JP6335750B2 - オゾン処理装置、汚泥処理装置、オゾン処理方法及び汚泥処理方法 - Google Patents

オゾン処理装置、汚泥処理装置、オゾン処理方法及び汚泥処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、汚泥の処理に用いられるオゾン処理装置、汚泥処理装置、オゾン処理方法及び汚泥処理方法に関する。
有機物質を含有する下水、食品廃水、畜産廃水などの処理方法として、活性汚泥と呼ばれる微生物を用いた活性汚泥法が広く利用されている。活性汚泥法においては、処理過程中に大量の余剰汚泥と呼ばれる汚泥(微生物を含む)が発生するので、汚泥を沈殿及び脱水した後に埋め立て又は焼却処分する必要がある。そのため、汚泥の処理コストを削減する観点から、物理的又は化学的な汚泥減容化処理を処理過程中に導入することが検討されている。
従来の物理的な汚泥減容化方法としては、オゾンガスを利用して汚泥を改質した後、生物学的処理工程に返送して再度分解する方法が提案されている。この方法において、オゾンガスによる汚泥の改質は、汚泥含有液中にオゾンガスを吹き込み、汚泥含有液中で汚泥とオゾンガスとを反応させる方法が一般的である。汚泥含有液中にオゾンガスを吹き込むと、汚泥含有溶液が発泡し、泡沫がオゾン反応槽外にオーバーフローするなどの問題があるため、消泡剤を添加したり、オゾン反応槽の上部に設けたスプレーノズルから水などを散布したりすることで消泡している。
上記の方法では、汚泥含有液中に吹き込まれたオゾンガスは、気泡となって汚泥含有液中を浮上し、オゾンガスの気泡が汚泥含有液中を浮上する間に、オゾンガスが汚泥含有液に溶解してオゾン水を生成する。このオゾン水が汚泥含有液中の汚泥と接触することで汚泥とオゾンとの反応が生じ、汚泥を改質する。
しかしながら、オゾンガスが汚泥含有液に溶解する速度が遅いため、オゾンガスが汚泥含有液に十分に溶解することなく、気泡として汚泥含有液中から抜け出し易い。また、汚泥含有液に溶解したオゾンガスによって生成したオゾン水の一部は、汚泥と接触する前に分解するため、汚泥との反応効率も低い。このように、上記の方法では、汚泥含有液中におけるオゾンガスの気泡の滞留時間が短く、汚泥との反応効率も低いという問題がある。また、汚泥含有液中を通過したオゾンガスの気泡には汚泥との反応に使用されなかった未反応のオゾンガスが多量に含まれるため、無駄なオゾンガスも多くなるという問題がある。
そこで、上記の問題を解決するため、特許文献1には、汚泥含有液中にオゾンガスを吹き込むことで汚泥含有液を発泡させて泡汚泥を形成し、この泡汚泥をオゾンガスによる汚泥改質に利用する方法が提案されている。泡汚泥は、オゾンガスの気泡に汚泥が吸着した状態であり、泡汚泥と泡汚泥の内部のオゾンガスとが反応することで、汚泥を改質することができる。泡汚泥では、破泡するか又は泡汚泥の内部のオゾンガスが消費されるまで汚泥とオゾンガスとの反応が続く。通常、オゾンガスが汚泥含有液中を浮上する時間よりも泡汚泥が破泡する時間及び泡汚泥の内部のオゾンガスが消費される時間の方が長いため、汚泥含有液中に比べて泡汚泥中の方が、汚泥とオゾンガスとの反応効率が高い。
特許第4593175号公報
しかしながら、特許文献1の方法及びこの方法に用いられるオゾン処理装置では、汚泥含有液の液面上に形成された泡汚泥をオゾン反応槽から取り出す前に泡汚泥が破泡してしまうことがある。泡汚泥が破泡すると、泡汚泥が形成される領域に空隙が生じる結果、隣接する泡汚泥が空隙を埋めるために膨張する。泡汚泥が膨張すると、泡汚泥の内部のオゾンガス濃度が低下すると共に、オゾン処理装置内に存在する泡汚泥とオゾンガスとの接触面積も低下するため、泡汚泥とオゾンガスとの反応効率が低下する。その結果、処理時間が長くなったり、オゾン消費量が多くなったりするという問題がある。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、泡汚泥とオゾンガスとの接触面積を増大させることにより、泡汚泥とオゾンガスとの反応効率を高めることが可能なオゾン処理装置、汚泥処理装置、オゾン処理方法及び汚泥処理方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、汚泥のオゾン処理方法について鋭意研究した結果、泡汚泥を引抜いて微細化することによって微細化泡汚泥を形成し、泡汚泥が形成された領域に微細化泡汚泥を導入することで、上記の問題を解決し得ることを見出し本発明に至った。
