵌め合わされる。
クランク511の他方端はコントロールハンドル512
に固定される。コントロールハンドル512は油圧伝動
装置501に取付けられる。
【0080】このようなグリーンローラ1において、ス
テアリングを操作してステアリング軸146を矢印14
6aで示す方向へ回動させると、この回動がタイロッド
144へ伝わり、タイロッド144が矢印144aで示
す方向へ移動する。この動きがクランク141へ伝えら
れてクランク141が矢印141aで示す方向へ回動す
る。これに伴い、クランク141に固定された軸受プレ
ート135も矢印141aで示す方向へ回動する。
【0081】ステアリングを操作してステアリング軸1
46を矢印146bへ示す方向へ回動させると、この回
動がタイロッド144へ伝わり、タイロッド144が矢
印144bで示す方向に移動する。この動きがクランク
141へ伝わり、クランク141が矢印141bで示す
方向に回動する。クランク141に固定された軸受プレ
ート135も矢印141bで示す方向に回動する。
【0082】ペダル151の一方端を踏むと、ペダル1
51の一方端は軸153を中心として矢印151aで示
す方向に回動する。この回動がタイロッド170へ伝わ
り、タイロッド170が矢印170aで示す方向へ移動
する。この運動がクランクを介して軸179へ伝わり、
軸179が矢印179aで示す方向に回動する。この回
動がクランク180へ伝わり、クランク180が矢印1
80aで示す方向に回転する。クランク180の回動が
ピン513およびクランク511を介してコントロール
ハンドル512に伝わり、コントロールハンドル512
が矢印512aで示す方向に回動する。これにより、油
圧伝動機構501内の斜板の角度が変更される。エンジ
ン200の出力軸203は矢印203aで示す方向に回
転している。この回転が入力軸520に伝えられる。斜
板の角度が調整されて出力軸504は矢印504aで示
す方向に回転する。
【0083】次に、図3で示すペダル152を踏むと、
軸154、かさ歯車157、158および156ならび
に軸153が回動し、軸153に取付けられたペダル1
51が矢印151bで示す方向に回動する。この回動が
タイロッド170に伝わり、タイロッド170が矢印1
70bで示す方向に移動する。この運動がクランクを介
して軸179に伝わり、軸179が矢印179bで示す
方向に回動する。この回動がクランク180に伝わり、
クランク180が矢印180bで示す方向に回動する。
クランク180の回動がピン513およびクランク51
1を介してコントロールハンドル512に伝わり、コン
トロールハンドル512が矢印512bで示す方向に回
動する。これにより、油圧伝動機構501内の斜板の角
度が変更される。エンジン200の出力軸203は矢印
203aで示す方向に回転している。この回転が入力軸
520に伝えられる。斜板の角度が調整されて出力軸5
04は矢印504bで示す方向、すなわち、矢印504
aで示す方向と反対の方向へ回動する。
【0084】次に、ゴルフ場のグリーン上での実際の転
圧作業について説明する。転圧作業を行うには、グリー
ンローラ1をトレーラまたはトラックの荷台に積載す
る。トラックまたはトレーラでグリーンローラ1をグリ
ーンまで運び、グリーン上に載せる。その後、以下に示
すようにグリーンローラを動作させる。
【0085】図5は、第1の方向への移動を説明するた
めに示すグリーンローラの上面図である。図5を参照し
て、グリーンローラ1を矢印Aで示す方向へ移動させる
には、まず、エンジン200の出力軸203を矢印20
3aで示す方向に回転させる。次に、ペダル151を踏
み込む。これにより、ペダル151が軸153を中心と
して回動する。この回動がタイロッド170へ伝わり、
タイロッド170が矢印170aで示す方向に移動す
る。このタイロッド170の運動がクランク178へ伝
わる。クランク178は軸179を矢印179aで示す
方向に回動させる。この回動がクランク180へ伝わ
り、クランク180は軸179を中心として矢印180
aで示す方向へ回動する。クランク180の先端の溝1
80cにはピン513が差し込まれているため、クラン
ク511に接続されたコントロールハンドル512は矢
印512aで示す方向に回動する。これにより、油圧伝
