JP3390349B2 - 金属製真空二重容器 - Google Patents

金属製真空二重容器

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステンレスボトル
等の内・外二重の容器からなる金属製真空二重容器に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の内・外二重容器から
なる金属製真空二重容器では、製造工程中や使用中にお
いて、特に内容器の内面に対する酸化鉄(スケール)、
酸化膜(サビ)、油汚れその他の付着物の付着を除去す
るため、次のような方法が知られている。
【0003】すなわち、(イ) 金属製の内容器の口部
と金属製の外容器の口部とを溶接するとともに、外容器
の底部と底体とを溶接し、真空排気後に前記内容器の内
周面等を酸洗いしたり電解研磨する方法や、内容器の内
周面等に適当な大きさの粉粒状の研磨材をたたきつけて
付着物を除去するブラスト法が知られている。
【0004】また、(ロ) 前記内容器の内周面にフッ
素樹脂を塗装する方法も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来例
(イ)の酸洗いや電解研磨する方法、ブラスト法では、
それらの方法を実施するための硫酸等の酸類、電解溶
液、粉粒状の研磨材、その他の材料や装置が必要である
ほか、金属製真空二重容器の内容器の内周面に凹凸があ
り外観的に見苦しいなどの難点がある。
【0006】従来例(ロ)のフッ素樹脂塗装方法では、
フッ素樹脂を塗着した前記内容器の内周面の表面はポー
ラス(多孔質)であるため、塵埃が付着し汚れ易く、傷
付け易い上に、コーヒーやお茶などの匂いが付き易い上
に除去し難い。しかも、内・外二重容器間の空間を真空
形成する真空排気後に、フッ素樹脂を内容器の内周面に
塗装するものであるため、内容器の内側の角度によって
はフッ素樹脂を均一に塗着し難い欠点がある。さらに、
内・外二重容器を真空形成後にフッ素樹脂を内容器の内
周面に塗着する際に、フッ素樹脂の塗着温度が、内・外
二重容器の真空形成時における排気口を封止する封孔材
の溶融温度より高いと、該封孔材が溶けてしまい前記内
・外二重容器の真空状態が保持できなくなるという問題
がある。また、フッ素樹脂は高価であるという難点もあ
る。
【0007】本発明は、上記従来例の有する問題点を解
消しようとするものであり、従来例(イ)、(ロ)の方
法によらずに、内・外二重容器の内容器内周面の表面処
理が均一に行なえ、内容物等が付着することがなく匂い
も付きにくく、汚れ難く手入れも簡単であり、外観も良
く、低コスト化などが図れるほか、表面処理層の亀裂や
剥離を防止できる金属製真空容器を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、金属製の内容器と金属製の外容
器とからなるとともに、金属製の内容器の口縁溶接部よ
り下方位置に内向きに突出した環状段部からなる栓体当
接部を形成してなる金属製真空二重容器において、前記
内容器の内周面には、口縁溶接部から栓体当接部までを
除いて該栓体当接部より下方位置のみに表面加工処理を
してあることを特徴とする。
【0009】ここで、表面加工処理とは、ホウロウ処
理、セラミック処理または金属メッキ処理等をいう。ホ
ウロウ処理とは、周知の如く、ガラス質の物質を粉末に
したフリットで内容器の内周面を被覆し、これを焼成炉
中で焼きあげて、金属表面にガラス質を溶着することを
いう。
【0010】セラミック処理で扱うセラミック(耐熱ホ
ウロウ)とは、周知の如く、ホウロウの類似品とも言え
るもので、ホウロウよりも耐熱性・耐磨耗性・耐食性が
優れている。
【0011】金属メッキ処理で扱う金属メッキの種類と
しては、金、銀、錫、クロム、ニッケル、銅、その他合
金などその種類を問わない。また、メッキの方法として
は、電気メッキ、化学メッキ、浸漬メッキ、その他のメ
ッキ方法でもよい。なお、本明細書では、メッキの方法
としては、金属溶射法、真空蒸着法なども含ませてい
る。
【0012】前記ホウロウ処理、セラミック処理または
金属メッキ処理等の表面加工処理を行なう位置として
は、内容器の内周面である限り、内周面の全部でもよい
が、外容器の口縁部と接合した内容器の接合部(溶接
部)位置の内周面には、ホウロウ処理、セラミック処理
または金属メッキ処理等の表面加工処理を施さず、該接
