JP3387889B2 - 光学装置、光学装置駆動ユニットおよびカメラシステム - Google Patents

光学装置、光学装置駆動ユニットおよびカメラシステム

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JP3387889B2 JP2000094956A JP2000094956A JP3387889B2 JP 3387889 B2 JP3387889 B2 JP 3387889B2 JP 2000094956 A JP2000094956 A JP 2000094956A JP 2000094956 A JP2000094956 A JP 2000094956A JP 3387889 B2 JP3387889 B2 JP 3387889B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビカメラ、ビ
デオカメラなどに用いられるズームレンズ等の光学装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビやビデオの撮影で用いられるレン
ズ装置には、ズーミングを行わせる際に、ズームの駆動
方向や駆動速度を指令するシーソー型のスイッチが設け
られていることが多い。
【0003】また、テレビやビデオの撮影では様々な撮
影手法が採られるが、その1つとして、あるズーム位置
で被写体を撮影している最中に、ズーム位置を変更し、
その後、また元の同じズーム位置に戻して撮影を続ける
といった撮影方法がある。
【0004】この種の撮影方法を行うために、例えば所
定の操作ボタンを押圧操作すると、ズームがテレ端(又
はワイド端)に向かう方向に作動し、操作ボタンの押圧
を解除すると、元のズーム位置に戻るというメモリポジ
ション機能を有したドライブユニットが提案されてい
る。
【0005】また、他の方法として、撮影者が任意にズ
ーム位置を設定できるものもある。具体的には、撮影者
が移動させたいズーム位置(テレ端からワイド端までの
全域中の任意位置)を設定する手段(例えば、ボリウ
ム)をドライブユニットに設け、このボリウムを操作、
設定することにより、ズームの移動先を決定する。そし
て、例えば操作ボタンを押圧操作すると、ズームがボリ
ウムにて設定されたズーム位置へサーボ駆動され、操作
ボタンの押圧を解除すると、元のズーム位置に戻るとい
うメモリポジション機能を有したドライブユニットもあ
る。
【0006】さらに、ズーム位置を設定する手段をボタ
ン式の操作手段とし、この操作ボタンを押圧操作するこ
とでドライブユニット内部の記憶手段にズーム位置を記
憶させる方式もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような各メモリポジション機能を有するレンズ装置にお
いては、通常は、上記操作ボタンとシーソスイッチと
は、基本的にシーソスイッチが優先されるように構成さ
れている。このため、上記各メモリポジション機能によ
る動作時に、誤ってシーソスイッチを押してしまうと、
メモリポジション機能の一連の動作が中止され、シーソ
スイッチの操作方向にズーム駆動されてしまう。
【0008】特に、肩担ぎタイプのレンズ装置(カメ
ラ)の場合、ドライブユニットにてちょうど指がシーソ
スイッチにかかるような形で装置を支えるため、誤操作
を起こし易い。このため、レンズ装置を使用するに当た
ってはこのような誤操作を生じないように配慮する必要
がある。
【0009】そこで本発明は、レンズ等の光学調節手段
のメモリポジション機能による動作中における誤操作に
よる撮影ミスを防止し、快適な撮影が可能な光学装置お
よび光学装置駆動ユニットを提供することを目的として
いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、レンズその他の光学調節手段の少な
くとも1つの駆動位置を記憶し、この記憶位置に前記光
学調節手段を駆動するメモリポジション駆動制御を行う
光学装置又は光学装置駆動ユニットであって、メモリポ
ジション駆動制御を開始させる指令操作を行うための第
1指令操作手段と、この第1指令操作手段とは別に設け
られ、光学調節手段の駆動方向および駆動速度、駆動量
又は駆動位置の指令操作を行うための第2指令操作手段
とを有する場合において、メモリポジション駆動制御中
に第2指令操作手段が操作されたときには、この第2指
令操作手段の操作に応じた光学調節手段の駆動制御は行
わずにメモリポジション駆動制御を続行させるようにし
ている。
【0011】すなわち、メモリポジション駆動制御中に
シーソースイッチ等の第2指令操作手段が誤って操作さ
れても、この操作に応じた光学調節手段の駆動制御は行
われず、メモリポジション駆動制御が途中で中止される
ことなく続行される。このため、誤操作による撮影ミス
を回避することが可能となる。
【0012】なお、本発明が適用可能なメモリポジショ
ン駆動制御の具体的内容としては、例えば、第1指令操
作手段の操作に応じて、予め設定された第1の位置に光
学調節手段を駆動する第1の駆動制御を行うとともにこ
の操作時点での光学調節手段の駆動位置を第2の位置と
して記憶し、さらに第1指令操作手段の操作解除に応じ
て第1の位置から第2の位置に光学調節手段を駆動する
第2の駆動制御を行うものとしてもよいし、第1指令操
作手段の操作に応じて光学調節手段をこの光学調節手段
の可動端に駆動する第1の駆動制御を行うとともにこの
操作時点での光学調節手段の駆動位置を記憶し、第1指
令操作手段の操作解除に応じて上記可動端から記憶位置
に光学調節手段を駆動する第2の駆動制御を行うものと
してもよい。
【0013】また、第2指令操作手段の操作に応じた光
学調節手段の駆動制御を行わずにメモリポジション駆動
制御を続行するのは、メモリポジション駆動制御中の全
てでなくてもよく、例えば第1の駆動制御中のみとか第
2の駆動制御中のみであってもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1および図2
