JP3387516B2 - 画像符号化装置及びその方法 - Google Patents

画像符号化装置及びその方法

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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像符号化装置及びその
方法に関し、特に画像信号を直交変換して得た変換デー
タを量子化し、前記量子化された変換データを符号化す
る符号化処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カラー画像信号の符号化方式とし
て、適応的DCT(離散的コサイン変換)符号化方式が
注目されており、この種の符号化方式の国際標準化機関
として設立されたグループであるJPEG(Joint
PhotographicExpert Grou
p)における符号化方式においても、DCT符号化方式
が採用されている。
【0003】以下、この種の符号化方式の基本システム
の概要について簡単に説明する。
【0004】図4はDCT変換を用いた従来の符号化方
式の概略構成例を説明するためのブロック図、図5〜図
8は図2に示す符号化方式の処理を説明するための図で
ある。2は符号化しようとするデジタル画像信号の入力
端子であり、ラスタースキャンによるデジタル画像信号
が入力される。該端子2に入力された画像信号は8×8
ブロック化回路4に入力され、ここで2次元的に(8×
8)画素からなる画素ブロックに分割され、この画素ブ
ロック単位で後段に送出される。
【0005】6はこのブロック化回路4からの画像信号
をDCT変換し、周波数領域についての(8×8)のデ
ータマトリクスを出力するDCT変換回路である。即
ち、図5に示す如き画像データD11〜D88からなる画素
ブロックは、該回路6により図6に示す如きX11〜X88
からなるデータマトリクスに変換される。
【0006】ここで、X11は画素ブロックの水平方向及
び垂直方向についての直流(DC)成分、即ち、この画
素ブロックの平均値を示している。このX11〜X88を一
般にXijとすると、iが大きい程垂直方向に高い周波数
を有する成分、jが大きい程水平方向に高い周波数を有
する成分を示している。
【0007】DCT変換回路6から出力されたデータマ
トリクスは線形量子化回路8に入力される。一方、量子
化マトリクス発生回路18は、各DCT係数X11〜X88
に対する量子化ステップサイズの重み付けを示す量子化
マトリクスW11〜W88(図5に示す)を発生し、係数発
生回路16は係数Cを発生する。この量子化マトリクス
11〜W88及び係数Cは乗算器20へ入力される。乗算
器20では(Wij×C)を演算し、線形量子化回路8の
量子化ステップはこの乗算器20の出力Q11〜Q88に従
って決定される。ここでCは正の値であり、このCの値
により画質や発生データ量が制御される。
【0008】実際には、線形量子化回路8ではXij/Q
ijが演算され、出力される。この線形量子化回路8の出
力をG11〜G88とする。この量子化された変換データG
11〜G88はジグザグ走査回路10にて直流成分から順に
送出される。即ち、ジグザグ走査回路10からは、G11
〜G88がG11,G12,G21,G31,G22,G13,G14
23,G32,G41…G85,G86、77,G68,G78,G
87,G88の順で可変長符号化回路(VLC)12に供給
される。
【0009】VLC12においては、例えば直流成分G
11については近傍に位置する画素ブロック間で予測値を
算出し、この予測値との予測誤差をハフマン符号化す
る。もしくは、この直流成分のみは等長符号化する。一
方、直流成分G11以外の交流成分G12〜G88について
は、その量子化出力を上述の如く、低周波成分から高周
波成分へとジグザグ走査しながら符号化し、量子化出力
が0でない有意係数はその値により、グループに分類
し、そのグループ識別番号と、直前の有意係数との間に
はさまれた量子化出力が0の無効係数の個数のラン長と
を組にしてハフマン符号化し、続いてグループ内のいず
れの値であるかを等長符号を付加する。
【0010】一般に、画像の斜め方向の高周波成分は発
