JP3391124B2 - アスファルト組成物用粉状物、アスファルト組成物及びアスファルト組成物の製造方法 - Google Patents

アスファルト組成物用粉状物、アスファルト組成物及びアスファルト組成物の製造方法

Info

Publication number
JP3391124B2
JP3391124B2 JP30223594A JP30223594A JP3391124B2 JP 3391124 B2 JP3391124 B2 JP 3391124B2 JP 30223594 A JP30223594 A JP 30223594A JP 30223594 A JP30223594 A JP 30223594A JP 3391124 B2 JP3391124 B2 JP 3391124B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
asphalt
parts
styrene
asphalt composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30223594A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08157730A (ja
Inventor
恵市 辻
哲郎 倉升
敏夫 上利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP30223594A priority Critical patent/JP3391124B2/ja
Publication of JPH08157730A publication Critical patent/JPH08157730A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3391124B2 publication Critical patent/JP3391124B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アスファルト組成物用
粉状物、アスファルト組成物及びアスファルト組成物の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明の粉状物は、アスファルト組成物
を製造する際の原材料として好適に用いられる。本発明
アスファルト組成物は、防水シート等においてゴム化
アスファルト層を構成する。防水シートは、水槽、地下
外壁等の建築用材料、地下鉄、共同溝、貯水池等の土木
用材料等に広範に用いられている。防水シートは、用途
によって異なる積層構造をしているが、一般に、ゴム化
アスファルト層を含有し、表面にはポリエステル製の不
織布又は離型紙が用いられる。例えば、不織布、ゴム化
アスファルト層及び離型紙がこの順序で積層した三層構
造を有する防水シートがある。
【0003】ゴム化アスファルト層を構成するアスファ
ルト組成物は、典型的には、ゴム物質と、アスファルト
と、熱可塑性樹脂と、無機充填剤とを有する。ゴム物質
は、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、スチ
レン−ブタジエン−スチレンゴム等の中から防水シート
の用途によって適当なものを選択して用いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、ゴム物質を含有
するアスファルト組成物は、マスターバッチ工程と溶解
工程との二段階で製造していた。マスターバッチ工程で
は、ゴム物質と液状のアスファルトを機械的に混合して
予めマスターバッチとする。
【0005】次いで、溶解工程では、こうして得られた
マスターバッチを、120〜200℃に予め加熱された
液状のアスファルトに添加する。この溶解工程では、マ
スターバッチを溶解しつつ、マスターバッチとアスファ
ルトとを混合し、これにより、アスファルトとゴム物質
との混合物を得る。
【0006】このようにマスターバッチを形成する工程
を経ないで、塊状のゴム物質を液状の120〜200℃
のアスファルトに直接、添加しても、塊状のゴム物質が
溶解せず、たとえ溶解しても溶解するまでに大変に長時
間かかるので実用的でなかった。
【0007】一方、ムーニー粘度の低いゴム物質を粉状
物にして、かつ、粉状物のまま保持することができなか
った。即ち、たとえ粉状物にすることができても、粘着
力が強いため、粉状物の個々の粒どうしが互いに付着し
てしまい、粉状物のまま維持することができなかった。
そこで、本発明では、このマスターバッチ工程を不要と
して、溶解工程に直接に用いることができる粉状物を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、ムーニー粘
