JP4166889B2 - 処理済みコードの製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主としてタイヤ用補強材として使用する接着剤処理等の処理済みコードを製造する方法に関し、特に多数本の経糸に対し長手方向所要間隔毎に緯糸を打込んで製織した長尺のすだれ織物から処理済みコードを得るための方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
近年、タイヤにおける補強層等のコードを補強材とする構成部分を、シングルのコードを用いて周方向でジョイント部を生じさせない構造(ジョイントレスタイヤ)にすることが提案されている。
【0003】
これに使用するコードは、ゴムとの接着性や形態安定性を改善するために、接着剤処理等のディッピング処理、ヒートセット等の処理を施しておく必要があるが、下記の製造上の問題から、ディッピング等の処理済みコードはかなりコスト高なものとなっている。
【0004】
すなわち、ディッピング等の処理済みコードを得るために、ボビンに巻かれたコードを1本ずつ引き出して、ディッピング処理、ヒートセットを行なうのは、エネルギー効率が悪い。
【0005】
また、シングルのコード1000〜2000本を並列させて、デッピング処理、ヒートセットする大型設備を使うにしても、各コードが相互につながれていないために動き易く、ディッピング等の処理工程でコード切れ等のトラブルが発生し易く、仮にコード切れが発生すると、切れたコードが全体に絡みつき、その糸の除去や糸の通し直しに多大な労力を要することになる。
【0006】
そのため、ジョイントレス構造のタイヤを安価に得るために、ディッピング等の処理済みコードを容易にしてコスト安価に製造できる方法の出現が望まれている。
【0007】
本発明は上記に鑑みてなしたもので、従来よりタイヤの補強層に使用されているすだれ織物、すなわち繊維コード等よりなる多数本の経糸に対し、その長手方向所要間隔毎につなぎの役割を果す細い緯糸を打込んで製織したすだれ織物であれば、糸の切断や絡みつきのおそれがなく、接着剤処理およびヒートセット等の処理を効率よく行えることに着目し、該処理を施したすだれ織物から、経糸であるコードを解除して引き離すことにより、処理済みコードを容易にコスト安価に得られるようにしたものであり、特に一度に多数本を引き離すことができる能率的な方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決する処理済みコードの製造方法であり、請求項1の発明は、多数本の経糸に対し長手方向所要間隔毎に緯糸を打込んで製織した長尺のすだれ織物を、接着剤処理を施した後でロール状に巻き取っておき、この巻き取り体からすだれ織物を1方向に引出しながら、その引き出し走行部分において、すだれ織物の経糸を側端側から順に1本ずつ走行方向に位置をずらせて側方へ引き離すことを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明は、前記の製造方法において、すだれ織物の引き出し走行部分で経糸を引き離した後、残余のすだれ織物を再度ロール状に巻き取り、次にこの巻き取り体からすだれ織物を引き出して経糸を引き離すことを特徴とする。
【0010】
請求項3の発明は、前記の製造方法において、前記巻き取り体から引き出したすだれ織物を所定の走行距離をおいて再度ロール状に巻き取り、次にこの巻き取り体から引き出したすだれ織物を元の位置でロール状に巻き取ることを繰返して、すだれ織物をその引き出し走行部分において往復走行させ、その走行方向に応じて経糸を側端側から順に1本ずつ走行方向に位置をずらせて側方へ引き離すことを特徴とする。
【0011】
請求項4の発明は、前記のように、すだれ織物から経糸を引き離した後、ヒゲ状に残存する緯糸端部が一定長さ以上にならないように該緯糸端部を適宜カットし除去することを特徴とする。
【0012】
請求項5の発明は、前記の製造方法において、すだれ織物の引き出し走行部分において、織物面と直交方向の軸心を持つ回転ガイド部材を、すだれ織物が存在する平面内で走行方向に位置をずらせて配設しておき、すだれ織物の経糸を側端側より順に1本ずつ前記回転ガイド部材に掛け回して側方へ引き出すことを特徴とする。
【0013】
請求項6の発明は、前記各ガイド部材を、走行方向の後方側から順に経糸間隔に対応する寸法ずつすだれ織物の幅方向内方へ位置をずらせて配設しておき、各回転ガイド部材の掛け回し位置をすだれ織物中の経糸位置に合せて、経糸1本ずつをそれぞれに対応した回転ガイド部材に掛け回して側方へ引き出すようにしたことを特徴とする。
【0014】