生確率が低いため、ジグザグ走査後のGijの後半部分は
すべて0になることが多いと予測される。従って、この
様にして得た可変長符号は非常に高い圧縮率が期待で
き、平均で数分の1程度の圧縮率を想定した場合には、
殆ど画質劣化のない画像が復元できる。
【0011】一方、一般に伝送路は単位時間あたりの伝
送容量は定められており、動画像を伝送する場合の様に
所定期間毎に1画面を伝送しなければならない場合にお
いては、出力される符号が画面単位もしくは画素ブロッ
ク単位で固定されたビット数となることが望まれる。
【0012】ここで、前述の係数Cを大きくとればGij
が0となる確率が増加し、符号化されたデータの総ビッ
ト数NBが減少する。この係数Cと総ビット数NBとの
関係は、画像によって異なるが何れにしても単純減少関
数であり、平均的な画像について図8の如き対数曲線と
なることが知られている。
【0013】そこで、所望の総ビット数NBOを得るた
めの係数C0を予測する手法が、前述のJPEG等によ
り提示されている。即ち、ある係数C1について先ず符
号化を行い、こうして得られた符号の総ビット数nb1
を求める。このnb1及びC1に基づきC0の予測値C
2を計算する、この計算は図6に示す対数曲線が(C
1,nb1)上を通ることから予測することができる。
【0014】この操作を数回繰り返すことにより、所望
の総ビット数NB0に対して数%程度の誤差符号量とす
ることができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
に繰り返し符号化を行い上記係数C0の値を決定する処
理は、非常に時間のかかる処理であり、動画像の様に所
定期間に1画面を必ず伝送しなければならない符号化装
置には適していない。特に、高品位テレビジョン信号の
如くビットレートの極めて高い画像信号を取扱う場合に
はこの様な処理は不可能である。
【0016】また、この種の装置に於ては1フレーム等
の所定期間単位で符号の伝送を行う場合に、直流成分の
みをまとめて先に伝送し、その後に可変長符号化された
交流成分を伝送することが望ましい。これは伝送路上で
符号誤りが発生した場合にも、直流成分が保護される確
率が高くなるからである。しかし、この様な処理を行う
ためにはこれらの伝送順序入替のため多量のメモリを必
要とし、ハード規模の増大を招く。
【0017】本発明は、斯かる背景下に、標本化された
画像信号を符号化した際の符号量を所望な符号量となる
ように高速に符号化処理することができ、且つ、小さい
ハード量で符号誤りの発生を考慮した符号化が行える画
像符号化装置及びその方法を提供することを目的とす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】本願発明にかかる画像符
号化装置は、標本化された画像信号を順次入力する入力
手段と、前記入力手段によって入力された画像信号を所
定数の標本単位毎にブロック分割するブロック分割手段
と、前記ブロック分割手段によって分割されたブロック
データを直交変換する変換手段と、前記変換手段によっ
て変換された変換データから直流成分データを抽出する
抽出手段と、前記抽出手段により抽出された直流成分デ
ータを符号化する第1の符号化手段と、前記変換手段に
よって変換された変換データの交流成分データの所定単
位を符号化した際の符号量が所望の符号量になると予測
される量子化ステップを発生する発生手段と、前記発生
手段により発生された量子化ステップにより前記変換デ
ータの交流成分データを符号化する第2の符号化手段
と、前記第1の符号化手段より符号化された直流成分デ
ータと前記第2の符号化手段によって符号化された交流
成分データとを多重化する多重化手段とを有し、前記発
生手段は、初期量子化ステップを第1の量子化ステップ
として発生する初期量子化ステップ供給手段と、N(N
は2以上の自然数の定数)個の符号量算出手段と、N個
の予測手段とを含み、前記N個の符号量算出手段は、前
記変換データの交流成分データを第M(Mは、1≦M≦
Nを満たす自然数の集合)の量子化ステップで量子化し
て符号化した際の第Mの符号量を求める第Mの符号量算
出手段からなり、前記N個の予測手段は、前記第Mの量
