JP3392273B2 - 織機及び中空糸膜の糸束の製造装置 - Google Patents

織機及び中空糸膜の糸束の製造装置

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JP3392273B2
JP3392273B2 JP31704395A JP31704395A JP3392273B2 JP 3392273 B2 JP3392273 B2 JP 3392273B2 JP 31704395 A JP31704395 A JP 31704395A JP 31704395 A JP31704395 A JP 31704395A JP 3392273 B2 JP3392273 B2 JP 3392273B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脆弱で切れ易い糸
を織ることの可能な織機及び、特に中空糸膜を横糸とし
て織り込んだ中空糸膜の糸束を製造するための製造装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の中空糸膜モジュールの構造説明図
を図7及び図8に示す。
【0003】一般的に従来より使用されている中空糸膜
モジュールとしては、筒状のケース内に直線状の中空糸
膜が装填され、ケースの両端部を封止する両端封止タイ
プのものと(図7)、U字型に折り曲げられた中空糸膜
を有底状のハウジングケース内に装填して、ケースの片
面側のみ封止する片側封止タイプのものがあり(図
8)、使用用途により使い分けられている。
【0004】図7は両側封止タイプの中空糸膜モジュー
ル100を利用した濾過装置110を例示したものであ
る。中空糸膜モジュール100は直線状の中空糸膜10
1を筒状のケース102の中に装填し、両端をポッティ
ング剤103で封止したものである。封止部端面105
a,105bには中空糸膜の端面が開口した状態で現れ
ているもので、流入孔104aからケース102内部に
流入した濾過対象流体が中空糸膜101の膜表面を透過
して端面の開口から流出するものである。
【0005】濾過装置110は中空糸膜モジュール10
0を内部に装填するハウジング111を備え、濾過対象
流体を流入口112から内部に取り込み、前記の流入孔
104aから中空糸膜モジュール100内部に流入させ
て濾過を行う。
【0006】この濾過装置110は濾過対象流体が中空
糸膜101の膜表面を常時流れることで、膜表面に異物
が付着することを最小限に抑えることの可能ないわゆる
クロスフロータイプであって、ケース102の流出孔1
04bを経てハウジング111の流出口113から透過
しなかった濾過対象流体が流れ出る構成を採用してい
る。
【0007】また、封止部端面105a,105bから
は中空糸膜101の膜を透過した透過流体が流れ出て、
透過流体出口114a,114bから排出される。
【0008】一方、図8に示した中空糸膜モジュール2
00は多数本の中空糸膜を束ねてU字状として、その中
空糸膜束201を両端を開口するハウジングケース21
0内に挿入し、ハウジングケース210の一方の開口端
部にて中空糸膜束201の隙間及び中空糸膜束201と
ハウジングケース210間の隙間を封止材202で封止
固定する。
【0009】そして、その封止固定された中空糸膜束2
01の端末と硬化した封止材202とを共に切断し、各
中空糸膜の端末を開口して、封止部端面としての中空糸
膜開口端面203を形成しているものである。
【0010】この中空糸膜モジュール200は矢印A2
01方向に従って流入孔211を通りハウジングケース
210内部に流入される各種流体を、中空糸膜束201
を通過させて濾過し、中空糸膜開口端面203から矢印
A202方向に流出させるものである。
【0011】このような中空糸膜モジュールは、次のよ
うな工程を経て製作されており、一例として図9により
U字型に折り曲げられた中空糸膜を装填する片側封止タ
イプの中空糸膜モジュールの製作工程の概要を説明す
る。
【0012】まず、中空糸膜の糸201aを巻取り治具
301を軸302により回転して長円状に巻取成型して
いく。この時中空糸膜の糸201aは非常に切れ易いの
で不図示のテンションコントローラにより巻取り速度の
変化を吸収している(図9(a))。
【0013】次に、作業者は所定の巻き数に巻取った中
空糸膜の糸束201bを巻取り治具301からはずす
(図9(b))。
【0014】糸がからまないように慎重に扱いながら略
中央部で2つに切断してU字状の中空糸膜の糸束201
cとする(図9(c))。
【0015】そして、中空糸膜の糸束201cをケース
