JPS5834508B2 - ゴムイリワツクス ノ セイゾウホウホウ - Google Patents

ゴムイリワツクス ノ セイゾウホウホウ

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JPS5834508B2
JPS5834508B2 JP48058079A JP5807973A JPS5834508B2 JP S5834508 B2 JPS5834508 B2 JP S5834508B2 JP 48058079 A JP48058079 A JP 48058079A JP 5807973 A JP5807973 A JP 5807973A JP S5834508 B2 JPS5834508 B2 JP S5834508B2
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JP
Japan
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rubber
wax
stirring
waxes
mixing
Prior art date
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Expired
Application number
JP48058079A
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English (en)
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JPS507802A (ja
Inventor
弘 西川
誠之 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Oil Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Oil Corp filed Critical Nippon Oil Corp
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Publication of JPS507802A publication Critical patent/JPS507802A/ja
Publication of JPS5834508B2 publication Critical patent/JPS5834508B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はゴムとワックス類を混合溶解して得られるゴム
ワックスの新規な製造方法に関するものである。
さらに詳しくは、ワックス類にゴムまたはゴム成分が5
0%以上のゴム・ワックスマスターバッチを加えて所定
の温度、攪拌羽根外周速度、攪拌動力で混合攪拌するこ
とを特徴とするゴム入りワックスの製造方法に関するも
のである。
ゴム成分とワックス類が均一に溶解混合されたゴム入り
ワックスはワックス類の弾性的性質の増加、耐水性、摩
耗性の改良等の点において従来のワックス類単独使用の
場合よりもすぐれた性質を有するものであることがわか
り、例えば紙類、布類の防水材として好適であることが
わかった。
しかしこのゴムワックスの製造は、ワックス類とゴムの
相溶性の点から容易なものでなく、従来もこれといった
すぐれた製造法は見当らない。
そこで、本発明者らはゴムワックスの製造法の予備研究
を行なった。
まず、11ビーカー中に180°マイクロワックス60
0.9を入れ、加熱によりこのマイクロワックスを18
0℃位の液体にし、そこへブチルゴムのシートを1個が
約1g位の大きさに切ったものを20個加え羽径407
nrlLの攪拌翼を約40Orpmで回転させる通常の
混合攪拌したところ、−向に溶解する気配はみられなか
った。
そこで、ブチルゴム/180°マイクロワツクスを80
/20 (重量比)になるようにロールで混練したもの
を1個が約1g位のサイコロ状にして、180℃に溶か
した1800マイクロワツクスに同様な方法でビーカー
中で加え、この温度で約6時間同様に攪拌したが溶解は
困難であった。
そして、この様な操作を行なうことにより、マイクロワ
ックスの色相は加熱時間とともに悪化する現象がみられ
、これらの経験からゴムワックスを作る溶解時間は短か
くしなければならないことが製品管理の面からも判明し
た。
以上の予備実験から明らかなように、溶融ワックス中に
