JP3389647B2 - レーザビーム記録装置 - Google Patents

レーザビーム記録装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザビーム記録装置に
関する。更に詳しくはレーザビーム記録装置のレーザビ
ーム走査装置におけるレーザビーム光量の調整終了を指
示するレディ信号発生手段、及びレーザビーム走査装置
の故障検知手段に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタに用いられる半導体レー
ザの光出力制御装置の従来技術として特開昭63−25
0966号公報がある。該公報において、短時間で発光
強度制御を完了させ、半導体レーザの劣化や熱暴走を防
止する事を目的として掲げている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】レーザビーム記録装置
の主要構成要素であるレーザビーム走査装置はレーザダ
イオード(以下LDと記す)、LD駆動回路、偏向器、
BM(ビーム)検出器等で構成される。LDは温度によ
って発光強度(しきい値電流)が変化し、また個別の部
品間でかなり発光効率(しきい値電流)が異なるデバイ
スである。そのため発光強度を自動的に制御する事が要
求される。そして、自動的に制御すれば、レーザビーム
走査装置の無調整化を図る事ができる。しかしながら、
上述のようにLDのしきい値電流がLDの特性によって
異なるため、そのばらつきを見込んで光量制御に必要と
する時間を設定しなければならない。このため光量調整
時間が長くなってしまうという課題がある。
【0004】また、BM検出器は記録媒体へのレーザビ
ーム走査位置と記録信号の間の同期を取るためのもの
で、BM検出器をレーザビームが走査する位置の前後
で、レーザビームを点灯するべく制御する必要がある。
このようにレーザビーム点滅制御に関しては、レーザビ
ームの光量制御、BM検出器へのレーザビームの照射、
記録信号の印加と言った多数の制御を同時に行う必要が
ある。
【0005】また、レーザビーム走査装置はLD、LD
駆動回路、光偏向器、BM検出器等で構成されるので、
その故障検出も容易ではない。レーザビーム記録装置と
しては、帯電器、レーザビーム走査装置、現像器、転写
器、定着器などから構成され、それらを制御する制御回
路も複雑である。そこで、レーザビーム走査装置として
は簡易な故障検知手段が必要とされる。
【0006】そこで本発明の目的は、レーザビーム記録
装置のレーザビーム光量の調整時間を最適化し、調整終
了を指示する手段、及びレーザビーム走査装置の故障を
総合的、かつ簡易に検知する故障検知手段を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録信号によ
り変調されたビームを形成するビーム形成手段と、前記
ビーム形成手段から出力されるビームの光量を増減調整
し、調整結果を記憶する光量制御手段と、前記ビームを
偏向し、記録媒体を走査する偏向手段と、前記偏向手段
により偏向された偏向ビームが所定の位置に到来したか
否かを検出するビーム検出手段と、前記偏向ビームの偏
向速度が所定速度に到達した後に、前記ビームの強度を
徐々に増加させながら光量調整を開始させ、前記ビーム
検出手段から出力されたビーム検出信号をN回(Nは2
以上の整数)検出するとビームの光量調整を終了させ、
調整結果を前記光量制御手段に記憶させる第1の制御手
段と、前記ビーム検出信号を検出してから所定時間経過
した後に、前記ビームの強度を前記光量制御手段に記憶
された調整結果から増減しながら光量調整を開始させ、
前記ビーム検出信号を検出すると前記ビームの光量調整
を終了させ、調整結果を前記光量制御手段に記憶させる
第2の制御手段と、を有することを特徴とするレーザビ
ーム記録装置。
【0008】また、前記第1の制御手段が光量調整を開
始した後、所定期間内に、前記ビーム検出信号の検出回
数がN回未満である事を検出する故障検出手段を有する
ことを特徴とする請求項1記載のレーザビーム記録装
置。
【0009】
【0010】
【実施例】図1は本発明のレーザビーム記録装置の制御
