JP3391374B2 - クロスポイントスイッチ回路および基本スイッチセル電子回路 - Google Patents

クロスポイントスイッチ回路および基本スイッチセル電子回路

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Description

【発明の詳細な説明】
(目次) 発明の属する技術分野 従来の技術(図21〜図25) 発明が解決しようとする課題(図26) 課題を解決するための手段 発明の実施の形態 (A)クロスポイントスイッチ回路の説明(図1〜図
8,図20) (B)基本スイッチセルの説明 (B1)基本スイッチセルの第1の態様の説明(図9〜
図15) (B2)基本スイッチセルの第2の態様の説明(図16
〜図19) (C)その他(図20) 発明の効果
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロスポイントス
イッチ回路および基本スイッチセル電子回路に関し、特
に、WDM(Wavelength Division Multiplex) 技術を利
用した光ネットワーク上の伝送装置〔例えば、光クロス
コネクト装置や光ADM(Add Drop Multiplexer)等〕に
必要なチャンネルスイッチ機能部分に用いて好適な、ク
ロスポイントスイッチ回路および基本スイッチセル電子
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネット等に代表されるよ
うに、その通信需要の爆発的な増大に対応すべく、例え
ば図21に模式的に示すような、WDM技術を利用した
超高速,大容量(例えば、10ギガビット、将来的には
テラビット容量程度まで)の光(フォトニック)ネット
ワークの実現が非常に重要になってきている。このよう
な光ネットワークの構築には、一般に、光クロスコネク
ト(OXC)装置や光(Optical) ADMが用いられる。
【0003】ここで、光クロスコネクト(OXC)装置
は、受信WDM信号を波長(チャンネル)単位に任意の
チャンネル信号として出力(クロスコネクト)すること
ができるもの(図22参照)であり、光ADMは、受信
WDM信号についてチャンネル単位にAdd/Drop/Through
制御を行なうことにより、所望のネットワークからの或
るチャンネルの光信号を本線の信号に挿入(アッド)し
たり、本線から所望のネットワークへの或るチャンネル
の光信号を抽出して分岐(ドロップ)したり、本線の或
るチャンネルの光信号をドロップせずにスルーしたりす
ることができるもの(図23参照)である。
【0004】従って、図22,図23に示すように、こ
れらの光クロスコネクト装置や光ADMを必要に応じて
所望のエリアに配備すれば、SDH(Synchronous Digit
al Hierarchy)伝送網やSONET(Synchronous Optic
al Network),ATM(Asynchronous Transfer Mode)網
等の任意のネットワークで扱われる信号を光信号でチャ
ンネル単位に所望のネットワークへ高速に伝送すること
のできる、柔軟な光ネットワークの構築が可能になる。
【0005】このため、上記の光クロスコネクト装置や
光ADMには、上記のようなチャンネル(光信号)切り
替えのためのスイッチが必要になる。即ち、光クロスコ
ネクト装置では、何本か束になった光ファイバに流れる
WDM信号の信号伝達経路をチャンネル単位でダイナミ
ックに切り替えるための多入出力型のスイッチ(クロス
ポイントスイッチと呼ばれる)が必要になり、光ADM
では、例えば、本線から全チャンネルの光信号を分波し
て各光信号の接続先切り替えを行なうためのクロスポイ
ントスイッチが必要になる。
【0006】このクロスポイントスイッチとしては、現
在、チャンネル切り替えを光信号のまま行なうことので
きる光(空間)スイッチが主に研究・開発されている。
この光スイッチとして代表的なものには、PI−LOS
S(Path-independent Insertion Loss) 型光スイッチと
呼ばれるものがあり、このPI−LOSS型光スイッチ
は、例えば図24に示すように、LiNbO3 基板10
0上に形成された光導波路101の各交点(Sxy:1
≦x≦4,1≦y≦4)の温度を制御することで光の屈
折率を変化させて光信号経路を切り替えることができる
ものである。
【0007】具体的には、或る1箇所の交点Sxyの光
導波路101の接続状態のみがバー状態になるようにそ
の交点Sxyの温度制御を行ない、他の全交点の光導波
路101の接続状態はクロス状態になるように温度制御
すると、入力ハイウェイ#xに送られてきた光信号を出
力ハイウェイ#yに出力することができる。例えば、交
点S12(x=1,y=2)のみをバー状態に制御する
と、入力ハイウェイ#1に送られてきた光信号は、図2
4中に太実線で示すような経路(パス)を通って、最終
的に出力ハイウェイ#2に出力されることになる。
【0008】つまり、このPI−LOSS型光スイッチ
は、上記の各交点Sxyを光学的な2入力2出力型の基
本スイッチセルとし、これらの各基本スイッチセルを図
2に示すように4行4列(4×4)の行列状に配置・接
続し、任意の1つの基本スイッチセルSxyの接続状態
をバー状態に制御することで、任意の入力ハイウェイ#
xと任意の出力ハイウェイ#yとの接続が可能になって
いるのである。
【0009】このような構成をとることで、上記のPI
−LOSS型光スイッチでは、例えば次のようなメリッ
トが得られる。 どのような経路をとっても光信号が経由する交点(基
本スイッチセル)Sxyの数は同じ(図24では4個)
になるため、各出力ハイウェイ#yへ向かう光信号は各
パス毎にそれぞれ同じ量の損失を受けることになり、各
出力ハイウェイ#yからの光信号レベルにバラツキが生
じない。
【0010】各基本スイッチセルSxy間が光導波路
101によって接続されていることになるので、各パス
間の漏話(クロストーク)が非常に少ない。なお、この
ようなPI−LOSS型光スイッチは、現状で、8×8
程度のものまでが実用化段階になっている。また、その
構成上、非閉塞(ノンブロッキング)型スイッチとなっ
ている。
【0011】これに対し、電子回路によるクロスポイン
トスイッチ(以下、単に「電気スイッチ」ということも
ある)も各メーカで検討されている。これは、光クロス
コネクト装置や光ADMでは、伝送損失保証等のため装
置内で一旦受信機にて受信・終端して光信号を電気信号
にO/E変換する場合も多く、電気スイッチの方が光ス
イッチよりも適用しやすい状況があるためである。
【0012】このような電気スイッチとしては、現状で
は、例えば図25に示すようなメッシュ構造(N入力G
出力の格子形:N,Gは2以上の整数)のもの(電気ス
イッチ200)が主流で、上記の光スイッチに比べて、
小型化,低消費電力化が比較的容易であり、また、安価
に製造することができる等のメリットがある。なお、1
0ギガビット(Gb/s)程度の超高速信号を扱える電
気スイッチ200としては、現状では、16×16程度
までのものが研究段階にある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、多波長(例
えば、ファイバ1本当たり32波長以上)のWDMシス
テムを基本とした大規模(大容量)光ネットワークを実
現するためには、上述したようなクロスポイントスイッ
チには、光及び電気のいずれの場合にも、超高速信号
(10Gb/s程度)を扱うことができ、また、信号速
度に依存しない多チャンネルのものが必要とされる。例
えば、光ADMでは少なくとも16×16以上のクロス
ポイントスイッチが必要であり、光クロスコネクト装置
では512×512程度のクロスポイントスイッチが要
求されている。
【0014】しかしながら、上述したように、10Gb
/s程度までの超高速信号を扱える単体(1段リンク構
成)のクロスポイントスイッチとしては、現状では、8
×8〜16×16程度の入出力チャンネルサイズが限界
であり、それ以上のチャンネルサイズのスイッチの実現
は非常に難しい。例えば、光スイッチ(PI−LOSS
型光スイッチ)の場合は、光導波路101の交点Sxy
において光損失により光信号レベルが低下してしまうた
め、多チャンネル化することが困難になっている。これ
を解決するには、各チャンネルの入出力に光アンプ等の
増幅機能を挿入すればよいが、コストがかかるだけでな
く、装置規模,消費電力の増大にもつながる。
【0015】また、このPI−LOSS型光スイッチの
場合は、光導波路101を用いるのでどうしても長い基
板100を用いることになりサイズを小さくできず、大
きなチャンネルサイズのスイッチを構成できない。さら
に、前述したように温度によるスイッチ制御を行なうた
め、温度コントローラ等が各交点Sxy毎に必要でこれ
も全体のサイズを大きくする要因となり、多チャンネル
化を困難にしている要因の1つになっている。
【0016】なお、近年では、クロスポイントスイッチ
には上述したクロス/バー切り替え以外に同報機能(例
えば、1つの入力を2つ以上の出力にそれぞれ分配出力
する機能)を行なえることも要求されているが、光スイ
ッチでは、光信号の分配による光損失の補償が容易でな
い等の理由で、このような同報機能を実現することは非
常に困難である。
【0017】一方、図25に示したようなメッシュ構造
の電気スイッチ200の場合は、信号伝達経路が各チャ
ンネル毎に異なるため、チャンネルサイズを大きくすれ
ばする程、各チャンネル毎に入出力間の信号伝達時間や
出力波形等に大きな差が出てしまうことになる。また、
電気スイッチ200の場合は、電気的な配線を行なうた
め、チャンネルサイズを大きくすると、配線の浮遊容量
やインダクタンス,交差配線相互間の容量結合などの影
響が大きくなり、10Gb/sという超高速信号に対す
る特性安定化を図ることが非常に難しくなる。また、配
線間での漏話の影響も大きい。
【0018】従って、単体のクロスポイントスイッチ
(以下、単体スイッチという)では、光,電気ともに、
512×512程度までの多チャンネル化を図るのは現
状では略不可能である。そこで、例えば図26に示すよ
うに、複数の単体スイッチ300を交換機等で使用され
ているスイッチのように多段に接続して(多段リンク構
成)、チャンネルサイズを拡大することが考えられる
が、この場合は、各単体スイッチ間(段間)の配線接続
が非常に複雑になる。即ち、立体的な交差配線が多数必
要になるため、単純な平面接続は不可能である。
【0019】特に、10Gb/s程度という超高速信号
を扱う場合には、各単体スイッチ間の接続に同軸線や光
ファイバ等が必要になるので、上記のような複雑な配線
を行なうには、空間的に非常に大きなスペースが必要に
なり、装置規模の増大化を招くだけでなく、配線作業に
も膨大な工数,労力が必要になる。従って、装置の小型
化が困難になるばかりでなく、組立・製造も困難で、低
コスト化も困難になり、量産するには極めて不向きであ
る。また、チャンネルサイズの拡張性といった構成の柔
軟性にも乏しい。
【0020】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、最小限の空間的スペースで、チャンネルサイ
ズをいくらでも簡単且つ柔軟に拡張することができ、ま
た、その組立・製造も容易な、クロスポイントスイッチ
回路を提供することを目的とする。また、同報機能や超
高速信号に対する特性安定性等を実現することのでき
る、基本スイッチセル電子回路を提供することも目的と
する。
【0021】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明のクロスポイントスイッチ回路(請求
項1)は、複数の入力ハイウェイと複数の出力ハイウェ
イとを有し、該入力ハイウェイへの入力を任意の該出力
ハイウェイへ切替出力するクロスポイントスイッチ回路
において、それぞれ第1及び第2入力端子と第1及び第
2出力端子とを有し任意の入力端子と任意の出力端子と
の接続を切り替えることのできる複数の2入力2出力型
の基本スイッチセルがm×n(m,nはそれぞれ2以上
の整数)の行列状に配置されるとともに、該行列の第1
行に位置する基本スイッチセルの該第1入力端子が該行
列の該第1行側の一辺に設けられた第1の外部接続手段
内の入力端子回路に接続され、該第1行に位置する該基
本スイッチセルの該第1出力端子が該第1の外部接続手
段内の出力端子回路に接続され、且つ、該行列の最終行
に位置する基本スイッチセルの該第2入力端子が該行列
の該最終行側の一辺に設けられた第2の外部接続手段内
の入力端子回路に接続され、該最終行に位置する該基本
スイッチセルの該第2出力端子が該第2の外部接続手段
内の出力端子回路に接続され、さらに、該入力ハイウェ
イの1つが該第1の外部接続手段内の別の出力端子回路
に該行列の第1列側の一辺に設けられた第3の外部接続
手段を介して接続され、別の該入力ハイウェイの1つが
該第2の外部接続手段内の別の出力端子回路に該第3の
外部接続手段を介して接続され、その他の該入力ハイウ
ェイが該行列の第1列に位置する基本スイッチセルの該
第1又は第2入力端子に該第3の外部接続手段を介して
接続され、該出力ハイウェイがそれぞれ該行列の最終列
側の一辺に設けられた第4の外部接続手段を介して該最
終列に位置する基本スイッチセルの該第1又は第2出力
端子に接続されたことを特徴としている。なお、以下、
このクロスポイントスイッチ回路を「単体スイッチ回
路」ということもある。
【0022】また、本発明のクロスポイントスイッチ回
路(請求項2)は、上記の単体スイッチ回路を複数そな
え、これらの各単体スイッチ回路が行列状に配置される
とともに、隣接する単体スイッチ回路同士が、互いの隣
接する外部接続手段を介して相互に接続されていること
を特徴としている。なお、以下、このクロスポイントス
イッチ回路を「単体スイッチ回路群」ということもあ
る。
【0023】さらに、本発明のクロスポイントスイッチ
回路(請求項3)は、上記の単体スイッチ回路群を複数
そなえ、これらの各単体スイッチ回路群が立体的に配置
されるとともに、隣接する単体スイッチ回路群同士が、
互いの隣接する外部接続手段を介して行列状の配置にな
るよう相互に接続されていることを特徴としている。な
お、以下、このクロスポイントスイッチ回路を「立体構
造スイッチ回路」ということもある。
【0024】ここで、この立体構造スイッチ回路は、上
記の単体スイッチ回路群の外部接続手段同士がフラット
ケーブルにより接続されていてもよい(請求項4)。ま
た、上記のクロスポイントスイッチ回路(単体スイッチ
回路)は、以下の(1)〜(16)に示す入力端子回路
および出力端子回路をそなえて構成され、下記(1),
(2),(10)及び(13)に示す端子回路で上記第
1の外部接続手段が構成され、下記(3),(4),
(12)及び(14)に示す端子回路で上記第2の外部
接続手段が構成され、下記(5),(6),(9)及び
(11)に示す端子回路で上記第3の外部接続手段が構
成され、下記(7),(8),(15)及び(16)に
示す端子回路で上記第4の外部接続手段が構成されるの
が好ましい(請求項5)。
【0025】(1)第1行j列(1≦j≦n−1)に位
置する基本スイッチセルの第1出力端子と他の第1のク
ロスポイントスイッチ回路の第m行j+1列に位置する
基本スイッチセルの第2入力端子との接続を可能にする
n−1個の第1出力端子回路。 (2)第1行j+1列に位置する基本スイッチセルの第
