JP3387767B2 - 高温型コリオリ流量計 - Google Patents

高温型コリオリ流量計

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JP3387767B2
JP3387767B2 JP02926897A JP2926897A JP3387767B2 JP 3387767 B2 JP3387767 B2 JP 3387767B2 JP 02926897 A JP02926897 A JP 02926897A JP 2926897 A JP2926897 A JP 2926897A JP 3387767 B2 JP3387767 B2 JP 3387767B2
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健一 松岡
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修 二川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温型コリオリ流
量計に関し、より詳細には、インナチューブと、該イン
ナチューブの外側に両端を支持体で支持するアウタチュ
ーブとからなる2重管方式のコリオリ流量計において、
前記インナチューブに高温流体を流し質量流量を計測す
るとき、2重管に作用するストレスを取り除くストレス
除去構造を有する高温型コリオリ流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】シングルチューブ方式のコリオリ流量計
は、形状が最も単純な直管のフローチューブを有する小
型な直接型質量流量計であり、配管スペースも小さく、
更に、フローチューブ内に異物が付着したとき、これを
取り除くメンテナンス作業も簡単に行うことができる等
の長所をもっている。コリオリの力は加振力に比べて極
めて小さいが、曲げ剛性の高い直管のフローチューブに
おいては、コリオリの力によりフローチューブに作用す
る位相変位は最大流量においてもμmのオーダであり、
これを高精度に検出することは高度の技術を要する。
【0003】本出願人は、先に、シングルチューブ方式
のコリオリ流量計の上記欠点を取り除き高精度な質量流
量を計測可能とするため、2重管方式のコリオリ流量計
を提案した。2重管方式のコリオリ流量計は、一本のフ
ローチューブをインナチューブとしたものと、該インナ
チューブの外側に支持ブロックを介し両端を固定したア
ウタチューブで2重管を構成し、インナチューブとアウ
タチューブを互いに逆位相で駆動する直管方式のコリオ
リ流量計である。
【0004】図6は、従来の2重管方式のコリオリ流量
計を説明するための流れ方向部分断面図で、図中、20
は2重管、21はインナチューブ、22はアウタチュー
ブ、23は支持ブロックである。
【0005】図6に示したコリオリ流量計は、被測定流
体が矢印Q方向に流れる一本のインナチューブ21と両
端を支持ブロック23の接合部23aによりインナチュ
ーブ21に同軸に支持接合されたアウタチューブ22と
からなる2重管20を本体とするもので、図6において
は、2重管20の一端部のみを図示している。また、2
重管20には支持ブロック23を節部としインナチュー
ブ21とアウタチューブ22とを互いに反対位相の連成
振動周波数で+F,−F方向に駆動する駆動部(図示せ
ず)と、駆動によりインナチューブ21に作用するコリ
オリの力に比例した位相差信号を検出するセンサ(図示
せず)が設けてある。
【0006】図6に示した2重管方式のコリオリ流量計
は、インナチューブ21とアウタチューブ22とを連成
振動周波数で反対位相に駆動するので、小さい駆動力で
大きい駆動振幅が得られ、検出感度が大となり、シング
ルチューブの持つ欠点を補うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、2重管方式の
コリオリ流量計で高温流体の質量流量を計測すると、室
