JP3392521B2 - 物干し竿支持具 - Google Patents
物干し竿支持具Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物干し竿の各端部を支
持するために、住宅等の壁面に取り付けられる物干し竿
支持具に関する。 【0002】 【従来の技術】住宅においては、ベランダに対する出入
口が設けられた壁面に、物干し竿を支持するための物干
し竿支持具が取り付けられている。この物干し竿支持具
は、ベランダの出入口の各側方の上部に、壁面からほぼ
水平状態で延出するように壁面に支持されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このような物干し竿支
持具は、通常、貫通孔内に物干し竿の各端部を挿入する
ことにより、あるいは、凹溝内に物干し竿の各端部を載
置することにより、物干し竿を支持している。このため
に、貫通孔内に物干し竿の各端部を挿入する際に、ある
いは、凹溝上に物干し竿の各端部を載置する際に、物干
し竿の各端部を側方へ、大きく引き出すおそれがある。 【0004】また、物干し竿支持具が配置される壁面の
各側部には、その壁面に直交する壁面を配置して入り隅
を構成することが行われる。また、隣家の壁面とによっ
て、入り隅を形成する場合もある。このような場合に
は、物干し竿の各端部が物干し竿支持具から側方へ大き
く引き出されると、入り隅を形成する壁面、あるいは、
壁面に形成された窓ガラスに衝突して、その壁面あるい
は窓ガラスを破損するおそれがある。 【0005】さらに、物干し竿支持具を、壁面の外側表
面に直接取り付ける場合には、壁面に対して物干し竿支
持具が垂直状態で延出しているために、両者の取付強度
が充分でなく、物干し竿支持具に大きな重量が加わる
と、物干し竿支持具が壁面から容易に離脱するおそれも
ある。このような問題を解決するために、物干し竿支持
具の基端部を壁面内に埋設して支持する構成であれば、
物干し竿支持具は、壁面に対して強固に支持されるが、
物干し竿支持具を容易に取り付けることができないとい
う問題がある。 【0006】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、その目的は、壁面に対して強固に取り付
けることができ、また、物干し竿の端部によって周辺部
を破損するおそれのない物干し竿支持具を提供すること
にある。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の物干し竿支持具
は、複数の物干し竿の端部が並んで支持されるように直
線状に延びる長板状のプレート部に複数の貫通孔が形成
された竿支持部材と、この竿支持部材にて支持された物
干し竿の端部が当接するように、竿支持部材の側方に所
定の間隔をあけた状態で配置されて、この竿支持部材を
支持する保護部材と、この保護部材の基端部が壁面内に
挿入されて固定されるように、壁面内に配置された固定
部材と、を具備することを特徴とするものであり、その
ことにより上記目的が達成される。 【0008】 【作用】本発明の物干し竿支持具では、壁面内に固定さ
れた固定部材に対して、保護部材の基端部が壁面内に挿
入されて取り付けられる。保護部材には、物干し竿の各
端部が支持される竿支持部材が取り付けられており、こ
の竿支持部材によって支持された物干し竿の各端部は、
保護部材に当接することによって、側方への延出量が制
限される。 【0009】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。 【0010】図1は本発明の物干し竿支持具の分解斜視
図、図2はその物干し竿支持具を壁面に取り付けた状態
を示す平断面図である。この物干し竿支持具は、一対を
1組として、図2に示すように、住宅における開口部4
1が設けられた壁面を構成する複合パネル40に取り付
けられる。各物干し竿支持具は、複合パネル40の開口
部41を挟むように、開口部41の各側方である複合パ
ネル40の上部にそれぞれが配置されている。 【0011】開口部41が設けられた複合パネル40
は、外周縁部に配置されたフレーム体41を有してお
り、また、開口部41の周縁部を構成するサッシ43が
フレーム体42の内部に配置されている。この複合パネ
ル40のフレーム体42は、隅柱60に取り付けられて
おり、この隅柱60に、複合パネル40に対して直交状
態になった壁面を構成する複合パネル50が取り付けら
れている。この複合パネル50は、長方形状に枠組みさ
れたフレーム体51に、パネル体53が取り付けられて
構成されている。 【0012】各物干し竿支持具は同構造をしており、例
えば、開口部41を有する複合パネル40のフレーム体
42内に取り付けられる固定部材20と、この固定部材