1入力端子と上記の第1のクロスポイントスイッチ回路
の第m行j列に位置する基本スイッチセルの第2出力端
子との接続を可能にするn−1個の第1入力端子回路。
【0026】(3)第m行j列に位置する基本スイッチ
セルの第2出力端子と他の第2のクロスポイントスイッ
チ回路の第1行j+1列に位置する基本スイッチセルの
第1入力端子との接続を可能にするn−1個の第2出力
端子回路。 (4)第m行j+1列に位置する基本スイッチセルの第
2入力端子と上記の第2のクロスポイントスイッチ回路
の第1行j列に位置する基本スイッチセルの第1出力端
子との接続を可能にするn−1個の第2入力端子回路。
【0027】(5)第i行1列(1≦i≦m−1)に位
置する基本スイッチセルの第2入力端子と他の第3のク
ロスポイントスイッチ回路の第i+1行n列に位置する
基本スイッチセルの第1出力端子との接続を可能にする
m−1個の第3入力端子回路。 (6)第i+1行1列に位置する基本スイッチセルの第
1入力端子と第3のクロスポイントスイッチ回路の第i
行n列に位置する基本スイッチセルの第2出力端子との
接続を可能にするm−1個の第4入力端子回路。
【0028】(7)第i行n列に位置する基本スイッチ
セルの第2出力端子と他の第4のクロスポイントスイッ
チ回路の第i+1行1列の第1入力端子との接続を可能
にするm−1個の第3出力端子回路。 (8)第i+1行n列に位置する基本スイッチセルの第
1出力端子と第4のクロスポイントスイッチ回路の第i
行1列に位置する基本スイッチセルの第2入力端子との
接続を可能にするm−1個の第4出力端子回路。
【0029】(9)上記の第3のクロスポイントスイッ
チ回路の第1行n列に位置する基本スイッチセルの第1
出力端子との接続を可能にする1個の第5入力端子回
路。 (10)この第5入力端子回路と接続され上記の第1の
クロスポイントスイッチ回路の第行1列に位置する基
本スイッチセルの第2入力端子との接続を可能にする1
個の第5出力端子回路。
【0030】(11)上記の第3のクロスポイントスイ
ッチ回路の第m行n列に位置する基本スイッチセルの第
2出力端子との接続を可能にする1個の第6入力端子回
路。 (12)この第6入力端子回路と接続され第2のクロス
ポイントスイッチ回路の第1行1列に位置する基本スイ
ッチセルの第1入力端子との接続を可能にする1個の第
6出力端子回路。
【0031】(13)第1行1列に位置する基本スイッ
チセルの第1入力端子と上記の第1のクロスポイントス
イッチ回路の第6出力端子との接続を可能にする1個の
第7入力端子回路。 (14)第m行1列に位置する基本スイッチセルの第2
入力端子と上記の第2のクロスポイントスイッチ回路の
第5出力端子回路との接続を可能にする1個の第8入力
端子回路。
【0032】(15)第1行n列に位置する基本スイッ
チセルの第1出力端子と上記の第4のクロスポイントス
イッチ回路の第5入力端子回路との接続を可能にする1
個の第7出力端子回路。 (16)第m行n列に位置する基本スイッチセルの第2
出力端子と上記の第4のクロスポイントスイッチ回路の
第6入力端子回路との接続を可能にする1個の第8出力
端子回路。
【0033】なお、上記の第1のクロスポイントスイッ
チ回路が接続されない場合は、第5出力端子回路と第1
行1列に位置する基本スイッチセルの第1入力端子側の
第7入力端子回路とが接続されるとともに、第1行j列
に位置する基本スイッチセルの第1出力端子側の第1出
力端子回路と第1行j+1列に位置する基本スイッチセ
ルの第1入力端子側の第1入力端子回路とがそれぞれ接
続されるのがよい(請求項6)。
【0034】また、上記の第2のクロスポイントスイッ
チ回路が接続されない場合は、上記の第6出力端子回路
と第m行1列に位置する基本スイッチセルの第2入力端
子側の第8入力端子回路とが接続されるとともに、上記
の第m行j列に位置する基本スイッチセルの第2出力端
子側の第2出力端子回路と第m行j+1列に位置する基
本スイッチセルの第2入力端子側の第2入力端子回路と
がそれぞれ接続されるのがよい(請求項7)。
【0035】さらに、上記の第3〜第6入力端子回路
は、それぞれ、行列の第1列を成す一辺側、上記の第
3,第4,第7および第8出力端子回路は、それぞれ、
行列の第n列を成す一辺側、上記の第1,第7入力端子
回路および第1,第5出力端子回路は、それぞれ、行列
の第1行を成す一辺側、上記の第2,第8入力端子回路
および第2,第6出力端子回路は、それぞれ、行列の第
m行を成す一辺側にそれぞれ設けてもよい(請求項
8)。
【0036】らに、上記の基本スイッチセルは、電子
回路により構成されていてもよいし(請求項)、光学
回路により構成されていてもよい(請求項1)。ここ
で、上記の基本スイッチセルが電子回路により構成され
る場合は、第1入力端子と第1出力端子及び第2出力端
子のいずれか一方もしくは両方とを電気的に接続しうる
第1電子スイッチ部と、第2入力端子と第1出力端子及
び第2出力端子のいずれか一方もしくは両方とを電気的
に接続しうる第2電子スイッチ部とをそなえるのがよい
(請求項1)。そして、上記の第1電子スイッチ部及
び第2電子スイッチ部は、信号増幅機能を有するのが好
ましい(請求項12)。
【0037】また、上記の基本スイッチセルは、ベース
接地構成の第1トランジスタとこの第1トランジスタの
コレクタに接続された第1負荷抵抗とを有し上記の第1
トランジスタのエミッタを上記の第1入力端子とする第
1入力回路と、ベース接地構成の第2トランジスタとこ
の第2トランジスタのコレクタに接続された第2負荷抵
抗とを有し上記の第2トランジスタのエミッタを上記の
第2入力端子とする第2入力回路と、それぞれのエミッ
タが接続された差動構成の第3及び第4トランジスタを
有する、上記の第1電子スイッチ部としての第1及び第
2出力カレントスイッチ回路及び上記の第2電子スイッ
チ部としての第3及び第4出力カレントスイッチ回路と
をそなえ、上記の第1出力カレントスイッチ回路におけ
る第3トランジスタ及び第3出力カレントスイッチ回路
における第4トランジスタの各コレクタを並列接続して
上記の第1出力端子とし、上記の第2出力カレントスイ
ッチ回路における第3トランジスタ及び第4出力カレン
トスイッチ回路における第4トランジスタの各コレクタ
を並列接続して上記の第2出力端子とするとともに、上
記の第1及び第2出力カレントスイッチ回路における
第4トランジスタの各ベースを、上記の第1入力回路に
おける第1負荷抵抗に並列接続し、且つ、上記の第3及
び第4出力カレントスイッチ回路における第4トラン
ジスタの各ベースを、上記の第2入力回路における第2
負荷抵抗に並列接続し、上記の第1〜第4出力カレント
スイッチ回路に流れる電流を制御することにより、上記
の第1及び第2入力端子と上記の第1及び第2出力端子
との間の接続構成を変更しうるように構成してもよい
(請求項13)。
【0038】この場合、上記の第1入力端子と他の第1
の基本スイッチセルの第2出力端子とが接続されると、
上記の第1入力回路における第1トランジスタのエミッ
タと、上記の第1の基本スイッチセルの第4出力カレン
トスイッチ回路における第4トランジスタのコレクタと
がカスコード接続されて成る第1カスコードインタフェ
ース回路が形成されるとともに、上記の第2入力端子と
他の第2の基本スイッチセルの第1出力端子とが接続さ
れると、上記の第2入力回路における第2トランジスタ
のエミッタと、上記の第2の基本スイッチセルの第1出
力カレントスイッチ回路における第3トランジスタのコ
レクタとがカスコード接続されて成る第4カスコードイ
ンタフェース回路が形成される(請求項14)。
【0039】なお、上記の第1及び第2入力回路,第1
及び第2入力端子,第1及び第2出力端子は、それぞ
れ、差動構成になっていてもよい(請求項15)。ま
た、上記の基本スイッチセルは、それぞれ上記の第1〜
第4出力カレントスイッチ回路にコレクタが接続される
とともに第3負荷抵抗にエミッタが接続される第5トラ
ンジスタをそなえた第1〜第4電流源回路が設けられ、
これらの各電流源回路における各第5トランジスタのベ
ース電位がそれぞれ独立して制御されることにより、上
記の第1〜第4出力カレントスイッチ回路に流れる電流
が制御されてもよい(請求項16)。
【0040】さらに、上記の基本スイッチセルは、上記
の第1及び第3出力カレントスイッチ回路のいずれかに
一方のみに電流を流すための第1制御用カレントスイッ
チ回路と、上記の第2及び第4出力カレントスイッチ回
路のいずれか一方のみに電流を流すための第2制御用カ
レントスイッチ回路とが設けられていてもよい(請求項
17)。
【0041】また、上記の基本スイッチセルは、例え
ば、第6及び第7トランジスタを有しこれらのエミッタ
を並列接続して上記の第1入力端子とする上記第1電子
スイッチ部としての第3入力カレントスイッチ回路と、
第8及び第9トランジスタを有しこれらのエミッタを並
列接続して上記の第2入力端子とする上記第2電子スイ
ッチ部としての第4入力カレントスイッチ回路と、上記
の第6トランジスタ及び第8トランジスタの各コレクタ
に並列接続された第負荷抵抗と、上記の第7トランジ
スタ及び第9トランジスタの各コレクタに並列接続され
た第負荷抵抗と、エミッタを介して相互に接続された
差動構成の第10及び第11トランジスタを有し第10
トランジスタのコレクタを上記の第1出力端子とすると
ともに、第11トランジスタのベースが上記の第負荷
抵抗に並列接続された第5出力カレントスイッチ回路
と、エミッタを介して相互に並列接続された差動構成の
第12及び第13トランジスタを有し第12トランジス
タのコレクタを上記の第2出力端子とするとともに、第
13トランジスタのベースが上記の第負荷抵抗に並列
接続された第6出力カレントスイッチ回路とをそなえ、
上記の第6〜第9トランジスタの各ベース電位をそれぞ
れ独立して制御することにより、上記の第1及び第2入
力端子と上記の第1及び第2出力端子との間の接続構成
を変更しうるように構成してもよい(請求項18)。
【0042】また、この場合、上記の第1入力端子と他
の第3の基本スイッチセルの第2出力端子とが接続され
ると、上記の第3入力カレントスイッチ回路における第
6及び第7トランジスタのうちの少なくとも一方のエミ
ッタと、上記の第3の基本スイッチセルの第6出力カレ
ントスイッチ回路における第12トランジスタのコレク
タとがカスコード接続されて成る第3カスコードインタ
フェース回路が形成されるとともに、上記の第2入力端
子と他の第4の基本スイッチセルの第1出力端子とが接
続されると、上記の第4入力カレントスイッチ回路にお
ける第8及び第9トランジスタのうちの少なくとも一方
のエミッタと、上記の第4の基本スイッチセルの第5出
力カレントスイッチ回路における第10トランジスタの
コレクタとがカスコード接続されて成る第4カスコード
インタフェース回路が形成される(請求項19)。
【0043】なお、上記の第3及び第4入力カレントス
イッチ回路,第1及び第2入力端子,第1及び第2出力
端子も、それぞれ、差動構成になっていてもよい(請求
項20)
【0044】次に、本発明の基本スイッチセル電子回
、第1及び第2入力端子と第1及び第2出力端子とを
有する2入力2出力型の基本スイッチセルであって、上
記の第1入力端子と第1出力端子及び第2出力端子のい
ずれか一方もしくは両方とを電気的に接続しうる、信号
増幅機能付きの第1電子スイッチ部と、上記の第2入力
端子と第1出力端子及び第2出力端子のいずれか一方も
しくは両方とを電気的に接続しうる、信号増幅機能付き
の第2電子スイッチ部とをそなえていることを特徴とし
ている。
【0045】ここで、この基本スイッチセルも、例え
ば、ベース接地構成の第1トランジスタとこの第1トラ
ンジスタのコレクタに接続された第1負荷抵抗とを有し
上記の第1トランジスタのエミッタを上記の第1入力端
子とする第1入力回路と、ベース接地構成の第2トラン
ジスタとこの第2トランジスタのコレクタに接続された
第2負荷抵抗とを有し上記の第2トランジスタのエミッ
タを上記の第2入力端子とする第2入力回路と、それぞ
れのエミッタが接続された差動構成の第3及び第4トラ
ンジスタを有する、上記の第1電子スイッチ部としての
第1及び第2出力カレントスイッチ回路及び上記の第2
電子スイッチ部としての第3及び第4出力カレントスイ
ッチ回路とをそなえ、上記の第1出力カレントスイッチ
回路における第3トランジスタ及び第3出力カレントス
イッチ回路における第4トランジスタの各コレクタを並
列接続して上記の第1出力端子とし、上記の第2出力カ
レントスイッチ回路における第3トランジスタ及び第4
出力カレントスイッチ回路における第4トランジスタの
各コレクタを並列接続して上記の第2出力端子とすると
ともに、上記の第1及び第2出力カレントスイッチ回路
における各第4トランジスタの各ベースを、上記の第1
入力回路における第1負荷抵抗に並列接続し、且つ、上
記の第3及び第4出力カレントスイッチ回路における各
第4トランジスタの各ベースを、上記の第2入力回路に
おける第2負荷抵抗に並列接続し、上記の第1〜第4出
力カレントスイッチ回路に流れる電流を制御することに
より、上記の第1及び第2入力端子と上記の第1及び第
2出力端子との間の接続構成を変更しうるように構成さ
れる(請求項2)。
【0046】この場合、上記の第1入力端子と他の第1
の基本スイッチセルの第2出力端子とが接続されると、
上記の第1入力回路における第1トランジスタのエミッ
タと、上記の第1の基本スイッチセルの第4出力カレン
トスイッチ回路における第4トランジスタのコレクタと
がカスコード接続されて成る第1カスコードインタフェ
ース回路が形成されるとともに、上記の第2入力端子と
他の第2の基本スイッチセルの第1出力端子とが接続さ
れると、上記の第2入力回路における第2トランジスタ
のエミッタと、上記の第2の基本スイッチセルの第1出
力カレントスイッチ回路における第3トランジスタのコ
レクタとがカスコード接続されて成る第4カスコードイ
ンタフェース回路が形成される(請求項2)。
【0047】なお、上記の第1及び第2入力回路,第1
及び第2入力端子,第1及び第2出力端子は、それぞ
れ、差動構成になっていてもよい(請求項2)。ま
た、本基本スイッチセルは、それぞれ上記の第1〜第4
出力カレントスイッチ回路にコレクタが接続されるとと
もに第3負荷抵抗にエミッタが接続される第5トランジ
スタをそなえた第1〜第4電流源回路をそなえ、これら
の各電流源回路における各第5トランジスタのベース電
位がそれぞれ独立して制御されることにより、上記の第
1〜第4出力カレントスイッチ回路に流れる電流が制御
されてもよい(請求項2)。
【0048】さらに、本基本スイッチセルには、上記の
第1及び第3出力カレントスイッチ回路のいずれかに一
方のみに電流を流すための第1制御用カレントスイッチ
回路と、上記の第2及び第4出力カレントスイッチ回路
のいずれか一方のみに電流を流すための第2制御用カレ
ントスイッチ回路とが設けられていてもよい(請求項2
)。
【0049】また、本基本スイッチセルは、例えば、第
6及び第7トランジスタを有しこれらの各エミッタを並
列接続して上記の第1入力端子とする上記第1電子スイ
ッチ部としての第3入力カレントスイッチ回路と、第8
及び第9トランジスタを有しこれらの各エミッタを並列
接続して上記の第2入力端子とする上記第2電子スイッ
チ部としての第4入力カレントスイッチ回路と、上記の
第6トランジスタ及び第8トランジスタの各コレクタに
並列接続された第4負荷抵抗と、上記の第7トランジス
