JP3390730B2 - リボルバ式エアーガン - Google Patents

リボルバ式エアーガン

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JP3390730B2
JP3390730B2 JP2000204515A JP2000204515A JP3390730B2 JP 3390730 B2 JP3390730 B2 JP 3390730B2 JP 2000204515 A JP2000204515 A JP 2000204515A JP 2000204515 A JP2000204515 A JP 2000204515A JP 3390730 B2 JP3390730 B2 JP 3390730B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は模擬銃であるリボル
バ式エアーガンに係り、弾丸の発射圧を向上させ、また
ガス液の消耗度合いを少なくするために、シリンダ内に
ガスタンクとバルブ機構をシリンダ内に設け、更に弾倉
(カートリッジ)もシリンダに内蔵させる場合の実装構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】エアーガンは玩具の一種であるが、実銃
をモデルとしているために多種多様な形式のものが販売
されている。そして、エアーガンはその意匠や外観的動
作を可能な限り実銃に酷似させることが要望されるが、
実銃に改造されてはならず、その改造の可能性をなくす
るために、ハンマーによって銃口軸の延長上を衝打する
ことが禁止され、また模擬的なものであってもカートリ
ッジの装填構造部の貫通が禁止される等の各種の規制が
なされている。
【0003】ところで、リボルバ式エアーガンについて
は、他の形式のガンと異なって回転体であるシリンダを
装填する基本構造を有しているために、シリンダ内の弾
丸(BB弾)へ発射ガス圧を供給するガスタンクやガスボ
ンベの組込み箇所に制約を受ける。したがって、従来か
ら、ガスボンベ(又はガスタンク)をグリップ部に内蔵さ
せておき、トリガの発射操作によってガスボンベのバル
ブを一瞬開放させ、その噴出したガスを銃本体内に構成
したガス通路を介してシリンダの背後へ導き、シリンダ
に装填した中空状の模擬カートリッジに圧入されている
BB弾を発射させる方式が採用されていた。
【0004】その場合、ガスボンベがグリップ部に内蔵
されているためにガス通路が長くなり、またカートリッ
ジの中空部も相当の長さを有しており、更にBB弾の発
射に要するガスの供給量と供給速度を確保するにはガス
通路等の内径を一定以上にしておかねばならず、必然的
に発射時に高圧化される空間容積が大きくなる。その結
果、ガスボンベ内のガス液の消耗量がより多くなり、ま
たガス液にはフロン等の揮発性のものが利用されている
が、前記の空間容積が大きくなると温度の低下が著しく
なり、それによって圧力が低下して所望の発射圧が得ら
れなくなるという問題が生じる。
【0005】そこで、前記のリボルバ式エアーガンの問
題点に関して、ガスタンクをシリンダ内に内蔵し、ガス
通路の長さと容積を小さくすることにより強力な発射力
を得る構造が提案されている(特許第3049066号=特願平
11-289165号)。このエアーガンの基本構造は図7に示さ
れ、(A)はエアーガンの断面図、 (B)はシリンダの拡
大断面図である。図7(A)において、101は銃本体のシ
リンダ装填枠部、102はシリンダ、103はグリップ部103a
やトリガガード等と一体成形された銃本体の支持部、10
4は銃身、105はベースピン、106はトリガ、107はハンマ
ー(但し、ハンマー107にはその回転軸107aの廻りにトル
クを与えるバネが装着されているが図示していない)、1
08はトリガ106やハンマー107の操作に連動してシリンダ
2を回転/固定させるカム機構(「ボルト」と通称され
る)である。
【0006】このエアーガンの主たる特徴は、シリンダ
102が実銃のシリンダに似せた外観的意匠を有する回転
ドラム状の擬似シリンダ120にガス圧発生部130を内蔵さ
せており、それをハンマー107の回転駆動力で作動させ
る点にあり、ガス圧発生部130の構造は図7(B)に示さ
れる。また、擬似シリンダ120とガス圧発生部130の各主
要部品の具体的構造は図8から図9に示される。
【0007】図7(B)において、131はガス圧発生部130
の基本筐体(図8参照)、132は前記基本筐体131の裏蓋
(図9参照)、133は前記基本筐体131に取り付けられるノ
ズルケース(図10参照)、134はシールリング134aを装
着した発射ノズル(図11参照)、135はシールリング135
aを装着した開閉バルブ(図12参照)、136,137はそれぞ
れ前方ピン及び後方ピン(図7参照)、121は擬似シリン
ダ120の筒体部(図8参照)、122は擬似シリンダ120のラ