内に装填可能な円柱形状に成形し、必要であればナイロ
ン等の束ね糸で束ねたり、またシート材で包み込む等の
作業を行って形状を保持することの可能な状態にし、ハ
ウジングケース210内に装填する(図9(d))。
【0016】これ以降の封止固定工程や開口部作成等は
前述の通りである。また、直線状の中空糸膜を使用する
中空糸膜モジュール100の場合には、上記の長円状の
中空糸膜の糸束201bを使用する場合には両端を切断
すれば良い。
【0017】しかしながら、上記の方法で中空糸膜の糸
束を作成する場合において、作業者の手指により中空糸
膜を扱うので、非常に慎重に扱わないと中空糸膜が切れ
たり、糸の束のほぐれ、また絡んだりすることが発生し
易く、非常に扱いにくいものである。また、中空糸膜モ
ジュールのケース内に装填するために円柱状に成形して
形状を保持することも必要となっていた。
【0018】そこで、上記の中空糸膜の糸束を、横糸と
しての中空糸膜と縦糸により織られたすだれ状の織り物
とした状態で取り扱うと、従来の状態では一本一本ばら
けてしまう中空糸膜が整列して上記の問題を解決し得る
取扱が容易なものである。
【0019】図10は、すだれ状の織り物とした中空糸
膜の糸束400を説明する図である。但し、この中空糸
膜の糸束400は、本発明を説明する為の前提技術とし
て説明するものであり、周知の技術によるものではな
い。
【0020】図10において、401は横糸としての中
空糸膜であり1本あるいは複数本の中空糸膜を束ねたも
のである。
【0021】402は中空糸膜401を織り込んでいく
縦糸であり、ナイロンやテトロン等の合成繊維を材料と
しているもので、2本の糸402a,402bにより中
空糸膜401を挟み込むように織られている。この時、
中空糸膜401を縦糸402により織る際には、中空糸
膜401が縦糸402によりつぶれたり切断したりしな
いように、縦糸402の張力には充分注意を払う必要が
ある。
【0022】また403a,403bは両端部の中空糸
膜がほどけないように糸402a,402bを接合した
接合部である。
【0023】404は糸402a,402bの交差部で
ある。この交差部404において糸402a,402b
は単に交差しているのではなく、図10にあるように下
方から上方に向けて左回転で撚られている(半回転して
いるもので、回転方向は左右どちらでも良い)。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなすだれ状の織り物とした中空糸膜の糸束400を
製作する場合において、中空糸膜の特性から次のような
問題が発生し、従来の織機では糸束を織ることが不可能
であった。
【0025】すなわち、中空糸膜401は図11の模式
図に示されるように中空の可撓性の管で非常に細いホー
ス状のような形状をしているものの連続体であり、その
管壁に内壁面から外周表面まで通じる非常に小さい孔4
01aが無数に存在し、その孔401aを透過すること
のできる物質または流体のみを管壁の外側から内側へあ
るいは内側から外側へと透過させることにより異物の存
在する流体の濾過を行うものである。
【0026】従って、管壁の構造上から中空糸膜は非常
に切れ易く、伸びにくく、つぶれやすく、さらに面粗度
が低くすべりが悪いというもので、およそ従来の織機で
は織る事の不可能な材料である。
【0027】ここで従来の縦糸と横糸を使用して織り進
める一般的な織機を、模式化された構成図12で説明す
る。図12(a)は織機500の側方透視図であり、図
12(b)は矢視C1図である。
【0028】織機500の構成において、縦糸501
a,501bは織り幅に渡って所定の本数の縦糸ボビン
502a,502bに巻かれた状態から一本ずつ供給さ
れる。そして、縦糸501a,501bはガイドプーリ
503によりガイドされ、一定の張力を保ちつつ巻取り
ロール504a,504b,504cにより巻取られて
いく(縦糸送り機能)。
【0029】505は縦糸を開口するロッド506a,
506bを上下に運動させるためのクランク装置であ
り、各ロッドの途中に設けられている縦糸通し孔507
a,507bに各縦糸を通して各ロッドを上下動させる
ことで、縦糸の開口508を行う。また、各ロッドの他
端はスプリング509により付勢され移動の軌跡が一定
となるようにされている(縦糸開口機能)。
【0030】510はシャトルであり、縦糸の開口50
8を織り幅方向に不図示の押圧手段により押され、移動
しながらボビン510aに巻かれた横糸511を繰り出
していく。また、横糸511の端部は横糸連れ込み防止
手段512a,512bにより止められている(横糸通
し機能)。
【0031】513は矢印A501方向に移動すること