子化ステップ及び前記第Mの符号量から、前記所望の符
号量になると予測される第M+1の量子化ステップを発
生する第Mの予測手段からなり、前記第Mの符号量算出
手段及び前記第Mの予測手段の内、第L(2≦L≦Nを
満たす自然数の集合)の符号量算出手段及び第Lの予測
手段は、第L−1の符号量算出手段及び第L−1の予測
手段が処理を実行している期間、前記第L−1の符号量
算出手段及び前記第L−1の予測手段が現在処理してい
る所定単位の画像データの1つ前に処理した所定単位の
画像データに対して処理を実行し、前記第2の符号化手
段に供給される量子化ステップは、第Nの予測手段から
発生された量子化ステップであることを特徴とする。ま
た、本願発明にかかる画像符号化方法は、標本化された
画像信号を順次入力する入力工程と、前記入力工程で入
力された画像信号を所定数の標本単位毎にブロック分割
するブロック分割工程と、前記ブロック分割工程で分割
されたブロックデータを直交変換する変換工程と、前記
変換工程で変換された変換データから直流成分データを
抽出する抽出工程と、前記抽出工程で抽出された直流成
分データを符号化する第1の符号化工程と、前記変換工
程で変換された変換データの交流成分データの所定単位
を符号化した際の符号量が所望の符号量になると予測さ
れる量子化ステップを発生する発生工程と、前記発生工
程で発生された量子化ステップにより前記変換データの
交流成分データを符号化する第2の符号化工程と、前記
第1の符号化工程で符号化された直流成分データと前記
第2の符号化工程で符号化された交流成分データとを多
重化する多重化工程とを有し、前記発生工程は、初期量
子化ステップを第1の量子化ステップとして発生する初
期量子化ステップ供給工程と、N(Nは2以上の自然数
の定数)個の符号量算出手段による符号量算出工程と、
N個の予測手段による予測工程とを含み、前記N個の符
号量算出手段は、前記変換データの交流成分データを第
M(Mは、1≦M≦Nを満たす自然数の集合)の量子化
ステップで量子化して符号化した際の第Mの符号量を求
める第Mの符号量算出手段からなり、前記N個の予測手
段は、前記第Mの量子化ステップ及び前記第Mの符号量
から、前記所望の符号量になると予測される第M+1の
量子化ステップを発生する第Mの予測手段からなり、前
記第Mの符号量算出手段及び前記第Mの予測手段の内、
第L(2≦L≦Nを満たす自然数の集合)の符号量算出
手段及び第Lの予測手段は、第L−1の符号量算出手段
及び第L−1の予測手段が処理を実行している期間、前
記第L−1の符号量算出手段及び前記第L−1の予測手
段が現在処理している所定単位の画像データの1つ前に
処理した所定単位の画像データに対して処理を実行し、
前記第2の符号化工程に供給される量子化ステップは、
第Nの予測手段で発生された量子化ステップであること
を特徴とする。
【0019】
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0021】図1は本発明の一実施例としてテレビジョ
ン信号の伝送を行う伝送装置に本発明を適用した符号化
装置の構成を示すブロック図である。
【0022】図中、20はアナログテレビジョン信号の
入力端子であり、該端子20から入力されたテレビジョ
ン信号はA/D変換器22にて8ビットにデジタル化さ
れ、図2のブロック化回路4と同様の動作を行う(8×
8)ブロック化回路26にて(8×8)の画素ブロック
に分割され、各ブロック毎にDCT変換回路28に供給
される。
【0023】各ブロックの画素データD11〜D88はDC
T変換回路28にて図4の場合と同様に周波数領域につ
いてのデータマトリクスX11〜X88に変換され、ジグザ
グ走査回路30に供給される。該ジグザグ走査回路30
は、図4の10と同様の動作を行い、DCT変換された
データマトリクスX11〜X88をX11,X12,X21
31,X22,X13,X14,X23,X32,X41…X85,X
86,X77,X68,X78,X87,X88の順で出力する。
【0024】量子化マトリクス発生回路36は、前述の
量子化マトリクスW11〜W88を発生する。但し、本実施
例では各量子化回路32a〜32eには既にジグザグ走
