JP3391298B2 - プロペラシャフト - Google Patents

プロペラシャフト

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプロペラシャフトに
係り、詳しくは自動車等に用いられるFRP製のプロペ
ラシャフトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より自動車の燃費向上等を目的と
し、車輌用部品の軽量化が進められている。例えばプロ
ペラシャフト等の本体筒では、一部に金属に替えて繊維
強化樹脂(FRP)を使用する試みがなされている。プ
ロペラシャフトの場合、プロペラシャフトの本体筒をF
RP製とし、その両端に金属製のヨーク等を接合する構
成が採られている。FRP本体筒はフィラメントワイン
ディング法等の手法により形成された本体筒が使用され
る。FRP本体筒とヨークとは通常セレーション結合に
よって接合される(例えば特開平5―24455号公
報)。
【0003】FRP本体筒とヨークとの接合は、ヨーク
の接合部の外周径をFRP本体筒の内周径よりもやや大
きく形成することによって強度が向上される。FRP本
体筒の端部にはフープ巻層(軸方向に対して強化繊維が
±80〜90°の角度で配列)が形成されている(例え
ば特開平8―108495号公報)。このフープ巻層に
よって、FRP本体筒にヨークの接合部を圧入する際
に、FRP本体筒とヨークとの接合が強化される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フープ
巻層はヨーク圧入時にFRP本体筒端部のヘリカル巻層
(軸方向に対して強化繊維が±5〜30°の角度で配
列)の半径方向外側に変形することを低減するだけでな
く、トルク作用時にFRP本体筒のフープ巻層が延在す
る部分のヘリカル巻層の半径方向内側への変形も低減す
る。一方、フープ巻層が延在しない部分のヘリカル巻層
はトルク作用時に半径方向内側へ変形する。そのため、
フープ巻層が延在する部分としない部分との間でヘリカ
ル巻層の半径方向の変形量の差が非常に大きく、ヘリカ
ル巻層のプラス方向又はマイナス方向の配列が大きく伸
び又は縮み、破壊の起点になるという問題がある。
【0005】本発明は前記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、FRP本体筒の端部に
設けられたフープ巻層の軸方向の内端で、ヘリカル巻層
の半径方向の変形量の差を緩和でき、プロペラシャフト
の疲労強度を大きくすることができるプロペラシャフト
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、強化繊維の配列角が互い
に異なる複数層の強化繊維層を含む繊維強化樹脂(FR
P)本体筒の端部に継手が接合されるプロペラシャフト
において、前記FRP本体筒は、該本体筒の全長にわた
って延在している強化繊維からなるヘリカル巻層と、該
ヘリカル巻層の外周側の端部に設けられている強化繊維
からなる第一のフープ巻層と、該ヘリカル巻層の内周側
又は内部の、少なくとも前記FRP本体筒と前記継手と
の接合部分を除く前記第一のフープ巻層の軸方向の内端
位置と対応する部分に設けられている強化繊維からなる
第二のフープ巻層とを有している。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記第二のフープ巻層の厚さは、ヘリ
カル巻層の内周側又は内部に前記第二のフープ巻層が設
けられた状態で、ヘリカル巻層の外周径が軸方向の全長
にわたってほぼ同じになる厚さである
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、前記第二のフープ巻層の厚さ
は、1mm以下である
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求
項3のいずれか一項に記載の発明において、前記第二の
フープ巻層は、FRP本体筒の最下層として設けられて
いる
【0010】
【0011】請求項1〜請求項に記載の発明では、第
二のフープ巻層はヘリカル巻層の内周側又は内部の、少
なくともFRP本体筒と継手との接合部分を除く第一の
フープ巻層の軸方向の内端位置と対応する部分に設けら
れているため、第一のフープ巻層が設けられている部分
のヘリカル巻層と、第一のフープ巻層が設けられていな
い部分のヘリカル巻層との間のトルクによる半径方向の
変軽量の差が緩和され、プロペラシャフトの疲労強度が
大きくなる。また、第二のフープ巻層がFRP本体筒と
継手との接合部分を除く第一のフープ巻層の軸方向の内
端位置と対応する部分にのみ設けられ、FRP本体筒の
継手との接合部分に設けられていない場合、トルクを直