には、本発明の第1実施形態であるレンズ装置(光学装
置)の構成を示している。なお、図2には、図1中の制
御部6内を中心とした電気回路構成を示している。
【0015】これらの図において、1は不図示のズーム
レンズ、フォーカスレンズおよび光量調節ユニット等の
光学調節手段を収容した撮影レンズ本体(光学装置本
体)である。この撮影レンズ本体1は不図示のカメラに
装着され、さらに撮影レンズ本体1に後述するドライブ
ユニットが装着されることでカメラシステムを構成す
る。
【0016】3はズームレンズを駆動する駆動用モータ
であり、撮影レンズ本体1の外周に設けられたズーム駆
動用リング1aに噛み合うアイドラギア5を介して撮影
レンズ本体1のズーム駆動(カム筒の回転駆動)を行
う。
【0017】2はズーム駆動用リング1aに噛み合うア
イドラギヤ4を介して撮影レンズ本体1の回転が伝達さ
れ、ズームレンズのワイド端とテレ端との間の移動位置
(カム筒の回転位置)に応じた信号を出力するズーム位
置検出器である。
【0018】6は撮影レンズ本体1の駆動制御を行う制
御部である。7は撮影者により操作されて第1のズーム
位置(第1の位置)を設定するためのプリセットズーム
入力ボリュームである。
【0019】8は撮影者によってON操作されることに
より第1のズーム位置へのズーム駆動をスタートさせる
ためのボタンタイプのズームスタートスイッチ(第1指
令操作手段)である。なお、詳しい制御内容については
後述するが、このズームスタートスイッチ8がON操作
されると、このON操作時点でのズーム位置(第2の位
置)が制御部6内のメモリ11に記憶される。さらに、
ズーム位置が第1のズーム位置に到達した後にズームス
タートスイッチ8のON操作が解除されることにより、
第2の位置に向かってズーム駆動が開始される。
【0020】9はズームレンズをサーボ駆動制御するた
めに、外部よりコントロール信号(駆動方向および駆動
速度、駆動位置又は駆動量を指令する信号)を入力す
る、シーソータイプのズームコントロールスイッチ(第
2の指令操作手段)である。
【0021】図2に示す10は、コントロール信号やス
イッチ入力等のを検知して、ズーム駆動用モータ3を制
御するために切り換え器12,13,16の切換制御を
行う切換制御回路である。11はズーム位置検出器2の
出力信号を記憶するメモリである。
【0022】12は切換制御回路10からの信号によ
り、ズーム位置検出器2とメモリ11との接続を断接す
る切換器であり、13は切換制御回路10からの信号に
より差動動増幅器15に入力される信号をメモリ11か
らの信号とプリセットズーム入力ボリュウム7からの信
号との間で切り換える切換器である。
【0023】14はズーム位置検出器2からの信号とメ
モリ11からの信号とを比較し、主邸の判断を行う比較
判断器である。17はズーム駆動用モータ3を駆動する
駆動回路である。
【0024】16は切換制御回路10からの信号によ
り、駆動回路17に入力される信号を差動増幅器15か
らの信号とズームコントロールスイッチ9からの信号と
の間で切り換える切換器である。
【0025】18はズームコントロールスイッチ9の操
作により入力される指令信号を検知し、操作の有無を判
断するズームコントロール判断器である。20はズーム
コントロール判断器18の判断結果に応じて切換器16
を切り換えて、駆動回路17に入力される信号を、ズー
ムコントロールスイッチ9(操作系回路)からの信号と
差動増幅器15(メモリポジション制御系回路)からの
信号との間で切り換える切換回路である。
【0026】なお、図1において、駆動用モータ3、駆
動回路17、ズーム位置検出器2、制御部6、プリセッ
トズーム入力ボリューム7、ズームスタートスイッチ8
およびズームコントロールスイッチ9は、撮影レンズ本
体1に対して着脱可能に装着されるドライブユニット
(光学装置駆動ユニット)に設けられている。
【0027】次に、以上のように構成されたレンズ装置
におけるメモリポジション駆動制御について説明する。
まず撮影者が移動させたいズーム位置(第1の位置)
を、プリセットズーム入力ボリュウム7を操作して設定
する。このとき、メモリ11は、切換器12を介して、
ズーム位置検出器2に接続されている。
【0028】次に、撮影者がズームスタートスイッチ8
をON操作すると、これを切換制御回路10が検知し、
切換器12にてズーム位置検出器2に接続されていたメ
モリ11の接続を切る。このとき、メモリ11は、接続
を切られた時点でのズーム位置検出器2からの位置信号
(すなわち、第2の位置)を記憶する。
【0029】また、ズームスタートスイッチ8のON操
作を検知した切換制御回路10は、切換回路20に対し
て、切換器16を差動増幅器15側に切り換えるための
切換信号を出力する。この場合、切換回路20は、ズー
ムコントロールスイッチ9が操作されたかどうかを検知
するズームコントロール判断器18からの信号にかかわ
らず、切換器16を優先順位の高い差動増幅器15側へ
切り換えるよう信号を出力する。これにより、切換器1
6が差動増幅器15側に切り換わる。
【0030】このため、ズームスタートスイッチ8がO
N操作された後、メモリポジション駆動制御の動作中に
ズームコントロールスイッチ9が操作されてズームコン
トロール判断器18が入力信号を検知しても、切換器1
6はズームコントロールスイッチ9と駆動回路17とを
切断するため、撮影者が誤ってズームコントロールスイ
ッチ9を操作してしまっても、ズームレンズは誤動作
(ズームコントロールスイッチ9の操作に応じた駆動制
御がされることを)せず、メモリポジション駆動制御が
続行される。
【0031】差動増幅器15の入力ピンには、切換器1
3が接続されており、通常、プリセットズーム入力ボリ
ュウム7側に接続された状態になっている。このため、
プリセットズーム入力ボリュウム7からの位置信号が差
動増幅器15に入力される。また、差動増幅器15のも
う一方の入力ピンには、ズーム位置検出器2からの位置
信号が入力されており、両入力の差分値が差動増幅器1
