JP3387172B2 - 情報管理装置 - Google Patents

情報管理装置

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JP3387172B2
JP3387172B2 JP26302193A JP26302193A JP3387172B2 JP 3387172 B2 JP3387172 B2 JP 3387172B2 JP 26302193 A JP26302193 A JP 26302193A JP 26302193 A JP26302193 A JP 26302193A JP 3387172 B2 JP3387172 B2 JP 3387172B2
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敏克 鈴木
正義 榊原
慎一郎 谷口
信 吉見
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Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のデータベースを
同時にかつ自在に使用して、データの検索、編集などを
行なう情報管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】データベースシステムは、複数人でデー
タを多目的に共有して利用できる利点があり、組織的に
情報を共有する際に非常に有効である。データベースシ
ステムは、1つ以上のデータベースと、これらのデータ
ベースを管理するデータベース管理システムと呼ばれる
手段で構成される。データベース管理システムは、長尾
真、片山卓也、植村俊亮,「岩波講座情報科学8 情報
の構造とデータベース」,(1983年)にも記載され
ているように、データに関するデータを集めたデータ辞
書を持ち、アクセス制御や、同時実行や障害回復などを
含めた一貫性制御の機能が必要となっている。
【0003】また、最近では、複数のデータベースシス
テムを扱おうとするマルチデータベース、あるいは、b
it別冊コンピュータ・サイエンス,1992年,共立
出版,Amit P.Sheth,James A.L
arson,滝沢誠訳,「分散した自律的異種データベ
ースを管理するための連邦型データベースシステム」,
pp.37〜85にも記載されているような、連邦型デ
ータベースシステムに関する技術も研究、開発されてい
る。
【0004】しかし、大規模なデータベースシステム
は、利用する際の操作が煩雑であったり、気軽に個人用
の情報を蓄積する手段としては、一般のユーザには容易
に手が出せないものとなっている。また、大規模なデー
タベースシステムのデータベースは、特に、ノート型パ
ーソナルコンピュータ等の可搬性を考慮した小型の機器
上で利用することが困難である。
【0005】データベースといっても始めから共用する
ことを目的として作成されるものばかりではなく、個人
用のデータを集めたパーソナルデータベースとして利用
される場合がある。通常、オフィスでは、個人が住所
録、業務実績表、文献情報、辞書、新聞記事等の多様な
データをデータベースとして取り扱うことも多い。
【0006】このような多様なデータを蓄積し、検索す
るようなツールとしては、例えば、カード型データベー
スや階層型のデータベース等が従来から使われている。
これらのデータベースでは、ユーザは多様なデータを、
データの種類や用途に応じて、別々のデータベースとし
て作成している。例えば、新聞記事は新聞記事情報デー
タベース、文献情報は文献情報データベースとして作成
している。これは、利用するデータベースに依存する面
もあるが、格納したいデータの分類や整理をあらかじめ
要求しないようなデータベースであっても、個別のデー
タベースが形成される傾向が見られる。
【0007】しかし、これらのデータベースを別々のま
まで自由な組み合わせで検索、編集を可能にすることは
困難である。例えば、新聞記事情報データベースと、文
献情報データベースとを、あるいは、社内用語データベ
ースと電子辞書とを一緒にして検索するためには、1つ
1つに対して検索を実行するか、あるいは、実際にデー
タベースを結合させて1つにしたうえで検索を行なう等
の方法を取ることになり、非常に不便なものであった。
【0008】各種の言語情報を電子化して扱っている例
として、電子辞書がある。電子辞書は、言語情報を蓄積
した一種のデータベースである。電子辞書は、検索のみ
に利用されることが多い。例えば、特開昭62−287
336号公報や特開平4−195680号公報などに
は、複数の電子辞書を扱うための従来の装置が開示され
ている。特に、特開平4−195680号公報では、基
本的な辞書の検索順序を決定するための複数の優先順位
テーブルを設け、その優先順位テーブルを切り替えて、
優先順位の高い順に辞書の検索を行なう技術が開示され
ている。しかし、検索対象を変更するためには複数の優
先順位テーブルをあらかじめ用意しておかなければなら
ず、ダイナミックに新しい電子辞書、あるいは、書き込
み可能なデータベース等を追加したり、逆に分離するこ
とに対しては考慮されていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、複数のデータベースを同時
にかつ自在に使用して、データの検索、編集、ダイナミ
ックなデータベースの追加,分割,分離等の処理を行な
うことができるとともに、依存関係を有する複数のデー
タベースの処理を行なうことのできる情報管理装置を提
供することを目的とするものである。同時に使用する複
数のデータベースは、電子辞書のような書き込み制御が
されているデータベース、および、編集可能なデータベ
ースであってよい。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のデータ
ベースを同時に扱える情報管理装置において、個々のデ
ータベースの管理情報を記憶するデータベース管理情報
記憶部と、前記データベース管理情報記憶部の1つのデ
ータベースに対する管理情報を用いて個々のデータベー
スの検索、編集などの入出力を管理するデータベース管
理部と、少なくとも2つの組情報記憶部を指し示す情報
とその2つの組情報記憶部の依存関係情報あるいは1つ
の前記データベース管理情報記憶部を指し示す情報を記
憶することができる組情報記憶部と、任意の1つの前記
組情報記憶部に対して組情報記憶部を捜し出す組情報処
理部と、該組情報処理部により捜し出された組情報記憶
部が指し示す前記データベース管理情報記憶部に対応す
る前記データベース管理部を呼び出すデータベース管理
呼出部を有し、前記組情報記憶部が指し示している2つ
の組情報記憶部が独立でない場合には、前記依存関係情
報に応じた検索処理を行なうことを特徴とするものであ
る。
【0011】前記依存関係情報によって主従関係を有す
るデータベース間において、主となるデータベースのあ
る1単位のデータに対する関連情報を関連情報の種別を
表わす情報とともにそのデータの識別情報をもとに検索
可能な形で従となるデータベースに格納しておくことに
より、前記組情報処理部では、主となるデータベースか
ら検索された結果に前記関連情報を有するデータが含ま
れているか否かを、従となるデータベースから前記識別
情報をもとに関連するデータを検索することにより検出
し、関連情報を有するデータに対して関連情報の種別に
応じた処理を行なうことができる。
【0012】また、前記データベースごとに編集の可否
を判断する編集可否判断部と、前記編集可否判断部によ
る編集可否情報をもとに書き込み制御をする書き込み制
御部と、複数の前記組情報記憶部から前記編集可否判断
部による編集可否情報をもとに編集対象とする1つの前
記データベースを選択する編集対象選択処理部を有する
構成とすることにより、編集対象となるデータベースを
切り替えることができる。
【0013】さらに、前記データベース管理情報テーブ
ルの1つの記憶部を指し示す情報を記憶する前記組情報
記憶部を生成する実データベースハンドル生成部と、任
意の2つの前記組情報記憶部を指し示す情報とその2つ
の前記組情報記憶部の依存関係情報を記憶する前記組情
報記憶部を生成し、2分木構造を作り出す仮想データベ
ースハンドル生成部を有することにより、ユーザによる
2つの前記組情報記憶部の指定から、前記仮想データベ
ースハンドル生成部が新たに前記組情報記憶部を生成す
ることができる。
【0014】
【作用】検索あるいは編集の対象となり得る、全てのデ
ータベースの各々の管理情報がデータベース管理情報記
憶部に記憶されている。1つのデータベースは、データ
ベース管理情報記憶部に記憶されている対応する管理情
報を用いて、データベース管理部において、検索、編集
などの入出力が管理されている。ある組情報記憶部は、
このデータベース管理部を指し示している。また、ある
組情報記憶部は、少なくとも2つの他の組情報記憶部を
指し示しており、組情報記憶部は木構造を有している。
組情報処理部は、ある組情報記憶部から木構造を探索
し、データベース管理部を指し示している組情報記憶部
を探し出し、データベース管理呼出部を介して、データ
ベース管理情報記憶部の情報をもとに適切なデータベー
ス管理部を呼び出し、検索が実行されて行く。この動作
が木構造の探索により探し出された複数のデータベース
に対して行なわれ、複数のデータベースの検索を実現し
ている。
【0015】2つの他の組情報記憶部を指し示す組情報
記憶部は、指し示している2つの組情報記憶部の依存関
係情報を有しており、組情報処理部は、この依存関係情
報により2つの組情報記憶部が互いに独立でない場合に
は、依存関係に応じた検索処理を行なう。例えば、依存
関係情報によって主従関係を有するデータベース間にお
いては、主となるデータベースから検索された検索結果
のうち、従となるデータベースを識別情報をもとに検索
して得られた関連情報に対応する検索結果のデータに対
して、関連情報の種別に応じた処理を行なうことができ
る。
【0016】組情報記憶部は、実データベースハンドル
生成部により、それぞれのデータベース管理情報記憶部
を指し示す組情報記憶部が生成され、仮想データベース
ハンドル部により、2つの組情報記憶部を指し示す組情
報記憶部が生成され、組情報記憶部の2分木構造を構成
することができる。
【0017】データを格納する場合には、編集可否判断
部の結果に基づき、書き込み制御部の制御のもとで、編
集対象選択処理部により選択されたデータベースにデー
タが格納される。
【0018】
【実施例】図1は、本発明の情報管理装置の一実施例を
示す概略ブロック図である。図中、1はデータベース、
2はデータベース管理部、3はデータベース管理情報テ
ーブル、4は実データベースハンドル生成部、5は仮想
データベースハンドル生成部、6は2分木構造部、7は
情報入力部、8は情報出力部、9は検索対象選択処理
部、10は組情報処理部、11はデータベース管理呼出
部、12は編集可否判断部、13は書き込み制御部、1
4は編集対象選択処理部である。
【0019】データベース1は複数存在し、この情報管
理装置の検索あるいは編集対象となる。データベース管
理部2は、各データベース1に対応して複数設けられ、
複数のデータベース1の検索、編集などを管理する。デ
ータベース管理情報テーブル3は、データベース管理部
2がそれぞれのパーソナルデータベース1を検索、編集
などの管理をするために必要となる情報を記憶するデー
タベース管理情報記憶部から構成されるテーブルであ
る。実データベースハンドル生成部4は、データベース
管理情報テーブル3中の1つのデータベース管理情報記
憶部を指し示す組情報記憶部を生成する。仮想データベ
ースハンドル生成部5は、2つの組情報記憶部を指し示
す組情報記憶部を生成する。2分木構造部6は、実デー
タベースハンドル生成部4と仮想データベースハンドル
生成部5とから生成された組情報記憶部の2分木を記憶
する。情報入力部7は、検索キーや編集のための情報を
入力する。情報出力部8は、検索した結果や編集内容な
どを表示する。検索対象選択処理部9は、検索対象とす
るデータベース1の組み合わせを選択する。組情報処理
部10は、選択されたデータベース1の組合わせから、
検索すべきデータベース1を全て探し出す。データベー
ス管理呼出部11は、指定されたデータベース1のデー
タベース管理部2を適切な方法で呼び出す。編集可否判
断部12は、データベース1の編集の可否を判断する。
書き込み制御部13は、編集可否判断部12による編集
可否の情報をもとにデータベース1への書き込みを制御
する。編集対象選択処理部14は、編集対象とするデー
タベース1を選択する。
【0020】図2は、データベース管理情報テーブル3
の一例の説明図である。図中、15はデータベース管理
情報記憶部である。データベース管理情報テーブル3
は、データベース1の数と同じ数のデータベース管理情
報記憶部15で構成される。データベース管理情報記憶
部15には、データベース管理部2がデータベース1を
検索、編集等を行なうために必要となる情報が記憶され
る。図2では、各データベース間情報記憶部15には、
データベースのタイプ、データベース管理部の指定、そ
の他データベース管理に必要となる情報が記憶されてい
る。例えば、データベース1がCD−ROMなどによっ
て提供される電子辞書であっても、適切な情報がデータ
ベース管理情報記憶部15に記憶され、その電子辞書を
管理するデータベース管理部2を備えていれば良い。
【0021】図3は、2分木構造部6の構成要素である
組情報記憶部の一例の説明図である。図中、16は組情
報記憶部、17は前組情報記憶部へのポインタ、18は
後組情報記憶部へのポインタ、19は組情報記憶部タイ
プ、20はデータベース管理情報記憶部へのポインタ、
21は組情報記憶部への第1ポインタ、22は組情報記
憶部への第2ポインタ、23は依存関係情報、24はそ
の他の情報である。
【0022】図3に示した例では、2分木構造部6は、
前組情報記憶部へのポインタ17と後組情報記憶部への
ポインタ18の2つのポインタを使ったリスト構造と
し、このシステム内部に生成されたすべての組情報記憶
部16を管理している。前組情報記憶部へのポインタ1
7と後組情報記憶部へのポインタ18で管理する代わり
に、テーブルとして実現してもよい。
【0023】組情報記憶部タイプ19には、組情報記憶
部16が、実データベースハンドル生成部4によって生
成されたものか、仮想データベースハンドル生成部5に
よって生成されたものかを区別するための組情報記憶部
タイプ情報が格納される。実データベースハンドル生成
部4によって生成された組情報記憶部16は、データベ
ース管理情報記憶部へのポインタ20にポインタが記憶
されている。以下、これを実データベースタイプの組情
報記憶部16とする。仮想データベースハンドル生成部
5によって生成された組情報記憶部16は、組情報記憶
部への第1ポインタ21と組情報記憶部への第2ポイン
タ22によって、他の2つの組情報記憶部が指し示され
ている。以下、これを仮想データベースタイプの組情報
記憶部16とする。この例では、どの組情報記憶部16
も、データベース管理情報記憶部へのポインタ20、組
情報記憶部への第1ポインタ21、組情報記憶部への第
2ポインタ22を有する構成としているが、組情報記憶
部タイプ19に応じて必要なポインタのみを有する構成
としてもよい。
【0024】また、仮想データベースタイプの組情報記
憶部16は、依存関係情報23を有している。依存関係
情報23は、組情報記憶部への第1ポインタ21及び組
情報記憶部への第2ポインタ22により指し示される2
つの組情報記憶部16の依存関係を示している。2つの
組情報記憶部16が互いに独立であれば、依存関係情報
24がないか、あるいは、互いに独立である旨の情報が
格納される。2つの組情報記憶部16に依存関係があれ
ば、その関係が格納される。例えば、指し示している一
方の組情報記憶部16につながるデータベース1に、他
方の組情報記憶部16につながるデータベース1のデー
タに対する付加情報や展開情報を格納しておくことがで
きる。このような複数のデータベースの間の依存関係を
示すことができる。このほか、その他の情報24として
種々の情報を記憶させておくことができる。
【0025】図4は、2分木構造部6内の組情報記憶部
16の関係の1例の説明図である。図中、25は実デー
タベースタイプの組情報記憶部、26は仮想データベー
スタイプの組情報記憶部である。この例では、データベ
ース1が5つある場合を示している。それぞれのデータ
ベースをデータベース1a乃至1eとする。データベー
ス管理情報テーブル3には、各データベース1に対応し
て、データベース管理情報記憶部15a乃至15eが設
けられている。2分木構造部6は、9個の組情報記憶部
16により構成されている。そのうち、5個は実データ
ベースタイプの組情報記憶部25であり、4個は仮想デ
ータベースタイプの組情報記憶部26である。実データ
ベースタイプの組情報記憶部25は、各データベース1
に対応して設けられる。5個の実データベースタイプの
組情報記憶部25をそれぞれ組情報記憶部16a乃至1
6eとする。また、4個の仮想データベースタイプの組
情報記憶部26をそれぞれ組情報記憶部16f乃至16
iとする。組情報記憶部16fは、組情報記憶部16a
及び組情報記憶部16bを指し示している。同様に、組
情報記憶部16gは組情報記憶部16c及び16dを、
組情報記憶部16hは組情報記憶部16f及び16g
を、組情報記憶部16iは組情報記憶部16e及び16
hをそれぞれ指し示している。
【0026】2分木構造部6の構成要素である組情報記
憶部16は、どれでも検索対象となり得る。検索対象と
なった組情報記憶部16から木構造を探索して得られる
全てのデータベース1が検索対象となる。例えば、組情
報記憶部16fを検索対象とした場合には、データベー
ス1aとデータベース1bの2つが検索対象となる。同
様に、組情報記憶部16iの場合には5つのデータベー
ス1すべてが検索対象となる。
【0027】また、ある組情報記憶部16により指し示
される組情報記憶部16の組み合わせは自由である。例
えば、組情報記憶部16bと組情報記憶部16cの組合
わせがあっても良い。また、複数の組情報記憶部から指
し示される組情報記憶部があってもかまわない。データ
ベース1を組み合わせて検索する可能性に応じて、適宜
仮想データベースハンドル生成部5により仮想データベ
ースタイプの組情報記憶部26を生成すればよい。
【0028】図5は、本発明の情報管理装置の一実施例
における動作の一例を示すフローチャートである。以下
の説明では、図4に示したように5つのデータベース1
がある場合に、組情報記憶部16iを検索対象とした場
合の組情報処理部10の動作を具体例として用いて説明
する。
【0029】ユーザが情報入力部7から文字列を入力す
ると、その文字列は検索キーとして組情報処理部10に
送られる。S31では、検索キーを保持するための変数
Kに検索キーを代入する。次に、S32では、検索結果
を保持するための変数RESULTを空にする。S33
では、検索対象となる組情報記憶部16iを、組情報記
憶部を参照するための変数P0に代入する。
【0030】S34では、変数P0に代入されている組
情報記憶部16iの組情報記憶部タイプが実データベー
スタイプであるのか、仮想データベースタイプであるの
かを調べる。例えば、変数P0に組情報記憶部16aが
代入されていたとすれば、実データベースタイプである
と判断され、S35へ進み、変数P0のデータベース管
理情報記憶部へのポインタからデータベース管理情報記
憶部15aを参照し、適切なデータベース管理部2が呼
び出され、変数Kに代入されている検索キーに基づいて
検索が実行される。S36では、検索結果を変数RES
ULTに追加する。この時点において、全ての検索結果
が変数RESULTに格納されているので、処理を終了
する。
【0031】S34において、例えば、変数P0に組情
報記憶部16iが代入されている場合には、変数P0の
組情報記憶部タイプが仮想データベースタイプであると
判断され、S37の追跡処理が行なわれ、処理が終了す
る。
【0032】図5のフローチャートにおける処理終了時
に、変数RESULTに記憶されている最終的な検索結
果は、情報出力部8に渡され、表示あるいは印刷などの
処理がなされる。情報出力部8においては、複数のデー
タベース1からの検索結果が渡されるので、必要であれ
ば、どのデータベース1からの検索結果であるのかユー
ザに識別可能な方法で表示することも可能である。
【0033】図6は、追跡処理の一例を示すフローチャ
ートである。まず、S41では、追跡処理において検索
対象となっている組情報記憶部を、組情報記憶部を参照
するための変数P1に代入する。次に、S42では、変
数P1に代入された組情報記憶部の依存関係情報を参照
し、組情報記憶部により指し示されている2つの組情報
記憶部が独立したものか、あるいは、依存関係があるか
を調べる。依存関係がある場合には、S43において依
存関係処理を行ない、追跡処理を終了する。S42にお
いて、依存関係のない独立した2つの組情報記憶部が指
し示されている場合には、S44に進む。
【0034】S44では、変数P1に代入されている組
情報記憶部の有する組情報記憶部への第1ポインタで示
された組情報記憶部についての処理がなされているか否
かを判断する。未処理の場合には、S48に進み、変数
P1の組情報記憶部への第1ポインタで参照される組情
報記憶部を変数P2に代入する。そして、S49で変数
P1の組情報記憶部への第1ポインタで示された組情報
記憶部については処理済みとする。
【0035】S44で、変数P1に代入されている組情
報記憶部の有する組情報記憶部への第1ポインタで示さ
れた組情報記憶部が処理済みの場合には、続いてS45
で組情報記憶部への第2ポインタで示された組情報記憶
部についての処理がなされたか否かを判断する。処理済
みの場合には、追跡処理を終了する。未処理の場合に
は、S46で変数P1の組情報記憶部への第2ポインタ
で参照される組情報記憶部を変数P2に代入する。そし
て、S47で変数P1の組情報記憶部への第2ポインタ
で示された組情報記憶部については処理済みとする。
【0036】S47又はS49の処理がなされると、S
50では、変数P2に代入された組情報記憶部タイプが
実データベースタイプか否かを判断する。変数P2に代
入されている組情報記憶部が仮想データベースタイプで
ある場合には、S53に進み、再帰的に追跡処理が行な
われる。再帰的な追跡処理が終了すると、S44に戻
り、追跡処理を継続する。また、変数P2に代入されて
いる組情報記憶部が実データベースタイプである場合に
は、S51に進み、変数P2に代入されている組情報記
憶部のデータベース管理情報記憶部へのポインタから、
データベース管理情報記憶部を参照し、適切なデータベ
ース管理部を呼び出す。そして、変数Kに代入されてい
る検索キーに基づいてデータベースの検索が実行され
る。S52では、検索結果を変数RESULTに追加
し、S44に戻って追跡処理を継続する。
【0037】例えば、追跡処理の対象として組情報記憶
部16iが指示されて、追跡処理が呼び出されると、S
41で変数P1に組情報記憶部16iが代入される。組
情報記憶部16iで指し示される2つの組情報記憶部1
6hと組情報記憶部16eは互いに独立であるとする
と、S42からS44へ進み、まず、組情報記憶部への
第1ポインタで指し示された組情報記憶部についての処
理が行なわれる。例えば、変数P1に組情報記憶部16
iが代入され、組情報記憶部への第1ポインタが組情報
記憶部16hを指し示している場合には、変数P2には
組情報記憶部16hが代入される。組情報記憶部16h
は仮想データベースタイプであるので、S53におい
て、再帰的に追跡処理が実行される。再帰的に実行され
る追跡処理では、組情報記憶部16f及び組情報記憶部
16gが追跡され、さらに、それぞれの組情報記憶部を
もとに再帰的な追跡処理が実行される。
【0038】再帰的な追跡処理が終了すると、S44へ
戻る。既に組情報記憶部への第1ポインタで指し示され
た組情報記憶部についての処理は終了しているので、S
46へ進み、組情報記憶部への第2のポインタで指し示
された組情報記憶部に対しての処理を行なう。変数P1
に組情報記憶部16iの組情報記憶部への第2ポインタ
が組情報記憶部16eを指し示している場合には、変数
P2には組情報記憶部16eが代入される。組情報記憶
部16eは実データベースタイプであるので、S51へ
進み、組情報記憶部16eのデータベース管理情報記憶
部へのポインタで指し示されているデータベース管理情
報記憶部15eを参照し、データベース1eに対して、
変数Kに代入されている検索キーに基づいて検索が実行
され、S36で検索結果を変数RESULTに追加し、
S44に戻る。
【0039】変数P1に代入されている組情報記憶部1
6iの組情報記憶部への第1ポインタ及び組情報記憶部
への第2ポインタについての処理が終了しているので、
追跡処理を終了する。この時点で全ての検索が終了して
おり、結果が変数RESULTに格納されている。
【0040】図7は、依存関係処理の一例を示すフロー
チャートである。図6のS42において、変数P1に代
入されている組情報記憶部の有する依存関係情報が独立
を示すものでない場合には、S43において、依存関係
処理が行なわれる。まず、S61において、依存関係処
理の対象となる組情報記憶部を変数P1に代入する。S
62では、変数P1に代入されている組情報記憶部の依
存関係情報に従って、適切な処理を呼び出す。図7で
は、付加情報検索処理と展開検索処理を行なうことがで
きる場合を示している。2つの組情報記憶部の依存関係
として、付加情報を記憶している旨が格納されていると
き、S63において、付加情報検索処理が行なわれる。
また、依存関係情報が展開検索処理を示している場合に
は、S64において、展開検索処理が実行される。
【0041】図8は、付加情報検索処理の一例を示すフ
ローチャートである。S71では、付加情報検索処理が
呼び出されたときに対象としている組情報記憶部を変数
P1に代入し、検索キーを保持するための変数Kに付加
情報検索処理が呼び出された時の検索キーを代入する。
次に、S72では、変数P1に代入されている組情報記
憶部の組情報記憶部への第1ポインタで参照される組情
報記憶部を変数P2に代入する。S73では、変数P2
に代入された組情報記憶部の組情報記憶部タイプが実デ
ータベースタイプであるのか、仮想データベースタイプ
であるのかを調べ、仮想データベースタイプである場合
には、S74で再帰的に追跡処理が行なわれる。S73
において、変数P2の組情報記憶部タイプが実データベ
ースタイプである場合には、S75で、変数P2のデー
タベース管理情報記憶部へのポインタからデータベース
管理情報記憶部15aを参照し、適切なデータベース管
理部2が呼び出され、変数Kに代入されている検索キー
に基づいて検索が実行される。S76では、検索結果を
変数Rに代入し、検索結果の件数を変数nに代入する。
例えば、検索の結果として3件が検索されたとすれば、
変数nには3が代入される。次に、S77では、変数P
1の組情報記憶部への第2ポインタで参照される組情報
記憶部を変数P2に代入する。
【0042】次に、変数nが0より大きい間、以下の処
理が行なわれる。S79では、検索結果Rのn番目のデ
ータの識別情報、すなわち、データベース1における主
キーに相当する情報を、検索キーを保持するための変数
Knに代入し、nから1を引く。S80では、変数P2
に代入されている組情報記憶部の組情報記憶部タイプを
判定し、組情報記憶部タイプが仮想データベースタイプ
である場合、S81で変数P2に代入されている組情報
記憶部を対象とし、変数Knに代入されているキーを検
索キーとして、追跡処理が呼び出される。S80で、組
情報記憶部タイプが実データベースタイプである場合、
S82において、変数P2に代入されている組情報記憶
部の有するデータベース管理情報記憶部へのポインタか
ら、データベース管理情報記憶部15を参照し、適切な
データベース管理部2が呼び出され、変数Knに代入さ
れている検索キーに基づいて検索が実行される。この検
索により得られたデータが付加情報である。次のS83
では、S82あるいはS81で得られた検索結果を、変
数Rに格納されている検索結果のn番目のデータの付加
情報として記憶しておく。
【0043】付加情報の利用方法としては、データ表示
する際にそのデータに付加情報があれば、そのデータと
付加情報を置き換えたり、合成して付加情報とともに表
示したり、あるいは、付加情報がデータの編集情報であ
ってもよい。また、付加情報として、実行可能なコマン
ドが記述されていれば、それを起動することも可能であ
る。
【0044】図9は、展開検索処理の一例を示すフロー
チャートである。S91では、展開検索処理が呼び出さ
れたときに対象としている組情報記憶部を変数P1に代
入し、検索キーを保持するための変数Kに展開検索処理
が呼び出されたときの検索キーを代入する。次に、S9
2では、変数P1に代入されている組情報記憶部の組情
報記憶部への第1ポインタで参照される組情報記憶部を
変数P2に代入する。S93では、変数P2に代入され
た組情報記憶部の組情報記憶部タイプが実データベース
タイプであるのか、仮想データベースタイプであるのか
を調べる。組情報記憶タイプが仮想データベースタイプ
である場合には、S94で再帰的に追跡処理が行なわれ
る。S93において、組情報記憶部タイプが実データベ
ースタイプである場合には、S95において、変数P2
に代入されている組情報記憶部が有するデータベース管
理情報記憶部へのポインタから、データベース管理情報
記憶部15を参照し、適切なデータベース管理部2が呼
び出され、変数Kに代入されている検索キーに基づいて
検索が実行される。S96では、検索結果のデータから
検索キーを作成し、変数Kfに代入する。例えば、検索
結果データである文字列をそのまま検索キーとして用い
ることができる。次に、S97で、変数P1の組情報記
憶部への第2ポインタで参照される組情報記憶部を変数
P2に代入する。S98では、変数P2に代入された組
情報記憶部の組情報記憶部タイプを判定する。組情報記
憶部タイプが仮想データベースタイプである場合、S9
9で、変数P2に代入されている組情報記憶部を、検索
対象とする組情報記憶部とし、検索キーを変数Kfに代
入されているキーとして、再帰的に追跡処理が呼び出さ
れる。S98で組情報記憶部タイプが実データベースタ
イプである場合、S100において、変数P2に代入さ
れている組情報記憶部が有するデータベース管理情報記
憶部へのポインタから、データベース管理情報記憶部1
5を参照し、適切なデータベース管理部2が呼び出さ
れ、変数Kfに代入されている検索キーに基づいて検索
が実行される。S101では、S99あるいはS100
における検索結果を変数RESULTに追加する。
【0045】S96以降の処理において検索キーとして
用いる検索結果データとして、検索キーと類似した類似
語や、検索キーと関連する語などが得られるように、デ
ータベース1に、ある検索キーで検索される結果のデー
タとしてその検索キーと類似語や検索キーの関連する語
などを入れておく。これにより、検索キーの表記の揺
れ、すなわち、検索キーの表記上の違いを吸収した検索
や、検索キーを関連する語に自動的に展開して検索する
といった検索処理を簡単に実現することができる。例え
ば、新たな検索キー(Kf)として単純に検索結果デー
タを置き換えるようにすれば、検索キー変換用のデータ
ベースをユーザが容易に作ることが可能となる。
【0046】図10は、検索対象となる組情報記憶部の
選択処理の一例のフローチャートである。図5に示した
フローチャートでは、検索対象となる組情報記憶部が設
定された後の処理について示しているが、検索処理を行
なう前に、検索対象選択処理部9において、検索対象と
するデータベースを、組情報記憶部を選択することによ
り指定する。
【0047】まず、S111において、ユーザからの検
索対象選択要求を受け、システム内部に保持する組情報
記憶部すべてをリストアップし、表示する。図11は、
リストアップされた組情報記憶部の一例の説明図であ
る。表示する組情報記憶部の情報としては、例えば図1
1に示すように、ある組情報記憶部を選択することによ
りアクセスされるデータベース名を表示することができ
る。このような表示を行なうことにより、ユーザは組情
報記憶部の存在を意識することなく、利用したいデータ
ベース名から検索対象を選択することができる。
【0048】図10のS112において、ユーザは、表
示されている組情報記憶部のリストから、利用するデー
タベースの組み合わせを選択する。すなわち、組情報記
憶部を選択することになる。S113において、選択さ
れた組情報記憶部を、検索対象とする組情報記憶部を格
納しておく変数HANDLEに記憶させる。
【0049】この例では、システム内部に保持する組情
報記憶部全てをリストアップしたが、検索対象選択処理
部9で表示される検索対象の選択候補を記憶させておく
ことにより、例えば、ユーザがよく選択する候補を優先
的にリストアップすることが可能となる。検索対象選択
処理部9の処理により選択された組情報記憶部は、組情
報処理部10において、選択された組情報記憶部を検索
対象として、上述のような処理を行なうことができる。
【0050】データベース1への処理が編集処理である
場合には、ユーザは、編集対象としたいデータベース1
を編集対象選択処理部14で選択する。編集対象選択処
理部14では、データベース管理情報テーブル3中か
ら、編集可否判断部12により、編集可能と判断された
データベース1をピックアップし、それらのデータベー
ス1に対応する組情報記憶部16をリストアップし、ユ
ーザに提示する。ユーザによって選択されたデータベー
ス1を、以後の編集操作の対象として編集処理を行な
う。編集可否判断部12では、データベース1自体の編
集の可否のほか、ユーザがそのデータベース1に対し
て、編集を行なう権限を有しているか否かなど、種々の
条件により編集の可否を判断する。
【0051】図12、図13は、組情報記憶部の生成を
伴うデータベースの選択処理の一例の説明図である。デ
ータベースの指定の際に、2つの組情報記憶部をユーザ
が指定することにより、仮想データベースハンドル生成
部5が新たに組情報記憶部16を生成する。図4の2分
木構造部6の構成例において、図10に示した検索対象
選択処理と同様に、全ての組情報記憶部をリストアップ
し、表示する。このとき、ユーザは2つの組情報記憶部
を選択することができる。例えば、図11に示した一覧
表示において、「データベース1b」と「データベース
1c」、すなわち、組情報記憶部16bと組情報記憶部
16cの2つが選択された場合には、図12に示したよ
うに、組情報記憶部16jが仮想データベースハンドル
生成部5により新たに生成される。また、図11に示し
た一覧表示において、「データベース1c+データベー
ス1d」と「データベース1e」、すなわち、組情報記
憶部16eと組情報記憶部16gの2つが選択された場
合には、図13に示すように、組情報記憶部16kが仮
想データベースハンドル生成部5により新たに生成され
る。図12の組情報記憶部16jでは、データベース1
bとデータベース1cが検索対象となり、図13の組情
報記憶部16kでは、データベース1cとデータベース
1dとデータベース1eが検索対象として設定されるこ
とになる。
【0052】3つ以上の組情報記憶部が指定されること
もある。このような場合には、例えば、最初の2つの指
定により、仮想データベースハンドル生成部5で新たな
組情報記憶部を生成し、以降、1つ組情報記憶部が指定
されるごとに、生成した組情報記憶部と指定された組情
報記憶部を指し示す新たな組情報記憶部を仮想データベ
ースハンドル生成部5で生成すればよい。
【0053】データベースの組み合わせが同じとなる組
情報記憶部が作成される場合には、新たに組情報記憶部
を作成しないように構成することもできる。また、1つ
の組情報記憶部が複数回指示された場合に、2回目以降
の指示を無効とするように構成することもできる。
【0054】いくつかの組情報記憶部が指定された場
合、依存関係情報を入力することができる。例えば図8
や図9で示した付加情報検索処理や展開検索処理を行な
うためのデータベースを指定する場合には、依存関係情
報として、これらの処理を指示すればよい。このとき、
指定する2つの組情報記憶部は順序がある。すなわち、
図8、図9に示した例では、組情報記憶部への第2ポイ
ンタで示される組情報記憶部につながるデータベース1
に、付加情報や、展開のための類似語や関連語等の情報
が登録されているように、順番に指定する。または、2
つの組情報記憶部がどちらに該当するかを改めて指示す
るように構成することもできる。
【0055】図14は、パーソナルデータベース1が分
割される場合の処理の一例の説明図である。ユーザ指定
により、図4のデータベース1eを所望の2つに分割し
た場合、図14に示したデータベース1e1とデータベ
ース1e2が作成される。新たに作成された2つのデー
タベース1e1、1e2のデータベース管理情報記憶部
15e1と15e2は、データベース1eのデータベー
ス管理情報記憶部15eの代わりにデータベース管理情
報テーブル3に登録される。また、実データベースハン
ドル生成部4により、実データベースタイプの組情報記
憶部16e1と組情報記憶部16e2が生成され、仮想
データベースハンドル生成部により仮想データベースタ
イプの組情報記憶部16mが生成される。ここで、組情
報記憶部16iは組情報記憶部16hと組情報記憶部1
6mの2つを指し示すように変更される。これにより、
組情報記憶部16iを検索対象とした場合の検索結果
が、データベース1eの分割前と同等になることが保証
される。このように、データベースを簡単に分割できる
ため、データを蓄積していく段階で、データ整理などが
容易に行なえるようになる。
【0056】このような処理は、新たなデータベース1
が追加された場合も同様であり、新たなデータベース管
理情報記憶部がデータベース管理情報テーブル3に登録
され、また、実データベースハンドル生成部4により、
実データベースタイプの組情報記憶部が生成される。た
だし、仮想データベースタイプの組情報記憶部は生成さ
れない。データベース1が削除される場合には、データ
ベース管理情報テーブル3に登録されていたデータベー
ス管理情報記憶部が削除され、また、対応する実データ
ベースタイプの組情報記憶部が削除される。これに伴
い、削除された組情報記憶部を指し示していた仮想デー
タベースタイプの組情報記憶部も削除される。さらに、
削除された仮想データベースタイプの組情報記憶部を指
し示していた組情報記憶部のポインタが、削除された仮
想データベースタイプの組情報記憶部の指し示していた
組情報記憶部のうち削除されていない組情報記憶部を指
し示すように更新される。例えば、図4に示した例にお
いて、データベース1dが削除されると、データベース
管理情報記憶部15d、組情報記憶部16d、組情報記
憶部16gが削除され、組情報記憶部16hの組情報記
憶部16gを指し示していたポインタは組情報記憶部1
6cを指し示すように更新される。
【0057】なお、以上の説明において、データベース
1は同一のコンピュータ内にある場合でもよいし、ネッ
トワークを介してアクセス可能な別の記憶装置にあるデ
ータベースでもよい。ネットワークを用いる場合には、
例えば、ネットワーク上のデータベース1を管理できる
遠隔データベース管理部を備えることにより、遠隔にあ
るパーソナルデータベース1をも含めて管理可能であ
り、どこの記憶装置にあるかは制限されない。また、ア
クセスするデータベース1は、パーソナルデータベース
や、電子辞書などでもよいし、大規模なデータベースで
あってもよく、これらが混在した構成であってもよい。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、組情報記憶部を用いて木構造を構成している
ので、複数のデータベースを自由に組み合わせて利用で
きるとともに、下位の組情報記憶部の依存関係情報を記
憶しておくことにより、付加情報検索や展開検索など、
多彩な検索手法を用いた検索を行なうことができる。ま
た、例えば、電子辞書のような書き込み制御がされてい
るデータベースと編集可能なデータベースなどを、同時
にかつ自在に使用してデータの検索、編集、ダイナミッ
クなデータベースの追加、分割、分離などを行なうこと
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の情報管理装置の一実施例を示す概略
ブロック図である。
【図2】 データベース管理情報テーブル3の一例の説
明図である。
【図3】 2分木構造部6の構成要素である組情報記憶
部の一例の説明図である。
【図4】 2分木構造部6内の組情報記憶部16の関係
の1例の説明図である。
【図5】 本発明の情報管理装置の一実施例における動
作の一例を示すフローチャートである。
【図6】 追跡処理の一例を示すフローチャートであ
る。
【図7】 依存関係処理の一例を示すフローチャートで
ある。
【図8】 付加情報検索処理の一例を示すフローチャー
トである。
【図9】 展開検索処理の一例を示すフローチャートで
ある。
【図10】 検索対象となる組情報記憶部の選択処理の
一例のフローチャートである。
【図11】 リストアップされた組情報記憶部の一例の
説明図である。
【図12】 組情報記憶部の生成を伴うデータベースの
選択処理の一例の説明図である。
【図13】 組情報記憶部の生成を伴うデータベースの
選択処理の別の例の説明図である。
【図14】 パーソナルデータベース1が分割される場
合の処理の一例の説明図である。
【符号の説明】
1 データベース、2 データベース管理部、3 デー
タベース管理情報テーブル、4 実データベースハンド
ル生成部、5 仮想データベースハンドル生成部、6
2分木構造部、7 情報入力部、8 情報出力部、9
検索対象選択処理部、10 組情報処理部、11 デー
タベース管理呼出部、12 編集可否判断部、13 書
き込み制御部、14 編集対象選択処理部、15 デー
タベース管理情報記憶部。
フロントページの続き (72)発明者 吉見 信 神奈川県横浜市保土ヶ谷区神戸町134番 地 横浜ビジネスパークイーストタワー 富士ゼロックス株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−276860(JP,A) 特開 平3−202933(JP,A) Wiederhold G.,Med iators in the Arch itecture of Future Information Syste ms,IEEE COMPUTER,米 国,IEEE Computer So ciety,1992年 3月,VOl. 25,No.3,p.38−49 Bright M.W.et a l.,A Taxonomy and Current Issues in Multidatabase Syst ems,IEEE COMPUTER, 米国,IEEE Computer S osiety,1992年 3月,Vol. 25,No.3,p.50−62 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 12/00 G06F 17/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデータベースを同時に扱える情報
    管理装置において、個々のデータベースの管理情報を記
    憶するデータベース管理情報記憶部と、前記データベー
    ス管理情報記憶部の1つのデータベースに対する管理情
    報を用いて個々のデータベースの検索、編集などの入出
    力を管理するデータベース管理部と、少なくとも2つの
    組情報記憶部を指し示す情報とその2つの組情報記憶部
    の依存関係情報あるいは1つの前記データベース管理情
    報記憶部を指し示す情報を記憶することができる組情報
    記憶部と、任意の1つの前記組情報記憶部に対して組情
    報記憶部を捜し出す組情報処理部と、該組情報処理部に
    より捜し出された組情報記憶部が指し示す前記データベ
    ース管理情報記憶部に対応する前記データベース管理部
    を呼び出すデータベース管理呼出部を有し、前記組情報
    記憶部が指し示している2つの組情報記憶部が独立でな
    い場合には、前記依存関係情報に応じた検索処理を行な
    うことを特徴とする情報管理装置。
  2. 【請求項2】 前記依存関係情報によって主従関係を有
    するデータベース間において、主となるデータベースの
    ある1単位のデータに対する関連情報を関連情報の種別
    を表わす情報とともにそのデータの識別情報をもとに検
    索可能な形で従となるデータベースに格納しておき、前
    記組情報処理部では、主となるデータベースから検索さ
    れた結果に前記関連情報を有するデータが含まれている
    か否かを、従となるデータベースから前記識別情報をも
    とに関連するデータを検索することにより検出し、関連
    情報を有するデータに対して関連情報の種別に応じた処
    理を行なうことを特徴とする請求項1に記載の情報管理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記データベースごとに編集の可否を
    判断する編集可否判断部と、前記編集可否判断部による
    編集可否情報をもとに書き込み制御をする書き込み制御
    部と、複数の前記組情報記憶部から前記編集可否判断部
    による編集可否情報をもとに編集対象とする1つの前記
    データベースを選択する編集対象選択処理部を有し、編
    集対象となるデータベースを切り替えることができるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の情報管理装置。
  4. 【請求項4】 前記データベース管理情報テーブルの1
    つの記憶部を指し示す情報を記憶する前記組情報記憶部
    を生成する実データベースハンドル生成部と、任意の2
    つの前記組情報記憶部を指し示す情報とその2つの前記
    組情報記憶部の依存関係情報を記憶する前記組情報記憶
    部を生成し、2分木構造を作り出す仮想データベースハ
    ンドル生成部を有し、2つの前記組情報記憶部をユーザ
    が指定することにより、前記仮想データベースハンドル
    生成部が新たに前記組情報記憶部を生成することを特徴
    とする請求項1に記載の情報管理装置。
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