JP3387540B2 - 膜分離ユニット - Google Patents
膜分離ユニットInfo
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- JP3387540B2 JP3387540B2 JP00965893A JP965893A JP3387540B2 JP 3387540 B2 JP3387540 B2 JP 3387540B2 JP 00965893 A JP00965893 A JP 00965893A JP 965893 A JP965893 A JP 965893A JP 3387540 B2 JP3387540 B2 JP 3387540B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- separation unit
- membrane separation
- membrane
- guide rod
- reaction tank
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- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Description
る。 【0002】 【従来の技術】従来の膜分離ユニットは、図3〜図4に
示すようなものであり、膜分離ユニット11は反応槽1
内に浸漬して配置する構造をなしている。膜分離ユニッ
ト11の本体ケーシング2は上部ケーシング2aと下部
ケーシング2bとで形成しており、下部ケーシング2b
の下部開口から上部ケーシング2aの上部開口に向けて
本体ケーシング2内を槽内の原水3が流通するように構
成している。 【0003】上部ケーシング2aの内部には、複数の膜
モジュール4を各膜モジュール4の膜面間に適当間隙を
形成しながら膜面を上下方向に沿わせて挿入配置してい
る。また、下部ケーシング2bの内部には空気5を曝気
する散気装置6を配置している。 【0004】図3の(b)に示すように、各膜モジュー
ル4は、濾板7の表裏を限外濾過膜や精密濾過膜等の濾
過膜8で覆ったもので、濾板7の内部に透過液流路9を
設けるとともに、濾板7と濾過膜8の間に、流路を形成
するために間隙形成材10を介装している。 【0005】そして、図4に示すように、膜分離ユニッ
ト11は本体ケーシング2の把手部12に結合した索体
13を手繰ることにより槽内外への出し入れを行ってい
る。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の構成において、反応槽1に滞留する原水3は濁ってお
り、水面上からは膜分離ユニット11の姿を視認するこ
とはできない。このため、膜分離ユニット11のメンテ
ナンス時には、反応槽1内の原水を全て、あるいは膜分
離ユニット11の姿を視認できる水位まで排出し、作業
者が反応槽1内に入り込み、索体13に吊り下げられた
膜分離ユニット11の姿勢および位置を誘導する必要が
あった。しかし、作業者が原水3中に浸って作業するこ
とは不衛生であり、労働環境の改善が望まれている。 【0007】本発明は上記課題を解決するもので、メン
テナンス時に反応槽の外部から膜分離ユニットを所定位
置に着脱することができる膜分離ユニットを提供するこ
とを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の膜分離ユニットは、原水を貯留する反応槽
内に浸漬して散気装置の上方に配置する膜分離ユニット
であって、内部に複数の膜モジュールを各膜モジュール
間に適当間隙を形成して上下方向に沿わせて挿入配置
し、各膜モジュールは濾板の表裏を濾過膜で覆って濾板
の内部に透過液流路を設けてなり、側部に反応槽の槽底
部から水面上に向けて立設したガイドロッドに係合して
ガイドロッドの軸方向に摺動するガイド部を設け、上部
に接続部を設け、引き上げ時に接続部に接続する引上手
段によって膜分離ユニットの上部に力を作用させてガイ
ドロッドに沿って真直な軌跡上を一定姿勢を保ちながら
移動させるものである。 【0009】 【作用】上記した構成により、メンテナンス時等におい
て反応槽の内外に膜分離ユニットを出し入れする場合に
は、ガイドロッドが膜分離ユニットのガイド部を案内し
て膜分離ユニットを軸心方向に誘導する。したがって、
反応槽内の原水が濁っていて原水中の膜分離ユニットを
視認することができなくても、昇降時における膜分離ユ
ニットの姿勢および反応槽内の設置位置に対する位置決
めをガイドロッドによる案内によって槽外から容易に行
うことができる。 【0010】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図3〜図4において説明したものと同様の作用
を行う部材については同一番号を付して説明を省略す
る。 【0011】図1〜図2において、膜分離ユニット21
は反応槽1に浸漬して配置しており、膜分離ユニット2
1の両側位置には一対のガイドロッド22を槽底部から
水面上に向けて立設している。ガイドロッド22はパイ
プ等によって形成したもので、基端側をアンカボルト等
により反応槽1の底面に固定している。 【0012】膜分離ユニット21の側部にはガイドロッ
ド22に係合する円弧状のガイド部23を設けており、
ガイド部23はガイドロッド22の軸心方向に摺動す
る。以下、上記構成における作用を説明する。メンテナ
ンス時等に、膜分離ユニット21を引き上げる時には、
膜分離ユニット21の把手部12に結合した索体13を
巻き上げ、膜分離ユニット21を水面上に移動させる。
このとき、ガイドロッド22が膜分離ユニット21に設
けたガイド部23を案内することにより、膜分離ユニッ
ト21はガイドロッド22に沿って真直な軌跡上を一定
姿勢を保ちながら移動する。 【0013】また、膜分離ユニット21を反応槽1内に
戻すときには、上述と同様にしてガイドロッド22が膜
分離ユニット21を一定姿勢に保ちながら反応槽1内の