合部(溶接部)より下方には施してある方がよい。なぜ
なら、内外両容器の口縁部溶接部における内容器の内周
面にホウロウやセラミックや金属メッキ処理等の表面加
工処理が施された後に、前記内外両容器の口縁部溶接部
を溶接すると、溶接時の熱で前記内容器の内周面に施し
たホウロウやセラミックや金属メッキ等の表面加工処理
部に割れが生じ剥離するからである。
【0013】上述のように、内・外両容器の口縁部の接
合部(溶接部)より下方位置における内容器の内周面
に、ホウロウやセラミックや金属メッキ等の表面加工処
理を施した場合でも、内容器内に内容物を収納して閉栓
した状態で器体が落下したり転倒したり或いは振動した
りするなど急激な衝撃があったときに、栓体が内容器の
内周面の当接部(栓体下部が当接する個所などの部位)
に当たり、その当接部部分に施されたホウロウやセラミ
ックや金属メッキ等の表面加工処理部に亀裂が生じ剥離
してしまうことがあった。
【0014】そこで、上述の如き問題を解消するため、
本発明では、以下のような構成を採っている。すなわ
ち、その1としては、内容器の開口縁より内周面に臨ま
せた栓体と当接する当接部には、ホウロウ処理、セラミ
ック処理または金属メッキ処理等の表面加工処理を施さ
ず、内容器の口縁溶接部から該当接部までを除いた該栓
体当接部より下方位置のみに上記表面加工処理を施して
ある(請求項1参照)。
【0015】その2としては、内容器の首部を内容器の
胴径より小径に形成して、上記首部から胴部に至る部分
を下向きに傾斜したアール形状部とする(請求項2参
照)。このように首部をアール形状部とすることによ
り、衝撃振動時の応力集中を避けることができる。
【0016】その3としては、内容器と外容器との間に
緩衝部材を設ける(請求項3参照)。ここで、緩衝部材
の形状及び取付位置は、その具体例として後述する実施
形態において詳しく説明する。
【0017】なお、内容器の口縁溶接部位置には、外容
器の肩部材との間でパッキンを介在してあるとともに、
肩部材の上面と栓体との間にもパッキンを介在するとよ
い(請求項2参照)。
【0018】本発明の金属製真空二重容器の内面つまり
内容器の内周面のコーティング方法としては、内容器を
形成する工程と、該内容器の溶接部を除いた内周面にガ
ラス層を被覆するホウロウコーティング工程と、ホウロ
ウコーティングされた内容器を焼成する工程と、内容器
の口縁部と外容器の口縁部とを溶接する工程と、内容器
と外容器との空間内を排気して同空間内を真空にするた
めの真空排気工程とからなる。これにより、内容器の内
周面がホウロウでコーティングされる。このホウロウで
コーティングする方法は上記に限定されず、例えば後述
する図12に示すように、内容器を形成する工程と、内
容器の口縁部と外容器の口縁部とを溶接する工程と、内
容器の内周面にガラス層を被覆するホウロウコーティン
グ工程と、ホウロウコーティングされた内容器を焼成す
る工程と、内容器と外容器との空間内を排気して同空間
内を真空にするための真空排気工程とからなるものでも
よい。
【0019】上記の工程は、耐熱ホウロウであるセラミ
ックを内容器の内周面にコーティングする場合にも、ほ
ぼ同様にして行なわれる。すなわち、前記ホウロウコー
ティング工程がセラミックコーティング工程に置き換る
点が異なり、その他の工程は同様である。
【0020】また、本発明の金属製真空二重容器の内面
つまり内容器の内周面のコーティングする他の方法とし
ては、内容器を形成する工程と、内容器の外周面に金属
メッキを施す工程と、内容器の口縁部と外容器の口縁部
とを溶接する工程と、内容器と外容器との空間内を排気
して同空間内を真空にするための真空排気工程と、前記
内容器の口縁溶接部を除いた内周面に金属メッキを施す
金属メッキコーティング工程とからなる。つまり、内容
器の内周面を金属メッキでコーティングする方法を示し
ている。
【0021】金属製真空二重容器の内面コーティング方
法としては、本発明では上述の方法に限定されるもので
はなく、前記各工程に他の工程を加えたり、順番を変え
たりする場合もある。
【0022】
【発明の実施の形態1】本発明の実施の形態の第1例を
図1〜図3に基づいて以下に説明する。図1は上記実施
形態における金属製真空二重容器を構成する二重容器の
縦断面図、図2は内外両容器の口縁溶接部近傍の拡大
図、図3は図1の二重容器の口部に肩部材を固定すると
ともに、栓孔に栓体を閉塞した一部縦断面図である。