温に保たれているアウタチューブ22と高温流体温度に
保たれるインナチューブ21との間に温度差を生じ、2
重管は温度差による伸縮による矢印P方向のストレスを
受ける。また、インナチューブ21からアウタチューブ
22への熱移動は熱容量の大きい支持ブロック23を介
して行われるので熱平衡に達するまでに長時間を要し
た。このため被測定流体の温度、つまりインナチューブ
21とアウタチューブ22との温度差は突変温度差とし
て制限され、被測定流体の温度に限度があった。
【0008】本発明は、上述の実情に鑑みてなされたも
ので、インナチューブとアウタチューブとを同軸2重管
として接合するための支持ブロックを、高剛性体でなく
弾性変形し易い熱伝導性の良い薄板弾性材として前記ス
トレスを軽減し、かつ薄肉で小熱容量とすることにより
インナチューブからアウタチューブへの熱伝導時間を短
縮し、短時間で安定した器差特性を得るようにし、更に
は、前記ストレスを取り除くためにアウタチューブを長
手方向に伸縮可能とした高温型のコリオリ流量計を提供
することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、被測
定流体が流れるインナチューブと、該インナチューブの
外側で支持体を介して同軸に両端を支持するアウタチュ
ーブとからなる2重管を有し、前記インナチューブに高
温流体を流し、前記インナチューブと前記アウタチュー
ブを連成振動周波数で逆位相駆動し、前記インナチュー
ブに作用するコリオリの力に比例した前記高温流体の質
量流量を求める高温型コリオリ流量計において、前記2
重管の前記支持体を、該2重管の軸直角方向に剛性をも
ち、軸方向は該軸方向に作用するストレス除去構造とし
たものである。
【0010】請求項2の発明は、請求項1に記載の高温
型コリオリ流量計において、前記支持体を、前記2重管
の軸方向断面形状が軸方向に開口するU字形状で、軸直
角方向断面形状が円環である熱伝導性の良い薄板弾性材
で形成するようにしたものである。
【0011】請求項3の発明は、請求項1に記載の高温
型コリオリ流量計において、前記支持体を、前記2重管
の軸方向断面形状がL字形で、軸直角方向断面形状が円
環である熱伝導性の良い薄板弾性材で形成するようにし
たものである。
【0012】請求項4の発明は、請求項3に記載の高温
型コリオリ流量計において、前記支持体と前記アウタチ
ューブを熱伝導性の良い薄板弾性材で一体に同時成形
し、前記支持体と前記アウタチューブとの境界部に該ア
ウタチューブの外径より大径の環状拡大部を有するよう
にしたものである。
【0013】請求項5の発明は、被測定流体が流れるイ
ンナチューブと、該インナチューブの外側で支持体を介
して同軸に両端を支持するアウタチューブとからなる2
重管を有し、前記インナチューブに高温流体を流し、前
記インナチューブと前記アウタチューブを連成振動周波
数で逆位相駆動し、前記インナチューブに作用するコリ
オリの力に比例した前記高温流体の質量流量を求める高
温型コリオリ流量計において、前記アウタチューブの長
手方向中央に、前記インナチューブの固有振動数と等し
い固有振動数とするためのバランスウェイトを設け、該
バランスウェイトを挟む少なくとも2個所の各々の個所
で、該アウタチューブを分断し、該分断個所を拡大開口
となるように外周で溶着してなる拡大部を設けたもので
ある。
【0014】請求項6の発明は、被測定流体が流れるイ
ンナチューブと、該インナチューブの外側で支持体を介
して同軸に両端を支持するアウタチューブとからなる2
重管を有し、前記インナチューブに高温流体を流し、前
記インナチューブと前記アウタチューブを連成振動周波
数で逆位相駆動し、前記インナチューブに作用するコリ
オリの力に比例した前記高温流体の質量流量を求める高
温型コリオリ流量計において、前記アウタチューブの長
手方向中央に、前記インナチューブの固有振動数と等し
い固有振動数とするためのバランスウェイトを設け、該
バランスウェイトを挟む少なくとも2個所の各々の個所
に拡大部を有し、前記拡大部前記アウタチューブ