チェットを兼ねた裏蓋(図9参照)、123は前記筒体部121
に取り付けられる弾丸保持部、138は前方軸受、139はキ
ャップネジ、140は発射ノズル134を後方へ付勢するコイ
ルバネ、141は開閉バルブ135を後方へ付勢するコイルバ
ネ、142は前方ピン136を後方へ付勢するコイルバネであ
り、各部品は適所にシールが施されてシリンダ102が組
み立てられている。
【0008】そして、ガス圧発生部130には、前記の基
本筐体131と裏蓋132との組合わせにより、コイルバネ14
1・開閉バルブ135・コイルバネ142・前方ピン136を直列
的に内嵌させている中筒部分131aの周囲にガスタンク15
1が密閉構成されており、またその中筒部分131aにおけ
る開閉バルブ135の中間区間(小径部分)に対応する部分
にはノズルケース133側へ連通する孔152が、開閉バルブ
135のコイルバネ141で付勢される大径部分の前方側に対
応する部分にはガスタンク151へ連通する孔153が穿設さ
れている。
【0009】擬似シリンダ120に内蔵されたガス圧発生
部130の全体は前方軸受138との間に介装したコイルバネ
143によって後方へ付勢されているが、擬似シリンダ120
は、その筒体部121の前方端板部分が前方軸受138に外嵌
して軸支され、またその裏蓋122に形成されたスリーブ
部分122aがガス圧発生部130の裏蓋132に形成されたスリ
ーブ部分132aに外嵌して軸支されており、その軸支構造
によって、擬似シリンダ120はガス圧発生部130に対して
回動自在になっている。そして、擬似シリンダ120の筒
体部121の前方端板部分には、ガス圧発生部130側のノズ
ルケース133の開口部に対応する位置に給弾孔121aが形
成されており、その内側にOリング123aを介して弾丸保
持部123が嵌着されている。尚、このシリンダ102では、
前記の給弾孔121aが同心円上に6個配設されており、そ
れぞれにOリング123aを介して弾丸保持部123が嵌着さ
れている。
【0010】次に、図7(A)に示すように、シリンダ10
2は銃本体のシリンダ装填枠部101内に横架させて取り付
けられ、前方の横架支持部はベースピン105がシリンダ1
02側の前方軸受138に内嵌することで構成されており、
後方の横架支持部はガス圧発生部130の裏蓋132に形成さ
れているスリーブ部分132aの先端の突起片132bがシリン
ダ装填枠部101に支持されるようになっているが、図7
(C)[図7(A)のX-X矢視断面図]に示すようにその2
つの突起片132bは外周部分でシリンダ装填枠部101側に
形成した溝に係合している。したがって、シリンダ装填
枠部101に対するガス圧発生部130の回転は拘束され、擬
似シリンダ120のみがガス圧発生部130の周囲を回転す
る。また、図7(A)に示すように、ハンマー107が引か
れていない状態では、シリンダ装填枠部101の孔に内嵌
・貫通している後方ピン137の後端面がコイルバネ142の
軽い付勢力によってハンマー107に接触せしめられてい
る。
【0011】以上の構成において、シリンダ102の前方
から擬似シリンダ120の給弾孔121aを通じて弾丸保持部1
23へBB弾110を圧入しておき、ハンマー107を引いてカ
ム機構108で係止させ、その状態でトリガ106を引くとハ
ンマー107の係止が解除されて前方へ回転し、シリンダ
装填枠部101の背面に突出した後方ピン137の後端面を衝
打する。但し、ハンマー107は撃針を有しているが、そ
れは見せかけ上のものであり、シリンダ装填枠部101の
背面を衝打しないようになっている。ハンマー7によっ
て衝打された後方ピン137は、その衝撃力を同軸上の前
方ピン136を介して開閉バルブ135へ伝達し、コイルバネ
141の後方への付勢力に抗して開閉バルブ135を前方へ突
進させる。その結果、コイルバネ141の付勢力とガスタ
ンク151内のガス圧によって常閉状態になっている開閉
バルブ135が開放され、ガスタンク151内の高圧ガスが孔
153から開放されたバルブ部分を通じてノズルケース133
側へ通じる孔152へ噴出し、直ちにノズルケース133内の
孔133aへ流入して、同孔133a内を瞬時に高圧化してノズ
ル134を前方へ押し出す。そして、ノズル134の前方に形
成されている+棒部134bが弾丸保持部123のBB弾110を
押し出しながら、ノズルケース133側の高圧ガスをBB
弾110の背後に噴出させ、BB弾110を一挙に銃身104側
へ押し出す。
【0012】一方、発射動作が完了すると、前方ピン13
6と後方ピン137はコイルバネ142の後方への付勢力によ
って、ノズル134と開閉バルブ135はコイルバネ140,141
の付勢力によって、それぞれ元の位置に戻され、図7の
初期状態に復帰する。以降、ハンマー107が引かれる度
に、擬似シリンダ120が回転せしめられて、次の給弾孔1
21aと弾丸保持部123がノズルケース133の手前にセット