度が低いゴム物質であっても、粉状物にして、かつ、粉
状物のまま保持することができるのではないかと研究を
行った結果、粉砕した粉状物に粘着防止剤を添加するこ
とで、粉状物のまま保持することができることを見出
し、本発明を完成した。
【0009】即ち、本発明によれば、アスファルトに混
合されて用いられるアスファルト組成物用粉状物であっ
て、ムーニー粘度ML1+4, 100℃が30〜90の、ス
チレン含有量が5〜40重量%のスチレン−ブタジエン
ゴム10〜90重量部と、タルク、炭酸カルシウム、ケ
イ酸マグネシウム、無水ケイ酸、ケイ酸カルシウム、ケ
イ酸アルミニウム、カーボンブラック、石綿及びガラス
繊維からなる群から選ばれる少なくとも一種の無機化合
90〜10重量部とを含有するとともに、その平均粒
径が2mm以下であることを特徴とするアスファルト組
成物用粉状物が提供される。本発明において、ゴム物質
として、スチレン含有量が5〜40%であるスチレン−
ブタジエンゴムが用いられるが、スチレン含有量が10
〜40%であるスチレン−ブタジエンゴムが好ましい。
【0010】また、本発明のアスファルト組成物用粉状
物はム物質としての所定のムーニー粘度のスチレン
−ブタジエンゴム10〜90重量部と、粘着防止剤とし
ての所定の無機化合物90〜10重量部とを含有する
が、スチレン−ブタジエンゴム30〜80重量部と、
機化合物70〜20重量部とを含有することが好まし
い。
【0011】また、本発明によれば、アスファルト10
0重量部と、スチレン−ブタジエンゴム0.5〜20重
量部と、無機化合物10〜50重量部と、熱可塑性樹脂
1〜20重量部とを含有してなることを特徴とするアス
ファルト組成物、及び少なくとも100重量部のアスフ
ァルトと、上記のアスファルト組成物用粉状物と、1〜
15重量部の熱可塑性樹脂とを、120〜200℃で混
して、0.5〜20重量部の前記スチレン−ブタジエ
ンゴムと、10〜60重量部の前記無機化合物とを含有
するアスファルト組成物を得ることを特徴とするアスフ
ァルト組成物の製造方法が提供される。
【0012】
【作用】本発明では粉状物としたので、液状のアスファ
ルトに直接、添加しても溶解するので、マスターバッチ
を形成する工程が不要となる。また、粘着防止剤として
の無機化合物を添加することで、凝集することなく、粉
状物のまま保持することができる。更に適切な無機化
合物を用いることにより、粘着防止剤として作用するこ
とに加えて、アスファルト組成物の無機添加剤としても
作用し得る。
【0013】また、本発明の粉状物の実質的な最大粒径
は、通常5mm以下である。「実質的な」としたのは、
少量の粉状物が例外的に5mmより大きくてもよいから
である。このように粉状物が微細であるので、粉状物は
液状のアスファルトに容易に溶解する。粉状物の実質的
な最大粒径は、3mm以下であることが好ましく、2m
m以下であることが更に好ましく、1mm以下であるこ
とが更になお好ましい。粉状物をメッシュ板等を通過さ
せることにより、最大粒径を調整することができる。ま
た、本発明の粉状物の平均粒径は、2mm以下であり、
1mm以下であることが好ましく、0.7mm以下であ
ることが更に好ましく、0.5mm以下であることが更
になお好ましい。このように、粉状物が微細であるの
で、粉状物は液状のアスファルトに容易に溶解する。
【0014】本発明の粉状物は、ゴム物質としてスチレ
ン−ブタジエンゴムを含有する。このスチレン−ブタジ
エンゴムは、100℃におけるJIS R−010A又
はR−007Bに規定するムーニー粘度ML1+4が30
〜90であることを要する。また、ムーニー粘度ML
1+4, 100℃が30〜70又は30〜60の柔らかい
チレン−ブタジエンゴムを用いてもよい。即ち、本発明
では、ムーニー粘度が低いスチレン−ブタジエンゴム
用いても、粉状物のまま保持できるのである。本発明の
粉状物は、ゴム物質としてのスチレン−ブタジエンゴム
10〜90重量部と、粘着防止剤としての無機化合物
0〜10重量部とを含有する。粉状物は、粘着防止剤
(無機化合物)により凝集することが防止される無機
化合物が10重量部より少ないと、凝集してしまい、粉
状物を維持できない。一方、無機化合物が90重量部
超えると、スチレン−ブタジエンゴムの割合が小さくな
りすぎ、アスファルト組成物の原材料としての用途に支
障をきたしかねないので適当でない。
【0015】スチレン−ブタジエンゴム無機化合物
割合は、スチレン−ブタジエンゴムのムーニー粘度に依
存し、ゴムが柔らかくなるにつれ、適宜、無機化合物
含有量を増大させることが好ましい。例えば、ムーニー
粘度ML1+4, 100℃が70〜80又は70〜90のと
き、粉状物はスチレン−ブタジエンゴム30〜85重量