回路図である。図2は図1のタイミング図である。以下
レーザビーム記録装置が制御される時間経過に従って、
図面を参照しながら、まず第1の制御手段について説明
する。
【0011】印刷データ発生回路1で発生されたプリン
ト信号に従って、エンジン駆動制御回路2はレーザビー
ム記録装置の記録エンジン部(図示せず)の動作を開始
させる。まず、レーザビームを記録媒体(図示せず)に
向かい偏向する偏向器(図示せず)が所定回転速度まで
回転速度を上昇させ、所定回転速度で安定すると、エン
ジン駆動制御回路2はLDイネーブル信号を能動状態に
し、レーザダイオード(LD)駆動回路3の動作を開始
させる。その際、カバースイッチ検出回路4の出力がA
NDゲート11によって参照され、記録エンジン部のカ
バーが開いているときは、レーザダイオード駆動回路3
の動作を停止すべく制御される。
【0012】次にレーザダイオード駆動回路3は自動光
量制御信号(以下APC信号と記す)により自動光量制
御動作を開始する。LDイネーブル開始エッジ検出回路
6で発生されたLDイネーブル開始エッジ信号でフリッ
プフロップ9をセットし、APC信号を能動状態(LD
駆動電流調整モード)にする。APC信号が能動状態に
なると、レーザダイオード駆動回路3はレーザダイオー
ドに流す電流(LD駆動電流)を徐々に増加させる。L
D駆動電流がある値(しきい値電流という。)以上にな
ると、レーザダイオードから出力される光量(LD出力
光量)は徐々に増加する。そしてLD出力光量が所定の
値になるとLD駆動電流の増加が停止され、LD出力光
量は所定の値で一定になる。
【0013】ここで、レーザビームが記録媒体(図示せ
ず)を走査する際の開始タイミングを検出するのがBM
検出器5の働きである。本実施例では、LD出力光量が
前記所定の値の約半分(1/2)となると、BM検出器
5が、ビーム検出信号(以下BD信号と記す)を出力す
るべく構成している。(もちろん、BD信号の検出しき
い値は1/2に限定されるものではなく、1/3でも3
/4であっても良い。)そのため図2のタイミング図に
おいて、LD出力光量が前記所定の値の約半分以上にな
った時刻以降(偏向器の回転方向により変化する。)に
BD信号は出力される。そして、BD信号が1回検出さ
れた時点では、LD出力光量は所定の値の約半分以上ま
で光量調整動作が終了している。
【0014】ここで、BD信号が1回検出されるまでの
時間は、LDの主要特性の一つであるしきい値電流の影
響を強く受ける。このしきい値電流は、温度や個別の部
品(LD)間でかなり異なるため、上記の時間も大きく
変動する。そのため、しきい値電流の変動の影響を考慮
して、LD出力光量の調整動作の終了をある一定時間か
かるとしてレーザビーム記録装置の制御を行うと、かな
り長い時間を調整動作に当てる必要がある。
【0015】そこで本発明では、BD信号を3回数えた
ところで、LD出力光量の調整動作が完全に終了したと
認識して、APC信号を非能動状態(LD駆動電流記憶
モード)にしている。すなわち、BD信号を1回検出す
るまでの時間がLDのしきい値電流に従って変化するの
で、しきい値電流の大きいときは調整時間が長くなり、
しきい値電流の小さいときは調整時間が短くなる制御を
BM検出器5を用いるだけで実現したのである。なおB
D信号の計数を3回としたのは余裕を見て3回としたま
でであって、2回でも、4回でも良いのは明らかであ
る。なぜなら図2に示したように、BD信号の1回目が
出力される時点で自動光量調整動作に必要とする時間の
過半数が終了しているためである。(この回数について
は、上述したBD信号の検出しきい値や、LDの特性、
周囲温度などの環境条件によって適宜選択することがで
きる。) 以上の制御をするのがBD3回カウンタ7であって、L
Dイネーブル開始エッジ検出回路6で発生されたLDイ
ネーブル開始エッジ信号でリセットされ、BD信号を3
回カウントするとフリップフロップ9をリセットしてA
PC信号を非能動状態(LD駆動電流記憶モード)に
し、レーザダイオード駆動回路3はLD駆動電流値を記
憶した状態となる。
【0016】フリップフロップ9はLDレディ信号をエ
ンジン駆動制御回路2に出力する。すなわちLDイネー