【0023】この金属製真空二重容器は、例えばステン
レススチールや鉄などの金属で形成された有底筒状の内
容器1Aと、同じくステンレススチールや鉄などの金属
で形成され底部2を底体3と溶接などで接合した外容器
1Bとで二重容器1を形成し、内外両容器1A、1Bの
口縁部は溶接などで接合して口縁溶接部1Cとするとと
もに、内外両容器1A、1B間に形成される空間部4を
真空排気することにより同空間部4を真空断熱空間とし
てある。
【0024】図3で、5は二重容器1の首部に固定した
肩部材であって、該肩部材5の下部のリング状外周壁5
aの一部に把手(図示せず)の上端部が形成されるとと
もに、閉塞時には前記外周壁5aの上面に外蓋(図示せ
ず)の下面が当たるようになっている。6は内外両容器
1A、1Bの口縁溶接部1Cに嵌装されたパッキンであ
って、このパッキン6は肩部材5との間に介在してい
る。7は二重容器1の栓孔8を閉塞する栓体である。こ
の栓体7は図3に示す如く押圧板9を押し下げて開弁状
態としてから器体を傾けることにより、内容液が液通路
10を経て注出口11から注出されるようになってい
る。13は排気口14を封止する封孔材である。13A
は内外両容器1A、1Bの空間部4内の真空排出時に燃
焼させて真空度を向上させるためのゲッター材である。
120はコップ兼用の外蓋である。
【0025】前記内容器1Aの内周面12には、適宜方
法によってホウロウ層20が形成されるようにホウロウ
処理が施されている。
【0026】ホウロウ処理の方法は、本発明では後述す
る方法によって実施したが、その他の公知の方法など任
意に選定できるものである。
【0027】また、ホウロウ層20は、内容器1Aの内
周面12の口縁溶接部1Cを含む全周全部に施すことも
できるが、本実施形態では、図1〜図3に示すように、
内容器1Aの内周面12のうち内容器1Aの開口縁より
内周面に臨ませた栓体7と当接する内向きに突出した栓
体当接部21、つまり内容器1Aの口縁溶接部1Cから
栓体当接部21までにはホウロウ処理によるホウロウ層
20を施さず、該栓体当接部21より下方位置の内容器
1Aの内周面12のみにホウロウ層20を施してある。
これによって、前述したように、この金属製真空二重容
器が落下したり振動したりした場合でも、前記栓体当接
部21にはホウロウ層20が被覆されていないので、該
ホウロウ層20に亀裂が生じて剥離するようなことがな
い。それゆえ、ホウロウ層20の形成位置は上述の位置
が最も好ましい。なお、内容器1Aへの内容液の満水位
置は前記栓体当接部21より下方位置に形成される。
【0028】もっとも、ホウロウ層20は、図1で仮想
線で示すように、外容器1Bの口縁部と内容器1Aの口
縁部とを溶接等で接合した口縁溶接部1C位置の内周面
には、ホウロウ処理によるホウロウ層20を施さず、口
縁溶接部1Cを除いた内容器1Aの内周面12には施す
ようにすることもできるが、本実施形態ではこれを除外
する。これによれば、前記口縁溶接部1Cを接合する時
に該口縁溶接部1C対応位置にホウロウ処理によるホウ
ロウ層20が形成されていないので、ホウロウ層20に
亀裂を生じ剥離することはないが、栓孔8内に嵌挿され
る栓体7のねじ部7aにより該ねじ部7a対応位置のホ
ウロウ層20が剥離される虞れがあり、余り好ましいも
のではない。従って、栓体7の形状をそのような難点が
生じないように構成するとよい。
【0029】なお、上記実施形態におけるホウロウ層2
0の代わりに、セラミック処理によるセラミック層30
または金属メッキ処理による金属メッキ層40を形成す
ることもできる。すなわち、図1〜図3に示すように、
金属製の内容器1Aと金属製の外容器1Bとからなる金
属製真空二重容器において、前記内容器1Aの内周面1
2には、適宜方法によって、セラミック層30が形成さ
れるようにセラミック処理が施されるか、または金属メ
ッキ層40が形成されるように金属メッキ処理が施され
る。
【0030】セラミック処理の方法は、前述のホウロウ
処理の場合とほぼ同様に行なうとよく、また金属メッキ
処理の方法は前述した電気メッキや化学メッキ等により
行なうとよく、いずれの場合も処理方法は適宜選定でき
るものである。
【0031】セラミック層30と金属メッキ層40の形
成位置は、前記ホウロウ層20の場合と同様に、内容器
1Aの内周面12のうち栓体7と当接する栓体当接部2
1より下方位置における内容器1Aの内周面12に形成
する(図1〜図3参照)。
【0032】