で、縦糸と組み合った横糸を押しつめて織り目を揃える
「おさ」であり、図12(b)において破線で描かれて
いる櫛状のものである(よこ打ち機能)。
【0032】また、巻取りロール504a,504b,
504cは織られた布部514を漸次巻取るものである
(巻取り機能)。
【0033】そして、織機は通常上記の縦糸送り、縦糸
開口、横糸通し、よこ打ち及び巻取の5つの機能を備え
るもので、この各機能を発揮する各構成要素の運動を制
御することにより布地を織り進めていく。
【0034】図13は上記の方法により織られた布地5
14である。
【0035】しかしながら、このような従来の織機50
0により中空糸膜を糸材として使用することを考えた場
合に、次のような問題点から中空糸膜を織ることは不可
能であった。
【0036】まず、中空糸膜を縦糸として使用すること
を想定した場合には、中空糸膜には縦糸の開口を行うと
きに必要となる所定の張力に耐える引っ張り強さや伸び
が備わっておらず、ロッド506a,506bが上下に
運動した際にすぐに切断してしまう。
【0037】また、中空糸膜を横糸として使用すること
を想定した場合には、まず中空糸膜をシャトル510の
ボビン510aに巻き、図12(b)のように織り幅方
向に不図示の押圧手段により押され、移動しながらボビ
ン510aに巻かれた中空糸膜を繰り出さなければなら
ない。
【0038】しかし中空糸膜は上記に図11により説明
したように、非常に切れ易く、伸びにくく、つぶれやす
く、さらに面粗度が低くすべりが悪いという性質のもの
で、比較的小径のボビン510aに巻くことさえ技術的
に難しいものとなってしまう。 つまり、小径のボビン
では中空糸膜を巻く際に中空糸膜が折れ易く、また巻き
重ねることでつぶれてしまい管の内部流量が低下してし
まう。また、折れやつぶれが発生せずに中空糸膜をボビ
ンに巻けるだけの大きさにシャトルを設定すると織機自
体が非常に大きく成り過ぎるので現実的ではない。
【0039】さらに、横糸としての中空糸膜を縦糸の開
口に通したとしても、おさ513により横糸を押しつめ
て織り目を揃える必要があり、縦糸とすれて傷がついた
り切れる問題や、開口の際に縦糸の張力により中空糸膜
を縦糸の交差させる部分ではさみつけてしまうという問
題も発生してしまう。
【0040】従って、中空糸膜の糸の性質にようる上記
問題により、従来の織機では中空糸膜を織ることは不可
能であった。
【0041】本発明はこの問題を解決するためになされ
たものでその目的とするところは、従来の織機では織る
事の不可能な切れ易く、伸びにくく、つぶれやすく、さ
らにすべりが悪いといった性質を備えた中空糸膜等の糸
を、織ることを可能とする織機及び中空糸膜の糸束の製
造装置を提供することにある。
【0042】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、縦糸を供給する少なくとも一対の
縦糸供給部材と、この縦糸供給部材のそれぞれを織布の
織り幅方向に沿った所要位置の両側に対向する第1の位
置と第2の位置に交互に入れ換えることで、供給される
縦糸同士を交差させながら撚ることの可能な縦糸入れ換
え手段と、織布の織り幅方向に沿って往復移動するもの
で、撚られた縦糸の交差部とこの交差部からそれぞれの
縦糸供給部材へと続く縦糸の間に横糸を載置する横糸供
給手段とを備え、前記縦糸入れ換え手段による縦糸の交
差及び撚り動作と前記横糸供給手段による横糸を載置す
る動作を交互に行う織機であって、前記縦糸入れ換え手
段は、織布が通過するために織布の織り幅方向に沿って
開口する開口部を備えた台座部と、この台座部の両側に
配設され、載置された前記縦糸供給部材を織布の織り幅
方向に沿ってそれぞれ反対方向に移動する第1移動台及
び第2移動台と、前記縦糸供給部材を一方の移動台から
前記台座部を経て他方の移動台へと移動させる移動手段
とを備え、前記移動手段により縦糸を交差させ、前記第
1移動台及び第2移動台により交差した縦糸を撚ること
を特徴とする。
【0043】
【0044】また、前記縦糸供給部材は縦糸が巻かれた
ボビンと、このボビンを収容するケースと、前記ボビン
の回動を所定の力で制動するブレーキ手段と、前記ボビ
ンから巻き戻された縦糸を前記ケースの外に導く出口
と、前記ボビンから出口へと続く縦糸をループ状に引き
込む引き込み経路と、前記縦糸のループ頂点部が掛か
り、前記引き込み経路の奥に向かって所定の力で縦糸を
引き込んでいく伸縮部材と、を備えたことも好ましい。
【0045】さらに、前記縦糸供給手段から供給され前
記縦糸入れ換え手段により撚られた縦糸同士を接合する
接合手段を備えたことも好ましい。
