JP3392556B2 - 冷却装置 - Google Patents

冷却装置

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JP3392556B2
JP3392556B2 JP31423594A JP31423594A JP3392556B2 JP 3392556 B2 JP3392556 B2 JP 3392556B2 JP 31423594 A JP31423594 A JP 31423594A JP 31423594 A JP31423594 A JP 31423594A JP 3392556 B2 JP3392556 B2 JP 3392556B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蒸発器を流通する冷媒に
よる騒音を低減した冷却装置に関するものであり、さら
に、圧縮機など冷却装置の騒音、振動を低減し、壁やキ
ャビネットの共振や共鳴を抑え、設置された寝室などに
快適性を提供する冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より家庭用、ホテル用、旅館用など
の冷蔵庫や業務用冷蔵庫においては、断熱壁にて箱状の
本体を構成し、この本体の例えば下部に接して、機械室
を構成すると共に、この機械室内に冷凍サイクルの一部
を構成する圧縮機を設置している。
【0003】しかしながら、モータの駆動により圧縮機
は振動し、且つ、内部は高圧力となるものであるから、
比較的大きな騒音を発生する。特に、前述の如く機械室
は外部に連通されているため、圧縮機からの騒音(圧縮
機のモータ回転音、冷凍機油の攪拌音、冷媒の音など、
冷凍サイクルの管路の共振など)は殆どそのまま外部に
伝達されることになり、従って、特に家庭、ホテル、旅
館用冷蔵庫においては係る騒音が極めて耳障りなものと
なる問題があった。
【0004】一方、この圧縮機は通常モータによって駆
動されるものであるため、冷却運転時にモータの発生す
る熱損、機械部品の摩擦によって発生する熱、或は圧縮
冷媒から伝達される熱等によって圧縮機は発熱する。
【0005】係る発熱によって圧縮機の温度が異常に高
くなると、機械部品の焼き付きやモータ巻線の焼損等の
故障が発生する問題があるため、従来一般的には機械室
を開放するか、圧縮機を設置する台に孔を設けたり、機
械室を閉じるカバーにスリットを設けることにより、機
械室内を外部に連通させ、且つ、機械室内には送風機を
設けて機械室内に外気を強制通風させることにより圧縮
機の放熱を促進させていた。
【0006】そこで、例えば、吸音材と放熱フィンから
成る防音ケースを圧縮機に被せ、かかる防音ケースによ
って防音と放熱を行ったり(実公昭47−16427号
公報)、また、水を十分満たした毛管材から成る放熱兼
防音装置を同様に圧縮機に被せることによって同様の防
音・放熱作用を発揮させたり(実公昭53−40724
号公報)、また、弾力性のある骨材と熱伝導性シーラか
ら成る吸音材を圧縮機の外周に巻き付け、それによって
熱放散を能率的に行わせ、且つ、騒音の低減を図る提案
がある(実公平1−13822号公報)。
【0007】しかしながら、上記従来の防音・放熱対策
では、圧縮機の周囲のみに限定されるため、その放熱面
積も限られており、従って、圧縮機からの発熱を放散さ
せる能力にも限界がある問題があった。
【0008】また、機械室を閉塞部材で覆って密閉する
と共に、圧縮機本体の周囲に熱交換的に取り付け、且つ
機械室外に延出して外気により冷却される伝熱部材を設
けたり(特開平6−194027号公報)、あるいは機
械室を遮音部材で覆って密閉すると共に、圧縮機本体の
周囲に熱交換的にサーモサイフォンの受熱側を取り付
け、且つサーモサイフォンの放熱側を機械室内の熱良導
部材に熱交換的に取り付ける提案がある(特開平6−2
29660号公報)。
【0009】一方、一般的にこの種の冷蔵庫は冷凍サイ