され、同様の動作手順でBB弾110の発射が実行され
る。尚、ガス液の補充注入は、ガス圧発生部130の裏蓋1
32に形成されているネジ孔132c(図9参照)に螺着された
ガス液注入バルブ(図示せず)が擬似シリンダ121の裏蓋1
22に形成された孔122b(図9参照)から覗くようになって
おり、その注入バルブを通じて行われる。
【0013】このリボルバ式エアーガンによれば、ガス
タンク151から弾丸保持部123までのガス通路は極めて短
く構成でき、必然的にガス通路の容積を小さく抑制でき
るために、ガス圧の低下をなくしてBB弾110の強力な
発射力が得られる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記の従来
技術に係るリボルバ式エアーガンによると、中空状の擬
似シリンダ120にガス圧発生部130を内蔵させた二重の筐
体構造になっており、擬似シリンダ120は回動自在であ
るがガス圧発生部130は銃本体に対して固定されていな
ければならない。したがって、図7(B)に示すように、
ガス圧発生部130はその筐体にガスタンク151とバルブ機
構とノズル部が組み込まれるために複雑な構造となり、
ガスタンク151に十分な容積を確保させることが難し
い。また、二重筐体の外側筐体(擬似シリンダ120)だけ
を回動させるために、シリンダ装填枠部101に対するシ
リンダ全体の軸支構造も複雑になる。
【0015】一方、本願発明者は、前記のリボルバ式エ
アーガンを対象として、擬似シリンダ120の弾丸保持部1
23以外の部分に多数のBB弾を収容しながら、空になっ
た弾丸保持部123に対して1個ずつBB弾が供給できる
弾倉部に係る提案(特願2000−120614)を行っている。し
かしながら、やはり二重の筐体構造を採用している関係
で、弾倉部とガスタンク123の大きさを十分に確保する
には制約があり、機構の複雑化や制作上の困難さを避け
られない。
【0016】そこで、本発明は、単一筐体としてのシリ
ンダ本体の内部に各機能要素を組み込みながら、ガス誘
導ノズルのみを非回動条件で固定し、他の内蔵要素であ
るガスタンクやバルブ開閉機構はシリンダ本体と一体で
回動する機構を提案し、構造の簡素化とガスタンクの容
積確保を実現すると共に、弾倉部(弾丸装填用マガジン)
も非回動条件で合理的に組み込めるようにしたリボルバ
式エアーガンを提供することを目的として創作された。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、リボルバ式エ
アーガンにおいて、外観を実銃のシリンダに擬似化した
中空体であって、前端板の中心部分にはクレーンの筒部
が内嵌する孔が形成されていると共にその孔の周囲に形
成された複数の弾倉孔には弾丸保持部が装着されてお
り、後端板の中心部分には作動ピンが内嵌して摺動する
孔が形成されていると共にその周囲にラチェットが形成
されているシリンダ本体と、前記シリンダ本体に内蔵さ
れて一体的に回動するガスタンク部及びバルブ開閉機構
と、前記シリンダ本体に内蔵されて前記クレーンの筒部
と係合することにより回動が拘束されるガス誘導ノズル
とからなり、前記バルブ開閉機構は、前記作動ピンを後
方へ付勢しておき、ハンマーの衝打力によって前記作動
ピンが前方へ移動した際にガスタンク部のバルブを一瞬
開放する機構であり、また、前記ガス誘導ノズルは、そ
のガス導入部が前記バルブ開閉機構のガス放出部と摺接
すると共にガス導出部が前記前端板における銃口に対向
する位置で弾丸保持部の背面に摺接するものであり、前
記シリンダ本体を前記クレーンと共に銃本体に装着する
ことを特徴としたリボルバ式エアーガンに係る。
【0018】この発明によれば、シリンダ本体を単一の
外部筐体として、ガス誘導ノズルとガスタンク部とバル
ブ開閉機構を直接的に組み込むことができる。ガスタン
ク部とバルブ開閉機構はシリンダ本体と共に回転する
が、ガス誘導ノズルはクレーンの筒部との係合関係によ
って回動が拘束されている。シリンダ本体の回動に対し
て、ガス誘導ノズルは摺接条件でバルブ開閉機構のガス
放出部と弾丸保持部の背面を連通させることができ、ガ
ス漏れを発生させず高圧ガスを銃口に対向する位置に回
転してきた弾丸保持部の背後に導く。
【0019】そして、前記バルブ開閉機構は前記シリン
ダ本体の後端板と前記シリンダ本体の中間位置を仕切る
仕切板とを回動軸に沿って連結した中筒部の内部に構成
することも可能であり、その場合には、前記ガスタンク
部が前記シリンダ本体の内壁面と前記中筒部の外周面と
前記シリンダ本体の後端板の内壁面と前記仕切板の後壁
面によって囲まれた環状空間として構成でき、その合理
的構成により前記ガスタンク部の容積を十分に大きくす
ることが可能になる。
【0020】また、前記バルブ開閉機構のガス放出部を
回動軸の位置に構成しておき、前記ガス誘導ノズルを前
記位置から前記前端板における銃口に対向する位置にあ