【0046】中空糸膜の糸束の製造装置として、上記記
載の織機と、横糸として中空糸膜を使用する。
【0047】従って、前記横糸供給手段は交差部からそ
れぞれの縦糸供給部材へと続く縦糸の間に織布の織幅方
向に往復移動しながら横糸を載置する。また、横糸を載
置された縦糸は縦糸入れ換え手段によりそれぞれの縦糸
供給手段の位置を入れ換えることで縦糸を交差及び撚る
ことで横糸が織り込まれ織布が形成される。
【0048】また、前記移動手段により縦糸を交差さ
せ、前記第1移動台及び第2移動台を織布の織り幅方向
に沿ってそれぞれ反対方向に移動させることで交差した
縦糸が撚り合わさる。
【0049】縦糸供給手段から供給される縦糸は交差部
と縦糸供給手段との距離が変化しても縦糸は引き込み経
路内に引き込まれることで、ルーズに弛んだりせず、張
力は一定の範囲内に保持される。
【0050】また、接合手段は縦糸を接合するので、縦
糸及び横糸のほぐれを防止する。
【0051】
【発明の実施の形態】以下に本発明を適用した織機とし
て、横糸に中空糸膜を使用する中空糸膜の糸束の製造装
置1を図示の実施の形態に基づいて説明する。
【0052】図1は、本発明を適用した中空糸膜の糸束
の製造装置1の外観説明図である。この中空糸膜の糸束
の製造装置1を簡単に説明すると、中空糸膜を巻いた不
図示のボビン3から供給される横糸としての中空糸膜2
を、織布6の矢印A1の織幅方向に沿って往復移動を行
う横糸供給手段7により供給すると共に、対となって配
設されている縦糸供給手段としてのシャトル4a,4b
(この説明では複数対存在しているシャトルを代表させ
ている)を縦糸入れ換え手段により入れ換え、シャトル
内部より供給される縦糸5a,5bにより中空糸膜2を
織り込んで織布6(中空糸膜の糸束)を形成するもので
ある。
【0053】縦糸5a,5bは、様々な材質の糸を使用
することが可能であるが、当実施の形態では、加熱する
ことで溶着接合することの可能なナイロンやテトロン等
の熱可塑性樹脂を材料として用いている。
【0054】図2(a)は中空糸膜の糸束の製造装置1
を図1における正面から見た状態の構成を模式的に説明
する図である。また、図2(b)は図2(a)において
中空糸膜の糸束の製造装置1をS1断面で切断した状態
の断面構成を説明する図であり、以下に図2(a)と図
2(b)を参照しながら製造装置1の各構成要素を説明
する。
【0055】3は横糸としての中空糸膜2が巻かれたボ
ビンである。7はボビン3から供給された中空糸膜2を
織布6として形成するために織布6の織幅方向に往復移
動する横糸供給手段である。そして、横糸供給手段7は
中空糸膜2を台座部としてのシャトルテーブル8aと8
bの間の開口部9に載置する。
【0056】横糸供給手段7は矢印A1の方向に織布6
の織幅にわたり往復移動する横糸繰り出しガイド7a
と、横糸繰り出しガイド7aを搭載して矢印A1の方向
に往復させる為の移動台7bと、移動台7bが往復移動
を行う軌道7cとを備え、トラバーサモータ7dを駆動
することにより、横糸繰り出しガイド7aを往復移動さ
せながらを中空糸膜2を供給する。
【0057】横糸繰り出しガイド7aは繰り出しローラ
対7eと、往復移動されながら供給する中空糸膜2の張
力を一定に保つテンションコントローラ7fとを備えて
いる。テンションコントローラ7fは中空糸膜2を付勢
して矢印A2方向に回動するものであり、また、繰り出
しローラ対7eは移動台7bが軌道7cを移動した距離
だけ中空糸膜2を繰り出す方向に回転して適切な長さの
中空糸膜2が供給されるように回転量を制御されてい
る。
【0058】もっとも中空糸膜2の切断強度が強く、往
復移動されながら開口部9に載置される以上の十分な強
度を保有するものであれば、テンションコントローラ7
fや繰り出しローラ対7eは上記のような構成に限ら
ず、簡略化することも可能である。
【0059】また、トラバーサモータ7dによる移動台
7bの往復移動は、例えば歯付きベルトやスクリューロ
ッド等の周知の方法により行うことが可能である。そし
て、トラバーサモータ7d自体の配設位置は、移動台7
bに直接設けることも可能である。
【0060】次に縦糸について説明する。縦糸5a,5
bはシャトル4a,4b内部のリール(シャトルに関し
ては後述される)に巻かれ、シャトルの移動と織布が織
り進むに従い、適宜リールから巻き戻されて供給され
る。
【0061】シャトル4a,4bは、シャトルテーブル
8aと8bの間の開口部9を挟んで対向する第1の位置
と第2の位置に配設されているもので、この実施の形態
では第1移動台としてのシャトルテーブル8c及び第2
移動台としてのシャトルテーブル8d上をこの第1の位
