JP2003220398A - 汚泥の好気性消化処理装置 - Google Patents
汚泥の好気性消化処理装置Info
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Abstract
し、長期間安定して、しかも汚泥の消化率を向上させて
効率よく消化処理を行うことができる汚泥の好気性消化
処理装置を提供する。 【解決手段】 消化槽1と、循環汚泥を圧送するポンプ
を有する循環路6と、加湿された酸素含有ガスを吸入し
て循環汚泥と混合する液−気エゼクタ7と、後段で汚泥
と混合する液−液エゼクタ8と、混合流を下向流で通過
させる下向管9と、汚泥をオゾンと接触させて易生物分
解性に改質するオゾン処理装置31を備えた好気性消化
処理装置であり、液−気エゼクタ7で循環汚泥をスロー
ト11から噴射して酸素含有ガスと混合し、液−液エゼ
クタ8、下向管9を通過させて酸素を効率よく溶解させ
て消化処理を行うとともに、オゾン処理後の排オゾンガ
スと汚泥との気液混合流体を加湿された酸素含有ガスと
してライン34から吸入室13に供給し、吸入室13に
おける汚泥の乾燥固化を防止する。
Description
消化する汚泥の好気性消化処理装置に関する。
法の一つとして高温消化法があり、特に欧米において多
く実施されている。この高温消化法は、液温30〜70
℃の高温領域において好適に生育する高温微生物の働き
を利用して有機成分を含む汚泥を分解減量する方法であ
り、30℃未満の中温域での消化分解よりも短い滞留時
間で処理できるという特徴がある。消化温度を高温に保
つ手段は、被処理汚泥の分解熱を利用する方法や、外部
から熱エネルギーを供給する方法が採用されている。
汚泥濃度が一般の曝気槽より高い場合が多いので、酸素
供給手段として通常の散気管を使用した場合は閉塞しや
すく、このため機械的な作用で微細気泡を生成できる自
己吸引式水中インペラ方式や、エゼクタ方式が用いられ
る。しかし、このような方式の酸素供給手段を使用した
場合でも、酸素含有ガスを供給する流路、特に汚泥が存
在する部分に接続されている近傍においては閉塞しやす
い。水中インペラ方式では、空気流路は消化槽外に開放
された直管で構成されるのが通常であるから比較的清掃
作業は簡単であるが、エゼクタの場合は、空気供給管に
曲部を設けざるを得ない場合が通常であり、特に清掃が
困難であった。
るため、消化槽から汚泥を引き抜いてオゾン処理などの
改質処理を行って汚泥を易生物分解性に改質した後、消
化槽に戻すことも行われている。このような改質処理を
併用した好気性消化においては、改質汚泥の発泡性が強
く、改質汚泥の分解過程で発泡性物質が生産される場合
もあり、また改質汚泥を酸化分解するためには改質処理
を行わない場合より散気量を増やす必要があるため消化
槽における発泡が激しくなる。このため、装置の美観を
損ね、清掃の手間が増え、さらに甚だしい場合は生物反
応に必要な汚泥が泡とともに消化槽から流出する。
70℃となる高温好気性消化槽の場合に特に著しい。発
泡を抑制するために消泡剤を添加することも考えられる
が、消泡剤の使用は酸素溶解効率を低下させるため効率
が悪く、また難分解性の消泡剤成分が消化槽に蓄積して
処理性能を悪化させる恐れもあるので望ましくない。
含有ガスを供給する流路の閉塞を防止し、長期間安定し
て効率よく消化を行うことができる汚泥の好気性消化処
理装置を提供することである。本発明の別の課題は、酸
素含有ガスを供給する流路の閉塞を防止し、長期間安定
して効率よく消化を行うことができるとともに、汚泥の
消化率を向上させて効率よく消化を行うことができる汚
泥の好気性消化処理装置を提供することである。本発明
のさらに別の課題は、酸素含有ガスを供給する流路の閉
塞を防止し、長期間安定して効率よく消化を行うことが
できるとともに、汚泥の消化率を向上させ、しかも発泡
を抑制して効率よく消化を行うことができる汚泥の好気
性消化処理装置を提供することである。
査した結果、汚泥の飛沫が酸素含有ガスを供給する流路
の壁面に付着し、それが好気性消化槽の高温によって強
固に固着して次第に流路を閉塞させ、ついには十分な酸
素含有ガスを供給できなくなるということを見出し、本
発明を完成させた。
処理装置である。 (1) 生物汚泥を含む有機性汚泥を導入するととも
に、酸素含有ガスを供給して好気的に生物処理する好気
性消化槽と、好気性消化槽内の汚泥を取り出して好気性
消化槽に圧送するポンプを有する循環路と、加湿された
酸素含有ガスを吸入し、循環路から圧送される循環汚泥
と混合して気液混相流を形成する液−気エゼクタと、液
−気エゼクタで形成された気液混相流を下向流で通過さ
せるように好気性消化槽の底部に向かって延びる筒状の
下向管と、液−気エゼクタに酸素含有ガスを供給する酸
素含有ガス供給路と、酸素含有ガスを加湿する加湿装
置、または酸素含有ガス供給路に加湿用の液を供給する
加湿用液路とを備えた汚泥の好気性消化処理装置。 (2) 加湿用の液が水、有機性汚泥または好気性消化
槽内の汚泥である上記(1)記載の装置。 (3) 好気性消化槽内の汚泥の一部を引き抜き、この
引抜汚泥を易生物分解性に改質する改質処理装置を備