すなわち、本発明は、汚泥含有液中にオゾンガスを吹込んで発泡させることによって前記汚泥含有液の液面上に泡汚泥を形成するオゾン反応槽と、前記泡汚泥を引抜いて微細化することによって微細化泡汚泥を形成し、前記オゾン反応槽内の前記泡汚泥が形成された領域に前記微細化泡汚泥を導入するオゾン処理手段とを備えることを特徴とするオゾン処理装置である。
また、本発明は、前記オゾン処理装置と、前記オゾン処理装置のオゾン反応槽の上部から引抜いた改質泡汚泥を貯留すると共に破泡して改質汚泥とオゾンガスとに分離する改質汚泥分離槽と、前記改質汚泥分離槽から引抜いた前記改質汚泥を嫌気性消化する嫌気性消化槽とを備えることを特徴とする汚泥処理装置である。
また、本発明は、汚泥含有液中にオゾンガスを吹込んで発泡させることによって前記汚泥含有液の液面上に泡汚泥を形成する工程と、前記泡汚泥を引抜き微細化して微細化泡汚泥を形成する工程と、前記泡汚泥が形成された領域に前記微細化泡汚泥を導入する工程とを含むことを特徴とするオゾン処理方法である。
さらに、本発明は、前記オゾン処理方法によって形成された改質泡汚泥を破泡して改質汚泥とオゾンガスとに分離する工程と、前記改質汚泥を嫌気性消化する工程とを含むことを特徴とする汚泥処理方法である。
本発明によれば、泡汚泥とオゾンガスとの接触面積を増大させることにより、泡汚泥とオゾンガスとの反応効率を高めることが可能なオゾン処理装置、汚泥処理装置、オゾン処理方法及び汚泥処理方法を提供することができる。
実施の形態1に係るオゾン処理装置を説明するための図である。 オゾン反応槽内の汚泥含有液の液面付近の拡大図である。 オゾン処理手段が泡汚泥引抜配管及び微細化泡汚泥供給配管を介してオゾン反応槽と接続された部分周辺の拡大部である。 実施の形態2に係るオゾン処理装置を説明するための図である 実施の形態3に係るオゾン処理装置を説明するための図である。 実施の形態4に係る汚泥処理装置を説明するための図である。 実施の形態5に係る汚泥処理装置を説明するための図である。 実施例1及び比較例1における汚泥の改質率の結果を示すグラフである。 実施例2及び3並びに比較例2における嫌気性消化槽で発生したメタンガスの量の結果を示すグラフである。
以下、本発明のオゾン処理装置、汚泥処理装置、オゾン処理方法及び汚泥処理方法の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係るオゾン処理装置を説明するための図である。
図1において、オゾン処理装置1は、オゾン反応槽2と、オゾン処理手段3とを備えている。オゾン処理手段3は、オゾン反応槽2内の泡汚泥6が形成される領域に設けられた泡汚泥引抜配管5及び微細化泡汚泥供給配管7を介してオゾン反応槽2と接続されている。
泡汚泥引抜配管5は、汚泥含有液4の液面近傍の泡汚泥6が形成される領域に設けられており、泡汚泥引抜配管5の途中に設けられたポンプ(図示していない)などを用いて泡汚泥6を引抜き、オゾン処理手段3に供給する。ポンプとしては、液体及び気体の両方を吸引可能なものであれば特に限定されず、例えば、株式会社ニクニ製の気液移送ニュートンポンプLASD型などを用いることができる。
ここで、本明細書において「汚泥含有液4の液面近傍の泡汚泥6が形成される領域」とは、オゾン反応槽2内の泡汚泥6が形成される領域の高さを基準として、汚泥含有液4の液面から一般に1/3、好ましくは1/5の高さの領域を意味する。
微細化泡汚泥供給配管7は、泡汚泥引抜配管5よりも上方に設けられており、オゾン処理手段3で形成された微細化泡汚泥をオゾン反応槽2内の泡汚泥6が形成された領域に導入する。