部と、無機化合物70〜15重量部とを含有してもよ
い。一方、ムーニー粘度ML1+4, 100℃が30〜70
のとき、粉状物はスチレン−ブタジエンゴム10〜60
重量部と、無機化合物90〜40重量部とを含有するこ
とが好ましい。
【0016】本発明においては、「ゴム物質」として、
スチレン含有量が5〜40%であるスチレン−ブタジエ
ンゴムが用いられる。スチレン含有量が40%より高い
ときには、得られるアスファルト組成物の低温における
特性が悪くなるからである。
【0017】本発明においては、「粘着防止剤」として
無機化合物が用いられる。この無機化合物としては、
ルク、炭酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、無水ケイ
酸、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、カーボン
ブラック等が挙げられる。これらは、粒子状になってい
ることが多い。また、繊維状の無機化合物として、石
綿、ガラス繊維などが挙げられる。無機化合物は、一種
のみを用いてもよいが、種以上を用いることを妨げな
い。
【0018】「熱可塑性樹脂」としては、例えば、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、エチレンプロピレン重合
体、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンアクリ
ル酸エチル共重合体、エチレンアクリル酸メチル共重
合体、ポリプロピレン、ポリブテン−1、ポリ4−メチ
ルペンテン−1、ポリスチレン、アクリロニトリル
タジエンスチレン共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリア
クリロニトリルなどが挙げられる。特に、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレンプロピレン重合体が好
適に使用できる。また、これらは繊維状になっているも
のを添加することを妨げるものではない。
【0019】「有機充填剤」としては、例えば、プロセ
スオイル、ワセリン、セレシン、石油樹脂、低分子ポリ
エチレン、低分子ポリブタジエンなどの石油系軟化剤;
ステアリン酸、ラウリン酸、リシノール酸、パルミチン
酸等の植物油系軟化剤各種の可塑剤が挙げられる。
【0020】本発明の粉状物は、冷凍粉砕又は機械粉砕
により得ることができる。まず、スチレン−ブタジエン
ゴムの塊を、好ましくは一辺が5cm位になるように、
機械で粗粉砕することが所望される。ただし、粗粉砕の
工程は省略してもよい。そして、冷凍粉砕の場合には、
この固形物を液化炭酸ガス、液体窒素等に浸して冷却す
ることが好ましい。これにより、早く冷却するからであ
る。また、この固形物を冷凍室で冷却してもよい。次い
で、硬化したスチレン−ブタジエンゴム無機化合物
を同時に例えば装置10のような粉砕装置に投入して粉
砕する。一方、機械粉砕の場合は、このような冷却操作
を行わずに、スチレン−ブタジエンゴム無機化合物
を同時に粉砕装置10に投入して粉砕する。
【0021】図1は、粉砕装置10の縦方向の断面図で
ある。粉砕装置10は、内部に粉砕室14を形成する容
器12と、回転カッター20と、受け器30とを有す
る。容器12の内面には、固定刃16が設けられる。サ
ンプルは、容器12の上部にある入口18より、粉砕室
14に投入される。
【0022】容器12の内部に設けられた回転カッター
20は、軸22と、軸22の回りを回転する回転部24
と、回転部24の周面に設けられた回転刃26とを有す
る。回転刃26と、固定刃16との間には所定の間隙1
7が設けられ、この間隙においてサンプルを粉砕する。
受け部30は、粉砕室14の下部に位置する。粉砕室1
4と受け部との間には、メッシュ板32が設けられる。
このメッシュ板32のメッシュのサイズにより、メッシ
ュ板32を通過することができる粉状物の最大粒径が定
まる。メッシュ板32は、一段である必要はなく、初め
は粗いメッシュ板を設け、二段目にはより細かいメッシ
ュ板を設けるというように、多段にすることができる。
【0023】サンプルは入口18から粉砕室14に投入
される。サンプルは、回転カッター20の回転により、
間隙17において固定刃16と回転刃26とで粉砕され
る。粉砕されたサンプルは、メッシュ板32を通過し
て、最大粒径が定まる粉状物が得られる。
【0024】本発明の粉状物は、アスファルト組成物の
製造に好適に用いることができる。また、本発明のアス
ファルト組成物は、アスファルトと、熱可塑性樹脂と、
スチレン−ブタジエンゴムと、無機化合物とを含有す
る。これらの成分のうち、スチレン−ブタジエンゴム