【発明の実施の形態2】本発明の実施の形態の第2例を
図4に基づいて以下に説明する。図4は一部縦断面図で
ある。この実施形態の金属製真空二重容器は、前記実施
形態と同様に、金属で形成された有底筒状の内容器1A
と、同じく金属で形成され底部2を底体3と溶接などで
接合した外容器1Bとで二重容器1を形成し、内外両容
器1A、1Bの口縁部は溶接などで接合して口縁溶接部
1Cとするとともに、内外両容器1A、1B間に形成さ
れる空間部4を真空排気することにより同空間部4を真
空断熱空間としてあり、さらに内容器1Aの内周面12
には前述したようなホウロウ層20やセラミック層30
や金属メッキ層40が施されている。
【0033】この実施形態の特徴は、金属製の内容器1
Aと金属製の外容器1Bとからなり、かつ内容器1Aの
内周面12には口縁溶接部1Cを除いて表面加工処理し
てある金属製真空二重容器において、前記内容器1Aの
首部を内容器1Aの胴径より小径に形成して、上記首部
から胴部に至る部分を下向きに傾斜したアール形状部2
2としてあり、前記内外両容器1A、1Bの口縁溶接部
1C位置には、外容器1Bの肩部材5との間でパッキン
6を介在するとともに、肩部材5の上面と栓体7との間
にもパッキン19を介在してなる点にある。従来の内容
器1Aの首部は、一般的には図1と図3及び図13に示
すように、栓体7下部に設けたパッキン15が器体内を
シールするように、該内容器1Aの首部を内方に向けて
環状に突設して栓体当接部21としている。そのため、
前述したように、器体が落下したり振動した時にその衝
撃時の応力が前記栓体当接部21に集中して栓体下部へ
の急激な衝撃により、その栓体当接部21部分に施され
たホウロウやセラミックや金属メッキに亀裂が生じ剥離
される。そこで、図4では、従来の栓体当接部21をな
くして該栓体当接部21近辺をアール形状部22とする
ことにより、器体の落下や振動時においても、該アール
形状部22への局部的な応力集中が避けられ、アール形
状部22に施されたホウロウやセラミックや金属メッキ
に亀裂や剥離が生じることがないようにしてある。
【0034】なお、図4で、16は外蓋、17は吊紐、
18は底板である。その他の構成や作用は、前記実施形
態1と同様であるので重複を避けるため説明を省略す
る。
【0035】
【発明の実施の形態3〜7】図5〜図9の金属製真空二
重容器は、それぞれ、内容器1Aの栓孔8に栓体7を挿
入した状態時において、器体の落下や振動等により内容
器1Aの内周面12にコーティングしたホウロウ(ホウ
ロウ層20)やセラミック(セラミック層30)や金属
メッキ(金属メッキ層40)が剥離しないように、内容
器1Aと外容器1Bとの間には緩衝部材60を設けてな
る発明の実施の形態3〜7を示しており、各図とも要部
の縦断面図であり、その他の構成は図1〜図3と略同様
であるので、詳細は図1〜図3を参照するとよい。
【0036】この発明の実施の形態3〜7によれば、器
体が落下や振動等の急激な衝撃があった時に、前記緩衝
部材60が外容器1Bからの急激な衝撃を吸収して内容
器1Aへの衝撃を緩和する結果、内容器1Aの栓体当接
部21への局部的な応力集中が防止される。そのため、
前述したように、内容器1Aの内周面12にコーティン
グしたホウロウ(ホウロウ層20)やセラミック(セラ
ミック層30)や金属メッキ(金属メッキ層40)ガ剥
離されることがなくなる。
【0037】上記実施形態3〜7は、いずれも、金属製
の内容器1Aと金属製の外容器1Bとからなり、かつ内
容器1Aの内周面12には表面加工処理してある金属製
真空二重容器において、内容器1Aと外容器1Bとの間
には少なくとも内容器1Aの外周面に接触しない状態で
緩衝部材60を設け、この緩衝部材60と内容器1Aの
外周面間の寸法Lは、内容器1Aの外周面と外容器1B
の内周面間の寸法Mより小さくしてある点で共通する。
各実施形態について以下に詳しく説明する。図5は本発
明の実施の形態3を示すもので、この場合の緩衝部材6
0は、下端に内向き折曲部61aを有する段つきの環状
筒体61からなり、この環状筒体61の内向き折曲部6
1aを外容器1Bの底体3に載置して固定するととも
に、環状筒体61の本体部分は、内容器1Aと外容器1
B間が器体の落下等の衝撃時により接触することを防ぐ
ために設けている。上記緩衝部材60の本体部分と内容
器1Aの外周面間の寸法Lは、内容器1Aの外周面と外
容器1Bの内周面間の寸法Mより小さくしてある。