査されたデータが入力されるのでこの量子化マトリクス
11〜W88もジグザグ走査に対応した順序で発生され、
乗算回路38a〜38eに供給される。
【0025】乗算器38aには初期係数発生回路より、
前述の係数(制御係数)Cとして初期係数C1が供給さ
れる。ここで、本実施例ではこの初期係数C1は「1」
とする。なお、この初期係数C1を「1」とした場合に
は、Wij=Qijとなるので乗算回路38aは不要であ
り、量子化マトリクスW11〜W88をそのまま量子化回路
32aに入力すれば良い。
【0026】こうして、量子化回路32aにおいてはこ
の制御係数C1による量子化コードG111〜G188が得
られる。この量子化された変換コードG111〜G188
VLC40aに入力される。
【0027】本実施例にあってはVLC40a〜40d
は実際の符号化データは出力せず、交流成分について図
4のVLC12と同様の処理を行った場合の各画面毎の
総ビット数情報nb1〜nb4のみを出力する。ここで
VLC40aの出力する総ビット数情報nb1は係数演
算回路44aに入力される。係数演算回路44a〜44
dはVLC40a〜40dからの総ビット数情報nb1
〜nb4及び初期係数と係数演算回路44a〜44cの
出力C1〜C4を用いて所望の総ビット数NB0に対応
する制御係数C0を予測し、夫々制御係数としてC2〜
C5を出力する。ここで、係数演算回路44a〜44d
は量子化回路32a〜32dに入力された1画面分の変
換データによって得られた制御係数C2〜C5を次の1
画面分の変換データが量子化回路32a〜32dに入力
されるタイミングで出力する。尚、後述の如く本実施例
では直流成分については等長符号化するのでこの各VL
C40a〜40dでは交流成分のみの符号化後のデータ
総量を演算する。
【0028】一方、34a〜34dはジグザグ走査回路
30の出力を1画面(フレーム)期間遅延する回路(1
FDL)であり、従って、係数演算回路44aの出力す
る制御係数C2はこの制御係数C2を得るために用いた
1画面分の変換データが量子化回路32bに入力される
タイミングで乗算器38bに入力される。乗算回路38
bでは(Wij×C)が演算され量子化回路32bに入力
される。即ち、量子化回路32bでは同一の画面につい
て2度目の量子化が行われることになり、制御係数C2
による量子化コードG211〜G288が得られる。この量
子化された変換コードG211〜G288はVLC40bに
入力される。
【0029】係数演算回路44b〜44d、乗算回路3
8c〜38e、1FDL34b〜34、VLC40b〜
40d及び量子化回路32c〜32eの動作は、夫々係
数演算回路44a、乗算回路38b、1FDL34a、
VLC40a及び量子化回路32bの動作と同様であ
り、これらの回路によって1つの画面についての所望の
制御係数の予測値が順次更新されていく。
【0030】これによって、係数演算回路44dから得
られる制御係数の予測値C5は、所望の総ビット数NB
0に対応する制御係数C0に極めて近い値に収束してい
る筈であり、本実施例ではこの制御係数C5を最終的な
制御係数Cとして乗算回路38eに供給している。乗算
器38eの出力は量子化回路32eに供給され、該量子
化回路32eでは1FDL34dの出力、即ち、都合4
フレーム期間遅延された変換データ中の少なくとも交流
成分を量子化して、G512〜G588としてVLC40e
に供給する。
【0031】VLC40eはこの交流成分G512〜G5
88に対し実際に図4にて説明した如き符号化を行い、符
号化データ(DATA)を出力する。
【0032】一方、直流成分については1FDL34c
の出力からDC抽出回路51で分離抽出され、量子化器
52に入力される。量子化器52に於ては前述の係数C
に係らず所定の量子化ステップにて直流成分X11を量子
化し、符号化回路54に入力する。
【0033】符号化回路54は上述の如き直流成分を予
測差分符号化等により等長符号化する。ここで、符号化
回路54で等長符号化された直流成分のデータと、前述
の様にVLC40eにて可変長符号化された交流成分の
データとは夫々バッファメモリ56、46に入力され
る。
【0034】メモリ46、メモリ56からの符号化デー