請求項7の発明は、前記各回転ガイド部材を、引出し走行部分のすだれ織物の少なくとも一方側面に沿う支持部材に回転可能に軸支して配設し、この支持部材をすだれ織物の幅方向に移動調整可能に設け、この移動調整により各回転ガイド部材の掛け回し位置を経糸の位置に合せるようにしたことを特徴とする。
【0015】
請求項8の発明は、前記の支持部材を、すだれ織物の幅方向の軸心を中心に、すだれ織物の一方側面に沿う位置から他方側面に沿う位置へ180°反転可能に設け、すだれ織物の走行方向に応じて支持部材を反転させて、前記回転ガイド部材の配置を変更するようにしたことを特徴とする。
【0016】
請求項9の発明は、前記の製造方法において、すだれ織物の引き出し走行部分において、すだれ織物の幅方向両側に回転ガイド部材を配して、両側でそれぞれ経糸を側方へ引き離すことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を使用装置とともに図面に基いて説明する。
【0018】
図1は、本発明の1実施態様の概略を示す平面図、図2はすだれ織物からの経糸の引き離し状態を示す一部の拡大斜視図である。
【0019】
素材となる長尺のすだれ織物(1)は、製造対象の繊維コード等を経糸に使用し、該コードを多数本、例えば1000本〜2000本の経糸(2)と、これら経糸(2)の長手方向所要間隔毎に打ち込まれて各経糸(2)をつなぐ細い緯糸(3)とより製織されている。緯糸(3)は、織物の側端部で折返すことにより1本の糸を連続して打ち込むほか、両側端部で切断した有限糸を打ち込んで製織したものであってもよい。前記緯糸(1)の間隔は、後の接着剤処理および熱処理等の取扱い上の問題が生じず、しかも処理後のすだれ織物(1)からの経糸(2)の引出しを容易に可能にできるように比較的大きい間隔とし、例えば10〜150mmの範囲に設定する。この緯糸(3)には、接着剤処理により経糸(2)と緯糸(3)が強固に接着された状態になると、経糸引出しが困難になる場合があるので、緯糸にテフロンコーティング加工を施して接着性を低下させておいてもよい。
【0020】
前記のすだれ織物(1)は、タイヤのベルト等の補強層をシングルコードで構成する場合、タイヤサイズによっても異なるが、一般には700〜1000mを必要とすることから、通常、前記より長く、例えば1000〜3000mの長尺に製織し、製織したすだれ織物(1)は、通常の手段により必要な接着剤処理および熱処理等の処理を施す。この処理は、通常の織物の処理と同様にして容易に行なえ、しかも多数本のコードになる経糸(2)を一度に能率よく処理できる。
【0021】
この処理の後、すだれ織物(1)をロール状に巻き取っておく。(4)はその巻芯を示し、すだれ織物(1)の巻始め端を接着テープ等の止め手段により、巻芯(4)に止着して巻き取る。(5)はロール状の巻き取り体を示す。
【0022】
なお、すだれ織物(1)の巻始めおよび巻終り端部には、50〜150mm程度の幅で緯糸(3)の打込みを密にしたタビーが形成されて、織物形態を保持できるようになっている。
【0023】
前記すだれ織物(1)からの経糸(2)の引き離しは次ようにして行なう。
【0024】
前記すだれ織物(1)の巻き取り体(5)を、その軸芯(4)を水平にして所要の高さ位置に回転可能に支持しておき、この巻き取り体(5)からすだれ織物(1)を1方向に略真直ぐに連続的に引き出して走行させる。例えば、図1のように、巻き取り体(5)から引き出したすだれ織物(1)を経糸の引き離しに必要な所定の走行距離をおいて再度ロール状に巻き取るようにして引き出し走行させる。このすだれ織物(1)の引き出し方向は、水平方向であっても、上下方向であっても、また斜め方向であってもよい。
【0025】
そして前記のすだれ織物(1)を引き出しながら、その引き出し走行部分において、すだれ織物(1)の経糸(2)を側端側から順に1本ずつ走行方向に位置をずらせて切り離して、切り離した各経糸(2)をすだれ織物(1)が存在する平面内で側方へ引っ張り、この引張力で緯糸(3)との絡みあるいは接着剤処理等による固着を解除しながら引き離す。
【0026】
前記の経糸(2)の引き離しのために、前記すだれ織物(1)の引き出し走行部分には、図のように織物面と直交方向の軸心を持つ鍔付きローラやプーリ等の回転ガイド部材(7)を、引き出し走行部分におけるすだれ織物(1)が存在する平面内で走行方向に位置をずらせて配設しておき、すだれ織物(1)の経糸(2)を側端側より順に1本ずつ前記回転ガイド部材(7)に掛け回して側方へ引き離すようにするのがよい。これにより、すだれ織物(1)から引き離される経糸(2)が相互に絡んだりすることなくスムーズに引き出せることになる。
【0027】
