JP3385745B2 - ターボ圧縮機 - Google Patents

ターボ圧縮機

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JP3385745B2
JP3385745B2 JP23546294A JP23546294A JP3385745B2 JP 3385745 B2 JP3385745 B2 JP 3385745B2 JP 23546294 A JP23546294 A JP 23546294A JP 23546294 A JP23546294 A JP 23546294A JP 3385745 B2 JP3385745 B2 JP 3385745B2
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JP
Japan
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stage compressor
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gear
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和三 長谷川
雄二郎 松林
和男 芦澤
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石川島播磨重工業株式会社
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D25/00Pumping installations or systems
    • F04D25/16Combinations of two or more pumps ; Producing two or more separate gas flows
    • F04D25/163Combinations of two or more pumps ; Producing two or more separate gas flows driven by a common gearing arrangement

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工場の動力源やプロセ
ス用として用いられるターボ圧縮機に係り、特に、駆動
モータを取り外すことなく各構成部品を交換できるよう
にしたターボ圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】産業用のターボ圧縮機として、第1段圧
縮機で圧縮した流体をさらに第2段圧縮機で圧縮したの
ち排出する2段式のターボ圧縮機が知られている。この
ターボ圧縮機は、第1段圧縮機のインペラと第2段圧縮
機のインペラとを回転軸で連結し、その回転軸を歯車装
置を介して駆動モータによって回転させるようにしてい
る。
【0003】詳しくは、上記回転軸は、駆動モータの出
力軸と平行に配置されており、その中央部に歯車装置の
歯車が噛合され、両端部に第1段圧縮機のインペラと第
2段圧縮機のインペラとがそれぞれ取り付けられてい
る。これにより、いずれかの圧縮機が駆動モータの側部
に隣接して配置されることになる。また、駆動モータ
は、その取付フランジが上記歯車装置を収容するケーシ
ングの取付フランジに接続されることによって、ケーシ
ングに取り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
駆動モータの側部に隣接して圧縮機を配置すると、駆動
モータの出力軸と圧縮機の回転軸との軸間距離を狭めて
コンパクト化を図った場合、駆動モータとこれに隣接し
て配置された圧縮機とが干渉してしまい、駆動モータを
取り外さなければ圧縮機を取り外すことができなかっ
た。
【0005】また、歯車装置をメンテナンスする場合、
駆動モータの出力軸と歯車装置の入力軸との接続部がケ
ーシングによって覆われているため、駆動モータを取り
外さなければ歯車装置をケーシングから取り外すことが
できなかった。ここで駆動モータは、850Kg 程度を非常
に重く、その取外し及び取付けはクレーン等を必要と
し、実際には極めて困難である。
【0006】以上の事情を考慮して創案された本発明の
目的は、駆動モータを取り外すことなく各段の圧縮機お
よび歯車装置を交換できるターボ圧縮機を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、駆動モータの出力軸に歯車装置を介して回
転軸を平行に配置し、該回転軸の駆動モータ側の端部に
第1段圧縮機を設け、その反対側の端部に第2段圧縮機
を設けるターボ圧縮機において、上記出力軸と回転軸の
間隔を狭めて駆動モータの外周と第1段圧縮機の外周と
を相互に重なるように配置すると共に、歯車装置と第1
段圧縮機のケーシングを一体に形成し、かつそのケーシ
ングの駆動モータ取付フランジと駆動モータ自体に、第
1段圧縮機のインレットブロックを軸方向に取り外すた
めの切欠部を形成して構成されている…。
【0008】上記歯車装置を収容するギヤケーシング部
に、駆動モータの出力軸と歯車装置の入力軸との接続部
を露出させる窓部を設けてもよい…。
【0009】
【作用】の構成によれば、ケーシングと駆動モータに
設けられた切欠部により、第1段圧縮機のインレットブ
ロックを軸方向に移動させて取り外す際に、当該インレ
ットブロックと駆動モータとの干渉を避けることができ
る。よって、駆動モータをケーシングの駆動モータ取付
フランジに取り付けたまま、第1段圧縮機のインレット
ブロックを取り外すことができる。
【0010】の構成によれば、駆動モータの出力軸と
歯車装置の入力軸との接続部は、ギヤケーシング部に設
けられた窓部から露出する。よって、この窓部を通して
上記接続部の締結を解除することにより、駆動モータを
取り外すことなく歯車装置を取り外すことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0012】図1に示すように、駆動モータ1の出力軸
2に歯車装置3を介して回転軸4が平行に配置され、そ
の回転軸4の駆動モータ1側の端部に第1段圧縮機5が
設けられ、その反対側の端部に第2段圧縮機6が設けら
れている。そして、第1段圧縮機5の吸入管7および吸
入フィルタ8が、駆動モータ1の側方に平行に配置され
ている。
【0013】上記駆動モータ1は、図4および図5に示
すように、その一端部に取付用のモータ側フランジ9
(特許請求の範囲中の駆動モータ取付フランジに相当す
る)を有している。このモータ側フランジ9は、図2お
よび図3に示す歯車装置3を収容するケーシング10に
形成されたケース側フランジ11に、ボルトナットによ
って取り付けられる。図中12はボルト孔である。駆動
モータ1の出力軸2は、歯車装置3の入力軸14に継手
部15を介してボルトナットにより接続されている。入
力軸14は、軸受16を介してケーシング10に回転自
在に支持されており、その中間部に大径歯車17が取り
付けられている。大径歯車17は、上記回転軸4に設け
られた小径歯車18と噛合されている。この歯車装置3
により、駆動モータ1の出力軸2の回転が増速されて回
転軸4に伝わることになる。
【0014】ここで、上記小径歯車18の直径は、回転
軸4の軸径とほぼ等しくなっており、極限まで小径化さ
れている。これにより、歯車軸14と回転軸4との軸間
距離を極限まで狭め、コンパクト化を図っている。すな
わち、上記歯車装置3は、ターボ圧縮機としての性能上
所定の増速比が要求されるため、大径歯車17の直径
(歯数)と小径歯車18の直径(歯数)とには、ある一
定の比が要求される。このため、小径歯車18の直径を
本実施例より大きくすると、大径歯車17の直径も大き
くしなければならず、これにより歯車軸14と回転軸4
との軸間距離が広がってしまい、装置が大型化してしま
うのである。このため、駆動モータ1の外周と第1段圧
縮機5の外周とが相互に重なり合うようになっている。
【0015】上記回転軸4は、その中央部に小径歯車1
8が設けられ、駆動モータ1側の端部に第1段圧縮機5
のインペラ19が設けられ、その反対側の端部に第2段
圧縮機6のインペラ20が設けられている。そして、こ
れらインペラ19,20と小径歯車18との間の部分が
軸受21を介してケーシング10に支持されている。第
1段圧縮機5のインペラ19は、ケーシング10の側部
に形成された円柱状の窪部22に収容され、第2段圧縮
機6のインペラ20は、ケーシング10の反対側の側部
に形成された円柱状の窪部23に収容されている。すな
わち、上記ケーシング10は、歯車装置3のみならず各
段の圧縮機5,6のケーシングをも兼ねている。これら
窪部22,23には、渦巻室24,25および吸気通路
26,27を有するインレットブロック28,29がそ
れぞれ挿入され、インレットブロック28,29の先端
と窪部22,23の底部との間にそれぞれディフューザ
30,31が形成される。
【0016】第1段圧縮機5のインペラ19は、吸気通
路26から空気を吸い込み、それを径方向外方に加速す
る。加速された空気は、ディフューザ30および渦巻室
24を通って減速されて速度が圧力に変換され、下方に
配置された箱体32内に収容されたインタクーラに導か
れる(図1参照)。箱体32は上記ケーシング10と一
体的に鋳造されている。箱体32内のインタクーラで冷
却された空気は、第2段圧縮機6への連絡通路33に導
かれる。図3に示すように、連絡通路33は、第2段圧
縮機6の渦巻室25の外側に螺旋状に形成されており、
蓋材34で窪部23を覆うことによって区画される。
【0017】このように連絡通路33を渦巻室25の外
側に二重に配置することにより、連絡通路33が蓋材3
4の外側に出っ張ることを防止している。蓋材34とイ
ンレットブロック29との間には、整流板35が螺旋状
に配置されている。よって、連絡通路33内の空気は、
整流板35および吸気通路27を通って第2段圧縮機6
のインペラ20により径方向外方に加速され、ディフュ
ーザ31および渦巻室25を通って速度が圧力に変換さ
れて上記箱体32内に収容されたアウタクーラに導かれ
る。そして、アウタクーラで冷却された後に最終的に排
気される。
【0018】上記ケーシング10は、図3に示す水平断
面で上下に蓋部(図示せず)とケース本体とに分割可能
となっている。そして、分割されて取り外された蓋部
は、ボルト孔36にボルトをネジ込むことによってケー
ス本体に取り付けられるようになっている。よって、蓋
部を取り外すことにより、入力軸14、大径歯車17、
小径歯車18、回転軸4およびインペラ19,20の点
検が可能となる。また、第2段圧縮機6の蓋材34およ
びインレットブロック29、並びに第1段圧縮機5のイ
ンレットブロック28は、それぞれボルト37を緩める
ことにより取り外される。
【0019】ここで、第1段圧縮機5のインレットブロ
ック28を取り外す際、駆動モータ1を取り外すことな
くインレットブロック28の引き抜きを可能にするた
め、図6に示すようにケーシング10に形成されたケー
ス側フランジ11の一部および駆動モータ1に形成され
たモータ側フランジ9の一部がそれぞれ三日月状に切り
欠かれて、それぞれ切欠部38,39が形成されてい
る。また、駆動モータ1自体も、インレットブロック2
8の引き抜き長さ分だけ三日月状に切り欠かれて、そこ
に切欠部40が形成されている。この切欠部40には、
図4に示すように三日月円筒状のカバー41が取り付け
られている。カバー41は、インレットブロック28の
引き抜く際のガイドとなる。
【0020】切欠部40が設けられた駆動モータ1の前
胴部分1aには、モータ排気口42が設けられており、
その内部には実質的な回転駆動機構(コイルや電磁石な
ど)は収容されていない。すなわち、実質的な回転駆動
機構は、駆動モータ1の中央部に設けられたフランジ4
3より後方の後胴部分1b内に収容されている。このた
め、前胴部分1aに切欠部40を設けても駆動モータ1
の機能には支障がないのである。上記モータ排気口42
は、駆動モータ1の後胴部1bに設けられたモータ吸気
口44から吸い込んだ冷却空気を排出するものである。
【0021】ケーシング10に形成されたケース側フラ
ンジ11には、図2および図6に示すように、そこに形
成された切欠部38に沿って円弧状の補強リブ45が形
成される。補強リブ45は、切欠部38を設けたことに
よって低下する結合剛性を補う機能を発揮する。また、
図5中、46は駆動モータ1の出力軸2の軸受にグリス
を注入するグリス注入管、47はハンドル48を左方に
引くことによってグリスを排出するグリス排出装置であ
る。
【0022】また、ケーシング10の歯車装置3を収容
するギヤケーシング部10aには、図1および図7に示
すように駆動モータ1の出力軸2と歯車装置3の入力軸
14との接続部である継手部15を露出させる窓部49
が設けられている。窓部49は、ギヤケーシング部10
aのケース側フランジ11の上面に矩形状に開口されて
おり、図1に示すように上方から歯車装置3の入力軸1
4と駆動モータ1の出力軸2との継手部15が露出する
ようになっている。また、窓部49には、防護用の網部
材50が着脱自在に取り付けられている。
【0023】以上の構成からなる本実施例の作用につい
て述べる。
【0024】図1に示すように、駆動モータ1の出力軸
2と歯車装置3の入力軸14とを接続する継手部15
は、ケーシング部10aに設けられた窓部49から露出
する。よって、この窓部49に取り付けられた網部材5
0を取り外し、窓部49を通して上記継手部15の締結
を解除し、図3に示す水平断面の上部に取り付けられる
蓋部を取り外すことにより、駆動モータ1をケーシング
10のケース側フランジ11に取り付けたまま、歯車装
置3を構成する各構成部品(大径歯車17、入力軸14
等)を継手部15ごと取り外して点検・交換することが
できる。すなわち、このとき、重く(850Kg 程度)取り
外しが困難な駆動モータ1は、モータ側フランジ9がケ
ース側フランジ11に締結されて、ケーシング10に取
り付けられたままでよい。
【0025】また、図3中において、第1段圧縮機5の
インレットブロック28を軸方向に移動させて取り外す
際に、ケース側フランジ11に設けられた切欠部38、
モータ側フランジに設けられた切欠部39、および駆動
モータ1の側部に設けられた切欠部40によって、当該
第1段圧縮機5のインレットブロック28と駆動モータ
1との干渉を避けることができる。よって、駆動モータ
1をケーシング10に取り付けたまま、第1段圧縮機5
のインレットブロック28を取り外すことができる。ま
た、第2段圧縮機6の蓋部34およびインレットブロッ
ク29も取り外せば、駆動モータ1をケーシング10に
取り付けたまま、第1段圧縮機5および第2段圧縮機6
の各構成部品(インペラ19,20、回転軸4等)を取
り外して点検・交換することができる。
【0026】
【発明の効果】以上要するに請求項1の発明に係るター
ボ圧縮機によれば、取り外しの困難な駆動モータを取り
外すことなく第1段圧縮機のインレットブロックを取り
外すことができ、メンテナンス性を大幅に向上させるこ
とができる。
【0027】また、請求項2の発明に係るターボ圧縮機
によれば、駆動モータを取り外すことなく歯車装置を取
り外すことができ、メンテナンス性を大幅に向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すターボ圧縮機の平面図
である。
【図2】図1のII-III線断面図である。
【図3】第1段および第2段圧縮機ならびに歯車装置を
示す図である。
【図4】駆動モータの側面図である。
【図5】図4のV-V 線断面図である。
【図6】切欠部を示す斜視図である。
【図7】窓部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 駆動モータ 2 出力軸 3 歯車装置 4 回転軸 5 第1段圧縮機 6 第2段圧縮機 10 ケーシング 10a ギヤケーシング部 11 駆動モータ取付フランジとしてのケース側フラン
ジ 14 入力軸 15 接続部である継手部 28インレットブロック 38,39,40 切欠部 49 窓部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04D 17/12 F04D 29/42 F04D 17/10 F04D 29/70 F04D 17/14 F04D 17/16 F04D 17/18 F04D 25/02 F04D 25/04 F04D 25/16 F04B 41/02 F04B 41/06 F04C 23/00 F04C 29/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動モータの出力軸に歯車装置を介して
    回転軸を平行に配置し、該回転軸の駆動モータ側の端部
    に第1段圧縮機を設け、その反対側の端部に第2段圧縮
    機を設けるターボ圧縮機において、上記出力軸と回転軸
    の間隔を狭めて駆動モータの外周と第1段圧縮機の外周
    とを相互に重なるように配置すると共に、歯車装置と第
    1段圧縮機のケーシングを一体に形成し、かつそのケー
    シングの駆動モータ取付フランジと駆動モータ自体に、
    第1段圧縮機のインレットブロックを軸方向に取り外す
    ための切欠部を形成したことを特徴とするターボ圧縮
    機。
  2. 【請求項2】 上記歯車装置を収容するギヤケーシング
    部に、駆動モータの出力軸と歯車装置の入力軸との接続
    部を露出させる窓部を設けた請求項1記載のターボ圧縮
    機。
JP23546294A 1994-09-28 1994-09-29 ターボ圧縮機 Expired - Lifetime JP3385745B2 (ja)

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DE69529321T DE69529321T2 (de) 1994-09-28 1995-09-26 Turboverdichter
TW084110046A TW291526B (ja) 1994-09-28 1995-09-26
EP95115153A EP0704624B1 (en) 1994-09-28 1995-09-26 Turbo compressor
KR1019950032001A KR100353889B1 (ko) 1994-09-28 1995-09-27 터보압축기

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JPH0893686A JPH0893686A (ja) 1996-04-09
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