【0038】図6は本発明の実施の形態4を示すもの
で、この場合の緩衝部材60は、上部を縮径した径小部
62aと、下部をそれより大径とした径大部62bとか
らなる環状筒体62からなり、前記径大部62bは外容
器1Bの内周壁に固定するとともに、径小部62aは内
外両容器1A、1B間の空間部4に立ち上がらせて常時
には内外両容器1A、1Bには接触せず、器体が落下等
の衝撃時に接触してもよいようにしてある。
【0039】この場合も、緩衝部材60と内容器1Aの
外周面間の寸法Lは、内容器1Aの外周面と外容器1B
の内周面間の寸法Mより小さくしてある。
【0040】図7は本発明の実施の形態5を示すもの
で、この場合の緩衝部材60は、中央部を開口64aし
た断面が皿状の皿状体64からなり、一方内容器1Aの
底部を下方へ向け絞り込んで径小とした突出部1Dを形
成し、該突出部1Dの外周壁1D1を前記皿状体64の
外周壁64bで囲むようにして外容器1Bの底体3の内
面上に固定する。そして、前記内容器1Aの外周面(突
出部1Dの外周壁1D1)と緩衝部材60たる皿状体6
4の外周壁64b間の寸法Lは、内容器1Aの外周面と
外容器1Bの内周面間の寸法Mより小さくしてある。こ
のようにすることによって、前記寸法Mが小さくできる
ため器体が径方向に小さくでき、より小形の金属製真空
二重容器が提供できる。
【0041】図8は本発明の実施の形態6を示すもの
で、この場合の緩衝部材60は外容器1Bの底体3を緩
衝部材60としても兼用させたものである。すなわち、
内容器1Aの底部を図7と同じく径小とした突出部1D
とし、この突出部1Dの外周壁1D1を囲むようにし
て、前記底体3の内面側に環状隆起部65を突出して、
この環状隆起部65を緩衝部材60としてある。この場
合も、前記内容器1Aの外周面(突出部1Dの外周壁1
D1)と緩衝部材60たる環状隆起部65の内周壁65
a間の寸法Lは、内容器1Aの外周面と外容器1Bの内
周面間の寸法Mより小さくしてある。これによって、図
7と同じように器体が径方向に小さくでき、より小形の
金属製真空二重容器が提供できる。また、この実施形態
では底体3を緩衝部材60として兼用しているので、前
記各実施形態の如き特別な部材は不要であるため、生産
コストが安価となる。
【0042】図9は本発明の実施の形態7を示すもの
で、この場合の緩衝部材60は、外容器1Bの底体3を
緩衝部材60としても兼用させてなるものである。すな
わち、内外両容器1A、1Bの空間部4を臨むように底
体3の外周近くに環状の突起68を立ち上がらせ、この
突起を緩衝部材60としたものである。この場合も、緩
衝部材60となる環状突起68と内容器1Aの外周面間
の寸法Lは、内容器1Aの外周面と外容器1Bの内周面
間の寸法Mより小さくしてある。この実施形態によれ
ば、底体3を緩衝部材60として兼用しているので、図
8の隆起部65の場合と同様に緩衝部材専用の部材を必
要としないため、生産コストが安価となる。
【0043】緩衝部材60としては、上述の具体例に限
定されるものではなく、図1に示す如く、外容器1Bの
内側に突起69を形成するとか、内容器1Aの外側に突
起70を形成するとか、或いは外容器1Bの下部内側に
突起71を形成するとか、その他適宜形状のものが設け
られる。また、緩衝部材60の取付位置も前述した位置
に限定されるものではなく、任意の位置に取り付けられ
るものである。なお、上記突起(69、70、71)は
環状のものでも、イボ状のものを複数個所に設けたもの
でもよく、その形状を問わない。
【0044】図5〜図9で示した緩衝部材60は、環状
筒体61、62、皿状体64、環状隆起部65、突起6
8は、環状のものとしてあるが、半環状のものや、部分
的な形状のものを2個以上形成したものに設計変更する
ことができる。
【0045】また、図5〜図9で示した環状筒体61、
62、皿状体64、環状隆起部65、突起68は、内容
器1A又は外容器1Bに対して、常態時には接触しない
状態の方が熱伝導によって器体外へ放熱しないので、保
温効果が優れるため最適である。しかし、常態時におい
て、前記環状筒体61、62、皿状体64、環状隆起部
65、突起68が内容器1A又は外容器1Bに接触する
場合には、面接触ではなく点又は線接触状態となるよう
に、前記環状筒体61、62、皿状体64、環状隆起部
65、突起68を形成する方が好ましい。
【0046】緩衝部材60(61〜71)は、鉄やステ
