JP3134929B2 - 多段ルーツ型真空ポンプ式吸引装置 - Google Patents

多段ルーツ型真空ポンプ式吸引装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに反対方向に
回転する一対のロータをケーシング内に収容し、ケーシ
ングの片側の吸入口から反対側の吐出口へと減圧空間を
発生させる複数のルーツ型ポンプ部を多段に連通連結し
た多段ルーツ型真空ポンプ式吸引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】土砂や汚水等を真空吸引するための真空
発生源として使用されるルーツ型真空ポンプ式吸引装置
は、ケーシング内で複数葉(2葉〜4葉など)の一対の
ロータを互いに反対方向に回転させて減圧空間を発生さ
せる。この真空ポンプの場合、1つのケーシングと一対
のロータで構成されるポンプ部が1段だけの単基構造で
あると、発生できる真空度の上限が−500mmHg程
度と小さいことから、ポンプ部を2段、3段と多段に連
通連結して最終的に発生できる真空度を上げるようにし
た多段ルーツ型真空ポンプが普及している。
【0003】従来の例えば2段ルーツ型真空ポンプは、
図3の概略図によって説明すると、前段ポンプ部1aと
後段ポンプ部1bを直列2段に連通連結して構成され
る。前段ポンプ部1aは前段ケーシング2aの中に一対
の3葉ロータ3,4を収納し、後段ポンプ部1bは後段
ケーシング2bの中に一対の3葉ロータ5,6を収納す
る。前段ケーシング2aの両側に空気の吸入口7と吐出
口8が形成され、後段ケーシング2bの両側にも空気の
吸入口9と吐出口10が形成される。前段ケーシング2
aと後段ケーシング2bは一体化され、前段ケーシング
2aの吐出口8と後段ケーシング2bの吸入口9は接近
して連結管13で連通する。前段ケーシング2aの吸入
口7に連通する吸気管11に冷却水の注水口12が形成
される。後段ケーシング2bの吐出口10が連通する排
気管14と連結管13がバイパス管15で連結され、バ
イパス管15にチェック弁16が設置される。チェック
弁16は各ケーシング2a、2bのいずれか一部に組み
付けられて、チェック弁16を含むケーシング全体で真
空ポンプAが構成される。
【0004】図3の2段ルーツ型真空ポンプAを使用し
た吸引車ないし定置型真空吸引処理設備の要部を図4に
示し、また真空ポンプAの具体的構造を図5乃至図8に
示す。まず図5及び図6に基づき真空ポンプAの細部を
説明する。真空ポンプAの前段ケーシング2aと後段ケ
ーシング2bは、1つのケーシングの前部と後部で構成
される。このケーシングを2本の平行な駆動シャフト2
1と従動シャフト22が左右に貫通して、ケーシングに
軸封部23で回転可能に支持される。軸封部23は軸受
24とオイルシール25を備える。駆動シャフト21に
各ポンプ部1a、1bの一方のロータ3、5が固定さ
れ、従動シャフト22に他方のロータ4,6が固定され
る。一対の各シャフト21,22の一端部同士がタイミ
ングギヤセット26で連結されて、駆動シャフト21を
外部からの動力(モータ動力、車両のPTO軸動力な
ど)で回転させると各シャフト21,22が互いに反対
方向に回転し、各ポンプ部1a、1bの一対のロータ
3,4とロータ5,6が互いに反対方向に回転する。
【0005】前段ポンプ部1aの一対のロータ3,4が
互いに反対方向に回転すると、吸入口7から空気を吸引
し吐出口8に吐出する真空ポンプ動作が繰り返し行われ
る。同時に後段ポンプ部1bも一対のロータ5,6が互
いに反対方向に回転することで、前段ポンプ部1aの吐
出口8から吐出された空気を吸引し吐出口10に吐出す
る真空ポンプ動作をする。前段ポンプ部1aの真空ポン
プ動作で減圧空間の真空度が上げられ、更に後段ポンプ
部1bの真空ポンプ動作で真空度が段階的に上げられ
る。
【0006】上記真空ポンプAにおいては、後段ポンプ
部1bのケーシング容積を前段ポンプ部1aのケーシン
グ容積より小さく設定して、高い真空度が迅速に得られ
るように構成されている。また、両ポンプ部1a、1b
を真空ポンプ動作させると、前段ケーシング2aの吸気
管11に設けた注水口12から冷却水がベンチュリー効
果で吸気管11に冷却水ミストとなって吸引され、この
吸引された冷却水ミストが前段ケーシング2a内と後段
ケーシング2b内を順に空気流に乗って流れて各ケーシ
ング2a、2bを冷却すると共に、ロータ4,6とケー
シング2a,2b間隙間や軸封部23隙間をシールす
る。
【0007】真空ポンプAの前段ポンプ部1aの吸入口