クル中の蒸発器を流通する冷媒による騒音の問題があ
る。図12に一般的冷蔵庫の冷凍サイクルを示す。圧縮
機8から圧送される高温高圧の冷媒ガスは、冷媒吐出管
20を経て凝縮器21で放熱液化しドライヤ22を経て
キャピラリチューブ23に流入し、ここにおいて流通抵
抗により減圧され、蒸発器11a内で蒸発気化してその
気化熱により蒸発器11aの表面を冷却しながら冷媒吸
込管24を経て再び圧縮機8に還流する冷凍サイクルを
構成している。
【0010】図13は従来のシングル・インレット方式
蒸発器の説明図である。Aはインレット部を示し、イン
レット部Aが蒸発器11aの中の高い位置にある他の部
分とほぼ同じ高さに設けられている例を(a)に示す。
インレット部Aが蒸発器11aの最も低い位置に設けら
れている例を(b)に示す。25は冷媒通路である。
【0011】図14に示すように、従来のシングル・イ
ンレット方式蒸発器11aにおいては、キャピラリチュ
ーブ23の吐出端26と接続した蒸発器11aの冷媒通
路25との接続部では冷媒の流通面積が一挙に100倍
程度に激増する。この部分の冷媒の状態をみると一般に
液化冷媒約95%、ガス化冷媒約5%の割合の気液2相
流をなして流動するが、この場合液体冷媒と気体冷媒と
の間に速度差と比重差を生ずるものであり、これにより
液体と気体との摩擦音及び液体冷媒中における泡状冷媒
ガスの破裂音などの音を発生するという欠点がある。そ
してこのときに生ずる音は冷媒通路の管内摩擦等による
流音に比してはるかに大きいものであり、特に家庭用冷
蔵庫やルームクーラ等に用いるものにおいては夜間等前
記接続部における冷媒の蒸発に伴う音が騒がしく感ぜら
れるという不具合がある。また、蒸発器11aの冷媒戻
り管路31は冷媒吸込管24に連結されているので冷媒
戻り管路31から冷媒吸込管24に至る管路においても
冷媒に起因する騒音が発生する問題がある。また、従
来、シングル・インレット方式蒸発器11aにおいて、
冷媒が流れでる管路はスリーブ(図示せず)を介して冷
媒吸入管24に接続されるが、冷媒が流れでる管路の断
面積はスリーブの断面積より大きいので、スリーブ中の
冷媒は流速が増大し、結果的に冷媒による音が大きくな
る不具合があった。
【0012】蒸発器を流通する冷媒による騒音を低減す
るために、蒸発器の冷媒流入口部において冷媒の流通路
の一側部或いは両側部において適数個の空洞部を設ける
ことにより音響濾波器の作用をなさしめ、これによって
冷却器から発生する騒音を減少させるようにした冷却装
置(実公昭47−2605号公報)や、キャピラリーチ
ューブと蒸発器とを接続する連絡管に拡部および狭部と
を交互に複数段形成した消音装置(実公昭40−291
18号公報)などが提案されている。
【0013】上記のような提案により蒸発器を流通する
冷媒による騒音はある程度低減されるものの未だ不十分
である。また、寝室又はホテル、旅館の客室に置かれた
冷蔵庫の騒音は圧縮機の振動など冷蔵庫自身の騒音によ
るものと、それ以外に冷蔵庫の振動が壁などに共振、共
鳴したり、冷蔵庫を設置したキャビネットに共振、共鳴
する騒音があるので、上記防音・放熱対策では壁やキャ
ビネットに共振、共鳴する騒音の解消や放熱が不十分で
あり限界がある問題があった。
【0014】一方、冷凍機の冷媒として用いられている
ものは、従来、ジクロロジフルオロメタン(R−12)
や共沸混合冷媒のR−12と1,1−ジフルオロエタン
(R−152a)とからなるR−502が通常の冷凍装
置に好適であり、鉱物油やアルキルベンゼン系油等の冷
凍機油を使用した冷凍サイクルは、信頼性、耐久性など
の高い品質レベルに至っている。
【0015】しかしながら上記の各冷媒は、その高いオ
ゾン破壊の潜在性により、大気中に放出されて地球上空
のオゾン層に到達すると、このオゾン層を破壊する。こ
のオゾン層の破壊は冷媒中の塩素基(Cl)により引き
起こされる。そこで、この塩素基の含有量の少ない冷
媒、例えはクロロジフルオロメタン(HCFC−22、