は、本発明の粉状物のみから起因するものとなるよう
に、アスファルト及び粉状物、並びに、適宜、熱可塑性
樹脂及び無機添加物を混合することが好ましい。また、
スチレン−ブタジエンゴム及び無機添加物を新たに添加
する必要がなくなるように、スチレン−ブタジエンゴム
及び無機添加物の割合が調整された粉状物であってもよ
い。
【0025】本発明のアスファルト組成物は、100重
量部のアスファルトに対して、0.5〜20重量部、好
ましくは2〜20重量部のスチレン−ブタジエンゴム
含有する。0.5重量部より少ない量のスチレン−ブタ
ジエンゴムを使用したときには、得られるアスファルト
組成物のフロー値が大きくなるので実用的でない。一
方、20重量部より多いスチレン−ブタジエンゴムを使
用したときには、アスファルト組成物が剥離しやすくな
るので、経済的でない。
【0026】本発明のアスファルト組成物は、100重
量部のアスファルトに対して、1〜60重量部、好ま
しくは10〜50重量部の無機化合物を含有する。10
重量部より少ない量の無機化合物を使用したときには、
得られるアスファルト組成物のフロー値が大きくなるの
で実用的でない。一方、60重量部より多い無機化合物
を使用したときには、アスファルト組成物の針入度が減
少して、アスファルト組成物が剥離し易くなるので適当
でない。
【0027】本発明のアスファルト組成物は、100重
量部のアスファルトに対して、1〜20重量部、好まし
く5〜20重量部の熱可塑性樹脂を含有する。1重量部
より少ない量の熱可塑性樹脂を使用したときには、得ら
れるアスファルト組成物のフロー値が大きくなるので実
用的でない。一方、20重量部より多い熱可塑性樹脂を
使用したときには、アスファルト組成物の軟化点が上昇
するので実用的でない。本発明の粉状物が用いられた
スファルト組成物には、上記の有機添加剤が含有しても
よい。例えば、プロセスオイルなどの石油系軟化剤を、
アスファルト100重量部に対して10〜30重量部を
含有してもよい。
【0028】「アスファルト」とは、一般にアスファル
トとよばれるものをいい、例えば、いわゆる天然アスフ
ァルト、アスファルトタイル等の天然に産するもの、
、ストレートアスファルト、ブローンアスファルト等
のアスファルトを用いることができる。特にアスファル
トの針入度(25℃)が60以上の一種のアスファルト
又は種以上のアスファルトの混合物を用いることが好
ましい。アスファルト組成物の針入度、軟化点等の物性
が向上するからである。
【0029】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。ただし、本発明は下記実施例により制限されるもの
ではない。 (実施例) まず、下記に示す物性を有するスチレンブタジエンゴ
ムを「ゴム物質」として用いて、粉状物を製造した。約
35kgのスチレン−ブタジエンゴムの塊を機械を用い
て、約5×5cm角の大きさに粗粉砕した。次いで、こ
の粗粉砕したものを液化炭酸ガスに浸して、冷却した。
こうして硬化したスチレン−ブタジエンゴムを粉砕装置
10に投入して、更に粉砕した。10メッシュのメッシ
ュ板を用いた。この際、「粘着防止剤(無機化合物
として、スチレン−ブタジエンゴムに対して約20重量
%のケイ酸カルシウムを添加し、本発明の粉状物を得
た。この粉状物の実質的な最大粒径は、1.7mm以下
であり、平均粒径は0.5mm以下である。
【0030】次いで、この粉状物を用いてアスファルト
組成物の製造をした。アスファルトを約160℃に予め
加熱して液状にした。この液状のアスファルトに、粉状
物、無機添加物及び熱可塑性樹脂を添加して、粉状物を
溶解しつつ、混合した。粉状物は、60分以内に溶解し
て、2〜3時間の攪拌でアスファルト組成物が得られ
た。
【0031】
【表1】
【0032】一方、比較例として、マスターバッチを用
いて、同一の組成を有するアスファルト組成物を製造し
た。約130℃に加熱して液状にしたアスファルトと、
約35kgの塊状のスチレン−ブタジエンゴムとを、発
泡剤の存在下、ニーダで混練して、液状のアスファルト
が塊状のスチレン−ブタジエンゴムに浸透したマスター
バッチを形成した。複数の塊に粉砕されたマスターバッ
チが得られる。
【0033】次いで、溶解工程では、こうして得られた
マスターバッチを、無機添加物及び熱可塑性樹脂と併せ
て、約160℃に予め加熱された液状のアスファルトに
添加した。約160℃の温度を保持しつつ、マスターバ
ッチを溶解しながら5〜6時間、攪拌して、アスファル
ト組成物が得られた。
【0034】用いた原料は、以下の通りである。「アス
ファルト」として、針入度(25℃)が80〜100の
ストレートアスファルトを用いた。「ゴム物質」とし
て、以下の物性を有するスチレンブタジエン共重合体