7は、例えば図4に示すような湿式集塵器Eに接続され
る。この湿式集塵器Eには、サイクロン式集塵器D、集
塵タンクC及び土砂等の流動物体を吸引する吸引管Bが
順番に連結される。吸引管Bで吸引された流動物体の内
の比較的比重の大きな固形物等が集塵タンクCに溜めら
れ、塵芥類や水等の比重の小さなものが必要に応じて設
置されるサイクロン式集塵器Dに捕捉され、湿式集塵器
Eで沈殿して、湿式集塵器Eから除塵された清浄な空気
が真空ポンプAの吸入口7に吸入される。真空ポンプA
の後段ポンプ部1bの吐出口10から吐出された冷却水
ミストを含む空気は気液分離器Fに送られ、ここで水分
が分離されてサイレンサGから大気に放出される。湿式
集塵気Eと気液分離器Fは補給水タンクH上に隣接させ
て設置される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記真空ポンプAの図
3のチェック弁16は、真空ポンプ動作の初期段階にお
いて連結管13部分で一時的に生じる高圧空気を逃がす
逆止弁である。即ち、前段ポンプ部1aと後段ポンプ部
1bが同時に真空ポンプ動作をする運転初期段階におい
ては、大容積の前段ケーシング2aから小容積の後段ケ
ーシング2bに吐出される空気量が、後段ケーシング2
bの吸引空気流より一時的に多くなって、連結管13部
分で一時的に高圧空気が発生するのである。この高圧状
態を放置すると、ポンプ効率が低下すると共に、図5及
び図6に示す軸封部23のオイルシール25が内圧で変
形してケーシング2内の冷却水が変形オイルシール25
を通過してケーシング外に漏水することがある。そこ
で、真空ポンプ動作の初期段階で後段ケーシング2b内
に高圧空気が一時的に発生すると、この高圧空気の圧力
でチェック弁16を開かせて高圧空気を後段ケーシング
2bのバイパス管15から吐出口10側へと逃がすよう
にして、後段ケーシング2b内の圧力上昇を抑制し、オ
イルシール25の変形を抑制するようにしている。
【0009】チェック弁16は瞬間的に逃がす高圧空気
の量が多くなると、チェック弁16の開口部を流出する
高圧空気の排気抵抗が大きくなり、チェック弁16から
高圧空気が瞬間的に逃げずに後段ケーシング2b内に残
り、この残留高圧空気が真空ポンプ動作の効率を低下さ
せると共に、残留高圧空気でオイルシール25が変形し
て漏水が発生することがある。この効率低下と漏水発生
は、チェック弁16が開いたときの開口面積を大きく設
定すれば防止することができるのであるが、チェック弁
16のケーシング2への取付スペースの制限からチェッ
ク弁16の大きさに制限があって、その開口面積を増大
させることが困難であり、上記効率低下と漏水発生の防
止が課題となっていた。
【0010】尚、上記漏水の発生は真空ポンプ自体の機
能にとってはあまり問題とならないが、真空ポンプ周辺
が漏水で濡れたり、車両搭載型真空ポンプのように搭載
水量に制約がある場合は水不足を起こすなどの問題があ
った。
【0011】また、冷却水量は真空能力との関係で前段
ポンプ部1aよりも後段ポンプ部1bの方が多量に必要
であるが、前後段で適量分配供給するために図3の真空
ポンプAで後段ポンプ部1bにも冷却水の注水口を設置
するようにすれば、後段ポンプ部1bの冷却シール性能
が上がって真空ポンプ動作の効率が良くなるが、上記真
空ポンプ動作の初期段階における後段ケーシング2b内
の高圧空気による漏水量も倍増する可能性が高くなる。
そのため、後段ポンプ部1bに冷却水の注水口を設置す
ることが事実上で不可能であった。
【0012】本発明の目的は、運転初期段階における漏
水防止と効率改善を可能にした多段ルーツ型真空ポンプ
式吸引装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、一対のロータをケーシング内に収納した複数
のポンプ部が直列多段に連通連結され、前段ポンプ部の
吐出口が隣接する後段ポンプ部の吸入口と連通し、各ポ
ンプ部の一対のロータの一方が共通の駆動シャフトに連
結され、他方のロータが共通の従動シャフトに連結され
て、駆動シャフトの回転で各ポンプ部の一対のロータを
互いに反対方向に回転させて各ポンプ部で真空ポンプ動
作をさせるようにした多段ルーツ型真空ポンプ式吸引装
置において、隣接する前段ポンプ部の吐出口と後段ポン
プ部の吸入口を連結する連結管に、真空ポンプ動作の初
期段階で前段ポンプ部から後段ポンプ部に吐出されて一
時的に加圧状態となる加圧空気の一部を後段ポンプ部の
吐出口側に逃がす内部チェック弁と、この内部チェック
弁と協働して前記加圧空気の内部チェック弁から逃げず
に残留した加圧空気を内部チェック弁と別経路でケーシ
ング外に逃がす外部チェック弁を連結し、かつ、前記連
結管の前記内部チェック弁と外部チェック弁の連通箇所
よりも下流側で後段ポンプ部の吸入口より上流側の一部
に冷却水の注水口を形成したことを特徴とする。
【0014】ここで、内部チェック弁は既存のケーシン
グに設置されている既存のチェック弁を適用すればよ
く、この内部チェック弁が開いたときの開口面積の不足
分を補うような開口面積を持つ外部チェック弁を追加し
てケーシングに外付けする。内部チェック弁と外部チェ
ック弁は並列に連結されて、後段ポンプ部内で一時的に
発生する高圧空気を同時に逃がす。
【0015】ここでの注水口は、内部チェック弁と外部
チェック弁の協働による漏水防止効果を期待して設置さ
れるもので、隣接する前段ポンプ部と後段ポンプ部の各
ケーシングを連結する連結管の一部に形成されて、連結
管を流れる空気流に注水口から冷却水ミストが吸引され
て後段ポンプ部を冷却する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図3の2段ルーツ
型真空ポンプ式吸引装置に適用した一実施形態を図1の
概略図に基づき説明する。図1の真空ポンプAが図3と
相違する点は、既存のチェック弁16(以下、内部チェ
ック弁16と称する)に並列に、チェック弁17(以
下、外部チェック弁17と称する)を接続したことと、
前段ケーシング2aと後段ケーシング2bとを連結する
連結管13の一部に冷却水の注水口18を形成したこと
である。外部チェック弁17と注水口18を除く他の部
分は図3と同様であるため同一符号を付している。
【0017】外部チェック弁17は、真空ポンプAの運
転初期段階において連結管13部分で一時的に発生する
高圧空気を内部チェック弁16と協働して逃がす逆止弁
である。内部チェック弁16はケーシング2a、2bの
一部に組み付けられた既存品であり、外部チェック弁1
7は内部チェック弁17と方向性を同じにして内部チェ
ック弁17と同じ連結管13に連通させてある。また、
外部チェック弁17の高圧空気排出側は大気開放、或い
は、図2に示すように気液分離器Fの内部空間に開放さ
せてある。外部チェック弁17が開いて高圧空気を逃が
すときの開口面積は、外部チェック弁17が無くて内部
チェック弁16だけが開いて高圧空気を逃がすときの開
口面積の不足分を十分に補う面積にしてある。このよう
な外部チェック弁17は内部チェック弁16と同一機種
のものが適切であるが、上記開口面積の条件を満たすも
のであれば内部チェック弁16よりも小型で安価な別機
種を適用してもよい。更には、外部チェック弁17を追
加することで、内部チェック弁16をより小型で安価な
別機種に代えることも可能である。
【0018】外部チェック弁17はケーシング2a、2
bの外面に取付けられ、連結管13の内部チェック弁1
6よりも上流側に配管接続される。また、外部チェック
弁17をケーシング2a、2bから離れた場所に設置し
て、連結管13の内部チェック弁16よりも上流側に配
管接続してもよい。
【0019】図1の真空ポンプAの運転初期段階で後段
ケーシング2a内に一時的に高圧空気が発生すると、こ
の高圧空気で内部チェック弁16と外部チェック弁17
が開いて高圧空気が両チェック弁16,17に分流して
瞬間的に流れる。このときの内部チェック弁16に流れ
る空気量が従来よりも少なくなり、両チェック弁16,
17での排気抵抗の合計値が微小となる。したがって、
従来後段ケーシング2aで一時的に発生していた高圧空
気は両チェック弁16,17から瞬時に逃げて後段ケー
シング2b内に残らない。その結果、真空ポンプ動作の
初期段階での効率が改善されると共に、真空ポンプ軸封
部のオイルシールが変形して漏水が発生することも無く
なる。
【0020】図1の真空ポンプAに追加された注水口1
8は、後段ポンプ部1bの内部チェック弁16と外部チ
ェック弁17より下流であって、後段ポンプ部1bの吸
入口9よりは上流の空気通路に設けられる。真空ポンプ
Aが動作を開始すると前段ポンプ部1aから後段ポンプ
部1bへと空気が流れ、この空気流で吸気管11に対し
て注水口12から冷却水ミストが流入し、この冷却水ミ
ストが前段ポンプ部1aから後段ポンプ部1bへと流
れ、同時に連結管13を流れる空気流で注水口18から
冷却水ミストが連結管13に流入して後段ポンプ部1b
へと流れる。したがって、後段ポンプ部1bは2つの注
水口12,18からの冷却水ミストで冷却されることに
なって、後段ポンプ部1bの冷却シール性が改善され、
真空ポンプ動作の効率が良くなる。
【0021】図1の真空ポンプAを使用した真空吸引処
理設備例を図2に示すと、これは図4の設備と同様で、
吸引管Bで吸引された流動物体が集塵タンクC、サイク
ロン式集塵器D、湿式集塵器Eを通って除塵等されて清
浄な空気となり、この空気が真空ポンプAの吸入口7に
吸入される。真空ポンプAの後段ポンプ部1bの吐出口
10から吐出された冷却水ミストを含む空気と、外部チ
ェック弁17を通過した高圧空気が気液分離器Fに送ら
れ、ここで水分が分離されてサイレンサGから大気中に
放出される。
【0022】尚、以上の実施形態は2段ルーツ型真空ポ
ンプであるが、本発明は2段以上の多段のルーツ型真空
ポンプにも適用できることは勿論である。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、真空ポンプ動作の初期
段階で前後段のポンプ部間に発生する高圧空気をケーシ
ング外に逃がす内部チェック弁が開口面積の不足分で十
分に高圧空気を逃がさなくても、内部チェック弁と協働
する外部チェック弁が内部チェック弁で逃がせなかった
高圧空気をケーシング外に確実に逃がすので、高圧空気
発生による真空ポンプ動作の初期段階での効率低下が防
止されると共に、真空ポンプ軸封部での冷却水漏れが抑
制される。また、この真空ポンプ軸封部での冷却水漏れ
の抑制効果により、隣接する前後のポンプ部の連結管に
注水口を形成して、後段のポンプ部側に前段のポンプ部
側に比べてより多くの冷却水を供給するようにしても、
後段のポンプ部における冷却水漏れが抑制されて、後段
のポンプ部の効率改善が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る真空ポンプ式吸引装置の一実施形
態を示す概略図。
【図2】図1の吸引装置を使用した真空吸引処理設備の
概要を示す図。
【図3】従来の多段ルーツ型真空ポンプ式吸引装置の概
略図。
【図4】図3の真空ポンプを使用した真空吸引処理設備
の概要を示す図。
【図5】図4の真空ポンプの具体的構造を示す部分断面
を含む側面図。
【図6】図4の真空ポンプの具体的構造を示す部分断面
を含む平面図。
【図7】図6のTa−Ta線断面図。
【図8】図6のTb−Tb線断面図。
【符号の説明】
A 真空ポンプ(2段ルーツ型真空ポンプ) 1a 前段ポンプ部 1b 後段ポンプ部 2a 前段ケーシング 2b 後段ケーシング 3,4 ロータ 5,6 ロータ 7 吸入口 8 吐出口 9 吸入口 10 吐出口 16 内部チェック弁 17 外部チェック弁 18 注水口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−33492(JP,A) 実開 昭63−102986(JP,U) 実開 平5−990(JP,U) 実開 昭61−192589(JP,U) 実用新案登録2517578(JP,Y2) 実公 平4−42557(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04C 23/00 - 29/10 331

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のロータをケーシング内に収納した
    複数のポンプ部が直列多段に連通連結され、前段ポンプ
    部の吐出口が隣接する後段ポンプ部の吸入口と連通し、
    各ポンプ部の一対のロータの一方が共通の駆動シャフト
    に連結され、他方のロータが共通の従動シャフトに連結
    されて、駆動シャフトの回転で各ポンプ部の一対のロー
    タを互いに反対方向に回転させて各ポンプ部で真空ポン
    プ動作をさせるようにした多段ルーツ型真空ポンプ式吸
    引装置において、隣接する前段ポンプ部の吐出口と後段ポンプ部の吸入口
    を連結する連結管に、真空ポンプ動作の初期段階で前段
    ポンプ部から後段ポンプ部に吐出されて一時的に加圧状
    態となる加圧空気の一部を後段ポンプ部の吐出口側に逃
    がす内部チェック弁と、この内部チェック弁と協働して
    前記加圧空気の内部チェック弁から逃げずに残留した加
    圧空気を内部チェック弁と別経路でケーシング外に逃が
    す外部チェック弁を連結し、かつ、前記連結管の前記内
    部チェック弁と外部チェック弁の連通箇所よりも下流側
    で後段ポンプ部の吸入口より上流側の一部に冷却水の注
    水口を形成した ことを特徴とする多段ルーツ型真空ポン
    プ式吸引装置。
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