タ及び第9トランジスタの各コレクタに並列接続された
第5負荷抵抗と、それぞれのエミッタが相互に接続され
た差動構成の第10及び第11トランジスタを有し第1
0トランジスタのコレクタを上記の第1出力端子とする
とともに、第11トランジスタのベースが上記の第4負
荷抵抗に並列接続された第5出力カレントスイッチ回路
と、エミッタを介して相互に並列接続された差動構成の
第12及び第13トランジスタを有し第12トランジス
タのコレクタを上記の第2出力端子とするとともに、第
13トランジスタのベースが上記の第5負荷抵抗に並列
接続された第6出力カレントスイッチ回路とをそなえ、
上記の第6〜第9トランジスタの各ベース電位をそれぞ
れ独立して制御することにより、上記の第1及び第2入
力端子と上記の第1及び第2出力端子との間の接続構成
を変更しうるように構成してもよい(請求項2)。
【0050】この場合、上記の第1入力端子と他の第3
の基本スイッチセルの第2出力端子とが接続されると、
上記の第3入力カレントスイッチ回路における第6及び
第7トランジスタのうちの少なくとも一方のエミッタ
と、上記の第3の基本スイッチセルの第6出力カレント
スイッチ回路における第12トランジスタのコレクタと
がカスコード接続されて成る第3カスコードインタフェ
ース回路が形成されるとともに、上記の第2入力端子と
他の第4の基本スイッチセルの第1出力端子とが接続さ
れると、上記の第4入力カレントスイッチ回路における
第8及び第9トランジスタのうちの少なくとも一方のエ
ミッタと、上記の第4の基本スイッチセルの第5出力カ
レントスイッチ回路における第10トランジスタのコレ
クタとがカスコード接続されて成る第4カスコードイン
タフェース回路が形成される(請求項2)。
【0051】なお、上記の第3及び第4入力カレントス
イッチ回路,第1及び第2入力端子,第1及び第2出力
端子も、それぞれ、差動構成になっていてもよい(請求
項2)。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (A)クロスポイントスイッチ回路の説明 図1は本発明の一実施形態としてのクロスポイントスイ
ッチ回路の構成を示すブロック図で、この図1に示すよ
うに、本実施形態のクロスポイントスイッチ回路1−1
は、複数(ここでは、m×n=4×4=16個)の基本
スイッチセル1をそなえており、これらの各基本スイッ
チセル1〔SWxy(ただし、1 ≦x≦4,1 ≦y≦
4)〕が4行4列の行列(マトリクス)状に配置されて
いる。
【0053】ここで、各基本スイッチセル1は、それぞ
れ、2つの入力端子A,B(第1及び第2入力端子)と
2つの出力端子C,D(第1及び第2出力端子)とを有
する2入力2出力型のスイッチで、任意の入力端子A,
Bと任意の出力端子C,Dとの接続を切り替えることが
できるようになっている。具体的には、「(B)基本ス
イッチセルの説明」にて後述するように、電子回路によ
り構成されて以下の4種類の接続切り替えを行なえるよ
うになっている。
【0054】(1)クロス接続〔A−D間及びB−C間
の接続:図9(B)参照〕 (2)バー接続〔A−C間及びB−D間の接続:図9
(C)参照〕 (3)A同報接続〔A−C及びD間の接続:図9(D)
参照〕 (4)B同報接続〔B−C及びD間の接続:図9(E)
参照〕 そして、これらの各基本スイッチセル1は、前述した光
スイッチ(PI−LOSS型光スイッチ)と同様に、任
意の基本スイッチセル1(SWxy)の切り替え動作を
切り替え制御電圧発生回路2によって制御する(1つの
SWxyがバー接続になるように制御する)ことにより
任意の1つの入力ハイウェイ(INx)と任意の1つの
出力ハイウェイ(OUTy)とを接続しうるように図1
に示すごとく相互に接続されている。
【0055】即ち、上記のマトリクスの第i行j列(た
だし、ここでは、1≦i≦3,1≦j≦3)に位置する
基本スイッチセル1の出力端子Dと第i+1行j+1列
に位置するSWxyの入力端子Aとが接続されるととも
に、第i+1行j列に位置するSWxyの出力端子Cと
第i行j+1列に位置する基本スイッチセル1の入力端
子Bとが接続されている。
【0056】そして、本来なら、例えば図20中に符号
3で示すように、第1行j列に位置する基本スイッチセ
ル1の出力端子Cと第1行j+1列に位置する基本スイ
ッチセル1の入力端子Aとがそれぞれ接続されるべきと
ころが、本実施形態では、図1に示すように、第1行j
列に位置する基本スイッチセル1の出力端子Cにそれぞ
れ出力端子回路3Aが接続されるとともに、第1行j+
1列に位置する基本スイッチセル1の入力端子Aにそれ
ぞれ入力端子回路3Bが接続された構造になっている。
【0057】また、本来なら、例えば図20中に符号4
で示すように、第4行j列に位置する基本スイッチセル
1の出力端子Dと第4行j+1列に位置する基本スイッ
チセル1の入力端子Bとがそれぞれ接続されるべきとこ
ろが、本実施形態では、図1に示すように、第4行j列
に位置する基本スイッチセル1の出力端子Dにそれぞれ
出力端子回路4Aが接続されるとともに、第4行j+1
列に位置する基本スイッチセル1の入力端子Bにそれぞ
れ入力端子回路4Bが接続された構造になっている。
【0058】さらに、本来なら、例えば図20中に符号
5で示すように、第1列に位置する各基本スイッチセル
1(SW13,SW24,SW31,SW42)の入力
端子A,Bの一方と入力ハイウェイ(INx)とが接続
される(他方は空き端子となる)べきところが、本実施
形態では、図1に示すように、入力端子回路5B〜10
Bと、入力端子回路7B,8Bに接続された出力端子回
路7A,8Aとが設けられた構造になっている。
【0059】また、本来なら、例えば図20中に符号6
で示すように、第4列に位置する各基本スイッチセル1
(SW41,SW22,SW33,SW14)の出力端
子C,Dの一方と出力ハイウェイ(OUTy)とが接続
される(他方は空き端子となる)べきところが、本実施
形態では、図1に示すように、出力端子回路5A,6
A,9A,10Aが設けられた構造になっている。
【0060】ここで、上記の出力端子回路(第1出力端
子回路)3A(計n−1=3個)は、第1行j列に位置
する基本スイッチセル1(SW13,SW23,SW2
1)の出力端子Cと、辺1a側に隣接して配置される他
の(第1の)クロスポイントスイッチ回路1−1の第4
行j+1列に位置する基本スイッチセル1(SW32,
SW34,SW14)の入力端子Bとの接続を可能にす
るものである。
【0061】また、入力端子回路(第1入力端子回路)
3B(計n−1=3個)は、第1行j+1列に位置する
基本スイッチセル1(SW23,SW21,SW41)
の入力端子Aと上記の他のクロスポイントスイッチ回路
1−1の第4行(最終行)j列に位置する基本スイッチ
セル1(SW42,SW32,SW34)の出力端子D
との接続を可能にするものである。
【0062】さらに、出力端子回路(第2出力端子回
路)4A(計n−1=3個)は、最終行j列に位置する
基本スイッチセル1(SW42,SW32,SW34)
の出力端子Dと、辺1b側に隣接して配置される他の
(第2の)クロスポイントスイッチ回路1−1の第1行
j+1列に位置する基本スイッチセル1(SW23,S
W21,SW41)の入力端子Aとの接続を可能にする
ものである。
【0063】また、入力端子回路(第2入力端子回路)
4B(計n−1=3個)は、最終行j+1列に位置する
基本スイッチセル1(SW32,SW34,SW14)
の入力端子Bと上記の第2のクロスポイントスイッチ回
路1−1の第1行j列に位置する基本スイッチセル1
(SW13,SW23,SW21)の出力端子Cとの接
続を可能にするものである。
【0064】さらに、入力端子回路(第3入力端子回
路)5B(計m−1=3個)は、第i行1列に位置する
基本スイッチセル1(SW13,SW24,SW31)
の入力端子Bと、辺1c側に隣接して配置される他の
(第3の)クロスポイントスイッチ回路1−1の第i+
1行n列(最終列)に位置する基本スイッチセル1(S
W22,SW33,SW14)の出力端子Cとの接続を
可能にするものである。
【0065】また、入力端子回路(第4入力端子回路)
6B(計m−1=3個)は、第i+1行1列に位置する
基本スイッチセル(SW24,SW31,SW42)の
入力端子Aと上記の第3のクロスポイントスイッチ回路
1−1の第i行最終列に位置する基本スイッチセル1
(SW41,SW22,SW33)の出力端子Dとの接
続を可能にするものである。
【0066】さらに、出力端子回路(第3出力端子回
路)5A(計m−1=3個)は、第i行最終列に位置す
る基本スイッチセル1(SW41,SW22,SW3
3)の出力端子Dと、辺1d側に隣接して配置される他
の(第4の)クロスポイントスイッチ回路1−1の第i
+1行1列に位置する基本スイッチセル1(SW24,
SW31,SW42)の入力端子Aとの接続を可能にす
るものである。
【0067】また、出力端子回路(第4出力端子回路)
6A(計m−1=3個)は、第i+1行最終列に位置す
る基本スイッチセル1(SW22,SW33,SW1
4)の出力端子Cと上記の第4のクロスポイントスイッ
チ回路1−1の第i行1列に位置する基本スイッチセル
1(SW13,SW24,SW31)の入力端子Bとの
接続を可能にするものである。
【0068】さらに、入力端子回路(第5入力端子回
路)7B(1個)は、上記の辺1c側に隣接して配置さ
れる第3のクロスポイントスイッチ回路1−1の第1行
最終列に位置する基本スイッチセル1(SW41)の出
力端子Cとの接続を可能にするものであり、出力端子回
路(第5出力端子回路)7A(1個)は、この入力端子
回路7Bと接続され上記の辺1a側に隣接して配置され
る第1のクロスポイントスイッチ回路1−1の最終行1
列に位置する基本スイッチセル1(SW42)の入力端
子Bとの接続を可能にするものである。
【0069】また、入力端子回路(第6入力端子回路)
8B(1個)は、上記の辺1c側に隣接して配置される
第3のクロスポイントスイッチ回路1−1の最終行最終
列に位置する基本スイッチセル1(SW14)の出力端
子Dとの接続を可能にするものであり、出力端子回路
(第6出力端子回路)8A(1個)は、この入力端子回
路8Bと接続され上記の辺1b側に隣接して配置される
第2のクロスポイントスイッチ回路1−1の第1行1列
に位置する基本スイッチセル1(SW13)の入力端子
Aとの接続を可能にするものである。
【0070】さらに、入力端子回路(第7入力端子回
路)9B(1個)は、第1行1列に位置する基本スイッ
チセル1(SW13)の入力端子Aと上記の辺1a側に
隣接して配置される第1のクロスポイントスイッチ回路
1−1の出力端子回路8Aとの接続を可能にするもので
あり、入力端子回路(第8入力端子回路)10B(1
個)は、最終行1列に位置する基本スイッチセル1(S
W42)の入力端子Bと上記の辺1b側に隣接して配置
される第2のクロスポイントスイッチ回路1−1の出力
端子回路7Aとの接続を可能にするものである。
【0071】また、出力端子回路(第7出力端子回路)
9A(1個)は、第1行n列に位置する基本スイッチセ
ル1(SW41)の出力端子Cと上記の辺1d側に隣接
して配置される第4のクロスポイントスイッチ回路1−
1の入力端子回路7Bとの接続を可能にするものであ
り、出力端子回路(第8出力端子回路)10A(1個)
は、最終行最終列に位置する基本スイッチセル1(SW
14)の出力端子Dと上記の辺1d側に隣接して配置さ
れる第4のクロスポイントスイッチ回路1−1の入力端
子回路8Bとの接続を可能にするものである。
【0072】つまり、上記の各出力端子回路3A〜10
Aおよび各入力端子回路3B〜10Bは、行列外周の各
辺に位置する基本スイッチセル1と、隣接すべき他のク
ロスポイントスイッチ回路1−1に行列状に配置された
基本スイッチセル1のうちの行列外周の一辺に位置する
基本スイッチセル1との接続を可能にする外部接続手段
1A〜1Dを形成していることになる。
【0073】なお、本実施形態では、図1に示すよう
に、入力端子回路5B〜8Bが、それぞれ、辺1c(行
列の第1列を成す一辺)側に設けられるとともに、出力
端子回路5A,6A,9A,10Aが、それぞれ、辺1
d(行列の最終列を成す一辺)側に設けられ、且つ、入
力端子回路3B,9Bおよび出力端子回路3A,7A
が、それぞれ、辺1a(行列の第1行を成す一辺)側に
設けられるとともに、入力端子回路4B,10Bおよび
出力端子回路4A,8Aが、それぞれ、辺1b(行列の
最終行を成す一辺)側に設けられている。
【0074】このような出力端子回路3A〜10A及び
入力端子回路3B〜10Bの配置を行なうことで、クロ
スポイントスイッチ回路1−1は、各辺1a〜1d側に
隣接する最大4組の他のクロスポイントスイッチ回路1
−1との平面的な接続が確実に可能になる。例えば、図
1に示すクロスポイントスイッチ回路1−1(以下、単
体スイッチ回路1−1ということもある)を4つ用意
し、図2に示すように、各単体スイッチ回路1−1を2
行2列の行列状に配置するとともに、隣接する単体スイ
ッチ回路1−1を上記の外部接続手段1A〜1Dを介し
て相互に接続(外部接続手段1A,1B同士および外部
接続手段1C,1D同士を接続)すれば、各単体スイッ
チ回路1−1間に交差配線を生じさせることなく、平面
状の8×8のクロスポイントスイッチ回路1−1を構成
することができる。
【0075】なお、単体スイッチ回路1−1が接続され
ない部分、即ち、図2において、2行2列の行列状に配
置された単体スイッチ回路1−1のうちの第1行第1列
(左上)及び第1行2列(右上)に位置する各単体スイ
ッチ回路1−1の外部接続手段1A側と、第1行2列
(左下)及び第2行2列(左下)に位置する各単体スイ
ッチ回路1−1の外部接続手段1B側とには、それぞ
れ、図2に示すように、折り返し接続回路7,8が設け
られる。
【0076】これにより、単体スイッチ回路(第1のク
ロスポイントスイッチ回路)1−1が接続されない外部
接続手段1Aでは、折り返し接続回路7によって、出力
端子回路7Aと第1行1列に位置する基本スイッチセル
1(SW13)の入力端子A側の入力端子回路9Bとが
接続されるとともに、第1行j列に位置する基本スイッ
チセル1(SW23,SW21)の出力端子C側の出力
端子回路3Aと第1行j+1列に位置する基本スイッチ
セル1(SW23,SW21,SW41)の入力端子A
側の入力端子回路3Bとがそれぞれ接続される。
【0077】一方、単体スイッチ回路(第2のクロスポ
イントスイッチ回路)1−1が接続されない外部接続手
段1Bでは、折り返し接続回路8によって、出力端子回
路8Aと最終行1列に位置する基本スイッチセル1(S
W42)の入力端子B側の入力端子回路10Bとが接続
されるとともに、最終行j列に位置する基本スイッチセ
ル1(SW42,SW32,SW34)の出力端子D側
の出力端子回路4Aと最終行j+1列に位置する基本ス
イッチセル1(SW32,SW34,SW14)の入力
端子B側の入力端子回路4Bとがそれぞれ接続される。
【0078】つまり、他の単体スイッチ回路1−1と接
続されない第1行(もしくは最終行)に位置する基本ス
イッチセル1は、折り返し接続回路7(8)により、図
20に示す4×4の単体のクロスポイントスイッチ回路
1B−1と同様の接続構成となるように結線されるので
ある。この結果、図2において、左上及び右上に位置す
る単体スイッチ回路1−1の第1行に位置する基本スイ