ゴム小片を添加し、通常に混合攪拌してもゴムは全く溶
解せず、またゴム成分の多いゴム・ワックスマスターバ
ッチ小片を同様に添加攪拌しても溶解はきわめて困難で
ある。
また、ワックス成分が多いゴム・ワックスマスターバッ
チを用いれば通常の混合攪拌によりある程度は溶解する
が、例えばゴム成分が50wt%以上のゴム・ワックス
マスターバッチを用いた場合はマスターバッチの粒経を
小さくして表面積/重量を大きくせねばならず、溶解時
間も長くなり、前記したような劣化が起こるのみならず
、ゴム成分が少ない(ワックス成分の多い)たとえばゴ
ム成分が50wt%よりも少ないゴム・ワックスマスタ
ーバッチを得るためにはその製造経費が多くかかり、更
にはワックス成分が多くなるとバンバリーミキサ−など
でのマスターバッチ製造はミキサーからのマスターバッ
チの抜出しの点において不可能となる。
そこで本発明者らは数多くの実験を行なった結果次の結
論に達した。
すなわち、攪拌式溶解槽の中で固形ゴム又はゴム・ワッ
クスマスターバッチをワックス類に短時間で溶解させる
ためには、いわゆる通常用いられている混合を主体に設
計された攪拌槽では明らかに限界があり、各種の溶解実
験結果より、単なる混合攪拌ではなく、むしろ溶解槽に
投入するゴム分をワックス類の存在する溶解槽の中で剪
断粉砕し、この粉砕されたゴム分が同時にワックス類に
溶解することにより初めて可能となることを見出した。
この方法によれば、ゴム単身とかワックス成分の含有量
がかなり低いゴム・ワックスマスターバッチを、短時間
でワックス類に溶解せしめ、また高ゴム濃度のゴム入り
ワックスを短時間で製造できることがわかった。
そして、数多くの実験データから、このような「剪断粉
砕溶解」という溶解方式を効果的に行なうためには、溶
解槽の攪拌羽根外周の周速度と実質的に使用される攪拌
所要動力が所定量以上必要であることがわかり、本願発
明を完成するに致った。
本願発明はワックス類にゴムまたはゴム成分50wt%
以上のゴム・ワックスマスターバッチを加え、80℃〜
300℃の温度で、攪拌羽根の最大外周速度10〜10
0TrL/sec、溶解操作時(どおける最大の実質攪
拌消費動力30〜800Kw/l・製品で、混合攪拌す
ることを特徴とするゴム成分が3〜30wt%7)ゴム
入りワックスの製造方法に関するものである。
ここで言う「ワックス類」とは、石油ワックス、合成ワ
ックス、天然ワックスを指し、融点100′F〜200
’Fの範囲にある結晶性、微結晶性を有するものである
石油ワックスとは例えばパラフィンワックス、モーター
オイルワックス、マイクロワックスなどであり、原油の
精製工程で得られる例えば減圧蒸留における蒸留残さあ
るいは、重質潤滑油留分と残さの混合物などを脱ろう工
程にかけて得られるものである。
本発明においては、これら石油類からの精製ワックスを
得る中間製品であるところの油分を、たとえば5〜10
wt%またはそれ以下含む含油ワックス類(たとえばス
ラツクワックス)等も有効に使用できる。
また合成ワックスとは俗にポリオレフインワンクスとも
いわれ、平均分子量500〜10,000のもので、エ
チレン、プロピレンより直接重合して製造する方法、高
分子量ポリオレフィン類の熱分解により低分子量化して
製造する方法、ポリエチレンを製造する際に副生ずる低
分子量ポリエチレンを利用する方法などにより得られる
ものである。
天然ワックスは天然に得られるもので、みつろう、カル
ナバ−ワックスなどである。
また本願発明で言うゴムは天然ゴムまたは合成コムであ
り、合成ゴムには例えばSBR,ポリブタジェン、アル
フィンゴム、ポリイソプレンゴム、EPゴム、EPDM
ゴム、ポリイソブチレン、ブチルゴムなどのゴム状物質
である。
ここで言うゴムには通常ゴムに含有される劣化防止剤、
その他の充填物が含まれていても良く、またゴムを溶解
、膨潤させる各種油類が含有されていても良い。
また本発明で言うゴム成分50 w t%以上のゴム・
ワックスマスターバッチとは、前記ゴム成分を50wt
%以上含むゴムとワックス類とのマスターバッチで、通
常バンバリーミキサ−またはロールミキサー等でゴムと
ワックス類を混合して容易に得ることができるゴムのマ
スターバッチである。
本発明は、これらの成分を80℃〜300℃好ましくは
120℃〜220℃で所定条件で混合攪拌する。
温度が80℃以下であると充分均一な製品が得られず、
また300’C以上であると、原料成分が劣化する傾向
を示し、また高温装備を要し不利である。