体に同時成形したものである。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、請求項1,2の発明の実
施形態を説明するための高温型コリオリ流量計の部分断
面図で、図中、1は2重管、2はインナチューブ、3は
アウタチューブ、4は支持体である。なお、図1におい
ては、簡略化のためコリオリ流量計の必須構成要素であ
る駆動部およびセンサの図示を省略してある。
【0016】図1に示した高温型コリオリ流量計は、矢
印Q方向に被測定高温流体が流れる一本のインナチュー
ブ2を軸にして、インナチューブ2の外側にアウタチュ
ーブ3が両端(図1では一端側のみ図示)で支持体4に
より支持されている。支持体4は、薄板の弾性板、例え
ば、ステンレス鋼板からなり、インナチューブ2とアウ
タチューブ3を同軸に支持するため、流れ方向である矢
印Q方向から見て環状であり、矢印Q方向の断面はU字
形状をしている。
【0017】支持体4は、インナチューブ2とアウタチ
ューブ3とをU字形状の開口端4a,4bで溶接やスポ
ット溶接等により固着される。なお、支持体4のU字形
状開口部は外側に設けてあるが内側に向いていてもよ
い。また、支持体4は、一体の環状体でなく、例えばイ
ンナチューブ2とアウタチューブ3を上、下、左、右に
支持する4個に分割したU字形板でもよい。しかし、イ
ンナチューブ2からアウタチューブ3への熱伝導を早め
るためには環状が好ましい。
【0018】流体が流れていない時のインナチューブ2
に環状の支持体4で支持されたアウタチューブ3は、常
温に保たれているが、インナチューブ2に高温流体が流
れるとインナチューブ2は直ちに熱膨張する。しかし、
支持体4はインナチューブ2の熱膨張を軸方向および軸
直角方向に変位してインナチューブ2とアウタチューブ
3との軸方向のストレスを取り除く、また、支持体4は
薄肉であるため熱容量が小さく、インナチューブ2とア
ウタチューブ3の熱平衡の時間が短縮し、流体を流して
から安定した計測が行えるまでの時間を早めることがで
きる。
【0019】図2は、請求項3の発明の実施形態を説明
するための高温型コリオリ流量計の部分断面図であり、
図中、5はアウタチューブ、6は支持体であり、図1と
同様の作用をする部分には、図1と同じ参照番号を付し
てある。
【0020】図2に示した高温型コリオリ流量計の2重
管1は、インナチューブ2にアウタチューブ5を両端で
支持する支持体6を、2重管1の軸と直角な面を有する
円環状体としたもので、支持体6とインナチューブ2と
の接続は、支持体6の内径側をインナチューブ2の外周
面に重なるように円環状体の面と直角方向に開口突起す
る円形突起6aで溶接等により固着される。支持体6と
アウタチューブ5との接続は、支持体6の外周面6b
と、アウタチューブ5の端部円筒面を2重管1の軸直角
方向に拡大した拡張円筒面5aとで溶接により行われ
る。
【0021】2重管1の支持体6の面は、インナチュー
ブ2の軸に直角であり、軸直角方向の剛性が高く、正確
に同軸を保つ。また、軸方向には弾性変形し易いので、
インナチューブ2とアウタチューブ3の温度差により生
じるストレスを完全に取り除くことができる。更に、熱
容量が小さいので、短時間に熱平衡を実現できる。
【0022】図3は、請求項4の発明の実施形態を説明
するための高温型コリオリ流量計の部分断面図であり、
図中、7はアウタチューブであり、図1の場合と同様の
作図をする部分には図1と同じ参照番号を付してある。
【0023】図3に示した高温型コリオリ流量計は、ア
ウタチューブ7を支持体部を含め絞り加工等により一体
に同時成形したものである。すなわち、アウタチューブ
7は、直管部7aと支持体部7bとからなり支持体部7
bの面は直管部7aの軸と直角で、支持体部7bは直管
部7aの端面となり、各々の境界部は拡大部7cとなっ
ている。また支持体部7bの内周はインナチューブ2の
外周に重なる円周部7dとなっており、溶接等により接
合されている。
【0024】2重管1は、アウタチューブ7が直管部7
