JP3391145B2 - 車両用減速表示装置 - Google Patents

車両用減速表示装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両減速時に後続車に
それを表示して注意を喚起させる車両用減速表示装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置は、図6に示すよう
に、図示しない主制動装置(フットブレーキ)の作動に
連動するスイッチ13を電源E及び制動灯14,14相
互間に挿入し、フットブレーキ作動時に制動灯14,1
4を点灯して後続車への表示を行うというものである。
【0003】このような従来装置では、フットブレーキ
の作動以外による減速、例えばエンジンブレーキにより
車両が減速した場合、制動灯14,14は点灯しない。
したがって、後続車は前方車の減速をすぐに判断するこ
とができず、前方車との車間距離が縮まること等によっ
て初めて前方車の減速を知り得る。このため、後続車の
ブレーキ操作等の遅れを引き起こし、追突等の事故を生
じさせる危険性があった。
【0004】そこで、後続車への減速表示をフットブレ
ーキの作動に依存させず、減速を直接検出して表示する
装置が出現してきた。これは、図7に示すように、加速
度センサ15、増幅回路16、比較回路17、表示基準
設定回路18、制御回路19及び表示灯20,20を備
えてなるものである。すなわち減速の検出に、加速度セ
ンサ15を用いたもので、これにより検出された加速度
(負の加速度:減速)が表示基準設定回路18の設定値
を超えたときに、表示灯20,20を点灯し後続車への
表示を行うものである。
【0005】しかしこのような従来装置では、使用する
加速度センサ15の特性上、路面傾斜や車両傾斜がある
場合、例えば坂道走行時、重力加速度(g sinθ)
分、0Gレベルが変動(シフト)してしまう。したがっ
て、加速度センサ15のみでは、路面傾斜=0゜あるい
は車両傾斜=0゜以外の条件下で正確な車両の減速度が
得られなかった。また、車両に揺れ等の振動が生じたと
きも正確な減速度が得られなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来技術
では、フットブレーキの作動以外による減速、例えばエ
ンジンブレーキによる減速を表示することができず、追
突等の事故を生じさせる危険性があったり、路面傾斜,
車両傾斜=0゜以外の条件下で、あるいは車両に揺れ等
の振動が生じたときに、正確な車両の減速度が得られな
い等の問題点があった。
【0007】本発明の目的は、フットブレーキの作動以
外による減速であっても、その減速をフットブレーキに
よる減速と同様に表示でき、追突等の事故発生を未然に
防止できると共に、加速度センサのような重力加速度に
よる影響を受けるものではなく、路面傾斜や車両傾斜が
あっても、あるいは車両に揺れ等の振動が生じていても
正確に減速を検出,表示でき、更に、単に減速の有無の
みならずその程度も容易に表示可能となし得る車両用減
速表示装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、車両の車輪
の回転速度に応じた周期のパルス信号を出力する車輪速
対応パルス出力回路と、この車輪速対応パルス出力回路
の出力パルスが入力されるTフリップフロップ回路と、
このTフリップフロップ回路の出力パルスのHレベル又
はLレベルのうちのいずれか一方のレベル側のパルス幅
を測定する第1パルス幅測定回路と、前記Tフリップフ
ロップ回路の反転出力パルスの前記第1パルス幅測定回
路での測定と同一レベル側のパルス幅を測定する第2パ
ルス幅測定回路と、前記第1パルス幅測定回路の出力値
を周波数値に変換する第1変換回路と、前記第2パルス
幅測定回路の出力値を周波数値に変換する第2変換回路
と、前記第1変換回路の出力値と第2変換回路の出力値
との減算を行う減算回路と、減速表示を行うときの減算
結果値が表示基準値として設定された表示基準設定回路
と、この表示基準設定回路からの表示基準値と前記減算
回路からの減算結果値とを比較する比較回路と、この比
較回路からの比較結果に応じて表示灯を点消灯制御する
制御回路とを設けることにより達成される。
【0009】
【作用】車輪速対応パルス出力回路は、フットブレーキ
の作動に依存せず、車両の車輪の回転速度に応じた周期
のパルス信号を出力し、以後のデジタル処理を可能とす
る。Tフリップフロップ回路は、車輪速対応パルス出力
回路の出力パルスが入力されるたびに出力状態(H又は
Lレベル)を反転する。また、その出力端子及び反転出
力端子からは相互に極性の異なるパルスを出力する。
【0010】第1パルス幅測定回路は、Tフリップフロ