5の出力ピンから出力される。駆動回路17は、上記差
分値が零に近づく方向にズーム駆動用モータ3を駆動す
る。
【0032】そして、駆動回路17は、差動増幅器15
の出力が零となったときにモータ3(つまりは、ズーム
レンズ)の駆動を停止させ、そのレンズ位置(プリセッ
トズーム入力ボリュウム7により設定された位置)を維
持する。なお、このようにズームスタートスイッチ8の
ON操作開始後、ズームレンズをプリセットズーム入力
ボリュウム7により設定した位置まで自動的に駆動する
制御が、請求の範囲にいうメモリポジション駆動制御の
うちの第1の駆動制御に相当する。
【0033】また、ズームスタートスイッチ8のON操
作が継続されている間は、ズームレンズを上記プリセッ
トズーム入力ボリュウム7により設定した位置に保持す
る。
【0034】なお、メモリポジション駆動制御を行わな
い時は、ズームコントロールスイッチ9が操作されるこ
とによってズームコントロール判断器18が指令信号を
検知し、切換回路20は切換器16を優先側としてのズ
ームコントロールスイッチ9側に切り換える。このた
め、駆動回路17は、ズームコントロールスイッチ9か
らの指令信号に応じて駆動モータ3を駆動し、ズームレ
ンズ駆動を行う。
【0035】次に、撮影者がズームスタートスイッチ8
のON操作を解除すると、これを検知した切換制御回路
10は、切換器13をメモリ11側に切り換えるよう切
換信号を出力する。切換器13がメモリ11側に切り換
えられると、差動増幅器15の入力がプリセットズーム
入力ボリュウム7からの信号からメモリ11からの信号
に切り換わる。
【0036】駆動回路17は、メモリ11からの位置信
号とズーム位置検出器2から出力される位置信号とが一
致するように(差動増幅器15からの出力が零に近づく
方向に)ズーム駆動用モータ3を駆動する。なお、ズー
ムスタートスイッチ8のON操作の解除によるこのズー
ムの元の位置への復帰駆動が請求の範囲にいうメモリポ
ジション駆動制御のうち第2の駆動制御に相当する。
【0037】そして、この復帰駆動中においても、切換
制御回路10は切換回路20を通じて切換器16を差動
増幅器15側に切り換えた状態を維持する。したがっ
て、この復帰駆動中にズームコントロールスイッチ9が
操作されても、ズームレンズは誤動作せず、メモリポジ
ション駆動制御が続行される。
【0038】また、上記復帰駆動と同時に、比較判断器
14は、メモリ11に記憶された位置信号とズーム位置
検出器2からの位置信号とを比較し、両位置信号が一致
したことを検知すると切換制御回路10に信号を送る。
【0039】この信号を受けた切換制御回路10は、メ
モリポジション駆動制御の一連の動作が終了したものと
して、切換回路20に終了信号を出力し、メモリポジシ
ョン駆動制御の動作完了を伝える。
【0040】切換回路20は、切換器16に切換信号を
出力し、この切換器16をズームコントロールスイッチ
9側に切り換える。また、切換制御回路10からの切換
信号により、切換器13はプリセットズーム入力ボリュ
ウム7側に、切換器12はメモリ11とズーム位置検出
器2とが接続されるようにそれぞれセットされる。
【0041】(第2実施形態)図3および図4には、本
発明の第2実施形態であるレンズ装置(光学装置)の構
成を示している。なお、本実施形態において、第1実施
形態と共通する構成要素には第1実施形態と同符号を付
している。
【0042】この図において、1は不図示のズームレン
ズ、フォーカスレンズおよび絞りユニット等の光学調節
手段を収容した撮影レンズ本体(光学装置本体)であ
る。
【0043】3はズームレンズを駆動する駆動用モータ
であり、撮影レンズ本体1の外周に設けられたズーム駆
動用リング1aに噛み合うアイドラギア5を介して撮影
レンズ本体1のズーム駆動(カム筒の回転駆動)を行
う。
【0044】2はズーム駆動用リング1aに噛み合うア
イドラギヤ4を介して撮影レンズ本体1の回転が伝達さ
れ、ズームレンズのワイド端とテレ端との間の移動位置
(カム筒の回転位置)に応じた信号を出力するズーム位
置検出器である。
【0045】30は撮影レンズ本体1の駆動制御を司る
CPUである。31は撮影者により操作されて第1のズ
ーム位置(第1の位置)をCPU内メモリ(図示せず:
CPU外のメモリでもよい)に記憶させるためのボタン
タイプのMEMOスイッチである。
【0046】8は撮影者によってON操作されることに
より第1のズーム位置へのズーム駆動をスタートさせる
ためのボタンタイプのズームスタートスイッチ(第1指
令操作手段)である。なお、詳しい制御内容については
後述するが、このズームスタートスイッチ8がON操作
されると、このON操作時点でのズーム位置(第2の位
置)がCPU内メモリに記憶される。さらに、ズーム位
置が第1のズーム位置に到達した後にズームスタートス
イッチ8のON操作が解除されることにより、第2の位
置に向かってズーム駆動が開始される。
【0047】9はズームレンズをサーボ駆動制御するた
めに、外部よりコントロール信号(駆動方向および駆動
速度、駆動位置又は駆動量を指令する信号)を入力す
る、シーソータイプのズームコントロールスイッチ(第
2の指令操作手段)である。
【0048】なお、図4に示す、駆動用モータ3、駆動
回路17、ズーム位置検出器2、CPU30、MEMO
スイッチ31、ズームスタートスイッチ8およびズーム
コントロールスイッチ9は、撮影レンズ本体1に対して
着脱可能に装着されるドライブユニット(光学装置駆動
ユニット)に設けられている。
【0049】次に、以上のように構成されたレンズ装置
におけるメモリポジション駆動制御について、図5に示
すフローチャートを用いて説明する。すなわち、本実施
形態では、CPU内に書き込まれたコンピュータプログ
ラムによってメモリポジション駆動制御を行う。
【0050】まず、レンズ装置の電源が投入されると、
CPU30は、step1において、初期設定として所
定のズーム位置をCPU内メモリの第1記憶領域に記憶
する。この位置は、電源投入時のズーム位置でもよい