接ヘリカル巻層に伝達することが可能になる
【0012】請求項2又は請求項3に記載の発明では、
第二のフープ巻層は第二のフープ巻層の外周側に設けら
れているヘリカル巻層に比較して非常に薄く形成される
ため、ヘリカル巻層は全長にわたってほぼ一定の外周径
を有する。従って、ヘリカル巻層の第二のフープ巻層が
設けられている部分が凸になることはなく、ヘリカル巻
層の配列が大きく乱れることはない
【0013】請求項4に記載の発明では、第二のフープ
巻層はFRP本体筒の最下層として設けられているた
め、第二のフープ巻層の外周側に設けられているヘリカ
ル巻層の半径方向の変形量はほぼ同じになる。
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を車両用のプロペラ
シャフトに具体化した一実施形態を図1及び図2に基づ
いて説明する。本実施形態におけるプロペラシャフト
は、その本体筒が繊維強化樹脂(FRP)により形成さ
れている。
【0016】図1,図2に示すように、プロペラシャフ
ト1はFRP本体筒2と、その両端に接合された金属製
の継手としてのヨーク3とを有する。FRP本体筒2と
ヨーク3とは、ヨーク3の接合部3aがFRP本体筒2
に圧入されることで接合されている。このプロペラシャ
フト1は軸方向中心から見て対称形であり、図1は一方
の端部側のみを示している。
【0017】FRP本体筒2の材料であるFRPは強化
繊維として炭素繊維を、マトリクス樹脂としてエポキシ
樹脂を使用している。尚、強化繊維としてアラミド繊
維、ガラス繊維等の一般に高弾性、高強度といわれるそ
の他の繊維を採用したり、マトリクス樹脂として不飽和
ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、
ビニルエステル樹脂等のその他の熱硬化性樹脂を採用す
ることができる。FRP本体筒2は、フィラメントワイ
ンディング法によって成形されている。樹脂含浸繊維を
マンドレル(芯材)に巻き付けて筒体に成形した後に、
繊維に含浸された樹脂を熱硬化させ、その後マンドレル
を抜き取ることによってFRP本体筒2は作成される。
【0018】一方、ヨーク3は接合部3aを有し、該接
合部3aが形成されている部分の外径は圧入前における
FRP本体筒2の内径よりもやや大きく形成されてい
る。従って、ヨーク3の接合部3aをFRP本体筒2に
圧入すると、接合部3aには圧縮応力が、又、FRP本
体筒2には半径方向の引張応力がそれぞれ作用し、これ
らの圧縮応力と引張応力とでFRP本体筒2とヨーク3
とが強固に接合されるようになっている。又、接合部3
aにはFRP本体筒2の軸方向にセレーションが形成さ
れており、ヨーク3がFRP本体筒2に圧入された状態
ではセレーションはFRP本体筒2の内周面と係合して
いる。従って、セレーションによってFRP本体筒2と
ヨーク3とはより強固に接合されるようになっている。
【0019】FRP本体筒2は一様な内径を有し、強化
繊維の配列が互いに異なる複数の層で構成されている。
FRP本体筒2は全長にわたって設けた、軸方向に対し
て強化繊維が±5〜30°の角度で配列されたヘリカル
巻層4と、該ヘリカル巻層4の外周側でFRP本体筒2
の端部に設けた、軸方向に対して強化繊維が±80〜9
0°の角度で配列された第一のフープ巻層としてのフー
プ巻層5とを有している。更に、FRP本体筒2はヘリ
カル巻層4の内周側に、フープ巻層5の軸方向の内端位
置P(フープ巻層5が設けられている部分と設けられて
いない部分の境の部分)から軸方向中心に約10mm、
軸方向外端に約50mmの位置まで、第二のフープ巻層
としてのフープ巻層6と、FRP本体筒2の最外層に設
けたヘリカル巻層7とを有している。ヘリカル巻層7は
非常に薄く設けられている。
【0020】ヘリカル巻層4はFRP本体筒2の軸方向
における縦弾性率を向上させてプロペラシャフト1の曲
げ共振周波数を高くし、危険回転数を高くするように作
用する。ヘリカル巻層4はFRP本体筒2の端部では最
内層として延在しており、FRP本体筒2にトルクが作
用する際に、トルクが直接ヘリカル巻層4に伝達され
る。
【0021】FRP本体筒2の端部には、ヘリカル巻層
4の外周側にフープ巻層5が軸方向に対して強化繊維が
±80〜90°の角度で配列されている。そのため、フ
ープ巻層5は本体筒2のヨーク3の接合部3aが圧入接
合される部分に、圧入時の接合部3aから受ける力に耐
える強度を与えるように作用する。フープ巻層5は軸方
向の位置Pの近辺において、くさび型の断面形状を有し
ている。又、フープ巻層5及び外周側にフープ巻層5が
設けられていない部分のヘリカル巻層4の外周側には、
これらの形状に沿ってヘリカル巻層7がほぼ均一に設け
られている。