え、この改質処理装置で改質した改質処理汚泥を加湿用
の液として加湿用液路に供給する上記(1)記載の装
置。 (4) 好気性消化槽内の汚泥の一部を引き抜き、この
引抜汚泥を易生物分解性に改質する改質処理装置と、改
質処理装置で改質処理した改質処理汚泥を好気性消化槽
に戻す改質汚泥移送路とを備えた上記(1)記載の装
置。 (5) 生物汚泥を含む有機性汚泥を導入するととも
に、酸素含有ガスを供給して好気的に生物処理する好気
性消化槽と、好気性消化槽内の汚泥を取り出して好気性
消化槽に圧送するポンプを有する循環路と、加湿された
酸素含有ガスを吸入し、循環路から圧送される循環汚泥
と混合して気液混相流を形成する液−気エゼクタと、液
−気エゼクタで形成された気液混相流を下向流で通過さ
せるように好気性消化槽の底部に向かって延びる筒状の
下向管と、好気性消化槽内の汚泥の一部を引き抜き、こ
の引抜汚泥をオゾンと接触させて易生物分解性に改質す
るオゾン処理装置と、オゾン処理したオゾン含有ガスと
汚泥との気液混合流体を加湿された酸素含有ガスとして
液−気エゼクタに供給する酸素含有ガス供給路とを備え
た汚泥の好気性消化処理装置。 (6) 好気性消化槽は液温30〜70℃の高温で有機
性汚泥を生物処理する高温好気性消化槽である上記
(1)ないし(5)のいずれかに記載の装置。 (7) 液−気エゼクタから吸入される酸素含有ガス中
の酸素濃度が30〜100vol%であり、その酸素含
有ガスの供給量が好気性消化槽1m3あたり0.1〜
0.4Nm3/hとなるように制御する上記(4)また
は(5)記載の装置。
の対象となる有機性汚泥は生物汚泥を含む有機性汚泥で
あり、生物汚泥を主要成分として含む汚泥が好ましく、
生物汚泥のほかに他の有機物および/または無機物を含
んでいてもよい。生物汚泥としては下水、し尿、産業排
水等の有機性排水の生物処理によって生成する汚泥があ
げられ、活性汚泥、消化汚泥などがこれに含まれる。有
機性汚泥はこのような生物汚泥を含む汚泥であり、生物
汚泥のほかに下水等の沈澱汚泥などの他の有機または無
機物を含む汚泥との混合汚泥でもよい。このような汚泥
には水処理等によって発生するスラリー状の汚泥のほか
に、これを脱水処理した脱水ケーキも含まれる。
気性消化槽(以下、単に消化槽とう場合がある)は、被
処理汚泥として上記有機性汚泥を導入するとともに、酸
素含有ガスを供給して好気的に生物処理する消化槽であ
り、酸素含有ガスを効率よく溶解する手段として後述す
る液−気エゼクタおよび下向管が設けられる。酸素含有
ガスとしては、空気、酸素リッチ空気、オゾン含有ガ
ス、排オゾンガス、その他の酸素含有ガスなどが使用で
きる。
0〜60℃の高温で有機性汚泥を生物処理する高温消化
槽であるのが好ましく、この場合でも本発明の装置によ
れば酸素含有ガスを供給する酸素含有ガス供給路の閉塞
を防止して、効率よく好気性処理することができる。
化槽に圧送するポンプを有する循環路が設けられ、この
循環路から圧送される循環汚泥と加湿された酸素含有ガ
スとを混合して気液混相流を形成する液−気エゼクタが
設けられる。液−気エゼクタは、加湿された酸素含有ガ
スを吸入して気液混相流を形成するように循環路の吐出
端に設けられ、かつスロート端部を好気性消化槽内の汚
泥中に突入させて気液混相流を汚泥中に噴射するように
設けるのが好ましい。この場合、液−気エゼクタから吐
出される気液混相流を利用して消化槽内上部の汚泥を吸
入し、気液混相流と混合するように水没して設けられ、
かつ下向管に連結されて設けられる液−液エゼクタを設
けるのが好ましい。液−液エゼクタを設けることによ
り、酸素含有ガスの溶解率をさらに向上させることがで
きる。
ら供給される加湿された酸素含有ガスを吸入して、循環
路を循環する汚泥と混合し、汚泥中に微細気泡として分
散させるとともに、この液−気エゼクタのスロートを液
−液エゼクタのノズルとして用いることにより、液−気
エゼクタのスロートから吐出される気液混相流の勢いを
利用して大量の消化槽上部の汚泥を吸入して混合するこ
とができる。液−気エゼクタを用いて循環汚泥中に酸素
含有ガスを吸入すると、循環汚泥の勢いと吸入された酸
素含有ガスの勢いが合わさって強大な勢いの気液混相流
が形成されるので、その混相流を液−気エゼクタのスロ
ートから、これに直結した液−液エゼクタに直接噴出さ
せると、生成直後の気液混相流の勢いをそのまま利用し
て汚泥の吸入を行うことができる。
の勢いを利用して汚泥を吸入することにより大量の汚泥
を吸入できるとともに、吸入される汚泥の勢いを利用し
て気泡をさらに細分化することができる。このように気
泡を細分化した状態でも緩やかな撹拌下におくと気泡が
合一しやすいが、筒状の下向管を下向流で通過させる
と、気液の上昇力に反する方向に汚泥が流れるため気泡
が激しく撹拌され、合一を防ぐとともに酸素の溶解性が
高くなる。
消化槽の特に曝気部の液面より上部に、スロートの端部
が液面下に突入するように設けるのが好ましい。液−気
エゼクタは循環路の末端に設けられるノズルと、このノ
ズルを囲むように設けられる吸入室と、吸入室に開口す
る吸気口と、吸入室の先端に液面に突入するように形成
されるスロートとから構成することができる。液−液エ