ッチセル1の出力端子Cと隣接する基本スイッチセル1
の入力端子Aとが順次接続された状態になり、左下及び
右下に位置する単体スイッチ回路1−1の最終行に位置
する基本スイッチセル1の出力端子Dと隣接する基本ス
イッチセル1の入力端子Bとが順次接続された状態にな
るので、これらの第1行及び最終行に位置する基本スイ
ッチセル1に入力されてきた信号の伝達経路が確保さ
れ、常に正常な入出力ハイウェイの接続が可能になる
(完全非閉塞型のクロスポイントスイッチ回路1−2が
実現される)。
【0079】そして、以上と同様にして、図1に示す単
体スイッチ回路1−1を例えばM×M個用意して図3に
示すようにM行M列(ただし、図3ではM=8の場合を
示しており、符号は一部省略している)の行列状に配置
し、隣接する単位スイッチ回路1同士を外部接続手段1
A〜1Dを介して相互に接続すれば、1段リンク構成の
M×Mのクロスポイントスイッチ回路1−2を構成する
ことができ、必要に応じていくらでも、入出力チャンネ
ル数を拡張することができる。
【0080】従って、大容量光ネットワークの実現のた
めに要求されている、例えば10Gb/sという速度の
信号を扱う512×512やそれ以上の多入出力チャン
ネル数のクロスポイントスイッチ回路1−2でも容易に
実現することができる。また、この場合、単体スイッチ
回路1−1間の接続には交差配線が必要なく、全て平面
的な接続で済むので、単体スイッチ回路1−1間の接続
を例えばプリント基板パターンやフラットケーブルなど
により簡単に実現でき、従来の多段リンク構成の場合の
ような接続・組立の複雑さはない。従って、例えば、自
動ワイヤボンダを使用する等して回路の組立自動化を行
なうことも可能になり、製造性向上(量産可能),製造
工数削減によるコストダウン等その効果は非常に大き
い。
【0081】さらに、本実施形態では、後述するように
各基本スイッチセル1が電子回路により構成されている
ので、クロスポイントスイッチ回路1−1(1−2)の
集積化が容易であり、また、光スイッチのように各基本
スイッチセル1毎に温度コントローラ等が必要ない〔切
り替え制御電圧発生回路2はクロスポイントスイッチ回
路1−1(もしくは1−2)に1つ有れば良い〕ので、
その消費電力も大幅に低減することができる。
【0082】ところで、上述のごとく入出力チャンネル
数(チャンネルサイズ)を拡張すればするほど、上記の
ような平面的な接続を行なっていると非常に大きなスペ
ースが必要になるので、例えば図4に示すように、上記
のM×Mのクロスポイントスイッチ回路1−2を1つの
単位(単位スイッチ回路群)として基板11上に集積化
したものを複数(図4では6枚)用意し、これらの各基
板11(クロスポイントスイッチ回路1−2)を立体的
(図4において上から表→裏→表→・・・の順)に配置
してフラットケーブル11A等により各クロスポイント
スイッチ回路1−2同士を相互に接続する。
【0083】つまり、この図4に示す回路は、平面状の
1枚のクロスポイントスイッチ回路をフラットケーブル
11A部分で折り畳んだようなイメージで構成されてい
る。なお、この図4の構成のままでは、平面状に広げる
と縦横の基本スイッチセル数が一致しない(各基本スイ
ッチセル1が正方行列を成さない)ので、チャンネル毎
に信号が通過する基本スイッチセル数が異なってしまう
ことになる。
【0084】そこで、最終的に、各基本スイッチセル1
が正方行列を成すのに必要な分だけのクロスポイントス
イッチ回路1−2(基板11)を用意して、例えば図5
に示すように立体的に配置し、隣接するクロスポイント
スイッチ回路1−2同士を同軸線のフラットケーブル1
1A,11B等で相互に接続する。なお、このとき、隣
接するクロスポイントスイッチ回路1−2同士は、各回
路1−2を平面に広げると縦横の基本スイッチセル数が
同じである1枚のクロスポイントスイッチ回路1−3と
なるよう(行列状の配置となるよう)に接続される。
【0085】つまり、この図5に示すクロスポイントス
イッチ回路1−3は、図3に示すクロスポイントスイッ
チ回路1−2を複数そなえ、これらの各クロスポイント
スイッチ回路1−2が立体的に配置されるとともに、隣
接するクロスポイントスイッチ回路1−2同士が、上記
の外部接続手段1A〜1Dを介して行列状の配置となる
よう相互に接続されているのである。
【0086】このように、入出力チャンネル数を拡張す
る際、平面的な接続ではスイッチサイズが大きくなり過
ぎる場合に、それぞれ複数の単体スイッチ回路1が平面
的に接続された複数の小チャンネルサイズのクロスポイ
ントスイッチ回路(単体スイッチ回路群)1−2を図5
に示すように立体的に配置・接続すれば、大規模なチャ
ンネルサイズのクロスポイントスイッチ回路1−3を極
めてコンパクトに実現することができる。
【0087】また、各クロスポイントスイッチ回路1−
2間の接続にフラットケーブル11A,11Bが使える
ので、複雑な配線作業を行なう必要が無く、装置架への
実装も非常に楽である。さらに、立体構造の回路の組立
・製造も簡易化されるので、量産が可能となり、この結
果、大規模な入出力チャンネル数のクロスポイントスイ
ッチ回路1−3を極めて安価に提供することが可能であ
る。なお、各クロスポイントスイッチ回路1−2間の接
続には、勿論、フラットケーブル11A,11B以外の
ものを用いてもよい。
【0088】また、図6は上記のクロスポイントスイッ
チ回路1−2を製品化したときの外観例を模式的に示す
斜視図であるが、この図6では、例えば、持ち運びや装
置架への実装時等の取り扱い易さを考慮して、所要のケ
ース12等にクロスポイントスイッチ回路1−2(基板
11)を収納し、ケース12の開口部12A〜12Dに
フラットケーブル11A,11Bを通す構造になってい
る。
【0089】以上のように、本実施形態によれば、大規
模なチャンネルサイズのクロスポイントスイッチ回路を
小型・低消費電力で、製造が容易、且つ、安価に実現す
ることができる。なお、上述した実施形態では、基本ス
イッチ回路1−1を、図1により前述したように、2入
力2出力型の基本スイッチセル1を4×4のマトリクス
(正方行列)状に配置・接続した構成としているが、正
方行列に限らず、m×n(m,nはいずれも2以上の整
数)の任意のマトリクス状に配置・接続した構成として
もよい。
【0090】この場合は、そのm×nの基本スイッチ回
路1−1をM×N個用意してM×Nのマトリクス状に配
置し、図2と同様の接続構成をとることで、Mm×Mm
またはNn×Nnのうちのいずれか小さい方のサイズ
の、1段リンク構成の完全非閉塞型クロスポイントスイ
ッチ回路1−2(もしくは1−3)を実現することがで
きる。
【0091】つまり、基本スイッチ回路1−1における
基本スイッチセル1のマトリクスの縦横の数は同じであ
る必要はなく、入出力(ハイウェイ)間の完全非閉塞ス
イッチ接続が最終的に実現できる分の基本スイッチ回路
1−1をマトリクス状に配置・接続すれば目的は達成さ
れる。また、図1に示す単位スイッチ回路1−1(基本
スイッチセル1)は、電子回路ではなく、従来のPI−
LOSS型光スイッチと同様に光導波路等を用いた光学
回路により構成することも可能である。この場合は、図
1において辺1a及び1b側に配置されていた入力端子
回路3B,4B,9B,10B,出力端子回路3A,4
A,7A,8Aをそれぞれ図7に示すように辺1c,1
d側に配置するのが良い。
【0092】つまり、入力端子回路3B〜10Bをそれ
ぞれ辺1c側に配置するとともに、出力端子回路3A〜
10Aをそれぞれ辺1d側に配置することにより、外部
接続手段1E,1Fを形成した構造にする。なお、この
図7において、1′は光導波路等の光学回路により構成
された基本スイッチセル(光導波路の交点)を表してい
る。
【0093】このような構造にすることで、図7に示す
単位スイッチ回路1A−1では、光導波路(図7中の配
線)の折り曲げ角度が、前記の単位スイッチ回路1−1
に比べて小さくなるので、光損失等の影響を最小限に抑
えることができる。そして、この場合も、例えば図8に
示すように、複数の単位スイッチ回路1A−1を行列状
に配置して、隣接する単位スイッチ回路1A−1同士を
外部接続手段1E,1Fを介して光ファイバ等により相
互に接続してゆけば、任意のチャンネルサイズのクロス
ポイントスイッチ回路1A−2を実現することができ
る。
【0094】ただし、この場合は、電子回路により構成
された単位スイッチ回路1−1同士を接続する場合に比
べて、図8に示すように、交差配線が生じ配線が複雑に
なり、また、この接続に光ファイバを用いると光導波路
との接続精度も要求されるので、フラットケーブル11
A,11Bを用いる場合に比べてあまり実用的な構成と
はいえない。なお、図8では図7に示す符号の表記は一
部省略している。
【0095】(B)基本スイッチセル1の詳細説明図9
(A)は上述した各基本スイッチセル(基本スイッチセ
ル電子回路)1の構成を原理的に説明するためのブロッ
ク図で、この図9(A)に示すように、本実施形態の基
本スイッチセル1は、切り替え制御電圧発生回路2によ
りそれぞれ独立してそのON/OFF状態が制御される
電子スイッチ15A,15B,16A及び16Bをそな
えた電子回路により構成されている。
【0096】ここで、電子スイッチ15Aは、切り替え
制御電圧発生回路2(以下、単に「電圧発生回路2」と
いう)からの電圧信号A1によってON状態に制御され
ると、入力端子Bと出力端子Cとを接続するものであ
り、電子スイッチ15Bは、同様に、電圧発生回路2か
らの電圧信号B1によってON状態に制御されると、入
力端子Bと出力端子Cとを接続するものである。
【0097】また、同様に、電子スイッチ16Aは、電
圧発生回路2からの電圧信号A2によってON状態に制
御されると、入力端子Aと出力端子Dとを接続するもの
であり、電子スイッチ16Bは、電圧発生回路2からの
電圧信号B2によってON状態に制御されると、入力端
子Bと出力端子Dとを接続するものである。このような
構成により、本実施形態の基本スイッチセル1は、例え
ば上記の電圧信号B1及びA2をそれぞれHレベル(電
圧信号A1及びB2はLレベル)にして、電子スイッチ
15B及び16AのみをそれぞれON状態に制御する
と、図9(B)に示すように、入力端子Aへの入力信号
をクロスして出力端子Dへ出力するとともに、入力端子
Bへの入力信号をクロスして出力端子Cへ出力する、
「クロス接続」状態(構成)となる。
【0098】逆に、電圧発生回路2からの電圧信号A1
及びB2をそれぞれHレベル(電圧信号B1及びA2は
Lレベル)にして、電子スイッチ15A及び16Bのみ
をそれぞれON状態に制御すると、図9(C)に示すよ
うに、入力端子Aへの入力信号をクロスせずに出力端子
Cへ出力するとともに、入力端子Bへの入力信号もクロ
スさせずに出力端子Dへ出力する、「バー接続」状態
(構成)となる。
【0099】また、例えば電圧信号A1及びA2をそれ
ぞれHレベル(電圧信号B1及びB2はLレベル)にし
て、電子スイッチ15A及び15BのみをそれぞれON
状態に制御すると、図9(D)に示すように、入力端子
Aへの入力信号を出力端子C及びDのそれぞれに出力す
る、「A同報接続」状態(構成)となる。一方、電圧信
号B1及びB2をそれぞれHレベル(電圧信号A1及び
A2はLレベル)にして、電子スイッチ16A及び16
BのみをそれぞれON状態に制御すると、図9(E)に
示すように、入力端子Bへの入力信号を出力端子C及び
Dのそれぞれに出力する、「B同報接続」状態(構成)
となる。
【0100】つまり、上記の電子スイッチ15A及び1
6Aは、入力端子Aと出力端子C及びDのいずれか一方
もしくは両方とを電気的に接続しうる第1電子スイッチ
部として機能し、電子スイッチ15B及び16Bは、入
力端子Bと出力端子C及びDのいずれか一方もしくは両
方とを電気的に接続しうる第2電子スイッチ部として機
能するようになっているのである。
【0101】従って、従来のPI−LOSS型光スイッ
チの基本スイッチセル(光導波路の交点)として必要な
基本機能(クロス接続およびバー接続)を電子回路によ
って実現することができるとともに、光スイッチでは実
現できなかった、同報接続機能さえも実現することがで
きるので、多機能で柔軟性の高いクロスポイントスイッ
チ回路1−1(1−2,1−3)の実現に大いに寄与す
る。
【0102】(B1)基本スイッチセル1の第1の態様
の説明 具体的に、上記の基本スイッチセル1は、例えば図10
に示すように、主に、トランジスタTr1〜Tr5,T
r21,Tr22(バイポーラ型,FET型のどちらで
もよい)及び抵抗R1〜R9を有して構成される。ここ
で、トランジスタ(第1トランジスタ)Tr1は、ベー
ス接地構成のトランジスタで、そのコレクタに抵抗(第
1負荷抵抗)R1が接続され、そのエミッタに抵抗R3
が並列接続されて(第1)入力回路51Aが形成されて
いる。また、このトランジスタTr1のエミッタが一方
の入力端子Aとなっている。
【0103】同様に、トランジスタ(第2トランジス
タ)Tr2も、ベース接地構成のトランジスタで、その
コレクタに抵抗(第2負荷抵抗)R2が接続されるとと
もにエミッタに抵抗R4が並列接続されて(第2)入力
回路51Bが形成されている。また、このトランジスタ
Tr2のエミッタが他方の入力端子Bとなっている。さ
らに、4組のトランジスタTr3及びTr4(第3及び
第4トランジスタ)は、それぞれのエミッタが図10に
示すように抵抗R5及びR6を介して並列接続された差
動構成になっており、4組の出力カレントスイッチ回路
(第1〜第4出力カレントスイッチ回路)52A〜52
Dを形成している。そして、このうち、2組の出力カレ
ントスイッチ回路52A及び52Bが前記の電子スイッ
チ15A及び16A(第1電子スイッチ部)として機能
し、残り2組の出力カレントスイッチ回路52C及び5
2Dが前記の電子スイッチ15B及び16B(第2電子
スイッチ部)として機能するようになっている。
【0104】そして、上記の出力カレントスイッチ回路
52AにおけるトランジスタTr3及び出力カレントス
イッチ回路52CにおけるトランジスタTr4の各コレ
クタを並列接続して出力端子Cとし、上記の出力カレン
トスイッチ回路52BにおけるトランジスタTr3及び
出力カレントスイッチ回路52Dにおけるトランジスタ
Tr4の各コレクタを並列接続して出力端子Dとする。
【0105】さらに、図10に示すように、上記の出力
カレントスイッチ回路52AにおけるトランジスタTr
4及び出力カレントスイッチ回路52Bにおけるトラン
ジスタTrの各ベースが、入力回路51Aにおける抵
抗R1にエミッタフォロワ構成のトランジスタTr21
を介して並列接続され、且つ、出力カレントスイッチ回
路52CにおけるトランジスタTr及び出力カレント
スイッチ回路52DにおけるトランジスタTr3の各ベ
ースが、入力回路51Bにおける抵抗R2にエミッタフ
ォロワ構成のトランジスタTr22を介して並列接続さ
れている。
【0106】なお、上記のトランジスタTr3及びTr
4と抵抗R1(R2)との間の接続は、エミッタフォロ
ワ構成のトランジスタTr21,Tr22を介さなくて
もよい。そして、上記の各出力カレントスイッチ回路5
2A〜52Dにおける抵抗R5及びR6には4組のトラ
ンジスタTr5のコレクタが並列接続され、各トランジ
スタTr5のエミッタには抵抗R7が接続される。これ
により、4組の電流源回路(第1〜第4電流源回路)5
3A〜53Dが形成され、各トランジスタTr5のベー
ス電位A1,A2,B1,B2を前記の電圧信号A1,
