JP3387217B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
ープル綴じする画像形成装置に関する。
プル機能を備える複写機、あるいはファクシミリ等の画
像形成装置が各種開発されている。この種の画像形成装
置では、複写後に排出されるシート(複写用紙)を仕分
け収納した後、自動的にステープル綴じするシート後処
理装置を備えている。シート後処理装置では、使用する
ステープル針のサイズ、あるいはステープラー自体の綴
じ能力に応じて適切な綴じ枚数が定まる。したがって、
多数枚のシート束を綴じるのに用いるステープル針で数
枚程度のシートをステープル綴じしたり、あるいはこれ
とは逆に、短いステープル針で多数枚のシート束をステ
ープル綴じすると、シート束を痛めたり、シート束を綴
じることができないといったステープル・ミスを招致す
る虞がある。
避するため、複写後に排出されるシート束の厚みを検出
すると共に、検出した厚みに対応する綴じ能力のステー
プラーを、複数のステープラーの内から選択してステー
プル動作させる技術や、自動給紙される原稿の枚数を計
数し、計数された原稿枚数に対して最適な綴じ能力のス
テープラーを選択してステープル動作させるようにした
技術が開発されている。なお、これら技術の詳細に関し
ては、例えば、特開平2−86552号公報、特開平2
−86554号公報、特開平2−233462号公報あ
るいは特開平2−233462号公報に開示されてい
る。
画像形成装置では、複写後に排出されるシート束の厚み
を検出したり、あるいは自動給紙される原稿の枚数を計
数してステープル綴じ厚を判定するため、複写動作する
以前にステープル綴じが可能か否かを判定することがで
きないという問題がある。複写動作する以前にステープ
ル綴じの可否を判定できないと、例えば、紙厚が異なる
各種用紙を組合わせて複写する場合には、複写後のシー
ト束の厚みが最大ステープル綴じ厚を超過してしまうこ
とも起こり得る。そうした状況では、最大ステープル綴
じ厚に合致するよう原稿枚数をセットし直したり、使用
する用紙厚を替える等、結局、ステープル処理の作業性
を著しく低下させる原因となっている。
されたもので、用紙厚が異なる各種用紙種類を組合わせ
て複写する際のステープル・ミスを排除し、極めて効率
良いステープル処理を実現し得る画像形成装置を提供す
ることを目的としている。
め、請求項1に記載の発明にあっては、複数の用紙種類
の内、複写に使用される用紙種類と、前記複数の用紙種
類にそれぞれ対応する用紙厚を記憶する記憶手段と、用
紙種類の選択を受け付ける受付手段と、一度に複数種類
の用紙を用いて所望の複写を行う際、前記選択された該
用紙種類に対応する用紙厚と各用紙に対する原稿枚数と
から綴じ厚を算出する算出手段と、算出された当該綴じ
厚が最大綴じ厚を超えているか否かを判別する判別手段
と、前記綴じ厚が最大綴じ厚を超えないと判別された場
合、複写後の用紙をステープル綴じするステープル手段
とを具備することを特徴としている。
求項1に記載の構成において、前記綴じ厚が最大綴じ厚
を越えていると判別された場合、ステープル綴じできな
い旨を表示する表示手段をさらに具備することを特徴と
している。また、請求項3に記載の発明によれば、複数
の用紙種類の内、複写に使用される用紙種類を記憶する
第1の記憶手段と、前記複数の用紙種類にそれぞれ対応
する用紙厚を記憶する第2の記憶手段と、原稿を複写す
る前に、前記第1の記憶手段に記憶される用紙種類に対
応する用紙厚を、前記第2の記憶手段から読み出し、読
み出した用紙厚と原稿枚数とから綴じ厚を算出すると共
に、当該綴じ厚が最大綴じ厚を超えているか否かを判別
する判別手段と、前記綴じ厚が最大綴じ厚を超えないと
判別された場合、複写後の用紙をステープル綴じするス
テープル手段とを具備することを特徴としている。
種類の内、複写に使用される用紙種類を記憶しておき、
第2の記憶手段に複数の用紙種類にそれぞれ対応する用
紙厚を記憶しておく。そして、複写する以前に、判別手
段が複写に使用される用紙種類に対応する用紙厚を前記
第2の記憶手段から読み出し、読み出した用紙厚と原稿
枚数とから綴じ厚を算出すると共に、当該綴じ厚が最大
綴じ厚を超えているか否かを判別する。綴じ厚が最大綴
じ厚を超えないと判別された場合、ステープル手段が複
写後の用紙をステープル綴じする。これにより、用紙厚
が異なる各種用紙を組合わせて複写する際のステープル
・ミスを排除し、極めて効率良いステープル処理を実現
することが可能になる。
て説明する。 A.実施例の構成 図1は、本発明の一実施例による画像形成装置の電気的
構成を示すブロック図である。この図において、1は装
置各部を制御するCPUであり、その動作については後
述する。2はCPU1によってロードされる各種制御プ
ログラムや制御データ、あるいはデータテーブルを記憶
するROMである。このROM2は、特に、各種複写用
紙毎の紙厚を登録してなる用紙厚テーブルを備える。用
紙厚テーブルは、例えば、各種用紙を収納する給紙トレ
イ毎に、対応する用紙1枚当りの紙厚を記憶したもので
ある。3はCPU1のワークエリアとして用いられ、各
種レジスタ/フラグデータが一時記憶されるRAMであ
る。RAM3の所定記憶エリアには、複写動作に先立っ
て入力される操作データが一時記憶される。ここで言う
操作データとは、紙厚の異なる各種用紙を用いて複写す
る際に入力される情報であって、使用する用紙種類と、
その用紙が収納される給紙トレイとを選択指定するデー
タである。
稿をコンタクトガラス上(図示略)へ給紙し、後述する
画像形成部5による露光が完了した時点で、当該原稿を
排紙する自動原稿送り部である。自動原稿送り部4は、
原稿セットおよび原稿送り枚数を検出する原稿カウント
センサ4a、このセンサ4aの出力をバスBに供給する
インタフェース回路4b、原稿を給排紙する搬送モータ
4cおよび当該モータ4cをCPU1から供給される制
御信号に応じて駆動するドライバ4dとから構成されて
いる。
給紙トレイから複写用紙を所定位置に搬送する一方、上
記自動原稿送り部4がセットした原稿を当該用紙に露光
して画像形成し、この後、画像形成された用紙を指定ビ
ンへ排紙するものであり、構成要素5a〜5fを備え
る。5aは装置パネル面に配設される各種操作スイッチ
および当該スイッチ操作に応じた設定状態を表示する液
晶ディスプレイ等から形成される操作部である。この操
作部5aは、紙厚の異なる各種用紙を用いて複写する場
合、使用する用紙種類に対応する給紙トレイを選択指定
したり、複写枚数をセットする際などに操作される。
5aから出力されるスイッチ操作信号をバスBに供給す
る一方、当該バスBを介してCPU1から供給される表
示制御信号を操作部5に出力する。5cは指定された給
紙トレイより用紙送りする用紙搬送モータ、5dはCP
U1から供給される制御信号に応じて用紙搬送モータ5
cを駆動制御するドライバである。5eは複写動作に係
わる給紙位置や排紙位置などを検出する各種センサ(例
えば、ホームセンサ、ビン位置センサあるいは排紙セン
サ等からなる)である。5fはインタフェース回路であ
り、これら各種センサの出力をバスBに供給する。
用紙をステープル綴じするシート後処理部であり、構成
要素6a〜6dを備える。6aは画像形成部5から排紙
された用紙をステープラーユニット(図示略)に搬送す
る搬送モータ、6bはCPU1から供給される制御信号
に従って、当該搬送モータ6aを駆動制御するドライバ
である。6cはステープラーユニット(図示略)にステ
ープル動作、すなわち、用紙をステープル綴じさせるス
テープルモータ、6dはCPU1から供給される制御信
号に従って、当該モータ6cを駆動制御するドライバで
ある。
を参照して説明する。なお、ここでは、紙厚が異なる各
種用紙を組合わせて複写する際の動作について説明する
ものとする。まず、この実施例による画像形成装置に電
源が投入されると、CPU1はROM2から読み出した
制御プログラムを自身にロードした後、装置各部4〜6
に初期化を要求する制御信号を発生し、これら各部4〜
6がウォームアップする迄待機する。そして、各部4〜
6のウォームアップが完了すると、CPU1は操作部5
aの液晶ディスプレイに複写動作可能の旨を表わすメッ
セージを表示する。
写用紙に替えて、種々紙厚が異なる用紙を用いて原稿を
複写し、これをステープル綴じさせる場合を想定する。
この場合、オペレータは、各給紙トレイに収納される用
紙種類を確認し、複写すべき原稿に合わせて所望の給紙
トレイを選択する。すなわち、操作部5aにおいて、使
用する用紙種類を選択すべく、用紙選択スイッチ(図示
略)を操作すると、CPU1はこのスイッチ操作信号を
受けて図2に示す用紙選択ルーチンを起動し、ステップ
SA1に処理を進める。
は用紙種類の設定を行うか否かを判断する。この場合、
用紙選択スイッチが操作されることによって、判断結果
が「YES」となり、ステップSA2に進む。ステップ
SA2以降では、例えば、各給紙トレイに割り付けられ
たトレイ番号をテンキー等によって指定するトレイ選択
処理がなされる。いま、ここで、第1給紙トレイ〜第n
給紙トレイを指定すべくキー操作したとすると、CPU
1はステップSA2〜SAnを介して用紙種類入力を行
う。ここで言う用紙種類入力とは、第1給紙トレイ〜第
n給紙トレイを指定するキー操作に応じて使用する用紙
種類と、その用紙が収納される給紙トレイとを指定する
データを、RAM3の所定記憶エリアにセットする処理
を指す。なお、上述した用紙選択スイッチが操作されな
い場合、すなわち、通常の複写処理では、上記ステップ
SA1の判断結果が「NO」となり、このルーチンを完
了する。
オペレータが「ステープル綴じ」を指定する操作スイッ
チをオン設定したとする。そうすると、CPU1は図3
に示すステープル処理ルーチンを起動し、ステップSB
1に処理を進める。ステップSB1では、オートステー
プル処理が選択されたか否かを判断する。このオートス
テープル処理とは、シート後処理部6が画像形成部5か
ら排紙されるシート束を自動的にステープル綴じする処
理を言う。そして、オートステープル処理が選択されて
いる場合には、判断結果が「YES」となり、次のステ
ップSB2に処理を進める。なお、マニュアルでステー
プル綴じする場合には、判断結果が「NO」となり、こ
のルーチンを完了する。
部4を使用するか否を判断する。ここで、自動原稿送り
部4を作動させるよう設定してあれば、判断結果は「Y
ES」となり、ステップSB3に処理を進め、そうでな
ければ、判断結果が「NO」となり、このルーチンを完
了する。ステップSB3に進むと、CPU1は、自動原
稿送り部4に原稿がセットされているか否かを判断し、
セットされていない時には、操作部5の液晶ディスプレ
イに「原稿をセットしてください」というメッセージを
表示し(ステップSB4)、オペレータに原稿セットを
促す。そして、原稿セットされると、ここでの判断結果
が「YES」となり、CPU1は次のステップSB5に
処理を進める。
動作させ、原稿カウントセンサ4aの出力に基づき、原
稿枚数Nをカウントする。そして、紙厚の異なる用紙を
用いて原稿を複写する場合には、この原稿枚数のカウン
トが完了した時点で、使用する用紙種類、すなわち、前
述した用紙選択ルーチンによって指定された第1〜第n
給紙トレイに対応する原稿ページを割り当てるよう入力
操作する。続いて、ステップSB6に進むと、第1〜第
n給紙トレイに各々割り当てられた原稿枚数N 1〜Nnを
算出する一方、これら第1〜第n給紙トレイにそれぞれ
収納される用紙1枚当りの紙厚t1〜tnと、これらに対
応する原稿枚数N1〜Nnとを順次乗算し、これらの総和
(t1・N1+t2・N2+,…,+tn・Nn)から複写後の
シート厚Mを求める。
と、CPU1はステップSB7に進み、シート厚Mがス
テープラーの最大綴じ能力を超えているか否かを判断す
る。ここで、ステープラーの最大綴じ能力を超えている
場合には、判断結果が「NO」となり、ステップSB8
に進み、操作部5の液晶ディスプレイに「ステープル出
来ない厚みです」というメッセージを表示し、オペレー
タにステープル不可を教示する。
最大綴じ能力を超えない場合、上記ステップSB7の判
断結果が「YES」となり、ステップSB9〜SB10
を介して原稿を複写する。この場合、画像形成部6は、
原稿ページ毎に指定された給紙トレイを選択して紙厚の
異なる用紙を用いて順次原稿を複写する。そして、複写
動作が完了すると、CPU1はシート後処理部6に対し
てオートステープル処理を実行するよう指示を出す。こ
れにより、ステップSB11〜SB12を介して紙厚が
異なる用紙により複写されたシートをステープル・ミス
する事なく、極めて効率良くステープル綴じすることが
可能になる訳である。
作に先立って算出したシート厚Mがステープラーの最大
綴じ能力を超えた場合、ステープル不可としてステープ
ル綴じを中止したが、これに替えて、例えば、シート後
処理部6に周知のマルチ・ステープラーユニットを設け
ておき、算出したシート厚Mに最適な綴じ能力を持つス
テープラーを選択使用するようにしても良く、このよう
にすることで、より一層、効率良いステープル処理が実
現する。
の用紙種類の内、複写に使用される用紙種類を記憶して
おき、第2の記憶手段に複数の用紙種類にそれぞれ対応
する用紙厚を記憶しておく。そして、複写以前に、判別
手段が第1の記憶手段に記憶される用紙種類に対応する
用紙厚を、前記第2の記憶手段から読み出し、読み出し
た用紙厚と原稿枚数とから綴じ厚を算出すると共に、当
該綴じ厚が最大綴じ厚を超えているか否かを判別する。
綴じ厚が最大綴じ厚を超えないと判別された場合、ステ
ープル手段が複写後の用紙をステープル綴じするから、
用紙厚が異なる各種用紙を組合わせて複写する際のステ
ープル・ミスを排除でき、極めて効率良いステープル処
理を実現することができる。
構成を示すブロック図である。
すフローチャートである。
作を示すフローチャートである。
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の用紙種類の内、複写に使用される
用紙種類と、前記複数の用紙種類にそれぞれ対応する用
紙厚を記憶する記憶手段と、 用紙種類の選択を受け付ける受付手段と、 一度に複数種類の用紙を用いて所望の複写を行う際、前
記選択された該 用紙種類に対応する用紙厚と各用紙に対
する原稿枚数とから綴じ厚を算出する算出手段と、 算出された当該綴じ厚が最大綴じ厚を超えているか否か
を判別する判別手段と、 前記綴じ厚が最大綴じ厚を超えないと判別された場合、
複写後の用紙をステープル綴じするステープル手段とを
具備することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記綴じ厚が最大綴じ厚を越えていると
判別された場合、ステープル綴じできない旨を表示する
表示手段をさらに具備することを特徴とする請求項1に
記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 複数の用紙種類の内、複写に使用される
用紙種類を記憶する第1の記憶手段と、 前記複数の用紙種類にそれぞれ対応する用紙厚を記憶す
る第2の記憶手段と、原稿を複写する前に、 前記第1の記憶手段に記憶される
用紙種類に対応する用紙厚を、前記第2の記憶手段から
読み出し、読み出した用紙厚と原稿枚数とから綴じ厚を
算出すると共に、当該綴じ厚が最大綴じ厚を超えている
か否かを判別する判別手段と、 前記綴じ厚が最大綴じ厚を超えないと判別された場合、
複写後の用紙をステープル綴じするステープル手段とを
具備することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15919494A JP3387217B2 (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15919494A JP3387217B2 (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 画像形成装置 |
Publications (2)
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---|---|
JPH086334A JPH086334A (ja) | 1996-01-12 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP15919494A Expired - Fee Related JP3387217B2 (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3387217B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6248885B2 (ja) * | 2014-09-30 | 2017-12-20 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
-
1994
- 1994-06-17 JP JP15919494A patent/JP3387217B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH086334A (ja) | 1996-01-12 |
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