特に、前記の各回転ガイド部材(7)を、図のように走行方向の後方側から順に経糸(2)(2)同士の間隔に対応する寸法ずつすだれ織物(1)の幅方向内方へ位置をずらせて配設しておいて、各回転ガイド部材(7)の掛け回し位置をすだれ織物(1)中の経糸(2)位置に合せるようにして、経糸(2)1本ずつをそれぞれに対応した回転ガイド部材(2)に掛け回して側方へ引き出すようにするのがよい。これにより各経糸(2)はそれぞれの位置で無理なく引き離されることになる。
【0028】
前記各回転ガイド部材(7)は、引出し走行部分のすだれ織物(1)の少なくとも表裏一方の面に沿う支持部材(8)に回転可能に軸支して配設しておく。そして、この支持部材(8)をすだれ織物(1)の幅方向に移動調整可能に設けておいて、この移動調整により前記のように各回転ガイド部材(7)の掛け回し位置を経糸(2)の位置に合せるようにする。
【0029】
こうして引き離され引き出された経糸(2)は、例えば図に示すように巻取手段(12)でボビン等に巻き取る。このほか、引出した経糸(2)を次の工程へ直接送ることもできる。この経糸(2)には、接着剤処理が施されているため、これによってタイヤの補強層等に使用できるシングルの処理済みコードが得られることになる。
【0030】
また、前記の経糸(2)を引き出した残余のすだれ織物(1)は、再度ロール状に巻き取って、次にこの巻き取り体(5a)からすだれ織物(1)を引き出して前記同様に経糸(2)を側方へ引き離すことができる。このようにして最後の経糸(2)までロスなく分離することができる。
【0031】
また、前記巻き取り体(5)から引き出したすだれ織物(1)を経糸引き離し後にロール状に巻き取り、次に巻き取り体(5a)から引き出したすだれ織物(1)を元の位置でロール状に巻き取ることを繰返して、すだれ織物(1)をその引き出し走行部分において往復走行させるようにして、その走行方向に応じて経糸を側端側から順に1本ずつ走行方向に位置をずらせて側方へ引き離すこともできる。
【0032】
この場合、前記の回転ガイド部材(7)を支持する支持部材(8)は、すだれ織物(1)の幅方向の軸心を中心に、すだれ織物(1)の一方側の面に沿う位置から、他方側の面に沿う位置へ、例えば図1の状態から図3のようにすだれ織物の上側の位置へ180°反転可能に設けておき、すだれ織物(1)の走行方向に応じて支持部材(8)を180°反転させて、前記回転ガイド部材(7)の配置を変更するようにしておくのがよい。もちろんこの場合にも、すだれ織物(1)の幅が小さくなるのに合せて、前記支持部材(8)を幅方向に移動調整して、回転ガイド部材(7)の掛け回し位置を経糸(2)位置に合せるようにする。
【0033】
これにより、往復走行するすだれ織物(1)のいずれの走行方向においても経糸(2)を引き離すことができ、さらに効率よく経糸(2)を分離できることになる。
【0034】
さらに、前記のすだれ織物(1)からの経糸(2)の引き離しによって、残余のすだれ織物(1)には、緯糸(3)の端部がヒゲ状に残存することになり、このヒゲ状の緯糸端部(3a)が長くなるほど、引出される経糸(2)に絡みつき易くて経糸(2)の引き離し抵抗が増す。また前記緯糸端部(3a)が切断された場合、その切れ端が経糸(2)に絡み付いてそのまま引出されると、処理済みコードとして使用する場合の障害となる。
【0035】
そのため、前記のヒゲ状に残存する緯糸端部(3a)が一定長さ以上にならないように、該緯糸端部(3a)を鋏やバリカン等の切断手段(9)により適宜カットし除去する。(10)はそのカットした切れ端の容器を示す。カットした切れ端を吸引手段等により除去する場合もある。
【0036】
特に、引出し実験によれば、前記のヒゲ状に残存する緯糸端部(3a)の長さが40mm程度までは、経糸引出し力は20g以下であるが、緯糸端部(3a)の長さが40mmを越えると、経糸引き離し力が急激に増大し、緯糸切れが生じたりすることになる。したがって、ヒゲ状の緯糸端部(3a)の長さが40mmを越えないように、カットし除去するのがよい。
【0037】
なお、上記の実施例では、すだれ織物(1)の引き出し走行部分における幅方向の一方の側端部に回転ガイド部材(7)を配して、一側方へ経糸(2)を引き離すようにした場合を示したが、幅方向両側に前記同様に回転ガイド部材(7)を配しておいて、両側でそれぞれ経糸(2)を側方へ引き出し分離するようにしてもよく、これによりさらに効率よく処理済みコードを得ることができる。
【0038】
【発明の効果】
上記したように本発明の処理済みコードの製造方法によれば、製造対象のコードを経糸に使用して製織したすだれ織物に、従来同様に接着剤処理あるいは熱処理等の処理を施しておくので、多数本のコードを並列させて接着剤処理等をする特別の設備が必要でなく、多数本のコードを容易に能率よく処理できる。