る弾丸保持部の背面までのガス通路を構成するようにし
ておくと、前記ガス誘導ノズルの厚み区間にガス通路部
分が介在する部分のみで一部不連続となった環状空間が
構成される。したがって、その環状空間を利用してダク
ト状の弾丸装填用マガジンを内蔵させ、そのダクト内に
収納された多数の弾丸をコイルバネで周方向へ付勢して
おくことにより銃口に対向する位置にある弾丸保持部の
隣の弾丸保持部へ弾丸を一個ずつ案内して給弾し、また
その弾丸保持部の弾倉孔側から弾丸を補充できるような
弾倉部を設けることが可能になる。
【0021】本発明のシリンダ本体は、内部のガス誘導
ノズルを外部機素であるクレーンの筒部との係合関係に
よって非回動状態にしているため、銃本体への取り付け
に際してはシリンダ本体とクレーンをアッセンブリ化し
ておく方が便利である。これに対しては、前記クレーン
の筒部にベースピンを内嵌・貫通させておき、前記シリ
ンダ本体の前端板の中心部分に形成された孔に前記クレ
ーンの筒部を内嵌させると共に、前記ベースピンの先端
に形成されたネジ部が前記ガス誘導ノズルの前面に形成
されたネジ孔に螺着するようにしておけば、前記クレー
ンと前記シリンダ本体を一体化した状態で銃本体に取り
付けることができる。
【0022】尚、ガスタンク部のガス液が消耗した際に
はそれを補充する必要があるが、シリンダ本体の後端板
にガスタンク部へガスを供給するためのチャージバルブ
を設けておけばよい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明のリボルバ式エアー
ガンの実施形態を図1から図6を用いて詳細に説明す
る。先ず、図1は銃本体に対してシリンダ本体とクレー
ンが取り付けられた状態を示す断面図、図2はシリンダ
本体とクレーンを一体化した状態の拡大断面図、図3
(A)はシリンダ本体とクレーンの分解斜視図(前方斜め
上側から見た図)、図3(B)は弾丸装填マガジンの詳細
図、図4はシリンダ本体とクレーンの分解斜視図(後方
斜め上側から見た図)であり、以下の機構に係る説明は
それらを総合的に参照しながら説明する。
【0024】各図において、1はシリンダ本体、2はクレ
ーンであり、シリンダ本体1はその外観が実銃のシリン
ダに酷似させて成形した中空体として構成されている。
そして、シリンダ本体1は円筒部11と前端板部12と後端
板部13で中空体を構成しているが、この実施形態では、
円筒部11の内周面におけるやや前方寄りの中間位置に内
向フランジ14が形成されており、キャップ状の構成とし
た前端板部12がその筒状部12aを円筒部11の前方から内
向フランジ14の位置まで内嵌させて取り付けられ、後端
板部13は回動軸に沿った中筒部15を介して仕切板16と一
体的に形成されており、後端板部13と仕切板16の外周面
が円筒部11の内周面にOリングを介在させて内嵌し、仕
切板16が内向フランジ14に接合した状態で固定されてい
る。
【0025】具体的には、図3に示されるように、前端
板部12の筒状部12aには切欠き12bが形成されていると共
に前端板部12自体にも前記切欠き12bに連続する部分に
凹部12cが形成されており、一方、円筒部11の内周面の
前方区間には前記凹部12cに対応する位置に凸部11aが形
成されており、それらが嵌り合うことで円筒部11と前端
板部12が相対的に回動しない構成になっている。また、
一体的に成形された後端板部13と中筒部15と仕切板16
は、仕切板16が円筒部11の内向フランジ14にビス止めさ
れていることによって、双方が相対的に回動しないよう
になっている。
【0026】次に、前端板部12はシリンダの正面板に相
当するものであって、回動軸を中心とした同心円上に6
個の弾倉孔17が形成されており、各弾倉孔17にはゴム製
又は樹脂製の弾丸保持部18が嵌着されていると共に、そ
の回動軸部分にはクレーン2の筒部2aが内嵌する孔19が
形成されている。そして、前端板部12の筒状部12aの内
側には空間が構成されるが、その空間にはガス誘導ノズ
ル20と弾丸装填用マガジン21が介装されている。
【0027】ここに、ガス誘導ノズル20は、上記の仕切
板16の中央部分に貫通した中筒部15の前端口と前端板部
12における銃口に対向する位置にある弾丸保持部18の背
後を連通する通気路22を内部に形成したものであって、
且つ前端板部12の孔19に内嵌する短柱部20aにはスリッ
ト20bが形成されており、前記の孔19の内部でクレーン2
側の筒部2aとガス誘導ノズル20側の短柱部20aが突き合
わされ、クレーン2の筒部2aの前面に形成された爪部2b
がガス誘導ノズル20側の短柱部20aのスリット20bに嵌合
するようになっている。したがって、ガス誘導ノズル20
はシリンダ本体1に内蔵されているが、シリンダ本体1が
回動しても、クレーン2側との係合関係によって回動す
ることはなく、そのガス導入部23は中筒部15の前端部と