動装置501内の斜板の角度が調整されて出力軸504
とその先端に取付けられたスプロケット505も矢印5
04aで示す方向へ回転する。この回転がチェーンを介
して駆動ローラ300へ伝わり、駆動ローラも504a
で示す方向に回転する。その結果、グリーンローラ1は
矢印Aで示す方向へ移動する。
【0086】図6は、第2の方向への移動を説明するた
めに示すグリーンローラの上面図である。図6を参照し
て、グリーンローラ1を矢印Bで示す方向へ移動させる
には、まず、エンジン200の出力軸203を矢印20
3aで示す方向に回転させる。次に、ペダル152を踏
み軸154を回動させる。この回動が傘歯車157、1
58および156を介して軸153へ伝わり、ペダル1
51がシャーシ本体1から遠ざかるような方向へ回動す
る。この回動がタイロッド170へ伝わり、タイロッド
170が矢印170bで示す方向に移動する。このタイ
ロッド170の動きがクランク178へ伝わり、クラン
ク178は、軸179を矢印179bで示す方向に回動
させる。この回動がクランク180へ伝わり、クランク
180は軸179を中心として矢印180bで示す方向
へ回動する。クランク180の先端の溝180cにはピ
ン513が差し込まれているため、クランク511に接
続されたコントロールハンドル512は矢印512bで
示す方向に回動する。これにより、油圧伝動装置501
内の斜板の角度が調整されて出力軸504とその先端に
取付けられたスプロケット505も矢印504bで示す
方向へ回転する。この回転がチェーンを介して駆動ロー
ラ300へ伝わり、駆動ローラも504bで示す方向に
回転する。その結果、グリーンローラ1は矢印Bで示す
方向へ移動する。
【0087】次に、グリーンローラ1の操舵(旋回)に
ついて説明する。図7は、第1の方向への操舵を説明す
るために示すグリーンローラの上面図である。図7を参
照して、グリーンローラ1を図7の矢印Cまたは矢印D
で示す方向へ旋回させる場合には、まず、ステアリング
147の右端を手前へ、左端を奥へ回動させる。この回
動がステアリング軸を介してクランク145へ伝わる。
クランク145の先端に取付けられたタイロッド144
は矢印144aで示す方向に移動する。この動きがクラ
ンク141へ伝わりクランク141、軸受プレート13
5ならびに従動ローラ401および402が軸140を
中心として矢印141aで示す方向へ回動する。
【0088】この状態でペダル151を踏めばグリーン
ローラ1は図7の右方向へ移動するため、グリーンロー
ラ1が矢印Cで示す方向へ旋回する。
【0089】また、ペダル152を踏めば、グリーンロ
ーラ1は図7の左方向へ移動するためグリーンローラ1
は矢印Dへ示す方向へ旋回する。
【0090】図8は、第2の方向への操舵を説明するた
めに示すグリーンローラの上面図である。図8を参照し
て、グリーンローラ1を矢印Eまたは矢印Fで示す方向
に回動させる際には、まず、ステアリング147の右端
を奥へ、左端を手前へ回動させる。この回動がステアリ
ング軸を介してクランク145へ伝わる。クランク14
5の先端に取付けられたタイロッド144は矢印144
bで示す方向に移動する。この動きがクランク141に
伝わり、クランク141、軸受プレート135ならびに
従動ローラ401および402が軸140を中心として
矢印141bで示す方向へ回動する。
【0091】この状態でペダル151を踏めばグリーン
ローラ1は図8の右方向へ移動するため、グリーンロー
ラ1は矢印Eで示す方向へ旋回する。
【0092】また、ペダル152を踏めば、グリーンロ
ーラ1は図8の左方向へ移動するため、グリーンローラ
1は矢印Fで示す方向へ旋回する。
【0093】このように構成されたグリーンローラ1に
おいては、まず、図1〜図3で示すように、重量物であ
る動力伝達機構500およびエンジン200はすべて駆
動ローラ300上に載せられる。そのため、従動ローラ
401および402上には特に重量物が載せられず、軽
い力で操舵をすることが可能となる。
【0094】また、従動ローラ401および402は分
割されているため、図7および図8で示した旋回時に発
生する内輪差を吸収することができる。また、従動ロー
ラ401および402は樹脂により構成されているた
め、さらに内輪差を吸収することができる。そのため、
芝生面に損傷を与えず芝生の育成を妨げることがない。