ンレススチール等の金属材料でもよいが、樹脂やガラス
繊維等の熱伝導の悪い材料の方が、器体内の内容物の保
温力が低下しないので、望ましい。
【0047】なお、金属製の内容器1Aの内周面12を
ホウロウ処理する場合には、内容器1Aはホウロウと密
着性が良く剥離され難い鉄などの金属が好ましく、外容
器1Bはステンレススチールや鉄などの金属で良い。
【0048】次に、本発明の金属製真空二重容器の内面
のコーティング方法について、3つの実施形態を図1
0、図11、図12に沿って以下に説明する。
【0049】図10は、金属製真空二重容器の内面をホ
ウロウでコーティングする製造工程図を示している。
【0050】このホウロウコーティング製造工程は、内
容器1Aを形成する工程80と、該内容器1Aの内周面
12にガラス層を被覆するホウロウコーティング工程8
1と、ホウロウコーティングされた内容器1Aを焼成す
る工程82と、内容器1Aの口縁部と外容器1B(外容
器胴1B1)の口縁部とを溶接する工程84と、内容器
1Aと外容器1Bとの空間内を排気して同空間内を真空
にするための真空排気工程86とからなる。なお、図1
0における符号85は外容器1B(外容器胴1B1)の
底部と外容器1Bの底体3とを溶接する工程である。
【0051】内容器1Aを形成する工程80としては、
この図10では、先ず内容器胴1A1と内容器底1A2
とを形成し、次に両者1A1、1A2を溶接する工程8
7までを示しているが、このような段取りを経ることな
く内容器胴1A1と内容器底1A2とが当初から一体の
場合も含むものである。
【0052】ホウロウコーティングされた内容器1Aを
焼成する工程82では、焼成炉内で内容器1Aの内周面
12を、例えば850〜900°Cで約5分間加熱す
る。
【0053】ホウロウコーティング工程81と焼成工程
82においては、下釉薬処理と上釉薬処理を行なうとと
もに、それぞれを焼成処理する場合もある。下釉薬とし
ては、密着剤として耐熱水タイプの酸化コバルトや酸化
ニッケル等が用いられ、上釉薬としては色と模様を与え
るために金属の酸化物(顔料)等が着色剤として使用さ
れている。
【0054】前記焼成工程82後に、内容器1Aの外側
を銅などでメッキ処理する工程83を有することもあ
る。このメッキ処理は外気への放熱を防ぎ保温効果を図
ることができる。
【0055】真空排気工程86を経てから(例えば排気
温度520°Cとする。)温度検査88して、適正な温
度であれば良品として一連のホウロウコーティング製造
工程が終了89する。
【0056】図11は、金属製真空二重容器の内面を金
属メッキでコーティングする製造工程図を示している。
【0057】この金属メッキコーティング製造工程は、
内容器1Aを形成する工程90と、内容器1Aの外周面
に金属メッキを施す工程92と、内容器1Aの口縁部と
外容器1Bの口縁部とを溶接する工程93と、内容器1
Aと外容器1Bとの空間内を排気して同空間内を真空に
するための真空排気工程95と、前記内容器1Aの内周
面12に金属メッキを施す金属メッキコーティング工程
96とからなっている。なお、図11において、94は
外容器1Bの底部と外容器1Bの底体3とを溶接する工
程である。
【0058】内容器1Aを形成する工程90としては、
前述したように、内容器胴1A1と内容器底1A2とを
一体形成してある場合も含む。なお、図11で91は内
容器胴1A1と内容器底1A2とを溶接する工程を示
す。98は前記88と同じ温度検査、99は前記89と
同じ終了を示す。
【0059】ここで、金属メッキコーティング工程96
で使用される金属メッキとしては、前述したように金、
銀、銅、その他合金などが用いられ適宜選定される。ま
た、金属メッキの処理方法としては、前述したように電
気メッキ、化学メッキ、浸漬メッキなどが用いられる。
【0060】電気メッキとしては、例えば、前記内容器
形成工程90と金属メッキ工程92と内外両容器1A、
1Bの口部を溶接する工程93とを経て得られた内外両
容器1A、1Bを、陰極として電気メッキ槽に倒立さ
せ、該内外両容器1A、1Bの外側及び内側に陽極を配
置し、内容器1Aの内周面12にメッキ液をシャワー状
にして噴射して行なうとよい。
【0061】化学メッキとしては、例えば、酸化還元反
応を利用する方法を用いる場合を説明すると、ガラス魔
法瓶の内面にメッキを施す方法と同じ方法で、内容器の
中に金属塩と還元剤を入れ、内容器1Aの内周面12に
金属塩の金属イオンを析出させる。