ップ回路の出力パルスのHレベル又はLレベルのうちの
いずれか一方のレベル側のパルス幅を測定し、また第2
パルス幅測定回路は、Tフリップフロップ回路の反転出
力パルスの前記第1パルス幅測定回路での測定と同一レ
ベル側のパルス幅を測定する。これにより、車輪速対応
パルス出力回路の出力パルス信号の1周期の時間が2つ
のパルス幅測定回路で交互に測定されることになる。
【0011】第1,第2変換回路は、第1,第2パルス
幅測定回路の出力値を各々周波数値に変換して、車輪の
回転速度(車輪速度)に対する出力値(周波数値)の関
係をリニア、すなわち比例関係にする。減算回路は、第
1変換回路の出力値と第2変換回路の出力値との減算を
行い、また表示基準設定回路は、減速表示を行うときの
減算結果値が表示基準値として設定する。比較回路は、
表示基準設定回路からの表示基準値と減算回路からの減
算結果値とを比較する。制御回路は、比較回路からの比
較結果に応じて表示灯を点消灯制御する。すなわち、一
定の減速度になった時、あるいは一定の減速度を超えた
(減速の程度が一定値よりも更に強まった)時に表示灯
を点灯し、後続車に減速を表示する。
【0012】これにより、フットブレーキの作動以外に
よる減速であっても、その減速がフットブレーキによる
減速と同様に表示され、追突等の事故発生が未然に防止
されることになる。また、加速度センサのような重力加
速度による影響を受けるものではないので、路面傾斜や
車両傾斜があっても、あるいは車両に揺れ等の振動が生
じていても正確に減速が検出され、表示されることにな
る。
【0013】また、第1,第2パルス幅測定回路からの
パルス幅twは、1/fで表わされるため、図4に示す
ように車輪速度(車両速度)vに対して比例関係になく
表示灯点灯のための表示基準値(表示基準設定回路の表
示基準値)の設定が難しい。したがって、複数種の表示
基準値設定は更に困難となり、減速表示可能としても単
一の表示基準値を用いての表示灯の点灯又は消灯が限界
である。これに対して本発明では、上記第1,第2変換
回路により車輪速度vに対する出力値(周波数値f)の
関係が、図5に示すように比例関係となり、表示基準設
定回路での表示基準値の設定が容易になり、単一の表示
基準値を用いての表示灯の点灯又は消灯が容易に実現さ
れるばかりか、複数種の表示基準値を用いての減速度変
化に応じた表示灯点灯形態の段階的制御も容易に実現可
能となる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明による車両用減速表示装置の一実
施例を示すブロック図である。この図1において、1は
車両(図示せず)の車輪の回転速度に応じた周期のパル
ス信号を出力する車輪速対応パルス出力回路で、ここで
は車輪速センサ1a及び波形整形回路1bからなる。
【0015】この場合、車輪速センサ1aは、例えば、
図示しないがマグネットを内蔵した電磁ピックアップ
と、車輪と一体に回転する歯車とを備え、車輪の回転に
応じて歯車のピッチに対応した周期の誘導起電力(正弦
波)を出力するセンサからなる。また波形整形回路1b
は、車輪速センサ1aからの正弦波出力を半波整流し、
方形波パルス信号(デジタル信号)に変換するものであ
る。車輪速センサ1aからの正弦波出力は車輪の回転速
度により振幅も変化するが、波形整形回路1bは、その
振幅の変化を無視し、車輪の回転速度のみに応じた方形
波パルス信号を得る。
【0016】3は、上記車輪速対応パルス出力回路1
(波形整形回路1b)の出力パルスが入力されるTフリ
ップフロップ回路で、相互に極性の異なる信号を出力す
る出力端子OUT1及び反転出力端子OUT2を備えて
なる。
【0017】4は、上記Tフリップフロップ回路3の出
力端子OUT1の出力パルスのH(高)レベル又はL
(低)レベルのうちのいずれか一方のレベル側、ここで
はHレベル側のパルス幅を測定する第1パルス幅測定回
路である。5は、上記Tフリップフロップ回路3の反転
出力端子OUT2の出力パルス(反転出力パルス)の上
記第1パルス幅測定回路4での測定と同一レベル側、こ
こではHレベル側のパルス幅を測定する第2パルス幅測
定回路である。これらパルス幅測定回路4,5によるパ
ルス幅測定方法としては、当該回路4,5の入力パルス
のHレベル又はLレベル、ここではHレベルの期間内に
おける装置の基準クロック数のカウントによる方法等が
用いられる。
【0018】6は、上記第1パルス幅測定回路4の出力
値(パルス幅測定値)twAを周波数値fAに変換する
第1変換回路、7は、上記第2パルス幅測定回路5の出
力値(パルス幅測定値)twBを周波数値fBに変換す
る第2変換回路である。8は、上記第1変換回路6の出
力値(周波数値fA)と第2変換回路7の出力値(周波