所定位置に導く。 【0014】したがって、反応槽1内の原水3が濁って
いて原水3中の膜分離ユニット21を視認することがで
きなくても、ガイドロッド22による誘導によって昇降
時における膜分離ユニット21の姿勢および反応槽1内
の設置位置に対する位置決めを容易に行うことができ
る。このため、従来のように、メンテナンス時に作業者
が反応槽1で作業を行わずとも、反応槽1の外部から容
易に膜分離ユニット21の着脱を行え、作業環境の改善
を図ることができる。しかも、従来のように、反応槽1
内の原水3を抜く必要がなく、原水3の排出・注入に伴
う作業時間を無くしてメンテナンスを短時間に行うこと
ができる。また、従来のように、作業者の誘導ミスによ
って膜分離ユニット21が反応槽1の壁面に衝突して損
傷することもない。 【0015】 【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、膜分
離ユニットの姿勢および反応槽内の設置位置に対する位
置決めをガイドロッドによる案内によって行えるので、
反応槽内の原水が濁っていて原水中の膜分離ユニットを
視認することができなくても、膜分離ユニットの出し入
れを槽外から容易に行うことができ、メンテナンス時間
の短縮、作業環境の改善、膜分離ユニットの損傷の防止
を行うことができる。
面図である。 【図2】同実施例における膜分離ユニットの断面図であ
る。 【図3】(a),(b)はそれぞれ従来の膜分離ユニッ
トおよび膜モジュールの斜視図である。 【図4】従来の膜分離ユニットの正面図である。 【符号の説明】 1 反応槽 12 把手部 13 索体 21 膜分離ユニット 22 ガイドロッド 23 ガイド部
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 原水を貯留する反応槽内に浸漬して散気
装置の上方に配置する膜分離ユニットであって、内部に
複数の膜モジュールを各膜モジュール間に適当間隙を形
成して上下方向に沿わせて挿入配置し、各膜モジュール
は濾板の表裏を濾過膜で覆って濾板の内部に透過液流路
を設けてなり、側部に反応槽の槽底部から水面上に向け
て立設したガイドロッドに係合してガイドロッドの軸方
向に摺動するガイド部を設け、上部に接続部を設け、引
き上げ時に接続部に接続する引上手段によって膜分離ユ
ニットの上部に力を作用させてガイドロッドに沿って真
直な軌跡上を一定姿勢を保ちながら移動させることを特
徴とする膜分離ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00965893A JP3387540B2 (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 膜分離ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00965893A JP3387540B2 (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 膜分離ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06218248A JPH06218248A (ja) | 1994-08-09 |
JP3387540B2 true JP3387540B2 (ja) | 2003-03-17 |
Family
ID=11726317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00965893A Expired - Lifetime JP3387540B2 (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 膜分離ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3387540B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4500648B2 (ja) * | 2004-10-28 | 2010-07-14 | ニッコー株式会社 | 浸漬型膜分離装置 |
JP4805625B2 (ja) * | 2005-07-27 | 2011-11-02 | 株式会社エムケイ | スラッジの脱水濃縮方法 |
JP4929220B2 (ja) * | 2008-04-02 | 2012-05-09 | オルガノ株式会社 | 浸漬型膜分離装置 |
JP5606166B2 (ja) * | 2010-06-09 | 2014-10-15 | 株式会社クボタ | 水処理設備および水処理機器の吊り上げ装置 |
JP6198423B2 (ja) * | 2013-03-27 | 2017-09-20 | 株式会社クボタ | 吊り上げ装置、吊り上げセット及び水処理設備 |
US10940440B2 (en) | 2016-05-31 | 2021-03-09 | Meidensha Corporation | Film separation device, structure for arranging film element, and film cassette and film unit |
JP6222320B1 (ja) * | 2016-09-21 | 2017-11-01 | 株式会社明電舎 | 膜分離装置 |
JP6222284B1 (ja) * | 2016-05-31 | 2017-11-01 | 株式会社明電舎 | 膜エレメントの配置構造、膜カセット及び膜ユニット |
-
1993
- 1993-01-25 JP JP00965893A patent/JP3387540B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06218248A (ja) | 1994-08-09 |
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