JP3386570B2 - 半導体製造装置 - Google Patents

半導体製造装置

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JP3386570B2 JP8995994A JP8995994A JP3386570B2 JP 3386570 B2 JP3386570 B2 JP 3386570B2 JP 8995994 A JP8995994 A JP 8995994A JP 8995994 A JP8995994 A JP 8995994A JP 3386570 B2 JP3386570 B2 JP 3386570B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造装置に関
し、特に樹脂モールドパッケージされた半導体素子の樹
脂バリを除去する半導体製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体製造装置の構造を図12
(b)、図13に従って説明する。なお、図12(b)
は要部拡大断面図であり、図13はパンチ部の樹脂バリ
打ち抜き面の形状を示す図である。図14は樹脂バリが
形成された半導体素子の斜視図であり、前記図12
(b)は該半導体素子を半導体製造装置に配置した際の
図14のA−A′断面図から見た図である。
【0003】従来の半導体製造装置は、例えば図14に
示すような、樹脂モールドパッケージされてなる半導体
素子1に形成された樹脂バリ2を除去するための半導体
製造装置であって、該半導体製造装置は、前記半導体素
子1の外部接続用端子3を挟持し、且つ前記半導体素子
1が配置された状態で樹脂バリ発生位置に対応する位置
に貫通孔4を備えた上金型5および下金型6と、前記上
金型側から下金型側へ前記貫通孔4を通って前記半導体
素1子の樹脂バリ2を打ち抜くパンチ部7と、前記下金
型6の貫通孔4下方に配置され、該貫通孔4を介して前
記樹脂バリ2を集塵する集塵装置8とを有してなる構造
である。
【0004】上記半導体素子1としては、例えば図15
(a)、(b)の如く、半導体チップ9,10をリード
フレーム11,12に搭載し、これらを外部接続用端子
3を除いてトランスファー成形等にて樹脂モールドされ
てなるものが用いられる。前記トランスファー成形は、
上下モールド金型13,14で前記リードフレーム9,
10を挟み樹脂モールドするため、タイバー部15より
パッケージ側において全て樹脂が充填されることにな
り、図14のように樹脂バリ2が発生する。
【0005】該樹脂バリ2の大きさは、種々の樹脂モー
ルドパッケージされた半導体素子によって異なるが、例
えば従来例で示す樹脂バリ2は0.5〜1mmであっ
て、その厚みが0.25mmである。
【0006】上記タイバー部15とパッケージ部との間
に形成された樹脂バリ2を残しておくと、後工程である
タイバーカット工程やリードフォーミング工程におい
て、半導体素子1のパッケージクラックや外部接続用端
子3が変形する等が発生し、完成品の外観、信頼性を著
しく低下させる要因となる。
【0007】このため、上記樹脂バリ2を樹脂モールド
後、後工程に入る前に除去しておく必要がある。
【0008】従来では、樹脂バリ2を除去する方法が種
々考えられており、例えばクルミ粉等を用いてブラスタ
による方法があるが、この方法は半導体素子1の表面お
よび外部接続用端子3の表面に傷がつき易く、外装メッ
キのばらつき等の外観不良やブラスト時の振動等による
半導体チップ9、10へのダメージによる特性不良等が
発生することから、現在では上述した金型による樹脂バ
リ除去方法が主流となっている。
【0009】以下、上記半導体製造装置による樹脂バリ
除去方法を図12に従って説明する。
【0010】まず、図12(a)の如く、搬送装置(図
示せず)より搬送されてきた樹脂モールド済みの半導体
素子1を上金型5と下金型6で挟み込み固定する。次
に、図12(b)の如く、固定された半導体素子1の樹
脂バリ2部分にパンチ部7が降りてくる。なお、この
時、すでに集塵装置8は集塵を始めている。次に、図1
2(c)〜(e)の如く、パンチ部7は下降を続け樹脂
バリ2を打ち抜き下死点まで下降する。その後、図12
(f)の如く、下死点まで降りたパンチ部7は上昇を始
め、上死点まで上昇する。ついで、図12(g)、
(h)の如く、上金型5が上昇し、集塵装置8を停止さ
せて次のモールド済み半導体素子1′を搬送する。以上
にて、1つのサイクルが終了する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
半導体製造装置では、樹脂バリ2をパンチ部7にて打ち
抜いてパンチ部7が下死点まで移動しているにもかかわ
らず、打ち抜いた樹脂バリ2がパンチ部7の表面に張り
付き集塵装置8に集塵されずパンチ部7の上昇とともに
上に引き上げられ、金型内に戻ってしまうことがある。
例えば、図16(a)は、パンチ部7に張り付き上金型
5まで上昇していった場合の図であり、図16(b)
は、同じく上金型5まで上昇していき、上金型5上昇時
に樹脂バリ2がリードフレーム表面に落下した場合の図
であり、図16(c)は、再度、樹脂ばり2発生位置に
付着した場合の図である。
【0012】このように、金型内に戻った樹脂バリ2
は、図17の如くリードフレーム(外部接続用端子3)
の表面や、パッケージ部の表面等に付着し、次のサイク
ルで上金型5と下金型6とで押し潰されてリードフレー
ムの表面や、パッケージ部の表面に薄く付着する。
【0013】こうして付着した樹脂バリ2は後工程にお
いて、例えば電気特性検査時に接触不良を起こしたり、
外観不良を起こすといった歩留まり低下を招くだけでな
く、万一、製品として出荷された場合にははんだ付け不
良を引き起こすことになる。
【0014】従来では、このような問題点を解決する方
法として、上金型5と下金型6とが開いた時、金型内部
へエアーブロウをする方法が用いられているが、大半の
樹脂バリ2は金型内を移動するだけで、大きい効果は期
待できなかった。また、集塵装置8の集塵力をアップさ
せる方法も考えられたが、集塵力をアップさせると上記
リードフレームの一部が強く引っ張られ、リードフレー
ムの変形が生じ、搬送エラーが多発したり、完成品での
リード変形が起きる等の問題があった。
【0015】本発明は、上記課題を解決することを目的
とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
半導体製造装置は、樹脂モールドパッケージされてなる
半導体素子の樹脂バリを除去する半導体製造装置におい
て、上記半導体素子の外部接続用端子を挟持するもので
あって前記半導体素子が配置された状態で樹脂バリ発生
位置に対応する位置に貫通孔を備えた上金型および下金
型と、前記上金型側から下金型側へ前記貫通孔を通って
前記半導体素子の樹脂バリを打ち抜くパンチ部とを有
し、前記パンチ部は、該パンチ部の動作方向に分割され
た複数の部品からなり、該各部品のストローク長を変化
させてなることを特徴とするものである。
【0017】また、請求項2記載の半導体製造装置は、
請求項1記載の半導体製造装置において、上記上金型の
貫通孔に気体注入装置を接続するとともに、上記パンチ
部に前記気体注入装置からの気体を樹脂バリ打ち抜き面
に導く噴出路を設けてなることを特徴とするものであ
る。
【0018】
【0019】加えて、請求項記載の半導体製造装置
は、請求項2記載の半導体製造装置において、上記噴出
路は、上記パンチ部の略中心に設けられた噴出用貫通孔
または端部に設けられた噴出用溝からなることを特徴と
するものである。
【0020】
【作用】上記構成によれば、本発明の請求項1記載の半
導体製造装置は、上記パンチ部が、該パンチ部の動作方
向に分割された複数の部品からなり、該各部品のストロ
ーク長を変化させてなる構成なので、前記パンチ部の樹
脂バリ打ち抜き面表面に張り付いた樹脂バリは、パンチ
部を形成する部品のストロークの違いにより、パンチ部
の樹脂バリ打ち抜き面表面より離れ、下方に落下する。
【0021】また、請求項2記載の半導体製造装置は、
上金型の貫通孔に気体注入装置を接続するとともに、パ
ンチ部に前記気体注入装置からの気体を樹脂バリ打ち抜
き面に導く噴出路を設けてなる構成なので、気体注入装
置から噴出路を通って気体が樹脂バリ打ち抜き面から噴
出され、樹脂バリ打ち抜き面に張り付いた樹脂バリを吹
き飛ばすことができる。
【0022】さらに、請求項記載の半導体製造装置
は、上記噴出路を上記パンチ部の略中心に設けられた噴
出用貫通孔または端部に設けられた噴出用溝とすること
により、該噴出用貫通孔または噴出用溝より噴出する気
体によって、確実に樹脂バリを吹き飛ばすことが可能と
なる。
【0023】
【実施例】図1は、本発明の第一実施例を示す要部拡大
断面図である。図2は、本実施例のパンチ部の樹脂バリ
打ち抜き面の形状を説明するための図である。図3は、
本実施例の全体的な構成を示す図である。図4は、本実
施例よりなる半導体製造装置の動作を説明するための図
である。
【0024】図示の如く、本実施例の半導体製造装置
は、図14に示す半導体素子1と同様の構造のものにつ
いて樹脂バリ除去を行う装置であって、樹脂モールドパ
ッケージされ、樹脂バリ21を有する半導体素子22の
外部接続用端子23を挟持し、前記半導体素子22を挟
持した際に前記樹脂バリ21の上方および下方に位置す
る部分に貫通孔24を有する上金型25および下金型2
6と、前記上金型25の貫通孔24から下金型26の貫
通孔24へ動作して上記樹脂バリ21を打ち抜くパンチ
部27と、該パンチ部27にて打ち抜いた樹脂バリ21
を下金型26の貫通孔24を介して集塵する集塵装置2
8とを有し、前記パンチ部27は、該パンチ部27の動
作方向に分割された複数の部品からなり、該各部品のス
トローク長を変化させてなる構成である。
【0025】上記パンチ部27は、例えば図2の如く、
2分割〜4分割に形成された部品より構成され、各々の
部品は樹脂バリ21の打ち抜き面が樹脂バリ打ち抜き時
に略平面となるようになされており、各部品のストロー
ク長の差は0.3〜0.5mm以上許容可能な範囲で、
2種以上の異なるストローク長より構成されている。
【0026】上記分割数は、多いほう程樹脂バリ21の
除去には適しているが、あまり多すぎると各部品の信頼
性が低下する(強度に影響する)ため、打ち抜き面の大
きなもので4分割以内、打ち抜き面の大きさが小さいも
ので3ないしは2分割程度とすることが望ましい。
【0027】また、上記ストローク長の差を0.3〜
0.5mm以上としたのは、従来例で示した樹脂バリの
厚み0.25mmに対応して前記の値とすることが望ま
しいからである。本実施例では、該ストローク長を1〜
1.5mmとしている。
【0028】さらに、パンチ部27が他分割に形成され
た部品は、それぞれストローク長を異ならせることによ
って、より確実に樹脂バリ21を除去することが可能で
あるが、各部品を製造する上では、少ない種類すなわち
2種類とすることが望ましい。
【0029】以下、図4に従って本実施例よりなる半導
体製造装置の1サイクルの動作を説明する。なお、図4
は2分割のパンチ部27を用いた場合を示す。
【0030】まず、図4(a)の如く、トランスファモ
ールド等により形成された樹脂モールド済み半導体素子
22が、搬送装置(図示せず)にて下金型26上に搬送
され、その後上金型25と下金型26とによって挟み込
まれ固定される。固定後、図4(b)の如く、パンチ部
27a,27bが下降を始める。この時、集塵装置28
の集塵動作を開始する。この後、図4(c)〜(e)の
如く、パンチ部27a,27bがさらに下降して樹脂バ
リ21を打ち抜き、ストロークの短いパンチ部27aの
下死点まで下降する。この後、図4(f)の如く、他方
のパンチ部27bが該パンチ部27bの下死点までさら
に下降する。その後、図4(g)の如く、パンチ部27
a,27bは前記と逆の動作で上昇を始め上死点まで上
昇する。ついで、図4(h)の如く、上金型25を上昇
させるとともに集塵装置28を停止させて、半導体素子
22を搬送し、図4(i)の如く、次の樹脂モールド済
み半導体素子22′が搬送されてきて、一つのサイクル
が終了する。
【0031】上記図4(c)〜(f)に示すように、パ
ンチ部27a,27bを動作させることによって、図4
(d)時に、樹脂バリ21がパンチ部27a,27bの
樹脂バリ打ち抜き面に張り付いていたとしても、さらに
他方のパンチ部27bを下降させることにより、確実に
パンチ部27a,27bに張り付いた樹脂バリ21は集
塵装置28に集塵させることが可能となる。
【0032】このパンチ部の動作のタイミングは、樹脂
バリ21を打ち抜いた直後であっても、また一方のパン
チ部が下死点まで下降した後であっても効果に変わりは
ない。
【0033】また、パンチ部の可変ストロークについて
は、2ないし1回が適当であるが、特にパンチ部に張り
付き易い樹脂バリについては多数回行っても良いが、生
産タクトがおちるので極力少ない回数で行う方が良い。
【0034】図5は後述する本発明の第二実施例に係わ
る参考例を示す斜視図であり、その要部を図6(b)に
従って説明する。なお、図6(b)は、要部拡大斜視図
である。図7、図8は、本参考例のパンチ部の樹脂バリ
打ち抜き面の形状を説明するための図である。本参考
について、上記第一実施例と相違する点のみ説明する。
【0035】本参考例の半導体製造装置は、図6(b)
の如く、上金型25の貫通孔24に気体注入装置29を
接続するとともに、パンチ部27に、前記気体注入装置
29からの気体を樹脂バリ打ち抜き面まで導く噴出路を
設けてなる構成である。
【0036】該噴出路としては、例えば図6(b)およ
び図7に示すような、パンチ部27の樹脂バリ打ち抜き
面からその他端部まで形成された噴出用貫通孔30、ま
たは、図8に示すような、パンチ部27の樹脂バリ打ち
抜き面からその他端部まで形成された噴出用溝31とす
る。該噴出用貫通孔30および噴出用溝31は例えば放
電加工技術などにより形成する。
【0037】上記噴出用貫通孔30または噴出用貫通溝
31と樹脂バリ打ち抜き面との面積比は1/2以下であ
ることがパンチ部27の強度上望ましく、本実施例では
0.2〜0.5mm程度としている。
【0038】ここで、パンチ部27の形状が、先端部が
小さく、その他端が大きいときにおいて、噴出用貫通孔
30を設ける場合、先端部は比較的面積が小さいので孔
径を小さくし、他端の面積の大きい部分では孔径を大き
くした方が製作が容易である。
【0039】上記樹脂バリ打ち抜き面からの噴出圧力
は、49〜980kパスカル(0.5〜10kg/cm
2 )程度とし、また時間は、0.3〜0.5秒程度とす
る。前記噴出圧力は、樹脂バリ21が樹脂バリ打ち抜き
面より吹き飛ばす程度の圧力であれば良く、通常98K
パスカルとしている。
【0040】以下、図6に従って本参考例よりなる半導
体製造装置の1サイクルの動作を説明する。なお、図6
は噴出用貫通孔30が形成されたパンチ部27を用いた
場合を示す。
【0041】ここで、上記実施例の動作と異なる点は、
図6(c)、(d)において、パンチ部27が下降して
樹脂バリ21を打ち抜いた後、パンチ部27の噴出用貫
通孔30より空気または、不活性ガスを噴出させ、打ち
抜いた樹脂バリ21を下金型26の集塵装置28へつな
がる貫通孔24へ吹き落とす点のみである。
【0042】この力によって樹脂バリ21は確実に集塵
装置28に集塵される。
【0043】気体注入装置29からの気体噴出タイミン
グは樹脂バリ21を打ち抜く前であっても、打ち抜いた
直後であっても、またパンチ部27が下死点まで下がっ
た後でも効果に変わりはない。
【0044】また、半導体素子22の外部接続用端子2
3の酸化防止等のためには、窒素等の不活性ガスを用い
ることが望ましい。
【0045】さらに、パンチ部27の噴出用貫通孔30
または噴出用溝31の形状は、図7または図8に示すよ
うに、矩形、円、三角形、多角形等の様々な形状であっ
て良い。また、それぞれの位置、大きさおよび数につい
ても、樹脂バリの大きさ等を考慮して加工可能な範囲で
調整することとする。しかしながら、パンチ部27の強
度を確保する上では極力小さくて少ない方が望ましい。
【0046】図9、図10は本発明の第実施例を示す
図であって、図9は半導体製造装置の要部拡大断面図で
あり、図10は該装置のパンチ部の樹脂バリ打ち抜き面
の形状を説明するための図である。
【0047】本実施例の半導体製造装置は、上記第一実
施例に上記参考例を組み合わせたものであって、パンチ
部27の構造を例えば図10(a)の如く形成してなる
ものである。該構造は、第一実施例の図2(a)に示す
ストロークの異なる2つの部品おいて、さらに参考例の
図7(a)に示す噴出用貫通孔30を形成してなる構造
である。
【0048】図10(b)、(d)、(e)は、図2
(b)、(c)、(d)に対して、それぞれ図7(a)
に示す噴出用貫通孔30を形成した構造のものである。
この他、図2(a)〜(d)に対して、図7(b)〜
(e)噴出用貫通孔30または図8(a)〜(b)の噴
出用溝31を形成した構造としても良い。また、噴出用
貫通孔30と噴出用貫通溝31と分割する構造とを組み
合わせたものであっても良い。
【0049】以下、図11に従って本実施例よりなる半
導体製造装置の1サイクルの動作を説明する。なお、図
11は図10(a)に示すパンチ部27を用いた場合を
示す。
【0050】ここで、上記第一実施例の動作と異なる点
は、図10(f)において、パンチ部27bがさらに下
降した後、噴出用貫通孔30より空気または、不活性ガ
スを噴射させ、打ち抜いた樹脂バリ21を下金型26の
集塵装置28へつながる貫通孔24へ吹き落とす点のみ
である。
【0051】該動作によって、例えばパンチ部27a,
27bのストロークの差によって樹脂バリを除去するこ
とができなくとも、空気または不活性ガスの力によって
樹脂バリ21は確実に集塵装置28に集塵することがで
きる。
【0052】気体噴出装置の気体噴出タイミングは、上
記同様、樹脂バリ21を打ち抜く前であっても、打ち抜
いた直後であっても、またパンチ部27bが下死点まで
下がった後でも効果に変わりはない。
【0053】
【発明の効果】以上のように、本発明の半導体製造装置
によれば、パンチ部をストロークの異なる複数の部品、
およびまたはパンチ部に噴出路を形成してなる構成なの
で、樹脂バリを前記パンチ部の樹脂バリ打ち抜き面より
確実に除去することが可能となり、従来のように、樹脂
バリが外部接続用端子またはパッケージ表面に付着する
といったことがなくなり、製品の歩留まりが向上され、
品質の良い半導体素子を供給できる。また、パンチ部を
分割し、且つ噴出路を設けることによって、より確実に
樹脂バリが除去される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す要部拡大断面図であ
る。
【図2】図1に示すパンチ部の樹脂バリ打ち抜き面の構
造例を説明するための図である。
【図3】第一実施例の全体的な構造を示す斜視図であ
る。
【図4】第一実施例の動作を説明するための図である。
【図5】本発明の第二実施例に係わる参考例の全体的な
構造を示す斜視図である。
【図6】参考例の動作を説明するための図である。
【図7】パンチ部に噴出用貫通孔が形成された場合の樹
脂バリ打ち抜き面の構造例を説明するための図である。
【図8】パンチ部に噴出用溝が形成された場合の樹脂バ
リ打ち抜き面の構造例を説明するための図である。
【図9】本発明の第実施例を示す要部拡大断面図であ
る。
【図10】図9に示すパンチ部の樹脂バリ打ち抜き面の
構造例を説明するための図である。
【図11】第実施例の動作を説明するための図であ
る。
【図12】従来例を示す要部拡大断面図である。
【図13】図12に示すパンチ部の樹脂バリ打ち抜き面
の形状を示す図である。
【図14】樹脂バリが形成された半導体素子の斜視図で
ある。
【図15】図14に示す半導体素子のモールド工程を説
明するための図である。
【図16】従来例における問題点を説明するための要部
拡大断面図である。
【図17】外部接続用端子に薄バリが形成された半導体
素子の斜視図である。
【符号の説明】
21 樹脂バリ 22 半導体素子 23 外部接続用端子 24 貫通孔 25 上金型 26 下金型 27、27a、27b パンチ部 28 集塵装置 29 気体注入装置 30 噴出用貫通孔 31 噴出用溝

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂モールドパッケージされてなる半導
    体素子の樹脂バリを除去する半導体製造装置において、
    上記半導体素子の外部接続用端子を挟持するものであっ
    て前記半導体素子が配置された状態で樹脂バリ発生位置
    に対応する位置に貫通孔を備えた上金型および下金型
    と、前記上金型側から下金型側へ前記貫通孔を通って前
    記半導体素子の樹脂バリを打ち抜くパンチ部とを有し、
    前記パンチ部は、該パンチ部の動作方向に分割された複
    数の部品からなり、該各部品のストローク長を変化させ
    てなることを特徴とする半導体製造装置。
  2. 【請求項2】 上記上金型の貫通孔に気体注入装置を接
    続するとともに、上記パンチ部に前記気体注入装置から
    の気体を樹脂バリ打ち抜き面に導く噴出路を設けてなる
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体製造装置。
  3. 【請求項3】 上記噴出路は、上記パンチ部の略中心に
    設けられた噴出用貫通孔または端部に設けられた噴出用
    溝からなることを特徴とする請求項2記載の半導体製造
    装置。
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