【0039】
しかもすだれ織物の巻き取り体からすだれ織物を引き出しながら、その引き出し走行部分において、経糸を1本ずつ順に走行方向に位置をずらせて側方へ引き離すようにしたので、一度に多数本の経糸を引き出し分離することができ、またこの引き離し作用の繰返しにより最後の経糸まで確実に分離することができる。それゆえ、接着剤処理が施されたシングルの処理済みコードを容易に効率よく得ることができ、その生産効率を高め、この種コードの製造コストを大幅に低減でき、また生産スケールの大きい場合にも対応できる。
【0040】
特に前記すだれ織物の引き出しに応じて経糸を1本ずつ順次位置をずらせて側方へ引き離すので、緯糸の絡みつきが解除され易く、比較的小さい力で容易に引出すことができ、以て本発明の方法の実施が問題なく可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施態様の概略を示す平面図である。
【図2】経糸の引出し状態を示す一部の拡大斜視図である。
【図3】回転ガイド部材の支持部材を180°反転させた状態の平面図である。
【符号の説明】
(1) すだれ織物
(2) 経糸
(3) 緯糸
(3a) ヒゲ状の緯糸端部
(4) 巻芯
(5)(5a) 巻き取り体
(7) 回転ガイド部材
(8) 支持部材
(9) 切断手段
(10) 容器
(12) 巻取手段
Claims (9)
- 多数本の経糸に対し長手方向所要間隔毎に緯糸を打込んで製織した長尺のすだれ織物を、接着剤処理を施した後でロール状に巻き取っておき、
この巻き取り体からすだれ織物を1方向に引き出しながら、その引き出し走行部分において、すだれ織物の経糸を側端側から順に1本ずつ走行方向に位置をずらせて側方へ引き離すことを特徴とする処理済みコードの製造方法。 - 前記すだれ織物の引き出し走行部分で経糸を引き離した後、残余のすだれ織物を再度ロール状に巻き取り、次にこの巻き取り体からすだれ織物を引き出して経糸を引き離すことを特徴とする請求項1に記載の処理済みコードの製造方法。
- 前記巻き取り体から引き出したすだれ織物を所定の走行距離をおいて再度ロール状に巻き取り、次にこの巻き取り体から引き出したすだれ織物を元の位置でロール状に巻き取ることを繰返して、すだれ織物をその引き出し走行部分において往復走行させ、その走行方向に応じて経糸を側端側から順に1本ずつ走行方向に位置をずらせて側方へ引き離すことを特徴とする請求項1に記載の処理済みコードの製造方法。
- すだれ織物から経糸を引き離した後、ヒゲ状に残存する緯糸端部が一定長さ以上にならないように該緯糸端部を適宜カットし除去することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の処理済みコードの製造方法。
- すだれ織物の引き出し走行部分において、織物面と直交方向の軸心を持つ回転ガイド部材を、すだれ織物が存在する平面内で走行方向に位置をずらせて配設しておき、すだれ織物の経糸を側端側より順に1本ずつ前記回転ガイド部材に掛け回して側方へ引き出すことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の処理済みコードの製造方法。
- 前記各回転ガイド部材を、走行方向の後方側から順に経糸間隔に対応する寸法ずつすだれ織物の幅方向内方へ位置をずらせて配設しておき、各回転ガイド部材の掛け回し位置をすだれ織物中の経糸位置に合せて、経糸1本ずつをそれぞれに対応した回転ガイド部材に掛け回して側方へ引き出すようにした請求項5に記載の処理済みコードの製造方法。
- 前記各回転ガイド部材を、引出し走行部分のすだれ織物の少なくとも一方側面に沿う支持部材に回転可能に軸支して配設し、この支持部材をすだれ織物の幅方向に移動調整可能に設け、この移動調整により各回転ガイド部材の掛け回し位置を経糸の位置に合せるようにしたことを特徴とする請求項5または6に記載の処理済みコードの製造方法。
- 前記支持部材を、すだれ織物の幅方向の軸心を中心に、すだれ織物の一方側面に沿う位置から他方側面に沿う位置へ180°反転可能に設け、すだれ織物の走行方向に応じて支持部材を反転させて、前記回転ガイド部材の配置を変更するようにした請求項7に記載の処理済みコードの製造方法。
- すだれ織物の引き出し走行部分において、すだれ織物の幅方向両側に回転ガイド部材を配して、両側でそれぞれ経糸を側方へ引き離すことを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項に記載の処理済みコードの製造方法。
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