し、撮影者が希望するズーム位置でもよい。
【0051】次にstep2では、撮影者によるズーム
駆動用リング1aのマニュアル操作あるいはズームコン
トロールスイッチ9の操作に応じたサーボ駆動により移
動するズームレンズの位置をズーム位置検出器2からの
位置信号によりモニタする。
【0052】そして、step3でドライブユニットに
設けられたMEMOスイッチ31がON操作されたか否
か判断し、ON操作が行われていない場合にはstep
5に進む。この場合、初期設定により第1記憶領域にメ
モリされたズーム位置は更新されない。
【0053】一方、step3でMEMOスイッチ31
がON操作された場合は、step4に進む。step
4では、CPU30は、ズーム位置検出器2より検出さ
れた現在のズーム位置(第1の位置)をCPU内メモリ
の第1記憶領域に更新記憶する。そして、step5に
進む。
【0054】step5では、ズームスタートスイッチ
8がON操作されたか否かを判断する。ON操作が行わ
れていない場合には、step2に戻り、行われた場合
にはstep6へ進む。
【0055】step6では、ズームスタートスイッチ
8のON操作が行われた時点でのズーム位置検出器2か
らの位置信号によるモニタ位置を、CPU内メモリの第
2記憶領域にズーム復帰位置(第2の位置)として記憶
する。そして、step7に進む。
【0056】step7では、駆動回路17に駆動信号
を送り、step4にて記憶されたズーム位置まで予め
設定された速度にてズームレンズを駆動させる。なお、
このズームレンズ駆動中にMEMOスイッチ31がON
操作されても、メモリに記憶されているズーム位置は更
新されない。
【0057】そして、step7からstep8に進
み、図5の右側に示したズーム駆動処理を行う。このズ
ーム駆動処理では、step17にて、ズームコントロ
ールスイッチ9が操作されたか否かを判断する。操作さ
れていない場合は、ズーム駆動処理を終了し、step
9に進む。操作されていれば、step18に進む。
【0058】step18では、ズームスタートスイッ
チ8がON中又はズーム復帰位置への復帰中かどうかを
判断する。ズームスタートスイッチ8がON中又はズー
ム復帰位置への復帰中であれば、ズームコントロールス
イッチ9の操作に応じたズーム駆動は行わずに、ズーム
駆動処理を終了して、step9へ進む。
【0059】このため、ズームスタートスイッチ8がO
N中又は後述するズーム復帰位置への復帰中にズームコ
ントロールスイッチ9が操作(誤操作)されても、その
操作に応じたズーム駆動は行われず、メモリプリセット
駆動制御が続行される。
【0060】一方、ズームスタートスイッチ8がON中
又はズーム復帰位置への復帰中でなければ、step1
9へ進む。step19では、ズームコントロールスイ
ッチ9の操作に応じて駆動回路17に駆動信号を送り、
ズームレンズを駆動させる。そして、step20に進
み、ズームコントロールスイッチ9の操作が終了したか
否かを判断し、終了していない場合はstep19に戻
る。また、終了した場合には、ズーム駆動処理を終了
し、step9に進む。
【0061】step9で、CPU30は、CPU内メ
モリの第1記憶領域に記憶されたズーム位置(MEMO
スイッチ31の操作により記憶された位置)までのズー
ムレンズの移動が完了したか否かをズーム位置検出器2
の出力に基づいて判断し、完了していない場合は、st
ep7のズーム駆動を継続し、完了していればstep
9’に進んでズーム駆動を停止する。
【0062】なお、ここまでの制御が、請求の範囲にい
うメモリポジション駆動制御における第1の駆動制御に
相当する。
【0063】この後、step10に進み、ズームスタ
ートスイッチ8のON操作が解除(OFF操作)された
か否かを判断する。ズームスタートスイッチ8のON操
作が解除されていないとき(ON操作が継続中であると
き)は、step11に進み、前述したズーム駆動処理
を行う。その後、step10に戻る。
【0064】一方、ズームスタートスイッチ8のON操
作が解除されたときは、step12へ進み、駆動回路
17に駆動信号を送ってstep6にて記憶されたズー
ム復帰位置まで予め設定された速度にてズームレンズを
駆動させる。また、このズームレンズの復帰移動中に、
MEMOスイッチ31がON操作(step13)され
た場合には、step4と同様に、CPU30は、CP
U内メモリの第1記憶領域にズーム位置検出器2より検
出される現在のズーム位置を記憶し(step14)、
step15に進む。なお、step13においてME
MOスイッチ31がON操作されない場合には、そのま
まstep15に進む。
【0065】step15では、再度ズーム駆動処理を
行い、これが終了すると、step16に進む。ste
p16では、CPU30は、CPU内メモリの第2記憶
領域に記憶されたズーム復帰位置までのズームレンズの
移動が完了したか否かをズーム位置検出器2の出力に基
づいて判断し、完了していない場合は、step12へ
戻り、完了していればstep16’に進んでズーム駆
動を停止し、step2へ戻る。
【0066】なお、step10からここまでの制御
が、請求の範囲にいうメモリポジション駆動制御におけ
る第2の駆動制御に相当する。
【0067】(第3実施形態)上述した第2実施形態で
は、MEMOスイッチ31のON操作のみによりズーム
位置を予め記憶設定できる場合について説明したが、図
6に示すフローチャートに示すように、図5のフローチ
ャートにおけるstep3、step13に代えて、誤
操作等防止のため、MEMOスイッチ31を押した状態
でズームスタートスイッチ8をON操作することでCP
U30に記憶させるstep23、step33を設け
てもよい。
【0068】(第4実施形態)上述した第1〜第3実施
形態では、ズームスタートスイッチ8のON操作による
ズームレンズの移動先が、撮影者が予め任意に設定した
ズーム位置である場合について説明したが、ズームスタ
ートスイッチ8のON操作によるズームレンズの移動先
