JP3384759B2 - オゾンによる濃縮余剰汚泥の減量/脱臭方法及びその装置 - Google Patents

オゾンによる濃縮余剰汚泥の減量/脱臭方法及びその装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品加工場におけ
る活性汚泥処理方法等から発生する、濃縮余剰汚泥の処
理量の減量化及び脱臭方法並びに、脱水性を向上した装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、濃縮汚泥等の脱臭、減量方法は、
有機汚泥を嫌気性消化工程での嫌気性消化方法、さらに
消化汚泥に、散気菅もしくはエゼクター方式により2〜
3mmφの径をもつ高濃度オゾンガスを混合可溶化さ
せ、さらに嫌気性消化工程での消化減量方法を用いてい
る。返送及び曝気槽汚泥に散気管方式、エゼクター方式
で2〜3mmφの径の高濃度オゾンガス気泡を圧入混合
させ、汚泥の濃縮性を高め余剰汚泥の発生量の低減を行
っている。又、散気管方式では長時間曝気方式により、
自己酸化作用による余剰汚泥の低減化を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、従来の
散気管方式、及びエゼクター方式によるオゾンガスの気
泡の球径は2〜3mmφと大きいため浮力も大きい。そ
のため水中での接触滞留時間が短く、又容積に対し表面
積が小さく余剰汚泥等との接触面積が小さいので、汚泥
等へのオゾンガスの溶解効率が低く、高濃度のオゾンガ
スが必要となる。さらに排オゾンの処理設備等多くのエ
ネルギーと時間が必要であったと共に、嫌気性消化減量
方法により発生する硫化水素等の悪臭対策に対する設備
等も必要であるという不都合があった。又、散気管方式
による長時間曝気方式では、接触滞留時間も小さくな
り、そのため大きな設備と設置面積等が必要という不都
合もあった。
【0004】本発明は、上記の問題に鑑みなされたもの
であり、本発明の目的は、濃縮余剰汚泥水中への拡散、
圧入させるオゾンガス気泡の球径を小さくし、同一槽内
において循環及び微細オゾンガス気泡と段階的に接触さ
せ、濃縮汚泥水中での溶解接触効率を高めること(表面
積を大きくすること)によって、濃縮余剰汚泥の処理量
の減量化及び脱臭方法並びに、脱水性の向上に関する方
法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、濃縮余剰汚泥
の処理量の減量化及び脱臭方法並びに、脱水性の向上に
関するものであり、本発明の上記目的は、オゾン発生器
からのオゾンガスを気液攪拌混合装置に送り前記気液攪
拌混合装置において、濃縮余剰汚泥と混合攪拌して、微
細なオゾン気泡を生成させると同時に、その前記濃縮余
剰汚泥と微細オゾン気泡を凝縮混合させ、円筒形槽内の
回転混合筒内へ供給し、渦流状に段階的に回転拡散さ
せ、又回転混合筒と気液攪拌混合装置との間を循環させ
ることにより、濃縮余剰汚泥とオゾンガス気泡との接触
効率を高め、同一槽内においてオゾンの酸化効率(溶菌
作用、脱臭作用、脱色作用、自己酸化作用)を段階的に
行わせ、低濃度のオゾン量と短い時間で、濃縮余剰汚泥
を酸化分解、自己酸化させることにより達成される。
【0006】即ち、本発明の上記目的は、気液攪拌混合
装置を接続された反応分離槽に濃縮余剰汚泥を供給し、
前記反応分離槽から前記気液攪拌混合装置に前記濃縮余
剰汚泥を送ると共に、前記気液攪拌混合装置にオゾンガ
スを供給して混合することにより気液混合液とし、前記
気液混合液を前記反応分離槽に還流して酸化生成物と液
体とを分離するようにしたオゾンによる濃縮余剰汚泥の
減量/脱臭方法であって、前記気液攪拌混合装置は複数
設けられており、前記反応分離槽の内側に回転反応分離
筒が配置されており、前記反応分離槽と前記回転反応分
離筒との間にパンチング板が設置されており、前記回転
反応分離筒内にパンチング板が設置されており、濃縮余
剰汚泥が前記回転反応分離筒の内側又は外側に溢れるよ
うになっており、濃縮余剰汚泥が前記反応分離槽と前記
回転反応分離筒との間のパンチング板と、前記回転反応
分離筒内のパンチング板とを通過するようになってお