オゾン処理手段3には、オゾンガス供給配管8が接続されており、オゾンガス供給源(図示していない)からオゾンガス供給配管8を介してオゾン処理手段3にオゾンガス9が供給される。オゾンガス供給源としては、特に限定されず、例えば、オゾン発生装置などを用いることができる。
オゾン反応槽2の底部には、汚泥含有液4中にオゾンガス9を吹込むための散気手段10及び汚泥含有液4から汚泥濃度が低下した残渣液を引抜くための残渣液排出管11が配置されている。散気手段10にはオゾンガス供給配管8が接続されており、オゾンガス供給源(図示していない)からオゾンガス供給配管8を介して散気手段10にオゾンガス9が供給される。散気手段10としては、特に限定されず、例えば、微細孔が設けられた散気管又は散気シート、ディフューザ、エジェクタなどを用いることができる。
また、オゾン反応槽2には、オゾン反応槽2内の汚泥含有液4の液面よりも低い位置で、汚泥含有液4を供給するための汚泥含有液供給配管12が接続されており、液送ポンプ(図示していない)などを用いて汚泥含有液供給源(図示していない)から汚泥含有液供給配管12を介してオゾン反応槽2に汚泥含有液4が供給される。さらに、オゾン反応槽2の頂部には、オゾン反応槽2内で改質された泡汚泥6を排出するための改質泡汚泥排出管13に接続されている。
このような構造を有するオゾン処理装置1において汚泥含有液4のオゾン処理を行う場合、まず、汚泥含有液4が汚泥含有液供給配管12からオゾン反応槽2に供給される。次に、オゾン反応槽2内に貯留された汚泥含有液4中に散気手段10からオゾンガス9が吹込まれる。吹き込まれたオゾンガス9は、微細な気泡となり、汚泥含有液4中を浮上する。オゾンガス9の気泡が汚泥含有液4を浮上する間に汚泥とオゾンガス9との反応が生じ、汚泥含有液4の表面に泡汚泥6が形成される。
ここで、泡汚泥6の形成過程について図2を用いて説明する。図2は、オゾン反応槽2内の汚泥含有液4の液面付近の拡大図である。
下水処理などから得られる汚泥含有液4は、汚泥14と水15を一般に含有する。汚泥14は、微生物16とゼラチン状物質17とから一般に構成されるフロック状の有機物質である。汚泥含有液4中にオゾンガス9が連続的に吹込まれると、オゾンガス9の気泡によって汚泥14が浮上し、汚泥含有液4の液面近傍に汚泥14の濃度が高い層が形成される。また、汚泥含有液4中でオゾンガス9の気泡が浮上する際に、オゾンガス9が汚泥含有液4中の水15に溶解し、オゾン水を生成する。このオゾン水と汚泥14とが接触すると、汚泥14中のゼラチン状物質17の表面が溶解すると共にゼラチン状物質17の一部が変質し、この一部が変質したゼラチン状物質18と微生物16とから一般に構成される吸着性の高い汚泥19となる。汚泥含有液4の液面では、吸着性の高い汚泥19がオゾンガス9の気泡の表面に付着するため、オゾンガス9の気泡の周囲が吸着性の高い汚泥19で覆われた泡汚泥6となる。泡汚泥6は、吸着性の高い汚泥19で覆われているため、破泡し難く、長期間安定して泡の状態を保つことができる。
なお、汚泥含有液4の液面近傍に汚泥14の濃度が高い層を効率良く形成するためには、オゾン反応槽2に撹拌機などの撹拌手段を設けないことが好ましい。撹拌手段を用いて汚泥含有液4を撹拌すると、汚泥含有液4中の汚泥14の濃度分布が均一化されてしまい、汚泥含有液4の液面近傍に汚泥14の濃度が高い層が形成され難くなってしまうことがある。
このようにして汚泥含有液4の液面上に形成された泡汚泥6を泡汚泥引抜配管5から引抜いてオゾン処理手段3に導入し、オゾンガス供給配管8から導入されるオゾンガス9と接触させつつ微細化して微細化泡汚泥を形成する。
ここで、オゾン処理手段3における処理過程について図3を用いて説明する。図3は、オゾン処理手段3が泡汚泥引抜配管5及び微細化泡汚泥供給配管7を介してオゾン反応槽2と接続された部分周辺の拡大部である。