をズーム望遠端又は至近端(可動端)に固定してもよ
い。
【0069】図7には、本発明の第4実施形態であるレ
ンズ装置のうち制御部の構成を示している。なお、本実
施形態のレンズ装置の構成は、第1実施形態のものから
ズームプリセット入力ボリュウム7および切換器13を
除き、新たに切換器21を追加したものに相当し、他の
共通する構成要素には第1実施形態と同符号を付して説
明に代える。
【0070】図7において、21は切換制御回路10か
らの切換信号を受けた切換回路20からの信号に応じ
て、切換器16を介して駆動回路17に入力する信号を
後述する固定電圧Vとズームコントロールスイッチ9か
らの指令信号との間で切り換える切換器である。
【0071】次に、以上のように構成されたレンズ装置
の動作について説明する。通常、切換器21は、ズーム
コントロールスイッチ9を操作してズームレンズ駆動を
おこなう場合、ズームコントロールスイッチ9からの指
令信号が駆動回路17へ入力されるように、ズームコン
トロールスイッチ9側に接続されている。また、同様の
理由から切換器16も切換器21側に接続されている。
【0072】メモリ11は通常、切換器12を介してズ
ーム位置検出器2に接続されているが、撮影者によりズ
ームスタートスイッチ8がON操作されると、これを検
知した切換制御回路10は切換器12を動作させ、ズー
ム位置検出器2とメモリ11との接続を切る。この際、
メモリ11は、接続を切られた時点でのズーム位置検出
器2からの位置信号を記憶する。
【0073】また、ズームスタートスイッチ8のON操
作を検知した切換制御回路10は、切換回路20に対し
て、ズームレンズが望遠端側に駆動されるように、まず
切換器16を切換器21側へ切換えさせるための切換信
号を出力する。さらに、切換制御回路10は、切換回路
20に対して、切換器21が固定電圧V側に切り換わる
ように切換信号を出力する。
【0074】これにより、駆動回路17には、ズームス
タートスイッチ8がON操作されている間は、ズームコ
ントロールスイッチ9からの指令信号は入力されず、固
定電圧Vが入力される。なお、この固定電圧Vは、駆動
回路17に入力されるとズームレンズが望遠端側に駆動
される電圧値である。したがって、ズームスタートスイ
ッチ8がON操作されることにより、ズームレンズは望
遠端側に駆動が開始される。
【0075】そして、ズームスタートスイッチ8がON
操作されている間は、ズームレンズの望遠端への駆動が
継続され、望遠端に達したときにズームレンズが停止保
持される。この間、ズームコントロールスイッチ9が操
作されてズームコントロール判断器18が入力信号を検
知しても、切換器16,21はズームコントロールスイ
ッチ9と駆動回路17とを切断しているため、駆動回路
17にはズームコントロールスイッチ9からの指令信号
は入力されない。したがって、撮影者が誤ってズームコ
ントロールスイッチ9を操作してしまっても、ズームレ
ンズは誤動作(ズームコントロールスイッチ9の操作に
応じた駆動制御がされることを)せず、メモリポジショ
ン駆動制御が続行される。
【0076】なお、固定電圧Vをズームレンズが至近側
へ駆動される電圧値とすれば、ズームスタートスイッチ
8のON操作によってズームレンズは至近端側に駆動さ
れ、至近端に達した時点で停止保持される。
【0077】また、ここまでの制御が、請求の範囲にい
うメモリポジション駆動制御における第1の駆動制御に
相当する。
【0078】なお、メモリポジション駆動制御を実行さ
せない時は、ズームコントロールスイッチ9を操作する
ことによってズームコントロール判断器18が入力信号
を検知し、切換回路20は、切換器16,21を駆動回
路17とズームコントロールスイッチ9とが接続される
ように切り換える。このため、ズームコントロールスイ
ッチ9からの指令信号を受けた駆動回路17は、指令信
号に応じて駆動モータ3を駆動し、ズームレンズ駆動を
行う。
【0079】次に、撮影者がズームスタートスイッチ8
のON操作を解除すると、これを検知した切換制御回路
10は、切換回路20に対して切換器16を差動増幅器
15側に切り換えるよう切換信号を出力する。差動増幅
器15の入力ピンには、メモリ11が接続されており、
メモリ11に記憶された位置信号が差動増幅器15に入
力される。また、差動増幅器15のもう一方の入力ピン
には、ズーム位置検出器2からの位置信号が入力されて
おり、両入力の差分値が差動増幅器15の出力ピンから
出力される。駆動回路17は上記差分値が零となる方向
にズーム駆動用モータ3を駆動する。そして、差動増幅
器15の出力が零となったときに、駆動回路17はズー
ム駆動用モータ3の駆動を停止させ、ズームレンズを停
止させる。
【0080】なお、ズームスタートスイッチ8のON操
作の解除によるこのズームの元の位置への復帰駆動が請
求の範囲にいうメモリポジション駆動制御のうち第2の
駆動制御に相当する。
【0081】そして、この復帰駆動中においても、切換
制御回路10は切換回路20を通じて切換器16を差動
増幅器15側に切り換えた状態を維持する。したがっ
て、この復帰駆動中にズームコントロールスイッチ9が
操作されても、ズームレンズは誤動作せず、メモリポジ
ション駆動制御が続行される。
【0082】また、上記復帰駆動と同時に、比較判断器
14は、メモリ11に記憶された位置信号とズーム位置
検出器2からの位置信号とを比較し、両位置信号が一致
したことを検知すると切換制御回路10に信号を送る。
【0083】この信号を受けた切換制御回路10は、メ
モリポジション駆動制御の一連の動作が終了したものと
して、切換回路20に終了信号を出力し、メモリポジシ
ョン駆動制御の動作完了を伝える。
【0084】切換回路20は、切換器16,21に切換
信号を出力し、切換器21をズームコントロールスイッ
チ9側に、切換器16を切換器21側に切り換える。こ
れにより、ズームコントロールスイッチ9と駆動回路1
7とが接続された状態となる。また、切換制御回路10
からの切換信号により、切換器12はメモリ11とズー