本発明においては、混合攪拌を攪拌羽根の最大外周速度
10〜100m/sec、溶解操作時における最大の実
質攪拌消費動力30〜800 Kw/l・製品で行なう
ここで最大の実質消費動力とは、攪拌混合操作中におけ
る最大の攪拌消費動力から、その攪拌と同一攪拌条件で
無負荷で運転を行なった場合の消費動力を差引いた値で
ある。
最大外周速度が10 m/ secより小であると、ま
た攪拌消費動力が30Kw/l・製品より小であると充
分均一なゴム入りワックスは短時間で製造できない。
また最大外周速度が100 m/ secより犬である
と、また実質攪拌消費動力が800 Kw/ t・製品
より犬であると、装置の装備が困難となると同時に発熱
を防止することがむつかしくなり、経済的に不利である
本発明の上記の攪拌は通常2枚またはそれ以上の攪拌翼
を有する密封または一部開封型の攪拌混合器でバッチま
たは連続で行なうことができる。
本発明のゴム入りワックス製造方法においては、前記原
料成分を混合攪拌器に送入して、前記条件で攪拌混合す
ることにより達成される。
本発明により得られるゴム入りワックスの組成はゴム成
分3wt%−30wt%のものであり、好ましくは5〜
25wt%のものである。
本発明により好ましく得られたゴム成分5〜30wt%
のゴム入りワックスは、攪拌温度条件下で通常液状であ
り、これはそのままで、またはさらに加熱溶融状態のワ
ックス類と単に混合するだけで、またはラインミキシン
グすることにより容易にゴム成分1〜5 w t fd
Dゴム入りワックスにすることができ、前記各種用途に
有効に使用される。
次に実施例を記載し本願発明の方法をさらに具体的に説
明する。
実施例 所定量のゴムとワックス類を表に示したように所定の条
件で攪拌混合し、ゴム入りワックスを製造した。
攪拌混合方法の手順は、まず2に示した寸法の溶解槽に
7で示したワックス類を所定量入れ120℃まで温度を
上げる。
次いで6で示した濃度になるように5で示したゴムの入
れ方で所定量投入する。
それぞれの仕込量は9で示した全仕込量よりあらかじめ
計算しておく。
ゴム分を入れたら、攪拌機をまわし10で示した攪拌羽
根周速度まで回転を上げる。
そして8で示した溶解温度を保ちなから13の溶解時間
攪拌を続行したのち攪拌を停止した。
なお、表中1は実験番号、2は溶解槽の寸法と容積、3
は攪拌羽根の直径、4は使用したゴムの種類、5はゴム
成分の導入の方法、6は製品中のゴム成分濃度、7は使
用したワックス類、8は溶解混合温度、9は全仕込量、
10は攪拌羽根の外周の最大周速度、11は最大実質攪
拌消費動力、12は製品1トン当りの最大実質攪拌消費
動力、13は攪拌混合の時間である。
14は製品ゴムワックスの溶解状態を示す。
溶解状態は製品ゴムワックス溶融物を約20メツシユ網
で濾過し残留ゴム成分の量により述べた。
表中の14記載から明らかなように、本発明の方法によ
りきわめて有効にゴムワックスが製造できることがわか
る。
また、本実験番号1,5で得られたゴムワックスに約1
50℃溶融180°マイクロワツクスを所定量加えて手
動で撹拌棒により混合することにより、ゴム成分濃度的
3%のゴムワックスを容易に得ることができた。
なお、表中の注は下記のとおり。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ワックス類にゴムまたはゴム成分50wt%以上の
    ゴム・ワックスマスターバッチを加え、80℃〜300
    ℃の温度で、攪拌羽根の最大外周速度10〜100Tr
    L/ sec、溶解操作時における最大の実質攪拌消費
    動力30〜800 Kw/ t・製品で混合攪拌しゴム
    分3〜30wt%のゴム入りワックスを製造する方法。
JP48058079A 1973-05-23 1973-05-23 ゴムイリワツクス ノ セイゾウホウホウ Expired JPS5834508B2 (ja)

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JPS507802A JPS507802A (ja) 1975-01-27
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JPH0226310U (ja) * 1988-08-06 1990-02-21
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