R−22)、塩素基を含まない冷媒、例えはジフルオロ
メタン(HFC−32、R−32)、ペンタフルオロエ
タン(HFC−125、R−125)や1,1,1,2
−テトラフルオロエタン(HFC−134a、R−13
4a)、あるいはこれらの混合物がこれらの代替冷媒と
して考えられている。これらのHFC系冷媒に対して使
用される冷凍機油は、HFC系冷媒と相溶性の少ない鉱
物油やアルキルベンゼン系油等、あるいはHFC系冷媒
と相溶性のあるエステル系潤滑油、エーテル系潤滑油、
それらの混合油などがある。これらのHFC系冷媒ある
いはHFC系冷媒およびHC系冷媒(プロパン、ブタ
ン、ペンタンなど)などを主体とする冷媒を用いて、騒
音の問題を効果的に解消すると共に、放熱効果を向上さ
せた冷却装置の開発が強く望まれていた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の如き
従来技術の課題を解決するために成されたものであり、
蒸発器を流通する冷媒による騒音を低減した冷却装置を
提供すること、さらに、圧縮機など冷却装置の騒音、振
動を低減し、壁やキャビネットの共振や共鳴を抑え、し
かもその放熱効果を向上させ、設置された寝室などに快
適性を提供する冷却装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記の課題
を解決すべく研究を重ねた結果、蒸発器の冷媒の入口近
傍/出口近傍の冷媒流通パスを改良し、好ましくはさら
にシングル・インレット方式蒸発器のインレット部を蒸
発器の特定の位置に設けることにより蒸発器を流通する
冷媒による騒音を低減でき、また更に断熱箱体の外箱を
制振板で作ると共に、機械室を制振板で覆って密閉し
て、前記断熱箱体にネジで取り付けるなど、溶接以外の
手段により取り付け、且つ圧縮機の潤滑油を冷却するオ
イルクーラを設けることにより、課題を解決できること
を見いだし、本発明を完成するに至った。
【0018】本発明の請求項1の発明は、開口部に開閉
扉を備える断熱箱体の下部に機械室を設け冷凍サイクル
を有した冷却装置において、冷凍サイクルのシングル・
インレット方式蒸発器の冷媒出口管路をスリーブを介し
て冷媒吸入管に連結し、前記冷媒出口管路によって形成
される流路断面積(イ)、前記スリーブによって形成さ
れる流路断面積(ロ)および前記冷媒吸入管によって形
成される流路断面積(ハ)が、(イ)<(ロ)<(ハ)
となるようにしたことを特徴とする冷却装置である。
下、前記冷媒出口管路によって形成される流路断面積
(イ)を冷媒出口管路の断面積、前記スリーブによって
形成される流路断面積(ロ)をスリーブの断面積、前記
冷媒吸入管によって形成される流路断面積(ハ)を冷媒
吸入管の断面積と称す。
【0019】
【0020】本発明の請求項の発明は、請求項1記
の冷却装置において、前記断熱箱体の外箱を制振板で作
り、前記機械室を制振板で覆って前記断熱箱体に溶接以
外の手段により取り付けて密閉すると共に、冷凍サイク
ルの圧縮機の潤滑油を冷却するオイルクーラを設けたこ
とを特徴とする。
【0021】本発明の請求項の発明は、請求項2記
の冷却装置において、制振板が制振鋼板であることを特
徴とする。
【0022】本発明の請求項の発明は、請求項2記
の冷却装置において、前記断熱箱体の外箱が制振板を用
いて溶接以外の手段により作られた外箱であることを特
徴とする。
【0023】本発明の請求項の発明は、請求項2記
の冷却装置において、前記オイルクーラが、冷凍サイク
ルの圧縮機と主凝縮器との間に設けた副凝縮器を利用し
たオイルクーラであるか、あるいはサーモサイホンを利
用したオイルクーラであることを特徴とする。
【0024】本発明の請求項の発明は、請求項2記
の冷却装置において、制振板で覆った前記機械室をシー
ル材を介して前記断熱箱体に螺子止めにより取り付けた
ことを特徴とする。
【0025】本発明の請求項の発明は、請求項1ない
し請求項6記載の冷却装置において、冷媒がHFC系冷
媒あるいはHFC系冷媒およびHC系冷媒を主体とする
冷媒であることを特徴とする。
【0026】
【作用】開口部に開閉扉2を備える断熱箱体3の下部に
機械室4を設け冷凍サイクルを有した本発明の冷却装置
1は、冷凍サイクルのシングル・インレット方式蒸発器
11の冷媒出口管路32をスリーブ29を介して冷媒吸
入管24に連結し、且つスリーブ29の断面積は冷媒出
口管路32の断面積以上としたことにより、冷媒戻り管
路31から冷媒吸込管24に至る管路において、冷媒の
流速の上昇がなくなり、余分な乱流の発生が抑えられる
ので冷媒に起因する騒音を抑制できる。
【0027】蒸発器11のインレット部Aを該蒸発器1
1の他の部分より高い位置に設けると共にキャピラリー
チューブ19を固定するカシメ部30と冷媒通路25と
の間に断面積が多段に増加する複数の管路(27、2
8)および/または断面積が徐々に増加する管路を設け
れば、吐出端26と接続した冷媒通路25との接続部で
冷媒の流通面積が徐々に増加するので冷媒による騒音を
低減できる。また、インレット部Aを蒸発器11の他の
部分より高い位置に設ければ、ガス化冷媒が冷媒吸入管
24に吸入され易くなるなどの理由により、液体冷媒中
における泡状冷媒ガスの破裂音などの音が抑制される。
【0028】本発明の冷却装置は、開口部に開閉扉2を
備える断熱箱体3の下部に機械室4を設けた冷凍サイク
ルを有した冷却装置1の断熱箱体3の外箱5を制振板で
作り、機械室4を制振板で覆って、断熱箱体3に溶接以
外の手段により取り付けて密閉すると共に、冷凍サイク
ルの圧縮機8の潤滑油を冷却するオイルクーラ(18a
あるいは18b)を設けることが好ましい。
【0029】機械室4を制振板を用いて作られた圧縮機
台7やカバー6などで覆って、断熱箱体3に溶接以外の
手段により取り付けて密閉すれば、圧縮機8などの騒音
や振動を抑制できると共に、断熱箱体3の外箱5も制振
板で作れば、冷凍装置1自身から発生する騒音を効果的
に解消すると共に、冷凍装置1自身は振動、騒音を実質
的に発しないので壁やキャビネットに共振、共鳴するこ
とに起因する騒音も解消することができる。
【0030】制振板で作った圧縮機台7やカバー6など
で機械室4を覆った後、断熱箱体3にシール材を介して
ネジ止めするなど、溶接以外の手段により取り付けるこ
とが騒音をより効果的に解消できるので好ましい。
【0031】制振板で作られた外箱5もシール材を介し
てネジ止めするなど、溶接以外の手段により作ることが
騒音をより効果的に解消できるので好ましい。
【0032】本発明で用いる制振板は特に限定されず、
例えば金属板間に制振材や吸音材を挟み込んだ市販品を
使用することができ、具体的にはゴム、ゴム組成物ある
いは樹脂組成物などを金属板間に介在させた制振鋼板を
用いれば、入手や取り扱いなども容易である上、騒音や
振動を容易に抑制できる。
【0033】圧縮機8の潤滑油の熱放散を能率的に行え
るオイルクーラを用いて圧縮機8の温度上昇を抑えるこ
とが好ましい。オイルクーラは特に限定されず、例えば
冷凍サイクルの圧縮機8と主凝縮器13との間に設けた
副凝縮器14を利用したオイルクーラ18a、あるいは
サーモサイホンを利用したオイルクーラ18bを用いる
ことができる。
【0034】冷媒としてHFC系冷媒などあるいはHF
C系冷媒およびHC系冷媒を主体とする冷媒を用いれば
冷媒に起因するオゾン層破壊の問題がなくなる。
【0035】
【実施例】以下、図1〜図11により本発明の内容をさ
らに具体的に説明するが、本発明はこれらの内容に何ら
限定されるものではない。図1は本発明の冷却装置の実
施例としてのホテル用冷蔵庫1の断面説明図を示してい
る。冷蔵庫1は、前方に開口した制振板製の外箱5内に
間隔を存して内箱10を挿入し、両箱間に発泡ポリウレ
タン等の断熱材を現場発泡方式にて充填することによ
り、冷蔵庫本体としての断熱箱体3(断熱壁)を形成し
たものであり、この断熱箱体3の前方開口は扉2によっ
て開閉自在に閉塞されている。断熱箱体3の庫内には、
冷凍サイクルの一部を構成する蒸発器(冷却器)11が
設置され、該冷却器によって前記庫内は所定の温度に冷
却される。9は扉パネルである。
【0036】冷蔵庫1の下端後部には断熱箱体3の断熱
壁によって前記庫内と隔離された機械室4が形成されて
いる。この機械室4は前方および上方が断熱箱体3によ
って閉塞されると共に、制振板で作られた圧縮機台7や
圧縮機8を含む機械室4部分を覆う制振板で作られたカ
バー6などで覆って、該断熱箱体3にシール材16を介
してネジ17で取り付けてあり、下方は制振板製の圧縮
機台7によって閉塞され、完全に密閉されている。15
はゴム製あるいは樹脂製の足あるいはキャスターであ
る。この機械室4内には前記冷却器と共に冷凍サイクル
の一部を構成する圧縮機8が設置される。この圧縮機8
は内部のモータによって駆動されるものであり、その構
造としてはレシプロ型、ロータリー型、或はスクロール
型等の種々の構造が適用される。
【0037】圧縮機8の図示しない油溜り中の冷凍機油
はオイルクーラ18aにより冷却されている。図2に本
発明の冷却装置の冷凍サイクルの例を示す。8は蒸発気
化した冷媒を圧縮して副凝縮器14、主凝縮器13に吐
出する圧縮機、副凝縮器14、主凝縮器13は冷媒を凝
縮液化する凝縮器、19は圧力を減圧するキャピラリー
チューブ、11は液化冷媒を蒸発させる蒸発器、矢印は
冷媒の流れを示す。副凝縮器14で冷却され液化した冷
媒を圧縮機8の冷凍機油を冷却するための媒体として用
いるために、冷凍サイクルの管路の一部を圧縮機8の油
溜り中に熱交換関係に配置してオイルクーラ18aを形
成している。オイルクーラ18aの吸熱部aは圧縮機8
の油溜り中に熱交換関係に配置される。そして、オイル
クーラ18aは、そこから上方に延在され、機械室4か
ら出て外箱5の背面板上に取り付け具12(図1参照)
を用いて、上部の放熱部bは蛇行状に折曲され外気と熱
交換関係に固定される。
【0038】そして、冷却運転時、圧縮機8のモータが
駆動されると、圧縮機8から高温高圧のガス冷媒が吐出
され、副凝縮器14で冷却され液化した冷媒は冷凍機油
を冷却した後、主凝縮器13にてさらに凝縮され、キャ
ピラリーチューブ19にて減圧された後、冷却器11に
流入して冷却作用を発揮し、それによって庫内は冷却さ
れる。一方、モータの駆動によって圧縮機8は振動し、
圧縮機8及び機械室4内の冷媒配管からは騒音が発生す
る。機械室4は制振板製の圧縮機台7、カバー6などに
よって外部から完全に密閉されているので、圧縮機8を
含む機械室4内の部品などからの騒音や振動は断熱箱体
3及び圧縮機台7、カバー6などによって良好に吸収、
或は遮断され、外部に漏れる音量や振動は著しく低減さ
れる。
【0039】また、圧縮機台7やカバー6自体を接続す
る場合や、圧縮機台7やカバー6を断熱箱体3に取り付
けるには、溶接以外の方法を用いることが好ましい。溶
接以外の方法としては、シール材16を介してネジ17
で取り付ける(図1参照)方法を挙げることができる。
こうすることにより、圧縮機8にて発生した振動を良好
に吸収できる。また、断熱箱体3の外箱5も制振板製で
あるので冷蔵庫1自体の発する騒音や振動は著しく少な
くなる。それらによって、冷蔵庫1の静音化を一層促進
させることが可能となる。
【0040】また、圧縮機8が運転されると、圧縮機8
は前述の如く種々の発熱源からの熱により高温となる
が、オイルクーラ18aによって冷凍機油が効率良く冷
却されるので、圧縮機8の異常温度上昇が解消されるよ
うになるので、焼き付けや巻線の焼損等の故障の発生も
防止される。
【0041】オイルクーラ18aの放熱作用により、機
械室4内に従来の如き送風機や通風路を形成する必要が
なくなるので、機械室4の容積を縮小することができ、
それによって、断熱箱体3内の庫内有効溶積の拡張を図
ることが可能となる。
【0042】図3に本発明の冷却装置の他の冷凍サイク
ルの例を示す。ここで、図3はオイルクーラの他の実施
例を示しており、図中図1および図2と同一符号は同一
のものを示す。この場合、圧縮機8にはオイルクーラ1
8bとして、サーモサイフォンが取り付けられる。この
サーモサイフォンは、例えば鉄や銅製のパイプから成る
閉回路内に、水、エタノール、或はフロン等の作動流体
を封入して構成されており、飽和状態の前記作動流体
は、冷凍機油の油溜りで熱を吸収して蒸気となり、上方
に登り、凝縮側で自然放熱により熱を放出し、凝縮する
作用を発揮するものである。
【0043】係るサーモサイフォン下部の前記蒸発側
(吸熱部)aは圧縮機8の油溜り中に熱交換関係に配置
される。そして、サーモサイフォンは、そこから上方に
延在され、機械室4から出て外箱5の背面板上に取り付
け具12(図1参照)を用いて、上部の凝縮側(放熱
部)bは蛇行状に折曲され外気と熱交換関係に固定され
る。
【0044】そして、サーモサイフォンの蒸発側a内の
作動流体は、圧縮機8からの熱を吸収して蒸発し、上方
に登って凝縮側bに流入する。凝縮側bは制振板製の外
箱5の背面板に取り付け具(図示せず)を用いて、外気
と熱交換関係に固定されているので、作動流体は外気に
より凝縮され、同時に外気中に圧縮機8から吸収した熱
を放射する。これによって、前述同様に圧縮機8の異常
温度上昇が解消されるようになる。また、機械室4は同
様に密閉されているので、同様に騒音も著しく低減され
ることになる。
【0045】図4は、本発明で用いる蒸発器11のイン
レット部A近傍の管路の説明図である。19はキャピラ
リーチュブ、29はスリーブ、31は冷媒戻り管路、3
2は冷媒出口管路、24は冷媒吸入管を示す。キャピラ
リーチュブ19から蒸発器11に入った冷媒は、気化し
てその気化熱により蒸発器11の表面を冷却した後、冷
媒戻り管路31を通り、スリーブ29を介して連結され
ている冷媒出口管路32からスリーブ29を経て冷媒吸
入管24に流れて図示しない圧縮機8に吸入される。冷
媒出口管路32からスリーブ29を経て冷媒吸入管24
に至るまでの管路において、スリーブ29の断面積は冷
媒出口管路32の断面積以上としてある。それにより、
冷媒の流速の上昇がなくなり、余分な乱流の発生が抑え
られるので、冷媒戻り管路31から冷媒吸込管24に至
る管路における冷媒に起因する騒音を抑制できる。
【0046】図5は、図4に示したインレット部A近傍
の管路のA−Aを断面にして示す説明図である。
【0047】図6は、図4に示したインレット部A近傍
の管路のB−Bを断面にして示す説明図である。斜線の
部分が冷媒が冷媒出口管路32を通る通路であり、斜線
の部分の面積を冷媒出口管路32の断面積と称す。
【0048】図7は、図4に示したインレット部A近傍
の管路のC−Cを断面にして示す説明図である。斜線の
部分が冷媒がスリーブ29を通る通路であり、斜線の部
分の面積をスリーブ29の断面積と称す。
【0049】図8は、図4に示したインレット部A近傍
の管路のD−Dを断面にして示す説明図である。斜線の
部分が冷媒が冷媒吸入管24を通る通路であり、斜線の
部分の面積を冷媒吸入管24の断面積と称す。上記例に
おいては、冷媒出口管路32の断面積、スリーブ29の
断面積および冷媒吸入管24の断面積が、(冷媒出口管
路32の断面積<スリーブ29の断面積<冷媒吸入管2
4の断面積)と段々大きくなっている。
【0050】図9は本発明で好ましく用いる蒸発器11
の展開平面説明図である。キャピラリチューブ19を経
て蒸発器11に入った冷媒は断面積が少し増大した管路
27に入って蒸発し、さらに断面積が増大した管路28
に入って蒸発を続け、続いて冷媒通路25内で蒸発気化
してその気化熱により蒸発器11の表面を冷却しなが
ら、冷媒戻り管路31やスリーブ29などを経て冷媒吸
込管24に流れ図示しない圧縮機8に還流する。30は
キャピラリチューブ19を固定するカシメ部であり、冷
媒通路25との間に断面積が2段に増加するように2個