り、濃縮余剰汚泥を前記反応分離筒の内側に配置される
前記気液攪拌混合装置と、前記回転反応分離筒の外側に
接続される前記気液攪拌混合装置とによってオゾンガス
と混合されて送られるようにすることによって達成され
る。また、気液攪拌混合装置を周設された反応分離槽
と、前記気液攪拌混合装置にオゾンを供給して混合する
オゾン供給装置と、前記反応分離槽に濃縮余剰汚泥を供
給する汚泥供給手段と、前記反応分離槽及び気液攪拌混
合装置の間で前記濃縮余剰汚泥及びオゾン混合液を相互
に供給/還流する供給/還流手段とを設けたオゾンによ
る濃縮余剰汚泥の減量/脱臭装置であって、前記気液攪
拌混合装置を複数設け、前記反応分離槽の内側に回転反
応分離筒を配置し、前記反応分離槽と前記回転反応分離
筒との間にパンチング板を設置し、前記回転反応分離筒
内にパンチング板を設置し、前記濃縮余剰汚泥の送り及
び還流を段階的に行う手段を設け、濃縮余剰汚泥が前記
回転反応分離筒の内側又は外側に溢れるようになってお
り、濃縮汚泥が前記反応分離槽と前記回転反応分離筒と
の間のパンチング板と、前記回転反応分離筒内のパンチ
ング板とを通過するようになっており、濃縮余剰汚泥を
前記反応分離筒の内側に配置される前記気液攪拌混合装
置と、前記回転反応分離筒の外側に接続される前記気液
攪拌混合装置とによってオゾンガスと混合されて送られ
るようにすることによって達成される。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の方法を実施するた
めの装置の側面断面図であり、図2はその平面断面図を
示すものである。この装置は一次負圧型反応分離槽21
に気液攪拌混合装置4A−4Dが設置され、一次負圧型
回転反応分離槽20の内側には、一次回転反応分離筒2
2が設けられ二重の構造となっており、さらに一次負圧
型反応分離槽21と一次回転反応分離筒22の中間には
パンチング板10が設置されている。気液攪拌混合装置
4A−4Dは、一次負圧型反応分離槽から濃縮余剰汚泥
を吸い上げる管、オゾンガスが供給される管、オゾンガ
スと濃縮余剰汚泥を攪拌混合し凝縮させる部分、そして
凝縮したオゾンガスと濃縮余剰汚泥を一次負圧型反応分
離槽へ送るための管より成るものである。オゾンガスを
発生させて送気するためにオゾン発生器2とコンプレッ
サー1が、排オゾンを回収するために泡沫排オゾン回収
塔24がそれぞれ設置されている。泡沫を消泡濃縮回収
するための消泡ポンプ28と濃縮槽27が設けられ、さ
らに完全に濃縮分離された高濃度汚泥を沈降分離するた
めの、濃縮汚泥貯溜槽28を設置してある。一次負圧型
反応分離槽21で処理された処理水を処理するための二
次負圧型反応分離槽31が設けられている。二次負圧型
反応分離槽31の構造も一次負圧型反応分離槽21と基
本的に同じである。
【0008】オゾン発生器2により発生したオゾンガス
は、コンプレッサ−1によりオゾン通気管3Aを通って
気液攪拌混合装置4Aに圧送される。流入管7より一次
回転反応分離筒22に流入した濃縮余剰汚泥は、オゾン
酸化水吸込口5Aより気液攪拌混合装置4Aへと送られ
る。ここで、オゾンガスと濃縮余剰汚泥は混合攪拌され
て微細なオゾンガス気泡となると共に気液凝縮混合さ
れ、一次負圧型反応分離槽21の内側に設けた一次回転
反応分離筒22の下方へ送られ、渦を巻くように角度の
調整を行った気液吹出口6Aより吹出される。このオゾ
ンガスと混合された濃縮余剰汚泥を、一次気液混合水と
する。吹出された気液混合水は、渦流回転拡散しながら
オゾンとの接触反応分離を行い、段階的に穴の開いたパ
ンチング板を通り、一次回転反応分離筒22の上方に
送られる。一次回転反応分離筒22内のパンチング板
を通過した微細オゾンガスと濃縮余剰汚泥との反応分離
混合水は、オゾン酸化水吸込口5Bから気液攪拌混合
4Bへ送られる。気液攪拌混合装置4Bで、吸込まれ
た気液混合水は排オゾン管8Aからの排オゾンガスと混
合され、この気液混合水を二次気液混合水とする。二次
気液混合水は気液吹出口6Bから一次回転反応分離筒2
2の上方へ吹出される。この気液吹出口6Bは、前記気
液吹出口6Aと同じく、渦を巻くように角度の調整がな
されている。二次気液混合水は渦流回転拡散しながら接