ム位置検出器2とが接続されるようにセットされる。
【0085】(第5実施形態)図8および図9には、本
発明の第5実施形態であるレンズ装置の構成を示してい
る。なお、本実施形態のレンズ装置の構成は、第2実施
形態のものからMEMOスイッチ31を除いたものに相
当し、他の共通する構成要素には第2実施形態と同符号
を付して説明に代える。
【0086】本実施形態のレンズ装置におけるメモリポ
ジション駆動制御について、図10に示すフローチャー
トを用いて説明する。すなわち、本実施形態では、CP
U内に書き込まれたコンピュータプログラムによってメ
モリポジション駆動制御を行う。
【0087】まず、レンズ装置の電源が投入されると、
CPU30は、step41において、ズームスタート
スイッチ8がON操作されたか否かを判断する。ON操
作されていない場合には、step42へ進み、ズーム
駆動処理を行う。このズーム駆動処理は、第2実施形態
にて説明したものと同じである。このため、ズームスタ
ートスイッチ8がON中又は後述するズーム復帰位置へ
の復帰中にズームコントロールスイッチ9が操作(誤操
作)されても、その操作に応じたズーム駆動は行われ
ず、メモリプリセット駆動制御が続行される。
【0088】このズーム駆動処理が終了すると、ste
p41へ戻る。一方、step41においてズームスタ
ートスイッチ8がON操作された場合にはstep43
に進む。
【0089】step43では、CPU30は、ズーム
スタートスイッチ8のON操作が行われた時点でのズー
ム位置をCPU内メモリ(CPU外メモリでもよい)
に、ズーム復帰位置として記憶する。
【0090】そして、step44では、駆動回路17
にズームレンズを望遠端まで予め設定された速度にて駆
動させる。続いてstep45に進み、step42と
同様にズーム駆動処理を行う。このズーム駆動処理が終
了したときには、step46に進む。
【0091】step46では、CPU30は、ズーム
レンズの望遠端までの移動が完了したか否かをズーム位
置検出器2の出力に基づいて判断し、完了していない場
合はstep44のズーム駆動を継続し、完了していれ
ばstep47に進んでズーム駆動を停止する。なお、
ズームスタートスイッチ8のON操作が継続されている
間は、ズームレンズを望遠端に保持する。
【0092】また、ここまでの制御が請求の範囲にいう
メモリポジション駆動制御における第1の駆動制御に相
当する。
【0093】ズームレンズが望遠端まで到達した後、s
tep48では、ズームスタートスイッチ8のON操作
が解除(OFF操作)されたか否かを判断し、ON操作
が解除されていないときはstep49に進み、ste
p42と同様にズーム駆動処理を行う。そして、このズ
ーム駆動処理が終了したときにはstep48へ戻る。
【0094】一方、step48においてズームスター
トスイッチ8のON操作が解除されたときはstep5
0に進み、駆動回路17を通じてズームレンズをste
p43にて記憶されたズーム復帰位置まで予め設定され
た速度にて駆動させる。
【0095】続いてstep51では、step42と
同様にズーム駆動処理を行い、これが終了したときはs
tep52に進む。step52では、CPU30はC
PU内メモリに記憶されたズーム復帰位置までのズーム
レンズの移動が完了したか否かをズーム位置検出器2の
出力に基づいて判断し、完了していない場合はstep
50へ戻り、完了していればstep53に進んでズー
ム駆動を停止し、step41へ戻る。
【0096】なお、以上説明した各実施形態では、メモ
リポジション駆動制御中のいずれにおいてズームコント
ロールスイッチ9が操作されても、この操作に応じたズ
ームレンズの駆動制御が行われずメモリポジション駆動
制御が続行されるようにした場合について説明したが、
メモリポジション駆動制御中のうち第1の駆動(行き)
制御中にのみズームコントロールスイッチ9が操作され
てもメモリポジション駆動制御が続行されるようにした
り、第2の駆動(復帰)制御中にのみズームコントロー
ルスイッチ9が操作されてもメモリポジション駆動制御
が続行されるようにしたりしてもよい。これにより、メ
モリポジション駆動制御の前半又は後半においてこのメ
モリポジション駆動制御を中止したい状況が発生したよ
うな場合にズームコントロールスイッチ8を操作すれば
これに応じたズームレンズ駆動制御が行われるので、状
況の変化に迅速に対応することができる。
【0097】また、上記各実施形態では、撮影レンズ本
体にドライブユニットを装着して構成されたレンズ装置
について説明したが、本発明はズームレンズとその駆動
部とが一体のものとして外装内に収容された大型のレン
ズ装置(このレンズ装置がカメラに装着されることによ
ってカメラシステムが構成される)にも適用できる。
【0098】また、上記各実施形態では、ズームレンズ
のメモリポジション駆動制御を行う場合について説明し
たが、本発明は、フォーカスレンズや光量調節ユニット
等のズームレンズ以外の光学調節手段のメモリポジショ
ン駆動制御を行う場合にも適用することができる。
【0099】また、上記各実施形態では、ズームスター
トスイッチやMEMOスイッチ等をドライブユニットに
設けた場合について説明したが、これらスイッチを、ド
ライブユニットに接続されるズームデマンドやフォーカ
スデマンド等の外部接続装置に設けてもよい。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、メ
モリポジション駆動制御中に第2指令操作手段が誤って
操作されても、この操作に応じた光学調節手段の駆動制
御は行われず、メモリポジション駆動制御が途中で中止
されることなく続行される。このため、メモリポジショ
ン駆動制御を用いた撮影中の誤操作による撮影ミスを回
避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるレンズ装置の構成
図。
【図2】上記レンズ装置の電気回路ブロック図。
【図3】本発明の第2実施形態であるレンズ装置の構成
図。