A2,B1,B2によってそれぞれ独立に制御して、こ
れらの電流源回路53A〜53Dの各電流量を制御する
と、出力カレントスイッチ回路52A〜52Dに流れる
電流が制御されて、図9(B)〜図9(E)により前述
したように、各入力端子A,Bと各出力端子C,Dとの
間の接続構成が変更される。
【0107】例えば、電流源回路53B及び53Cにお
ける各トランジスタTr5のベース電位A2及びB1を
Hレベルにすると、出力カレントスイッチ回路52B及
び52CにおけるトランジスタTr3及びTr4がそれ
ぞれON状態となる。これにより、入力端子Aと出力端
子Dとが出力カレントスイッチ回路52Bにおけるトラ
ンジスタTr3のコレクタを介して接続された状態とな
り、入力端子Bと出力端子Cとが出力カレントスイッチ
回路52CにおけるトランジスタTr4のコレクタを介
して接続された状態となり、前記の「クロス接続」が実
現される。
【0108】同様に、ベース電位A1及びB2をHレベ
ルにすると、出力カレントスイッチ回路52A及び52
DにおけるトランジスタTr3及びTr4がそれぞれO
N状態となり、入力端子Aと出力端子Cとが出力カレン
トスイッチ回路52AにおけるトランジスタTr3のコ
レクタを介して接続された状態となり、入力端子Bと出
力端子Dとが出力カレントスイッチ回路52Dにおける
トランジスタTr4のコレクタを介して接続された状態
となり、前記の「バー接続」が実現される。
【0109】また、ベース電位A1及びA2をHレベル
にすると、出力カレントスイッチ回路52A及び52B
におけるトランジスタTr3及びTr4がそれぞれON
状態となり、入力端子Aと出力端子C及びDとが出力カ
レントスイッチ回路52A及び52Bにおける各トラン
ジスタTr3のコレクタを介して接続された状態とな
り、前記の「A同報接続」が実現される。
【0110】さらに、ベース電位B1及びB2をHレベ
ルにすると、出力カレントスイッチ回路52C及び52
DにおけるトランジスタTr3及びTr4がそれぞれO
N状態となり、入力端子Bと出力端子C及びDとが出力
カレントスイッチ回路52C及び52Dにおける各トラ
ンジスタTr4のコレクタを介して接続された状態とな
り、前記の「B同報接続」が実現される。
【0111】以上のようにして、基本スイッチセル1を
電子回路により構成すると、次のような利点が得られ
る。 (1)出力カレントスイッチ回路52A〜52Dが増幅
器としても機能するので、基本スイッチセル1間で信号
レベルが低下してもその信号レベルは基本スイッチセル
1内で増幅・再生される。従って、前述したように大規
模なチャンネルサイズのクロスポイントスイッチ回路1
−1(1−2,1−3)を構成しても、入出力(ハイウ
ェイ)間での信号レベル・波形保存性を十分に確保する
ことができる。また、漏話雑音等も圧縮することができ
る。
【0112】(2)信号分配しても基本スイッチセル1
内での信号増幅機能により信号再生可能なので、同報機
能等も容易に、且つ、安定して実現することが可能であ
る。 (3)半導体チップ等として集積化することが可能なの
で、PI−LOSS型光スイッチ等における光導波路を
用いた基本スイッチセルに比べて、飛躍的な小型化が可
能である。
【0113】(4)PI−LOSS型光スイッチのよう
に、光導波路を用いた基本スイッチセル毎に温度コント
ローラ等の外部回路を設ける必要が無いので、スイッチ
サイズ及びその消費電力を大幅に低減することが可能で
ある。 (5)外部(他の基本スイッチセル1や出力端子回路3
A〜10A,入力端子回路3B〜10B等)との接続は
電気的(電流信号)に行なわれるため、光ファイバ等と
の煩雑な光結合を行なう必要が全く無い。
【0114】次に、上述のごとく構成された基本スイッ
チセル1同士の接続構成を図11に示す。なお、この図
11では、図1に示す各基本スイッチセル1のうち、第
1列に位置するSW13,SW24及びSW31と、第
2列に位置するSW23,SW11及びSW44との間
の接続に着目した構成を表しており、これら以外の他の
基本スイッチセル1同士の接続も同様である。また、各
基本スイッチセル1の構成は全て図10に示すものと同
様であるので、この図11では図10に示した符号は一
部省略している。
【0115】そして、この図11において、例えばSW
11に着目すると、このSW11は、一方の入力端子A
がSW13(他の第1の基本スイッチセル)の出力端子
Dと接続されるとともに、他方の入力端子BがSW31
(他の第2の基本スイッチセル)に接続される。する
と、SW11の一方の入力回路51Aにおけるトランジ
スタTr1のエミッタと、SW13の出力カレントスイ
ッチ回路52DにおけるトランジスタTr4のコレクタ
とがカスコード接続されて成る(第1)カスコードイン
タフェース回路54Aが形成されるとともに、SW11
の他方の入力回路51BにおけるトランジスタTr2の
エミッタと、SW31の出力カレントスイッチ回路52
AにおけるトランジスタTr3のコレクタとがカスコー
ド接続されて成る(第2)カスコードインタフェース回
路54Bが形成される。
【0116】なお、他の基本スイッチセル1間の接続に
おいても、上記と同様のカスコードインタフェース回路
が形成される。これにより、基本スイッチセル1間の配
線における電圧は変化せず、電流信号による信号接続と
なるので、基本スイッチセル1間の配線の浮遊容量の影
響を受けにくくなり、例えば10Gb/s程度までの超
高速信号に対応可能な高速特性を実現することができ
る。また、交差配線間の容量結合による信号間漏話の影
響も大幅に低減することができる。
【0117】また、このように、PI−LOSS型光ス
イッチと同等の構成(図1参照)を上記の基本スイッチ
セル1により電子回路で実現すると、PI−LOSS型
光スイッチと同様に、スイッチ切り替え経路の違いによ
っても信号の透過スイッチ段数及び経路長は変わらない
ので、各チャンネル毎に特性差が生じにくい。従って、
10Gb/s程度までの超高速信号に対しても非常に安
定した特性を得ることができる。
【0118】つまり、PI−LOSS型光スイッチと同
等の構成を基本スイッチセル1により電子回路で実現す
ることで、PI−LOSS型光スイッチに特有のメリッ
トを活かしつつ、前述したようなその光スイッチのデメ
リットを克服することができるのである。なお、上記の
基本スイッチセル1は、例えば図12に示すように、図
10に示す構成において、トランジスタTr1,Tr
2,Tr21,Tr22,抵抗R1〜R4,R8,R9
をそれぞれ差動構成にして入力回路51A,51B及び
入力端子A,Bを差動構成にするとともに、出力端子
C,Dを次のように差動構成にすることでも実現でき
る。
【0119】即ち、出力カレントスイッチ回路53Aに
おける各トランジスタTr3,Tr4の各コレクタを差
動構成の出力端子Cとし、出力カレントスイッチ回路5
3Cにおける各トランジスタTr3,Tr4の各コレク
タをこの出力端子Cに並列接続するとともに、出力カレ
ントスイッチ回路53Bにおける各トランジスタTr
3,Tr4の各コレクタを差動構成の出力端子Dとし、
出力カレントスイッチ回路53Dにおける各トランジス
タTr3,Tr4の各コレクタをこの出力端子Dに並列
接続する。
【0120】この場合の図11に対応した基本スイッチ
セル1同士の接続構成を図13に示す。なお、この図1
3において、各基本スイッチセル1の構成は全て図12
に示すものと同様であるので、図12に示した符号はほ
とんど省略している。このように差動構成にした図12
(図13)示す基本スイッチセル1では、図10(図1
1)により前述したものと同様の作用効果(カスコード
インタフェース回路54A,54Bによる作用効果も含
む)が得られるほか、次のような利点が得られる。
【0121】(1)スイッチングノイズの影響を抑圧す
ることができる。 (2)半導体集積化が容易になる。 (3)温度・電源変動やバラツキに対する安定性が向上
する。 (4)高速信号入力による回路の高速動作時に回路内電
源電流量が変化せず、高速動作がより安定し、且つ、他
の回路に対する影響を抑圧することができる。
【0122】(5)各基本スイッチセル1間での配線交
差は差動信号配線による配線交差となるので、配線交差
点での信号間漏話をさらに抑圧することができる。な
お、図10及び図12に示す基本スイッチセル1は、そ
れぞれ、例えば図14及び図15に示すように構成して
もよい。即ち、電流源回路53A,53Cを形成してい
た各抵抗R7を並列接続するとともにその接続点に抵抗
R10を接続し、且つ、電流源回路53B,53Dを形
成していた各抵抗R7を並列接続するとともにその接続
点に抵抗R11を接続する。
【0123】これにより、電流源回路53A,53Cの
代わりにカレントスイッチ回路55Aが形成されるとと
もに、電流源回路53B,53Dの代わりにカレントス
イッチ回路55Bが形成される。従って、出力カレント
スイッチ回路52A及び52Cに接続された各トランジ
スタTr5のうちの一方がON状態になると他方がOF
F状態となり、同様に、出力カレントスイッチ回路52
B及び52Cに接続された各トランジスタTr5のうち
の一方がON状態となると他方がOFF状態となる。
【0124】例えば、出力カレントスイッチ回路52B
及び52Cに接続された各トランジスタTr5のベース
電位A2及びB1をそれぞれHレベルにしたとき(クロ
ス接続を実行するとき)には、残り2組の出力カレント
スイッチ回路52A及び52Dに接続された各トランジ
スタTr5がOFF状態となり、出力カレントスイッチ
回路52B及び52Cにしか電流は流れないことにな
る。
【0125】同様に、出力カレントスイッチ回路52A
及び52Dに接続された各トランジスタTr5のベース
電位A1及びB2をそれぞれHレベルにしたとき(バー
接続を実行するとき)には、残り2組の出力カレントス
イッチ回路52B及び52Cに接続された各トランジス
タTr5がOFF状態となり、出力カレントスイッチ回
路52A及び52Dにしか電流は流れない。
【0126】さらに、出力カレントスイッチ回路52A
及び52Bに接続された各トランジスタTr5のベース
電位A1及びA2をそれぞれHレベルにしたとき(A同
報接続を実行するとき)には、残り2組の出力カレント
スイッチ回路52C及び52Dに接続された各トランジ
スタTr5がOFF状態となり、出力カレントスイッチ
回路52A及び52Bにしか電流は流れない。
【0127】また、出力カレントスイッチ回路52C及
び52Dに接続された各トランジスタTr5のベース電
位B1及びB2をそれぞれHレベルにしたとき(B同報
接続を実行するとき)には、残り2組の出力カレントス
イッチ回路52A及び52Bに接続された各トランジス
タTr5がOFF状態となり、出力カレントスイッチ回
路52C及び52Dにしか電流は流れない。
【0128】つまり、カレントスイッチ回路55Aは、
出力カレントスイッチ回路52A及び52Cのいずれか
一方のみに電流を流すための第1制御用カレントスイッ
チ回路として機能し、カレントスイッチ回路55Bは、
出力カレントスイッチ回路52B及び52Dのいずれか
一方のみに電流を流すための第2制御用カレントスイッ
チ回路として機能しているのである。
【0129】従って、上記「クロス接続」,「バー接
続」,「A同報接続」及び「B同報接続」の実行(接続
構成変更)時の誤動作〔例えば、ベース電位A1(ベー
ス電位A2)のトランジスタTr5とベース電位B1
(ベース電位B2)のトランジスタTr5がともにON
状態になること)を防止することができるので、本基本
スイッチセル1のスイッチング動作の信頼性の向上に寄
与する。
【0130】 (B2)基本スイッチセル1の第2の態様の説明 ところで、上記の基本スイッチセル1は、例えば図16
に示すように構成することによっても実現できる。な
お、この図16中に示す各トランジスタTr6〜Tr1
7についても、バイポーラ型,FET型のいずれであっ
てもよい。即ち、2組のトランジスタTr6,Tr7
(第6及び第7トランジスタ)のエミッタを並列接続し
て入力端子Aとするとともに、2組のトランジスタTr
8,Tr9(第8及び第9トランジスタ)のエミッタを
並列接続して入力端子Bとし、トランジスタTr6及び
Tr8の各コレクタを出力端子Cに対応した抵抗(第
負荷抵抗)R21に並列接続し、トランジスタTr7及
びTr9の各コレクタを出力端子Dに対応した抵抗(第
負荷抵抗)R22に並列接続する。
【0131】これにより、トランジスタTr6及びTr
7を有しこれらの各トランジスタTr6及びTr7のエ
ミッタを並列接続して入力端子Aとする前記の第1電子
スイッチ部(電子スイッチ15A及び15B)としての
(第3)入力カレントスイッチ回路61Aと、トランジ
スタTr8及びTr9を有しこれらの各トランジスタT
r8及びTr9のエミッタを並列接続して入力端子Bと
する前記の第2電子スイッチ部(電子スイッチ16A及
び16B)としての(第4)入力カレントスイッチ回路
61Bとが形成される。
【0132】さらに、トランジスタTr15のベースを
抵抗R21に並列接続し、このトランジスタTr15の
エミッタを抵抗R29に接続し、この抵抗R29に対し
て差動構成のトランジスタTr10及びTr11のうち
の一方のトランジスタTr11のベースを並列接続す
る。そして、他方のトランジスタTr10のコレクタを
出力端子Cとする。各トランジスタTr10及びTr1
1のエミッタには、抵抗R23及びR24を接続し、こ
れらの抵抗R23及びR24に対して並列にトランジス
タTr14のコレクタを接続する。トランジスタTr1
4のエミッタには抵抗R27を接続する。
【0133】これにより、エミッタを介して相互に接続
された差動構成のトランジスタTr10及びTr11
(第10及び第11トランジスタ)を有しトランジスタ
Tr10のコレクタを出力端子Cとするとともに、トラ
ンジスタTr11のベースが(エミッタフォロワ構成の
トランジスタTr15を介して)抵抗R21に並列接続
された(第5)出力カレントスイッチ回路62Aが形成
される。なお、上記のトランジスタTr14及び抵抗R
27から成る部分は電流源回路として機能する。
【0134】同様に、トランジスタTr17のベースを
抵抗R22に並列接続し、このトランジスタTr17の
エミッタを抵抗R30に接続し、この抵抗R30に対し
て差動構成のトランジスタTr12及びTr13のうち
の一方のトランジスタTr13のベースを並列接続す
る。そして、他方のトランジスタTr12のコレクタを
出力端子Dとする。各トランジスタTr12及びTr1
3のエミッタには、抵抗R25及びR26を接続し、こ
れらの抵抗R25及びR26に対して並列にトランジス
タTr16のコレクタを接続する。トランジスタTr1
6のエミッタには抵抗R28を接続する。
【0135】これにより、エミッタを介して相互に並列
接続された差動構成のトランジスタTr12及びTr1
3(第12及び第13トランジスタ)を有しトランジス
タTr12のコレクタを出力端子Dとするとともに、ト
ランジスタTr13のベースが(エミッタフォロワ構成
のトランジスタTr17を介して)抵抗R22に並列接
続された(第6)出力カレントスイッチ回路62Bが形
成される。なお、トランジスタTr16及び抵抗R28
から成る部分も電流源回路として機能する。
【0136】そして、上記の各トランジスタTr6〜T
r9の各ベース電位A1,A2,B1,B2をそれぞれ
独立して制御することにより、入力端子A,Bと出力端
子C,Dとの間の接続構成を変更することができる。例