摺接し、またそのガス導出部24は前端板部12や弾丸保持
部18の背面と摺接しながら非回動状態が維持される。
【0028】弾丸装填用マガジン21は、その詳細が図3
(B)に示され、同図の(a)は正面図、(b)は(a)におけ
るX1-X1矢視断面図、(c)は(b)におけるX2-X2矢視
断面図、(d)は(a)におけるW-W矢視断面図である。
各図から明らかなように、弾丸装填用マガジン21はガス
誘導ノズル20の装着部分で不連続となった環状ダクトの
構成を有し、そのダクト内に収納された多数のBB弾25
をコイルバネ26で周方向へ付勢しておき、銃口に対向す
る位置にある弾丸保持部18の隣の弾丸保持部18に対応す
る位置に形成されている孔27を通じて、その位置に回動
してきた弾丸保持部18へBB弾25を一個ずつ給弾するも
のである。したがって、(d)に示すように、前記孔27に
相当する位置のダクト内にはBB弾25を孔27側へ案内す
るガイド板28が設けられている。
【0029】次に、上記のように、シリンダ本体1の内
向フランジ14より後方部分には仕切板16と中筒部15と後
端板部13が内蔵されているが、中筒部15の周囲には密閉
された環状空間が構成され、その環状空間がこのリボル
バ式エアーガンにおけるガスタンク部29となる。即ち、
ガスタンク部29は円筒部11の内周面と中筒部15の外周面
と後端板部13の内壁面と仕切板16の後壁面によって囲ま
れた環状空間として構成されており、適所にOリングを
用いたシールが施されている。したがって、この実施形
態によれば、シリンダ本体1の円筒部11の内周面をその
ままガスタンク部29の内壁面として利用しており、従来
のリボルバ式エアーガンのように別筐体であるガス圧発
生部130の内部に構成していた場合と比較して合理的に
大きな容積を確保できる。
【0030】そして、前記の中筒部15の内部にはガスタ
ンク部29のバルブ開閉機構が内蔵されている。この実施
形態におけるバルブ開閉機構は、原理的には従来技術の
リボルバ式エアーガンのガス圧発生部130で採用してい
る方式と同様のものであるが、中筒部15の内部に作動ピ
ンと一体成形されたバルブ30を前後方向へ摺動自在に内
嵌させており、またそのバルブ30の前面は中筒部15から
ガス誘導ノズル20のガス導入部23の連通空間に装着され
ているコイルバネ31で後方へ付勢されており、その付勢
状態においてバルブ30の作動ピン部分30aが後端板部13
に形成した孔13aを貫通して後方へ僅かに突出してい
る。
【0031】ここで、バルブ30は中空筒状体であって、
中間にOリング32が装着されたフランジ部30bが形成さ
れており、フランジ部30bと作動ピン部分30aの間の区間
には孔33が形成されていると共に、前記区間における中
筒部15の内周面とバルブ30の外周面の間には隙間34が構
成されている。一方、中筒部15におけるフランジ部30b
から仕切板16までの区間には前記のガスタンク部29に連
通した孔35が形成されており、バルブ30がコイルバネ31
で後方へ付勢された状態ではそのフランジ部30bのOリ
ング32が中筒部15の孔35の面取り角部に圧接し、ガスタ
ンク部29とバルブ30の内部は連通しない。また、バルブ
30は、その作動ピン部分30aが後端板部13により軸支さ
れ、また仕切板16の区間で軸支されて摺動自在に横架さ
れていることになるが、仕切板16の区間にはOリング36
によるシールがなされており、ガスタンク部29の高圧ガ
スがガス誘導ノズル20のガス導入部23側へ漏れないよう
になっている。
【0032】尚、後端板部13にはチャージバルブ37が設
けられており、ガスタンク部29のガス液が消耗した際
に、シリンダ本体1の後方からガスボンベの注入バルブ
をチャージバルブ37へ挿入してガス液を適宜補充でき
る。
【0033】以上にシリンダ本体1の構成を説明した
が、上記のように、シリンダ本体1はクレーン2と組み合
わされた状態で、クレーン2の筒部2aとガス誘導ノズル2
0側の短柱部20aとの係合関係によって、シリンダ本体1
が回動しても内蔵されているガス誘導ノズル20は回動し
ない機構になっており、銃本体に対する取り付けに際し
ても、シリンダ本体1とクレーン2を一体化したアッセン
ブリとして取り扱うことが便利である。そこで、この実
施形態では、ベースピン38を用いてクレーン2をシリン
ダ本体1に取り付ける方式を採用している。具体的に
は、クレーン2の筒部2a内にベースピン38が内嵌・貫通
する孔39を形成しておくと共に、筒部2a内での径の段差
を利用した係合関係をもたせておき、ベースピン38の先
端部に形成したネジをガス誘導ノズル20側の短柱部20a
の中央に形成したネジ孔に螺着させることによりクレー
ン2とシリンダ本体1とを一体化させる。
【0034】その結果、図5及び図6の外観図に示すよ
うなアッセンブリとして取り扱うことができ、その状態
で銃口に対向する位置に相当する弾倉孔17の隣の弾倉孔