【0062】上記金属メッキによれば、内容器1Aの内
周面12に均一なメッキ層が形成される。また、化学メ
ッキによれば、メッキ面の硬さが大きい皮膜をつくるこ
とができる。さらに、従来の塗装や研磨法では内容器1
Aの当接部21の陰になる部分の処理がしにくいもので
あったが、両メッキによれば均一なメッキ処理ができる
等の利点がある。
【0063】図12は、金属製真空二重容器の内面をホ
ウロウでコーティングする今1つの製造工程図を示して
いる。この実施形態は図10の変形例と言えるものであ
る。
【0064】このホウロウコーティング製造工程は、大
略説明すると、内容器1Aを形成する工程80と、内容
器1Aの口縁部と外容器1B(外容器胴1B1)の口縁
部とを溶接する工程84とを経た後に、内容器1Aの内
周面12にガラス層を被覆するホウロウコーティング工
程100と、ホウロウコーティングされた内容器1Aを
焼成する工程101と、外容器胴底部と外容器底体とを
溶接する工程102と、内容器1Aと外容器1Bとの空
間内を排気して同空間内を真空にするための真空排気工
程103とからなる。
【0065】なお、この図12の場合も、図10の如
く、温度検査104をして、適正温度であれば良品とし
て一連のホウロウコーティング製造工程を終了105す
る。詳しくは図10を参考にするとよい。この図12の
工程によれば、内外両容器の口縁部(口部)を溶接した
後に、内容器1Aの内周面をホウロウで表面処理するの
で、前記口縁部(口部)の溶接不良を防ぎながら、内容
器の内周面の口縁部(口部)位置までホウロウ処理でき
る。
【0066】上述したように、本実施形態の金属製真空
二重容器によれば、内容器の内周面をホウロウ処理、セ
ラミック処理または金属メッキ処理等の表面加工処理を
してあるため、内容器の内周面の表面平滑度が良く、汚
れが付きにくく、手入れも簡単であり、茶しぶやコーヒ
ー等の匂いも付きにくいし、撥水性も良好で外観も良
い。また、内容器の内周面を隈なく均一に表面処理でき
るとともに、表面硬度が硬く傷つけにくいなどの利点を
有する。
【0067】また、前記ホウロウ処理、セラミック処理
又は金属メッキ処理は内容器の口縁溶接部を除いた内周
面に施してあるため、内外両容器の口縁部の溶接不良が
防止されるとともに、前記口縁溶接部を挟み持って表面
加工処理が行なえるので表面処理加工が容易であるほ
か、前記ホウロウ、セラミックまたは金属メッキ処理を
した後に、前記内外両容器の口縁部の溶接部を溶接した
場合でも、当該溶接部におけるホウロウやセラミックや
金属メッキの亀裂や剥離を心配する必要がなくなる。
【0068】
【発明の効果】本発明の請求項1の金属製真空二重容器
によれば、内容器の内周面には、口縁溶接部から栓体当
接部までを除いて該栓体当接部より下方位置のみに表面
加工処理をしてあるから、器体の落下や急激な振動衝撃
があったときでも、内容器の栓体と当接する栓体当接部
にはホウロウ、セラミックまたは金属メッキ等の表面処
理はなされていないので、前記表面処理層の亀裂や剥離
を防止することができる。
【0069】請求項2の金属製真空二重容器によれば、
内容器の首部から胴部に至る部分を下向きに傾斜したア
ール形状部とし、従来の栓体当接部をなくして、該アー
ル形状部に対して止水するためのパッキンを栓体に設け
ていないから、アール形状部近傍ではホウロウ等の表面
処理層の亀裂や剥離を防止できる。また、ホウロウやセ
ラミックや金属メッキ等の表面加工処理が内容器の口縁
溶接部の下面を上限として施されている場合に、内容器
の口縁溶接部と肩部材との間で介在させたパッキンが、
パッキン本来の封止効果だけでなく、前記ホウロウ等の
表面処理部の端面を保護する。しかも、肩部材の上面と
栓体との間に介在したパッキンが、従来の栓体の下部に
設けたパッキンの代わりをする。
【0070】請求項3の金属製真空二重容器によれば、
内容器と外容器との間には少なくとも内容器の外周面に
接触しない状態で緩衝部材を設けているから、常態時に
は内容器内の内溶液の熱が緩衝部材を介して熱伝導によ
って器体外へ放熱しないので保温効果が優れる。また、
器体に対して落下や振動等の急激な衝撃があった時に、
前記緩衝部材が外容器からの急激な衝撃を吸収して内容
器への衝撃を緩和する結果、内容器の栓体当接部への局
部的な応力集中が防止されるため、内容器の内周面に施
したホウロウ等の表面加工処理層の亀裂や剥離を防止で
きる。さらに、緩衝部材と内容器の外周面間の寸法は、