の管路27と管路28が連結して設けられているので、
従来のシングル・インレット方式蒸発器のように冷媒の
流通面積が一挙に激増することがなく、冷媒による騒音
を低減できる。
【0051】図10はインレット部Aの取り付け位置を
示す蒸発器の説明図である。本発明で用いる蒸発器11
においては、好ましくはインレット部Aは蒸発器11の
他の部分より高い位置に設ければ、ガス化冷媒が冷媒吸
入管24に吸入され易くなるなどの理由により、液体冷
媒中における泡状冷媒ガスの破裂音などの音が抑制され
る。蒸発器11としては2枚のアルミニウム板などを貼
り合わせ両板間に蛇行状の冷媒通路を膨出形成した所謂
ロールボンド式熱交換器が好ましく用いられる。
【0052】制振板で作られた圧縮機台7(厚さ1.2
mm)や機械室4部分を覆う制振板で作られたカバー6
(厚さ1.2mm)などで機械室4を完全に覆ったホテ
ル用冷蔵庫に図4に示すような、冷媒出口管路32から
スリーブ29を経て冷媒吸入管24に至るまでの管路の
断面積が(冷媒出口管路32の断面積<スリーブ29の
断面積<冷媒吸入管24の断面積)と、段々に拡大され
ている管路を有する蒸発器を付けて運転して、振動数2
0Hz〜20KHzの範囲にわたる騒音、振動を測定し
た結果を図11の(b)に示す。比較のために図14に
示す従来のシングル・インレット方式蒸発器11aを用
いて同様に試験した結果を図11の(a)に示す。
(a)に比較して、(b)の方が全体的に騒音、振動が
少ないことが判る。
【0053】なお、騒音の測定は、実使用時を考慮して
JIS C9607(電気冷蔵庫及び電気冷凍庫)には
規定されていない木製キャビネット内に冷蔵庫を設置し
て測定した。木製キャビネットは試験する冷蔵庫より左
右、高さ、奥行がいずれも20cm大きい内容を有する
ものを使用した。木製キャビネット内に冷蔵庫を設置し
て測定した以外はJIS C9607(電気冷蔵庫及び
電気冷凍庫)に記載の騒音試験に準じて行った。
【0054】尚、オイルクーラとして実施例では副凝縮
器を利用したオイルクーラとサーモサイフォンを利用し
たオイルクーラを例にとり説明したが、それに限らず、
ヒートパイプ等を採用しても同様の放熱効果を期待でき
る。また、実施例では家庭用冷蔵庫について説明した
が、それに限らず、ショーケースや業務用冷蔵庫にも本
発明は有効である。
【0055】
【発明の効果】本発明の冷却装置は、蒸発器の冷媒の出
口近傍の冷媒流通パスを改良し、好ましくはさらに蒸発
器の冷媒の入口近傍の冷媒流通パスを改良し、シングル
・インレット方式蒸発器のインレット部を蒸発器の特定
の位置に設けることにより蒸発器を流通する冷媒による
騒音を低減できる。またさらに、断熱箱体の外箱を制振
板で作り、機械室を制振板で覆って密閉して、前記断熱
箱体にシール材を介してネジ止めするなどの方法により
取り付け、且つ圧縮機の潤滑油を冷却するオイルクーラ
を設けることにより、圧縮機など冷蔵庫自身から発生す
る騒音や振動を効果的に解消すると共に、振動が壁やキ
ャビネットに共振、共鳴することに起因する騒音や振動
を解消し、しかもその放熱効果を向上できる。本発明の
冷却装置は家庭、ホテル、旅館などで使用した場合、設
置された寝室などに快適性を提供でき、且つHFC系冷
媒あるいはHFC系冷媒およびHC系冷媒などを用いる
こともでき、簡単な構成からなるので経済的である上、
効果が大きいので産業上の利用価値が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の冷却装置の断面説明図である。
【図2】 本発明の冷却装置の冷凍サイクルを示す。
【図3】 本発明の冷却装置の他の冷凍サイクルを示
す。
【図4】 本発明で用いる蒸発器のインレット部近傍の
管路の説明図である。
【図5】 図4に示したインレット部A近傍の管路のA
−Aを断面にして示す説明図である。
【図6】 図4に示したインレット部A近傍の管路のB
−Bを断面にして示す説明図である。