タの読み出しはメモリ制御回路58によって制御されて
おり、同一フレームの符号化データに対し、1フレーム
分すべての直流成分符号化データを先ず読み出し、次に
同じフレームの交流成分符号化データを読み出す様に制
御される。
【0035】ここでメモリ46、メモリ56における記
憶データの書き込みと読み出しの時間関係について説明
する。
【0036】図2は、メモリ46へのデータの書き込
み、即ち交流成分符号化データ(AC)の書き込み、メ
モリ56へのデータの書き込み、即ち直流成分符号化デ
ータ(DC)の書き込み、及び両メモリからのデータの
読み出しの時間関係を示した図である。
【0037】直流成分符号化データ(DATA−2)
は、前述の係数Cによらず一定の量子化ステップで量子
化を行うことにより、前述のファクタ演算回路44での
最終係数Cの決定前に先行して量子化を行うことができ
ている。
【0038】そのために、図1に於て、最終段の1FD
L34dの前段で直流成分データをDC抽出回路50で
分離抽出して、量子化回路52にて量子化を行う構成と
してある。
【0039】これにより、注目しているフレームの交流
成分符号化データ(AC)がメモリ46に書き込まれる
期間に、既にメモリ56に記憶されている同一フレーム
の直流成分符号化データ(DC)を、交流成分符号化デ
ータ(AC)に先行して読み出すことが可能となる。
【0040】一方、図3はDC抽出回路51を用いず、
交流成分データと直流成分データを同一フレーム期間で
量子化し、符号化した場合の交流成分符号化データ(A
C)、直流成分符号化データ(DC)に相当するデータ
の書き込み、及び読み出しの時間関係を示した図であ
る。
【0041】この場合は、データの伝送順序変更のた
め、読み出しは書き込みに対し、1フレーム期間遅れて
行われるための、メモリ容量としてはACについて2フ
レーム分の容量が必要となる。
【0042】以上の説明より、1フレーム単位でデータ
の伝送順序を入れ換える際に必要なメモリ容量は、通常
の構成によれば2フレーム分必要となるが、本実施例に
於ては、交流成分符号化データ(AC)に関して、1フ
レーム分の容量を有するメモリを設けるだけで、データ
の伝送順序の変更が実現可能となる。
【0043】ここで、メモリ46、メモリ56がデータ
の所定のビットレートでの読み出しのためのバッファ機
能を兼ねているのは言うまでもない。
【0044】またこの時、メモリ制御回路58は、メモ
リ46からのデータの読み出しアドレスが、書き込みア
ドレスを追い越されない様に、1フレーム単位でのデー
タの読み出し開始時を、書き込み開始時に比べ若干遅ら
せるよう制御している。
【0045】上述の様にしてメモリ46、メモリ56か
ら読み出された交流成分符号化データ(AC)、直流成
分符号化データ(DC)は、マルチプレクサ48にて最
終的な係数Cとともに多重され、所定のビットレートで
端子60により伝送路に出力される。
【0046】以上の説明より、上述の如き構成によれば
係数Cのフィードバックをまったく行っていないので、
同一の画面に対する制御係数Cの計算を5度行っている
にも拘らず、1画面あたりの処理に要する期間は制御係
数Cを一定とする処理と同一となり、極めて高速の処理
が可能となっている。
【0047】また、少ないメモリ容量により、データの
伝送順序の変更、即ち、直流成分符号化データ(DC)
の先送りが可能となっている。
【0048】尚、上述の実施例に於て係数演算回路44
b〜44dは、係数演算回路44a〜44cの出力する
係数C2〜C4と、該係数C2〜C4に従って量子化、
可変長符号化した場合の総ビット数情報nb2〜nb4
を用いて所望の制御回路C0を予測したが、更に前段の
係数及び総ビット数情報を用いてより正確に予測する構
成とすることも可能である。例えば係数演算回路44b
において係数C3を演算するために係数C1、C2及び
総ビット数情報nb1、nb2を用いればより正確に係
数C0を予測することができる。
【0049】更に、本実施例に於ては、極めて高速の処
理を実現するために制御係数Fは各画面毎に決定してい
るが、処理時間に若干の余裕がある場合には、この制御
係数Fの値を決定する単位(期間)を小さく(短く)す
ることも可能である。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
標本化された画像信号を符号化した際の符号量を所望な
符号量となるように高速に符号化処理することができ
る。
【0051】また、伝送時の誤り対策に有用なデータの
伝送順序入れ換えのためのメモリ容量を少なくでき、そ
のためのハード規模の増大を最小限に抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての画像符号化装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1の装置に於けるデータ伝送順序の制御動作
について説明するための図である。
【図3】同時に得られた直流成分と交流成分についての
データ伝送順序の制御動作について説明するための図で
ある。
【図4】DCT変換を用いた従来の符号化方式の概略構
成を説明するためのブロック図である。
【図5】(8×8)の画像データよりなる画素ブロック
を示す図である。
【図6】DCT変換されたデータマトリクスを示す図で
ある。
【図7】量子化ステップサイズの重み付けを示す量子化
マトリクスを示す図である。
【図8】係数Cと総ビット数との関係を示す図である。
【符号の説明】
26 ブロック化回路 30 DCT変換回路 32a〜32e 量子化回路 34a〜34d 1フレーム期間遅延回路 36 量子化マトリクス発生回路 38a〜38e 乗算回路 40a〜40e 可変長符号化回路 42 初期係数発生回路 44a〜44d 係数演算回路 46,56 バッファメモリ 48 マルチプレクサ 51 GC(直流成分)抽出回路 52 量子化回路 54 符号化回路 58 バッファ制御回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−3479(JP,A) 特開 平3−53666(JP,A) 特開 平3−166887(JP,A) 特開 平3−192878(JP,A) 特開 平3−205963(JP,A) 根本啓次(他1名),”DCT符号化 方式の符号量制御方法”,電子情報通信 学会秋季全国大会講演論文集,社団法人 電子情報通信学会,1989年8月15日, D−45,分冊6,p.6−45 電子情報通信学会,”画像通信システ ム”,社団法人 電子情報通信学会, 1990年3月25日,p.264 辻井重男(他1名),”新OHM文庫 ディジタル信号処理”,株式会社 オ ーム社,1987年12月20日,p122−124

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標本化された画像信号を順次入力する入
    力手段と、 前記入力手段によって入力された画像信号を所定数の標
    本単位毎にブロック分割するブロック分割手段と、 前記ブロック分割手段によって分割されたブロックデー
    タを直交変換する変換手段と、 前記変換手段によって変換された変換データから直流成
    分データを抽出する抽出手段と、 前記抽出手段により抽出された直流成分データを符号化
    する第1の符号化手段と、 前記変換手段によって変換された変換データの交流成分
    データの所定単位を符号化した際の符号量が所望の符号
    量になると予測される量子化ステップを発生する発生手
    段と、 前記発生手段により発生された量子化ステップにより前
    記変換データの交流成分データを符号化する第2の符号
    化手段と、 前記第1の符号化手段より符号化された直流成分データ
    と前記第2の符号化手段によって符号化された交流成分
    データとを多重化する多重化手段とを有し、 前記発生手段は、初期量子化ステップを第1の量子化ス
    テップとして発生する初期量子化ステップ供給手段と、
    N(Nは2以上の自然数の定数)個の符号量算出手段
    と、N個の予測手段とを含み、 前記N個の符号量算出手段は、前記変換データの交流成
    分データを第M(Mは、1≦M≦Nを満たす自然数の集
    合)の量子化ステップで量子化して符号化した際の第M
    の符号量を求める第Mの符号量算出手段からなり、 前記N個の予測手段は、前記第Mの量子化ステップ及び
    前記第Mの符号量から、前記所望の符号量になると予測
    される第M+1の量子化ステップを発生する第Mの予測
    手段からなり、 前記第Mの符号量算出手段及び前記第Mの予測手段の
    内、第L(2≦L≦Nを満たす自然数の集合)の符号量
    算出手段及び第Lの予測手段は、第L−1の符号量算出
    手段及び第L−1の予測手段が処理を実行している期
    間、前記第L−1の符号量算出手段及び前記第L−1の
    予測手段が現在処理している所定単位の画像データの1
    つ前に処理した所定単位の画像データに対して処理を実
    行し、 前記第2の符号化手段に供給される量子化ステップは、
    第Nの予測手段から発生された量子化ステップであるこ
    とを特徴とする画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 標本化された画像信号を順次入力する入
    力工程と、 前記入力工程で入力された画像信号を所定数の標本単位
    毎にブロック分割するブロック分割工程と、 前記ブロック分割工程で分割されたブロックデータを直
    交変換する変換工程と、 前記変換工程で変換された変換データから直流成分デー
    タを抽出する抽出工程と、 前記抽出工程で抽出された直流成分データを符号化する
    第1の符号化工程と、前記変換工程で変換された変換デ
    ータの交流成分データの所定単位を符号化した際の符号
    量が所望の符号量になると予測される量子化ステップを
    発生する発生工程と、 前記発生工程で発生された量子化ステップにより前記変
    換データの交流成分データを符号化する第2の符号化工
    程と、 前記第1の符号化工程で符号化された直流成分データと
    前記第2の符号化工程で符号化された交流成分データと
    を多重化する多重化工程とを有し、 前記発生工程は、初期量子化ステップを第1の量子化ス
    テップとして発生する初期量子化ステップ供給工程と、
    N(Nは2以上の自然数の定数)個の符号量算出手段に
    よる符号量算出工程と、N個の予測手段による予測工程
    とを含み、 前記N個の符号量算出手段は、前記変換データの交流成
    分データを第M(Mは、1≦M≦Nを満たす自然数の集
    合)の量子化ステップで量子化して符号化した際の第M
    の符号量を求める第Mの符号量算出手段からなり、 前記N個の予測手段は、前記第Mの量子化ステップ及び
    前記第Mの符号量から、前記所望の符号量になると予測
    される第M+1の量子化ステップを発生する第Mの予測
    手段からなり、 前記第Mの符号量算出手段及び前記第Mの予測手段の
    内、第L(2≦L≦Nを満たす自然数の集合)の符号量
    算出手段及び第Lの予測手段は、第L−1の符号量算出
    手段及び第L−1の予測手段が処理を実行している期
    間、前記第L−1の符号量算出手段及び前記第L−1の
    予測手段が現在処理している所定単位の画像データの1
    つ前に処理した所定単位の画像データに対して処理を実
    行し、 前記第2の符号化工程に供給される量子化ステップは、
    第Nの予測手段で発生された量子化ステップであること
    を特徴とする画像符号化方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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根本啓次(他1名),"DCT符号化方式の符号量制御方法",電子情報通信学会秋季全国大会講演論文集,社団法人 電子情報通信学会,1989年8月15日,D−45,分冊6,p.6−45
辻井重男(他1名),"新OHM文庫 ディジタル信号処理",株式会社 オーム社,1987年12月20日,p122−124
電子情報通信学会,"画像通信システム",社団法人 電子情報通信学会,1990年3月25日,p.264

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