aと支持体部7bとが拡大部7cを介して一体に同時成
形されるので、溶接加工を必要とせず拡大部7cをもつ
直管部7aの長手方向のばね作用が、支持体部7bのば
ね作用を助長し請求項1,2と同様の作用をもった安価
な2重管1を得ることができる。
【0025】図4は、請求項5の発明の実施形態を説明
するための高温型コリオリ流量計の部分断面図であり、
図中、8はアウタチューブ、8a,8bはアウタチュー
ブ8の部分チューブ、9aは部分チューブ8aの拡大開
口部、9bは部分チューブ8bの拡大開口部、10は支
持ブロック、11はバランスウェイトである。
【0026】図4に示した高温型コリオリ流量計は、ア
ウタチューブ8を両端側の部分チューブ8aと中央部の
部分チューブ8bとで構成し、部分チューブ8aと部分
チューブ8bとの接合部を、2重管1の軸に対し略直角
に拡大した部分チューブ8aの拡大開口部9aと部分チ
ューブ8bの拡大開口部9bとの外周面で溶着等により
接合したものである。部分チューブ8bの両側に部分チ
ューブ8aを接合したアウタチューブ8は、両端で支持
ブロック10を介してインナチューブ2と同軸に支持さ
れる。なお、中央の部分チューブ8bには、支持ブロッ
ク10を節部として反対位相で駆動されるインナチュー
ブ2とアウタチューブ8の固有振動数を等しくするバラ
ンスウェイト11が固着されている。
【0027】インナチューブ2とアウタチューブ8とを
高剛性の支持ブロック10で同軸に接合した2重管1
は、インナチューブ2とアウタチューブ8の温度差によ
るストレスを支持ブロック10では取り除けないが部分
チューブ8aの拡大開口部9aと部分チューブ8bの拡
大開口部9bを接合した拡大部は軸方向に伸縮作用を有
するので前記ストレスを取り除くことができる。
【0028】図5は、請求項6の発明の実施形態を説明
するための高温型コリオリ流量計の部分断面図で、図中
12はアウタチューブ、12a,12bは拡大部で、図
4の場合と同様の作用をする部分には図4と同じ参照番
号を付してある。
【0029】図5に示した高温型コリオリ流量計は、ア
ウタチューブ12の長手方向中央に固定されたバランス
ウェイト11を挾んだ2個所に拡大部12a,12bを
設けたもので、拡大部12a,12bはアウタチューブ
12に絞り加工を施して一体成形し、アウタチューブ1
2の両端は支持ブロック10を介してインナチューブと
同軸に支持されている。
【0030】図5の場合も、図4に示したアウタチュー
ブ8と同様に、アウタチューブ12の拡大部12a,1
2bの軸方向の伸縮作用により、インナチューブ2とア
ウタチューブ12との温度差によるストレスを吸収す
る。しかも、拡大部12a、12bは絞り加工により一
体成形されるので溶接工程を不要とし、安価な2重管1
を得ることができる。
【0031】
【発明の効果】
請求項1に対応する効果:2重管方式の高温型コリオリ
流量計において、2重管を構成するアウタチューブとイ
ンナチューブを同軸に支持する支持部材を軸方向に弾性
変形するストレス除去構造としたので、インナチューブ
を流れる高温流体によるインナチューブとアウタチュー
ブの温度差により生ずるストレスを効果的に除去し、更
に、インナチューブとアウタチューブは互いに逆位相振
動するが、振動方向には剛性をもっているため安定した
振動が得られ、適用温度範囲を拡大することができる。
【0032】請求項2に対応する効果:請求項1に記載
の高温型コリオリ流量計において、インナチューブにア
ウタチューブの両端を支持する支持体を薄板弾性材から
なる環状体で軸方向断面形状をU文字としたので、請求
項1と同様の効果が得られるとともに、軸方向の剛性は
小さく、しかも熱容量も小さくなるので、より効果的に
ストレスを除去することができる。
【0033】請求項3に対応する効果:請求項1に記載
の高温型コリオリ流量計において、支持体を薄板弾性体
からなる円環状で軸方向断面形状をL字形の簡単形状を
としたので、請求項2と同様の効果が得られる。
【0034】請求項4に対応する効果:請求項1に記載