【0095】さらに、動力伝達機構として、油圧伝動装
置501を用いているため、回転方向の切換や回転速度
の変化を自由に調整することができ、円滑な操作が可能
となる。
【0096】さらに、従動ローラ401の分割位置が従
動ローラ402の分割位置と異なるため、従動ローラ4
01の分割位置下に位置して転圧されなかった芝生面も
従動ローラ402で転圧される。その結果、すべての芝
生を転圧することができ、転圧作業を確実に行なうこと
ができる。
【0097】また、右側のペダル151を踏めば、グリ
ーンローラ1は右方向へ移動し、左側のペダル152を
踏めばグリーンローラ1は左方向へ移動する。これによ
り、グリーンローラ1の制御が容易となる。
【0098】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、この実施の形態は様々に変形することが可能であ
る。まず、動力伝達機構は油圧伝動装置でなく、機械的
なトランスミッションとクラッチとを組合わせたものを
用いることができる。
【0099】また、駆動ローラ、従動ローラの本数は、
グリーンローラの重量、芝生面に対する接地圧により適
宜変更することが可能である。
【0100】また、このグリーンローラ1は、テニスコ
ートの芝生面や野球場の芝生面を点圧するために用いる
ことができる。
【0101】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0102】
【発明の効果】この発明に従えば、軽い力で操舵でき芝
生面に損傷を与えないグリーンローラを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態に従ったグリーンロー
ラの側面図である。
【図2】 図1中の矢印IIで示す方向から見たグリー
ンローラの背面図である。
【図3】 図2中の矢印IIIで示す方向から見たグリ
ーンローラの上面図である。
【図4】 グリーンローラの各部材の動作を説明するた
めの模式的な機構図である。
【図5】 第1の方向への移動を説明するために示すグ
リーンローラの上面図である。
【図6】 第2の方向への移動を説明するために示すグ
リーンローラの上面図である。
【図7】 第1の方向への操舵を説明するために示すグ
リーンローラの上面図である。
【図8】 第2の方向への操舵を説明するために示すグ
リーンローラの上面図である。
【図9】 従来のグリーンローラの模式図である。
【符号の説明】
1 グリーンローラ、100 シャーシ機構、200
エンジン、300 駆動ローラ、401,402 従動
ローラ、401a,402a 第1部分、401b,4
02b 第2部分、401c,402c 第3部分、5
00 油圧伝動装置。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芝生面に接触して移動することにより、
    芝生面を手入する装置であって、 本体と、 前記本体の上に載せられた動力源と、 前記本体に取付けられ、芝生面に接触して回転する駆動
    輪と、 前記駆動輪から離隔して操舵可能に前記本体に取付けら
    れ、芝生面に接触して回転する操舵輪と、 前記動力源から前記駆動輪に回転運動を伝達し、前記操
    舵輪に回転運動を伝達しない動力伝達機構とを備え、 前記動力源と前記動力伝達機構とは、前記駆動輪の上に
    位置づけられて前記本体の上に載せられ、前記操舵輪の
    上に位置づけられておらず、 前記操舵輪は、筒状の第1輪と筒状の第2輪とを有し、
    前記第1輪は軸方向において所定の位置で分割されてお
    り、前記第2輪は前記第1輪の分割位置とは異なる位置
    で軸方向において分割されている、 芝生面手入装置。
  2. 【請求項2】 前記動力伝達機構は、前記動力源から伝
    達された回転運動の回転方向および回転速度を調整して
    前記駆動輪に伝達する油圧伝動装置を含む、請求項1に
    記載の芝生面手入装置。
  3. 【請求項3】 前記操舵輪はゴムに比べて芝生面との摩
    擦係数が小さい樹脂により形成されている、請求項1ま
    たは2に記載の芝生面手入装置。
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