JP3392252B2 - ゴルフボールの静電塗装方法 - Google Patents

ゴルフボールの静電塗装方法

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JP3392252B2 JP04609995A JP4609995A JP3392252B2 JP 3392252 B2 JP3392252 B2 JP 3392252B2 JP 04609995 A JP04609995 A JP 04609995A JP 4609995 A JP4609995 A JP 4609995A JP 3392252 B2 JP3392252 B2 JP 3392252B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフボールの静電塗
装方法に関し、さらに詳しくは、1回の塗装でゴルフボ
ールの表面に均一で外観が良好な塗膜を形成することが
できる生産性の優れたゴルフボールの静電塗装方法に関
するものである。 【0002】 【従来の技術】ゴルフボールは、外観をきれいに見せ、
かつボール表面への汚れの付着を防止するために、ボー
ル表面にペイント(塗料)を塗装している。 【0003】そして、その塗装方法としては、エアガン
による吹付け塗装が主流を占めているが、塗膜の均一性
を向上させるためには、静電塗装の方が適しており、今
後は静電塗装が主流を占めるようになるものと考えられ
る。 【0004】このゴルフボールの静電塗装では、あらか
じめボール表面にテトラアルキルアンモニウム塩をアル
コールに溶解させた溶液を塗装し、アルコールを揮発さ
せて、ボール表面にテトラアルキルアンモニウム塩をコ
ーティングして、ボールに導電性を持たせ、かつ、アー
スをとるためと、塗装時にボールが落下しないようにす
るために、ボールを3本の金属針上に載置している。 【0005】そして、上記のような状態にセットされた
ゴルフボールの表面を電荷を付与したペイントで塗装す
るが、ボールの上部とサイド部は良好に塗装することが
できるものの、ボール下部の3本の金属針で囲まれた部
分(ただし、この3本の金属針で囲まれた部分とは、円
周が3本の金属針上を通る円の内側の部分を意味し、3
本の金属針が連接して壁を作っているような状態を意味
するものではない)は、ゴルフボールよりも導電性の良
い金属針にペイントがとられてしまい、必要な量のペイ
ントがボール表面に到達しないため、充分に塗装するこ
とができず、ボール表面全体を均一に塗装するには、ボ
ールを上下反転させて、2回に分けて塗装しなければな
らない。そのため、静電塗装は、塗膜の均一性に優れて
いるものの、生産性が悪いという問題があった。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
ゴルフボールの静電塗装では、ボールをのせる3本の金
属針で囲まれた部分が充分に塗装することができないた
め、ボールの上下を反転させて、2回に分けて塗装しな
ければならず、そのため、生産性が悪いという問題があ
った。 【0007】したがって、本発明は、3本の金属針で囲
まれた部分も1回の塗装で均一に塗装することができる
生産性の優れたゴルフボールの静電塗装方法を提供する
ことを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、アースをとっ
た3本の金属針上に載せられ、かつ40〜150rpm
の自転速度で自転しながら直径70〜200cmの円周
上を3m/分〜10m/分の公転速度で公転するゴルフ
ボールの表面に、JIS K 5402に規定されるフ
ォードカップ粘度計による粘度が9.5〜12秒で、内
部溶剤の沸点が115〜140℃のペイントを、回転速
度が20000〜40000rpmで回転し、かつ70
000〜120000Vに電荷された円盤から吐出し
電塗装することにより、3本の金属針で囲まれた部分
も1回の塗装で均一に塗装できるようにして、最大塗膜
厚と最小塗膜厚との比が1以上1.3未満の均一な塗膜
の形成を可能にし、上記目的を達成したものである。 【0009】本発明において、上記構成を採用すること
により、3本の金属針で囲まれた部分も均一に塗装でき
るようになる理由は、現在のところ必ずしも明確ではな
いが、次のように考えられる。 【0010】静電塗装用のペイントは、一般にシンナー
の揮発が速いためフォードカップ粘度計(このフォード
カップ粘度計とは、JIS K 5402に規定される
フォードカップ粘度計を意味する)による粘度を8秒前
後に設定しているが、これを9.5〜12秒にすること
により、ゴルフボールを支えている3本の金属針で囲ま
れた部分も他の部分と大差なく塗装することができるよ
うになる。特にフォードカップ粘度計による粘度を10
〜11秒にすることによって、3本の金属針で囲まれた
部分と他の部分との塗膜厚の差を少なくすることがで