内容器の外周面と外容器の内周面間の寸法より小さくし
てあることから、器体が径方向に小さくでき、より小形
の金属製真空二重容器が提供できるし、外容器自体を緩
衝部材として兼用している場合には、緩衝部材としての
専用部材を必要としないため生産コストも安価となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における金属製真空二
重容器を構成する二重容器の縦断面図である。
【図2】内外両容器の口縁溶接部近傍の拡大図である。
【図3】図1の二重容器の口部に肩部材を固定するとと
もに、栓孔に栓体を閉塞した一部縦断面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態における金属製真空二
重容器を構成する二重容器の一部縦断面図である。
【図5】本発明の第3の実施形態における金属製真空二
重容器を構成する二重容器の要部縦断面図である。
【図6】本発明の第4の実施形態における金属製真空二
重容器を構成する二重容器の要部縦断面図である。
【図7】本発明の第5の実施形態における金属製真空二
重容器を構成する二重容器の要部縦断面図である。
【図8】本発明の第6の実施形態における金属製真空二
重容器を構成する二重容器の要部縦断面図である。
【図9】本発明の第7の実施形態における金属製真空二
重容器を構成する二重容器の要部縦断面図である。
【図10】本発明に係る金属製真空二重容器の内面をホ
ウロウでコーティングする製造工程図である。
【図11】本発明に係る金属製真空二重容器の内面を金
属メッキでコーティングする製造工程図である。
【図12】本発明に係る金属製真空二重容器の内面をホ
ウロウでコーティングする製造工程図である。
【図13】従来例の金属製真空二重容器の一部縦断面図
である。
【符号の説明】
1 二重容器 1A 内容器 1B 外容器 1C 口縁溶接部 2 底部 3 底体 4 空間部 7 栓体 8 栓孔 12 内周面 20 ホウロウ層 21 栓体当接部 22 アール形状部 30 セラミック層 40 金属メッキ層 60 緩衝部材 61 環状筒体 62 環状筒体 64 皿状体 65 環状隆起部 68 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−245868(JP,A) 実開 平1−160949(JP,U) 実開 昭55−60822(JP,U) 実開 昭64−8338(JP,U) 実開 昭61−14935(JP,U) 実公 昭62−21254(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 41/02 102

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の内容器と金属製の外容器とから
    なるとともに、金属製の内容器の口縁溶接部より下方位
    置に内向きに突出した環状段部からなる栓体当接部を形
    成してなる金属製真空二重容器において、前記内容器の
    内周面には、口縁溶接部から栓体当接部までを除いて該
    栓体当接部より下方位置のみに表面加工処理をしてある
    ことを特徴とする金属製真空二重容器。
  2. 【請求項2】 金属製の内容器と金属製の外容器とから
    なり、かつ内容器の内周面には口縁溶接部を除いて表面
    加工処理してある金属製真空二重容器において、前記内
    容器の首部を内容器の胴径より小径に形成して、上記首
    部から胴部に至る部分を下向きに傾斜したアール形状部
    としてあり、前記内外両容器の口縁溶接部位置には、外
    容器の肩部材との間でパッキンを介在するとともに、肩
    部材の上面と栓体との間にもパッキンを介在してなるこ
    とを特徴とする金属製真空二重容器。
  3. 【請求項3】 金属製の内容器と金属製の外容器とから
    なり、かつ内容器の内周面には表面加工処理してある金
    属製真空二重容器において、内容器と外容器との間には
    少なくとも内容器の外周面に接触しない状態で緩衝部材
    を設け、この緩衝部材と内容器の外周面間の寸法Lは、
    内容器の外周面と外容器の内周面間の寸法Mより小さく
    してあることを特徴とする金属製真空二重容器。
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