JP3389513B2 - 粉粒体船積み用搬送システムのコンベア回転接続装置 - Google Patents

粉粒体船積み用搬送システムのコンベア回転接続装置

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JP3389513B2 JP30088498A JP30088498A JP3389513B2 JP 3389513 B2 JP3389513 B2 JP 3389513B2 JP 30088498 A JP30088498 A JP 30088498A JP 30088498 A JP30088498 A JP 30088498A JP 3389513 B2 JP3389513 B2 JP 3389513B2
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弘 永口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は焼却灰などの粉粒体
を船に積み込むのに用いられる搬送システムのコンベア
回転接続装置に関し、岸壁上に固定されたコンベアと、
船上に臨むよう旋回可能に設けられたコンベアとを接続
する装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】例えば、火力発電所から排
出される乾いた灰(焼却灰)を船に積み込む際には、エ
アスライダと呼ばれる流動層を用いたコンベアを備える
搬送システムが用いられる。
【0003】同搬送システム1は例えば図4に示すよう
な構造のものとしてあり、粉粒体である灰は岸壁7の架
橋5上に支持固定された第1コンベア3によって搬送さ
れ、船9の上に臨む第2コンベア11に送られる。
【0004】第1および第2コンベア3、11は横断面
において閉鎖空間を有し、接続装置13において、第1
コンベア3に対して第2コンベア11が旋回可能になっ
ている。
【0005】そして、この旋回可能な第2コンベア11
は旋回クレーン15に設けられており、同コンベア11
の先端が任意の方向に位置できる構成になっていて、第
2コンベア11の先端には蛇腹状の接続シュート17が
吊り下げられていて、同接続シュート17が船9の船倉
口19に接続される。
【0006】従来の搬送システムでは接続装置13にお
いて風などによる動揺をある程度許容できるよう若干の
隙間があり、この隙間から粉粒体である灰が外部に漏れ
てしまう可能性が多い。
【0007】ところが近年の環境問題の厳しさ、特に焼
却灰に含まれるダイオキシンの問題から、灰の漏れをよ
り確実に防止しなければならないという要請は強くなっ
ている。
【0008】また、以上の説明は粉粒体として乾いた灰
を例に説明したが、同様の漏れを防止しなければならな
いと言う課題は、他の粉粒体でも存在する。
【0009】
【目的】本発明の目的とするところは、粉粒体の搬送シ
ステムにおけるコンベア接続部からの粉粒体の漏れを確
実に防止でき、しかも風などによるコンベア間の動揺を
許容できる回転接続装置を提供することにある。
【0010】
【本発明の構成】上記目的を達成するために、本発明に
係る粉粒体船積み用搬送システムのコンベア回転接続装
置は、第1および第2のコンベアを備える粉粒体船積み
用搬送システムの前記第2のコンベアを、前記第1のコ
ンベアの先端部に同先端部を中心として旋回可能に接続
するコンベア回転接続装置において、第1のコンベアの
先端吐出筒と第2コンベアの投入ホッパとの間に上下が
開口する筒状のノズル体を備え、同ノズル体を前記第1
コンベアまわりに回転可能に設けるとともに、ノズル体
の上部内周面と第1コンベアの吐出筒外周との間に摺動
シールを介在せしめ、かつ、前記ノズル体の下部と第2
コンベアの投入ホッパ上端部との間を可撓性を有する筒
体にて覆うとともに、ノズル体と投入ホッパ間の相対的
な上下および水平方向の動きを所定範囲内に規制するガ
イド機構をノズル体と投入ホッパ間に設けたものとして
ある。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係るコンベア回転接続装置の
実施例を図1〜3に示す具体例に基づいて詳細に説明す
る。なお、搬送システム全体の構成は図4に示した従来
のものと同じであるので説明は省略する。
【0012】回転接続装置13において、固定された上
側の第1コンベア3に対し、下側の第2コンベア11が
回転可能であり、また、上下動を吸収するため、第2コ
ンベア11の上部には、同コンベア11の本体から分離
したノズル体21を有し、ノズル体21と第2コンベア
11の投入ホッパ11a間は、合成ゴム材等よりなり、
上下や水平方向の動きを吸収するフレキシブル筒体23
を介して接続してある。
【0013】第1コンベア3の先端吐出筒3aは、円筒
状の外周面に対し、ノズル体21の上端の円筒状の内周
面が接しつつ動く摺動部分を構成し、この摺動部分に摺
動シール25が設けられる。
【0014】上側の第1コンベア3の円筒状の外周に
は、補強材27を介してリング状の取り付け円盤29が
固定されていて、取り付け円盤29の下面には、円周方
向の複数箇所に、下方に向かう取付アーム31が設けら
れ、各取付アームの下端に、第1ローラ33と第2ロー
ラ35が設けられている。
【0015】前記ノズル体21は上下が開口する下細り
の筒体よりなり、ノズル体の上部外周には垂直なレール
37と水平なレール39が設けられ、放射状に設けられ
た複数のフランジ41の先端および下側に固定されてい
る。
【0016】前記第1ローラ33は水平面内で回転して
垂直なレール37に対して外側から接触し、また、第2
ローラ35は垂直面内で回転して水平なレール39に対
して下側から接触し、ノズル体21を水平方向および上
下方向から回転可能に支持している。
【0017】摺動シール25は、シール材26を第1コ
ンベア3の円筒状の外周面に押圧しており、シール材2
6は複数のフランジ41の上側に固定されるリング状の
シール用円盤43の内側縁の上面と、シール用円盤43
の内側縁より若干外側に取り付けられた円筒状のシール
支持体45の内周面とによって保持され、第1コンベア
3の円筒状の外周面に接している。
【0018】このシール材26の上部は、押圧部材47
によって押圧され、これによって圧力が高まったシール
材26が第1コンベア3の円筒状の外周面を押圧する。
この押圧部材47は、シール支持体45にボルトナット
49を介して取り付けられ、このボルトナット49のね
じ込み量で押圧力を調整できるようになっている。
【0019】ノズル体21と、第2コンベア11の本体
との間には、分離部分51が存在し、上下動を吸収する
蛇腹状のフレキシブル筒体23によって覆われている。
すなわち、上側の第1コンベア3に支持されたノズル体
21の下方の外周には、リング状のフランジ53が溶接
され、このフランジ53に対してフレキシブル筒体23
の上端の取付フランジ54がボルトナット55で固定さ
れる。フレキシブル筒体23の下側の取付フランジ57
はボルトナット59で、下側の第2コンベア11の縁部
に固定されている。
【0020】また、ノズル体21と第2コンベア11と
の間の相対的な上下動をガイド機構61がガイドする。
すなわち、ノズル体21に溶接されたフランジ53には
ボルトナット55によって、上下方向に配置されるガイ
ド棒63が取り付けられていて、他方、下側の第2コン
ベア11の縁部にボルトナット59によってガイド板6
5が固定されている。
【0021】ガイド棒63は、ガイド板65の孔67に
通されて所要の範囲内での動揺が許容される。ガイド棒
63の外径に対し、孔67の径は大きく形成されてお
り、上下動に伴う変動が吸収され、大きな水平方向の変
動が加わって、フレキシブル筒体23が破損したりする
のが防止される。このようなガイド機構61は円周方向
の複数箇所に設けられる。また、取り付け円盤29の下
面には、取付アーム31のさらに外周側に、円筒状の雨
カバー69が設けられている。
【0022】以上の実施例によれば、下側の第2コンベ
ア11の一部であるノズル体21の外周に設けられた水
平なリング状のレール37、39に対し、上側の第2コ
ンベア11に設けられたローラ33、35が、水平方向
の外側から接触し、かつ鉛直方向の下側から接触するこ
とで、ノズル体21が回転可能に支持される。
【0023】そして、上側の第1コンベア3の円筒状の
外周面に対し、ノズル体21の円筒状の内周面が接しつ
つ動く摺動部分に、摺動シール25を設けることで摺動
部分からの粉粒体の漏洩を防止できる。
【0024】また、下側の第2コンベア11が所定距離
をあけて分離された分離部分51をまたぐフレキシブル
筒体23を取り付けてあるので、分離部分51での相対
的な上下動が可能でありながら、粉粒体の漏洩を防止で
きる。さらに、上下動をガイド機構61でガイドするこ
とで、分離部分に他の動きの成分が加わり、破損などの
不都合が生じるのを防止できる。
【0025】以上の実施例においては、レール37、3
9に対しローラ33、35は内側と下側から接するもの
であったが、外側と下側から接するものであっても良
い。また、レール37、39は垂直、水平に配置される
2本のレールであったが、L字状の1本のレールで構成
することもできる。
【0026】さらに、レール37、39に対し2種類の
ローラ33、35によって内側と下側から接するもので
あったが、1種類のローラが斜めに接することで、内側
と下側から同時に接するものであっても良く、あるい
は、外側と下側から同時に接するものであっても良い。
これらの場合に、レールは、断面が円形の1本のレール
を採用することができる。
【0027】また、粉粒体が乾いた灰である場合につい
て説明したが、例えば小石や砂状の鉱物、木材のチップ
などの他の粉粒体についても適用できる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコンベア
回転接続装置によれば、相対回転する一方の側の円筒状
の外周面に対し他方の側の円筒状の内周面が接しつつ動
く摺動部分に、摺動シールを設けてあるので、摺動部分
からの粉粒体の漏洩を確実に防止することができる。
【0029】また、相対回転する一方の側または他方の
側を構成する上下方向の通路が所定距離をあけて分離さ
れた分離部分をまたいで、フレキシブル筒体を取り付け
てあるので、同フレキシブル筒体により粉粒体の漏洩を
確実に防止でき、しかも分離部分の相対的な上下動が可
能であり、したがって、分離部分に他の動きの成分が加
わり破損などの不都合が生じるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンベア回転接続装置の実施例を
示す平面図。
【図2】同上の縦断面図。
【図3】図2の要部拡大図。
【図4】従来のコンベア回転接続装置を備える搬送シス
テムの全体概略図。
【符号の説明】
1 搬送システム 3 第1コンベア 5 架橋 7 岸壁 11 第2コンベア 13 回転接続装置 15 旋回クレーン 17 接続シュート 19 船倉口 21 ノズル体 23 フレキシブル筒体 25 摺動シール 27 補強材 29 取り付け円盤 33 第1ローラ 35 第2ローラ 37、39 レール 41 フランジ 43 シール用円盤 45 シール支持体 47 押圧部材 49 ボルトナット 51 分離部分 53 フランジ 54 取付フランジ 55 ボルトナット 57 取付フランジ 59 ボルトナット 61 ガイド機構 63 ガイド棒 65 ガイド板 67 孔 69 雨カバー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1および第2のコンベアを備える粉粒体
    船積み用搬送システムの前記第2のコンベアを、前記第
    1のコンベアの先端部に同先端部を中心として旋回可能
    に接続するコンベア回転接続装置において、第1のコン
    ベアの先端吐出筒と第2コンベアの投入ホッパとの間に
    上下が開口する筒状のノズル体を備え、同ノズル体を前
    記第1コンベアまわりに回転可能に設けるとともに、ノ
    ズル体の上部内周面と第1コンベアの吐出筒外周との間
    に摺動シールを介在せしめ、かつ、前記ノズル体の下部
    と第2コンベアの投入ホッパ上端部との間を可撓性を有
    する筒体にて覆ってなる粉粒体船積み用搬送システムの
    コンベア回転接続装置。
  2. 【請求項2】第1および第2のコンベアを備える粉粒体
    船積み用搬送システムの前記第2のコンベアを、前記第
    1のコンベアの先端部に同先端部を中心として旋回可能
    に接続するコンベア回転接続装置において、第1のコン
    ベアの先端吐出筒と第2コンベアの投入ホッパとの間に
    上下が開口する筒状のノズル体を備え、同ノズル体を前
    記第1コンベアまわりに回転可能に設けるとともに、ノ
    ズル体の上部内周面と第1コンベアの吐出筒外周との間
    に摺動シールを介在せしめ、かつ、前記ノズル体の下部
    と第2コンベアの投入ホッパ上端部との間を可撓性を有
    する筒体にて覆うとともに、ノズル体と投入ホッパ間の
    相対的な上下および水平方向の動きを所定範囲内に規制
    するガイド機構をノズル体と投入ホッパ間に設けてなる
    粉粒体船積み用搬送システムのコンベア回転接続装置。
JP30088498A 1998-10-22 1998-10-22 粉粒体船積み用搬送システムのコンベア回転接続装置 Expired - Fee Related JP3389513B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008007071A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Ship & Ocean Foundation 洋上オフローディング装置
JP2009023751A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 可燃性ガスを発生するバラ積み貨物の荷役装置及び可燃性ガスを発生するバラ積み貨物の荷役方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008007071A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Ship & Ocean Foundation 洋上オフローディング装置
JP2009023751A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 可燃性ガスを発生するバラ積み貨物の荷役装置及び可燃性ガスを発生するバラ積み貨物の荷役方法

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