17’からBB弾を圧入すると、図3(B)に示した弾丸装
填用マガジン21の構成に基づいて、BB弾25は弾丸保持
部18’を通じて弾丸装填用マガジン21の内部の周方向へ
コイルバネ26を圧縮しながら装填されてゆく。この実施
形態によれば、図3(B)に示すように、弾丸装填用マガ
ジン21の内部に約7個のBB弾25が装填でき、前端板部
12の各弾丸保持部18にも予め6個のBB弾25を装填して
おくことができるため、合計13個までの装填が可能で
ある。
【0035】次に、図1に戻って、この実施形態に係る
リボルバ式エアーガンの発射動作について説明する。先
ず、シリンダ本体1とクレーン2のアッセンブリは、クレ
ーン2の下部にベースピン38と平行に設けられた支持棒2
cを銃本体のトリガガード3の前上方に穿設されている孔
3aに嵌着させることにより銃本体に取り付けられ、その
取り付け状態でシリンダ本体1は銃本体のシリンダ装填
枠内に設置される。
【0036】ここで、予めBB弾25が前記のように各弾
丸保持部18と弾丸装填用マガジン21の内部に装填されて
いるとして、ハンマー4を後方へ倒すと後端板部13に形
成されているラチェット13bと内蔵のカム機構5によって
シリンダ本体1が60°回転せしめられ、前端板部12の
弾丸保持部18がガス誘導ノズル20のガス導出部24の前に
セットされる。その際に、シリンダ本体1が回転して
も、ガス誘導ノズル20がクレーン2側との係合関係によ
って回転しないことは上記のとおりであり、以降のハン
マー4の操作時においても同様であるそして、トリガ6を
引くと、ハンマー4がバネ駆動によって前方へ強力に回
転して銃本体側に設けられている外部作動ピン7を衝打
し、その衝打力が外部作動ピン7の前方に位置したシリ
ンダ本体1側の作動ピン部分30aに伝達される。尚、外部
作動ピン7は銃本体側に設けられたスリーブに摺動自在
に内嵌された構成になっている。
【0037】ところで、前記の衝打力を受けた作動ピン
部分30aはバルブ30の後端をなすものであり、バルブ30
はシリンダ本体1の中でコイルバネ31の付勢力に抗して
前進し、ガスタンク部29とガス誘導ノズル20のガス導入
部23を連通させる。即ち、バルブ30が衝打力によって前
進することにより、フランジ部30bに装着されたOリン
グ32が中筒部15の孔35の面取り角部との圧接状態から解
除され、ガスタンク部29の高圧ガスが(中筒部15の孔3
5)→(隙間34)→(バルブ30の孔33)→(バルブ30の
中空部)→(ガス誘導ノズル20のガス導入部23)と流れ
る。そして、高圧ガスはガス誘導ノズル20の内部の通気
路を通じて弾丸保持部18の背後(ガス導出部24)へ導か
れ、弾丸保持部18に圧入されているBB弾25を前方の銃
口8側へ強力に押出し、銃口8内を通じて発射させる。
尚、バルブ30は高圧ガスを流通させてBB弾25が発射さ
れた後には、直ちにコイルバネ31の付勢力によって元の
位置に戻り、Oリング32で中筒部15の孔35の面取り角部
と圧接してガスタンク部29の封鎖状態を維持する。
【0038】以降、ハンマー4とトリガ6の順次操作によ
って同様の発射動作がなされるが、ハンマー4を後方へ
倒す度にシリンダ本体1が60°回転して前端板部12の
弾丸保持部18がBB弾25を保持した状態で非回動・固定
状態にあるガス誘導ノズル20のガス導出部24の前にセッ
トされる。そして、BB弾25が発射されて空になった弾
丸保持部18は60°回転することにより弾丸装填用マガ
ジン21の孔27の手前に送られるが、弾丸装填用マガジン
21は内蔵のコイルバネ26とガイド28の作用によって内部
に装填されているBB弾25を前記の空状態になった弾丸
保持部18へ1個ずつ送り出し、弾丸保持部18に対するB
B弾25の自動供給を行う。その結果、この実施形態で
は、給弾作業を行うことなく、最大で合計13回の連続
的発射動作が可能になる。
【0039】尚、BB弾が全て発射された際の給弾は、
その段階では弾丸装填用マガジン21の孔27の手前に位置
している弾丸保持部18が空状態になっているため、その
弾丸保持部18の弾倉孔17を通じてBB弾25を順次圧入し
てゆけば弾丸装填用マガジン21内にBB弾25を装填で
き、更にシリンダ本体1を回動させながら前端板部12の
弾丸保持部18にも装填できる。この給弾作業は、銃本体
にシリンダ本体1を取り付けたままでも可能であるが、
クレーン2とシリンダ本体1を銃本体から取り外した状態
で行えば、その作業は容易になる。また、多数回の発射
動作によりガスタンク部29のガス液が消耗すると弾丸発
射力が低下するが、その際にはクレーン2とシリンダ本
体1を銃本体から取り外し、チャージバルブ37から新た
にガス液を補充すればよい。
【0040】以上に説明した実施形態は本発明の一実例
であり、シリンダ本体は回動自在であるが、内蔵のガス
誘導ノズルはクレーン側との係合関係によって非回動・
固定状態を保つという機構条件を実現できる限りにおい