ゼクタは液−気エゼクタのスロートをノズルとし、この
ノズルに対向するように汚泥中に設けられるスロート
と、ノズルおよびスロート間に形成される吸液口とから
構成することができる。
り気体を吸入する液−気エゼクタであり、液−液エゼク
タは汚泥を噴射することにより汚泥を吸入する液−気エ
ゼクタである。液−気エゼクタのノズルはそのスロート
に対向するように上下方向の直線上に設けると、循環汚
泥の勢いを減殺しないので好ましい。液−気エゼクタの
スロートすなわち液−液エゼクタのノズルも液−液エゼ
クタのスロートに対向するように、上下方向の直線上に
設けると気液混相流の勢いを減殺しないので好ましい。
液−気エゼクタのスロートは先端を絞らないで管状の状
態で開口させると、気液混相流の勢いを減殺しないので
好ましい。液−液エゼクタのスロートは中間部を絞り、
吸入側および吐出側を拡管したものが好ましい。吐出側
には拡管した口径の下向管が消化槽底部に開口するよう
に接続される。
−気エゼクタのスロート(液−液エゼクタのノズル)の
口径をD2、液−液エゼクタのスロート(最狭部)の口
径をD3とするとき、D1/D2=0.5〜0.8、D
2/D3=0.4〜0.7とするとそれぞれの酸素含有
ガスおよび汚泥の吸入量が大きくなり好ましい。液−気
エゼクタのスロートの長さは直径の4〜10倍にする
と、気液混相流の勢いを保持して酸素含有ガスおよび汚
泥の吸入量を大きくできるので好ましい。また液−液エ
ゼクタのスロート部(最狭部)の長さはその直径の5〜
15倍にすると、圧損を小さくして気泡を微細化できる
ため好ましい。
結し、他端が下向管に連結するように設けることもでき
る。この場合、液−気エゼクタで形成した気液混相流を
液−液エゼクタを介することなく下向管に噴出する。
により取り出して、循環路を通して圧送するように構成
するのが好ましい。消化槽は上記の曝気を行えるように
構成されるが、隔壁により曝気部と汚泥取出部とに区画
し、循環路は汚泥取出部から曝気部へ汚泥を循環するよ
うに構成するのが好ましい。この汚泥取出部には曝気部
との水頭差で汚泥を流出させるように、隔壁より低い位
置に流出口(処理水路)を設けると、曝気部上面の気泡
を処理水とともに排出できるので好ましい。また曝気部
および汚泥取出部を含む消化槽の上面を、液−気エゼク
タを含めて蓋で覆って実質的に密閉構造にすると、吸入
された酸素含有ガスの圧力を利用して気泡を排出できる
ので好ましい。また処理水路を液面下に設ける場合に
は、別途排ガス路を設ける必要がある。排ガス路近傍に
は、消泡装置を設けて排ガス路への気泡の流出を防止す
ることが好ましい。消泡装置としては、タービン羽根を
利用した装置などを用いることができる。消化槽で消化
処理された汚泥は処理水路または余剰汚泥排出路から引
き抜いて廃棄するか、遠心分離機等で固液分離して上澄
水を廃棄し、濃縮された汚泥は消化槽に戻すことができ
る。固液分離された濃縮汚泥を消化槽に戻すことによ
り、汚泥の滞留時間を延長し、汚泥の分解率を上昇させ
ることができる。
は加湿された酸素含有ガスである。酸素含有ガスを加湿
するには、水を入れた水槽に酸素含有ガスを導入して加
湿する加湿装置などが使用できる。また酸素含有ガス供
給路に加湿用液路から加湿用の液を供給し、酸素含有ガ
スと加湿用の液とを混合することにより加湿することも
できる。加湿用の液としては水、有機性汚泥または消化
槽内の汚泥などが使用できる。加湿用の液の供給量は、
酸素含有ガスの供給量との体積比が液:ガス=1:10
00から20:1、好ましくは液:ガス=1:10から
10:1の範囲であって、給気を妨げない量とするのが
望ましい。
の引抜汚泥を易生物分解性に改質する改質処理装置を設
け、この改質処理装置で改質した改質処理汚泥を加湿用
の液として加湿用液路に供給することもできる。加湿用
の液を供給する場合、前記供給量であって、給気を妨げ
ない程度の量の液を連続的または間欠的に供給すること
ができる。
剤および/またはエネルギーを加えて易生物分解性に改
質する装置であれば任意の装置を採用することができ
る。例えば、オゾン処理による改質処理装置(オゾン処
理装置)、過酸化水素処理による改質処理装置、酸処理
による改質処理装置、アルカリ処理による改質処理装
置、加熱処理による改質処理装置、高圧パルス放電処理
装置、ボールミル、コロイドミル等のミルによる磨砕処
理装置、これらを組合せた改質処理装置等を採用するこ
とができる。改質処理装置としてはオゾン処理装置が、
処理操作が簡単かつ処理効率が高く、しかも排オゾンガ
スを液−気エゼクタに供給する酸素含有ガスとして利用
できるので好ましい。
抜いた引抜汚泥をオゾンと接触させてオゾン処理するこ
とができる装置が利用できる。オゾンの酸化作用により
汚泥は易生物分解性に改質される。オゾン処理はpH5
以下の酸性領域で行うと酸化分解効率が高くなる。この
ときのpHの調整は、硫酸、塩酸または硝酸などの無機
酸をpH調整剤として添加するのが好ましい。pH調整
剤を添加する場合、pHは3〜4に調整するのが好まし
い。
は必要により遠心分離機などで濃縮した後pH5以下に
調整し、オゾンと接触させることにより行うことができ
る。接触方法としては、オゾン処理槽に汚泥を導入して
オゾンを吹込む方法、機械攪拌による方法、充填層を利
用する方法などが採用できる。オゾンガスとしてはオゾ
ン化酸素、オゾン化空気などのオゾン含有ガスが使用で
きる。オゾンの使用は被処理汚泥固形物あたり0.1〜
10重量%、好ましくは1.5〜5重量%とするのが望
ましい。オゾン処理により生物汚泥は酸化分解されて、
BOD成分に変換される。
ては、引抜汚泥を改質処理槽に導き、過酸化水素を混合
して改質処理することができる装置が利用できる。過酸
化水素の使用量は0.001〜0.2g−H2O2/g−
SSとする。このとき引抜汚泥に塩酸などの酸を添加し
てpH3〜5とすることが好ましく、この場合の過酸化
水素の使用量は0.001〜0.07g−H2O2/g−
SSとするのが好ましい。反応を促進するために、加温
したり第1鉄イオンなどの触媒を添加してもよい。
抜汚泥を改質処理槽に導き、塩酸、硫酸などの鉱酸を加
え、pH2.5以下、好ましくはpH1〜2の酸性条件
下で所定時間滞留させて改質することができる装置が利
用できる。滞留時間としては、例えば5〜24時間とす
る。この際汚泥を加熱、例えば50〜100℃に加熱す
ると改質が促進されるので好ましい。
しては、引抜汚泥を改質処理槽に導き、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム等のアルカリを汚泥に対して0.1
〜1重量%加え、所定時間滞留させて改質することがで
きる装置が利用できる。滞留時間は0.5〜2時間程度
で汚泥は易生物分解性に改質される。この際汚泥を加熱
し、例えば50〜100℃に加熱すると改質が促進され
るので好ましい。
は、加熱処理単独で行う装置を利用することもできる
が、酸処理またはアルカリ処理と組合せて行うことがで
きる装置を利用するのが好ましい。加熱処理を単独で行
う場合は、例えば温度70〜100℃、滞留時間2〜3
時間とすることができる。
3〜10mm、好ましくは4〜8mmのタングステン/
トリウム合金等の+極と、ステンレス鋼等の−極間に汚
泥を存在させ、印加電気10〜50kV、好ましくは2
0〜40kV、パルス間隔20〜80Hz、好ましくは
40〜60Hzでパルス放電を行い、汚泥は順次循環さ
せながら改質することができる装置が利用できる。
質汚泥は、消化槽で好気性生物処理を行い、微生物に同
化させて分解する。これにより汚泥の消化率を向上させ
ることができる。改質汚泥は加湿用液路から酸素含有ガ
ス供給路に供給し、酸素含有ガスの加湿に利用した後、
一部または全量を液−気エゼクタから消化槽に戻しても
よいし、加湿用の液としては利用することなく、そのま
ま一部または全量を消化槽に戻してもよい。また改質処
理としてオゾン処理する場合は、オゾン処理したオゾン
含有ガスと汚泥との混合流体を加湿された酸素含有ガス
として酸素含有ガス供給路から液−気エゼクタに供給す
ることもできる。この場合排オゾンガスを酸素含有ガス
として利用することができるので、排オゾンガスの分解
装置も不要となり、有利である。オゾン処理汚泥を加湿
用の液として使用しないで消化槽に戻す場合、排オゾン
ガスは気液分離槽などでオゾンガスを分離した汚泥を戻
すこともできる。
加湿を行うことで、清掃頻度を延長できる。これは、加
湿された酸素含有ガスによって、酸素含有ガス供給管内
面に付着した汚泥の飛沫が高温に熱せられて乾燥固化す
ることを防止できるためである。
り、消化槽に戻す場合、特に消化槽が高温消化槽である
場合、消化槽における発泡が激しくなる場合がある。こ
の場合は、液−気エゼクタから吸入される酸素含有ガス
として酸素濃度が30〜100vol%、好ましくは5
0〜100vol%の酸素含有ガスを使用し、その酸素
含有ガスの供給量が消化槽1m3あたり0.1〜0.4
Nm3/h、好ましくは0.2〜0.4Nm3/hとなる
ように制御することにより、発泡を抑制した状態で、か
つ好気性処理に必要な溶存酸素濃度を維持した状態で効
率よく好気性処理を行うことができる。
ガス供給路に設けたバルブの開度を調整する方法、循環
路に設けたポンプの圧送圧力または循環流量を調整する
方法等の方法により行うことができる。通常上記のよう
な酸素濃度の酸素含有ガスを上記供給量で消化槽に供給
しても溶存酸素がゼロとなり微生物による好気性処理は
行われなくなるが、本発明では下向管式の液−気エゼク
タを使用しているので、効率よく酸素含有ガスを溶解さ
せることができ、これにより供給量を少なくしても好気
性処理に必要な溶存酸素濃度を維持した状態で効率よく
好気性処理を行うことができる。
て消化槽の汚泥を、好ましくは汚泥取出部から取り出
し、循環路を通して消化槽の好ましくは曝気部に循環す
ると、循環汚泥は液−気エゼクタのノズルから吸入室を
通してスロートに噴射され、この時の吸引力により加湿
された酸素含有ガスが吸気口から吸入されて気液混相流
が生成し、スロートから吐出される。このとき気液混相
流は好ましくは液−液エゼクタのスロートに向けて噴射
することより、その勢いを利用して吸液口から消化槽上
部の汚泥を吸入し、気液混相流と混合して気泡を細分化
し酸素を溶解させる。液−液エゼクタのスロートから吐
出される混合流はさらに下向管を下向流で通過すること
により、気泡の上昇力を利用して気泡を細分化した状態
で消化槽内に放出する。気泡は消化槽内を上昇する間に
も汚泥中に溶解し、液面から泡として汚泥取出部に入
り、処理水とともに流出部から流出する。泡を含む処理
水は次段の低負荷活性汚泥装置における曝気槽の液面上
に落下させるか、またはその液面下の浅い位置に送液管
を開口し、消化槽内の排ガスの排出を妨げないようにす
る。上記処理を連続して長時間行っても、酸素含有ガス
として加湿した酸素含有ガスを使用しているので、汚泥
の固化による閉塞を抑制することができる。
液−気エゼクタを設けて気液混相流を生成させ、その吐
出流を好ましくは直接液−液エゼクタに噴射して消化槽
上部の汚泥を吸入して混合するため、圧力損失が少な
く、気液混相流の勢いを利用して汚泥を大量に吸入して
混合して酸素を溶解することができる。これによりエネ
ルギー消費率が低く、効率よく酸素含有ガスを汚泥中に
溶解することができる。従って、改質汚泥による発泡が
激しい場合には酸素含有ガスの濃度および供給量を前記
範囲とすることにより、酸素含有ガスの供給量を少なく
して発泡を抑制し、かつ溶存酸素濃度を維持して効率よ
く好気性消化処理を行うことができる。
液−気エゼクタおよび下向管を備え、液−気エゼクタに
は加湿装置で加湿された酸素含有ガスまたは加湿用の液
と酸素含有ガスとの混合物が供給されるように構成され
ているので、酸素含有ガスを供給する流路の閉塞を防止
し、長期間安定して効率よく好気性消化を行うことがで
きる。また本発明の汚泥の好気性消化処理装置は、液−
気エゼクタ、下向管および改質処理装置を備え、液−気
エゼクタには加湿装置で加湿された酸素含有ガスまたは
加湿用の液と酸素含有ガスとの混合物が供給されるよう
に構成されているので、酸素含有ガスを供給する流路の
閉塞を防止し、長期間安定して効率よく好気性消化を行
うことができるとともに、汚泥の消化率を向上させ、効
率よく好気性消化を行うことができる。また本発明の汚
泥の好気性消化処理装置は、液−気エゼクタ、下向管お
よび改質処理装置を備え、液−気エゼクタには加湿装置
で加湿された酸素含有ガスまたは加湿用の液と酸素含有
ガスとの混合物が供給されるように構成され、かつ酸素
含有量が特定の酸素含有ガスを特定量供給するように制
御しているので、酸素含有ガスを供給する流路の閉塞を
防止し、長期間安定して効率よく好気性消化を行うこと
ができるとともに、汚泥の消化率を向上させ、しかも発
泡を抑制して効率よく好気性消化を行うことができる。
て説明する。図1は実施形態の好気性消化処理装置の系
統図であり、引抜汚泥をオゾン処理した気液混合流体を
加湿された酸素含有ガスとして利用する場合の例であ
る。
2により曝気部3と汚泥取出部4に区画されており、ポ
ンプ5を有する循環路6が汚泥取出部4の底部から曝気
部3の上部に連絡している。循環路6の吐出端に液−気
エゼクタ7、液−液エゼクタ8および筒状の下向管9が
垂直方向下向きに直結するように設けられている。
て、消化槽1の曝気部3の液面より上方に、スロート1
1の先端部が液面下に突入するように設けられる。液−
気エゼクタ7は循環路6の末端に設けられるノズル12
と、このノズル12を囲むように設けられる吸入室13
と、吸入室13に開口する吸気口14と、吸入室13の
先端に液面に突出するように形成されるスロート11と
から構成され、吸気口14には酸素含有ガス供給路15
が連絡している。液−液エゼクタ8は液−気エゼクタ7
のスロート11をノズルとし、このノズルに対向するよ
うに汚泥中に設けられるスロート16と、ノズルおよび
スロート16間に形成される吸液口17とから構成され
ている。
とにより酸素含有ガスを吸入するように構成され、液−
液エゼクタ8は気液混相流を噴射することにより消化槽
1上部の汚泥を吸入するように構成されている。液−気
エゼクタ7のノズル12はスロート11に対向するよう
に上下方向の直線上に設けられ、循環汚泥の勢いを減殺
しないようにされている。液−気エゼクタ7のスロート
(すなわち液−液エゼクタ8のノズル)11もスロート
16に対向するように、上下方向の直線上に設けられ、
気液混相流の勢いを減殺しないようにされている。液−
気エゼクタ7のスロート11は先端を絞らないで管状の
状態で開口させ、気液混相流の勢を減殺しないようにさ
れている。液−液エゼクタ8のスロート16は中間部に
最狭部21、吸入側および吐出側に拡管部22、23が
形成されている。拡管部23の吐出側には拡管した口径
の下向管9が消化槽1の底部に開口するように接続され
ている。
る。また汚泥取出部4の上部には隔壁2の上端より若干
低い位置に開口する流出口26が設けられ処理水路27
に連絡している。消化槽1は上部に蓋28が設けられて
実質的に密閉構造となっている。蓋28には排ガス路2
9が設けられている。
供給路32が連絡するとともに、曝気部3の下部から汚
泥引抜路33が連絡し、気液混合流体路34が酸素含有
ガス供給路15に連絡している。35は余剰汚泥排出
路、36、37、38はバルブである。
駆動して汚泥取出部4から汚泥を取り出し、循環路6を
通して消化槽1の曝気部3に循環すると、循環汚泥は液
−気エゼクタ7のノズル12から吸入室13を通してス
ロート11に噴射され、この時の吸引力により加湿され
た酸素含有ガスが酸素含有ガス供給路15から吸気口1
4を通して吸入されて気液混相流が生成し、スロート1
1から吐出される。このとき気液混相流は液−液エゼク
タ8のスロート16に向けて噴射することにより、その
勢いを利用して吸液口17から消化槽1上部の汚泥を吸
入し、気液混相流と混合して気泡を細分化して酸素含有
ガスを溶解させる。液−液エゼクタ8のスロート11か
ら吐出される混合流はさらに下向管9を下向流で通過す
ることにより気泡の上昇力を利用して気泡を強く撹拌
し、気泡の細分化状態で下向管9の端部から消化槽1内
に放出する。気泡は消化槽1内を上昇する間にも汚泥中
に溶解し液面から泡として汚泥とともに隔壁2を越えて
汚泥取出部4に流れる。汚泥取出部4では液面付近の処
理水が泡とともに流出部26から処理水路27を通って
流出する。曝気部3の汚泥は30〜70℃に維持し、高
温消化処理するのが好ましい。
部を持たないか、または液封部深さが、消化槽1内のガ
ス(泡)の排出を妨げない範囲に制限されていることが
好ましい。この場合消化槽1全体の上部が蓋28で覆わ
れて実質的に密閉状態になっているので、吸込まれるガ
スにより加圧状態となり、泡の排出が促進される。原泥
(被処理汚泥)は汚泥供給路25から曝気部3に導入さ
れる。消化槽1内の汚泥は吸入される酸素含有ガスによ
り曝気を受け、微生物の作用により有機物等の被酸化成
分が酸化分解される。
を行う。すなわち、汚泥引抜路33から汚泥(槽内液)
を引き抜き、この引抜汚泥をオゾンガス供給路32から
供給するオゾンガスと接触させてオゾン処理し、引抜汚
泥を易生物分解性に改質する。オゾン処理した気液混合
流体、すなわち排オゾンガスと汚泥との気液混合流体
は、排オゾンガスを分離することなく混合状態のまま、
加湿された酸素含有ガスとして気液混合流体路34から
酸素含有ガス供給路15に供給し、吸気口14から液−
気エゼクタ7に導入する。気液混合流体だけでは吸入す
る酸素含有ガスが不足する場合は、バルブ37の開度を
調節して酸素含有ガス供給路15から空気などの他の酸
素含有ガスを追加供給することができる。
スを使用した場合、吸入室13で汚泥が乾燥固化して閉
塞しやく、特に30〜70℃の高温で消化処理する場合
には乾燥固化して閉塞しやすいが、図1の装置では気液
混合流体を加湿された酸素含有ガスとして供給している
ので、吸入室13内付近における汚泥の乾燥固化は防止
され、これにより流路の閉塞は生じなくなり、また固化
物を取り除くための清掃間隔も長くなり、長期間安定し
て効率よく好気性消化処理を行うことができる。また図
1では、オゾン処理された汚泥が消化槽1に戻されて、
再び好気性消化処理されるので汚泥の消化率は向上す
る。余剰汚泥が生じる場合は、余剰汚泥排出路35から
排出する。
気エゼクタ7を設けて気液混相流を生成させ、その吐出
流を直接液−液エゼクタ8に噴射して消化槽1上部の汚
泥を吸入して混合するため、圧力損失が少なく、気液混
相流の勢いを利用して汚泥を大量に吸入して混合でき
る。さらに混合流は下向管9で気泡の上昇力に反する方
向に流れるため気泡は強く撹拌され、効率よく酸素含有
ガスを溶解することができる。下向管9を出た混合流は
大量の微細な気泡を含んで上昇する間に酸素含有ガスが
汚泥中に溶解する。これによりエネルギー消費率が低く
て効率よく酸素含有ガスを汚泥中に溶解することができ
る。
しい場合、液−気エゼクタ7から吸入される気液混合流
体中の酸素濃度が30〜100vol%、好ましくは5
0〜100vol%であり、その酸素含有ガスの供給量
が曝気部3の容積1m3あたり0.1〜0.4Nm3/
h、好ましくは0.2〜0.4Nm3/hとなるように
制御することにより、発泡を抑制し、かつ効率よく好気
性消化処理を行うことができる。
ベ等から供給される酸素と、空気またはその他の酸素以
外のガスを含む気体とを適当な比率で混合することによ
り調整することができる。また供給量は酸素含有ガス供
給路15に設けたバルブ37の開度を調整したり、循環
路6に設けたポンプ5の圧送圧力または循環流量を制御
することにより調整することができる。
4を蓋28で覆っているが、曝気部3だけを蓋で覆うこ
ともできる。
の系統図であり、加湿装置により加湿した酸素含有ガス
を液−気エゼクタに供給する場合の例である。図2にお
いて、41は加湿槽であり、槽内には水が満たされ、ガ
ス導入路42から導入する酸素含有ガスを水中に通して
加湿し、この加湿した酸素含有ガスを酸素含有ガス供給
路15に供給するように構成されている。
上部に消泡用のスプレー45を有し、このスプレー45
にポンプ46を有する槽内液循環路47が接続し、反応
槽44内の汚泥をポンプ46により槽内液循環路47を
通してスプレー45からスプレーし、消泡しながらオゾ
ン処理するように構成されている。反応槽44の下部に
はオゾン処理汚泥移送路48が接続し、オゾン処理汚泥
を汚泥供給路25を介して曝気部3に戻すように構成さ
れている。また反応槽44の頂部から、排オゾン処理塔
50に排オゾンガス路51が接続し、活性炭52と接触
させて残留オゾンを分解し、排ガス路53から排出する
ように構成されている。他の構成は図1と同じである。
素含有ガスを吸気口14から供給して曝気処理を行う。
オゾン処理装置31では、スプレー45から槽内液をス
プレーし、消泡しながらオゾン処理する。オゾン処理汚
泥移送路48から排オゾンガスが分離されたオゾン処理
汚泥を取り出し、汚泥供給路25を介して曝気部3に戻
し、排オゾンガスは排オゾン処理塔50で処理する。そ
の他の処理は図1と同じである。図2の装置によれば、
吸入室13およびスロート11に酸性のオゾン処理汚泥
が触れないため、吸入室13およびスロート11の腐食
が起こりにくく、このため防食性の低い、より安価な材
質で吸入室13およびスロート11を構成できるという
利点がある。
気性消化処理装置の系統図であり、加湿用の液により加
湿した酸素含有ガスを液−気エゼクタに供給する場合の
例である。図3において55は加湿用液路であり、酸素
含有ガス供給路15に接続し、加湿用の液として水道水
を供給するように構成されている。他の構成は図2と同
じである。
水を供給し、酸素含有ガス供給路15を介して供給され
る酸素含有ガスと混合して、酸素含有ガス供給路15中
で加湿された酸素含有ガスを調製し、この加湿された酸
素含有ガスを吸気口14から供給する。他の処理は図2
と同じである。図3の装置によれば、加湿槽41を省略
できるという利点がある。
用液路55が分岐し、酸素含有ガス供給路15に接続し
ている。他の構成は図3と同じである。図4の装置で
は、曝気部3から引き抜かれる引抜汚泥を加湿用液路5
5から酸素含有ガス供給路15に供給して酸素含有ガス
を加湿する。他の処理は図3と同じである。図4の装置
によれば、加湿用の水道水等による消化槽1液面の上昇
を考慮しなくてもよいという利点がある。
性消化処理した。すなわち槽容積2000Lの高温好気
消化槽で、食品工場排水処理場(活性汚泥法)からの余
剰汚泥を50〜60℃で高温好気性消化処理した。槽内
液200mL/minをポンプで引き抜き、汚泥VSS
当たり3重量%に相当するオゾンガス(オゾン濃度40
mg/Nl)と接触させて改質処理した。反応後の気液
混合流体をそのまま、液−気エゼクタ(下向管の長さ
3.5m、下向管直径36mm、ノズル直径8mm)に
供給した。全給気量が1.2Nm3/hとなるように液
−気エゼクタが生じる陰圧を用いて吸引させ、気液混合
流体中の排オゾンガスで不足する分は大気を吸引させ
た。運転を継続すると徐々に給気路が閉塞し、気液混合
流体流量が徐々に低下したが、液−気エゼクタの清掃が
必要と考えられる給気量0.8Nm3/hまで低下する
時間を測定したところ7日間以上であり、週に一回の清
掃で十分であった。この際、消化槽に著しい発泡が生じ
たのでタービン羽根を利用した消泡装置を用いて気泡を
破壊し、消泡を行った。
以外は実施例1と同じ条件で好気性消化処理を行った。
液−気エゼクタには、大気1.2Nm3/hを吸引さ
せ、給気量が0.8Nm3/hまで低下する時間を測定
した。結果を表1に示す。
は実施例2と同じ方法で行った。結果を表1に示す。
較例1に比べて閉塞するまでの時間が長くなっており、
加湿された酸素含有ガスを使用する効果は明らかであっ
た。清澄な水道水を用いた実施例3より、汚泥液を用い
た実施例4の方が閉塞までの時間が長くなっているが、
これは外部から水道水を加える場合水面上昇という制約
があるので、その制約を受ける実施例3に比べ、十分な
量の消化槽汚泥を循環使用することができる実施例4の
方が効果的であることを示している。一方、加湿しない
酸素含有ガスを単独で供給した比較例1では、24時間
で酸素含有ガス量が低下し、毎日清掃を行う必要があっ
た。
で、次の1)〜8)の条件で好気性消化処理を行った。 1)供給汚泥の種類:食品工場排水処理場(活性汚泥
法)から排出される余剰汚泥を遠心濃縮したもの 2)供給汚泥濃度:MLSS濃度35000〜4200
0mg/L 3)供給汚泥量 :150L/dを消化槽に投入 4)消化槽容量 :2000L
minを連続的に引き抜き、硫酸でpH3.0〜3.5
に調整後オゾン処理し、消化槽に戻した。オゾンの注入
量は3重量%−オゾン/VSSとした。 6)汚泥の馴養:上記の条件で消化槽1m3あたりの排
オゾンガスの流量を0.18Nm3/h、酸素濃度90
vol%として、60日間馴養運転を行った後、条件を
変更して比較試験を行った。 7)汚泥の減量性能:一定量の汚泥を引き抜き、遠心濃
縮機で遠心分離した上澄液を廃棄し、原泥の投入に伴う
水位上昇と相殺させた。この際生じる濃縮汚泥は消化槽
に返送した。消化槽に投入された汚泥の積算量と、廃棄
した上澄液に含まれるSS分の積算量から計算される汚
泥減量率は95%以上であった。
フリーボード高さ(液面から装置上縁までの高さ)をこ
の種の消化槽の典型値である700mmとし、発泡を機
械的に破壊する装置は特に設けずに、泡が装置上縁を越
えて溢流するか否かを、著しい発泡の有無の判定基準と
した。
エゼクタを使用せず、代わりに設置した通常の散気管に
酸素含有ガスを吹き込むことによって曝気を行った。ま
たオゾン処理した汚泥は別途設けた気液分離槽で排オゾ
ンガスと分離した後、消化槽に戻した。結果を表2に示
す。
管を使用した場合、消化槽1m3あたりの給気量を0.
4Nm3/h以下にした場合に、著しい発泡を回避する
ことができた。ただし、消化槽のDO(溶存酸素濃度)
をゼロにしないためには、酸素含有ガスの酸素濃度を9
0vol%にする必要があった。
行い、参考例1と同じ条件で消化処理を行った。ただ
し、オゾン処理した汚泥は気液分離を行わず、排オゾン
ガスに含まれる酸素を用いて曝気を行った。排オゾンガ
スの流量と、酸素濃度を変化させて試験を行った。消化
槽に供給される排オゾンガスの流量は、オゾンガスの原
料となる酸素含有ガスの流路に設けたバルブを用いて調
節した。酸素濃度は酸素発生機から発生する90%酸素
ガスと空気を混合したものをオゾンガスの原料とし、原
料ガスに占める空気の割合を変えることにより調節し
た。結果を表3に示す。
クタを使用した場合にも、消化槽1m3あたりの給気量
を0.4Nm3/h以下にした場合に、著しい発泡を回
避することができた。ただし、run2−3の条件では
消化槽の溶存酸素濃度がゼロとなり、槽が嫌気状態とな
って汚泥の分解速度が低下する恐れがあった。run2
−4,run2−5のように、供給するガスの酸素濃度
を30vol%以上に上げることにより、嫌気状態の発
生を防止することができた。なお、参考例1と実施例5
との比較により、本発明を実施して発泡を抑制しつつ消
化槽を好気的に保つには、酸素溶解効率の優れた液−気
エゼクタの使用が有利であり、空気より高い酸素濃度の
ガスを使用しなくても本発明を実施することができた。
の系統図である。
装置の系統図である。
化処理装置の系統図である。
化処理装置の系統図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 生物汚泥を含む有機性汚泥を導入すると
ともに、酸素含有ガスを供給して好気的に生物処理する
好気性消化槽と、 好気性消化槽内の汚泥を取り出して好気性消化槽に圧送
するポンプを有する循環路と、 加湿された酸素含有ガスを吸入し、循環路から圧送され
る循環汚泥と混合して気液混相流を形成する液−気エゼ
クタと、 液−気エゼクタで形成された気液混相流を下向流で通過
させるように好気性消化槽の底部に向かって延びる筒状
の下向管と、 液−気エゼクタに酸素含有ガスを供給する酸素含有ガス
供給路と、 酸素含有ガスを加湿する加湿装置、または酸素含有ガス
供給路に加湿用の液を供給する加湿用液路とを備えた汚
泥の好気性消化処理装置。 - 【請求項2】 加湿用の液が水、有機性汚泥または好気
性消化槽内の汚泥である請求項1記載の装置。 - 【請求項3】 好気性消化槽内の汚泥の一部を引き抜
き、この引抜汚泥を易生物分解性に改質する改質処理装
置を備え、この改質処理装置で改質した改質処理汚泥を
加湿用の液として加湿用液路に供給する請求項1記載の
装置。 - 【請求項4】 好気性消化槽内の汚泥の一部を引き抜
き、この引抜汚泥を易生物分解性に改質する改質処理装
置と、 改質処理装置で改質処理した改質処理汚泥を好気性消化
槽に戻す改質汚泥移送路とを備えた請求項1記載の装
置。 - 【請求項5】 生物汚泥を含む有機性汚泥を導入すると
ともに、酸素含有ガスを供給して好気的に生物処理する
好気性消化槽と、 好気性消化槽内の汚泥を取り出して好気性消化槽に圧送
するポンプを有する循環路と、 加湿された酸素含有ガスを吸入し、循環路から圧送され
る循環汚泥と混合して気液混相流を形成する液−気エゼ
クタと、 液−気エゼクタで形成された気液混相流を下向流で通過
させるように好気性消化槽の底部に向かって延びる筒状
の下向管と、 好気性消化槽内の汚泥の一部を引き抜き、この引抜汚泥
をオゾンと接触させて易生物分解性に改質するオゾン処
理装置と、 オゾン処理したオゾン含有ガスと汚泥との気液混合流体
を加湿された酸素含有ガスとして液−気エゼクタに供給
する酸素含有ガス供給路とを備えた汚泥の好気性消化処
理装置。 - 【請求項6】 好気性消化槽は液温30〜70℃の高温
で有機性汚泥を生物処理する高温好気性消化槽である請
求項1ないし5のいずれかに記載の装置。 - 【請求項7】 液−気エゼクタから吸入される酸素含有
ガス中の酸素濃度が30〜100vol%であり、その
酸素含有ガスの供給量が好気性消化槽1m3あたり0.
1〜0.4Nm3/hとなるように制御する請求項4ま
たは5記載の装置。
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