の高温型コリオリ流量計において、2重管のアウタチュ
ーブと支持体部とを同一な薄板弾性材で一体成形し、ア
ウタチューブと支持体部との境界部を環状拡大部とした
ので、請求項2と同様の効果が得られるとともに、アウ
タチューブと支持体部との間の溶接工程を不要とするの
でより安価な2重管にすることができる。
【0035】請求項5に対応する効果:被測定流体が流
れるインナチューブと、該インナチューブの外側で支持
体を介して同軸に両端を支持するアウタチューブとから
なる2重管を有し、前記インナチューブに高温流体を流
し、前記インナチューブと前記アウタチューブを連成振
動周波数で逆位相駆動し、前記インナチューブに作用す
るコリオリの力に比例した前記高温流体の質量流量を求
める高温型コリオリ流量計において、2重管のアウタチ
ューブの中央に、アウタチューブとインナチューブの固
有振動数を等しくするためのバランスウェイトを固定
し、該バランスウェイトを挾んだ対称位置にアウタチュ
ーブの部分を拡大開口して外周で接合した拡大部を設け
たので、アウタチューブの軸方向の伸縮が自在であるた
め、インナチューブとアウタチューブとの温度差により
生じるストレスを容易に吸収できるので、適用温度範囲
を拡大することができる。しかも、拡大部のない従来の
アウタチューブは、曲げ剛性が高いので、インナチュー
ブの固有振動数と等しくするためのバランスウェイトの
重量は大きくなるが、拡大部を設けることにより曲げ剛
性が小さくなるので、バランスウェイトの重量を小さく
することができる。
【0036】請求項6に対応する効果:被測定流体が流
れるインナチューブと、該インナチューブの外側で支持
体を介して同軸に両端を支持するアウタチューブとから
なる2重管を有し、前記インナチューブに高温流体を流
し、前記インナチューブと前記アウタチューブを連成振
動周波数で逆位相駆動し、前記インナチューブに作用す
るコリオリの力に比例した前記高温流体の質量流量を求
める高温型コリオリ流量計において、前記アウタチュー
ブの長手方向中央に、前記インナチューブの固有振動数
と等しい固有振動数とするためのバランスウェイトを設
け、該バランスウェイトを挟む少なくとも2個所の各々
の個所に拡大部を有し、アウタチューブに設けた拡大部
を絞り加工により直管部と一体に同時成形したので、請
求項5と同様の効果が得られるとともに、アウタチュー
ブの拡大部の溶接工程を不要とするのでより安価なアウ
タチューブにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1,2の発明の実施形態を説明するた
めの高温型コリオリ流量計の部分断面図である。
【図2】 請求項3の発明の実施形態を説明するための
高温型コリオリ流量計の部分断面図である。
【図3】 請求項4の発明の実施形態を説明するための
高温型コリオリ流量計の部分断面図である。
【図4】 請求項5の発明の実施形態を説明するための
高温型コリオリ流量計の部分断面図である。
【図5】 請求項6の発明の実施形態を説明するための
高温型コリオリ流量計の部分断面図である。
【図6】 従来の2重管方式のコリオリ流量計を説明す
るための流れ方向部分断面図である。
【符号の説明】
1…2重管、2…インナチューブ、3,5,7,8,1
2…アウタチューブ、4,6…支持体、8a,8b…ア
ウタチューブ8の部分チューブ、9a…部分チューブ8
aの拡大開口部、9b…部分チューブ8bの拡大開口
部、10…支持ブロック、11…バランスウェイト、1