て、シリンダ本体の内部の構成(前端板部、ガスタン
ク、バルブ開閉機構、後端板部)は変容可能であり、例
えば、シリンダ本体の前端板部又は後端板部を円筒部と
一体形成しておき他の機素を積層させて内蔵させる等の
方式も採用できる。
【0041】
【発明の効果】本発明のリボルバ式エアーガンは、以上
の構成を有していることにより、次のような効果を奏す
る。請求項1の発明は、弾丸の発射圧を向上させ、また
ガス液の消耗度合いを少なくするためにシリンダ内にガ
スタンクとバルブ開閉機構を設けた構成において、シリ
ンダ本体を二重筐体とせずに、シリンダ本体を外部筐体
として、内蔵のガス誘導ノズルのみをクレーンとの係合
関係で回動拘束しながら、ガスタンク部とバルブ開閉機
構をシリンダ本体と一体的に回動する要素として直接的
に組み込むことを可能にし、ガスタンク部の容積を十分
に確保し、内蔵要素の構成や回動機構の簡素化を実現す
る。請求項2の発明は、シリンダ本体の円筒部の内周面
をガスタンク部の内壁面として利用し、ガスタンク部を
合理的に構成して大きな容積を確保させる。請求項3の
発明は、シリンダ本体に内蔵されるガス誘導ノズルの厚
み区間に環状空間が構成できることを利用し、その空間
に弾丸装填用マガジンを内蔵させることにより、シリン
ダ本体の弾倉孔の数よりも遥かに多数の弾丸を装填でき
るようにして、給弾作業を介さずに多数回の連続発射動
作を可能にする。請求項4の発明は、ベースピンを用い
てシリンダ本体とクレーンをアッセンブリ化するように
し、銃本体に対するシリンダ本体の装着を容易にする。
請求項5の発明は、シリンダ本体の後端板にチャージバ
ルブを設け、ガス液の補充を容易にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るリボルバ式エアーガン
の銃本体にシリンダ本体とクレーンが取り付けられた状
態を示す断面図である。
【図2】シリンダ本体とクレーンを一体化した状態での
拡大断面図である。
【図3】(A)はシリンダ本体とクレーンの分解斜視図
(前方斜め上方から見た図)、(B)は弾丸装填マガジン
の詳細図である。但し、(B)における、(a)は弾丸装填
マガジンの正面図、(b)は(a)におけるX1-X1矢視断
面図、(c)は(b)におけるX2-X2矢視断面図、(d)は
(a)におけるW-W矢視断面図である。
【図4】シリンダ本体とクレーンの分解斜視図(後方斜
め上方から見た図)である。
【図5】シリンダ本体とクレーンがアッセンブリ化され
た状態の外観斜視図(前方斜め上方から見た図)である。
【図6】シリンダ本体とクレーンがアッセンブリ化され
た状態の外観斜視図(後方斜め上方から見た図)である。
【図7】従来技術(特許第3049066号=特願平11-289165
号)に係るリボルバ式エアーガンの基本構造を示す断面
図(A)、同エアーガンのシリンダ部分の拡大断面図
(B)、及び断面図(A)におけるX-X矢視断面図(C)で
ある。
【図8】ガス圧発生部の基本筐体の左側面図(A)と正面
断面図(B)と右側面図(C)である。
【図9】ガス圧発生部の裏蓋の正面断面図(A)と右側面
図(B)と要部断面図(C)である。
【図10】ノズルケースの左側面図(A)と平面図(B)と
正面図(C)である。
【図11】ノズルの左側面図(A)と正面図(B)である。
【図12】開閉バルブの正面図である。
【図13】前方ピンの正面図(A)と右側面図(B)、及び
後方ピンの正面図(C)と右側面図(D)である。
【図14】擬似シリンダの筒体部の正面断面図(A)と右
側面図(B)である。
【図15】擬似シリンダの裏蓋の正面図(A)と右側面図
(B)である。
【符号の説明】
1…シリンダ本体、2…クレーン、2a…筒部、2b…爪部、
2c…支持棒、3…トリガガード、4…ハンマー、5…カム
機構、6…トリガ、7…外部作動ピン、8…銃口、11…円
筒部、12…前端板部、12a…筒状部、12b…切欠き、12c
…凹部、13…後端板部、13a…孔、13b…ラチェット、14
…内向フランジ、15…中筒部、16…仕切板、17,17’…
弾倉孔、18,18’…弾丸保持部、19…孔、20…ガス誘導
ノズル、20a…短柱部、20b…スリット、21…弾丸装填用
マガジン、22…通気路、23…ガス導入部、24…ガス導出
部、25…BB弾、26…コイルバネ、27…孔、28…ガイド
板、29…ガスタンク部、30…バルブ、30a…作動ピン部
分、30b…フランジ部、31…コイルバネ、32…Oリン
グ、33…孔、34…隙間、35…孔、36…Oリング、37…チ
ャージバルブ、38…ベースピン、39…孔、101…シリン
ダ装填枠部、102…シリンダ、103…銃本体の支持部、10
3a…グリップ部、104…銃身、104a…銃口、105…ベース
ピン、106…トリガ、107…ハンマー、107a…ハンマーの
回転軸、107b…撃針、108…カム機構、110…BB弾、12