【図4】上記第2実施形態のレンズ装置における制御回
路のブロック図。
【図5】上記第2実施形態のレンズ装置における制御フ
ローチャート。
【図6】本発明の第3実施形態であるレンズ装置の制御
フローチャート。
【図7】本発明の第4実施形態であるレンズ装置の電気
回路ブロック図。
【図8】本発明の第5実施形態であるレンズ装置の構成
図。
【図9】上記第5実施形態のレンズ装置における制御回
路のブロック図。
【図10】上記第5実施形態のレンズ装置における制御
フローチャート。
【符号の説明】
1…撮影レンズ本体 2…ズーム位置検出器 3…ズーム駆動用モータ 4,5…アイドラギア 6…制御部 7…プリセットズーム入力ボリュウム 8…ズームスタートスイッチ 9…ズームコントロールスイッチ 10…切換制御回路 11…メモリ 12,13,16,21…切換器 14…比較判断器 15…差動増幅器 17…駆動回路 18…ズームコントロール判断器 19…MEMOスイッチ 20…切換回路 30…CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/232

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズその他の光学調節手段の少なくと
    も1つの駆動位置を記憶し、この記憶位置に前記光学調
    節手段を駆動するメモリポジション駆動制御を行う光学
    装置であって、 前記メモリポジション駆動制御を開始させる指令操作を
    行うための第1指令操作手段と、この第1指令操作手段
    とは別に設けられ、前記光学調節手段の駆動方向および
    駆動速度、駆動量又は駆動位置の指令操作を行うための
    第2指令操作手段とを有しており、前記第1指令操作手段の操作又は操作解除に応じた 前記
    メモリポジション駆動制御中に前記第2指令操作手段が
    操作されたときに、この第2指令操作手段の操作に応じ
    た前記光学調節手段の駆動制御は行わずに前記メモリポ
    ジション駆動制御を続行することを特徴とする光学装
    置。
  2. 【請求項2】 前記メモリポジション駆動制御が、前記
    第1指令操作手段の操作に応じて、予め設定された第1
    の位置に前記光学調節手段を駆動する第1の駆動制御を
    行うとともにこの操作時点での前記光学調節手段の駆動
    位置を第2の位置として記憶し、前記第1指令操作手段
    の操作解除に応じて前記第1の位置から前記第2の位置
    に前記光学調節手段を駆動する第2の駆動制御を行うも
    のであることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  3. 【請求項3】 前記メモリポジション駆動制御が、前記
    第1指令操作手段の操作に応じて前記光学調節手段をこ
    の光学調節手段の可動端に駆動する第1の駆動制御を行
    うとともにこの操作時点での前記光学調節手段の駆動位
    置を記憶し、前記第1指令操作手段の操作解除に応じて
    前記可動端から前記記憶位置に前記光学調節手段を駆動
    する第2の駆動制御を行うものであることを特徴とする
    請求項1に記載の光学装置。
  4. 【請求項4】 前記メモリポジション駆動制御のうち前
    記第1の駆動制御中に前記第2指令操作手段が操作され
    たときには、前記第1の駆動制御を中止して前記第2指
    令操作手段の操作に応じた前記光学調節手段の駆動制御
    を行い、前記第2の駆動制御中に前記第2指令操作手段
    が操作されたときには、この第2指令操作手段の操作に
    応じた前記光学調節手段の駆動制御を行わずに前記第2
    の駆動制御を続行することを特徴とする請求項2又は3
    記載の光学装置。
  5. 【請求項5】 前記メモリポジション駆動制御のうち前
    記第2の駆動制御中に前記第2指令操作手段が操作され
    たときには、前記第2の駆動制御を中止して前記第2指
    令操作手段の操作に応じた前記光学調節手段の駆動制御
    を行い、前記第1の駆動制御中に前記第2指令操作手段
    が操作されたときには、この第2指令操作手段の操作に
    応じた前記光学調節手段の駆動制御を行わずに前記第1
    の駆動制御を続行することを特徴とする請求項2又は3
    記載の光学装置。
  6. 【請求項6】 前記第1指令操作手段と前記第2指令操
    作手段とが近接して配置されていることを特徴とする請
    求項1から5のいずれかに記載の光学装置。
  7. 【請求項7】 前記光学調節手段がズームレンズ光学系
    であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記
    載の光学装置。
  8. 【請求項8】 前記光学調節手段の駆動源を電気的に駆
    動する駆動回路と、 この駆動回路に前記メモリポジション駆動制御による前
    記光学調節手段の駆動を行わせるプリセット制御系回路
    と、 前記駆動回路に前記第2指令操作手段の操作に応じた前
    記光学調節手段の駆動を行わせる操作系回路と、 前記駆動回路に対して前記プリセット制御系回路と前記
    操作系回路とを選択的に接続する切換回路とを有し、 前記第2指令操作手段の操作に応じた前記光学調節手段
    の駆動制御を行わずに前記メモリポジション駆動制御を
    行うときは、前記切換回路により前記駆動回路と前記メ
    モリポジション制御系回路とを接続し、前記駆動回路と
    前記操作系回路との接続を切ることをを特徴とする請求
    項1から7のいずれかに記載の光学装置。
  9. 【請求項9】 前記メモリポジション駆動制御中に前記
    第2指令操作手段が操作されたときに、この第2指令操
    作手段の操作に応じた前記光学調節手段の駆動制御は行
    わずに前記メモリポジション駆動制御を続行させるコン
    ピュータプログラムを備えたことを特徴とする請求項1