20に基端部が取り付けられて、複合パネル50に沿う
ように延出する保護部材30と、6本の物干し竿のそれ
ぞれの端部が貫通されて支持されるようにこの保護部材
30に沿って取り付けられた竿支持部材10とを有して
いる。 【0013】固定部材20は、垂直状態になった長板状
の一対の固定側プレート21および取付側プレート22
と、固定側プレート21および取付側プレート22を連
結する連結体23とを有している。固定側プレート21
および取付側プレート22は、直方体状の連結体23に
よって適当な間隔をあけた状態で平行に支持されてお
り、取付側プレート22が固定側プレート21に対して
若干下側に配置されている。 【0014】固定側プレート21は、複合パネル40の
フレーム体42内に配置されている。フレーム体42
は、隅柱60に対して遠方側の側部に開口部が設けられ
た断面コ字状をしており、固定側プレート21が、フレ
ーム体42の開口部に対向する内面に当接されるように
なっている。固定側プレート21は、上端部および下端
部にボルト孔21aおよび21bがそれぞれ設けられて
おり、各ボルト孔21aおよび21bを挿通するボルト
25および26(図3参照)と、各ボルト25および2
6に締めつけられるナット27および28(図3参照)
とによって固定側プレート21はフレーム体42に固定
される。 【0015】連結体23は、フレーム体42の開口部を
挿通しており、取付側プレート22は、フレーム体42
の枠内に位置されている。取付側プレート22は、上端
部および下端部にボルト孔22aおよび22bがそれぞ
れ設けられている。取付側プレート22には、保護部材
30の基端部に設けられた連結プレート31が取り付け
られる。 【0016】固定部材20は、強度および耐蝕性に優れ
たステンレス鋼板によって一体に形成されているが、軟
鋼、銅合金、アルミニウム鋼等の他の材質によって形成
してもよい。 【0017】保護部材30は、固定部材20の取付側プ
レート22に当接する平板状の連結プレート31と、こ
の連結プレート31に対して複合パネル40の外部にほ
ぼ水平状態で延出する保護プレート32とを有してい
る。連結プレート31の上端部および下端部には、ボル
ト孔31aおよび31bがそれぞれ設けられている。各
ボルト孔31aおよび31bは、固定部材20の取付側
プレート22に設けられたボルト孔22aおよび22b
に整合して配置されており、各ボルト孔31aおよび2
2a、31bおよび22bにボルト34および35(図
4参照)がそれぞれ挿通されてナット(図示せず)によ
って締めつけられることにより、固定部材20の取付側
プレート22に、保護部材30の連結プレート31が取
り付けられる。 【0018】保護部材30の保護プレート32は、厚さ
方向を水平方向にし、また、幅方向を垂直方向として、
保護プレート32の上下方向中央部から複合パネル40
の外部に延出している。保護プレート32は、複合パネ
ルの外側において、複合パネル50に接近するように折
り曲げられて、複合パネル50に沿って先端側に延出し
ており、複合パネル40の開口部41周縁部に配置され
たサッシ43の外側にまで延出すると、複合パネル50
から離れる方向に折り曲げられた後に、複合パネル50
に沿った状態で先端側に延出している。 【0019】保護部材30の保護プレート32上面に
は、一対のブラケット部33が、適当な間隔をあけて配
置されている。各ブラケット部33は、保護プレート3
2の上面から複合パネル50の遠方側に水平状態で延出
して、先端部が垂直状態になるように下側に屈曲されて
いる。そして、各ブラケット部33の垂直状態になった
部分にて、竿支持部材10が支持されるようになってい
る。 【0020】竿支持部材10は、保護部材30の保護プ
レート32とは平行になった長板状のプレート部11
と、このプレート部11の外周縁部全体に取り付けられ
た断面円形状の補強縁部12とを有している。プレート
部11の各端部は半円状に突出した状態になっており、
各端部外周縁に取り付けられた補強縁部16も半円環状
に突出している。 【0021】竿支持部材10のプレート部11には、保
護プレート32における各ブラケット部33の垂直状態
になった部分に対向して、ボルト孔11aがそれぞれ設
けられており、各ボルト孔11aに対向して、各ブラケ
ット部33の垂直部にもボルト孔(図示せず)がそれぞ
れ設けられている。プレート部11は、各ブラケット部
の垂直部分に当接した状態で、各ボルト孔11aおよび
ブラケット部33に設けられたボルト孔内にボルト(図
示せず)がそれぞれ挿通されて、ナットによって締めつ
けられることにより、保護プレート32に固定されてい
る。従って、竿支持部材10のプレート部11は、保護
部材30の保護プレート32に対して所定の間隔をあけ
た状態で、平行に支持されている。 【0022】竿支持部材10のプレート部11には、長
手方向に沿って6個の貫通孔11bが、等しい間隔をあ
けて設けられており、各貫通孔11b内に物干し竿の端
部が挿入されて支持される。 【0023】このような構成の物干し竿支持具は次のよ
うにして複合パネル40に取り付けられる。図3に示す
ように、まず、固定部材20が、複合パネル40の垂直
状態になったフレーム体42内に配置されて、固定部材
20の固定側プレート21が、フレーム体42の開口部
と対向する側面に圧接される。そして、その側面に予め
設けられたボルト孔に、固定側プレート21に設けられ
た各ボルト孔21aおよび21bを整合させて、ボルト
25および26がそれぞれ挿通し、各ボルト25および
26にナット27および28をそれぞれ螺合して締めつ
ける。これにより、固定側プレート21がフレーム体4
2に固定される。 【0024】このような状態になると、図4に示すよう
に、保護部材30の連結プレート31が、複合パネル4
0のフレーム体42とサッシ43との間に挿入されて、
フレーム体40に取り付けられた固定部材の取付側プレ
ート22に当接される。そして、取付側プレート22の
各ボルト孔22aおよび22bと連結プレート31の各
ボルト孔31aおよび31bとを整合させて、ボルト3
4および35をそれぞれ挿通する。各ボルト34および
35にはナット(図示せず)が螺合されて締めつけられ
る。これにより、保護部材30の連結プレート31が、
固定部材20の取付側プレート22に固定される。 【0025】このような構成の物干し竿支持具では、竿
支持部材10におけるプレート部11に設けられた各貫
通孔11b内に、物干し竿の各端部が挿通されて支持さ
れる。物干し竿の各端部は、プレート部11に対して大
きく延出しようとしても、プレート部11とは適当な間
隔をあけて配置された保護プレート32に当接するため
に、複合パネル50のパネル体53を傷つけるおそれが
ない。 【0026】 【発明の効果】本発明の物干し竿支持具は、このよう
に、壁面内に設けられた固定部材に対して保護部材の基
端部が取り付けられており、この保護部材に対して、物
干し竿の各端部を支持する竿支持部材が取り付けられて
いるために、竿支持部が壁面に対して強固に支持されて
いる。従って、竿支持部材に大きな重量が加わっても竿
支持部材が壁面から離脱するおそれがない。 【0027】竿支持部材に支持された物干し竿の各端部
は、側方に延出しても、保護部材に当接するために、保
護部材の側方に配置された壁面や窓ガラス等を傷つける
おそれがない。 【0028】
持するために、住宅等の壁面に取り付けられる物干し竿
支持具に関する。 【0002】 【従来の技術】住宅においては、ベランダに対する出入
口が設けられた壁面に、物干し竿を支持するための物干
し竿支持具が取り付けられている。この物干し竿支持具
は、ベランダの出入口の各側方の上部に、壁面からほぼ
水平状態で延出するように壁面に支持されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このような物干し竿支
持具は、通常、貫通孔内に物干し竿の各端部を挿入する
ことにより、あるいは、凹溝内に物干し竿の各端部を載
置することにより、物干し竿を支持している。このため
に、貫通孔内に物干し竿の各端部を挿入する際に、ある
いは、凹溝上に物干し竿の各端部を載置する際に、物干
し竿の各端部を側方へ、大きく引き出すおそれがある。 【0004】また、物干し竿支持具が配置される壁面の
各側部には、その壁面に直交する壁面を配置して入り隅
を構成することが行われる。また、隣家の壁面とによっ
て、入り隅を形成する場合もある。このような場合に
は、物干し竿の各端部が物干し竿支持具から側方へ大き
く引き出されると、入り隅を形成する壁面、あるいは、
壁面に形成された窓ガラスに衝突して、その壁面あるい
は窓ガラスを破損するおそれがある。 【0005】さらに、物干し竿支持具を、壁面の外側表
面に直接取り付ける場合には、壁面に対して物干し竿支
持具が垂直状態で延出しているために、両者の取付強度
が充分でなく、物干し竿支持具に大きな重量が加わる
と、物干し竿支持具が壁面から容易に離脱するおそれも
ある。このような問題を解決するために、物干し竿支持
具の基端部を壁面内に埋設して支持する構成であれば、
物干し竿支持具は、壁面に対して強固に支持されるが、
物干し竿支持具を容易に取り付けることができないとい
う問題がある。 【0006】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、その目的は、壁面に対して強固に取り付
けることができ、また、物干し竿の端部によって周辺部
を破損するおそれのない物干し竿支持具を提供すること
にある。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の物干し竿支持具
は、複数の物干し竿の端部が並んで支持されるように直
線状に延びる長板状のプレート部に複数の貫通孔が形成
された竿支持部材と、この竿支持部材にて支持された物
干し竿の端部が当接するように、竿支持部材の側方に所
定の間隔をあけた状態で配置されて、この竿支持部材を
支持する保護部材と、この保護部材の基端部が壁面内に
挿入されて固定されるように、壁面内に配置された固定
部材と、を具備することを特徴とするものであり、その
ことにより上記目的が達成される。 【0008】 【作用】本発明の物干し竿支持具では、壁面内に固定さ
れた固定部材に対して、保護部材の基端部が壁面内に挿
入されて取り付けられる。保護部材には、物干し竿の各
端部が支持される竿支持部材が取り付けられており、こ
の竿支持部材によって支持された物干し竿の各端部は、
保護部材に当接することによって、側方への延出量が制
限される。 【0009】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。 【0010】図1は本発明の物干し竿支持具の分解斜視
図、図2はその物干し竿支持具を壁面に取り付けた状態
を示す平断面図である。この物干し竿支持具は、一対を
1組として、図2に示すように、住宅における開口部4
1が設けられた壁面を構成する複合パネル40に取り付
けられる。各物干し竿支持具は、複合パネル40の開口
部41を挟むように、開口部41の各側方である複合パ
ネル40の上部にそれぞれが配置されている。 【0011】開口部41が設けられた複合パネル40
は、外周縁部に配置されたフレーム体41を有してお
り、また、開口部41の周縁部を構成するサッシ43が
フレーム体42の内部に配置されている。この複合パネ
ル40のフレーム体42は、隅柱60に取り付けられて
おり、この隅柱60に、複合パネル40に対して直交状
態になった壁面を構成する複合パネル50が取り付けら
れている。この複合パネル50は、長方形状に枠組みさ
れたフレーム体51に、パネル体53が取り付けられて
構成されている。 【0012】各物干し竿支持具は同構造をしており、例
えば、開口部41を有する複合パネル40のフレーム体
42内に取り付けられる固定部材20と、この固定部材
20に基端部が取り付けられて、複合パネル50に沿う
ように延出する保護部材30と、6本の物干し竿のそれ
ぞれの端部が貫通されて支持されるようにこの保護部材
30に沿って取り付けられた竿支持部材10とを有して
いる。 【0013】固定部材20は、垂直状態になった長板状
の一対の固定側プレート21および取付側プレート22
と、固定側プレート21および取付側プレート22を連
結する連結体23とを有している。固定側プレート21
および取付側プレート22は、直方体状の連結体23に
よって適当な間隔をあけた状態で平行に支持されてお
り、取付側プレート22が固定側プレート21に対して
若干下側に配置されている。 【0014】固定側プレート21は、複合パネル40の
フレーム体42内に配置されている。フレーム体42
は、隅柱60に対して遠方側の側部に開口部が設けられ
た断面コ字状をしており、固定側プレート21が、フレ
ーム体42の開口部に対向する内面に当接されるように
なっている。固定側プレート21は、上端部および下端
部にボルト孔21aおよび21bがそれぞれ設けられて
おり、各ボルト孔21aおよび21bを挿通するボルト
25および26(図3参照)と、各ボルト25および2
6に締めつけられるナット27および28(図3参照)
とによって固定側プレート21はフレーム体42に固定
される。 【0015】連結体23は、フレーム体42の開口部を
挿通しており、取付側プレート22は、フレーム体42
の枠内に位置されている。取付側プレート22は、上端
部および下端部にボルト孔22aおよび22bがそれぞ
れ設けられている。取付側プレート22には、保護部材
30の基端部に設けられた連結プレート31が取り付け
られる。 【0016】固定部材20は、強度および耐蝕性に優れ
たステンレス鋼板によって一体に形成されているが、軟
鋼、銅合金、アルミニウム鋼等の他の材質によって形成
してもよい。 【0017】保護部材30は、固定部材20の取付側プ
レート22に当接する平板状の連結プレート31と、こ
の連結プレート31に対して複合パネル40の外部にほ
ぼ水平状態で延出する保護プレート32とを有してい
る。連結プレート31の上端部および下端部には、ボル
ト孔31aおよび31bがそれぞれ設けられている。各
ボルト孔31aおよび31bは、固定部材20の取付側
プレート22に設けられたボルト孔22aおよび22b