き、それによって、これまでの懸案であった1回の塗装
でボール全体を塗装することが可能になり、生産性を向
上させることができる。これは円盤によって霧化された
ペイントの粒子が3本の金属針で囲まれた部分を塗装す
るのに最適な重さ・速度になることによるものと考えら
れる。 【0011】ただし、上記のようにペイントのフォード
カップ粘度計による粘度を9.5〜12秒にすると、シ
ンナーの揮発の方が速くなり、塗膜が自重で平滑になる
前にシンナーが揮発してしまうため、塗膜の平滑性(レ
ベリング)が悪くなってしまう。そこで、本発明では、
それを解消するために、ペイントの内部溶剤の沸点を1
15〜140℃にし、それによって、塗膜の平滑化を可
能にし、均一な厚みの塗膜が得られるようにしたのであ
る。 【0012】本発明においては、ペイントのフォードカ
ップ粘度計による粘度を9.5〜12秒にするが、これ
は次の理由によるものである。すなわち、ペイントのフ
ォードカップ粘度計による粘度が9.5秒より小さい場
合は、ペイントの粒子が3本の金属針で囲まれた部分を
塗装するのに適した重さ・速度にならず、ペイントの多
くが3本の金属針にとられてしまうため、3本の金属針
で囲まれた部分を他の部分と同様に塗装することができ
ず、したがって生産性を向上させることができず、また
ペイントのフォードカップ粘度計による粘度が12秒よ
り大きいときは、ペイントの粒子が3本の金属針で囲ま
れた部分に付きすぎ、また静電効果以上に粒子のエネル
ギーが増すためにブースにペイントが吸引されてしまう
ので、塗着効率が悪くなる。 【0013】また、本発明においては、ペイントの内部
溶剤の沸点を115〜140℃にしているが、これは内
部溶剤の沸点が115℃より低い場合は、塗装後のボー
ル表面がざらざらになり、商品価値が消失し、ペイント
の内部溶剤の沸点が140℃より高くなると、ペイント
が垂れて、ディンプルの形状がくずれてしまうからであ
る。このペイントの内部溶剤の沸点としては、特に12
0〜130℃が好ましい。 【0014】さらに、本発明においては、円盤の回転速
度を20000〜40000rpmに特定しているが、
これは円盤の回転速度が20000rpmより低い場合
は、ペイントの粒子径が大きくなってしまい、3本の金
属針で囲まれた部分に付きすぎ、また静電効果以上に粒
子のエネルギーが増すためにブースにペイントが吸引さ
れてしまうので塗装効率が悪くなり、円盤の回転速度が
40000rpmより高くなると、ペイントの粒子径が
小さくなるため、3本の金属針で囲まれた部分にペイン
トが付きにくくなるからである。 【0015】また、本発明においては、円盤に負荷する
電荷を70000〜120000Vに特定しているが、
これは円盤に負荷する電荷が70000Vより低い場合
は、静電効果が薄れて塗着効率が悪くなり、円盤に負荷
する電荷を120000Vより高くしても、電荷の増加
に伴う塗着効率の向上がほとんど得られないからであ
る。 【0016】ペイントは、静電塗装に使用し得るもので
あれば、種類を問わず各種のものに使用することがで
き、そのような使用可能なペイントとしては、たとえ
ば、ウレタン塗料、アクリルウレタン塗料、エポキシ塗
料、アクリル塗料などが挙げられ、またクリアー塗料、
エナメル塗料のいずれも使用することができる。 【0017】被塗物であるゴルフボールとしては、たと
えば、ゴム組成物を一体に加硫成形して得られたワンピ
ースソリッドゴルフボールや、ゴム組成物の加硫成形物
からなるソリッドコア上にアイオノマー樹脂を主材とす
るカバーを被覆したツーピースソリッドゴルフボール、
さらには糸巻きゴルフボールなどが代表的なものとして
挙げられるが、これらに限定されることはない。 【0018】静電塗装の方法は、前記のように、アース
をとった3本の金属針上に載せられ、かつ40〜150
rpmの自転速度で自転しながら直径70〜200cm
の円周上を3m/分〜10m/分の公転速度で公転する
ゴルフボールの表面に、JIS K 5402に規定さ
れるフォードカップ粘度計による粘度9.5〜12秒
、内部溶剤の沸点115〜140℃のペイントを、
回転速度20000〜40000rpmで回転し、か
70000〜120000Vに電荷された円盤から吐
出して静電塗装することにより、最大塗膜厚と最小塗膜
厚との比が1以上1.3未満の塗膜が形成できるように
行うが、それらを除いては、従来同様の方法で行うこと
ができる。 【0019】まず、塗装にあたっては、あらかじめゴル
フボールの表面にテトラアルキルアンモニウム塩をアル
コールに溶解させた溶液を塗装し、アルコールを揮発さ
せて、ボール表面にテトラアルキルアンモニウム塩をコ
ーティングして、ボールに導電性を付与し、静電塗装に
適するようにしておく。 【0020】静電塗装の方法としては、一般に、回転す
る円盤の周りをゴルフボールが移動する間に塗装される
円盤方式、回転する円盤の前でゴルフボールが塗装さ