を用いた。JIS R010A及びR−007Bでムー
ニー粘度ML1+4, 100℃が約85であった。比重が室
温にて0.94g/cm3、分解開始温度が約410℃
であった。揮発分が、JIS R−001Bで0.75
%以下、結合スチレン量が、JIS R−134Cで2
2.6〜24.6%、ブタジエン部分のビニル量が、J
IS R−134Cで30.0〜36.0%である。結
合ブタジエン量は77%である。
【0035】「粘着防止剤(無機化合物」としてケイ
酸カルシウムを用いた。「熱可塑性樹脂」として、ポリ
エチレンポリプロピレン共重合体を用いた。
【0036】
【発明の効果】粉状物としたので、液状のアスファルト
に直接、添加しても溶解するので、マスターバッチを形
成する工程が不要となる。また粘着防止剤として適切
な無機化合物を用いることにより、粘着防止剤として作
用することに加えて、アスファルト組成物の無機添加剤
としても作用し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアスファルト組成物の製造方法に用い
られる粉砕装置の縦断面図である。
【符号の説明】
10・・・粉砕装置、12・・・容器、14・・・粉砕室、16・
・・固定刃、17・・・間隙、18・・・入口、20・・・回転カ
ッター、22・・・軸、24・・・回転部、26・・・回転刃、
30・・・受け部、32・・・メッシュ板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−298557(JP,A) 特開 昭59−113057(JP,A) 特開 昭60−212437(JP,A) 特開 平6−279684(JP,A) 特開 昭58−204203(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 1/00 - 101/16 C08K 3/00 - 13/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アスファルトに混合されて用いられるア
    スファルト組成物用粉状物であって、ムーニー粘度ML
    1+4, 100℃が30〜90の、スチレン含有量が5〜4
    0重量%のスチレン−ブタジエンゴム10〜90重量部
    と、タルク、炭酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、無
    水ケイ酸、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、カ
    ーボンブラック、石綿及びガラス繊維からなる群から選
    ばれる少なくとも一種の無機化合物90〜10重量部と
    を含有するとともに、その平均粒径が2mm以下である
    ことを特徴とするアスファルト組成物用粉状物。
  2. 【請求項2】 アスファルト100重量部と、スチレン
    −ブタジエンゴム0.5〜20重量部と、無機化合物1
    0〜50重量部と、熱可塑性樹脂1〜20重量部とを含
    有してなることを特徴とするアスファルト組成物。
  3. 【請求項3】 少なくとも100重量部のアスファルト
    、請求項に記載のアスファルト組成物用粉状物と、
    1〜15重量部の熱可塑性樹脂とを、120〜200℃
    で混合して、0.5〜20重量部の前記スチレン−ブタ
    ジエンゴムと、10〜60重量部の前記無機化合物とを
    含有するアスファルト組成物を得ることを特徴とするア
    スファルト組成物の製造方法。
JP30223594A 1994-12-06 1994-12-06 アスファルト組成物用粉状物、アスファルト組成物及びアスファルト組成物の製造方法 Expired - Fee Related JP3391124B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30223594A JP3391124B2 (ja) 1994-12-06 1994-12-06 アスファルト組成物用粉状物、アスファルト組成物及びアスファルト組成物の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30223594A JP3391124B2 (ja) 1994-12-06 1994-12-06 アスファルト組成物用粉状物、アスファルト組成物及びアスファルト組成物の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08157730A JPH08157730A (ja) 1996-06-18
JP3391124B2 true JP3391124B2 (ja) 2003-03-31