に整合して配置されており、各ボルト孔31aおよび2
2a、31bおよび22bにボルト34および35(図
4参照)がそれぞれ挿通されてナット(図示せず)によ
って締めつけられることにより、固定部材20の取付側
プレート22に、保護部材30の連結プレート31が取
り付けられる。 【0018】保護部材30の保護プレート32は、厚さ
方向を水平方向にし、また、幅方向を垂直方向として、
保護プレート32の上下方向中央部から複合パネル40
の外部に延出している。保護プレート32は、複合パネ
ルの外側において、複合パネル50に接近するように折
り曲げられて、複合パネル50に沿って先端側に延出し
ており、複合パネル40の開口部41周縁部に配置され
たサッシ43の外側にまで延出すると、複合パネル50
から離れる方向に折り曲げられた後に、複合パネル50
に沿った状態で先端側に延出している。 【0019】保護部材30の保護プレート32上面に
は、一対のブラケット部33が、適当な間隔をあけて配
置されている。各ブラケット部33は、保護プレート3
2の上面から複合パネル50の遠方側に水平状態で延出
して、先端部が垂直状態になるように下側に屈曲されて
いる。そして、各ブラケット部33の垂直状態になった
部分にて、竿支持部材10が支持されるようになってい
る。 【0020】竿支持部材10は、保護部材30の保護プ
レート32とは平行になった長板状のプレート部11
と、このプレート部11の外周縁部全体に取り付けられ
た断面円形状の補強縁部12とを有している。プレート
部11の各端部は半円状に突出した状態になっており、
各端部外周縁に取り付けられた補強縁部16も半円環状
に突出している。 【0021】竿支持部材10のプレート部11には、保
護プレート32における各ブラケット部33の垂直状態
になった部分に対向して、ボルト孔11aがそれぞれ設
けられており、各ボルト孔11aに対向して、各ブラケ
ット部33の垂直部にもボルト孔(図示せず)がそれぞ
れ設けられている。プレート部11は、各ブラケット部
の垂直部分に当接した状態で、各ボルト孔11aおよび
ブラケット部33に設けられたボルト孔内にボルト(図
示せず)がそれぞれ挿通されて、ナットによって締めつ
けられることにより、保護プレート32に固定されてい
る。従って、竿支持部材10のプレート部11は、保護
部材30の保護プレート32に対して所定の間隔をあけ
た状態で、平行に支持されている。 【0022】竿支持部材10のプレート部11には、長
手方向に沿って6個の貫通孔11bが、等しい間隔をあ
けて設けられており、各貫通孔11b内に物干し竿の端
部が挿入されて支持される。 【0023】このような構成の物干し竿支持具は次のよ
うにして複合パネル40に取り付けられる。図3に示す
ように、まず、固定部材20が、複合パネル40の垂直
状態になったフレーム体42内に配置されて、固定部材
20の固定側プレート21が、フレーム体42の開口部
と対向する側面に圧接される。そして、その側面に予め
設けられたボルト孔に、固定側プレート21に設けられ
た各ボルト孔21aおよび21bを整合させて、ボルト
25および26がそれぞれ挿通し、各ボルト25および
26にナット27および28をそれぞれ螺合して締めつ
ける。これにより、固定側プレート21がフレーム体4
2に固定される。 【0024】このような状態になると、図4に示すよう
に、保護部材30の連結プレート31が、複合パネル4
0のフレーム体42とサッシ43との間に挿入されて、
フレーム体40に取り付けられた固定部材の取付側プレ
ート22に当接される。そして、取付側プレート22の
各ボルト孔22aおよび22bと連結プレート31の各
ボルト孔31aおよび31bとを整合させて、ボルト3
4および35をそれぞれ挿通する。各ボルト34および
35にはナット(図示せず)が螺合されて締めつけられ
る。これにより、保護部材30の連結プレート31が、
固定部材20の取付側プレート22に固定される。 【0025】このような構成の物干し竿支持具では、竿
支持部材10におけるプレート部11に設けられた各貫
通孔11b内に、物干し竿の各端部が挿通されて支持さ
れる。物干し竿の各端部は、プレート部11に対して大
きく延出しようとしても、プレート部11とは適当な間
隔をあけて配置された保護プレート32に当接するため
に、複合パネル50のパネル体53を傷つけるおそれが
ない。 【0026】 【発明の効果】本発明の物干し竿支持具は、このよう
に、壁面内に設けられた固定部材に対して保護部材の基
端部が取り付けられており、この保護部材に対して、物
干し竿の各端部を支持する竿支持部材が取り付けられて
いるために、竿支持部が壁面に対して強固に支持されて
いる。従って、竿支持部材に大きな重量が加わっても竿