れるベル方式とがあるが本発明においては、円盤方式
の方が塗着効率が良いことから、円盤方式を採用する。 【0021】上記のように円盤方式を採用するにあたっ
て、ゴルフボールに対して円盤の位置は、円盤を上下に
移動させる移動方式でもよいし、また円盤を傾斜させる
傾斜方式でもよい。移動方式による場合、円盤の移動速
度は4m/分〜8m/分程度が好ましく、移動する位置
はボール中心に対して+2cm〜+16cm(この+は
ボール中心を0としてその上方向であることを意味す
る)程度が好ましい。また、傾斜方式を採る場合、傾斜
角度は5°〜10°程度が好ましく、円盤とゴルフボー
ルの位置は、円盤がボール中心に対して+2cm〜+1
6cmであることが好ましい。 【0022】そして、本発明においては、塗膜の均一性
と生産性の向上の両立に寄与させるため、ボールの自転
速度は40〜150rpmにし、ボールが自転しながら
公転する円周の直径は70〜200cmにし、公転速度
は3m/分〜10m/分にする。 【0023】1回の静電塗装で形成する塗膜の厚さは1
0〜40μm程度が好ましく、この程度の塗膜厚の場合
に本発明の効果が顕著に発現する。 【0024】 【実施例】つぎに、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限
定されるものではない。なお、以下の実施例などにおい
て濃度や含有量を示す%は重量%である。 【0025】実施例1〜11および比較例1〜8 下記の条件を選択してゴルフボールにペイントを静電塗
装した。 【0026】1.塗装方法 塗装方法としては、次の〜を採用する。 回転速度30000rpmで回転する直径70mm
の円盤に100000Vの電荷を負荷し、その円盤を上
下に移動速度6m/分で移動させる。移動範囲は+2c
m〜+16cmであり、その+はボール中心を0として
その上方向を+とする。ボールは自転速度50rpmで
自転しながら円盤の周囲(半径50cmの円の円周)を
公転速度5m/分で公転する。塗装に際して、ゴルフボ
ールはアースをとった3本の金属針上にのせ、その状態
でペイントが塗装される。 【0027】 円盤をボールに対して+6cmの位置
に固定し、かつ水平に対して7°傾ける。それ以外の条
件は上記と同じである。 【0028】 エアガンをボール中心から上10cm
〜下10cmの位置まで5m/分の速度で移動させなが
ら吹付け塗装する。その際、ボールを回転速度200r
pmで自転させる。もちろん、この場合も、ボールはア
ースをとった3本の金属針上にのせ、その状態でペイン
トが塗装される。このエアガンによる吹付け塗装は現在
主流を占めている塗装方法であり、条件も一般的に採用
されている条件である。 【0029】2.ゴルフボール ポリブタジエンを主材とするゴム組成物を加硫成形して
得られたソリッドコアにアイオノマー樹脂系カバーを被
覆したツーピースソリッドゴルフボールであり、表面に
ディンプルを432個設けている。 【0030】3.ペイント A:ポリエステルポリオールを主剤としてヘキサメチレ
ンジイソシアネート変成体を硬化剤としたクリアーペイ
ント(固形分26%、比重0.92) 【0031】B:ポリエステルポリオールを主剤として
ヘキサメチレンジイソシアネート変成体を硬化剤とし、
二酸化チタンをペイント固形分に対して50%含有する
エナメルペイント(固形分45%、比重1.12) 【0032】4.塗装前処理 ゴルフボールは、静電塗装前に、ボール表面にテトラア
ルキルアンモニウム塩をイソプロピルアルコールに濃度
が1%になるように溶解させた溶液を塗装し、イソプロ
ピルアルコールが揮発しおわるまで乾燥して、あらかじ
めボール表面にテトラアルキルアンモニウム塩をコーテ
ィングして、導電性を付与しておく。 【0033】5.内部溶剤の沸点 ペイント中に含まれる数種類の溶剤の沸点をあらかじめ
測定し、その平均値を求めておく。 【0034】上記条件を表1〜3に示す仕様で採用し
て、ゴルフボールに静電塗装を行い、その評価を下記の
評価項目で行う。 【0035】評価項目: 1.塗膜の均一性 塗膜の厚みの測定部として、図1に示すA、BおよびC
を選び、そのA、BおよびCのそれぞれにおいて、図2
に示すディンプルおよびその近傍のDおよびEを測定点
として選ぶ。 【0036】図1は静電塗装時におけるゴルフボールお
よび金属針を模式的に示す図であり、測定部Aはゴルフ
ボールの最上部であり、測定部Bはゴルフボールの側部
で、この測定部Bは上下方向に関しては中央に位置す
る。測定部Cはゴルフボールの最下部であり、この測定
部Cは塗装時に3本の金属針で囲まれた部分で、最もペ
イントが塗着しにくい部分を示している。なお、図1中
の2は金属針であり、この金属針2も模式的に示したも
のであり、3本中の2本のみを示している。 【0037】図2はゴルフボールのディンプルとその近
傍を模式的に示す図であり、測定点Dはディンプル3の