【0022】フープ巻層6は軸方向の位置Pから軸方向
中心及び外端に向かって約30mmの位置まで、最内層
として設けられ、フープ巻層5の軸方向の位置Pは、フ
ープ巻層6が設けられている部分に含まれている。即
ち、フープ巻層6の延在部分よりも内側の部分(FRP
本体筒2の中央部)での強化繊維の構成はヘリカル巻層
4及び7のみとなるため、FRP本体筒2の軸方向の縦
弾性率は高くなる。又、フープ巻層6は非常に薄く形成
されているため、フープ巻層6の外周側に設けられたヘ
リカル巻層4が半径方向に膨らむことはなく、ヘリカル
巻層4は全長にわたってほぼ一定の外周径を有する。
【0023】FRP本体筒2にトルクが作用する際に、
軸方向の位置Pから外側の部分では、フープ巻層5及び
6にトルクが作用し易く、ヘリカル巻層4には作用し難
くなる。軸方向の位置Pから内側のフープ巻層6が設け
られている部分では、フープ巻層6にトルクが作用し易
く、この部分でのヘリカル巻層4に作用するトルクは内
端Pでのヘリカル巻層4に作用するトルクと同じにな
る。軸方向において、フープ巻層6の延在部分よりも内
側の部分(FRP本体筒2の中央部)では、フープ巻層
が設けられていないため、トルクはヘリカル巻層4に作
用する。
【0024】従って、FRP本体筒2にトルクが作用す
る際に、フープ巻層5及び6が延在する部分ではヘリカ
ル巻層4にトルクは作用し難いため、ヘリカル巻層4の
半径方向内側への変形量は小さい。フープ巻層5及び6
が延在しない部分ではヘリカル巻層4にトルクは作用し
易いため、ヘリカル巻層4の半径方向内側への変形量は
大きい。フープ巻層5が延在せずにフープ巻層6が延在
する部分では、フープ巻層5及び6が延在する部分より
もヘリカル巻層4にトルクが作用し難く、フープ巻層5
及び6が延在しない部分よりもヘリカル巻層4にトルク
が作用し易い。そのため、この部分でのヘリカル巻層4
の半径方向内側への変形量はフープ巻層5及び6が延在
する部分よりも大きく、フープ巻層5及び6が延在しな
い部分よりも小さい。従って、位置Pでのヘリカル巻層
4の半径方向内側への変形量の差は緩和され、位置Pが
強化繊維の破壊の起点にならなくなる。
【0025】従って、本実施形態によれば以下に示す効
果がある。
【0026】(1)FRP本体筒2の軸方向において、
位置Pから軸方向中心に約10mm、軸方向外端に向か
って約50mmの位置までには、最内層としてフープ巻
層6が設けられているので、FRP本体筒2の端部のヘ
リカル巻層4と、端部以外のヘリカル巻層4との間に
は、トルクによる変形量の差が緩和される。従って、位
置Pが破壊の起点になることはなく、プロペラシャフト
1の疲労強度を大きくすることができる。
【0027】(2)FRP本体筒2とヨーク3の接合部
3aとの接合部分には最内層としてのフープ巻層6は設
けられていないので、この部分の最下層はヘリカル巻層
4になる。従って、トルクは直接ヘリカル巻層に伝達さ
れ、プロペラシャフト1の疲労強度を大きくすることが
できる。
【0028】(3)プロペラシャフト1の中央部には、
最内層としてのフープ巻層6は設けられていないので、
この部分の最下層はヘリカル巻層4になる。従って、F
RP本体筒2の軸方向の縦弾性率は、中央部の最下層に
フープ巻層が設けられている場合に比較して高くなる。
【0029】(4)フープ巻層6はヘリカル巻層4に比
較して極端に薄く形成されるので、フープ巻層6の延在
如何に関わらず、フープ巻層6の外周側に設けられたヘ
リカル巻層4が半径方向に膨らむことはなく、ヘリカル
巻層4は全長にわたってほぼ一定の外周径を有する。従
って、フープ巻層6をFRP本体筒2の最下層に設けて
もFRP本体筒2の繊維の配列はほぼ一定であり、フー
プ巻層6の両端が破壊の起点になることはない。
【0030】(5)ヘリカル巻層7は本体筒2の最外層
として設けられているので、本体筒2の全長にわたって
見栄えがよくなる。
【0031】尚、実施の形態は前記に限定されるもので
はなく、例えば次のように適宜に変更して実施すること
もできる。
【0032】○ フープ巻層6の厚さは、該フープ巻層
6の外周側にヘリカル巻層4を設けた状態で、ヘリカル
巻層4の径が軸方向の全長にわたってほぼ同じになる厚
さでなくてもよい。FRP本体筒2の軸方向における縦
弾性率が下がらない程度であれば、ヘリカル巻層4が半
径方向に多少膨らんでもよい。
【0033】○ フープ巻層6は位置Pから軸方向外端
に向かって約50mmの位置まででなくても、FRP本
体筒2とヨーク3との接合部分を含む範囲で設けられて
いてもよい。
【0034】○ FRP本体筒2に設けられているフー
プ巻層6は、位置Pから軸方向中心に約10mm、軸方
向外端に約50mmの位置まででなくても、FRP本体