数値fB)とが入力される減算回路で、時間的に前後す
る2つの変換回路6,7の出力値(周波数値fA,f
B)において、 (先に入力された周波数値fA又はfB)−(後から入
力された周波数値fB又はfA) なる減算処理を行い、その結果値Δf(=fA−fB又
はfB−fA)を出力する。
【0019】9は、減速表示を行うときの減算結果値
(周波数値)が表示基準値frefとして設定された、す
なわち車輪速度(車両速度)がどれだけ減速したら表示
を行うかの単一の表示基準値frefが設定された表示基
準設定回路である。10は、表示基準設定回路9からの
表示基準値frefと減算回路8からの減算結果値Δfと
を比較する比較回路で、減算結果値が表示基準値fref
を超えたときに表示が必要と判断し、表示信号を出力す
るものである。
【0020】11は、比較回路10から表示信号が入力
されたときに表示灯12を点灯させ、それ以外のときは
消灯させておく表示灯点消灯制御用の制御回路である。
表示灯12としては、これを制動灯に兼用させてもよ
く、あるいは制動灯とは別個独立に設けてもよい。
【0021】次に上述本発明装置の動作について説明す
る。まず、車輪速センサ1aは、車輪速度に対応した周
期の正弦波信号(AC信号)を出力する。この出力信号
は振幅も変化するが、本発明装置においては振幅の変化
は不要であり、また以降は基本的にデジタル処理するも
のであるため、波形整形回路1bで、この信号を半波整
流し、かつ内蔵のコンパレータ等で方形波パルス信号
(デジタル信号)に変換する。図2はこの様子を示す波
形図で、(イ)は車輪速センサ1aの出力信号、すなわ
ち波形整形回路1bの入力信号、(ロ)は波形整形回路
1b内の半波整流信号、(ハ)は波形整形回路1bの出
力信号、すなわち方形波パルス信号(デジタル信号)で
ある。
【0022】ここで、車輪速度が高くなる程、車輪速セ
ンサ1aの出力信号の周波数値は高くなる。したがっ
て、波形整形回路1b(車輪速対応パルス出力回路1)
の出力信号の周期(図2(ハ)中の時間t)は、車輪速
度が高くなる程、短くなり、低くなれば長くなる。そこ
で、減速状態を検知するには、上記車輪速対応パルス出
力回路1の出力信号周期tがある長さから、より長くな
ったことを測定すればよい。この場合、車輪速対応パル
ス出力回路1の出力信号(方形波パルス信号)の連続す
る2つの方形波パルスの周期tをパルス幅測定回路4,
5において極性上、同一条件で逐次測定可能にTフリッ
プフロップ回路3が挿入されている。
【0023】このTフリップフロップ回路3は、パルス
が入力されるたびに出力状態(H又はLレベル)が反転
するフリップフロップであり、また、出力端子OUT1
及び反転出力端子OUT2からは相互に極性の異なる信
号を出力する。図3(A)はこのようなTフリップフロ
ップ回路3の入力パルス信号である車輪速対応パルス出
力回路1(波形整形回路1b)の出力パルス信号の波形
図、図3(B)は上記Tフリップフロップ回路3の出力
パルス信号の波形図である。図3(A)中、t1〜t4
は各々車輪速対応パルス出力回路1の出力パルス信号の
1周期を示す。また図3(B)中、twA1,twA2
は各々Tフリップフロップ回路3の出力端子OUT1の
出力パルス信号のHレベル期間、twB1,twB2は
各々Tフリップフロップ回路3の出力端子OUT2の出
力パルス信号のHレベル期間を示す。
【0024】図3(A),(B)から、周期t1はHレ
ベル期間twA1、周期t2はHレベル期間twB1、
周期t3はHレベル期間twA2、周期t4はHレベル
期間twB2に、各々一致する。すなわち、車輪速対応
パルス出力回路1の出力パルス信号の周期tが変化すれ
ば、Hレベル期間twも同時間変化する。そこで、Tフ
リップフロップ回路3の出力端子OUT1の出力パルス
幅を第1パルス幅測定回路4で、また反転出力端子OU
T2の出力パルス幅を第2パルス幅測定回路5で、各々
測定することにより、車輪速度の変化を連続して検出す
ることが可能となる(なお、車輪速度に対する出力パル
ス幅の関係につき図4参照)。
【0025】次に、第1変換回路6は、第1パルス幅測
定回路4の出力値(twA)に対してその逆数(1/t
wA)を演算し、周波数値fAに変換する。また、第2
変換回路7は、第2パルス幅測定回路5の出力値(tw
B)に対してその逆数(1/twB)を演算し、周波数
値fBに変換する。これら第1,第2変換回路6,7に
より車輪速度に対して比例関係にある周波数値(図5参
照)を連続して出力することが可能となる。減算回路8
は、第1変換回路6の出力値(周波数値fA)と第2変
換回路7の出力値(周波数値fB)に対し、 (先に入力された周波数値fA又はfB)−(後から入