【図7】 図4に示したインレット部A近傍の管路のC
−Cを断面にして示す説明図である。
【図8】 図4に示したインレット部A近傍の管路のD
−Dを断面にして示す説明図である。
【図9】 本発明で用いる蒸発器の展開平面説明図であ
る。
【図10】 インレット部の取り付け位置を示す本発明
で用いる蒸発器の説明図である。
【図11】 周波数と騒音レベルの関係を示すグラフで
ある。
【図12】 一般的冷蔵庫の冷凍サイクルの説明図であ
る。
【図13】 従来の蒸発器の説明図である。
【図14】 従来の蒸発器のインレット部近傍の管路の
説明図である。
【符号の説明】
A インレット部 1 冷蔵庫 2 開閉扉 3 断熱箱体 4 機械室 5 外箱 6 カバー 7 圧縮機台 8 圧縮機 9 扉パネル 10 内箱 11、11a 蒸発器 12 取り付け具 13 主凝縮器 14 副凝縮器 15 ゴム製の足など 16 シール材 17 ネジ 18a、18b オイルクーラ 19 キャピラリーチューブ 20 冷媒吐出管 21 凝縮器 22 ドライヤ 23 キャピラリーチューブ 24 冷媒吸入管 25 冷媒通路 26 吐出端 27、28 管路 29 スリーブ 30 カシメ部 31 冷媒戻り管路 32 冷媒出口管路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−26719(JP,A) 特開 平6−229660(JP,A) 特開 平5−64699(JP,A) 特開 平6−174357(JP,A) 実開 昭52−19061(JP,U) 実開 平1−119873(JP,U) 実開 昭59−76964(JP,U) 実開 平5−94683(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 19/00 520

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部に開閉扉を備える断熱箱体の下部
    に機械室を設け冷凍サイクルを有した冷却装置におい
    て、冷凍サイクルのシングル・インレット方式蒸発器の
    冷媒出口管路をスリーブを介して冷媒吸入管に連結し、
    前記冷媒出口管路によって形成される流路断面積
    (イ)、前記スリーブによって形成される流路断面積
    (ロ)および前記冷媒吸入管によって形成される流路断
    面積(ハ)が、(イ)<(ロ)<(ハ)となるようにし
    たことを特徴とする冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記断熱箱体の外箱を制振板で作り、前
    記機械室を制振板で覆って前記断熱箱体に溶接以外の手
    段により取り付けて密閉すると共に、冷凍サイクルの圧
    縮機の潤滑油を冷却するオイルクーラを設けたことを特
    徴とする請求項1記載の冷却装置。
  3. 【請求項3】 制振板が制振鋼板である請求項記載の
    冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記断熱箱体の外箱が制振板を用いて溶
    接以外の手段により作られた外箱である請求項記載の
    冷却装置。
  5. 【請求項5】 前記オイルクーラが、冷凍サイクルの圧
    縮機と主凝縮器との間に設けた副凝縮器を利用したオイ
    ルクーラであるか、あるいはサーモサイホンを利用した
    オイルクーラである請求項記載の冷却装置。
  6. 【請求項6】 制振板で覆った前記機械室をシール材を
    介して前記断熱箱体に螺子止めにより取り付けた請求項
    記載の冷凍装置。
  7. 【請求項7】 冷媒がHFC系冷媒あるいはHFC系冷
    媒およびHC系冷媒を主体とする冷媒である請求項1な
    いし請求項記載の冷凍装置。
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