置と第2の位置としている。また、それぞれのシャトル
はシャトルテーブル8c及び8d上に設けられたシャト
ルケース10a,10bにより常に起立した状態で保持
されている。
【0062】そして、移動手段としてのシリンダ11
a,11bと該シリンダにより伸縮する押圧棒11c,
11dにより押されて、シャトル4a,4bは対となっ
てそれぞれ反対側の位置へと移動する。すなわち、シャ
トルテーブル8c(第1の位置)にあったシャトル4a
はシャトルテーブル8d(第2の位置)へと移動し、シ
ャトルテーブル8d(第2の位置)にあったシャトル4
bはシャトルテーブル8c(第1の位置)へと移動す
る。
【0063】また、シャトルテーブル8c,8dは縦糸
5a,5bを撚り合わせる機能を発揮させるために、シ
ャトルテーブル移動シリンダ12a,12bにより織布
6の織幅方向(矢印A1方向)に所定距離だけ往復移動
可能としている。
【0064】従って、シャトル4a,4bは、押圧棒1
1c,11dによる第1の位置と第2の位置とに入れ換
えられる方向の移動と、シャトルテーブル8c,8dの
矢印A1方向の移動との2方向に移動されることにな
り、この2方向の移動を組み合わせることで対となった
シャトル4a,4bが入れ換えられる。またこの入れ換
えを可能とする上記構成を総称して縦糸入れ換え手段と
する。
【0065】また、シャトル4a,4bがシャトルケー
スから押し出されシャトルテーブル8a,8b上に位置
した状態で各シャトルが倒れてしまうことを防止するた
めに不図示のシャトル保持部材によりシャトルの上部を
保持している。尚、シャトル4a,4bの移動に関して
は後述する。
【0066】13aは横糸供給手段7により供給された
中空糸膜2の両端の折返し部を保持して織幅を規制する
織幅規制部材である。13bは、この織幅規制部材13
aを中空糸膜2の両端の折返し部に係合する位置と、次
に形成される中空糸膜2の両端の折返し部を保持するた
めに織布6から退避した位置とに進退させる駆動シリン
ダである。13cは、織布6から退避した位置にある織
幅規制部材13aを新たに供給された中空糸膜2の上側
から確実に押えるように僅かに上方に移動させる動作を
行う駆動シリンダである。
【0067】14aは撚られた縦糸5a,5bを加熱し
て接合するヒータであり、縦糸を介した位置に設けられ
た圧接板14bに向かって前進して縦糸5a,5bを圧
接板14bとの間に挟み込んで加熱溶着させる。14c
はヒータ14aを前進させる駆動シリンダである。
【0068】15a,15b,15cは巻取りローラモ
ータ15dにより駆動され、織り上がった織布6を縦糸
方向の中空糸膜2の織られるピッチに同期して搬送する
巻取りローラ群である。
【0069】次に、先述のシャトル4a,4bの移動を
図3及び図4により説明する。図3は図2(b)のS2
切断線により切断された断面よりシャトルを上方から見
た図であり、図4は図3に対応する側面図である。両図
は共に、図2(b)よりシャトルの動作を説明するのに
必要な構成要素のみを抜粋して現している。
【0070】図3(a)は対となるそれぞれのシャトル
4aが、第1の位置と第2の位置としてのシャトルテー
ブル8cと8dの上に固定されているシャトルケース1
0a,10bに収納されている。また、シャトルテーブ
ル8cと8dはシャトル4a,4bを押圧棒11c,1
1dにより押圧可能な位置に停止しているものであり、
この状態からシャトルの移動を説明する。
【0071】まず、図3(a)の状態から押圧棒11
c,11dによりシャトル4a,4bをシャトルケース
10a,10bから押し出してシャトルテーブル8a,
8b上まで移動させる。この状態でシャトル4a,4b
とシャトルテーブル8c,8dとの係合状態は解消させ
られる(図3(b))。また、図3(b)の状態にある
シャトル4a,4bは上部を不図示のシャトル保持部材
により保持されているので倒れることはない。
【0072】次に図3(b)の状態にあるシャトルケー
ス10a,10bをシャトルテーブル8c,8dをそれ
ぞれ矢印A3およびA4の方向に移動することで移動す
る。この移動量はシャトルがさらに押圧棒により押され
て反対側のシャトルテーブルに移動した状態で、シャト
ルケースに収納される位置までとし、シャトルの入れ換
えを可能とする移動量である。(図3(c))。
【0073】押圧棒11c,11dをさらに突出させ
て、シャトル4a,4bがシャトルケース10b,10
aに収納するまで移動させる。この状態で、縦糸5a,
5bは交差部Kで中空糸膜2の上を交差することになる
(図3(d))。
【0074】押圧棒11c,11dを縮める(図3
(e))。
【0075】図3(e)の状態にあるシャトルケース1