ブル信号に対してレーザダイオード駆動回路3の自動光
量調整動作が終了すると、LDレディ信号を返す如く動
作する。エンジン駆動制御回路2はこのLDレディ信号
に従って次の制御動作に移る事ができる。LDイネーブ
ル信号がHレベルの時に、LDレディ信号はHレベルで
光量調整動作中、Lレベルで光量調整動作終了を指示す
る。
【0017】次に、故障検出手段について説明する。
【0018】上記のLDレディ信号を用いて、レーザダ
イオード駆動回路3、LD、偏向器、BM検出器5の故
障状態を一括して検出する事ができる。すなわち、LD
レディ信号が所定時間T(設計上考えられる光量調整動
作に要する最大時間以上)内に光量調整動作終了を指示
しない、ことを検出することにより故障を判断するもの
である。ここで所定時間Tは、LD出力光量が0からB
M検出器5のしきい値に到達する最大時間(LDのしき
い値電流及び温度範囲の最大値で決まる。)と、BD信
号が発生する周期の(N−1)倍の時間(上述の実施例
ではN=3)の和より大きくする。LDレディ信号が所
定時間T以内に発生しないことを検出した後、故障信号
を表示(出力)し、LDイネーブル信号を0としてレー
ザダイオード駆動回路3の動作を停止し、偏向器の回転
を停止し、記録エンジン部の動作を停止し、印字動作を
中止する。
【0019】従来このような故障検出は個別に行ってい
たが、通常はレーザダイオード駆動回路3、LD、偏向
器、BM検出器5等が一体化されたレーザビーム走査装
置として構成される場合が多く、故障時は上記一体化さ
れた部材ごと交換されるのが通例である。従って、個別
に検出されたエラー情報は、レーザビーム走査装置を組
み込んだレーザビーム記録装置としてはそれほど必要と
しないのが実状である。そのためこのような簡易な構成
で、レーザダイオード駆動回路3、LD、偏向器、BM
検出器5の故障状態を一括して検出する事ができること
はとても効果的である。
【0020】さて次に、第2の制御手段について説明す
る。
【0021】LDイネーブル信号の初期に行われる光量
調整動作が終了すると、毎回発生するBD信号に従って
LD駆動電流の記憶値をリフレッシュする光量調整動作
が行われる。すなわちBM検出器5からBD信号が出力
されると、次のBD信号検出タイミングより速く、かつ
前記リフレッシュ動作に充分な時間が残る(BD信号検
出周期からリフレッシュ時間を減じた値が遅延時間とす
ると良い。)ように、BD遅延回路8でBD信号を遅延
する。このBD遅延信号でフリップフロップ10をセッ
トし、APC信号を能動状態(LD駆動電流調整モー
ド)にして、レーザダイオード駆動回路3のLD駆動電
流の調整値をリフレッシュする。次にBD信号が検出さ
れると、フリップフロップ10はリセットされ、APC
信号は非能動状態(LD駆動電流記憶モード)になり、
レーザダイオード駆動回路3のLD駆動電流値は記憶さ
れる。以上の制御動作により、BD信号検出のためのレ
ーザビーム点灯と、光量調整動作のためのレーザビーム
点灯が同時に達成される。
【0022】次に図示されない記録エンジン部の紙セン
サ信号に従って、エンジン駆動制御回路2が記録紙の先
頭が現れた事を示すペーパトップ信号を印刷データ発生
回路1に与えると、BM検出器5より出力されたBD信
号に同期して印刷データ発生回路1はVIDEO(ビデ
オ)信号を出力する。VIDEO信号によって点滅され
たレーザビームが、レーザダイオード駆動回路3に駆動
されたLDから出射され、偏向器で偏向されて、記録媒
体を選択的に露光し、静電潜像を形成する。
【0023】なお、ORゲート12は、フリップフロッ
プ9に係わる初期のレーザ光量調整動作(第1の制御動
作とする。)とフリップフロップ10に係わるレーザ光
量調整のリフレッシュ動作(第2の制御動作とする。)
の和をAPC信号としてレーザダイオード駆動回路3に
与える。また、ORゲート13は、APC信号とVID
EO信号(記録データ)の和をレーザダイオード駆動回
路3にVIDEO信号(レーザビーム点滅信号)として
与える。
【0024】次に、LDレディ信号発生動作とLDイネ
ーブル信号が能動状態になった初期のレーザ光量調整動
作(第1の制御動作)に関する具体例について説明す
る。
【0025】図3はLDレディ信号発生回路図である。
なお、動作タイミング図は図2と同様である。LDイネ
ーブル信号が能動状態となると、LDイネーブル開始エ
ッジ信号でDフリップフロップ21、22、23がリセ
ットされる。LDイネーブル信号とDフリップフロップ
23の反転Q出力がANDゲート24に入力され、AN
Dゲート24からLDレディ信号:Hレベル(光量調整
動作中)を出力する。次にBD信号がDフリップフロッ
プ21、22、23に3回入力されると、フリップフロ
ップ23の反転Q出力がLレベルになるので、ANDゲ
ート24からLDレディ信号:Lレベル(光量調整動作
終了)を出力する。
【0026】次に、本発明のレーザビーム記録装置に用
いられるレーザダイオード駆動回路3の具体例について
図面を参照しながら説明する。
【0027】図4はレーザダイオード駆動回路3の回路
図である。なお、動作タイミング図は図2と同様であ
る。
【0028】スイッチング回路47は、駆動電流設定回
路46で設定された駆動電流を、VIDEO信号に従っ
て半導体レーザダイオード31に流したり止めたりする
(LD駆動電流)。これによって、半導体レーザダイオ
ード31からフロントビームとバックビームが断続的に
出射制御される(LD出力光量)。
【0029】半導体レーザダイオード31から出射され
たフロントビームは、偏向器(図示せず)を介して、記
録媒体(図示せず)及びBM検出器5を走査する。
【0030】半導体レーザダイオード31から出射され
たバックビームは、フォトダイオード32に照射され、
LD出力光量に比例した電圧が増幅器33を介してコン
パレータ34に入力される。また、コンパレータ34に
はLD出力光量の基準レベルとなる基準電圧源35も接
続される。コンパレータ34はLD出力光量が基準レベ
ルより大きいとLレベル、小さいとHレベルを出力す
る。
【0031】ここで、LD駆動電流値記憶コンデンサ4
5はLD駆動電流の調整結果に従った電圧を保持するコ
ンデンサであり、その電圧は駆動電流設定回路46を介
してスイッチング回路47に与えられ、半導体レーザ3
1の駆動電流を決定する。APC信号をHレベルにする
と、コンパレータ34の出力に従って、LD駆動電流値
記憶コンデンサ45が充放電されて、LD駆動電流が調
整される。また、APC信号をLレベルにするとLD駆
動電流値記憶コンデンサ45でLD駆動電流の調整結果
が保持される。
【0032】APC信号がHレベルでコンパレータ34
の出力がHレベルの場合に、ANDゲート36は充電用
スイッチ41をオンするので、LD駆動電流値記憶コン
デンサ45は電源40、充電用定電流源39、充電用ス
イッチ41を介して充電され、LD駆動電流は徐々に増
加する。APC信号がHレベルでコンパレータ34の出
力がLレベルの場合に、インバータ38、ANDゲート
37は放電用スイッチ42をオンするので、LD駆動電
流値記憶コンデンサ45は放電用スイッチ42、放電用
定電流源43を介して放電され、LD駆動電流は徐々に
減少する。
【0033】LDイネーブル信号がLレベルになると、
インバータ48で緊急用放電スイッチ44をオンしてL
D駆動電流値記憶コンデンサ45を緊急放電し、LD駆
動電流を0にする。これはカバーが空いた際(カバース
イッチ検出回路4)にレーザビームの出射を速やかに停
止するために重要な回路である。
【0034】以上のように、APC信号がHレベルの場
合に、半導体レーザダイオード31の駆動電流値(LD
駆動電流)を制御するための負帰還ループが形成され
る。LD駆動電流を調整している間、充電用スイッチ4
1あるいは放電用スイッチ42のどちらか一方がオンし
たままになる。LD出力光量がほぼ基準レベルと等しく
なると、充電用スイッチ41と放電用スイッチ42が交
互に開閉され、開閉の周期は前記負帰還ループの遅延時
間とほぼ等しくなる。この開閉により、LD出力光量が
ほぼ基準レベルと等しくなると、LD出力光量は少量だ
がリプル分(5%程度)を含むようになる。ただし、A
PC信号がLレベルに戻ると、リプル分は含まなくなる
のはもちろんである。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明のレーザビー
ム記録装置は、レーザビーム光量の調整時間を最適化
し、調整終了を指示する手段、及びレーザビーム走査装
置の故障を総合的、かつ簡易に検知する故障検知手段を
提供できる。
【0036】すなわち、ビーム検出信号をN回(Nは2
以上の整数)検出するとビームの光量調整を終了させる
構成から、レーザダイオードのしきい値電流によってビ
ームの光量調整をする時間が変化(設計上起こり得るし
きい値電流の最大値に合わせた最大制御時間に固定する
必要がない。)し、最適化され、故に高速にレーザ光量
調整を終了し、速やかに他の記録動作に移る事ができる
ので、レーザビーム記録装置の高速動作を実現できる。
【0037】また、本発明は、ビームの強度を徐々に増
加しながら光量調整を開始させ、所定時間内にビーム検
出信号をN回(Nは2以上の整数)検出しないことを検
知する構成から、レーザダイオード、レーザダイオード
駆動回路、光偏向器、BM(ビーム)検出器等の何れか
が故障した事を、総合的に検知でき、かつそのための構
成は簡易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のレーザビーム記録装置の制御回路
図。
【図2】 図1のタイミング図。
【図3】 本発明のレーザビーム記録装置のLDレディ
信号発生回路図。
【図4】 本発明のレーザビーム記録装置のレーザダイ
オード駆動回路図。
【符号の説明】 1 印刷データ発生回路 2 エンジン駆動制御回路 3 レーザダイオード駆動回路 4 カバースイッチ検出回路 5 BM検出器 6 LDイネーブル開始エッジ検出回路 7 BD3回カウンタ 8 BD遅延回路 9、10 フリップフロップ 11、24、36、37 ANDゲート 12、13 ORゲート 21、22、23 Dフリップフロップ 31 半導体レーザダイオード 32 フォトダイオード 33 増幅器 34 コンパレータ 35 基準電圧源 38、48 インバータ 39 充電用定電流源 40 電源 41 充電用スイッチ 42 放電用スイッチ 43 放電用定電流源 44 緊急用放電スイッチ 45 LD駆動電流値記憶コンデンサ 46 駆動電流設定回路 47 スイッチング回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/44 H04N 1/113 H04N 1/23 103

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録信号により変調されたビームを形成
    するビーム形成手段と、 前記ビーム形成手段から出力されるビームの光量を増減
    調整し、調整結果を記憶する光量制御手段と、 前記ビームを偏向し、記録媒体を走査する偏向手段と、 前記偏向手段により偏向された偏向ビームが所定の位置
    に到来したか否かを検出するビーム検出手段と、 前記偏向ビームの偏向速度が所定速度に到達した後に、
    前記ビームの強度を徐々に増加させながら光量調整を開
    始させ、前記ビーム検出手段から出力されたビーム検出
    信号をN回(Nは2以上の整数)検出するとビームの光
    量調整を終了させ、調整結果を前記光量制御手段に記憶
    させる第1の制御手段と、 前記ビーム検出信号を検出してから所定時間経過した後
    に、前記ビームの強度を前記光量制御手段に記憶された
    調整結果から増減しながら光量調整を開始させ、前記ビ
    ーム検出信号を検出すると前記ビームの光量調整を終了
    させ、調整結果を前記光量制御手段に記憶させる第2の
    制御手段と、 を有することを特徴とするレーザビーム記録装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の制御手段が光量調整を開始し
    た後、所定期間内に、前記ビーム検出信号の検出回数が
    N回未満である事を検出する故障検出手段を有すること
    を特徴とする請求項1記載のレーザビーム記録装置。
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