開口端4から1mm離れたところを示しており、測定点
Eはディンプルの最深部である。 【0038】そして、測定部A、BおよびCのそれぞれ
において、ディンプルおよびその近傍の測定点Dおよび
Eの塗膜の厚みを測定し、測定点Dの塗膜の厚みと測定
点Eの塗膜の厚みの平均値を測定部A、BおよびCの塗
膜厚とする。 【0039】塗膜の均一性は、上記測定部A、Bおよび
Cのうちの最大塗膜厚〔(A〜C)の最大塗膜厚〕と測
定部A、BおよびCのうちの最小塗膜厚〔(A〜C)の
最小塗膜厚〕との比で評価する。その評価基準は次の通
りであり、本発明において、最大塗膜厚と最小塗膜厚と
の比を1以上1.3未満にするというときの最大塗膜厚
とはこの(A〜C)の最大塗膜厚をいい、最小塗膜厚と
はこの(A〜C)の最小塗膜厚をいう。 【0040】 【0041】 【0042】 【0043】2.ボールの外観 静電塗装後のボールの光沢およびディンプル形状につい
て、目視により観察し、評価結果を次の評価基準により
表示する。 【0044】光沢評価基準: ○ : ボール全体に光沢がある。 △ : ボールの一部に光沢のない部分がある。 × : ボール全体に光沢がない。 【0045】ディンプル形状評価基準: ○ : ディンプル形状がはっきりしている。 △ : ディンプル形状が少しぼやけている。 × : ディンプル形状がほとんどわからない。 【0046】上記のようにして、ゴルフボールに静電塗
装を行い、評価した結果を表1〜3に示す。なお、表1
には実施例1〜6に関する塗装方法、ペイントの種類、
フォードカップ粘度計による粘度、内部溶剤の沸点、塗
膜の均一性および外観(光沢およびディンプル形状)に
関する評価結果を示し、表2には実施例7〜11に関す
るそれらを示し、表3には比較例1〜8に関するそれら
を示す。 【0047】 【表1】【0048】 【表2】 【0049】 【表3】【0050】表1〜2に示す実施例1〜11に関する評
価結果と表3に示す比較例1〜8に関する評価結果との
対比から明らかなように、本発明の実施例1〜11は、
塗膜の均一性が優れ、外観も、光沢、ディンプル形状と
も、良好であった。このように、本発明の実施例1〜1
1は、1回の塗装で均一で外観の良好な塗膜を形成する
ことができ、生産性の向上を達成できる。 【0051】これに対して、フォードカップ粘度計によ
る粘度が9.5〜12秒の範囲外の比較例1〜4は、塗
膜の均一性が悪く、また、塗装方法、すなわちエアガ
ンによる吹付け塗装を行った比較例5〜6は、フォード
カップ粘度計による粘度や内部溶剤の沸点を本発明と同
条件にしても、均一な厚みの塗膜を得ることができなか
った。そして、内部溶剤の沸点が低い比較例7や内部溶
剤の沸点が高い比較例8は、塗膜の均一性が充分でな
く、またボールの一部分に光沢のない部分があったり、
ディンプル形状が少しぼやけているなど、外観において
も充分とはいえなかった。 【0052】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ゴルフボールの静電塗装において、1回の塗装でゴルフ
ボールの表面に均一で外観の良好な塗膜を形成すること
ができ、生産性を向上させることができた。
【図面の簡単な説明】 【図1】静電塗装時におけるゴルフボールおよび金属針
を模式的に示す図である。 【図2】ゴルフボールのディンプルおよびその近傍を模
式的に示す図である。 【符号の説明】 1 ゴルフボール 3 ディンプル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B05B 5/04 B05B 5/04 A B05D 7/02 B05D 7/02 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05D 1/04 A63B 37/00 A63B 37/14 A63B 45/00 B05B 5/04 B05D 7/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 アースをとった3本の金属針上に載せら
    れ、かつ40〜150rpmの自転速度で自転しながら
    直径70〜200cmの円周上を3m/分〜10m/分
    の公転速度で公転するゴルフボールの表面に、JIS
    K 5402に規定されるフォードカップ粘度計による
    粘度が9.5〜12秒で、内部溶剤の沸点が115〜1
    40℃のペイントを、回転速度が20000〜4000
    0rpmで回転し、かつ70000〜120000Vに
    電荷された円盤から吐出して静電塗装することにより、
    最大塗膜厚と最小塗膜厚との比が1以上1.3未満の塗
    膜を形成することを特徴とするゴルフボールの静電塗装
    方法。
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