0a,10bをシャトルテーブル8d,8cをそれぞれ
矢印A5およびA6の方向に移動させて、図3(a)の
最初の状態とする。但し、この状態でシャトルケース1
0a,10bに収納されているシャトルは入れ換えられ
ていることになる。また、この状態で交差部Kで交差し
た縦糸5a,5b同士が撚られることになる(図3
(f))。
【0076】さらに、上記図3(a)から図3(f)に
説明したプロセスを繰り返すことで、入れ換えられたシ
ャトル4bを4a’として、またシャトル4aを4b’
としてシャトルが矢印A7,A8に示す軌跡により互い
の位置を入れ換えることが可能となっている(図3
(g))。
【0077】図4(a)から図4(f)は上記説明の図
3(a)から図3(f)に対応しているものである。
【0078】図5はシャトル4aを説明するもので、シ
ャトル4aのカバーを取り除いて内部構造を露呈したも
のである。シャトルは上記の説明のように、第1の位置
と第2の位置とを往復しながら縦糸を供給するものであ
るが、この移動動作にかかわらず常に適正な張力に縦糸
を保つ必要がある。
【0079】すなわち、シャトルの移動中において、中
空糸膜2が載置され織り込まれる開口部9を通過すると
きに(図2(b)参照)、第1の位置あるいは第2の位
置にシャトルが移動するために巻き戻された縦糸の長さ
のまま通過すると、縦糸が弛んで適正な張力で中空糸膜
を織ることができずに網目が不揃いになったり、移動す
るシャトルに引っかかり、過大な張力を発生してしまう
ことで既に織り込まれた中空糸膜をつぶしたり切断して
しまうことが予想されるからである。
【0080】シャトル4aはケース41の内部に不図示
の軸により縦糸5aが巻かれたボビン42を軸支してい
る。
【0081】43はボビン42の回動を所定の力で制動
するブレーキ手段としてのリボン板である。リボン板4
3はケース41のボビンハウジング44の内周表面に端
部が固定され、中央部43aでボビン42の軸部を押圧
することで制動している。
【0082】ボビン42から巻き戻された縦糸5aは直
接的に出口44からケース41の外側に出るのではな
く、一端、縦糸5aをループ状に引き込む引き込み経路
45に引き込まれてから出口44へと導かれている。
【0083】46は縦糸5aを所定の力で引き込み経路
45の奥に向かって引き込む為の伸縮部材であり、スプ
リングやゴムひもが使用可能である。伸縮部材46の一
端は引き込み経路45の最も入口から遠い部分に固定さ
れており、また他端はテンションリング47を介して縦
糸5aのループの頂点と掛合されている。
【0084】48は引き込み経路45の入口部に設けら
れ、縦糸5aが通る経路を定めるプレート、49はテン
ションリング47のストッパである。
【0085】従って、ブレーキ手段としてのリボン板4
3によりボビン42が制動されてシャトルケース41内
部で縦糸5aが必要以上に繰り出されることがなく、一
定の張力で巻き戻される縦糸5aを供給する。また、シ
ャトル4aが第1の位置と第2の位置の間にある状態で
は、縦糸5aが引き込み経路45に引き込まれるので弛
むことがない。
【0086】図6は、上記においてそれぞれの構成要素
別に説明した中空糸膜の糸束の製造装置1の動作を、目
的とする中空糸膜の糸束(織布)を形成する為に各構成
要素の機能と動作を組み合わせ、中空糸膜の糸束の製造
装置1の動作と、織り進められる織布を模式的に説明す
る図である。この図6及び前に説明した図2を用いて中
空糸膜の糸束の製造装置1による織布6の製造プロセス
を以下に説明する。
【0087】まず、準備作業として、縦糸を供給する一
対のシャトル4a,4bをシャトルケース10a,10
bに装填する。本来は、複数セットのシャトルの対を適
宜必要とする場所に装填するのであるが、その他のシャ
トルの扱いも同様であるので、この説明においては説明
を簡略化するために一対としている。
【0088】縦糸5a,5bはシャトル4a,4bから
引き出して巻取りローラ15a,15b,15cに巻付
け、巻取りローラ15a,15b,15cを縦糸5a,
5bの弛みがなくなるまで巻き進めていく。この時、横
糸供給手段7の作動を停止させ、シャトル4a,4bの
移動動作のみを行うことで、縦糸5a,5bを撚り合わ
せることが可能になる。また、撚り合わさった縦糸を所
定の間隔でヒータ14aを前進させて縦糸を接合してお
く。また、織り込まれる中空糸膜のピッチに従って巻取
りローラの巻取りピッチを設定する。
【0089】横糸として、ボビンに巻かれた中空糸膜2
を横糸供給手段7の横糸繰り出しガイド7aにセットす
る。
【0090】織幅を設定するために左右の織幅規制部材
13a,13a’を所定の位置に移動して固定する。
【0091】ここまでは、オペレータの操作を必要とす
る準備作業であり、次に中空糸膜の糸束の製造装置1自
体による織り動作を説明する。
【0092】図6には、横糸繰り出しガイド7a及び縦
糸移動手段としてのシリンダ11a,11bやシャトル
を移動させる押圧棒11c,11d、巻取りローラ15
a,15b,15c等は図示されていないが、中空糸膜
が織り進められるに従い前述した動作を行うものとす
る。
【0093】a)まず図6(a)のシャトル4a,4b
により縦糸5a,5bの最初の交差部Kaを形成した状
態でシャトル4a,4bの移動を停止させる。横糸繰り
出しガイド7a(不図示)は織幅の左端に位置している
ものとする。横糸繰り出しガイド7a(不図示)は中空
糸膜2を繰り出しながら左端の先端部2aから右方向に
移動して交差部Ka及びKa’からそれぞれのシャトル
4a,4bへと続く縦糸5a,5bの間に載置するよう
に供給する。
【0094】b)次に図6(a)の矢印A9の方向に各
シャトル4a,4bを移動して位置を入れ換え、縦糸5
a,5bを交差部Kbで交差させながら撚り、図6
(b)の状態にする。
【0095】c)中空糸膜2の最初のUターン部2bを
右端のフック13aに掛け交差部Kbに載置しながら左
端のフック13bの近傍まで供給する(図6(c))。
【0096】d)それぞれのシャトル4a,bの位置を
入れ換えて縦糸5a,5bを交差部Kcで交差させなが
ら撚る(図6(d))。
【0097】e)巻取りローラ15a,15b,15c
により1ピッチ巻取る。
【0098】f)中空糸膜2の第2のUターン部2cを
左端のフック13a’に掛け交差部Kcに載置しながら
右端のフック13aの近傍まで供給する(図6
(e))。
【0099】g)それぞれのシャトル4a,bの位置を
入れ換えて交差部Kdで交差させながら縦糸5a,5b
を撚る(図6(e))。
【0100】h)右端のフック13aを中空糸膜2の最
初のUターン部2bからはずす。
【0101】i)右端のフック13aを中空糸膜2の第
3のUターン部2dに掛ける。
【0102】j)中空糸膜2を交差部Kdに載置しなが
ら左端のフック13a’の近傍まで供給する(図6
(f))。
【0103】k)左端のフック13a’を中空糸膜2の
第2のUターン部2cからはずす。 l)左端のフック13a’を中空糸膜2の第4のUター
ン部2eに掛ける。
【0104】m)巻取りローラ15a,15b,15c
により1ピッチ巻取る。
【0105】n)以下、上記の中空糸膜の糸束の製造装
置1の動作f)からm)までを1サイクルとして所定の
回数繰り返して必要な長さの中空糸膜の糸束を織る。
【0106】o)最後の縦糸2の交差部4xを接合して
中空糸膜がほぐれないようにする。以上の方法により、
図10で説明した中空糸膜の糸束400と同様のものを
連続的に形成することができる。
【0107】その後は縦糸5a,5bを切断して、すだ
れ状の中空糸膜の糸束を取り出し、中空糸膜モジュール
に使用する場合の巻取り等の2次加工は前述した従来技
術の通りである。
【0108】
【発明の効果】本発明の織機あるいは中空糸膜の糸束の
製造装置によれば、非常に脆弱な横糸及び横糸としての
中空糸膜を縦糸によりすだれ状の糸束として連続的に織
ることが可能となる。
【0109】従って、織られた中空糸膜の糸束はばらけ
ることがなく取扱が容易で中空糸膜の切れやほぐれ、か
らみ等の不具合が発生しない。
【0110】また、縦糸が中空糸膜の間の交差部で撚ら
れた状態にあることで、通常の織物のように縦糸が密に
織られていなくても縦糸がほどけることがないので、横
糸としての中空糸膜の幅方向の任意の場所に縦糸を独立
して位置させることが可能であり、縦糸の本数を減らす
ことも可能である。
【0111】また、縦糸入れ換え手段が台座部、第1及
び第2移動台及び縦糸供給部材を移動する移動手段を備
えることで、縦糸を交差させると共に撚りながら横糸を
織り込むことが可能である。
【0112】また、縦糸供給手段は供給する縦糸の張力
を一定の範囲内に保持し、縦糸による横糸のつぶれや切
断が発生しない。
【0113】また、接合手段は縦糸を接合するので、縦
糸及び横糸のほぐれを防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による中空糸膜の糸束の製造装置
の外観図。
【図2】図2(a)は製造装置の正面から見た場合の構
成を説明する図。図2(b)は製造装置のS1断面から
見た場合の構成を説明する図。
【図3】図3は対となっているシャトルの移動を説明す
る図(上方からみたもの)。
【図4】図4は対となっているシャトルの移動を説明す
る図(側方からみたもの)。
【図5】図5はシャトルの構造を説明する図。
【図6】図6は中空糸膜の糸束の製造装置の動作を説明
する図。
【図7】図7は従来の中空糸膜モジュール(両側封止タ
イプ)の図。
【図8】図8は従来の中空糸膜モジュール(片側封止タ
イプ)の図。
【図9】図9は中空糸膜モジュール(片側封止タイプ)
の製作工程の概要説明図。
【図10】図10はすだれ状の織り物とした中空糸膜の
糸束の図。
【図11】図11は中空糸膜の模式図。
【図12】図12(a)は従来技術による一般的な織機
の側方図。図12(b)はその矢視C1図。
【図13】図13は従来技術による一般的な織機により
織られた織布の図。
【符号の説明】
1 中空糸膜の糸束の製造装置(織機) 2 中空糸膜 (横糸) 2a 先端部 2b,2c,2d,2e Uターン部 3 ボビン 4a,4b シャトル(縦糸供給部材) 5a,5b 縦糸 6 織布(中空糸膜の糸束) 7 横糸供給手段 7a 横糸繰り出しガイド 7b 移動台 7c 軌道 7d トラバーサモータ 7e 繰り出しローラ対 7f テンションコントローラ 8a,8b シャトルテーブル(台座部) 8c シャトルテーブル(第1移動台) 8d シャトルテーブル(第2移動台) 9 開口部 10a,10b シャトルケース 11a,11b シリンダ(移動手段) 11c,11d 押圧棒 12a,12b シャトルテーブル移動シリンダ 13a,13a’ 織幅規制部材 13b,13c 駆動シリンダ 14a 接合ヒータ(接合手段) 14b 圧接板 14c 駆動シリンダ 15a,15b,15c 巻取りローラ群 15d 巻取りローラモータ 41 ケース 42 ボビン 43 リボン板(ブレーキ手段) 44 ボビンハウジング 44a 出口 45 引き込み経路 46 伸縮部材 47 テンションリング 48 プレート 49 ストッパ 400 中空糸膜の糸束 A1,A2,A3,A4,A5,A6,A7,A8,A
9 矢印 K,Ka,Kb,Kc,Kd,Ke 交差部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦糸を供給する少なくとも一対の縦糸供
    給部材と、この縦糸供給部材のそれぞれを織布の織り幅
    方向に沿った所要位置の両側に対向する第1の位置と第
    2の位置に交互に入れ換えることで、供給される縦糸同
    士を交差させながら撚ることの可能な縦糸入れ換え手段
    と、織布の織り幅方向に沿って往復移動するもので、撚
    られた縦糸の交差部とこの交差部からそれぞれの縦糸供
    給部材へと続く縦糸の間に横糸を載置する横糸供給手段
    とを備え、前記縦糸入れ換え手段による縦糸の交差及び
    撚り動作と前記横糸供給手段による横糸を載置する動作
    を交互に行う織機であって、 前記縦糸入れ換え手段は、織布が通過するために織布の
    織り幅方向に沿って開口する開口部を備えた台座部と、 この台座部の両側に配設され、載置された前記縦糸供給
    部材を織布の織り幅方向に沿ってそれぞれ反対方向に移
    動する第1移動台及び第2移動台と、 前記縦糸供給部材を一方の移動台から前記台座部を経て
    他方の移動台へと移動させる移動手段とを備え、 前記移動手段により縦糸を交差させ、前記第1移動台及
    び第2移動台により交差した縦糸を撚ることを特徴とす
    る織機。
  2. 【請求項2】 前記縦糸供給部材は縦糸が巻かれたボビ
    ンと、このボビンを収容するケースと、前記ボビンの回
    動を所定の力で制動するブレーキ手段と、前記ボビンか
    ら巻き戻された縦糸を前記ケースの外に導く出口と、前
    記ボビンから出口へと続く縦糸をループ状に引き込む引
    き込み経路と、前記縦糸のループ頂点部が掛かり、前記
    引き込み経路の奥に向かって所定の力で縦糸を引き込ん
    でいく伸縮部材と、を備えたことを特徴とする請求項1
    に記載の織機。
  3. 【請求項3】 前記縦糸供給手段から供給され前記縦糸
    入れ換え手段により撚られた縦糸同士を接合する接合手
    段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の
    織機。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3のいずれか一項に
    記載の織機において、横糸として中空糸膜を使用するこ
    とを特徴とする中空糸膜の糸束の製造装置。
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