0…シリンダ、121…擬似シリンダの筒体部、121a…給弾
孔、122…擬似シリンダの裏蓋、122a…スリーブ部分、1
22b…孔、123…弾丸保持部、123a…Oリング、130…ガ
ス圧発生部、131…ガス圧発生部の基本筐体、131a…中
筒部分、132…ガス圧発生部の裏蓋、132a…スリーブ部
分、132b…突起片、132c…ネジ孔、133…ノズルケー
ス、133a…孔、134…ノズル、134a…シールリング、134
b…+棒部、135…開閉バルブ、135a…シールリング、13
6…前方ピン、137…後方ピン、138…前方軸受、139…キ
ャップネジ、140…コイルバネ、141…コイルバネ、142
…コイルバネ、143…コイルバネ、151…ガスタンク、15
2…孔、153…孔。
フロントページの続き (56)参考文献 特開2001−343198(JP,A) 特開2001−304798(JP,A) 特開2001−280898(JP,A) 特許3049066(JP,B2) 月刊GUN 2000年1〜3月号,日 本,国際出版株式会社 月刊アームズマガジン 2000年3月 号,日本,株式会社ホビージャパン (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F41B 11/00 A63H 33/18

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リボルバ式エアーガンにおいて、外観を
    実銃のシリンダに擬似化した中空体であって、前端板の
    中心部分にはクレーンの筒部が内嵌する孔が形成されて
    いると共にその孔の周囲に形成された複数の弾倉孔には
    弾丸保持部が装着されており、後端板の中心部分には作
    動ピンが内嵌して摺動する孔が形成されていると共にそ
    の周囲にラチェットが形成されているシリンダ本体と、
    前記シリンダ本体に内蔵されて一体的に回動するガスタ
    ンク部及びバルブ開閉機構と、前記シリンダ本体に内蔵
    されて前記クレーンの筒部と係合することにより回動が
    拘束されるガス誘導ノズルとからなり、前記バルブ開閉
    機構は、前記作動ピンを後方へ付勢しておき、ハンマー
    の衝打力によって前記作動ピンが前方へ移動した際にガ
    スタンク部のバルブを一瞬開放する機構であり、また、
    前記ガス誘導ノズルは、そのガス導入部が前記バルブ開
    閉機構のガス放出部と摺接すると共にガス導出部が前記
    前端板における銃口に対向する位置で弾丸保持部の背面
    に摺接するものであり、前記シリンダ本体を前記クレー
    ンと共に銃本体に装着することを特徴としたリボルバ式
    エアーガン。
  2. 【請求項2】 前記バルブ開閉機構は前記シリンダ本体
    の後端板と前記シリンダ本体の中間位置を仕切る仕切板
    とを回動軸に沿って連結した中筒部の内部に構成されて
    おり、前記ガスタンク部が前記シリンダ本体の内壁面と
    前記中筒部の外周面と前記シリンダ本体の後端板の内壁
    面と前記仕切板の後壁面によって囲まれた環状空間とし
    て構成されることとした請求項1に記載のリボルバ式エ
    アーガン。
  3. 【請求項3】 前記バルブ開閉機構のガス放出部が回動
    軸の位置に構成されており、前記ガス誘導ノズルが前記
    位置から前記前端板における銃口に対向する位置にある
    弾丸保持部の背面までのガス通路を構成するものであ
    り、前記ガス誘導ノズルの厚み区間に構成される一部不
    連続の環状空間にダクト状の弾丸装填用マガジンを内蔵
    せしめ、弾丸装填用マガジンを、そのダクト内に収納さ
    れた多数の弾丸をコイルバネで周方向へ付勢しておくこ
    とにより銃口に対向する位置にある弾丸保持部の隣の弾
    丸保持部へ弾丸を一個ずつ案内して給弾し、またその弾
    丸保持部の弾倉孔側から弾丸を補充できる構成とした請
    求項1又は請求項2に記載のリボルバ式エアーガン。
  4. 【請求項4】 ベースピンが前記クレーンの筒部に内嵌
    ・貫通しており、前記シリンダ本体の前端板の中心部分
    に形成された孔に前記クレーンの筒部を内嵌させると共
    に、前記ベースピンの先端のネジ部が前記ガス誘導ノズ
    ルの前面に形成されたネジ孔に螺着することにより、前
    記クレーンと前記シリンダ本体が一体化せしめられるこ
    ととした請求項1、請求項2、又は請求項3に記載のリ
    ボルバ式エアーガン。
  5. 【請求項5】 前記シリンダ本体の後端板にガスタンク
    部へガス液を供給するためのチャージバルブを設けた請
    求項1、請求項2、請求項3、又は請求項4に記載のリ
    ボルバ式エアーガン。
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