Family

ID=17906582

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30223594A Expired - Fee Related JP3391124B2 (ja) 1994-12-06 1994-12-06 アスファルト組成物用粉状物、アスファルト組成物及びアスファルト組成物の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3391124B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113717538B (zh) * 2021-11-02 2022-03-04 中路交建(北京)工程材料技术有限公司 一种高黏橡胶沥青及其制备方法和应用

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08157730A (ja) 1996-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1847318B (zh) 具有合成功能的沥青改性剂合成物和制造方法
US4826788A (en) Composition for producing foamed glass molded products
KR970005901B1 (ko) 분말 성형용 발포성 염화 비닐 수지 조성물 및 그 제조 방법
JP3182148B2 (ja) 重合物質
JP2001354841A (ja) 生分解性ポリエステルの水系分散液
JP2002363443A (ja) 表面処理無機フィラー及びこれを配合した樹脂組成物
US4255372A (en) Process for the production of foam materials on polyolefin basis
US11767462B2 (en) Polyvinyl alcohol-based particulate compositions
CA2138575A1 (en) Free flowing powder composition, process for the preparation thereof and homogeneous layer derived therefrom
JP2004536956A (ja) スクラップ由来のゴムの再生方法
KR20050057644A (ko) 수지 조성물의 제조방법
JP2001525472A5 (ja)
KR20000071224A (ko) 중합체 안정된 역청입자
JP3391124B2 (ja) アスファルト組成物用粉状物、アスファルト組成物及びアスファルト組成物の製造方法
IL40171A (en) Fire retardant material
JPS61148242A (ja) 発泡剤およびガス発泡可能な組成物
JP4848081B2 (ja) 顆粒状タルク及び当該タルク含有の熱可塑性樹脂成形材料
CN103803841B (zh) 抗车辙改性剂及其制备方法
JPWO2006035820A1 (ja) 再生改質樹脂コンパウンドの製造方法及び再生改質樹脂コンパウンド
JPS5834508B2 (ja) ゴムイリワツクス ノ セイゾウホウホウ
JPS60260455A (ja) 舗装用アスファルトコンクリートの製造方法
US2876126A (en) Process of mixing fine aggregates with asphalt
EP1314525A1 (en) Elastomer reclaiming composition and method
JPH07330935A (ja) 結晶性ポリオレフィン発泡体
RU2404937C2 (ru) Композиция для кровельного материала и способ ее получения

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021224

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080124

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090124

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090124

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100124

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110124

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110124

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120124

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120124

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees