JP3388269B2 - 衣服の型紙パターンの自動作成方法と衣服の型紙パターンの自動作成システムならびに衣服の型紙パターンの自動作成用サーバ・コンピュータ - Google Patents

衣服の型紙パターンの自動作成方法と衣服の型紙パターンの自動作成システムならびに衣服の型紙パターンの自動作成用サーバ・コンピュータ

Info

Publication number
JP3388269B2
JP3388269B2 JP2000062967A JP2000062967A JP3388269B2 JP 3388269 B2 JP3388269 B2 JP 3388269B2 JP 2000062967 A JP2000062967 A JP 2000062967A JP 2000062967 A JP2000062967 A JP 2000062967A JP 3388269 B2 JP3388269 B2 JP 3388269B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
customer
dummy
clothes
human body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000062967A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001249957A (ja
Inventor
瀬 宏 永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanazawa Institute of Technology (KIT)
Original Assignee
Kanazawa Institute of Technology (KIT)
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanazawa Institute of Technology (KIT) filed Critical Kanazawa Institute of Technology (KIT)
Priority to JP2000062967A priority Critical patent/JP3388269B2/ja
Publication of JP2001249957A publication Critical patent/JP2001249957A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3388269B2 publication Critical patent/JP3388269B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、顧客自身のデザ
インでその顧客の体型に沿う衣服を作製する上で必要と
なる型紙パターンをコンピュータと他のOA機器、計測
機器を駆使して短時間で作成する、衣服の型紙パターン
の自動作成方法とその型紙パターンの自動作成システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】新たなデザインの衣服を完成させる場
合、通常次のような工程を踏んでいる。(1) デザイン画(素画)の作成 (2) パターン(型紙)の作成(これを「パターン・メ
ーキング」という) (3) 人体ダミー(ピンの刺さる布製のマネキン)への
着付(これを「ドレーピング」という) (4) パターンのサイズ展開(これを「グレーディン
グ」という) (5) 生地の裁断(これを「カッティング」という) (6) 縫製.
【0003】昨今アパレル分野にもCAD/CAMの技
術が大幅に導入されてきているが、それは上記のドレー
ピング、グレーディング、カッティングおよび縫製の作
業分野に偏しており、一連の工程の起点となるデザイン
画の作成やパターン・メーキングの作業は、本来それら
の作業が人間の感性に依存する部分が多いことから、専
門職の人手に多くを頼っている。すなわちデザイン画の
作成は専門職デザイナーの仕事、パターン・メーキング
の仕事は専門職パタンナーの仕事とされ、両者によって
衣服の形体がほぼ決定されると言ってもよい。
【0004】上記の各工程に関連して既に知られている
コンピュータの利用状況について見ると、ドレーピング
に関しては、生地の特性に配慮しながら力学方程式を解
くことによって衣服の着衣状態の形を表示することがで
きるようになっている。グレーディングに関しては、キ
ーボード操作によってコンピュータのディスプレー上で
パターンを変形させ、そのパターンをドレーピングして
良否を確認できるようなシステムが商品化されている。
また裁断に関しては、量産品を対象にコンピュータ制御
によるカッティング装置が導入されている。
【0005】さらに研究段階にあるものとして、コンピ
ュータで人体の立体表示をさせ、その輪郭をタブレット
でトレースして平面化し、その輪郭情報を基に作図して
元の立体モデルに合成するシステムが報告されている。
また、人体ダミーを型紙展開した基準パターンを経験に
基づいて変形してパターンを作成するものに関して、そ
の自動化を試みた例として、有限要素法を使った婦人靴
の型紙作成法が報告されている。これは立体表面を3角
メッシュで区切り、平面上の3角メッシュと対応させ、
平面上のメッシュを変形させたとき、立体上で力学的に
歪み圧力が加わらず安定する形を探す、という手法によ
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】昨今、個性を重んずる
時流から、また個人の表現意欲や創作意欲の高まりか
ら、衣服の購入に当たっても、専門職業人の手に全てを
任せた従来の衣服のデザインでは満たされない顧客層が
潜在していると考えられる。このような顧客層の要望に
応えて、顧客自身のデザインを取り入れ且つその顧客の
体型に合った衣服を製作するためには、その衣服の縫製
に必要な型紙パターン(生地に裁断パターンを直接印刷
することができるので型紙は必ずしも必要でないが、い
わゆる型紙に相当するもの)を短時間で簡単に作成する
必要がある。そしてこのような型紙パターンを作成する
ためには、次のような幾つかの基本的な課題を解決しな
ければならない。(1) 顧客の体型が立体的ならびに平面的にコンピュー
タに取り込めること.(2) 顧客の体型データは、現実の体型の生データでは
なく、標準人体ダミーのように滑らかで且つサイズ変更
量が少ないこと.(3) 衣服は実際に着衣したときのように、人体と隙間
を挟んで立体的に再現されること.この発明はこのよう
な基本的課題を解決して、顧客自身のデザインでその顧
客の体型に沿う衣服を作成するための型紙パターンを短
時間で作成しようとするものである。なお、この発明は
顧客自身のデザインに限らず、一般にある体型を考慮し
てデザイナーが創作する衣服を作製する場合の型紙パタ
ーンの作成においても適用できて効果を奏するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、標準人体ダミーデータの入力を受け
てその標準人体ダミーデータを保存する機能、顧客体型
データの入力を受けてその顧客体型データを保存する機
能、顧客体型データを基に顧客の体型図を形成し出力す
る機能、衣服のデザイン画データの入力を受けてその衣
服のデザイン画データを保存する機能、顧客体型および
標準人体ダミーにおいて対応する人体特徴点の位置の入
力を受けてその人体特徴点の位置を登録する機能、人体
特徴点の位置を基に顧客ダミーデータを形成しその顧客
ダミーデータを保存する機能、および衣服のデザイン画
データと顧客ダミーデータを基に衣服の3次元データを
形成し出力する機能を備えたサーバ・コンピュータと、
3次元人体測定器とスキャナを用い、サーバ・コンピュ
ータが3次元データからなる標準人体ダミーデータの入
力を受けてその標準人体ダミーデータを保存する過程
と、3次元人体測定器が顧客の人体表面の各点の位置座
標を3次元計測して3次元データからなる顧客体型デー
タを形成し出力する過程と、サーバ・コンピュータが前
記顧客体型データの入力を受けてその顧客体型データを
保存する過程と、サーバ・コンピュータが前記顧客体型
データを基に顧客の体型図を形成してその体型図を前記
顧客に配布する過程と、前記顧客が前記体型図が表示さ
れたデザイン用紙上に所望の衣服のデザイン画を描く過
程と、スキャナが前記衣服のデザイン画を読み取ってそ
のデザイン画データをサーバ・コンピュータに送信する
過程と、サーバ・コンピュータが前記デザイン画データ
の入力を受けてそのデザイン画データを保存する過程
と、サーバ・コンピュータが前記顧客体型データおよび
前記標準人体ダミーデータにおいて対応する人体特徴点
の位置の入力を受けてその人体特徴点の位置を登録する
過程と、サーバ・コンピュータが前記顧客体型データお
よび前記標準人体ダミーデータと前記人体特徴点の位置
を基に前記人体特徴点を通る顧客体型データ曲線と標準
人体ダミーデータ曲線を形成すると共に前記顧客体型デ
ータ曲線を基に前記標準人体ダミーデータ曲線を拡大ま
たは縮小して顧客ダミーデータ形成して顧客ダミーを生
成しその顧客ダミーデータを保存する過程と、サーバ・
コンピュータが前記保存した衣服のデザイン画データを
基に前記衣服のデザイン画の境界上の各点を前記顧客ダ
ミーの断面に投影し、その投影点が前記顧客ダミー 上に
存在すればその点を前記衣服の3次元位置座標とし、そ
の投影点が前記顧客ダミー上に存在しなければ前記衣服
のデザイン画の境界を3次元空間座標に対応させてその
位置座標と顧客ダミーの位置座標との比を求めその比に
従って3次元空間座標の点に対応させることにより、前
記衣服の2次元平面図を基に同衣服の3次元データを形
成して前記顧客ダミーに衣服を着せ付けその衣服の3次
元データを保存する過程と、サーバ・コンピュータが前
記衣服の3次元データを基に前記衣服の型紙パターンを
形成する過程を実行することにより、顧客自身が好みの
衣服の外形をデザインし、そのデザインに沿い且つ顧客
の体型に調整された衣服の型紙パターンを簡単に得て所
望の衣服を手にすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の基本的な実施形態の一
つは、サーバ・コンピュータが3次元データからなる標
準人体ダミーデータの入力を受けてその標準人体ダミー
データを保存する過程と、3次元人体測定器が顧客の人
体表面の各点の位置座標を3次元計測して3次元データ
からなる顧客体型データを形成し出力する過程と、サー
バ・コンピュータが前記顧客体型データの入力を受けて
その顧客体型データを保存する過程と、サーバ・コンピ
ュータが前記顧客体型データを基に顧客の体型図を形成
してその体型図を前記顧客に配布する過程と、前記顧客
が前記体型図が表示されたデザイン用紙上に所望の衣服
のデザイン画を描く過程と、スキャナが前記衣服のデザ
イン画を読み取ってそのデザイン画データをサーバ・コ
ンピュータに送信する過程と、サーバ・コンピュータが
前記デザイン画データの入力を受けてそのデザイン画デ
ータを保存する過程と、サーバ・コンピュータが前記顧
客体型データおよび前記標準人体ダミーデータにおいて
対応する人体特徴点の位置の入力を受けてその人体特徴
点の位置を登録する過程と、サーバ・コンピュータが前
記顧客体型データおよび前記標準人体ダミーデータと前
記人体特徴点の位置を基に前記人体特徴点を通る顧客体
型データ曲線と標準人体ダミーデータ曲線を形成すると
共に前記顧客体型データ曲線を基に前記標準人体ダミー
データ曲線を拡大または縮小して顧客ダミーデータ形成
して顧客ダミーを生成しその顧客ダミーデータを保存す
る過程と、サーバ・コンピュータが前記保存した衣服の
デザイン画データ を基に前記衣服のデザイン画の境界上
の各点を前記顧客ダミーの断面に投影し、その投影点が
前記顧客ダミー上に存在すればその点を前記衣服の3次
元位置座標とし、その投影点が前記顧客ダミー上に存在
しなければ前記衣服のデザイン画の境界を3次元空間座
標に対応させてその位置座標と顧客ダミーの位置座標と
の比を求めその比に従って3次元空間座標の点に対応さ
せることにより、前記衣服の2次元平面図を基に同衣服
の3次元データを形成して前記顧客ダミーに衣服を着せ
付けその衣服の3次元データを保存する過程と、サーバ
・コンピュータが前記衣服の3次元データを基に前記衣
服の型紙パターンを形成する過程を踏まえた衣服の型紙
パターン自動作成方法である。
【0009】この発明の特徴ある実施形態は、サーバ・
コンピュータが3次元データからなる標準人体ダミーデ
ータの入力を受けてその標準人体ダミーデータを保存す
る過程と、3次元人体測定器が顧客の人体表面の各点の
位置座標をX軸、Y軸、Z軸の3次元空間座標で測定し
て3次元データからなる顧客体型データを形成し出力す
る過程と、サーバ・コンピュータが前記顧客体型データ
の入力を受けてその顧客体型データを保存する過程と、
サーバ・コンピュータが前記保存した顧客体型データを
基にその3次元データの各々の1つの座標軸の値を固定
して2次元化しその2次元化データを基に顧客の体型を表
す少なくとも正面、背面の2面図からなる顧客の体型図
を形成してその体型図を前記顧客に配布する過程と、前
記顧客が前記体型図が薄く表示されたデザイン用紙上に
所望の衣服のデザイン画を濃く描く過程と、スキャナが
前記衣服のデザイン画を読み取ってそのデザイン画デー
タをサーバ・コンピュータに送信する過程と、サーバ・
コンピュータが前記デザイン画データの入力を受けてそ
のデザイン画データを保存する過程と、サーバ・コンピ
ュータが前記顧客体型データおよび前記標準人体ダミー
データにおいて対応する人体特徴点の位置の入力を受け
てその人体特徴点の位置を登録する過程と、サーバ・コ
ンピュータが前記顧客体型データおよび前記標準人体ダ
ミーデータと前記人体特徴点の位置を基に前記人体特徴
点を通る顧客体型データ曲線と標準人体ダミーデータ曲
線を形成すると共に前記顧客体型データ曲線を基に前記
標準人体ダミーデータ曲線を拡大または縮小して顧客ダ
ミーデータ形成して顧客ダミーを生 成しその顧客ダミー
データを保存する過程と、サーバ・コンピュータが前記
保存した衣服のデザイン画データを基に前記衣服のデザ
イン画の境界上の各点を前記顧客ダミーの断面に投影
し、その投影点が前記顧客ダミー上に存在すればその点
を前記衣服の3次元位置座標とし、その投影点が前記顧
客ダミー上に存在しなければ前記衣服のデザイン画の境
界を3次元空間座標に対応させてその位置座標と顧客ダ
ミーの位置座標との比を求めその比に従って3次元空間
座標の点に対応させることにより、前記衣服の2次元平
面図を基に同衣服の3次元データを形成して前記顧客ダ
ミーに衣服を着せ付けその衣服の3次元データを保存す
る過程と、サーバ・コンピュータが前記衣服の3次元デ
ータを基に前記衣服の型紙パターンを形成する過程を踏
まえた衣服の型紙パターンの自動作成方法である。
【0010】この発明の特徴ある実施形態は、上記の実
施形態に加え、スキャナが衣服のデザイン画を読み取っ
てそのデザイン画データを通信回線を通じて遠隔地の型
紙パターンサービスセンタのサーバ・コンピュータに送
信する過程を含む衣服の型紙パターンの自動作成方法で
ある。
【0011】この発明の特徴ある他の実施形態は、標準
人体ダミーデータの入力を受けてその標準人体ダミーデ
ータを保存する機能、顧客体型データの入力を受けてそ
の顧客体型データを保存する機能、顧客体型データを基
に顧客の体型図を形成し出力する機能、衣服のデザイン
画データの入力を受けてその衣服のデザイン画データを
保存する機能、顧客体型および標準人体ダミーにおいて
対応する人体特徴点の位置の入力を受けてその人体特徴
点の位置を登録する機能、人体特徴点の位置を基に顧客
ダミーデータを形成しその顧客ダミーデータを保存する
機能、および衣服のデザイン画データと顧客ダミーデー
タを基に衣服の3次元データを形成し出力する機能を備
えたサーバ・コンピュータと、3次元人体測定器とスキ
ャナを用い、サーバ・コンピュータが3次元データから
なる標準人体ダミーデータの入力を受けてその標準人体
ダミーデータを保存する過程と、3次元人体測定器が顧
客の人体表面の各点の位置座標を3次元計測して3次元
データからなる顧客体型データを形成し出力する過程
と、サーバ・コンピュータが前記顧客体型データの入力
を受けてその顧客体型データを保存する過程と、サーバ
・コンピュータが前記顧客体型データを基に顧客の体型
図を形成してその体型図を前記顧客に配布する過程と、
前記顧客が前記体型図が表示されたデザイン用紙上に所
望の衣服のデザイン画を描く過程と、スキャナが前記衣
服のデザイン画を読み取ってそのデザイン画データをサ
ーバ・コンピュータに送信する過程と、サーバ・コンピ
ュータが前記デザイン画データの入力を受けてそのデザ
イン画データを保存する過程と、サーバ・コンピュータ
が前記顧客体型データおよび前記標準人体ダミーデータ
において対応する人体特徴点の位置の入力を受けてその
人体特徴点の位置を登録する過程と、サーバ・コンピュ
ータが前記顧客体型データおよび前記標準人体ダミーデ
ータと前記人体特徴点の位置を基に前記人体特徴点を通
る顧客体型データ曲線と標準人体ダミーデータ曲線を形
成すると共に前記顧客体型データ曲線を基に前記標準人
体ダミーデータ曲線を拡大または縮小して顧客ダミーデ
ータ形成して顧客ダミーを生成しその顧客ダミーデータ
を保存する過程と、サーバ・コンピュータが前記保存し
た衣服のデザイン画データを基に前記衣服のデザイン画
の境界上の各点を前記顧客ダミーの断面に投影し、その
投影点が前記顧客ダミー上に存在すればその点を前記衣
服の3次元位置座標とし、その投影点が前記顧客ダミー
上に存在しなければ前記衣服のデザイン画の境界を3次
元空間座標に対応させてその位置座標と顧客ダミーの位
置座標との比を求めその比に従って3次元空間座標の点
に対応させることにより、前記衣服の2次元平面図を基
に同衣服の3次元データを形成して前記顧客ダミーに衣
服を着せ付けその衣服の3次元データを保存する過程
と、サーバ・コンピュータが前記衣服の3次元データを
基に3次元衣服データのダーツ位置から隣接する4点を
次々と選択しそれらを接続することにより帯状の点列が
得られるとき各4点を4辺形で近似させそれらをダーツ
位置から順に平面に描いていき次いで隣の帯状点列につ
いても同様の作業を行い2つの帯に共通な点を平面に描
いたときに不一致となった場合にその位置誤差が許容値
以下であれば両者の中間点を平面の位置とし誤差が許容
値を超える場合は新たなダーツを入れる過程を含む衣服
の型紙パターンの自動作成方法である。
【0012】この発明の基本的な他の実施形態は、3次
元データからなる標準人体ダミーデー タの入力を受けて
その標準人体ダミーデータを保存する機能と、顧客体型
データの入力を受けてその顧客体型データを保存する機
能と、前記顧客体型データを基に顧客の体型図を形成し
てその体型図を前記顧客に配布する機能と、前記体型図
が表示されたデザイン用紙上に前記顧客が描いた顧客所
望の衣服のデザイン画のデザイン画データの入力を受け
てそのデザイン画データを保存する機能と、前記顧客体
型データおよび前記標準人体ダミーデータにおいて対応
する人体特徴点の位置の入力を受けてその人体特徴点の
位置を登録する機能と、前記顧客体型データおよび前記
標準人体ダミーデータと前記人体特徴点の位置を基に前
記人体特徴点を通る顧客体型データ曲線と標準人体ダミ
ーデータ曲線を形成する機能と、前記顧客体型データ曲
線を基に前記標準人体ダミーデータ曲線を拡大または縮
小して顧客ダミーデータ形成して顧客ダミーを生成しそ
の顧客ダミーデータを保存する機能と、前記保存した衣
服のデザイン画データを基に前記衣服のデザイン画の境
界上の各点を前記顧客ダミーの断面に投影する機能と、
その投影点が前記顧客ダミー上に存在すればその点を前
記衣服の3次元位置座標としその投影点が前記顧客ダミ
ー上に存在しなければ前記衣服のデザイン画の境界を3
次元空間座標に対応させてその位置座標と顧客ダミーの
位置座標との比を求めその比に従って3次元空間座標の
点に対応させることにより前記衣服の2次元平面図を基
に同衣服の3次元データを形成して前記顧客ダミーに衣
服を着せ付けその衣服の3次元データを保存する機能
と、前記衣服の3次元データを基に前記衣服の型紙パタ
ーンを形成する機能を備えたサーバ・コンピュータと、
顧客の人体表面の各点の位置座標を3次元計測して3次
元データからなる顧客体型データを形成し出力する3次
元人体測定器と、前記顧客の体型図が表示されたデザイ
ン用紙上に前記顧客が描いた顧客所望の衣服のデザイン
画を読み取ってそのデザイン画データをサーバ・コンピ
ュータに送信するスキャナを備えた衣服の型紙パターン
の自動作成システムである。
【0013】この発明の基本的な他の実施形態は、3次
元データからなる標準人体ダミーデータの入力を受けて
その標準人体ダミーデータを保存する機能と、顧客体型
データの入力を受けてその顧客体型データを保存する機
能と、前記顧客体型データを基 に顧客の体型図を形成し
てその体型図を前記顧客に配布する機能と、前記体型図
が表示されたデザイン用紙上に前記顧客が描いた顧客所
望の衣服のデザイン画のデザイン画データの入力を受け
てそのデザイン画データを保存する機能と、前記顧客体
型データおよび前記標準人体ダミーデータにおいて対応
する人体特徴点の位置の入力を受けてその人体特徴点の
位置を登録する機能と、前記顧客体型データおよび前記
標準人体ダミーデータと前記人体特徴点の位置を基に前
記人体特徴点を通る顧客体型データ曲線と標準人体ダミ
ーデータ曲線を形成する機能と、前記顧客体型データ曲
線を基に前記標準人体ダミーデータ曲線を拡大または縮
小して顧客ダミーデータ形成して顧客ダミーを生成しそ
の顧客ダミーデータを保存する機能と、前記保存した衣
服のデザイン画データを基に前記衣服のデザイン画の境
界上の各点を前記顧客ダミーの断面に投影する機能と、
その投影点が前記顧客ダミー上に存在すればその点を前
記衣服の3次元位置座標としその投影点が前記顧客ダミ
ー上に存在しなければ前記衣服のデザイン画の境界を3
次元空間座標に対応させてその位置座標と顧客ダミーの
位置座標との比を求めその比に従って3次元空間座標の
点に対応させることにより前記衣服の2次元平面図を基
に同衣服の3次元データを形成して前記顧客ダミーに衣
服を着せ付けその衣服の3次元データを保存する機能
と、前記衣服の3次元データを基に前記衣服の型紙パタ
ーンを形成する機能を備えた衣服の型紙パターンの自動
作成用サーバ・コンピュータである。
【0014】
【実施例】以下この発明を、その実施例を示す図面を参
考に説明する。この実施例は婦人服を製作する例を示し
ているが、全く同様の考えに基づく手法で紳士服、その
他の衣服の型紙パターンの自動作図に適用できることは
言うまでもない。
【0015】図1において、11は顧客(衣服注文・購
入者)の自宅、21は洋品店など市中の適当な店舗、3
1はサービスセンタで、サービスセンタ31は、この発
明でいう型紙パターン(顧客自身が自分の衣服のデザイ
ン画の作成に参画して所望の衣服を縫製するために必要
な型紙パターン)の作成サービスを行う。なお店舗21
は、この発明に関して言えば、顧客とサービスセンタ3
1の間の取次ぎ店舗である。顧客の自宅11ならびに店
舗21には、それぞれパソコン12,22とスキャナ1
3,23が設置され、スキャナ13,23はそれぞれパ
ソコン12,22に接続され、パソコン12,22はそ
れぞれインターネットなどの通信回線Wに接続されてい
る。またサービスセンタ31にはサーバ・コンピュータ
34、3次元人体測定器35、生地印刷装置(すなわち
型紙パターン印刷装置)36、標準人体ダミー37など
が設置され、3次元人体測定器35と生地印刷装置36
はサーバ・コンピュータ34に接続され、サーバ・コン
ピュータ34はインターネットなどの通信回線Wに接続
されている。なお3次元人体測定器35は市販されてい
るので、必要があれば店舗21や顧客の自宅11にも簡
単に設置できる。15、25はそれぞれ顧客の自宅11
や店舗21に置いた3次元人体測定器を示している。こ
のような顧客、店舗、サービスセンタのネットワークの
環境下で、顧客が自分のデザインを加味した衣服を所望
する場合、次のような方法とシステムにより、所望の衣
の型紙パターンを手に入れることができる。
【0016】先ず顧客の体型測定を行う。顧客の描く
服のテザイン画を顧客の体型に合った立体表示表すこ
とが必要なことから、先ず顧客の体型測定が必要であ
る。この体型測定には既に市場にある3次元人体測定器
を用いれば良く、図1に示すように、自宅11や近所の
店舗21に3次元人体測定器15,25があればそこで
測定すれば良いが、この例ではサービスセンタ31に出
向いて同サービスセンタ31の3次元人体測定器35で
測定するものとする。顧客はその体型が正しく測定され
るように、極薄手の衣服あるいは下着を着用して測定に
備える。3次元人体測定器35は顧客人体Mの周囲にカ
メラを置いて身長方向に等間隔に輪切り状に顧客人体M
の表面の点の位置を測定するもので、一つの輪切り状の
リング内では1周を等角度で測定し、顧客の人体表面の
各点の位置座標が記録される。そしてこの各点の位置の
3次元測定データ(顧客体型データ)は3次元人体測定
器35からサーバ・コンピュータ34に送られサーバ・
コンピュータ34に入力され保存される。
【0017】次に顧客が所望の衣服のデザイン画を作成
する。なお、本願でいう衣服のデザイン画は、衣服の輪
郭・外形を表す線、言い換えればデザイン用紙に表され
る衣服の境界を描いたデザイン画を意味する。衣服の顧
客が所望する衣服のデザインは同時にまた自分の体型に
合ったものでなければならないので、顧客が衣服のデザ
イン画を描くデザイン用紙として、予め顧客の体型図が
表示されたデザイン用紙を用いるようにして、顧客自身
の体型が表されたデザイン用紙の上に、顧客が所望の衣
服のデザイン画を描くようにしている。先に測定された
顧客体型データは、図2に示すように、直交3次元座標
軸、X軸、Y軸、Z軸の座標値で顧客の人体表面の各点の
位置を記録したもので(例えば顧客の人体表面の点pの
位置を座標x,y,zで記録したもので)、隣接する点
を線分で結べば、ワイヤーフレーム画像が得られ立体感
のある体型表示が可能である。ここでX軸あるいはY軸の
要素を一定値に固定すると、前記の顧客体型データが2
次元化されて顧客の体型を示す2次元の平面図が得られ
る。具体的には顧客の体型の正面図、側面図、背面図が
得られる。この発明では、これらの図面を薄い色でカラ
ー印刷した用紙をデザイン用紙としてその顧客(デザイ
ン参画者)に配布する。顧客はこのデザイン用紙を見
て、自分の体型ラインが分かるほか、バストなど体型に
おける主要な部分も把握できる。顧客は自宅11でこの
デザイン用紙を用いて、そのデザイン用紙上に薄く印刷
された体型に沿って所望の衣服のデザインを描く。そ
してその衣服のデザイン画スキャナ13で読み取
れ、そのデザイン画データはパソコン12と通信回路W
を介してサービスセンタ31のサーバ・コンピュータ3
4に送信され、その衣服のデザイン画(デザイン画デー
タ)はサーバ・コンピュータ34に入力され保存され
る。
【0018】一方で顧客の人体ダミー(顧客ダミー)を
作成する。服装のデザインの中でも、水着や下着のデザ
インの場合と外衣のデザインの場合とでは、要求される
人体の立体情報が異なる。そして外衣のデザインの場
合、通常周知のように、人体ダミー(ピンの刺さる布製
のマネキン)を用いてその体型に沿うデザインの確認が
行われている。この発明における顧客のデザインは外衣
に主眼が置かれることから、顧客のデザインでその体型
に合う衣服を作製するには、図3に示すような標準人体
ダミー37に相当する顧客の立体データ(顧客ダミーデ
ータ)が必要となる。この顧客ダミーデータを形成する
ために、先ず前記の顧客体型データから人体特徴点を抽
出する。その人体特徴点は図4に示すように、基本的に
は体型を大まかに特徴付けるフロント・ネック・ポイン
トFNP、サイド・ネック・ポイントSNP、ショルダ・
ポイントSP、バスト・ポイントBP、バスト・ライン
BL、ウエスト・ラインWL、ヒップ・ラインHLなど
である。これらの人体特徴点は、前記の3次元人体測定
器35で自動抽出したり、モニタ上でマウスを使ってポ
イントするなどして決定することができる。なお、標準
人体ダミーは立体裁断で用いるために市販されているの
で、その標準人体ダミー37を予め3次元人体測定器3
5で測定して、その測定データ(標準人体ダミーデー
タ)をサーバ・コンピュータ34に保存し、その際、上
人体特徴点に相当する特徴点も合わせて登録してお
く。
【0019】次にサーバ・コンピュータ34が、既に保
存されている顧客体型データと標準人体ダミーデータを
基に、各々の同一人体特徴点を通る断面図を求める。図
5は乳頭を通る断面図で、同図の曲線5aは顧客体型デ
ータ曲線を示し、同図の曲線5bは標準人体ダミーデー
タ曲線を示している。ここで顧客体型データ曲線5aに
合わせて、標準人体ダミーデータ曲線5bを拡大または
縮小して、顧客ダミーデータ(顧客ダミー)を形成す
る。この拡大・縮小の作業は、上記の人体特徴点に着目
して行う。すなわちサーバ・コンピュータ34が、両者
の乳頭位置のX座標の比rx1(rx1=x1/x1
1)を用いて標準人体ダミーデータ曲線5bの各X軸サ
ンプル座標x1iをx11i(x11i=rx1×x1
i)に変化させ、これを顧客の体型に合わせた顧客ダミ
ーのX軸サンプル座標とする。次に乳頭のY座標の比r
y1(ry1=y1/y11)ならびに体の中心におけ
るY座標の比 ry0(ry0=y0/y1
0)を求める。両者の比の値が異なる場合は、その間の
顧客ダミーのX軸サンプル座標を、r1i=ry0+t
(ry1−ry0)のように補間する。この比を用いて
標準人体ダミーデータ曲線5bの各Y軸サンプル座標y
1iを、y11i(y11i=ry1×y1i)に変化
させる。ここで計算値ry1×y1iがyiより小さい
場合はy11i=yiとする。このように顧客体型デー
タを用いて標準人体ダミーデータを修正して顧客ダミー
データ(顧客ダミー)を求めるのは、標準人体ダミーの
形状をなるべく生かして保存するためである。これは標
準人体ダミーが衣服の着心地のみならず、人体のスタイ
リングすなわち美的要素も加味して作られており、この
標準人体ダミーの良い特徴を生かすためである。また上
記の顧客ダミーデータはサーバ・コンピュータ34に入
力し保存しておく。
【0020】次に顧客が描いた衣服のデザイン画のドレ
ーピングを行う。顧客は所望の衣服のデザインを上記
のデザイン用紙上に、原則として正面、側面、背面の3
枚(3面)のデザイン画として描き、そのデザイン画を
スキャナで読み取って通信回線Wでサービスセンタ31
のサーバ・コンピュータ34に送る。そしてサーバ・コ
ンピュータ34に送られてきたデザイン画はサーバ・コ
ンピュータ34に保存される。例外として正面、背面の
2面のみのデザイン画からでも、以下の処理はほぼ同様
に実行できるが、多少の誤差は生じる。
【0021】サーバ・コンピュータ34、送られてき
衣服のデザイン画を基に、そのデザインの衣服を顧客
ダミーに着せる。すなわち、サーバ・コンピュータ34
は、送られてきた衣服のデザイン画を基に、顧客ダミー
に準拠して、衣服を3次元データとして構成し、その衣
服の3次元データを保存する。このためには、人間が描
いた絵をコンピュータが処理できるように、幾つかの前
処理が必要である。これらの前処理は、太い線あるいは
かすれた線(衣服の輪郭・外形線)を1本の細い線とし
て認識する処理、衣服のデザイン画が一つの視点から眺
めたような描き方描かれている場合は衣服の各部位に水
平に視点があるように形状を補正する処理、各図面間で
位置座標のずれがある場合(例えば、スカートの裾の位
置が正面と側面で違うような場合)の補正処理などであ
る。
【0022】これらの前処理の後、ドレーピング(着付
け)に入る。以下スカートのドレーピングを例に、この
発明によるドレーピングについて説明する。図6は、顧
客が描いた衣服のデザイン画に基づくスカートのドレー
ピング説明図で、6aはスカートSの背面曲線を表し、
6bは顧客ダミーの腰位置の断面曲線を示している。図
6に示すようにスカートSの腰部の点61a、62a
を上記の顧客ダミーの腰位置の断面に投影すると、同顧
客ダミーの腰位置の断面曲線6b上の点61b、62b
とほぼ重なり、衣服が顧客ダミーのラインにほぼ密着す
ることを示している。また、点61a、62aを結ぶ直
線上他の点(例えば、点63a)はそのまま上記断面
曲線6b上の点63bに対応付けることで点63aの位
置の3次元化が可能であり、衣服の2次元平面図を基に
衣服の3次元データ化が可能となる
【0023】図7から図11は、衣服が顧客ダミーのラ
インから離れる部位での衣服の3次元データ化の手法を
示すものである。図7に示すようなスカートSの境界
(輪郭)7a上の点71a、72aは顧客ダミーの断面
曲線7bの外側に位置するので、X軸(中心線)と交叉
する点71b、72b、に投影する。一方スカートSの
中心の点73aは、Y軸上の位置が不明である。そこで
図8に示す同スカートSの側面曲線8aにおいて前記中
央の点73aに対応する点83aを顧客ダミーの断面曲
線8bの断面に投影した点83bを求め、その中心84
bからの距離をもって点83a(73a)のY軸座標と
する。
【0024】図9は、顧客ダミーの断面のX軸、Y軸上
に載らない点を定義している。ここでは角度θで等しく
分割した線が断面曲線9bと交叉する交点91e、91
fで表している。図中、点90a、90b、90cはス
カートSの境界線上の点であり、9bは顧客ダミーの断
曲線であり、91a、91b、91cは上記点90
a、90b、90cをそれぞれ顧客ダミー断面に投影し
た点である。図10は、顧客ダミをーの断面曲線9bを
拡大したものである。X軸方向のベクトルの長さの比r
xをrx=|x2|/|x1|、単位ベクトルをx0、
Y軸方向のベクトルの長さの比ryをry=|Y2|/
|Y1|、単位ベクトルをy0とする。図11には同じ
く断面曲線9bと境界線上の点91fが描かれている。
点91fから境界の法線ベクトルuを求める。ここでベ
クトルuの始点はX軸上の点100である。ベクトルu
は単位ベクトルを用いてu=k1・x0+k2・y0と
表せるとする。ここでベクトルu方向にベクトルvをv
=rx・k1・x0+ry・k2・y0と求める。この
とき、ベクトルvの指す点100fをスカートSの投影
点とする。
【0025】次に型紙(パターン)の作成に移る。サー
バ・コンピュータ34に保存した衣服の3次元データは
顧客のパソコン12、または店舗のパソコン22に送信
されて立体的に表示される。この方法は現在のJava
言語などを用いて実現できる。上記のパソコン12,2
2で表示された衣服の画像は顧客によって手直しされ、
その修正された衣服の3次元データがサーバ・コンピュ
ータ34に返送され保存される。以降、その最終的に修
正された衣服の3次元データを基に、サーバ・コンピュ
ータ34が衣服の型紙パターンを作成する。
【0026】図12は3次元データ化されたスカートS
の例を示している。12LaはスカートSの縫い目とな
るダーツ・ライン、1210はスカートSの裾ライン
で、これらのラインは型紙の境界線(輪郭)となる。点
1210a、1210b、1210cは、裾ライン12
10上の点であり、点1220a、1220b、122
0cは、裾ライン1210より上方にある任意のライン
1220上の点であり、点1210a、1220aはダ
ーツ・ライン12La上の点でもある。これらの各点1
210a、1210b、1210c、1220a、12
20b、1220cはサーバ・コンピュータ34での演
算で求まった投影点である。そしてサーバ・コンピュー
タ34が、上記境界線となるダーツ・ライン12La、
裾ライン1210を起点として衣服の3次元曲面を平面
の型紙に展開していくものである。
【0027】図13はスカートSの裾部分を拡大して表
示したもので、スカート上の4つの点に囲まれた小さな
曲面を4辺形の平面と見なし、サーバ・コンピュータ3
4がその4点を演算して確定し、その4辺形を基に次の
小さな曲面をまた4辺形の平面と見なしてその4点を演
算して確定し、順次これを拡大しながらスカートSの3
次元曲面を平面の型紙に展開していく。例えば図13に
おいて、ダーツ・ライン12La,裾ライン1210、
ライン1220上の4つの点1210a,1220a、
1210b、1220bからなる小さな曲面を4辺形の
平面と見なし、辺1200、1200a、1200dと
対角線1200b、1200cの長さをそれぞれ求め
る。次に図14に示すように、前記の辺1200ならび
に点1210a、1220aに対応する辺1400なら
びに点1410a、1420aを起点として、前記の辺
1200aの長さと前記の対角線1200bの長さを保
存する点1420bが求められている。同様に辺140
0ならびに点1410a、1420aを起点として、前
記の辺1200dの長さと前記の対角線1200cの長
さを保存する点1410bが求められている。そしてこ
れら二つの点1420b、1410bを起点として、同
様にして次の2点1420c、1410cを求めてい
く。
【0028】このようにして順次平面上の点を求めてい
き、裾ライン1210に沿った点が平面化された段階
で、その一つ上のラインに沿った平面を展開していく。
すなわち図15に示すように、点1220a,1330
aを起点として、次の点1320b、1320c・・・
を求めている。このとき既に求まっている点1220b
と新たに求めた点1320bとは必ずしも一致しない。
そこで両点の距離dが許容値以下であれば両点の中間値
を平面上の点と見なす。またその距離dが許容値を越え
た場合は平面化が困難になったことであり、その場合
は、顧客が容認するダーツ位置に、追加のダーツを入れ
て、以上の手順を繰り返すことになる。
【0029】次にグレーディング以降の手段について説
明する。サーバ・コンピュータ34が形成した型紙パタ
ーンは、サーバ・コンピュータ34から通信回線Wを通
じて顧客のパソコン12または店舗のパソコン22に転
送され、市販の着衣シュミレーション可能なツールを用
いて、再度ドレーピング(着付け)が行われる。このと
き衣服のたるみが生じたりサイズなどに不具合がある場
合は型紙パターンを再調整することになる。またこの時
点で生地の図柄も選定する。以上のようにして衣服の
パターンが確定してならば、再度その型紙パターンを
パソコン12,22から通信回線Wを通じてサーバ・コ
ンピュータ34に返送する。サーバ・コンピュータ34
が設置されているサービスセンタ31では、最終確定し
型紙パターンを生地印刷装置36に送って生地にパタ
ーンを印刷し、また生地に色褪せ防止のための蒸着など
の後処理を行う。そして、顧客が自分で衣服に仕上げる
場合は、完成したパターン生地を顧客に配送し、顧客が
衣服の完成品を望む場合は、サービスセンタにおいて、
あるいは専門業者に依頼して、衣服の縫製を行うもので
ある。
【0030】
【発明の効果】上記の実施例からも明らかなように、こ
の発明によれば、顧客の体型の測定から、顧客が所望の
衣服のデザイン画の作成、型紙パターンの作成、型紙
ターン印刷、生地のカッティングに至るまで、衣服デザ
インの全工程に一貫してコンピュータ支援を組み入れる
ことができ、その結果現在も手作業で行っている工程を
自動化できて、顧客が所望するデザインの衣服の作製コ
ストを低減させることができる上に、顧客自身が自分の
欲する衣服のデザインに参画できるので、顧客の衣服消
費行動が既存の衣服からの単なる選択購買から、自分の
欲するデザインに自ら参画し得る参加型消費活動に変革
することが可能となるものがある。
【0031】また顧客が描く衣服のデザイン画は、その
顧客の体型が印刷されたデザイン用紙に描くので、自
分の体型に沿ったデザイン画が作成し易くなり、また通
常規格化された標準人体ダミーを修正して顧客個人の体
型を加味した顧客ダミーを形成してドレーピング、パタ
ーン・メーキングが実行されるので、顧客個人の体型に
沿った所望の衣服の3次元データ化が容易となり、その
3次元化された衣服データから簡易な手法でその衣服
型紙パターンを作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の衣服の型紙パターンの自動作成シス
テムの概略構成図。
【図2】この発明における体型測定説明図。
【図3】この発明で用いる標準人体ダミーの背面図。
【図4】この発明でいう体型特徴点の説明図。
【図5】この発明における顧客ダミー作成説明図。
【図6】この発明におけるスカートのドレーピング説明
図。
【図7】この発明におけるスカートのドレーピング説明
図。
【図8】この発明におけるスカートのドレーピング説明
図。
【図9】この発明におけるスカートのドレーピング説明
図。
【図10】この発明におけるスカートのドレーピング説
明図。
【図11】この発明におけるスカートのドレーピング説
明図。
【図12】この発明の型紙パターン作成説明図。
【図13】この発明の型紙パターン作成説明図。
【図14】この発明の型紙パターン作成説明図。
【図15】この発明の型紙パターン作成説明図。
【符号の説明】
11:顧客自宅 21:店舗 31:サービスセンタ 12,22:パソコン 13,23:スキャナ 15,25,35:3次元人体測定器 34:サーバ・コンピュータ 37:標準人体ダミー S:スカート
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−286817(JP,A) 特開 平11−296573(JP,A) 特開 平9−106419(JP,A) 特開 平10−293529(JP,A) 特開 平8−44785(JP,A) 特開 平11−61541(JP,A) 特開2000−259688(JP,A) 特開2000−3376(JP,A) 渡辺弥寿夫ほか,自分に合った衣服を オーダーする−仮想服飾オーダーメイド システム−,電子情報通信学会誌,日 本,電子情報通信学会,1999年 4月, Vol.82,No.4,404−411 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 17/40 A41H 3/00 G06F 17/50 JICSTファイル(JOIS)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標準人体ダミーデータの入力を受けてそ
    の標準人体ダミーデータを保存する機能、顧客体型デー
    タの入力を受けてその顧客体型データを保存する機能、
    顧客体型データを基に顧客の体型図を形成し出力する機
    能、衣服のデザイン画データの入力を受けてその衣服の
    デザイン画データを保存する機能、顧客体型および標準
    人体ダミーにおいて対応する人体特徴点の位置の入力を
    受けてその人体特徴点の位置を登録する機能、人体特徴
    点の位置を基に顧客ダミーデータを形成しその顧客ダミ
    ーデータを保存する機能、および衣服のデザイン画デー
    タと顧客ダミーデータを基に衣服の3次元データを形成
    し出力する機能を備えたサーバ・コンピュータと、3次
    元人体測定器とスキャナを用い、サーバ・コンピュータ
    が3次元データからなる標準人体ダミーデータの入力を
    受けてその標準人体ダミーデータを保存する過程と、3
    次元人体測定器が顧客の人体表面の各点の位置座標を3
    次元計測して3次元データからなる顧客体型データを形
    成し出力する過程と、サーバ・コンピュータが前記顧客
    体型データの入力を受けてその顧客体型データを保存す
    る過程と、サーバ・コンピュータが前記顧客体型データ
    を基に顧客の体型図を形成してその体型図を前記顧客に
    配布する過程と、前記顧客が前記体型図が表示されたデ
    ザイン用紙上に所望の衣服のデザイン画を描く過程と、
    スキャナが前記衣服のデザイン画を読み取ってそのデザ
    イン画データをサーバ・コンピュータに送信する過程
    と、サーバ・コンピュータが前記デザイン画データの入
    力を受けてそのデザイン画データを保存する過程と、サ
    ーバ・コンピュータが前記顧客体型データおよび前記標
    準人体ダミーデータにおいて対応する人体特徴点の位置
    の入力を受けてその人体特徴点の位置を登録する過程
    と、サーバ・コンピュータが前記顧客体型データおよび
    前記標準人体ダミーデータと前記人体特徴点の位置を基
    に前記人体特徴点を通る顧客体型データ曲線と標準人体
    ダミーデータ曲線を形成すると共に前記顧客体型データ
    曲線を基に前記標準人体ダミーデータ曲線を拡大または
    縮小して顧客ダミーデータ形成して顧客ダミーを生成し
    その 顧客ダミーデータを保存する過程と、サーバ・コン
    ピュータが前記保存した衣服のデザイン画データを基に
    前記衣服のデザイン画の境界上の各点を前記顧客ダミー
    の断面に投影し、その投影点が前記顧客ダミー上に存在
    すればその点を前記衣服の3次元位置座標とし、その投
    影点が前記顧客ダミー上に存在しなければ前記衣服のデ
    ザイン画の境界を3次元空間座標に対応させてその位置
    座標と顧客ダミーの位置座標との比を求めその比に従っ
    て3次元空間座標の点に対応させることにより、前記衣
    服の2次元平面図を基に同衣服の3次元データを形成し
    て前記顧客ダミーに衣服を着せ付けその衣服の3次元デ
    ータを保存する過程と、サーバ・コンピュータが前記衣
    服の3次元データを基に前記衣服の型紙パターンを形成
    する過程を含むことを特徴とする衣服の型紙パターンの
    自動作成方法。
  2. 【請求項2】 標準人体ダミーデータの入力を受けてそ
    の標準人体ダミーデータを保存する機能、顧客体型デー
    タの入力を受けてその顧客体型データを保存する機能、
    顧客体型データを基に顧客の体型図を形成し出力する機
    能、衣服のデザイン画データの入力を受けてその衣服の
    デザイン画データを保存する機能、顧客体型および標準
    人体ダミーにおいて対応する人体特徴点の位置の入力を
    受けてその人体特徴点の位置を登録する機能、人体特徴
    点の位置を基に顧客ダミーデータを形成しその顧客ダミ
    ーデータを保存する機能、および衣服のデザイン画デー
    タと顧客ダミーデータを基に衣服の3次元データを形成
    し出力する機能を備えたサーバ・コンピュータと、3次
    元人体測定器とスキャナを用い、サーバ・コンピュータ
    が3次元データからなる標準人体ダミーデータの入力を
    受けてその標準人体ダミーデータを保存する過程と、3
    次元人体測定器が顧客の人体表面の各点の位置座標をX
    軸、Y軸、Z軸の3次元空間座標で測定して3次元データ
    からなる顧客体型データを形成し出力する過程と、サー
    バ・コンピュータが前記顧客体型データの入力を受けて
    その顧客体型データを保存する過程と、サーバ・コンピ
    ュータが前記保存した顧客体型データを基にその3次元
    データの各々の1つの座標軸の値を固定して2次元化し
    その2次元化データを基に顧客の体型を表す少なくとも
    正面、背面の2面図からなる顧客の体型図を形成してそ
    の体型図を前記顧客に配布する過程と、前記顧客が前記
    体型図が薄く表示されたデザイン用紙上に所望の衣服の
    デザイン画を濃く描く過程と、スキャナが前記衣服のデ
    ザイン画を読み取って そのデザイン画データをサーバ・
    コンピュータに送信する過程と、サーバ・コンピュータ
    が前記デザイン画データの入力を受けてそのデザイン画
    データを保存する過程と、サーバ・コンピュータが前記
    顧客体型データおよび前記標準人体ダミーデータにおい
    て対応する人体特徴点の位置の入力を受けてその人体特
    徴点の位置を登録する過程と、サーバ・コンピュータが
    前記顧客体型データおよび前記標準人体ダミーデータと
    前記人体特徴点の位置を基に前記人体特徴点を通る顧客
    体型データ曲線と標準人体ダミーデータ曲線を形成する
    と共に前記顧客体型データ曲線を基に前記標準人体ダミ
    ーデータ曲線を拡大または縮小して顧客ダミーデータ形
    成して顧客ダミーを生成しその顧客ダミーデータを保存
    する過程と、サーバ・コンピュータが前記保存した衣服
    のデザイン画データを基に前記衣服のデザイン画の境界
    上の各点を前記顧客ダミーの断面に投影し、その投影点
    が前記顧客ダミー上に存在すればその点を前記衣服の3
    次元位置座標とし、その投影点が前記顧客ダミー上に存
    在しなければ前記衣服のデザイン画の境界を3次元空間
    座標に対応させてその位置座標と顧客ダミーの位置座標
    との比を求めその比に従って3次元空間座標の点に対応
    させることにより、前記衣服の2次元平面図を基に同衣
    服の3次元データを形成して前記顧客ダミーに衣服を着
    せ付けその衣服の3次元データを保存する過程と、サー
    バ・コンピュータが前記衣服の3次元データを基に前記
    衣服の型紙パターンを形成する過程を含むことを特徴と
    する衣服の型紙パターンの自動作成方法。
  3. 【請求項3】 スキャナが衣服のデザイン画を読み取っ
    てそのデザイン画データを通信回線を通じて遠隔地の型
    紙パターンサービスセンタのサーバ・コンピュータに送
    信する過程を含むことを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の衣服の型紙パターンの自動作成方法。
  4. 【請求項4】 標準人体ダミーデータの入力を受けてそ
    の標準人体ダミーデータを保存する機能、顧客体型デー
    タの入力を受けてその顧客体型データを保存する機能、
    顧客体型データを基に顧客の体型図を形成し出力する機
    能、衣服のデザイン画データの入力を受けてその衣服の
    デザイン画データを保存する機能、顧客体型および標準
    人体ダミーにおいて対応する人体特徴点の位置の入力を
    受けてその人体特徴点の位置を登録する機能、人体特徴
    点の位置を基に顧客ダミーデータを 形成しその顧客ダミ
    ーデータを保存する機能、および衣服のデザイン画デー
    タと顧客ダミーデータを基に衣服の3次元データを形成
    し出力する機能を備えたサーバ・コンピュータと、3次
    元人体測定器とスキャナを用い、サーバ・コンピュータ
    が3次元データからなる標準人体ダミーデータの入力を
    受けてその標準人体ダミーデータを保存する過程と、3
    次元人体測定器が顧客の人体表面の各点の位置座標を3
    次元計測して3次元データからなる顧客体型データを形
    成し出力する過程と、サーバ・コンピュータが前記顧客
    体型データの入力を受けてその顧客体型データを保存す
    る過程と、サーバ・コンピュータが前記顧客体型データ
    を基に顧客の体型図を形成してその体型図を前記顧客に
    配布する過程と、前記顧客が前記体型図が表示されたデ
    ザイン用紙上に所望の衣服のデザイン画を描く過程と、
    スキャナが前記衣服のデザイン画を読み取ってそのデザ
    イン画データをサーバ・コンピュータに送信する過程
    と、サーバ・コンピュータが前記デザイン画データの入
    力を受けてそのデザイン画データを保存する過程と、サ
    ーバ・コンピュータが前記顧客体型データおよび前記標
    準人体ダミーデータにおいて対応する人体特徴点の位置
    の入力を受けてその人体特徴点の位置を登録する過程
    と、サーバ・コンピュータが前記顧客体型データおよび
    前記標準人体ダミーデータと前記人体特徴点の位置を基
    に前記人体特徴点を通る顧客体型データ曲線と標準人体
    ダミーデータ曲線を形成すると共に前記顧客体型データ
    曲線を基に前記標準人体ダミーデータ曲線を拡大または
    縮小して顧客ダミーデータ形成して顧客ダミーを生成し
    その顧客ダミーデータを保存する過程と、サーバ・コン
    ピュータが前記保存した衣服のデザイン画データを基に
    前記衣服のデザイン画の境界上の各点を前記顧客ダミー
    の断面に投影し、その投影点が前記顧客ダミー上に存在
    すればその点を前記衣服の3次元位置座標とし、その投
    影点が前記顧客ダミー上に存在しなければ前記衣服のデ
    ザイン画の境界を3次元空間座標に対応させてその位置
    座標と顧客ダミーの位置座標との比を求めその比に従っ
    て3次元空間座標の点に対応させることにより、前記衣
    服の2次元平面図を基に同衣服の3次元データを形成し
    て前記顧客ダミーに衣服を着せ付けその衣服の3次元デ
    ータを保存する過程と、サーバ・コンピュータが前記衣
    服の3次元データを基に3次元衣服データのダーツ位置
    から隣接する4点を次々と選択しそれらを接続すること
    により帯状の点列が得られ るとき各4点を4辺形で近似
    させそれらをダーツ位置から順に平面に描いていき次い
    で隣の帯状点列についても同様の作業を行い2つの帯に
    共通な点を平面に描いたときに不一致となった場合にそ
    の位置誤差が許容値以下であれば両者の中間点を平面の
    位置とし誤差が許容値を超える場合は新たなダーツを入
    れる過程を含むことを特徴とする衣服の型紙パターンの
    自動作成方法。
  5. 【請求項5】 3次元データからなる標準人体ダミーデ
    ータの入力を受けてその標準人体ダミーデータを保存す
    る機能と、顧客体型データの入力を受けてその顧客体型
    データを保存する機能と、前記顧客体型データを基に顧
    客の体型図を形成してその体型図を前記顧客に配布する
    機能と、前記体型図が表示されたデザイン用紙上に前記
    顧客が描いた顧客所望の衣服のデザイン画のデザイン画
    データの入力を受けてそのデザイン画データを保存する
    機能と、前記顧客体型データおよび前記標準人体ダミー
    データにおいて対応する人体特徴点の位置の入力を受け
    てその人体特徴点の位置を登録する機能と、前記顧客体
    型データおよび前記標準人体ダミーデータと前記人体特
    徴点の位置を基に前記人体特徴点を通る顧客体型データ
    曲線と標準人体ダミーデータ曲線を形成する機能と、前
    記顧客体型データ曲線を基に前記標準人体ダミーデータ
    曲線を拡大または縮小して顧客ダミーデータ形成して顧
    客ダミーを生成しその顧客ダミーデータを保存する機能
    と、前記保存した衣服のデザイン画データを基に前記衣
    服のデザイン画の境界上の各点を前記顧客ダミーの断面
    に投影する機能と、その投影点が前記顧客ダミー上に存
    在すればその点を前記衣服の3次元位置座標としその投
    影点が前記顧客ダミー上に存在しなければ前記衣服のデ
    ザイン画の境界を3次元空間座標に対応させてその位置
    座標と顧客ダミーの位置座標との比を求めその比に従っ
    て3次元空間座標の点に対応させることにより前記衣服
    の2次元平面図を基に同衣服の3次元データを形成して
    前記顧客ダミーに衣服を着せ付けその衣服の3次元デー
    タを保存する機能と、前記衣服の3次元データを基に前
    記衣服の型紙パターンを形成する機能を備えたサーバ・
    コンピュータと、顧客の人体表面の各点の位置座標を3
    次元計測して3次元データからなる顧客体型データを形
    成し出力する3次元人体測定器と、前記顧客の体型図が
    表示されたデザイン用紙上に前記顧客が描いた顧客所望
    の衣服のデザイン画を読み取ってそのデザイン画データ
    をサーバ・コンピュータに送信 するスキャナを備えたこ
    とを特徴とする衣服の型紙パターンの自動作成システ
    ム。
  6. 【請求項6】 3次元データからなる標準人体ダミーデ
    ータの入力を受けてその標準人体ダミーデータを保存す
    る機能と、顧客体型データの入力を受けてその顧客体型
    データを保存する機能と、前記顧客体型データを基に顧
    客の体型図を形成してその体型図を前記顧客に配布する
    機能と、前記体型図が表示されたデザイン用紙上に前記
    顧客が描いた顧客所望の衣服のデザイン画のデザイン画
    データの入力を受けてそのデザイン画データを保存する
    機能と、前記顧客体型データおよび前記標準人体ダミー
    データにおいて対応する人体特徴点の位置の入力を受け
    てその人体特徴点の位置を登録する機能と、前記顧客体
    型データおよび前記標準人体ダミーデータと前記人体特
    徴点の位置を基に前記人体特徴点を通る顧客体型データ
    曲線と標準人体ダミーデータ曲線を形成する機能と、前
    記顧客体型データ曲線を基に前記標準人体ダミーデータ
    曲線を拡大または縮小して顧客ダミーデータ形成して顧
    客ダミーを生成しその顧客ダミーデータを保存する機能
    と、前記保存した衣服のデザイン画データを基に前記衣
    服のデザイン画の境界上の各点を前記顧客ダミーの断面
    に投影する機能と、その投影点が前記顧客ダミー上に存
    在すればその点を前記衣服の3次元位置座標としその投
    影点が前記顧客ダミー上に存在しなければ前記衣服のデ
    ザイン画の境界を3次元空間座標に対応させてその位置
    座標と顧客ダミーの位置座標との比を求めその比に従っ
    て3次元空間座標の点に対応させることにより前記衣服
    の2次元平面図を基に同衣服の3次元データを形成して
    前記顧客ダミーに衣服を着せ付けその衣服の3次元デー
    タを保存する機能と、前記衣服の3次元データを基に前
    記衣服の型紙パターンを形成する機能を備えた衣服の型
    紙パターンの自動作成用サーバ・コンピュータ。
JP2000062967A 2000-03-08 2000-03-08 衣服の型紙パターンの自動作成方法と衣服の型紙パターンの自動作成システムならびに衣服の型紙パターンの自動作成用サーバ・コンピュータ Expired - Fee Related JP3388269B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000062967A JP3388269B2 (ja) 2000-03-08 2000-03-08 衣服の型紙パターンの自動作成方法と衣服の型紙パターンの自動作成システムならびに衣服の型紙パターンの自動作成用サーバ・コンピュータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000062967A JP3388269B2 (ja) 2000-03-08 2000-03-08 衣服の型紙パターンの自動作成方法と衣服の型紙パターンの自動作成システムならびに衣服の型紙パターンの自動作成用サーバ・コンピュータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001249957A JP2001249957A (ja) 2001-09-14
JP3388269B2 true JP3388269B2 (ja) 2003-03-17

Family

ID=18582911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000062967A Expired - Fee Related JP3388269B2 (ja) 2000-03-08 2000-03-08 衣服の型紙パターンの自動作成方法と衣服の型紙パターンの自動作成システムならびに衣服の型紙パターンの自動作成用サーバ・コンピュータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3388269B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2837593B1 (fr) * 2002-03-22 2004-05-28 Kenneth Kuk Kei Wang Procede et dispositif de visualisation, d'archivage et de transmission sur un reseau d'ordinateurs d'un modele de vetement
JP2003342818A (ja) * 2002-05-23 2003-12-03 Yoshie Kakinuma 型紙パターンの自動作製方法及び型紙パターンの自動作製システム。
JP5058946B2 (ja) * 2008-11-10 2012-10-24 ヤフー株式会社 既製品衣類ネットショッピング装置
GB2473503B (en) 2009-09-15 2015-02-11 Metail Ltd System and method for image processing
GB2517612A (en) * 2012-05-01 2015-02-25 Sunil Jayaprakash System and method for unique artistic pattern creation and instant apparel personalization
KR101672299B1 (ko) * 2016-02-22 2016-11-03 이정구 의복패턴의 자동맞춤 서비스시스템 및 그 서비스방법 및 이를 이용해 제작되는 맞춤의복
US9980527B2 (en) * 2016-05-31 2018-05-29 Resonance Companies LLC Garment pattern engineering utilizing two-dimensional imagary of the human form
DE102016209671B4 (de) * 2016-06-02 2022-01-05 Adidas Ag Vorrichtung zum Designen eines Musters für einen tragbaren Gegenstand
EP3267397B1 (en) * 2016-07-08 2019-08-21 Dassault Systèmes Computer-implemented method for positioning patterns around an avatar
KR102042549B1 (ko) * 2017-07-31 2019-11-11 주식회사 자이언소프트 3차원 의류 데이터 생성 시스템
CN110276121A (zh) * 2019-06-18 2019-09-24 浙江理工大学 一种动态着装间隙量的测量方法
CN112434355A (zh) * 2020-11-09 2021-03-02 安徽红爱实业股份有限公司 一种面向个性化定制的服装设计生产一体化平台
CN115690323B (zh) * 2022-11-15 2023-07-07 钰深(北京)科技有限公司 服装智能推板方法和装置

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
渡辺弥寿夫ほか,自分に合った衣服をオーダーする−仮想服飾オーダーメイドシステム−,電子情報通信学会誌,日本,電子情報通信学会,1999年 4月,Vol.82,No.4,404−411

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001249957A (ja) 2001-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10922898B2 (en) Resolving virtual apparel simulation errors
US6310627B1 (en) Method and system for generating a stereoscopic image of a garment
EP1352347B1 (en) Production and visualisation of garments
US5615318A (en) Method and apparatus for visualizing assembled sewing patterns
RU2635294C1 (ru) Способ и система интерактивного создания предметов одежды
JP3388269B2 (ja) 衣服の型紙パターンの自動作成方法と衣服の型紙パターンの自動作成システムならびに衣服の型紙パターンの自動作成用サーバ・コンピュータ
US8976230B1 (en) User interface and methods to adapt images for approximating torso dimensions to simulate the appearance of various states of dress
JP2020170394A (ja) 衣服着用可視化システム、及び衣服着用可視化方法
JP2000187683A (ja) 衣料・服飾品の製造方法および衣料・服飾品の製造支援装置
JP2000235589A (ja) 物品の表示方法および表示装置
KR100900507B1 (ko) 구매자 또는 판매자가 디자인한 의복을 인터넷을 통해판매하는 시스템 및 이를 이용한 의복 판매 방법
EP3779879A1 (en) Size measuring system
JP4438971B2 (ja) データ立体化装置及びデータ立体化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP4132199B2 (ja) 衣服の型紙作成方法及びこの方法を用いた衣服の型紙作成システム
Lim Three dimensional virtual try-on technologies in the achievement and testing of fit for mass customization
Yamada et al. Image-based virtual fitting system with garment image reshaping
JPH11238086A (ja) 物体の形状データの作成方法および物体の形状データの作成装置ならびに物品の製造方法
JP2017058918A (ja) アパレル製品のデザイン装置
JP3062622B1 (ja) 衣服の原型を用いたダーツ処理作図方法
JP2000242683A (ja) 物体の形状データの作成方法、その装置および記憶媒体
TWI621405B (zh) 立體雕塑服裝之製作方法及其系統
JP2001329423A (ja) 衣類の3次元型紙データ生成方法、衣類の型紙作成方法、衣類の3次元型紙データ生成装置および衣類の型紙作成装置
Wang et al. Single-view dressed human modeling via morphable template
CN113409455A (zh) 服装展示方法、装置、电子设备和存储介质
JP2004068225A (ja) パターン情報生成システム、プログラムおよび情報記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090117

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100117

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees