JP3385718B2 - 露光装置及び方法 - Google Patents

露光装置及び方法

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JP3385718B2 JP11680094A JP11680094A JP3385718B2 JP 3385718 B2 JP3385718 B2 JP 3385718B2 JP 11680094 A JP11680094 A JP 11680094A JP 11680094 A JP11680094 A JP 11680094A JP 3385718 B2 JP3385718 B2 JP 3385718B2
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  • Lenses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、第1の物体と第2の物
体とを移動させつつ露光を行う、いわゆる走査型の露光
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ワープロ、パソコン、テレビ等に
用いられる表示素子として、液晶表示パネルが多用され
るようになった。このような液晶表示パネルの製造の際
には、ガラス基板上に透明薄膜電極をフォトリソグラフ
ィの手法で所望の形状にパターンニングすることが行わ
れている。
【0003】このようなリソグラフィのための装置とし
て、例えばミラープロジエクションタイプのアライナー
が知られている。そして、最近では、液晶表示パネルの
大型化が要望されており、上述の如きアライナーにおい
ても、露光領域の拡大化が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の如きアライナー
型の投影露光装置においては、小さな露光領域を継ぐこ
とによって、露光領域を拡大させていた。このような場
合、大きな露光領域を得るためには、多数回の露光を行
う必要があるため、スループット(単位時間当たりの露
光できる基板の量)の低下を招いていた。さらに、隣合
う露光領域間の継ぎ精度を高める必要があるため、投影
光学系の倍率誤差やディストーションを0に近づける必
要があると共に、アライメント精度の大幅な向上を図る
必要があり、装置のコスト高を招く問題点がある。
【0005】また、露光領域を拡大させるためには、投
影光学系を大型化して、大きな露光領域を一括して露光
を行う手法が考えられる。しかしながら、この場合に
は、投影光学系を構成する大型の光学素子を非常に高精
度に製作する必要があり、製造コストの増大と露光装置
全体の大型化とを招く問題点がある。また、投影光学系
の大型化により、光学的な収差も増大する問題点があ
る。
【0006】そこで、本発明は、露光領域が大きな場合
においても、スループットを低下させず良好なる光学性
能のもとで投影露光を行うことのできる露光装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明による露光装置は、第1の物体と第2の物
体とを移動させつつ、前記第1の物体の像を前記第2の
物体上へ投影露光するものであって、第1の物体の等倍
の正立正像を第2の物体上に形成し、かつ両側テレセン
トリックである第1及び第2投影光学系を有する。そし
て、第1及び第2投影光学系は、正屈折力の屈折光学系
と、この屈折光学系からの光を再び屈折光学系へ向けて
反射する平面反射面とを有するように構成される。
た、上述の目的を達成するために、本発明による露光方
法は、第1の物体と第2の物体とを移動させつつ、前記
第1の物体の像を前記第2の物体上へ投影露光するもの
であって、両側テレセントリックである第1投影光学系
によって前記第1の物体の等倍の正立正像を前記第2の
物体上に形成し、両側テレセントリックである第2投影
光学系によって前記第1の物体の等倍の正立正像を前記
第2の物体上に形成し、前記第1の物体から前記第1投
影光学系へ向かう光は、正屈折力の第1屈折光学系を介
して第1平面反射面で反射され、再び該屈折光学系を介
して前記第2の物体へ向かい、前記第1の物体から前記
第2投影光学系へ向かう光は、正屈折力の第2屈折光学
系を介して第2平面反射面で反射され、再び該屈折光学
系を介して前記第2の物体へ向かものである。
【0008】なお、本発明においては、正立正像とは、
上下左右の横倍率が正となる像を指し、両側テレセント
リックとは、物体側及び像側においてテレセントリック
であることを指す。
【0009】
【作用】上述の構成の如き本発明においては、複数の投
影光学系(第1及び第2投影光学系)を組合せる構成で
あるため、個々の投影光学系の露光領域を大きくするこ
となく、大きな露光領域を得ることができる。これによ
り、投影光学系を小型化することができるため、高精度
な投影光学系の製造が容易となる利点がある。また、投
影光学系を構成する各光学素子が小型であるため、絶対
的な光学的収差の発生量が低減する。従って、良好な光
学性能のもとでの投影露光が実現できる。
【0010】さらに、本発明においては、大きな露光領
域を一回の露光で得ることができるため、スループット
が高いという利点がある。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明による実施例を
説明する。図1は、本発明による露光装置の投影光学系
を概略的に示す図である。図1では、所定の回路パター
ンが形成されたマスク10と、レジストが塗布されたガ
ラス基板であるプレート30とが搬送される方向(走査
方向)をX軸、マスク10の平面内でX軸と直交する方
向をY軸、マスク10の法線方向をZ軸にとっている。
なお、図1においては、第1投影光学系35aのみを図
示している。
【0012】図1において、第1投影光学系35aは、
マスク10上の回路パターンの1次像を形成する第1部
分光学系K1 と、この1次像からの光に基づいてプレー
ト30上に回路パターンの正立正像(2次像)を形成す
る第2部分光学系K2 とを有する。第1部分光学系K1
は、マスク10の面(XY平面)に対して45°で斜設
された反射面P1a,P1bを持つ直角プリズムP1 と、正
レンズ群L11、負レンズ群L12及び正レンズ群L13を有
し全体として正屈折力の屈折光学系G1 と、平面反射面
1 とを有する。
【0013】また、第2部分光学系K2 は、プレート3
0の面(XY平面)に対して45°で斜設された反射面
2a,P2bを持つ直角プリズムP2 と、正屈折力のレン
ズ群L21、負屈折力のレンズ群L22及び正屈折力のレン
ズ群L23を有し全体として正屈折力の屈折光学系G
2 と、平面反射面M2 とを有する。ここで、第1部分光
学系K1 により形成される回路パターンの1次像形成位
置には、視野絞りFSが設けられる。
【0014】さて、マスク10上の回路パターンは、照
明光学系40により、ほぼ均一の照度で照明されてお
り、回路パターンを介した光は、直角プリズムP1 の反
射面P 1aにより90°偏向し、正レンズ群L11、負レン
ズ群L12及び正レンズ群L13を順に介して平面反射面M
1 に達する。ここで、平面反射面M1 は、正レンズ群L
11、負レンズ群L12及び正レンズ群L13から構成される
屈折光学系G1 のほぼ後側焦点位置に配置される。すな
わち、平面反射面M1 は、第1部分光学系K1 の瞳面に
位置している。なお、屈折光学系G1 の後側焦点位置と
は、直角プリズムP1 側を前側とし、平面反射面M1
を後側とした際の後側焦点の位置である。
【0015】次に、平面反射面M1 にて反射された光
は、正レンズ群L13、負レンズ群L12及び正レンズ群L
11を介して直角プリズムP1 の反射面P1bへ向かう。こ
こで、正レンズ群L11側から入射して平面反射面M1
向かう光束が受ける屈折力と、平面反射面M1 側から入
射して、正レンズ群L11から射出される光束が受ける屈
折力とは、ほぼ同じである。
【0016】そして、直角プリズムP1 の反射面P1b
達する光は、この反射面P1bにてほぼ90°偏向して、
視野絞りFSの位置に回路パターンの1次像を形成す
る。この1次像においては、X方向における横倍率はほ
ぼ+1倍であり、かつY方向における横倍率がほぼ−1
倍である。1次像からの光は、第2部分光学系K2 を介
して、プレート30上に回路パターンの2次像を形成す
る。ここで、この2次像のX方向及びY方向における横
倍率はほぼ+1倍である。すなわち、プレート30上に
形成される2次像は、正立正像である。なお、第2部分
光学系K2 の有する機能は、第1部分光学系K1 の機能
と同等であるため、ここでは詳しい説明を省略する。
【0017】従って、プレート30上に形成される回路
パターンの像が正立正像であるため、マスク10とプレ
ート30とを一体に同一方向に移動させれば、走査露光
を行うことができる。なお、上述の第1部分光学系K1
においては、屈折光学系G1 の後側焦点位置に平面反射
面M1 が配置されているため、マスク10側及び視野絞
りFS側においてテレセントリックとなる。また、第2
部分光学系K2 においても、屈折光学系G2 の後側焦点
位置に平面反射鏡M2 が配置されているため、視野絞り
FS側及びプレート30側においてテレセントリックと
なる。従って、第1投影光学系35aは、両側(マスク
10側及びプレート30側)テレセントリック光学系で
ある。
【0018】次に、図1の第1投影光学系35aの露光
領域について、図2を参照して説明する。図2(a) は、
マスク10上のXY平面内における第1投影光学系35
aの有効視野領域と視野との関係を示す平面図であり、
図2(b) は、視野絞りFSの平面図であり、図2(c)
は、第1投影光学系35aの有効露光領域と露光領域と
の関係を示す平面図である。
【0019】図2(a) において、第1投影光学系35a
の取り得る最大の視野領域である有効視野領域は、マス
ク10上において、破線で囲まれる半円状の領域であ
る。ここで、図2(b) に示す如く、視野絞りFSの開口
部FSaの形状が台形状である場合には、マスク10上
における第1投影光学系35aの視野領域10aは、開
口部FSaの形状と相似形の台形状となる。言うまでも
なく、この視野領域10aは、有効視野領域35a内に
含まれるものである。
【0020】また、図2(c) に示す如く、プレート30
上における第1投影光学系35aと取り得る最大の露光
領域である有効露光領域は、破線で囲まれる半円状の領
域となる。ここで、視野絞りFSの開口部FSaによ
り、プレート30上での露光領域30aは、開口部FS
aと相似形の台形状に規定される。この露光領域30a
も有効露光領域の内に含まれる。このとき、台形状の露
光領域30aにおいては、X方向における台形の高さが
スリット巾となり、Y方向の端部における斜辺の部分
(X方向の高さが変化している部分)がオーバーラップ
領域(隣合う露光領域とY方向において重なる領域)と
なる。
【0021】次に、図3を参照して、本発明による露光
装置の全体的な構成について説明する。図3は、本発明
による露光装置の一例を模式的に示す図である。なお、
図3においては、図1に示す照明光学系40と、マスク
10を支持するマスクステージと、プレート30を支持
するプレートステージとは、図示省略している。図3に
おいて、マスク10とプレート30との間には、Y方向
に沿って4本の投影光学系35a〜35dと、3本の投
影光学系35e〜35gが配列されている。ここで、投
影光学系35a〜35dと、投影光学系35e〜35g
とは、X方向において異なる位置で配列されている。な
お、各投影光学系35a〜35gの構成は、図1で説明
した第1投影光学系35aの構成と同一であるため、こ
こでは説明を省略する。
【0022】ここで、各投影光学系35a〜35gによ
る視野領域10a〜10gは、それぞれ台形状であり、
投影光学系35a〜35dによる視野領域10a〜10
dと、投影光学系35e〜35gによる視野領域10e
〜10gとは、それぞれ短辺側が対向している。従っ
て、各投影光学系35a〜35gによりプレート30上
に形成される露光領域30a〜30gは、各々台形状と
なる。ここで、各露光領域30a〜30gは、走査方向
(X方向)の長さの和が走査直交方向(Y方向)のどの
位置においても常に一定となっている。具体的には、露
光領域30a〜30gのそれぞれのオーバーラップ領域
がX方向において重なるように、各投影光学系を配置し
ている。
【0023】露光領域30a〜30gには、視野領域1
0a〜10gの正立正像がそれぞれ形成されるため、マ
スク10とプレート30とを走査方向に沿って走査する
ことにより、プレート30上には、マスク10の像が順
次形成される。なお、図3では、7本の投影光学系35
a〜35gを用いているが、本発明による露光装置で
は、投影光学系の本数は7本に限られず、2本(第1投
影光学系及び第2投影光学系)以上の投影光学系が設け
られれば良い。
【0024】また、重力の影響によるマスク10及びプ
レート30の撓みを低減させるためには、走査直交方向
(Y方向)を鉛直方向とすることが好ましい。なお、走
査方向(X方向)を鉛直方向とすることも考えられる
が、このときには、重力に逆らって走査を行うことにな
るため、マスクステージ及びプレートステージにかかる
負荷が増大するため好ましくない。
【0025】図1〜図3に示す実施例においては、投影
光学系として、2組の光学系(第1部分光学系K1 及び
第2部分光学系K2 )を組み合わせる構成としている
が、マスク10の等倍の正立正像が形成できる光学系で
あれば、2組の光学系の組合せに限られない。以下の図
4を参照して、投影光学系の変形例を説明する。図4
は、投影光学系の変形例の構成を概略的に示す図であ
る。なお、図4においては、第1投影光学系のみを図示
している。
【0026】図4において、第1投影光学系は、マスク
10面(XY平面)に対して45°で斜設された反射面
11a,11bを持つ直角プリズム11と、全体として
正屈折力を持つ屈折光学系36と、この屈折光学系36
の後側焦点位置に配置された反射部材37とを有する。
ここで、屈折光学系36は、図1に示す第1投影光学系
の屈折光学系G1 と同等の機能を有している。また、反
射部材37は、Z方向に稜線を持つ直角ダハ反射面37
a,37bを有し、この稜線と屈折光学系36の後側焦
点位置とが一致するように配置されている。
【0027】さて、図示なき照明光学系により照明され
たマスク10からの光は、反射面11aにより90°偏
向されて、屈折光学系36に入射する。屈折光学系36
を介した光は、反射部材37の直角ダハ反射面37a,
37bにて2回反射され、再び屈折光学系36に入射す
る。屈折光学系36を介した直角ダハ反射面37a,3
7bからの光は、直角プリズム11の反射面11bによ
り90°偏向された後に、プレート30上に達する。直
角ダハ反射面37a、37bによって、Y方向における
像の向きが逆転されるため、プレート30上には、マス
ク10の等倍の正立正像が形成される。なお、反射部材
37が屈折光学系36の後側焦点位置に配置されるた
め、第1投影光学系は、両側テレセントリック光学系と
なる。
【0028】上記の変形例においては、直角ダハ反射面
37a,37bを屈折光学系36の後側焦点位置に配置
しているが、このようなダハ反射面を光路を偏向させる
反射面に設けても良い。以下、図5を参照して、説明す
る。図5は、投影光学系の変形例を示す図である。な
お、図5においても、投影光学系は、第1投影光学系の
みを図示している。
【0029】図5において、第1投影光学系は、マスク
10面(XY平面)に対して45°で斜設された反射面
12と、全体として正屈折力の屈折光学系36と、この
屈折光学系の後側焦点位置に配置された平面反射鏡38
と、ダハ反射面を持つ反射部材13とを有する。なお、
屈折光学系36は、図4の屈折光学系と同じものである
ため、ここでは説明を省略する。
【0030】反射部材13は、例えば図6に示す如く、
互いに直交する2つの反射面(ダハ反射面)13a,1
3bを有する。ここで、2つ反射面13a,13bの稜
線13cは、XY平面に対して45°の傾きを持つ。図
5に戻って、マスク10からの光は、反射面12により
90°偏向され、屈折光学系36を介して平面反射面3
8に達する。平面反射面38にて反射された光は、再び
屈折光学系36を介して反射部材13に達する。反射部
材13に達した光は、90°偏向されてプレート30へ
向けられ、かつY方向における左右が反転される。従っ
て、プレート30上には、マスク10の等倍の正立正像
が形成される。
【0031】図5に示す変形例では、屈折光学系36と
プレート30との間の光路中にダハ反射面が存在してい
る。マスク10と屈折光学系との間の光路中にダハ反射
面を設ける構成でも良い。尚、ダハ反射面の誤差による
悪影響を考慮すると、ダハ反射面は、プレート30に近
い側に設けられることが好ましい。また、図5の変形例
では、反射部材13が平面表面反射鏡により構成されて
いるが、直角ダハプリズムを用いる構成をとることも可
能である。
【0032】なお、図4、図5に示す変形例において
は、投影光学系の光路中に視野絞りを配置することがで
きないが、このときには、照明光学系の光路中に視野絞
りを配置すれば良い。また、上述の実施例においては、
露光領域の形状が台形状であるが、露光領域の形状とし
ては、台形状に限られない。例えば図7に示す如く、露
光領域が円弧状であっても良い。図7(a) は、マスク1
0上のXY平面内における第1投影光学系の有効視野領
域と円弧状の視野との関係を示す平面図であり、図7
(b) は、円弧状の開口部を持つ視野絞りの平面図であ
り、図7(c) は、第1投影光学系の有効露光領域と円弧
状の露光領域との関係を示す平面図である。
【0033】図7(a) において、第1投影光学系の有効
視野領域(第1投影光学系の取り得る最大の視野領域)
は、マスク10上において、破線で囲まれる半円状の領
域である。ここで、図7(b) に示す如く、視野絞りの開
口部の形状が円弧状である場合には、マスク10上にお
ける第1投影光学系の視野領域は、開口部の形状と相似
形の円弧状となる。なお、この円弧は、曲率中心がX方
向で異なる2つの同一曲率半径の部分円の輪郭を持ち、
Y方向の端部において直角三角形状の輪郭を持つもので
ある。また、図7(c) に示す如く、プレート30上にお
ける第1投影光学系の有効露光領域(第1投影光学系の
取り得る最大の露光領域)は、破線で囲まれる半円状の
領域となる。ここで、視野絞りの円弧状の開口部によ
り、プレート30上での露光領域は、開口部と相似形の
円弧状に規定される。この円弧状の露光領域は、第1投
影光学系の有効露光領域内となる。このとき、円弧状の
露光領域においては、部分円の輪郭同士の曲率中心のX
方向における間隔がスリット巾になり、直角三角形状の
輪郭の部分がオーバーラップ領域(隣合う露光領域とY
方向において重なる領域)となる。
【0034】なお、図7に示すように円弧状の露光領域
とする場合には、投影光学系における像高がほぼ一定の
箇所を用いることになる。このときには、投影光学系
は、所定の像高における収差補正がなされていれば良い
ため、光学設計が簡単になる利点もある。また、上述の
実施例においては、屈折光学系の屈折力配置が正・負・
正であるが、屈折光学系の屈折力配置としてはこれに限
られることはいうまでもない。
【0035】このように、上述の実施例によれば、複数
の投影光学系によって、走査方向と直交する方向におい
て幅の広い露光領域を形成できるため、個々の投影光学
系の大型化を図ることなく、露光領域の大画面化に対応
できる。さらに、上記実施例では、投影光学系が小型化
されるため、光学系の大型化に伴う収差の増大を低減で
きる利点がある。また、上記実施例では、露光領域を継
ぐことなく、一回の走査露光で大画面に対する露光がで
きるため、スループットの向上を達成でき、かつ画面の
継ぎ目を無くすことができる利点がある。
【0036】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、露光領域
が大きい場合においても、スループットを低下させず良
好なる光学性能のもとで投影露光を行うことできる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例の投影光学系の構成を示す
図である。
【図2】投影光学系の露光領域と視野絞りとの関係を示
す平面図である。
【図3】本発明による露光装置の一例を概略的に示す図
である。
【図4】投影光学系の変形例を示す図である。
【図5】投影光学系の変形例を示す図である。
【図6】ダハ反射面を持つ反射部材の構成を示す図であ
る。
【図7】視野絞りの変形例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 … 第1部分光学系、 K2 … 第2部分光学系、 P1 ,P2 … 直角プリズム、 M1 ,M2 … 平面反射鏡、 G1 ,G2 … 屈折光学系、 FS … 視野絞り、 10 … マスク、 30 … プレート、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G02B 27/18

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の物体と第2の物体とを移動させつ
    つ、前記第1の物体の像を前記第2の物体上へ投影露光
    する露光装置において、 前記第1の物体の等倍の正立正像を前記第2の物体上に
    形成し、かつ両側テレセントリックである第1及び第2
    投影光学系を有し、 前記第1及び第2投影光学系は、正屈折力の屈折光学系
    と、該屈折光学系からの光を再び該屈折光学系へ向けて
    反射する平面反射面とを有することを特徴とする露光装
    置。
  2. 【請求項2】前記第1及び第2投影光学系は、前記第1
    の物体の中間像を形成する第1部分光学系と、該中間像
    からの光に基づいて前記第2の物体上に前記第1の物体
    の等倍の正立正像を形成する第2部分光学系と、前記中
    間像が形成される位置に設けられた視野絞りとを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 【請求項3】前記視野絞りは、略台形状の開口部を有
    し、該開口部によって規定される露光領域の移動方向に
    沿った長さの和は、前記移動方向と直交する方向に於い
    て常に等しくなる如く規定されることを特徴とする請求
    項2に記載の露光装置。
  4. 【請求項4】 前記視野絞りは、略円弧状の開口部を有
    し、該開口部によって規定される露光領域の移動方向に
    沿った長さの和は、前記移動方向と直交する方向に於い
    て常に等しくなる如く規定されることを特徴とする請求
    項2に記載の露光装置。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2部分光学系は、正屈折力
    の屈折光学系と、該屈折光学系の後側焦点位置に配置さ
    れた平面反射面を有することを特徴とする請求項2乃至
    4の何れか一項に記載の露光装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の物体の等倍の正立正像を前記第
    2の物体上に形成し、かつ両側テレセントリックである
    第3投影光学系を有し、 前記第3投影光学系は、正屈折力の屈折光学系と、該屈
    折光学系からの光を再び該屈折光学系へ向けて反射する
    平面反射面とを有することを特徴とする請求項1乃至5
    の何れか一項に記載の露光装置。
  7. 【請求項7】 前記平面反射面は、互いに直交して設けら
    れた2つの反射面であることを特徴とする請求項1また
    は6に記載の露光装置。
  8. 【請求項8】 第1の物体と第2の物体とを移動させつ
    つ、前記第1の物体の像を前記第2の物体上へ投影露光
    する露光方法において、 両側テレセントリックである第1投影光学系によって前
    記第1の物体の等倍の正立正像を前記第2の物体上に形
    成し、 両側テレセントリックである第2投影光学系によって前
    記第1の物体の等倍の正立正像を前記第2の物体上に形
    成し、 前記第1の物体から前記第1投影光学系へ向かう光は、
    正屈折力の第1屈折光学系を介して第1平面反射面で反
    射され、再び該屈折光学系を介して前記第2の物体へ向
    かい、 前記第1の物体から前記第2投影光学系へ向かう光は、
    正屈折力の第2屈折光学系を介して第2平面反射面で反
    射され、再び該屈折光学系を介して前記第2の物体へ向
    かうことを特徴とする露光方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の物体から前記第1投影光学系に
    向かう光に基づいて、第1部分光学系を介して前記第1
    の物体の第1の中間像を形成し、 該第1の中間像からの光に基づいて、第2部分光学系を
    介して前記第2の物体上に前記第1の物体の等倍の正立
    正像を形成し、 前記第1の物体から前記第2投影光学系に向かう光に基
    づいて、第3部分光学系を介して前記第1の物体の第2
    の中間像を形成し、 該第2の中間像からの光に基づいて、第4部分光学系を
    介して前記第2の物体上に前記第1の物体の等倍の正立
    正像を形成し、 前記第1部分光学系から前記第2部分光学系へ向かう光
    は、第1の視野絞りを 通過し、 前記第3部分光学系から前記第4部分光学系へ向かう光
    は、第2の視野絞りを通過することを特徴とする請求項
    8に記載の露光方法。
  10. 【請求項10】 前記視野絞りは、略台形状の開口部を有
    し、該開口部によって規定される露光領域の移動方向に
    沿った長さの和は、前記移動方向と直交する方向に於い
    て常に等しくなる如く規定されることを特徴とする請求
    項9に記載の露光方法。
  11. 【請求項11】 前記視野絞りは、略円弧状の開口部を有
    し、該開口部によって規定される露光領域の移動方向に
    沿った長さの和は、前記移動方向と直交する方向に於い
    て常に等しくなる如く規定されることを特徴とする請求
    項9に記載の露光方法。
  12. 【請求項12】 前記第1乃至第4部分光学系は、正屈折
    力の屈折光学系と、該屈折光学系の後側焦点位置に配置
    された平面反射面を有することを特徴とする請求項9乃
    至11の何れか一項に記載の露光方法。
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