支持部材が壁面から離脱するおそれがない。 【0027】竿支持部材に支持された物干し竿の各端部
は、側方に延出しても、保護部材に当接するために、保
護部材の側方に配置された壁面や窓ガラス等を傷つける
おそれがない。 【0028】
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の物干し竿支持具の一例を示す分解斜視
図である。 【0030】 【図2】その物干し竿支持金具が壁面に取付けられた状
態を示す平断面図である。 【0031】 【図3】その物干し竿支持具の取付状態を説明する斜視
図である。 【0032】 【図4】その物干し竿支持具の取付状態を説明する、図
3とは異なる方向からの斜視図である。 【0033】 【符号の説明】 10 竿支持部材 11 プレート部 12 補強縁部 20 固定部材 21 固定側プレート 22 取付側プレート 23 連結体 30 保護部材 31 連結プレート 32 保護プレート 33 ブラケット部 40 複合パネル 41 開口部 42 フレーム体 43 サッシ 50 複合パネル 51 フレーム体 53 パネル体
図である。 【0030】 【図2】その物干し竿支持金具が壁面に取付けられた状
態を示す平断面図である。 【0031】 【図3】その物干し竿支持具の取付状態を説明する斜視
図である。 【0032】 【図4】その物干し竿支持具の取付状態を説明する、図
3とは異なる方向からの斜視図である。 【0033】 【符号の説明】 10 竿支持部材 11 プレート部 12 補強縁部 20 固定部材 21 固定側プレート 22 取付側プレート 23 連結体 30 保護部材 31 連結プレート 32 保護プレート 33 ブラケット部 40 複合パネル 41 開口部 42 フレーム体 43 サッシ 50 複合パネル 51 フレーム体 53 パネル体
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数の物干し竿の端部が並んで支持され
るように直線状に延びる長板状のプレート部に複数の貫
通孔が形成された竿支持部材と、 この竿支持部材にて支持された物干し竿の端部が当接す
るように、竿支持部材の側方に所定の間隔をあけた状態
で配置されて、この竿支持部材を支持する保護部材と、 この保護部材の基端部が壁面内に挿入されて固定される
ように、壁面内に配置された固定部材と、 を具備することを特徴とする物干し竿支持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14197194A JP3392521B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 物干し竿支持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14197194A JP3392521B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 物干し竿支持具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08895A JPH08895A (ja) | 1996-01-09 |
JP3392521B2 true JP3392521B2 (ja) | 2003-03-31 |
Family
ID=15304390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14197194A Expired - Fee Related JP3392521B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 物干し竿支持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3392521B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5166887B2 (ja) * | 2008-01-11 | 2013-03-21 | 大建工業株式会社 | 物干し装置 |
JP5507956B2 (ja) * | 2009-10-22 | 2014-05-28 | 大和ハウス工業株式会社 | 物干竿止め部材及びこれを備えた物干竿支持具 |
-
1994
- 1994-06-23 JP JP14197194A patent/JP3392521B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08895A (ja) | 1996-01-09 |
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