筒2の軸方向における縦弾性率が下がらない程度であれ
ば、この範囲よりも広い範囲で設けられても狭い範囲で
設けられていてもよい。
【0035】○ フープ巻層6はFRP本体筒2の最下
層に設けられていなくても、ヘリカル巻層4の内部に設
けられていてもよい。
【0036】○ ヘリカル巻層7は設けられていなくて
もよい。
【0037】○ フープ巻層5は軸方向の位置Pの近辺
において、くさび型の断面形状でなくても、例えば、フ
ープ巻層5の厚さが軸方向の外端から位置Pに向かって
徐々に薄くなる形状としてもよい。
【0038】○ FRPのマトリクス樹脂は熱硬化性樹
脂でなくてもよい。例えば、紫外線硬化樹脂や熱可塑性
樹脂をマトリクス樹脂として使用することもできる。
【0039】○ FRP本体筒の製造方法はフィラメン
トワインディング法に限定されない。例えばシートワイ
ンディング法を採用することもできる。軸体が部品とし
て使用されるときに必要な特性を満足できるようにFR
P製筒体を製造できれば、その製造方法は特に限定され
ない。
【0040】前記実施の形態から把握され、特許請求の
範囲に記載されていない技術的思想を、その効果ととも
に以下に記載する。
【0041】(1) 請求項1又は請求項2に記載の発
明において、前記対応する部分は前記内端位置から軸方
向中心への長さが10mm以下となる部分である。この
場合、FRP本体筒の縦弾性率は、対応する部分が第一
のフープ巻層の軸方向の内端位置から軸方向中心への長
さが10mm以上の場合に比較して高くなる。
【0042】(2) 請求項1〜請求項4のいずれか一
項に記載の発明において、前記FRP本体筒の最外層に
は全長にわたってヘリカル巻層が設けられている。この
場合、FRP本体筒の全長にわたって見栄えがよくな
る。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜請求項
3に記載の発明によれば、FRP本体筒の端部に設けら
れたフープ巻層の軸方向の内端で、ヘリカル巻層の半径
方向の変形量の差を緩和でき、プロペラシャフトの疲労
強度を大きくすることができる。
【0044】請求項2に記載の発明によれば、トルクを
直接ヘリカル巻層に伝達することができる。
【0045】請求項3又は請求項4に記載の発明によれ
ば、繊維の配列が大きく乱れることが防止し、第二のフ
ープ巻層の両端が破壊の起点となることを防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プロペラシャフトの部分縦断面図。
【図2】強化繊維層の部分縦断面図
【符号の説明】
1…プロペラシャフト、2…FRP本体筒、3…継手と
してのヨーク、4,7…ヘリカル巻層、5…第一のフー
プ巻層としてのフープ巻層、6…第二のフープ巻層とし
てのフープ巻層、P…内端。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−200951(JP,A) 特開 平5−24455(JP,A) 特開 平8−108495(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16C 3/02 B60K 17/22 B29C 70/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強化繊維の配列角が互いに異なる複数層
    の強化繊維層を含む繊維強化樹脂(FRP)本体筒の端
    部に継手が接合されるプロペラシャフトにおいて、 前記FRP本体筒は、該本体筒の全長にわたって延在し
    ている強化繊維からなるヘリカル巻層と、該ヘリカル巻
    層の外周側の端部に設けられている強化繊維からなる第
    一のフープ巻層と、該ヘリカル巻層の内周側又は内部
    の、少なくとも前記FRP本体筒と前記継手との接合部
    分を除く前記第一のフープ巻層の軸方向の内端位置と対
    応する部分に設けられている強化繊維からなる第二のフ
    ープ巻層とを有しているプロペラシャフト。
  2. 【請求項2】 前記第二のフープ巻層の厚さは、ヘリカ
    ル巻層の内周側又は内部に前記第二のフープ巻層が設け
    られた状態で、ヘリカル巻層の外周径が軸方向の全長に
    わたってほぼ同じになる厚さである請求項1に記載のプ
    ロペラシャフト。
  3. 【請求項3】 前記第二のフープ巻層の厚さは、1mm
    以下である請求項1又は2に記載のプロペラシャフト。
  4. 【請求項4】 前記第二のフープ巻層は、FRP本体筒
    の最下層として設けられている請求項1〜3のいずれか
    一項に記載のプロペラシャフト。
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