    から7のいずれかに記載の光学装置。
  10. 【請求項10】 レンズその他の光学調節手段を有する
    光学装置本体に装着又は接続され、前記光学調節手段の
    少なくとも1つの駆動位置を記憶しておき、この記憶位
    置に前記光学調節手段を駆動するメモリポジション駆動
    制御を行う光学装置駆動ユニットであって、 前記メモリポジション駆動制御を開始させる指令操作を
    行うための第1指令操作手段と、この第1指令操作手段
    とは別に設けられ、前記光学調節手段の駆動方向および
    駆動速度、駆動量又は駆動位置の指令操作を行うための
    第2指令操作手段とを有しており、前記第1指令操作手段の操作又は操作解除に応じた 前記
    メモリポジション駆動制御中に前記第2指令操作手段が
    操作されたときに、この第2指令操作手段の操作に応じ
    た前記光学調節手段の駆動制御は行わずに前記メモリポ
    ジション駆動制御を続行することを特徴とする光学装置
    駆動ユニット。
  11. 【請求項11】 前記メモリポジション駆動制御が、前
    記第1指令操作手段の操作に応じて、予め設定された第
    1の位置に前記光学調節手段を駆動する第1の駆動制御
    を行うとともにこの操作時点での前記光学調節手段の駆
    動位置を第2の位置として記憶し、前記第1指令操作手
    段の操作解除に応じて前記第1の位置から前記第2の位
    置に前記光学調節手段を駆動する第2の駆動制御を行う
    ものであることを特徴とする請求項10に記載の光学装
    置駆動ユニット。
  12. 【請求項12】 前記メモリポジション駆動制御が、前
    記第1指令操作手段の操作に応じて前記光学調節手段を
    この光学調節手段の可動端に駆動する第1の駆動制御を
    行うとともにこの操作時点での前記光学調節手段の駆動
    位置を記憶し、前記第1指令操作手段の操作解除に応じ
    て前記可動端から前記記憶位置に前記光学調節手段を駆
    動する第2の駆動制御を行うものであることを特徴とす
    る請求項10に記載の光学装置駆動ユニット。
  13. 【請求項13】 前記メモリポジション駆動制御のうち
    前記第1の駆動制御中に前記第2指令操作手段が操作さ
    れたときには、前記第1の駆動制御を中止して前記第2
    指令操作手段の操作に応じた前記光学調節手段の駆動制
    御を行い、前記第2の駆動制御中に前記第2指令操作手
    段が操作されたときには、この第2指令操作手段の操作
    に応じた前記光学調節手段の駆動制御を行わずに前記第
    2の駆動制御を続行することを特徴とする請求項11又
    は12に記載の光学装置駆動ユニット。
  14. 【請求項14】 前記メモリポジション駆動制御のうち
    前記第2の駆動制御中に前記第2指令操作手段が操作さ
    れたときには、前記第2の駆動制御を中止して前記第2
    指令操作手段の操作に応じた前記光学調節手段の駆動制
    御を行い、前記第1の駆動制御中に前記第2指令操作手
    段が操作されたときには、この第2指令操作手段の操作
    に応じた前記光学調節手段の駆動制御を行わずに前記第
    1の駆動制御を続行することを特徴とする請求項11又
    は12に記載の光学装置駆動ユニット。
  15. 【請求項15】 前記第1指令操作手段と前記第2指令
    操作手段とが近接して配置されていることを特徴とする
    請求項10から14のいずれかに記載の光学装置駆動ユ
    ニット。
  16. 【請求項16】 前記光学調節手段としてズームレンズ
    光学系を備えた光学装置本体に装着又は接続されること
    を特徴とする請求項10から15のいずれかに記載の光
    学装置駆動ユニット。
  17. 【請求項17】 前記光学調節手段の駆動源を電気的に
    駆動する駆動回路と、 この駆動回路に前記メモリポジション駆動制御による前
    記光学調節手段の駆動を行わせるメモリポジション制御
    系回路と、 前記駆動回路に前記第2指令操作手段の操作に応じた前
    記光学調節手段の駆動を行わせる操作系回路と、 前記駆動回路に対して前記メモリポジション制御系回路
    と前記操作系回路とを選択的に接続する切換回路とを有
    し、 前記第2指令操作手段の操作に応じた前記光学調節手段
    の駆動制御を行わずに前記メモリポジション駆動制御を
    行うときは、前記切換回路により前記駆動回路と前記プ
    リセット制御系回路とを接続し、前記駆動回路と前記操
    作系回路との接続を切ることをを特徴とする請求項10
    から16のいずれかに記載の光学装置駆動ユニット。
  18. 【請求項18】 前記メモリポジション駆動制御中に前
    記第2指令操作手段が操作されたときに、この第2指令
    操作手段の操作に応じた前記光学調節手段の駆動制御は
    行わずに前記メモリポジション駆動制御を続行させるコ
    ンピュータプログラムを備えたことを特徴とする請求項
    10から16のいずれかに記載の光学装置駆動ユニッ
    ト。
  19. 【請求項19】 請求項1から9のいずれかに記載の光
    学装置と、この光学装置が装着されるカメラとを有して
    構成されることを特徴とするカメラシステム。
  20. 【請求項20】 請求項10から18のいずれかに記載
    の光学装置駆動ユニットと、この駆動ユニットが装着又
    は接続される光学装置本体とを有して構成されることを
    特徴とする光学装置。
  21. 【請求項21】 請求項10から18のいずれかに記載
    の光学装置駆動ユニットと、この駆動ユニットが装着又
    は接続される光学装置本体と、この光学装置本体が装着
    されるカメラとを有して構成されることを特徴とするカ
    メラシステム。
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