えば、トランジスタTr7,Tr8の各ベース電位A
2,B1をHレベル(残りのトランジスタTr6,TR
9の各ベース電位A1,B2はLレベル)にすると、こ
れらのトランジスタTr7,Tr8のみがON状態とな
り、各抵抗R21及びR22に電圧信号が発生する。そ
して、抵抗R21に発生した電圧信号により各トランジ
スタTr15,Tr11,Tr12,Tr14がそれぞ
れON状態となり、抵抗R22に発生した電圧信号によ
り各トランジスタTR17,TRTR12,Tr13,
Tr16が全てON状態となる。
【0137】これにより、入力端子AがトランジスタT
r7のコレクタを通じて出力端子Dに接続された状態と
なるとともに、入力端子BがトランジスタTr8のコレ
クタを通じて出力端子Cに接続された状態となり、「ク
ロス接続」が実現される。逆に、トランジスタTr6,
Tr9の各ベース電位A1,B2をHレベル(残りのト
ランジスタTr7,TR8の各ベース電位A2,B1は
Lレベル)にすると、入力端子AがトランジスタTr6
のコレクタを通じて出力端子Cに接続された状態となる
とともに、入力端子BがトランジスタTr9のコレクタ
を通じて出力端子Dに接続された状態となり、「バー接
続」が実現される。
【0138】また、トランジスタTr6,Tr7の各ベ
ース電位A1,A2をHレベルにすると、入力端子Aが
トランジスタTr6及びTR7の各コレクタを通じて出
力端子C及びDに接続された状態となり、「A同報接
続」が実現される。一方、トランジスタTr8,Tr9
の各ベース電位B1,B2をHレベルにすると、入力端
子BがトランジスタTr8及びTR9の各コレクタを通
じて出力端子C及びDに接続された状態となり、「B同
報接続」が実現される。
【0139】このように、本第2の態様の基本スイッチ
セル1も、上述のごとく電子回路により構成することが
できるので、前述した第1の態様の基本スイッチセル1
と同様の効果が得られる。ただし、この場合の各同報接
続は、入力端子A及びBに入力されてきた信号を分岐し
て実現しているため、図10〜図13により前述したも
のに比べて、同報しない側の入力端子A又はBには信号
が入力されていないことが条件として付加される。しか
し、「クロス接続」及び「バー接続」の2種類の接続機
能だけが要求される場合には、図10〜図13により前
述したものよりも部品点数が少ないのでさらなる小型化
を見込むことができる。
【0140】次に、上述のごとく構成された基本スイッ
チセル1同士の接続構成を図17に示す。なお、この図
17においても、図1に示す各基本スイッチセル1のう
ち、第1列に位置するSW13,SW24及びSW31
と、第2列に位置するSW23,SW11及びSW44
との間の接続に着目した構成を表しており、これら以外
の他の基本スイッチセル1同士の接続も同様である。ま
た、各基本スイッチセル1の構成は全て図16に示すも
のと同様であるので、この図17では図16に示した符
号は一部省略している。
【0141】そして、この図17においても、例えばS
W11に着目すると、このSW11は、一方の入力端子
AがSW13(他の第3の基本スイッチセル)の出力端
子Dと接続されるとともに、他方の入力端子BがSW3
1(他の第4の基本スイッチセル)に接続される。する
と、SW11の入力カレントスイッチ回路61Aにおけ
るトランジスタTr6,Tr7のうちの少なくとも一方
のエミッタと、SW13の出力カレントスイッチ回路6
2BにおけるトランジスタTr12のコレクタとがカス
コード接続されて成る(第3)カスコードインタフェー
ス回路63Aが形成されるとともに、SW11の入力カ
レントスイッチ回路61BにおけるトランジスタTr
8,Tr9のうちの少なくとも一方のエミッタと、SW
31の出力カレントスイッチ回路62Aにおけるトラン
ジスタTr10のコレクタとがカスコード接続されて成
る(第4)カスコードインタフェース回路63Bが形成
される。
【0142】なお、他の基本スイッチセル1間の接続に
おいても、上記と同様のカスコードインタフェース回路
が形成される。従って、この場合も、第1の態様の基本
スイッチセルと同様に、基本スイッチセル1間の配線の
浮遊容量の影響や交差配線間の容量結合の影響を大幅に
低減することができ、10Gb/s程度までの超高速信
号に対応可能な高速特性を実現することができる。
【0143】なお、図16に示す基本スイッチセル1
も、第1の態様と同様に、図18に示すように、入力カ
レントスイッチ回路61A及び61B(トランジスタT
r6〜Tr9,抵抗R31,R32等)をそれぞれ差動
構成にするとともに、差動構成のトランジスタTr6の
各エミッタをそれぞれ入力端子Aとし、差動構成のトラ
ンジスタTr9の各エミッタをそれぞれ入力端子Bと
し、トランジスタTr10及びTr11の各コレクタを
それぞれ出力端子Cとし、トランジスタTr12及びT
r13の各コレクタをそれぞれ出力端子Dとすることに
より、入力端子A,B,出力端子C,Dもそれぞれ差動
構成にしてもよい。
【0144】この場合の基本スイッチセル1同士の接続
構成を図19に示す。なお、この図19においても、各
基本スイッチセル1の構成は全て図18に示すものと同
様であるので、図18に示した符号は一部省略してい
る。これにより、この場合も、第1の態様の基本スイッ
チセル1と同様に、図16により上述したものに比し
て、次のような利点が得られる。
【0145】(1)スイッチングノイズの影響を抑圧す
ることができる。 (2)半導体集積化が容易になる。 (3)温度・電源変動やバラツキに対する安定性が向上
する。 (4)高速信号入力による回路の高速動作時に回路内電
源電流量が変化せず、高速動作がより安定し、且つ、他
の回路に対する影響を抑圧することができる。
【0146】(5)各基本スイッチセル1間での配線交
差は差動信号配線による配線交差となるので、配線交差
点での信号間漏話をさらに抑圧することができる。 (C)その他 上述した実施形態では、クロスポイントスイッチ回路1
−1(図1参照)の行列外周の各辺1a〜1cに外部接
続手段1A〜1Dが設けられているが、本発明はこれに
限定されず、一部の辺にのみ設けるようにしてもよい。
また、電子回路により構成された基本スイッチセル1
は、例えば図20に示すように、外部接続手段1A〜1
Dをそなえないクロスポイントスイッチ回路1B−1を
構成するのに用いてもよい。
【0147】さらに、上述した実施形態では、基本スイ
ッチセル1間の接続を図1(図20)に示すような接続
としているが、本発明はこれに限定されず、最終的に、
完全非閉塞型のクロスポイントスイッチ回路を構成でき
れば(任意の1つの入力ハイウェイと任意の1つの出力
ハイウェイとを接続できれば)、どのような接続にして
もよい。
【0148】また、上述した実施形態では、基本スイッ
チセル1を図10〜図19により上述したような構成と
しているが、少なくとも、図9(A)〜図9(E)によ
り前述したように、各種の接続機能(電子スイッチ15
A,15B,16A,16B)を実現できれば、勿論、
どのような構成にしてもよい。そして、本発明は上述し
た実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を
逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0149】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
第1〜第4外部接続手段により、隣接すべき他のクロス
ポイントスイッチ回路における行列外周の一辺に位置す
る基本スイッチセルとの接続が可能なので、必要な入出
力(ハイウェイ)数に応じて任意数の本スイッチ回路
(単体スイッチ回路)をスイッチ回路間で交差配線を生
じさせることなく平面的に接続することができ、入出力
数を簡単にいくらでも柔軟に拡張でき、しかも、複雑な
(立体的な)配線接続も不要(配線作業が容易)にな
集積化も容易になる。従って、大規模な入出力数のクロ
スポイントスイッチ回路を極めて容易に、且つ、低コス
トで実現することができる(請求項1,2,)。
【0150】また、入出力数を拡張する際、平面的な接
続ではスイッチサイズが大きくなり過ぎるような場合
は、それぞれ複数の単体スイッチ回路が交差配線を生じ
ることなく平面的に接続された複数の単体スイッチ回路
群を立体的に配置・接続すれば、大規模な入出力数のク
ロスポイントスイッチ回路を極めてコンパクトに実現す
ることができる(請求項3)。
【0151】さらに、この場合、上述のごとく立体的な
行列状に配置された単体スイッチ回路群はフラットケー
ブルにより接続することができるので、複雑な配線作業
を行なう必要が無く、これにより、本スイッチ回路の組
立・製造が簡易化されて量産が可能となり、この結果、
大規模な入出力数のクロスポイントスイッチ回路を極め
て安価に提供することが可能になる(請求項4)。
【0152】また、本クロスポイントスイッチ回路(単
体スイッチ回路)は、上記の第1~第4外部接続手段を
第1〜第8入力端子回路および第1〜第8出力端子回路
を用いて構成することで、隣接する最大4組の他の単体
スイッチ回路との交差配線を生じない平面的な接続が確
実に可能になる(請求項5)。なお、第1行側の一辺に
他の単体スイッチ回路が接続されない場合(例えば、行
列状に配置された単体スイッチ回路群のうちの第1行に
位置する単体スイッチ回路)は、第5出力端子回路と第
7入力端子回路、第1出力端子回路と第1入力端子回路
とをそれぞれ接続すれば、第1行に位置する基本スイッ
チセルの第1入力端子と第1出力端子とが接続された状
態になるので、第1行に位置する基本スイッチセルに入
力されてきた信号の伝達経路が確保され、常に正常な入
出力ハイウェイの接続が可能になる(請求項6)。
【0153】同様に、第m行側の一辺に他の単体スイッ
チ回路が接続されない場合(例えば、行列状に配置され
た単体スイッチ回路群のうちの第m行に位置する単体ス
イッチ回路)は、第6出力端子回路と第8入力端子回
路、第2出力端子回路と第2入力端子回路とをそれぞれ
接続すれば、第m行に位置する基本スイッチセルの第2
入力端子と第2出力端子とが接続された状態になるの
で、第m行に位置する基本スイッチセルに入力されてき
た信号の伝達経路が確保され、常に正常な入出力ハイウ
ェイの接続が可能になる(請求項7)。また、上記の第
3〜第6入力端子回路を行列の第1列を成す一辺側、上
記の第3,第4,第7および第8出力端子回路を第n列
を成す一辺側、上記の第1,第7入力端子回路および第
1,第5出力端子回路を第1行を成す一辺側、上記の第
2,第8入力端子回路および第2,第6出力端子回路を
第m行を成す一辺側にそれぞれ設ければ、上記の各辺に
隣接する形で最大4組の単体スイッチ回路を平面的に接
続することが可能になるので交差配線が必要無い。この
構成は、特に、基本スイッチセルが電子回路により構成
されている場合に有効で、配線作業を簡易化することが
できて集積化も容易になる(請求項8)。
【0154】なお、上記の各入力端子回路は、それぞ
れ、行列の第1列を成す一辺側に設け、上記の各出力端
子回路は、それぞれ、行列の第n列を成す一辺側に設け
てもよい。この場合は、単体スイッチ間の接続に交差配
線が生じるが、単体スイッチ内での入出力間の配線の折
り曲げ角度を小さくすることができるので、特に、基本
スイッチセルが光学回路により構成されている場合に有
効で、配線(例えば光導波路等)の折り曲げによる光損
失の影響を最小限に抑えることが可能である(請求項
)。
【0155】さらに、上記のように基本スイッチセルを
電子回路により構成すると、次のような利点が得られる
(請求項)。信号分配を容易に行なうことができる
ので、同報機能等も容易に、且つ、安定して実現するこ
とができる。半導体チップ等として集積化することも
可能なので、光スイッチ等における光導波路を用いた基
本スイッチセルに比べて、飛躍的な小型化が可能であ
る。
【0156】光スイッチのように、光導波路を用いた
基本スイッチセル毎に温度コントローラ等の外部回路を
設ける必要が無いので、スイッチサイズ及びその消費電
力を大幅に低減することが可能である。 外部(他の基本スイッチセルや出力端子回路,入力端
子回路等)との接続は電気的に行なうことができるの
で、光ファイバ等との煩雑な光結合を行なう必要が全く
無い。
【0157】具体的に、このような基本スイッチセルを
電子回路により構成するには、例えば、第1入力端子と
第1出力端子及び第2出力端子のいずれか一方もしくは
両方とを電気的に接続しうる、信号増幅機能付きの第1
電子スイッチ部と、第2入力端子と上記の第1出力端子
及び第2出力端子のいずれか一方もしくは両方とを電気
的に接続しうる、信号増幅機能付きの第2電子スイッチ
部とをそなえればよく、これにより、以下の〜の4
種類の接続を実現することができるので、多機能で柔軟
性の高いクロスポイントスイッチ回路の実現に大いに寄
与する。また、上記信号増幅機能により、信号レベルの
低下を最小限に抑えることができるので、大規模なチャ
ンネルサイズのクロスポイントスイッチ回路を構成した
としても、入出力(ハイウェイ)間での信号レベル・波
形保存性を十分に確保することができる(請求項11,
12,2)。
【0158】 クロス接続(第1入力端子−第2出力端子間,第2入
力端子−第1出力端子間の接続) バー接続(第1入力端子−第1出力端子間,第2入力
端子−第2出力端子間の接続) 同報接続(第1入力端子−第1及び第2出力端子間の
接続) 同報接続(第2入力端子−第1及び第2出力端子間の
接続) さらに、上記の基本スイッチセルは、上記の各出力端子
に対応して、それぞれトランジスタを用いて構成された
2組の出力カレントスイッチ回路をそなえて実現すれ
ば、上記の信号増幅機能を実現できるとともに、上記の
接続切り替えを電流信号の切り替えにより実現すること
ができるので、安定した高速動作が可能になるとともに
集積化が容易になり、高速信号に対する特性安定化やサ
イズの小型化、ひいては、クロスポイントスイッチ回路
の特性安定化,小型化に大いに寄与する(請求項13,
16,18,2,2,2)。
【0159】また、第1入力端子と他の基本スイッチセ
ルの第2出力端子(もしくは、第2入力端子と他の基本
スイッチセルの第1出力端子)とが接続されると、カス
コードインタフェース回路が形成されるので、基本スイ
ッチセル間の配線による容量結合等に対する耐性が向上
し、さらなる高速信号に対する特性安定化を図ることが
できる(請求項14,19,2,2)。
【0160】さらに、入力(カレントスイッチ)回路,
各入力端子及び各出力端子をそれぞれ差動構成にすれ
ば、次のような利点が得られる(請求項15,20,2
,2)。スイッチングノイズの影響を抑圧するこ
とができる。半導体集積化が容易になる。
【0161】温度・電源変動やバラツキに対する安定
性が向上する。 高速信号入力による回路の高速動作時に回路内電源電
流量が変化せず、高速動作がより安定し、且つ、他の回
路に対する影響を抑圧することができる。 各基本スイッチセル間での配線交差が差動信号配線に
よる配線交差となるので、配線交差点での信号間漏話を
さらに抑圧することができる。
【0162】また、4組の出力カレントスイッチ回路に
流す電流を2組の制御用カレントスイッチ回路で制御す
ることにより、2組毎ずつ出力カレントスイッチ回路の
電流切り替えを行なうことができるので、切り替え誤動
作等を防止することができる(請求項17,2)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのクロスポイントス
イッチ回路の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すクロスポイントスイッチ回路を4個
分相互に平面接続した構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示すクロスポイントスイッチ回路を複数
分相互に平面接続した構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示すクロスポイントスイッチ回路を立体
的に配置して相互に接続した構成を模式的に示す斜視図
である。
【図5】図3に示すクロスポイントスイッチ回路を立体
的に配置して相互に接続した構成を模式的に示す斜視図
である。
【図6】図3に示すクロスポイントスイッチ回路を製品
化したときの外観例を模式的に示す斜視図である。
【図7】図1に示すクロスポイントスイッチ回路の変形
例を示すブロック図である。
【図8】図7に示すクロスポイントスイッチ回路を4個
分相互に平面接続した構成を示すブロック図である。
【図9】(A)は本発明の一実施形態としての基本スイ
ッチセル(基本スイッチセル電子回路)の構成を原理的
に説明するためのブロック図であり、(B)〜(E)は
いずれも(A)に示す基本スイッチセルの接続状態を模
式的に示すブロック図である。
【図10】本実施形態の基本スイッチセルの第1の態様
を示す電子回路図である。
【図11】図10に示す基本スイッチセルを複数分、図
1に示す接続構成に従って相互に接続したときの構成を
示す電子回路図である。
【図12】図10に示す基本スイッチセルを差動構成に
した場合の電子回路図である。
【図13】図12に示す基本スイッチセルを複数分、相
互に接続したときの構成を示す電子回路図である。
【図14】図10に示す基本スイッチセルの変形例を示
す電子回路図である。
【図15】図12に示す基本スイッチセルの変形例を示
す電子回路図である。
【図16】本実施形態の基本スイッチセルの第2の態様
を示す電子回路図である。
【図17】図16に示す基本スイッチセルを複数分、相
互に接続したときの構成を示す電子回路図である。
【図18】図16に示す基本スイッチセルを差動構成に
した場合の電子回路図である。
【図19】図18に示す基本スイッチセルを複数分、相
互に接続したときの構成を示す電子回路図である。
【図20】PI−LOSS型光スイッチと同等の構成を
電子回路により実現したクロスポイントスイッチ回路を
示すブロック図である。
【図21】WDM技術を利用した超高速,大容量の光
(フォトニック)ネットワークの一例を模式的に示す図
である。
【図22】クロスコネクト装置に着目した光ネットワー
クの一例を模式的に示す図である。
【図23】OADMに着目した光ネットワークの一例を
模式的に示す図である。
【図24】PI−LOSS型光スイッチの一例を示すブ
ロック図である。
【図25】電気スイッチの一例を示すブロック図であ
る。
【図26】多段(3段)リンク構成のクロスポイントス
イッチ回路を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 基本スイッチセル(電子回路) 1′ 基本スイッチセル(光学回路) 1−1〜1−3,1B−1 クロスポイントスイッチ回
路(電子回路) 1A−1,1A−2 クロスポイントスイッチ回路(光
学回路) 1a〜1d 辺 1A〜1F 外部接続手段 2 切り替え制御電圧発生回路 3A〜10A 出力端子回路 3B〜10B 入力端子回路 7,8 折り返し接続回路 11 基板 11A,11B フラットケーブル 12 ケース 12A〜12D 開口部 15A,16A 電子スイッチ(第1電子スイッチ部) 15B,16B 電子スイッチ(第2電子スイッチ部) 51A,51B 入力回路(第1,第2入力回路) 52A〜52D 出力カレントスイッチ回路(第1〜第
4出力カレントスイッチ回路) 53A〜53D 電流源回路(第1〜第4電流源回路) 54A,54B カスコードインタフェース回路(第
1,第2カスコードインタフェース回路) 55A,55B カレントスイッチ回路(第1,第2制
御用カレントスイッチ回路) 61A,61B 入力カレントスイッチ回路(第3,第
4入力カレントスイッチ回路) 62A,62B 出力カレントスイッチ回路(第5,第
6出力カレントスイッチ回路) 63A,63B カスコードインタフェース回路(第
3,第4カスコードインタフェース回路) Tr1〜Tr5 トランジスタ(第1〜第5トランジス
タ) Tr6〜Tr13 トランジスタ(第6〜第13トラン
ジスタ) Tr14〜Tr17 トランジスタ R1,R2 抵抗(第1,第2負荷抵抗) R3〜R11,R23〜R32 抵抗 R21,R22 抵抗(第,第抵抗)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−300547(JP,A) 特開 平6−252940(JP,A) 特開 平7−67152(JP,A) 特開 昭55−163995(JP,A) 特開 平9−51558(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 3/52

Claims (28)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入力ハイウェイと複数の出力ハイ
    ウェイとを有し、該入力ハイウェイへの入力を任意の該
    出力ハイウェイへ切替出力するクロスポイントスイッチ
    回路において、 第1及び第2入力端子と第1及び第2出力端子とを有し
    任意の入力端子と任意の出力端子との接続を切り替える
    ことのできる2入力2出力型の基本スイッチセルがm×
    n(m,nはそれぞれ2以上の整数)の行列状に配置さ
    れるとともに、 該行列の第1行に位置する基本スイッチセルの該第1入
    力端子が該行列の該第1行側の一辺に設けられた第1の
    外部接続手段内の入力端子回路に接続され、該第1行に
    位置する該基本スイッチセルの該第1出力端子が該第1
    の外部接続手段内の出力端子回路に接続され、且つ、 該行列の最終行に位置する基本スイッチセルの該第2入
    力端子が該行列の該最終行側の一辺に設けられた第2の
    外部接続手段内の入力端子回路に接続され、該最終行に
    位置する該基本スイッチセルの該第2出力端子が該第2
    の外部接続手段内の出力端子回路に接続され、さらに、 該入力ハイウェイの1つが該第1の外部接続手段内の別
    の出力端子回路に該行列の第1列側の一辺に設けられた
    第3の外部接続手段を介して接続され、 別の該入力ハイウェイの1つが該第2の外部接続手段内
    の別の出力端子回路に該第3の外部接続手段を介して接
    続され、 その他の該入力ハイウェイが該行列の第1列に位置する
    基本スイッチセルの該第1又は第2入力端子に該第3の
    外部接続手段を介して接続され、 該出力ハイウェイがそれぞれ該行列の最終列側の一辺に
    設けられた第4の外部接続手段を介して該最終列に位置
    する基本スイッチセルの該第1又は第2出力端子に接続
    されたことを特徴とする、クロスポイントスイッチ回
    路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のクロスポイントスイッチ
    回路を複数そなえ、 該クロスポイントスイッチ回路が行列状に配置されると
    ともに、隣接するクロスポイントスイッチ回路同士が、
    互いの隣接する外部接続手段を介して相互に接続されて
    いることを特徴とする、クロスポイントスイッチ回路。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のクロスポイントスイッチ
    回路を複数そなえ、 該クロスポイントスイッチ回路が立体的に配置されると
    ともに、隣接するクロスポイントスイッチ回路同士が、
    互いの隣接する外部接続手段を介して行列状の配置にな
    るよう相互に接続されていることを特徴とする、クロス
    ポイントスイッチ回路。
  4. 【請求項4】 該クロスポイントスイッチ回路の外部接
    続手段同士がフラットケーブルにより接続されているこ
    とを特徴とする、請求項3記載のクロスポイントスイッ
    チ回路。
  5. 【請求項5】 第1行j列(1≦j≦n−1)に位置す
    る基本スイッチセルの第1出力端子と他の第1のクロス
    ポイントスイッチ回路の第m行j+1列に位置する基本
    スイッチセルの第2入力端子との接続を可能にするn−
    1個の第1出力端子回路と、 第1行j+1列に位置する基本スイッチセルの第1入力
    端子と上記の第1のクロスポイントスイッチ回路の第m
    行j列に位置する基本スイッチセルの第2出力端子との
    接続を可能にするn−1個の第1入力端子回路と、 第m行j列に位置する基本スイッチセルの第2出力端子
    と他の第2のクロスポイントスイッチ回路の第1行j+
    1列に位置する基本スイッチセルの第1入力端子との接
    続を可能にするn−1個の第2出力端子回路と、 第m行j+1列に位置する基本スイッチセルの第2入力
    端子と上記の第2のクロスポイントスイッチ回路の第1
    行j列に位置する基本スイッチセルの第1出力端子との
    接続を可能にするn−1個の第2入力端子回路と、 第i行1列(1≦i≦m−1)に位置する基本スイッチ
    セルの第2入力端子と他の第3のクロスポイントスイッ
    チ回路の第i+1行n列に位置する基本スイッチセルの
    第1出力端子との接続を可能にするm−1個の第3入力
    端子回路と、 第i+1行1列に位置する基本スイッチセルの第1入力
    端子と該第3のクロスポイントスイッチ回路の第i行n
    列に位置する基本スイッチセルの第2出力端子との接続
    を可能にするm−1個の第4入力端子回路と、 第i行n列に位置する基本スイッチセルの第2出力端子
    と他の第4のクロスポイントスイッチ回路の第i+1行
    1列の第1入力端子との接続を可能にするm−1個の第
    3出力端子回路と、 第i+1行n列に位置する基本スイッチセルの第1出力
    端子と該第4のクロスポイントスイッチ回路の第i行1
    列に位置する基本スイッチセルの第2入力端子との接続
    を可能にするm−1個の第4出力端子回路と、 該第3のクロスポイントスイッチ回路の第1行n列に位
    置する基本スイッチセルの第1出力端子との接続を可能
    にする1個の第5入力端子回路と、 該第5入力端子回路と接続され該第1のクロスポイント
    スイッチ回路の第m行1列に位置する基本スイッチセル
    の第2入力端子との接続を可能にする1個の第5出力端
    子回路と、 該第3のクロスポイントスイッチ回路の第m行n列に位
    置する基本スイッチセルの第2出力端子との接続を可能
    にする1個の第6入力端子回路と、 該第6入力端子回路と接続され該第2のクロスポイント
    スイッチ回路の第1行1列に位置する基本スイッチセル
    の第1入力端子との接続を可能にする1個の第6出力端
    子回路と、 第1行1列に位置する基本スイッチセルの第1入力端子
    と該第1のクロスポイントスイッチ回路の第6出力端子
    回路との接続を可能にする1個の第7入力端子回路と、 第m行1列に位置する基本スイッチセルの第2入力端子
    と該第2のクロスポイントスイッチ回路の第5出力端子
    回路との接続を可能にする1個の第8入力端子回路と、 第1行n列に位置する基本スイッチセルの第1出力端子
    と該第4のクロスポイントスイッチ回路の第5入力端子
    回路との接続を可能にする1個の第7出力端子回路と、 第m行n列に位置する基本スイッチセルの第2出力端子
    と該第4のクロスポイントスイッチ回路の第6入力端子
    回路との接続を可能にする1個の第8出力端子回路とを
    そなえ、 上記の第1出力端子回路,第1入力端子回路,第5出力
    端子回路及び第7入力端子回路が該第1の外部接続手段
    を構成し、 上記の第2出力端子回路,第2入力端子回路,第6出力
    端子回路及び第8入力端子回路が該第2の外部接続手段
    を構成し、 上記の第3入力端子回路,第4入力端子回路,第5入力
    端子回路及び第6入力端子回路が該第3の外部接続手段
    を構成し、 上記の第3出力端子回路,第4出力端子回路,第7出力
    端子回路及び第8出力端子回路が該第4の外部接続手段
    を構成していることを特徴とする、請求項1〜4のいず
    れか1項に記載のクロスポイントスイッチ回路。
  6. 【請求項6】 該第1のクロスポイントスイッチ回路が
    接続されない場合は、該第5出力端子回路と第1行1列
    に位置する基本スイッチセルの該第1入力端子側の該第
    7入力端子回路とが接続されるとともに、第1行j列に
    位置する基本スイッチセルの第1出力端子側の第1出力
    端子回路と第1行j+1列に位置する基本スイッチセル
    の第1入力端子側の第1入力端子回路とがそれぞれ接続
    されることを特徴とする、請求項5記載のクロスポイン
    トスイッチ回路。
  7. 【請求項7】 該第2のクロスポイントスイッチ回路が
    接続されない場合は、該第6出力端子回路と第m行1列
    に位置する基本スイッチセルの第2入力端子側の該第8
    入力端子回路とが接続されるとともに、第m行j列に位
    置する基本スイッチセルの第2出力端子側の第2出力端
    子回路と第m行j+1列に位置する基本スイッチセルの
    第2入力端子側の第2入力端子回路とがそれぞれ接続さ
    れることを特徴とする、請求項5記載のクロスポイント
    スイッチ回路。
  8. 【請求項8】 上記の第3〜第6入力端子回路が、それ
    ぞれ、該行列の第1列を成す一辺側に設けられるととも
    に、 上記の第3,第4,第7および第8出力端子回路が、そ
    れぞれ、該行列の第n列を成す一辺側に設けられ、且
    つ、 上記の第1,第7入力端子回路および第1,第5出力端
    子回路が、それぞれ、該行列の第1行を成す一辺側に設
    けられるとともに、 上記の第2,第8入力端子回路および第2,第6出力端
    子回路が、それぞれ、該行列の第m行を成す一辺側に設
    けられていることを特徴とする、請求項5記載のクロス
    ポイントスイッチ回路。
  9. 【請求項9】 該基本スイッチセルが、電子回路により
    構成されていることを特徴とする、請求項1〜5及び8
    のいずれか1項に記載のクロスポイントスイッチ回路。
  10. 【請求項10】 該基本スイッチセルが、光学回路によ
    り構成されていることを特徴とする、請求項1,2又は
    5に記載のクロスポイントスイッチ回路。
  11. 【請求項11】 該基本スイッチセルが、 該第1入力端子と該第1出力端子及び該第2出力端子の
    いずれか一方もしくは両方とを電気的に接続しうる第1
    電子スイッチ部と、 該第2入力端子と該第1出力端子及び該第2出力端子の
    いずれか一方もしくは両方とを電気的に接続しうる第2
    電子スイッチ部とをそなえていることを特徴とする、請
    求項9記載のクロスポイントスイッチ回路。
  12. 【請求項12】 該第1電子スイッチ部及び該第2電子
    スイッチ部が信号増幅機能を有することを特徴とする、
    請求項11記載のクロスポイントスイッチ回路。
  13. 【請求項13】 該基本スイッチセルが、 ベース接地構成の第1トランジスタと該第1トランジス
    タのコレクタに接続された第1負荷抵抗とを有し該第1
    トランジスタのエミッタを該第1入力端子とする第1入
    力回路と、 ベース接地構成の第2トランジスタと該第2トランジス
    タのコレクタに接続された第2負荷抵抗とを有し該第2
    トランジスタのエミッタを該第2入力端子とする第2入
    力回路と、 それぞれのエミッタが接続された差動構成の第3及び第
    4トランジスタを有する、該第1電子スイッチ部として
    の第1及び第2出力カレントスイッチ回路及び該第2電
    子スイッチ部としての第3及び第4出力カレントスイッ
    チ回路とをそなえ、 該第1出力カレントスイッチ回路における第3トランジ
    スタ及び該第3出力カレントスイッチ回路における第4
    トランジスタの各コレクタを並列接続して該第1出力端
    子とし、該第2出力カレントスイッチ回路における第3
    トランジスタ及び該第4出力カレントスイッチ回路にお
    ける第4トランジスタの各コレクタを並列接続して該第
    2出力端子とするとともに、 上記の第1及び第2出力カレントスイッチ回路における
    各第4トランジスタの各ベースを、該第1入力回路にお
    ける該第1負荷抵抗に並列接続し、且つ、 上記の第3及び第4出力カレントスイッチ回路における
    各第4トランジスタの各ベースを、該第2入力回路にお
    ける該第2負荷抵抗に並列接続し、 上記の第1〜第4出力カレントスイッチ回路に流れる電
    流を制御することにより、上記の第1及び第2入力端子
    と上記の第1及び第2出力端子との間の接続構成を変更
    しうるように構成されていることを特徴とする、請求項
    11又は12に記載のクロスポイントスイッチ回路。
  14. 【請求項14】 該第1入力端子と他の第1の基本スイ
    ッチセルの第2出力端子とが接続されると、該第1入力
    回路における該第1トランジスタのエミッタと、該第1
    の基本スイッチセルの第4出力カレントスイッチ回路に
    おける第4トランジスタのコレクタとがカスコード接続
    されて成る第1カスコードインタフェース回路が形成さ
    れるとともに、 該第2入力端子と他の第2の基本スイッチセルの第1出
    力端子とが接続されると、該第2入力回路における該第
    2トランジスタのエミッタと、該第2の基本スイッチセ
    ルの第1出力カレントスイッチ回路における第3トラン
    ジスタのコレクタとがカスコード接続されて成る第2カ
    スコードインタフェース回路が形成されることを特徴と
    する、請求項13記載のクロスポイントスイッチ回路。
  15. 【請求項15】 上記の第1及び第2入力回路,第1及
    び第2入力端子,第1及び第2出力端子が、それぞれ、
    差動構成になっていることを特徴とする、請求項13ま
    たは請求項14に記載のクロスポイントスイッチ回路。
  16. 【請求項16】 それぞれ上記の第1〜第4出力カレン
    トスイッチ回路にコレクタが接続されるとともに第3負
    荷抵抗にエミッタが接続される第5トランジスタをそな
    えた第1〜第4電流源回路が設けられ、 上記の各電流源回路における各第5トランジスタのベー
    ス電位がそれぞれ独立して制御されることにより、上記
    の第1〜第4出力カレントスイッチ回路に流れる電流が
    制御されることを特徴とする、請求項13〜15のいず
    れか1項に記載のクロスポイントスイッチ回路。
  17. 【請求項17】 上記の第1及び第3出力カレントスイ
    ッチ回路のいずれか一方のみに電流を流すための第1制
    御用カレントスイッチ回路と、 上記の第2及び第4出力カレントスイッチ回路のいずれ
    か一方のみに電流を流すための第2制御用カレントスイ
    ッチ回路とが設けられていることを特徴とする、請求項
    13〜15のいずれか1項に記載のクロスポイントスイ
    ッチ回路。
  18. 【請求項18】 該基本スイッチセルが、 第6及び第7トランジスタを有しこれらの各エミッタを
    並列接続して該第1入力端子とする該第1電子スイッチ
    部としての第3入力カレントスイッチ回路と、 第8及び第9トランジスタを有しこれらの各エミッタを
    並列接続して該第2入力端子とする該第2電子スイッチ
    部としての第4入力カレントスイッチ回路と、 該第6トランジスタ及び該第8トランジスタの各コレク
    タに並列接続された第4負荷抵抗と、 該第7トランジスタ及び該第9トランジスタの各コレク
    タに並列接続された第5負荷抵抗と、 エミッタを介して相互に接続された差動構成の第10及
    び第11トランジスタを有し該第10トランジスタのコ
    レクタを該第1出力端子とするとともに、該第11トラ
    ンジスタのベースが該第4負荷抵抗に並列接続された第
    5出力カレントスイッチ回路と、 エミッタを介して相互に並列接続された差動構成の第1
    2及び第13トランジスタを有し該第12トランジスタ
    のコレクタを該第2出力端子とするとともに、該第13
    トランジスタのベースが該第5負荷抵抗に並列接続され
    た第6出力カレントスイッチ回路とをそなえ、 上記の第6〜第9トランジスタの各ベース電位をそれぞ
    れ独立して制御することにより、上記の第1及び第2入
    力端子と上記の第1及び第2出力端子との間の接続構成
    を変更しうるように構成されていることを特徴とする、
    請求項12記載のクロスポイントスイッチ回路。
  19. 【請求項19】 該第1入力端子と他の第3の基本スイ
    ッチセルの第2出力端子とが接続されると、該第3入力
    カレントスイッチ回路における上記の第6及び第7トラ
    ンジスタのうちの少なくとも一方のエミッタと、該第3
    の基本スイッチセルの第6出力カレントスイッチ回路に
    おける第12トランジスタのコレクタとがカスコード接
    続されて成る第3カスコードインタフェース回路が形成
    されるとともに、 該第2入力端子と他の第4の基本スイッチセルの第1出
    力端子とが接続されると、該第4入力カレントスイッチ
    回路における上記の第8及び第9トランジスタの少なく
    とも一方のエミッタと、該第4の基本スイッチセルの第
    5出力カレントスイッチ回路における第10トランジス
    タのコレクタとがカスコード接続されて成る第4カスコ
    ードインタフェース回路が形成されることを特徴とす
    る、請求項18記載のクロスポイントスイッチ回路。
  20. 【請求項20】 上記の第3及び第4入力カレントスイ
    ッチ回路,第1及び第2入力端子,第1及び第2出力端
    子が、それぞれ、差動構成になっていることを特徴とす
    る、請求項18または請求項19に記載のクロスポイン
    トスイッチ回路。
  21. 【請求項21】 第1及び第2入力端子と第1及び第2
    出力端子とを有する2入力2出力型の基本スイッチセル
    において、 該第1入力端子と該第1出力端子及び該第2出力端子の
    いずれか一方もしくは両方とを電気的に接続しうる、信
    号増幅機能付きの第1電子スイッチ部と、 該第2入力端子と該第1出力端子及び該第2出力端子の
    いずれか一方もしくは両方とを電気的に接続しうる、信
    号増幅機能付きの第2電子スイッチ部とが設けられると
    ともに、 該基本スイッチセルが、 ベース接地構成の第1トランジスタと該第1トランジス
    タのコレクタに接続された第1負荷抵抗とを有し該第1
    トランジスタのエミッタを該第1入力端子とする第1入
    力回路と、 ベース接地構成の第2トランジスタと該第2トランジス
    タのコレクタに接続された第2負荷抵抗とを有し該第2
    トランジスタのエミッタを該第2入力端子とする第2入
    力回路と、 それぞれのエミッタが接続された差動構成の第3及び第
    4トランジスタを有する、該第1電子スイッチ部として
    の第1及び第2出力カレントスイッチ回路及び該第2電
    子スイッチ部としての第3及び第4出力カレントスイッ
    チ回路とをそなえ、 該第1出力カレントスイッチ回路における第3トランジ
    スタ及び該第3出力カ レントスイッチ回路における第4
    トランジスタの各コレクタを並列接続して該第1出力端
    子とし、該第2出力カレントスイッチ回路における第3
    トランジスタ及び該第4出力カレントスイッチ回路にお
    ける第4トランジスタの各コレクタを並列接続して該第
    2出力端子とするとともに、 上記の第1及び第2出力カレントスイッチ回路における
    各第4トランジスタの各ベースを、該第1入力回路にお
    ける該第1負荷抵抗に並列接続し、且つ、 上記の第3及び第4出力カレントスイッチ回路における
    各第4トランジスタの各ベースを、該第2入力回路にお
    ける該第2負荷抵抗に並列接続し、 上記の第1〜第4出力カレントスイッチ回路に流れる電
    流を制御することにより、上記の第1及び第2入力端子
    と上記の第1及び第2出力端子との間の接続構成を変更
    しうるように構成されている ことを特徴とする、基本ス
    イッチセル電子回路
  22. 【請求項22】 該第1入力端子と他の第1の基本スイ
    ッチセルの第2出力端子とが接続されると、該第1入力
    回路における該第1トランジスタのエミッタと、該第1
    の基本スイッチセルの第4出力カレントスイッチ回路に
    おける第4トランジスタのコレクタとがカスコード接続
    されて成る第1カスコードインタフェース回路が形成さ
    れるとともに、 該第2入力端子と他の第2の基本スイッチセルの第1出
    力端子とが接続されると、該第2入力回路における該第
    2トランジスタのエミッタと、該第2の基本スイッチセ
    ルの第1出力カレントスイッチ回路における第3トラン
    ジスタのコレクタとがカスコード接続されて成る第2カ
    スコードインタフェース回路が形成されることを特徴と
    する、請求項2記載の基本スイッチセル電子回路。
  23. 【請求項23】 上記の第1及び第2入力回路,第1及
    び第2入力端子,第1及び第2出力端子が、それぞれ、
    差動構成になっていることを特徴とする、請求項2
    たは請求項2に記載の基本スイッチセル電子回路。
  24. 【請求項24】 それぞれ上記の第1〜第4出力カレン
    トスイッチ回路にコレクタが接続されるとともに第3負
    荷抵抗にエミッタが接続される第5トランジスタをそな
    えた第1〜第4電流源回路が設けられ、 上記の各電流源回路における各第5トランジスタのベー
    ス電位がそれぞれ独立して制御されることにより、上記
    の第1〜第4出力カレントスイッチ回路に流れる電流が
    制御されることを特徴とする、請求項2〜2のいず
    れか1項に記載の基本スイッチセル電子回路。
  25. 【請求項25】 上記の第1及び第3出力カレントスイ
    ッチ回路のいずれか一方のみに電流を流すための第1制
    御用カレントスイッチ回路と、 上記の第2及び第4出力カレントスイッチ回路のいずれ
    か一方のみに電流を流すための第2制御用カレントスイ
    ッチ回路とが設けられていることを特徴とする、請求項
    〜2のいずれか1項に記載の基本スイッチセル電
    子回路。
  26. 【請求項26】 第1及び第2入力端子と第1及び第2
    出力端子とを有する2入力2出力型の基本スイッチセル
    において、 該第1入力端子と該第1出力端子及び該第2出力端子の
    いずれか一方もしくは両方とを電気的に接続しうる、信
    号増幅機能付きの第1電子スイッチ部と、 該第2入力端子と該第1出力端子及び該第2出力端子の
    いずれか一方もしくは両方とを電気的に接続しうる、信
    号増幅機能付きの第2電子スイッチ部とが設けられると
    ともに、 該基本スイッチセルが、 第6及び第7トランジスタを有しこれらの各エミッタを
    並列接続して該第1入力端子とする該第1電子スイッチ
    部としての第3入力カレントスイッチ回路と、 第8及び第9トランジスタを有しこれらの各エミッタを
    並列接続して該第2入力端子とする該第2電子スイッチ
    部としての第4入力カレントスイッチ回路と、 該第6トランジスタ及び該第8トランジスタの各コレク
    タに並列接続された第4負荷抵抗と、 該第7トランジスタ及び該第9トランジスタの各コレク
    タに並列接続された第5負荷抵抗と、 エミッタを介して相互に接続された差動構成の第10及
    び第11トランジスタを有し該第10トランジスタのコ
    レクタを該第1出力端子とするとともに、該第11トラ
    ンジスタのベースが該第4負荷抵抗に並列接続された第
    5出力カレントスイッチ回路と、 エミッタを介して相互に並列接続された差動構成の第1
    2及び第13トランジスタを有し該第12トランジスタ
    のコレクタを該第2出力端子とするとともに、該第13
    トランジスタのベースが該第5負荷抵抗に並列接続され
    た第6出力カレントスイッチ回路とをそなえ、 上記の第6〜第9トランジスタの各ベース電位をそれぞ
    れ独立して制御することにより、上記の第1及び第2入
    力端子と上記の第1及び第2出力端子との間の接続構成
    を変更しうるように構成されていることを特徴とする
    本スイッチセル電子回路。
  27. 【請求項27】 該第1入力端子と他の第3の基本スイ
    ッチセルの第2出力端子とが接続されると、該第3入力
    カレントスイッチ回路における上記の第6及び第7トラ
    ンジスタのうちの少なくとも一方のエミッタと、該第3
    の基本スイッチセルの第6出力カレントスイッチ回路に
    おける第12トランジスタのコレクタとがカスコード接
    続されて成る第3カスコードインタフェース回路が形成
    されるとともに、 該第2入力端子と他の第4の基本スイッチセルの第1出
    力端子とが接続されると、該第4入力カレントスイッチ
    回路における上記の第8及び第9トランジスタのうちの
    少なくとも一方のエミッタと、該第4の基本スイッチセ
    ルの第5出力カレントスイッチ回路における第10トラ
    ンジスタのコレクタとがカスコード接続されて成る第4
    カスコードインタフェース回路が形成されることを特徴
    とする、請求項2記載の基本スイッチセル電子回路。
  28. 【請求項28】 上記の第3及び第4入力カレントスイ
    ッチ回路,第1及び第2入力端子,第1及び第2出力端
    子が、それぞれ、差動構成になっていることを特徴とす
    る、請求項2または請求項2に記載の基本スイッチ
    セル電子回路。
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