力された周波数値fB又はfA) なる減算処理を行い、その結果値Δf(=fA−fB又
はfB−fA)を出力する。
【0026】ここで、車輪速対応パルス出力回路1(波
形整形回路1b)の出力信号の周波数は車輪速度が高く
なる程、高くなることから、車両の走行状態に対する第
1,第2変換回路6,7の出力値(周波数値)fA,f
Bは、fAがfBに対して時間的に先行しているものと
して、次のような関係になる。 等速時:fA=fB 加速時:fA<fB 減速時:fA>fB したがって、減算回路8の減算結果値Δf(ここではf
A−fB)は、 等速時:0 加速時:負 減速時:正 なる値をとる。
【0027】比較回路10は、表示基準設定回路9から
の表示基準値frefと減算回路8からの減算結果値Δf
(ここではfA−fB)とを比較し、 Δf>(又は≧)fref になった時、すなわち、減算結果値Δfが表示基準値f
refを超えた(減速の程度が一定値よりも更に強まっ
た)時、又は一定の減速度になった時、に表示が必要と
判断し、表示信号を出力する。制御回路11は表示信号
を受けて表示灯12を点灯し、減速状態にあることを後
続車へ知らせる。
【0028】以上述べた動作が車両走行中繰り返され、
Δf>(又は≧)frefになった減速時、制御回路11
に表示信号を与えて表示灯12を点灯し、減速状態にあ
ることを後続車へ知らせる。
【0029】なお上述実施例では、表示基準設定回路9
に単一の表示基準値frefを設定し、比較回路10は、
その単一の表示基準値frefと減算回路8からの減算結
果値Δfとを比較して減速表示の要否を判断し、制御回
路11は、比較回路10による減速表示の要否判断結果
に応じて表示灯12を点灯又は消灯させる構成したが、
本発明はこのような構成のみに限定されることはない。
本発明は、第1,第2変換回路6,7により、車輪速度
に対する出力値(周波数値f)の関係が図5に示すよう
に比例関係となり、表示基準設定回路9での表示基準値
frefの設定が容易になることから、複数種の表示基準
値fref1,fref2…frefnを用いて表示灯点灯形態を段
階的制御するようにしてもよい。その一例として、表示
基準設定回路9に複数種の表示基準値fref1,fref2…
frefnを設定し、比較回路10は、その複数種の表示基
準値fref1,fref2…frefnと減算回路8からの減算結
果値Δfとを比較して減速表示の要否及び各表示基準値
fref1,fref2…frefnに対する減算回路8からの減算
結果値Δfの大小関係を判断し、制御回路11は、その
比較回路10による減速表示の要否判断結果に応じて表
示灯12を点灯又は消灯させると共に、各表示基準値f
ref1,fref2…frefnに対する減算回路8からの減算結
果値Δfの大小関係の判断結果に応じて表示灯点灯時の
点灯形態を段階的に制御する構成があげられる。ここ
で、減速表示要との判断は、表示基準値fref1,fref2
…frefn中、減速表示させる最小減速度に相当する表示
基準値に上記減算結果値Δfが達したときになされる。
また、点灯形態の段階的制御の例としては、例えば点灯
光度や発光面積等を減速度の増大(減速の程度の増大)
に合わせて段階的に増大させることがあげられる。この
場合、点灯光度や発光面積等の増大後、加速されてゆく
ときには、逆に点灯光度や発光面積等を段階的に減少さ
せてゆくようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、フットブ
レーキの作動以外による減速、例えばエンジンブレーキ
等による減速でも、それが予め設定された大きさを超え
ると表示灯(例えば制動灯)を点灯するようにしたの
で、追突等の事故発生を未然に防止でき、安全性が向上
するという効果がある。
【0031】また、車輪速度の変化(=車両速度の変
化)から減速を検出するものであるため、加速度センサ
のように重力加速度による影響を受けることはなく、路
面傾斜や車両傾斜があっても、あるいは車両に揺れ等の
振動が生じていても正確に減速を検出,表示できるとい
う効果もある。
【0032】更に本発明によれば、車両の走行(減速)
状態の検知を、車輪速対応パルス出力回路からの出力パ
ルス信号の1周期の時間をパルス幅測定回路で測定して
行うことを基本としているので、減速検知の動作時間が
短いという効果もある。
【0033】更にまた、表示基準設定回路での表示基準
値の設定が容易になり、単一の表示基準値を用いての表
示灯の点灯又は消灯が容易に実現されるばかりか、複数
種の表示基準値を用いての減速度変化に応じた表示灯点
灯形態の段階的制御も容易に実現可能であるという効果
もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】図1中の波形整形回路の動作説明のための波形