2a,12b…拡大部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 一瀬 公宏 東京都新宿区上落合3丁目10番8号 株 式会社オーバル内 (72)発明者 二川 修 東京都新宿区上落合3丁目10番8号 株 式会社オーバル内 (72)発明者 小林 誠司 東京都新宿区上落合3丁目10番8号 株 式会社オーバル内 (72)発明者 小林 一英 東京都新宿区上落合3丁目10番8号 株 式会社オーバル内 (56)参考文献 特開 平7−35592(JP,A) 特開 平7−333029(JP,A) 特開 平6−194201(JP,A) 特開 平5−215584(JP,A) 実開 昭59−96319(JP,U) 実開 昭50−20912(JP,U) 特公 平5−69451(JP,B2) 実公 平2−48656(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 1/84 F16L 27/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定流体が流れるインナチューブと、
    該インナチューブの外側で支持体を介して同軸に両端を
    支持するアウタチューブとからなる2重管を有し、前記
    インナチューブに高温流体を流し、前記インナチューブ
    と前記アウタチューブを連成振動周波数で逆位相駆動
    し、前記インナチューブに作用するコリオリの力に比例
    した前記高温流体の質量流量を求める高温型コリオリ流
    量計において、前記2重管の前記支持体を、該2重管の
    軸直角方向に剛性をもち、軸方向は該軸方向に作用する
    ストレス除去構造としたことを特徴とする高温型コリオ
    リ流量計。
  2. 【請求項2】 前記支持体を、前記2重管の軸方向断面
    形状が軸方向に開口するU字形状で、軸直角方向断面形
    状が円環である熱伝導性の良い薄板弾性材で形成したこ
    とを特徴する請求項1に記載の高温型コリオリ流量
    計。
  3. 【請求項3】 前記支持体を、前記2重管の軸方向断面
    形状がL字形で、軸直角方向断面形状が円環である熱伝
    導性の良い薄板弾性材で形成したことを特徴とする請求
    項1に記載の高温型コリオリ流量計。
  4. 【請求項4】 前記支持体と前記アウタチューブを熱伝
    導性の良い薄板弾性材で一体に同時成形し、前記支持体
    と前記アウタチューブとの境界部に該アウタチューブの
    外径より大径の環状拡大部を有することを特徴とする請
    求項3に記載の高温型コリオリ流量計。
  5. 【請求項5】 被測定流体が流れるインナチューブと、
    該インナチューブの外側で支持体を介して同軸に両端を
    支持するアウタチューブとからなる2重管を有し、前記
    インナチューブに高温流体を流し、前記インナチューブ
    と前記アウタチューブを連成振動周波数で逆位相駆動
    し、前記インナチューブに作用するコリオリの力に比例
    した前記高温流体の質量流量を求める高温型コリオリ流
    量計において、前記アウタチューブの長手方向中央に、
    前記インナチューブの固有振動数と等しい固有振動数と
    するためのバランスウェイトを設け、該バランスウェイ
    トを挟む少なくとも2個所の各々の個所で、該アウタチ
    ューブを分断し、該分断個所を拡大開口となるように外
    周で溶着してなる拡大部を設けたことを特徴とする高
    型コリオリ流量計。
  6. 【請求項6】 被測定流体が流れるインナチューブと、
    該インナチューブの外側で支持体を介して同軸に両端を
    支持するアウタチューブとからなる2重管を有し、前記
    インナチューブに高温流体を流し、前記インナチューブ
    と前記アウタチューブを連成振動周波数で逆位相駆動
    し、前記インナチューブに作用するコリオリの力に比例
    した前記高温流体の質量流量を求める高温型コリオリ流
    量計において、前記アウタチューブの長手方向中央に、
    前記インナチューブの固有振動数と等しい固有振動数と
    するためのバランスウェイトを設け、該バランスウェイ
    トを挟む少なくとも2個所の各々の個所に拡大部を有
    し、前記拡大部前記アウタチューブ一体に同時成形
    したことを特徴とする高温型コリオリ流量計。
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