触反応分離を促進させる。
【0009】一次回転反応分離筒22の上部から溢れ出
てきた気液混合水は、一次負圧型反応分離槽21と一次
回転反応分離筒22との間の中間に設けたパンチング板
10の上方部に溜まる。一方、オゾン酸化反応により発
生したオゾン酸化物は、渦流回転拡散作用、膨張、及び
オゾン酸化作用によって微細気泡に付着し、浮力によっ
て浮上分離される。浮上分離されたオゾン酸化物は越流
トラフ23に溜まり、そこからあふれて、泡沫排オゾン
回収塔24へと流れる。浮上分離された酸化物の処理
は、後に述べる濃縮槽27、消泡ポンプ25、越流トラ
フ23、そして泡沫排オゾン回収塔24との間で消泡循
環させられ行われる。
【0010】パンチング板10の上方に溜まった二次気
液混合水は、オゾン酸化水吸込口5Cより吸込まれ気液
攪拌混合装置4Cに送られる。ここで、排オゾン管8B
からの微細排オゾンガスと気液混合攪拌される。この気
液混合水を三次気液混合水とする。三次気液混合水は気
液吹出口6Cより一次負圧型反応分離槽21へと吹出さ
れる。気液吹出口6Cは前記気液吹出口6Aと同じく、
吹出す液体が渦を巻くように角度の調節が行われる。三
次気液混合水は渦流回転攪拌され、さらにオゾンとの酸
化反応を促進させ、オゾン酸化物と反応分離作用を生じ
させ浮上分離を行う。
【0011】浮上分離が行われた三次気液混合水は、一
次負圧型反応分離槽21と一次回転反応分離筒22との
間に設けたパンチング板10の下方部へ送られ、オゾン
酸化水吸込口5Dより吸込まれ気液攪拌混合装置4D
送られる。気液攪拌混合装置4Dでは、吸込まれた気液
混合水がオゾン発生器2で発生しオゾン通気管3Bを通
ってきたオゾンと気液混合される。この過程で生成され
る気液混合水を、四次気液混合水とする。四次気液混合
水は気液吹出口6Dより吹出される。気液吹出口6Dも
また前記気液吹出口6Aと同じく、吹出す液体が渦を巻
くように角度の調節が行われる。四次気液混合水は一次
負圧型反応分離槽21の下方部へ吹出され、渦流回転攪
拌され、さらにオゾンとの酸化反応を促進させ、オゾン
酸化物と反応分離作用を生じさせ浮上分離を行う。
【0012】このように各気液攪拌混合装置における微
細化されたオゾンガス気泡との混合接触作用と、渦流回
転攪拌が行われる段階的な接触反応作用により、汚泥の
オゾンとの接触効率を高め、さらに、溶菌、脱色、自己
酸化、脱臭効果を著しく高める。又、微細気泡の静圧的
な浮上効果により、オゾン酸化物との分離性を高める。
静圧的に微細気泡に付着し、浮上分離された気泡付着酸
化物は、一次負圧型反応分離槽21の上部内側に設けた
越流トラフ23より起流させ、濃縮槽27より消泡ポン
プ25から送られる酸化処理水によって、消泡化され泡
沫排オゾン回収塔24で回収される。回収されたオゾン
酸化処理水は、濃縮槽27と消泡ポンプ25、越流トラ
フ23、泡沫排オゾン回収塔24との間を消泡循環さ
れ、オゾン酸化処理水を濃縮化させる。濃縮化された高
濃縮水は脱水効率が高められ、脱水機用の濃縮汚泥貯溜
槽28に送られ、従来の1/10程度の割合で、定期的
に脱水される。
【0013】分離された液体は、一次負圧型反応分離槽
下部に設けた流出管26を経て、二次負圧型反応分離槽
31へ送られる。二次負圧型反応分離槽31の構造は上
述した一次負圧型反応分離槽21と同じである。濃縮余
剰汚泥の一次負圧型反応分離槽21での酸化処理水は、
段階的に図1の二次負圧型反応分離槽31内に描いた矢
印に沿って二次回転反応分離筒32に送られて渦流回転
拡散させられる。この時処理水は、気液攪拌混合装置3
5Aと35Dではオゾン発生器からそれぞれ3Cと3D
を通ってきたオゾンガスと、気液攪拌混合装置35Bと
35Cでは排オゾンガスとそれぞれ気液攪拌混合され
る。これによりオゾンガスとの反応効率が高まり、溶菌
作用、脱色作用、自己酸化作用、脱臭作用が強制的に行
われ、濃縮余剰汚泥を90%以上減量させる。残りのオ
ゾン酸化物は、濃縮性も高く、従来法における脱水機に
より脱水処理される。二次負圧型反応分離槽31で図1
中の矢印のように外側から内側へ処理水が流れるように
したのは、槽全体の負圧は一定であるが内側の二次回転
反応槽内の方が体積が小さいため浮上効果が高くなるた
めである。
【0014】以上は、本発明を説明するための一つの実
施形態であり、本発明はこの例のみに限定されるもので
ないことはもちろんである。
【0015】前記気液混合攪拌装置により一次負圧型反
応分離槽21及びに二次負圧型反応分離槽31内へ拡散
される微細なオゾン気泡について、従来例と対比した具
体例により説明する。
【0016】(a)従来のオゾン気泡の大きさが「2〜
3mφ」、本発明のオゾン気泡の大きさが「0.01m
mφ」の場合、(b)従来のオゾン気泡の表面積S、体
積Pを計算すると、 S=4πr2=4×3.14×(2〜3)2 =50.24〜113.04mm2 P=4πr3/3=4×3.14×(2〜3)3/3 =33.49〜113.0mm3 (c)本発明のオゾン気泡の表面積S、体積Pを計算す
ると、 S=4πr2=4×3.14×(0.01)2 =0.0l256mm2 P=4πr3/3=4×3.14×(0.01)3/3 =0.0000041mm3 (d)表面積の増加は、 50.24÷0.01256=4,000倍 113.04÷0.01256=9,000倍 (e)径が2〜3mmφのオゾン気泡1個を径が0.0
1mmφのオゾン気泡1個の体積と比較すると、径が2
mmφの場合は、 N=33.49÷0.0000041=8,000,0
00個 径が3mmφの場合は、 N=113.04÷0.0000041=27,00
0,000個 上記のように、前記の気液攪拌混合装置よりオゾン気泡
を濃縮余剰汚泥水中拡散すると、従来のものに比較し
て、表面積が4,000倍〜9,000倍に増大して水
との接触面積が著しく増大すると共に、微細な気泡のた
め浮力が小さく水中での滞留時間を長くさせると同時
に、水の流れを段階的に循環及び渦流状に回転流水を行
うことにより、気泡の上昇角度を回転方向に向けさせ、
気泡の上昇角度を小さくし、穴の開いた板を通過させ、
さらに渦流による乱流波数により接触効率を高くし又、
排オゾンの再利用により効果的に低いエネルギーで短時
間の濃縮余剰汚泥の減量化を可能としている。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明の方法によれば、微
細なオゾン気泡と濃縮余剰汚泥との気液混合水を段階的
に渦流状に回転拡散及び循環させることにより、渦流回
転水中での接触効率、滞留時間が大きくなるため、オゾ
ン酸化分解作用が効果的に効率よく行われ、濃縮余剰汚
泥の減量/脱臭を低エネルギーで短時間に、しかも大量
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施するための装置の側面断面
図である。
【図2】本発明の方法を夷施するための装置の平面断面
図である。
【符号の説明】
1 コンプレッサー 2 オゾン発生器 3A−3D オゾン通気管 4A−4D 気液攪拌混合装置 5A−5D オゾン酸化水吸込口 6A−6D 気液吹出口 7 流入管 8A−8B 排オゾン管 9、10 パンチング板 21 一次負圧型反応分離槽 22 一次回転反応分離筒 23 越流トラフ 24 泡沫排オゾン回収塔 25 消泡ポンプ 26 流出管 27 濃縮槽 28 濃縮汚泥貯溜槽 30 二次負圧型反応分離槽 31 二次回転反応分離筒 35A−35D 気液攪拌混合装置

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気液攪拌混合装置を接続された反応分離
    槽に濃縮余剰汚泥を供給し、前記反応分離槽から前記気
    液攪拌混合装置に前記濃縮余剰汚泥を送ると共に、前記
    気液攪拌混合装置にオゾンガスを供給して混合すること
    により気液混合液とし、前記気液混合液を前記反応分離
    槽に還流して酸化生成物と液体とを分離するようにした
    オゾンによる濃縮余剰汚泥の減量/脱臭方法であって、
    前記気液攪拌混合装置は複数設けられており、前記反応
    分離槽の内側に回転反応分離筒が配置されており、前記
    反応分離槽と前記回転反応分離筒との間にパンチング板
    が設置されており、前記回転反応分離筒内にパンチング
    板が設置されており、濃縮余剰汚泥が前記回転反応分離
    筒の内側又は外側に溢れるようになっており、濃縮余剰
    汚泥が前記反応分離槽と前記回転反応分離筒との間のパ
    ンチング板と、前記回転反応分離筒内のパンチング板と
    を通過するようになっており、濃縮余剰汚泥を前記反応
    分離筒の内側に配置される前記気液攪拌混合装置と、前
    記回転反応分離筒の外側に接続される前記気液攪拌混合
    装置とによってオゾンガスと混合されて送られるように
    したことを特徴とするオゾンによる濃縮余剰汚泥の減量
    /脱臭方法。
  2. 【請求項2】 前記気液攪拌混合過程で生じる排オゾン
    ガスを前記気液攪拌混合装置へ供給し、前記排オゾンガ
    スを再利用するようにした請求項1に記載のオゾンによ
    る濃縮余剰汚泥の減量/脱臭方法。
  3. 【請求項3】 気液攪拌混合装置を周設された反応分離
    槽と、前記気液攪拌混合装置にオゾンを供給して混合す
    るオゾン供給装置と、前記反応分離槽に濃縮余剰汚泥を
    供給する汚泥供給手段と、前記反応分離槽及び気液攪拌
    混合装置の間で前記濃縮余剰汚泥及びオゾン混合液を相
    互に供給/還流する供給/還流手段とを具備したオゾン
    による濃縮余剰汚泥の減量/脱臭装置であって、前記気
    液攪拌混合装置を複数設け、前記反応分離槽の内側に回
    転反応分離筒を配置し、前記反応分離槽と前記回転反応
    分離筒との間にパンチング板を設置し、前記回転反応分
    離筒内にパンチング板を設置し、前記濃縮余剰汚泥の送
    り及び還流を段階的に行う手段を設け、濃縮余剰汚泥が
    前記回転反応分離筒の内側又は外側に溢れるようになっ
    ており、濃縮汚泥が前記反応分離槽と前記回転反応分離
    筒との間のパンチング 板と、前記回転反応分離筒内のパ
    ンチング板とを通過するようになっており、濃縮余剰汚
    泥を前記反応分離筒の内側に配置される前記気液攪拌混
    合装置と、前記回転反応分離筒の外側に接続される前記
    気液攪拌混合装置とによってオゾンガスと混合されるよ
    うに送られるようにしたことを特徴とするオゾンによる
    濃縮余剰汚泥の減量/脱臭装置。
  4. 【請求項4】 複数の気液攪拌混合装置を接続され、回
    転反応分離筒を内蔵した反応分離槽に濃縮余剰汚泥を供
    給し、前記反応分離槽から前記気液攪拌混合装置に前記
    濃縮余剰汚泥を送ると共に、前記気液攪拌混合装置にオ
    ゾンガスを供給して混合することにより気液混合液と
    し、前記気液混合液を前記反応分離槽に還流して酸化生
    成物と液体とを分離するようになっているオゾンによる
    濃縮余剰汚泥の減量/脱臭装置を第1装置及び第2装置
    として二つ直列に接続し、前記第1装置の反応分離槽で
    は前記気液混合液が前記第1装置の反応分離槽内の回転
    反応分離筒の内側から外側へ当該回転反応分離筒内のパ
    ンチング板を通過して、当該回転分離筒から溢れて、当
    該反応分離槽と当該回転反応分離筒との間のパンチング
    板を通過して流れるようにし、前記第2装置の反応分離
    槽では前記第1装置の反応分離槽から送られてくる前記
    気液混合液が前記第2装置の反応分離槽内の回転反応筒
    の外側から内側へ当該回転反応分離筒内のパンチング板
    を通過して当該回転分離槽から溢れて、当該反応分離槽
    と当該回転反応分離筒との間のパンチング板を通過して
    流れるように構成し、前記濃縮余剰汚泥を酸化生成物と
    液体とに分離するようにしたことを特徴とするオゾンに
    よる濃縮余剰汚泥の減量/脱臭装置。
  5. 【請求項5】 前記気液攪拌混合の過程で生じる排オゾ
    ンガスを前記気液攪拌混合装置へ送る手段を有し、前記
    排オゾンガスを再利用する手段を有する請求項3又は4
    に記載のオゾンによる濃縮余剰汚泥を減量/脱臭装置。
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