オゾン反応槽2内に形成された泡汚泥6及び吸着性の高い汚泥19は、ポンプを用いて泡汚泥引抜配管5から引抜かれ、オゾン処理手段3に導入される。オゾン処理手段3にはオゾンガス供給配管8からオゾンガス9が供給されており、オゾン処理手段3によって泡汚泥6及び吸着性の高い汚泥19を処理することによって微細化泡汚泥20が形成される。
例えば、オゾン処理手段3としてエジェクタを用いる場合、流路が細く絞られた部分で泡汚泥6が圧縮され、泡汚泥6を構成する吸着性の高い汚泥19とオゾンガス9との混合流体になると共に、吸着性の高い汚泥19が微細化されて微細な粒状となる。そして、この混合流体にオゾンガス供給配管8からオゾンガス9が供給されると、オゾンガス9の微細気泡が生成し、流路が広がった部分で、オゾンガス9の微細気泡の周囲が吸着性の高い汚泥19で覆われた微細化泡汚泥20となる。微細化泡汚泥20は、泡汚泥6と比べて径が小さく、破泡し難い。そのため、微細化泡汚泥20は、オゾンガス9との接触を十分に確保することができる結果、微細化泡汚泥20を構成する吸着性の高い汚泥19が十分に改質される。
オゾン処理手段3としては、泡汚泥6をオゾン処理して微細化することが可能な手段であればエジェクタに限定されず、攪拌機、超音波分散装置、散気装置、マイクロバブル発生機などを用いることができる。
また、微細化泡汚泥20は、泡汚泥6に比べて径が小さいため、単位体積当たりに含有される微細化泡汚泥20の数が多くなる。例えば、直径1mmの泡汚泥6が直径0.1mmの微細化泡汚泥となった場合、1cmの体積に含まれる微細化泡汚泥20の数が約1000000個、1cmの体積に含まれる泡汚泥6の数が約1000個であるため、微細化泡汚泥20の数が泡汚泥6の数の約1000倍となる。また、1cmの体積に含まれる微細化泡汚泥20の表面積は、1cmの体積に含まれる泡汚泥6の表面積の約6倍となる。泡汚泥6又は微細化泡汚泥20とオゾンガス9との反応効率は、泡汚泥6又は微細化泡汚泥20とオゾンガス9との接触面積(すなわち、泡汚泥6又は微細化泡汚泥20の表面積)に比例するため、微細化泡汚泥20とオゾンガス9との反応効率は、泡汚泥6とオゾンガス9との反応効率の約6倍となる。
上記のようにしてオゾン処理手段3で形成された微細化泡汚泥20は、微細化泡汚泥供給配管7を介してオゾン反応槽2に導入される。微細化泡汚泥供給配管7から導入された微細化泡汚泥20は、泡汚泥6と共にオゾン反応槽2内を上昇する。
微細化泡汚泥20を導入すると、汚泥含有液4の液面上には、泡汚泥6及び微細化泡汚泥20が存在することになる。泡汚泥6及び微細化泡汚泥20の表面積は、泡汚泥6単独の表面積に比べて大きいため、オゾンガス9との接触効率が高くなる結果、オゾンガス9との反応効率が向上する。
汚泥含有液4の液面上の泡汚泥6及び微細化泡汚泥20は、それらの内部に含まれるオゾンガス9及びオゾン反応槽2内のオゾンガス9によって十分に改質され、改質泡汚泥排出管13を介して排出される。
他方、オゾン反応槽2内の汚泥含有液4は、上記の各処理を行うことによって汚泥濃度が低下する。特に、汚泥含有液4中の汚泥14は、オゾンガス9によって浮上するため、汚泥含有液4の下層では汚泥14の濃度が低くなる。汚泥14の濃度が低くなった汚泥含有液4(残渣液)は、オゾン反応槽2の底部に設けられた残渣液排出管11から排出される。
上記のような構成を有するオゾン処理装置1を用いてオゾン処理を行うことにより、泡汚泥6とオゾンガス9との接触面積を増大させることにより、泡汚泥6とオゾンガス9との反応効率を向上させることができる。また、改質された泡汚泥6及び微細化泡汚泥20は、水15から分離して回収することができると共に、可溶性であり且つ生分解され易い。そのため、改質された泡汚泥6及び微細化泡汚泥20は、下水処理で一般的に行われている生物学的処理を行うことで、水と二酸化炭素とに分解され、汚泥14を減容化することが可能となる。また、改質された泡汚泥6及び微細化泡汚泥20は、微生物による分解が難しい有機成分が、より低分子に分解されるため、嫌気性消化処理を効率的に行うことができ、各種用途に有用なメタンガスの発生量を増加させることができる。
実施の形態2.
図4は、本実施の形態に係るオゾン処理装置を説明するための図である。なお、本実施の形態のオゾン処理装置の基本的な構成は、実施の形態1のオゾン処理装置と同じであるため、相違点のみ説明する。また、実施の形態1のオゾン処理装置と同様の構成については、同一符号が付されている。
図4において、オゾン処理装置1は、オゾン処理手段3に泡汚泥6を導入する前に、泡汚泥6を破泡する破泡槽21が設けられている点で、実施の形態1のオゾン処理装置と異なる。破泡槽21には、破泡槽21の内部を攪拌するための攪拌機22が設けられている。破泡槽21は、泡汚泥引抜配管5からポンプ(図示していない)などを用いて引抜いた泡汚泥6を貯留すると共に、攪拌によって破泡して吸着性の高い汚泥19とオゾンガス9とに分離する。吸着性の高い汚泥19は破泡槽21の下部に溜り、オゾンガス9は破泡槽21の上部に溜る。吸着性の高い汚泥19は、破泡槽21の底部に設けられた汚泥配管23から引抜き、オゾン処理手段3に供給される。泡汚泥6の破泡によって生じたオゾンガス9は、破泡槽21の頂部に設けられたオゾンガス排出配管24から排出され、オゾンガス供給配管8から供給されるオゾンガス9と共にオゾン処理手段3に導入される。
このような構成を有するオゾン処理装置1では、オゾン処理手段3に泡汚泥6を導入する前に、破泡槽21において泡汚泥6を破泡して吸着性の高い汚泥19とオゾンガス9とに予め分離し、オゾン処理手段3でオゾン処理することにより、オゾン処理手段3において微細化泡汚泥20が効率良く生成すると共に、オゾンガス9を有効利用することができる。
実施の形態3.
図5は、本実施の形態に係るオゾン処理装置を説明するための図である。なお、本実施の形態のオゾン処理装置の基本的な構成は、実施の形態1のオゾン処理装置と同じであるため、相違点のみ説明する。また、実施の形態1のオゾン処理装置と同様の構成については、同一符号が付されている。
図5において、オゾン処理装置1は、汚泥含有液4中にオゾンガス9と補助ガスとの混合ガス28を吹込むための散気手段10がオゾン反応槽2の底部に設けられている点で、実施の形態1のオゾン処理装置と異なる。散気手段10には、混合ガス供給配管25が接続されており、混合ガス供給配管25には、流量調節器26を介してオゾンガス供給配管8及び補助ガス供給配管27が接続されている。
このような構成を有するオゾン処理装置1では、混合ガス25が混合ガス供給配管27を介して散気手段10に供給される。混合ガス28中のオゾンガス9及び補助ガスの流量は、流量調節器26によって個別に制御される。補助ガスとしては、特に限定されず、例えば、空気、窒素ガス及び酸素ガスなどが挙げられる。散気手段10から混合ガス28を吹込むと、混合ガス28の気泡によって汚泥14が浮上し、汚泥含有液4の液面近傍に汚泥14の濃度が高い層が形成される結果、泡汚泥6が形成され易くなる。
本実施の形態のオゾン処理装置1は、オゾンガス9の代わりにオゾンガス9と補助ガスとの混合ガス28を吹込むことにより、オゾンガス9の消費量を低減しつつ、汚泥含有液4の液面近傍に汚泥14の濃度が高い層を形成し、泡汚泥6を効率良く形成することができる。また、汚泥含有液4中での汚泥14とオゾンガス9との反応効率は低いため、オゾンガス9の代わりに混合ガス28を用いても、オゾン処理装置1全体における汚泥14とオゾンガス9との反応効率はほとんど低下しない。そのため、本実施の形態のオゾン処理装置1では、オゾンガス9の代わりにオゾンガス9と補助ガスとの混合ガス28を吹込むことにより、泡汚泥6の形成に影響を与えることなく、オゾンガス9の消費量を低減することができる。オゾンガス9と補助ガスとの混合ガス28の流量としては、オゾン処理装置1の内部における混合ガス28の空塔速度が、好ましくは5cm/分〜500cm/分、より好ましくは10cm/分〜200cm/分となるように設定する。
実施の形態4.
図6は、本実施の形態に係る汚泥処理装置を説明するための図である。
図6において、本実施の形態の汚泥処理装置30は、オゾン処理装置1と、改質汚泥分離槽31と、嫌気性消化槽33とを備えている。
改質汚泥分離槽31には、改質汚泥分離槽31の内部を攪拌するための攪拌機34が設けられている。改質汚泥分離槽31は、オゾン処理装置1のオゾン反応槽2の上部から改質泡汚泥排出管13を介して引抜いた改質泡汚泥を貯留すると共に、攪拌によって破泡して改質汚泥とオゾンガス9とに分離する。オゾンガス9は、改質汚泥分離槽31の上部に設けられたオゾンガス排出配管35を介してオゾン分解装置(図示せず)に導入され、酸素に分解される。改質汚泥は、改質汚泥分離槽31の底部に設けられた改質汚泥配管36から改質汚泥引抜ポンプ37を用いて引抜き、嫌気性消化槽33に導入される。
嫌気性消化槽33には、嫌気性微生物が収容されており、改質汚泥を嫌気性微生物(メタン菌)の働きによって分解する。分解の際、副産物としてメタンガスが生成するため、嫌気性消化槽33の上部に設けられたメタンガス排出配管43からメタンガスを排出する。排出されたメタンガスは、燃焼ガスの原料として用いることができる。改質汚泥を嫌気性消化することにより、未処理の汚泥を嫌気性消化する場合に比べて汚泥の分解が短時間で終了すると共に、短時間でメタンガスを得ることができる。そのため、嫌気性消化槽33のサイズを小さくするなどの効率化を図ることが可能になる。
実施の形態5.
図7は、本実施の形態に係る汚泥処理装置を説明するための図である。
図7において、本実施の形態の汚泥処理装置30は、改質汚泥分離槽31と嫌気性消化槽33の間に、改質汚泥溶解槽32を更に備えている。改質汚泥は、改質汚泥分離槽31の底部に設けられた改質汚泥配管36から改質汚泥引抜ポンプ37を用いて引抜き、改質汚泥溶解槽32に導入される。
改質汚泥溶解槽32には、改質汚泥溶解槽32の内部を攪拌するための攪拌機34が設けられている。また、改質汚泥溶解槽32には、汚泥溶解剤供給配管38を介して汚泥溶解剤タンク39が接続されている。改質汚泥溶解槽32は、改質汚泥分離槽31から導入された改質汚泥を攪拌機34で攪拌しつつ、汚泥溶解剤供給ポンプ40を起動させて汚泥溶解剤タンク39から汚泥溶解剤を供給し、均一に混合することにより、改質汚泥を構成する有機物を溶解する。
ここで、汚泥溶解剤としては、特に限定されず、当該技術分野において公知のものを用いることができる。汚泥溶解剤の例としては、硫酸、塩酸、硝酸などの酸溶液、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ溶液が挙げられる。これらは、単独又は2種以上を組み合わせて用いることができる。また、改質汚泥溶解槽32では、改質汚泥中の有機物を十分に溶解させる観点から、改質汚泥のpHを5以下又は9以上に調整することが好ましい。なお、本汚泥溶解剤を注入した場合、改質汚泥中のリンを液中に効率的に溶出させることができるため、当該液のみを分離してリンを回収することも可能である。
溶解された改質汚泥は、改質汚泥溶解槽32の底部に設けられた消化槽供給配管41から消化槽供給ポンプ42を用いて引抜き、嫌気性消化槽33に導入される。
嫌気性消化槽33には、嫌気性微生物が収容されており、溶解された改質汚泥を嫌気性微生物(メタン菌)の働きによって分解する。
改質汚泥溶解槽32において改質汚泥のpHを5以下又は9以上とする場合、この改質汚泥を嫌気性消化槽33に導入すると、嫌気性微生物が死滅することがある。そこで、溶解された改質汚泥を嫌気性消化槽33に注入する前に、溶解された改質汚泥のpHを5超過9未満に調整することが好ましい。具体的には、pH調整薬液供給ポンプ44を用い、pH調整薬液タンク45からpH調整薬液配管46を介してpH調整薬液を消化槽供給配管41に導入し、溶解された改質汚泥のpHを5超過9未満に調整すればよい。
上記のような構成を有する汚泥処理装置30を用いて汚泥処理を行うことにより、オゾンのみでは分解が困難な有機物も分解されるため、嫌気性微生物による有機物分解が促進されるとともに、メタンガス発生効率も向上する。
以下、実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例及び比較例に限定されるものではない。
(実施例1)
図1のオゾン処理装置1を用いて汚泥含有液4のオゾン処理を行った。オゾン処理装置1のオゾン反応槽2は直径30cm、高さ1500cmの円筒状とした。
まず、汚泥濃度(SS濃度)が5000mg/Lの汚泥含有液4をオゾン反応槽2に貯留し、この汚泥含有液4中に散気手段10からオゾンガス9(オゾン含有量100mg/L)を5L/分の流量で吹込んで発泡させることによって汚泥含有液4の液面上に泡汚泥6を形成した。次に、泡汚泥6が形成された領域から泡汚泥引抜配管5を介して泡汚泥6を5L/分の流量で引抜き、オゾン処理手段3(エジェクタ)に導入し、オゾンガス9を5L/分の流量で吹込んで発泡させながら微細化することによって微細化泡汚泥20を形成した。次に、泡汚泥6が形成された領域に微細化泡汚泥20を導入した。上記の手順に従うオゾン処理を行い、オゾン処理装置1の改質泡汚泥排出管13から改質泡汚泥を回収した。
(比較例1)
オゾン処理手段を備えていないオゾン処理装置(その他の構成は、図1のオゾン処理装置1と同じである)を用いて汚泥含有液4のオゾン処理を行った。なお、オゾン処理の条件は、散気手段10からのオゾンガスの流量を10L/分に変更したこと以外は実施例1と同じである。
10Lの汚泥含有液4に対し、実施例1及び比較例1で回収された改質泡汚泥のSS濃度[mg/L]及び量[L]を測定し、汚泥の改質率を下記式によって求めた。
汚泥の改質率(%)={SS0[mg/L]×V0[L]−SS1[mg/L]×V1[L])/(SS0[mg/L]×V0[L])}×100
上記の式中、SS0は汚泥含有液4のSS濃度(5000mg/L)、V0は汚泥含有液4の量(10L)、SS1は改質泡汚泥のSS濃度、V1は改質泡汚泥の量を意味する。
汚泥の改質率の結果を図8に示す。図8に示すように、汚泥の改質率は、比較例1が20%であったのに対し、実施例1が30%であった。実施例1は、比較例1に比べて散気手段10からのオゾンガス流量を1/2に低減したにも関わらず、汚泥の改質率を1.5倍に向上させることができた。したがって、本発明のオゾン処理を行うことで、オゾンガス9の消費を低減しつつ、汚泥の改質率を向上させることができた。
(実施例2)
実施例1で得られた改質泡汚泥を嫌気性消化槽33に250g導入し、5Lの嫌気性微生物と20日間混合した。
(実施例3)
図7の汚泥処理装置30を用いて汚泥処理を行った。まず、実施例1で得られた改質泡汚泥を改質汚泥分離槽31内で破泡して改質汚泥とオゾンガス9とに分離した後、改質汚泥を改質汚泥溶解槽32に導入し、改質汚泥溶解槽32内で改質汚泥に汚泥溶解剤(6molのNaOH溶液)を注入して改質汚泥を溶解した。溶解された250gの改質汚泥を嫌気性消化槽33に導入し、5Lの嫌気性微生物と20日間混合した。
(比較例2)
比較として、汚泥濃度が5000mg/Lの汚泥含有液4をオゾン処理せずに嫌気性消化槽33に250g導入し、5Lの嫌気性微生物と20日間混合した。
実施例2及び3、比較例2において、嫌気性消化槽33で発生したメタンガスの量を測定した。その結果を図9に示す。図9において、縦軸のメタンガス発生量とは、汚泥に含まれていた有機物1gから発生したメタンガスの量を意味する。
図9に示すように、実施例2では0.35L/gVS、実施例3では0.4L/gVSのメタンガスが発生したのに対し、比較例2では0.25L/gVSのメタンガスが発生した。本発明のオゾン処理を行った後に嫌気性処理を行うことで、メタンガスの発生量を約1.4倍に増加させることができ、また、本発明のオゾン処理を行った後に汚泥溶解剤で処理し、嫌気性処理を行うことで、メタンガスの発生量を約1.6倍に増加させることができた。
以上の結果からわかるように、本発明によれば、泡汚泥とオゾンガスとの接触面積を増大させることにより、泡汚泥とオゾンガスとの反応効率を高めることが可能なオゾン処理装置、汚泥処理装置、オゾン処理方法及び汚泥処理方法を提供することができる。
1 オゾン処理装置、2 オゾン反応槽、3 オゾン処理手段、4 汚泥含有液、5 泡汚泥引抜配管、6 泡汚泥、7 微細化泡汚泥供給配管、8 オゾンガス供給配管、9 オゾンガス、10 散気手段、11 残渣液排出管、12 汚泥含有液供給配管、13 改質泡汚泥排出管、14 汚泥、15 水、16 微生物、17 ゼラチン状物質、18 一部が変質したゼラチン状物質、19 吸着性の高い汚泥、20 微細化泡汚泥、21 破泡槽、22 攪拌機、23 汚泥配管、24 オゾンガス排出配管、25 混合ガス供給配管、26 流量調節器、27 補助ガス供給配管、28 混合ガス、30 汚泥処理装置、31 改質汚泥分離槽、32 改質汚泥溶解槽、33 嫌気性消化槽、34 攪拌機、35 オゾンガス排出配管、36 改質汚泥配管、37 改質汚泥引抜ポンプ、38 汚泥溶解剤供給配管、39 汚泥溶解剤タンク、40 汚泥溶解剤供給ポンプ、41 消化槽供給配管、42 消化槽供給ポンプ、43 メタンガス排出配管、44 pH調整薬液供給ポンプ、45 pH調整薬液タンク、46 pH調整薬液配管。

Claims (14)

  1. オゾン反応槽内に供給された汚泥含有液中にオゾンガスを吹込んで発泡させることにより形成させた泡汚泥を排出するオゾン処理装置において
    前記オゾン反応槽内に配置されており、前記オゾン反応槽内の前記汚泥含有液中にオゾンガスを吹込んで前記汚泥含有液の液面上に前記泡汚泥を形成させる散気手段と、
    前記オゾン反応槽に接続されており、前記オゾン反応槽に前記汚泥含有液を供給する汚泥含有液供給配管と、
    前記散気手段及び前記汚泥含有液供給配管よりも上方で前記オゾン反応槽に接続されており、前記汚泥含有液の液面上に形成された前記泡汚泥を前記オゾン反応槽から引抜く泡汚泥引抜配管と、
    前記泡汚泥引抜配管が引抜いた前記泡汚泥にオゾンガスを供給して微細化泡汚泥を形成するオゾン処理手段と
    前記泡汚泥引抜配管よりも上方で前記オゾン反応槽に接続されており、前記オゾン処理手段が形成した前記微細化泡汚泥を前記オゾン反応槽に導入する微細化泡汚泥供給配管と
    を備えることを特徴とするオゾン処理装置。
  2. 前記オゾン反応槽において、空気、窒素ガス及び酸素ガスからなる群から選択される少なくとも1種の補助ガスを前記オゾンガスと共に吹き込むことを特徴とする請求項に記載のオゾン処理装置。
  3. 前記オゾン反応槽から引抜いた泡汚泥を破泡する破泡槽を更に備えており、前記破泡槽で生じた汚泥及びオゾンガスを前記オゾン処理手段に供給することを特徴とする請求項1又は2に記載のオゾン処理装置。
  4. 請求項1〜のいずれか一項に記載のオゾン処理装置と、
    前記オゾン処理装置のオゾン反応槽の上部から引抜いた改質泡汚泥を貯留すると共に破泡して改質汚泥とオゾンガスとに分離する改質汚泥分離槽と、
    前記改質汚泥分離槽から引抜いた前記改質汚泥を嫌気性消化する嫌気性消化槽と
    を備えることを特徴とする汚泥処理装置。
  5. 前記改質汚泥分離槽と前記嫌気性消化槽との間に、前記改質汚泥分離槽から引抜いた前記改質汚泥に汚泥溶解剤を注入して前記改質汚泥を溶解する改質汚泥溶解槽を更に備えており、前記溶解された改質汚泥が前記嫌気性消化槽に注入されることを特徴とする請求項に記載の汚泥処理装置。
  6. 前記改質汚泥溶解槽において、前記改質汚泥のpHを5以下又は9以上に調整することを特徴とする請求項に記載の汚泥処理装置。
  7. 前記嫌気性消化槽に前記溶解された改質汚泥を注入する前に、前記溶解された改質汚泥のpHを5超過9未満に調整することを特徴とする請求項又はに記載の汚泥処理装置。
  8. オゾン反応槽内に供給された汚泥含有液中にオゾンガスを吹込んで発泡させることにより形成させた泡汚泥を排出するオゾン処理方法において
    前記オゾン反応槽内の前記汚泥含有液中にオゾンガスを吹込んで前記汚泥含有液の液面上に前記泡汚泥を形成する工程と、
    前記泡汚泥を前記オゾン反応槽から引抜く工程と、
    引抜いた前記泡汚泥にオゾンガスを供給して微細化泡汚泥を形成する工程と、
    前記オゾン反応槽内の前記泡汚泥が形成された領域に前記微細化泡汚泥を導入する工程と
    を含むことを特徴とするオゾン処理方法。
  9. 前記泡汚泥を形成する工程において、空気、窒素ガス及び酸素ガスからなる群から選択される少なくとも1種の補助ガスを前記オゾンガスと共に吹き込むことを特徴とする請求項に記載のオゾン処理方法。
  10. 前記微細化泡汚泥を形成する工程において、引抜いた泡汚泥を破泡した後に微細化することを特徴とする請求項8又は9に記載のオゾン処理方法。
  11. 請求項10のいずれか一項に記載のオゾン処理方法によって形成された改質泡汚泥を破泡して改質汚泥とオゾンガスとに分離する工程と、
    前記改質汚泥を嫌気性消化する工程と
    を含むことを特徴とする汚泥処理方法。
  12. 前記分離された改質汚泥に汚泥溶解剤を注入して前記改質汚泥を溶解する工程を更に含み、前記溶解された改質汚泥が嫌気性消化されることを特徴とする請求項11に記載の汚泥処理方法。
  13. 前記改質汚泥を溶解する工程において、前記改質汚泥のpHを5以下又は9以上に調整することを特徴とする請求項12に記載の汚泥処理方法。
  14. 前記溶解された改質汚泥を嫌気性消化する前に、前記溶解された改質汚泥のpHを5超過9未満に調整することを特徴とする請求項12又は13に記載の汚泥処理方法。
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