図である。
【図3】図1に示す本発明装置の動作説明のためのタイ
ムチャートである。
【図4】車輪速度に対する第1,第2パルス幅測定回路
の出力値(パルス幅測定値)を示すグラフである。
【図5】車輪速度に対する第1,第2変換回路の出力値
(周波数値)を示すグラフである。
【図6】従来装置のブロック図である。
【図7】図6とは異なる従来装置のブロック図である。
【符号の説明】
1…車輪速対応パルス出力回路、1a…車輪速センサ、
1b…波形整形回路、3…Tフリップフロップ回路、4
…第1パルス幅測定回路、5…第2パルス幅測定回路、
6…第1変換回路、7…第2変換回路、8…減算回路、
9,18…表示基準設定回路、10…比較回路、11…
表示灯点消灯制御用の制御回路、12,20…表示灯、
13…スイッチ、E…電源、14…制動灯、15…加速
度センサ、16…増幅回路、17…比較回路、19…制
御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−234749(JP,A) 特開 平4−358935(JP,A) 特開 昭52−34773(JP,A) 特開 昭63−167274(JP,A) 特開 昭59−210373(JP,A) 特開 平4−138942(JP,A) 特開 平4−325331(JP,A) 特開 平6−199177(JP,A) 特開 昭56−100363(JP,A) 特開 昭63−58167(JP,A) 特開 昭61−191445(JP,A) 実開 平1−111550(JP,U) 実開 平2−100850(JP,U) 実開 平3−91835(JP,U) 実開 昭57−194066(JP,U) 実開 平3−11943(JP,U) 特公 昭39−2442(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60Q 1/26 - 1/56 G01P 3/00 - 3/80 G01P 15/00 - 15/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の車輪の回転速度に応じた周期のパ
    ルス信号を出力する車輪速対応パルス出力回路と、この
    車輪速対応パルス出力回路の出力パルスが入力されるT
    フリップフロップ回路と、このTフリップフロップ回路
    の出力パルスのHレベル又はLレベルのうちのいずれか
    一方のレベル側のパルス幅を測定する第1パルス幅測定
    回路と、前記Tフリップフロップ回路の反転出力パルス
    の前記第1パルス幅測定回路での測定と同一レベル側の
    パルス幅を測定する第2パルス幅測定回路と、前記第1
    パルス幅測定回路の出力値を周波数値に変換する第1変
    換回路と、前記第2パルス幅測定回路の出力値を周波数
    値に変換する第2変換回路と、前記第1変換回路の出力
    値と第2変換回路の出力値との減算を行う減算回路と、
    減速表示を行うときの減算結果値が表示基準値として設
    定された表示基準設定回路と、この表示基準設定回路か
    らの表示基準値と前記減算回路からの減算結果値とを比
    較する比較回路と、この比較回路からの比較結果に応じ
    て表示灯を点消灯制御する制御回路とを具備することを
    特徴とする車両用減速表示装置。
  2. 【請求項2】 表示基準設定回路には単一の表示基準値
    が設定され、比較回路はその単一の表示基準値と前記減
    算回路からの減算結果値とを比較して減速表示の要否を
    判断し、制御回路はその比較回路による減速表示の要否
    判断結果に応じて表示灯を点灯又は消灯させることを特
    徴とする請求項1に記載の車両用減速表示装置。
  3. 【請求項3】 表示基準設定回路には複数種の表示基準
    値が設定され、比較回路はその複数種の表示基準値と前
    記減算回路からの減算結果値とを比較して減速表示の要
    否及び各表示基準値に対する前記減算回路からの減算結
    果値の大小関係を判断し、制御回路はその比較回路によ
    る減速表示の要否判断結果に応じて表示灯を点灯又は消
    灯させると共に、各表示基準値に対する前記減算回路か
    らの減算結果値の大小関係の判断結果に応じて表示灯点
    灯時の点灯形態を段階的に制御することを特徴とする請
    求項1に記載の車両用減速表示装置。
JP11727595A 1995-05-16 1995-05-16 車両用減速表示装置 Expired - Fee Related JP3391145B2 (ja)

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