JP3384514B2 - タービンマグネット駆動ポンプ - Google Patents

タービンマグネット駆動ポンプ

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JP3384514B2
JP3384514B2 JP27324394A JP27324394A JP3384514B2 JP 3384514 B2 JP3384514 B2 JP 3384514B2 JP 27324394 A JP27324394 A JP 27324394A JP 27324394 A JP27324394 A JP 27324394A JP 3384514 B2 JP3384514 B2 JP 3384514B2
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pump
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

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  • Hydraulic Turbines (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Friction Gearing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作動流体により駆動さ
れて搬送流体を搬送するタービンマグネット駆動ポンプ
に関し、特に作動流体と搬送流体との混合を防止し、し
かも軸シールが不要であるタービンマグネット駆動ポン
プに関するものである。
【0002】
【従来の技術】作動流体により駆動されて搬送流体を搬
送するタービンマグネット駆動ポンプで、作動流体と搬
送流体との混合を防止しかつ軸シールが不要であるター
ビンマグネット駆動ポンプとして、従来、特開平6ー1
85489号公報に開示された流体駆動ポンプが提案さ
れている。
【0003】図14はこの公報に開示された流体駆動ポ
ンプの断面図である。図14に示すようにこの流体駆動
ポンプ50は、作動流体により回転駆動されるタービン
の駆動羽根車51、この駆動羽根車51に保持具52を
介して一体的に取り付けられて駆動羽根車51と一緒に
回転する円筒状の駆動側マグネット53、駆動側マグネ
ット53内に同軸に配設されたポンプ側マグネット5
4、このポンプ側マグネット54に一体的に取り付けら
れてポンプ側マグネット54と一緒に回転して搬送流体
を搬送するポンプ羽根車55、および駆動側マグネット
53とポンプ側マグネット54との間に配設され駆動側
とポンプ側とを流体密に遮断する隔壁56を備えてい
る。その場合、駆動側マグネット53の磁力とポンプ側
マグネット54の磁力とにより、非接触で動力を伝達す
るマグネットカップリングが構成されている。
【0004】そして、このように構成された流体駆動ポ
ンプ50は、作動流体入口57から流入される作動流体
が駆動羽根車51を回転駆動して作動流体出口58から
流出する。この駆動羽根車51の回転駆動により駆動側
マグネット53が回転するとともに、マグネットカップ
リングによりこの駆動側マグネット53の回転と一緒に
ポンプ側マグネット54が回転し、更にこのポンプ側マ
グネット54の回転によりポンプ羽根車55が回転す
る。そして、このポンプ羽根車55の回転により、搬送
流体が搬送流体入口59から吸入されて搬送流体出口6
0から吐出される。
【0005】この流体駆動ポンプ50によれば、隔壁5
6が駆動羽根車51側とポンプ羽根車55側とを流体密
に遮断しているので、駆動羽根車51側の作動流体とポ
ンプ羽根車55側の搬送流体とが混合するようなことは
ないばかりでなく、駆動羽根車51側およびポンプ羽根
車55側の各回転軸61,62の軸シールが不要となる
ので、その分各回転軸61,62の回転抵抗が小さくな
り、その結果エネルギロスが小さい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
流体駆動ポンプ50では、円筒状の駆動側マグネット5
3はマグネットカップリングを構成している関係上ポン
プ側マグネット54の外周面を囲むように配置されてい
る。このため、駆動側マグネット53および保持具52
の筒状部の各径は比較的大きく設定せざるを得ないもの
となっている。しかも、駆動側マグネット53とポンプ
側マグネット54との間に隔壁56が介在しているた
め、駆動側マグネット53および保持具52の筒状部の
各径は更に一層大きく設定せざるを得ない。
【0007】一方、駆動側マグネット53および保持具
52の筒状部が収容されている室63内は、作動流体が
充満している。したがって、駆動側マグネット53およ
び保持具52の筒状部は室63内に充満している作動流
体中で回転することになる。
【0008】しかしながら、このように駆動側マグネッ
ト53および保持具52の筒状部が室63内の作動流体
中で回転すると、前述のように駆動側マグネット53の
径が大径であるため、駆動側マグネット53および保持
具52の筒状部の回転時に室63内の作動流体から大き
な回転抵抗を受けるようになる。このため、ポンプ羽根
車55の回転数を高くすることができなく、ポンプ吐出
量がある程度に制限されてしまう。
【0009】そこで、逆にポンプ側マグネット54を筒
状に形成して、そのポンプ側マグネット54の内孔に駆
動側マグネット53を配置することが考えられるが、こ
のように構成した場合には、ポンプ側マグネット54の
径を大きく設定せざるを得なくなり、その結果今度はポ
ンプ側マグネット54は搬送流体から大きな回転抵抗を
受けるようになってしまい、同様の問題が生じる。
【0010】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、タービン羽根車の回転駆動
力をポンプ羽根車に伝達するマグネットカップリングが
流体から受ける回転抵抗をできるだけ小さくすることの
できるタービンマグネット駆動ポンプを提供することで
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、作動流体により駆動されるタ
ービン羽根車と、搬送流体を搬送するポンプ羽根車と、
前記タービン羽根車によって発生した動力を前記ポンプ
羽根車に伝達する動力伝達回転部材と、前記タービン羽
根車と前記動力伝達回転部材とを流体密に隔離するター
ビン側隔壁部材と、前記ポンプ羽根車と前記動力伝達回
転部材とを流体密に隔離するポンプ側隔壁部材と、前記
動力伝達回転部材の一端側に取り付けられた筒状のター
ビン動力伝達用マグネットの内側に前記タービン羽根車
に取り付けられたタービン動力取出用マグネットを前記
タービン側隔壁部材を介して前記タービン動力伝達用マ
グネットに対向して配設することにより磁気結合された
タービン側マグネットカップリングと、前記動力伝達回
転部材の他端側に取り付けられた筒状のポンプ動力伝達
用マグネットの内側に前記ポンプ羽根車に取り付けられ
たポンプ駆動用マグネットを前記ポンプ側隔壁部材を介
して前記ポンプ動力伝達用マグネットに対向して配設す
ることにより磁気結合されたポンプ側マグネットカップ
リングとを備えていることを特徴としている。
【0012】また請求項2の発明は、前記動力伝達回転
部材に接する流体が気体であるか、または前記動力伝達
回転部材の周囲が真空であることを特徴としている。
【0013】更に請求項3の発明は、前記ポンプ羽根車
が、そのボスに連なるシュラウドの子午面形状を凹形の
円弧状回転面とし、羽根入口縁が取り付くボスシュラウ
ドを回転軸にほぼ平行な円筒状に形成し、前記羽根入口
縁をこのボスシュラウド面からなめらかに連続させて上
流側へ大きく張り出させ、前記ポンプケーシング側の羽
根入口縁を前記回転軸に対してほぼ直角に延設し、円筒
状の前記ボスシュラウドに取り付く羽根入口縁とポンプ
ケーシング側羽根入口縁の間を上流側に凸形をなす円弧
状のなめらかな曲線によって結んで羽根入口縁を形成
し、この羽根の入口角をボスシュラウド側入口縁でほぼ
0゜に、かつこのボスシュラウド側入口縁からポンプケ
ーシング側入口縁に向かって徐々に大きくなるように設
定し、かつボスシュラウド側とポンプケーシング側との
間の羽根入口角をなめらかに変化させた形状の羽根入口
を有し、前記羽根形状の羽根入口から羽根出口端までな
めらかな曲線で結んで形成した羽根を備えており、前記
タービン羽根車が、ボスに連なるシュラウドの子午面形
状を凹形の円弧状回転面とし、羽根出口縁が取り付くボ
スシュラウドを回転軸にほぼ平行な円筒状に形成し、羽
根出口縁をこのボスシュラウド面からなめらかに連続さ
せて下流側へ大きく張り出させ、前記タービンケーシン
グ側の羽根出口縁を前記回転軸に対してほぼ直角に延設
し、円筒状の前記ボスシュラウドに取り付く羽根出口縁
とタービンケーシング側羽根出口縁との間を下流側に凸
形をなす円弧状のなめらかな曲線によって結んで羽根出
口縁を形成し、この羽根の出口角をボスシュラウド側出
口縁でほぼ0゜に、かつこのボスシュラウド側出口縁か
らタービンケーシング側出口縁に向かって徐々に大きく
なるように設定し、かつボスシュラウド側とタービンケ
ーシング側との間の羽根出口角を滑らかに変化させた形
状の羽根出口を有し、羽根入口から前記羽根形状の羽根
出口端までなめらかな曲線で結んで形成した羽根を備え
ていることを特徴としている。
【0014】更に請求項4の発明は、前記ポンプ羽根車
の羽根の入口角が前記ポンプケーシング側入口縁でほぼ
従来の設計で計算される角度に設定されるとともに、前
記タービン羽根車の羽根の出口角が前記タービンケーシ
ング側出口縁でほぼ従来の設計で計算される角度に設定
されていることを特徴としている。
【0015】
【作用】このように構成された本発明のタービンマグネ
ット駆動のポンプによれば、タービン動力取出用マグネ
ットおよびポンプ駆動用マグネットがそれぞれタービン
動力伝達用マグネットおよびポンプ動力伝達用マグネッ
トの内側に配置されるようになる。したがって、タービ
ン動力伝達用マグネットおよびポンプ動力伝達用マグネ
ットの各径をより一層小さくすることができ、タービン
羽根車およびポンプ羽根車が受ける、作動流体または搬
送流体による比較的大きな回転抵抗がより一層小さくな
る。これにより、タービン羽根車を駆動するエネルギが
より一層節約され、タービン効率が向上するようにな
る。また、タービン羽根車で発生した動力はほとんどロ
スなく効率よく伝達されるようになる。更に、ポンプ羽
根車がより一層効率よく回転するようになり、ポンプ効
率が向上するようになる。これらのことから、タービン
マグネット駆動ポンプの全体としてのシステム効率もよ
り一層向上するようになる。
【0016】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明にかかるタービンマグネット駆動ポ
ンプの一実施例を示し、タービン羽根車およびポンプ羽
根車をともにクローズ形の羽根車として描いている断面
図である。なお、本発明は、タービン羽根車またはポン
プ羽根車をクローズ形の羽根車に限定するものではな
い。
【0017】図1に示すように、本実施例におけるター
ビンマグネット駆動ポンプ1は、互いに一体的にかつ流
体密に結合されて一つの大きさなケーシングを形成する
第1ないし第5ケーシング2,3,4,5,6を備えているとと
もに、第2ケーシング3内にはタービン羽根車7が回転
自在に配設され、また第4ケーシング5内にはポンプ羽
根車8が回転自在に配設されている。なお、図1におい
てはケーシングが第1ないし第5ケーシング2,3,4,5,6
の5個に分割して形成されているが、ケーシングは他の
適宜の数だけ分割して形成することもできる。
【0018】第2ケーシング3には、タービン羽根車7
を回転駆動するための作動流体が流入するタービン入口
通路9が、スクロール状にかつタービン羽根車7の羽根
入口7aに連通するように設けられている。また第1ケ
ーシング2には、タービン羽根車7を作動させた後の作
動流体が流出するタービン出口通路10がタービン羽根
車7の羽根出口7bに連通するように設けられている。
【0019】一方、第6ケーシング6には、ポンプ羽根
車8によって搬送される搬送流体が流入するポンプ入口
通路11がポンプ羽根車8の羽根入口8bに連通するよ
うに設けられている。また第5ケーシング5には、ポン
プ羽根車8から搬送されてきた搬送流体が流出するポン
プ出口通路12が、スクロール状にかつポンプ羽根車8
の羽根出口8aに連通するように設けられている。
【0020】図2はこの実施例に用いられているタービ
ン羽根車7の図1で前面フロントシュラウドを取った状
態で矢印X方向から見た図、図3は図2におけるAOE
線に沿う断面図、図4、図5および図6はそれぞれ図2
におけるBO線、CO線およびDO線に沿う断面図であ
る。
【0021】図2および図3に示すように、タービン羽
根車7の中央のボス部7cの外周面には3枚の羽根7e,7
e,7eが形成されている。更に、ボス部7cにはシュラウ
ド7fが連続して形成されているとともに、このシュラ
ウド7fの子午面形状が凹形の円弧状回転面として形成
されている。そして、シュラウド7fの羽根出口縁7e
1が固設されている部分のボスシュラウド7f1が回転軸
線Oにほぼ平行に形成されている。
【0022】羽根出口縁7e1のボスシュラウド7f1
部分7e2がボスシュラウド7f1になめらかに連続しか
つ下流側へ大きく張り出すようにして形成されている。
また、羽根出口縁7e1の羽根出口チップ側部分、すな
わちケーシング側部分7e3が、回転軸線Oに対しほぼ
直角になるように形成されている。更に、羽根出口縁7
1は、ケーシング側部分7e3とボスシュラウド7f1
側部分7e2との間を下流側に凸形となるように連続し
た円弧状のなめらかな曲線によって形成されている。こ
の羽根出口縁7e1の出口角は、羽根出口縁7e1のボス
シュラウド7f1側部分7e2でほぼ0゜に設定されてい
るとともに、ボスシュラウド7f1側部分7e2から羽根
出口縁7e1のケーシング側部分7e3に向かって徐々に
大きくなるように設定されている。すなわち、従来のタ
ービンの羽根出口角は、回転中心軸Oで90゜となるよ
うにボス径側で急激に大きくなる、図7に破線で示すよ
うな曲線で変化するように設定されているが、本実施例
では、羽根出口7bにおける羽根出口角は、図7に実線
で示すようにボス径robではほぼ0゜に設定されている
とともに、このボス径robから羽根出口径rooに向かっ
て徐々に大きくなるように、したがって破線で示す従来
の曲線とは逆の勾配の曲線で変化するように設定されて
いる。なお図示の例では、羽根出口縁7e1の出口角は
羽根出口縁7e1のケーシング側部分7e3でほぼ従来の
設計で一般的に計算される角度に設定されているが、こ
れに限定されることなく、従来の設計で一般的に計算さ
れる角度より大きくあるいは小さく設定されてもよい。
更に、ボスシュラウド7f1側部分7e2とケーシング側
部分7e3との間の出口角は、なめらかに変化するよう
に設定されている。そして、羽根入口7aからこのよう
な羽根出口7bまでをなめらかな曲線で結ぶことによ
り、タービン羽根7eが形成されている。
【0023】図8はこの実施例に用いられているポンプ
羽根車8の矢印Y方向から見た図、図9は図8における
AOE線に沿う断面図である。図8および図9に示すよ
うに、このポンプ羽根車8は前述のタービン羽根車7と
まったく同じ形状に形成されている。その場合、ポンプ
羽根車8においては、流体の流れがタービン羽根車7と
逆であるので、タービン羽根車7の入口側がポンプ羽根
車8の出口側に、またタービン羽根車7の出口側がポン
プ羽根車8の入口側にそれぞれなっている。そこで、ポ
ンプ羽根車8の各構成要素の符号を、タービン羽根車7
の対応する構成要素の符号の「7」を「8」に置き換え
て表記する。したがって、8aが羽根出口、8bが羽根
入口、8cがボス部、8dが貫通孔、8eがポンプ羽
根、8e1が羽根入口縁、8e2が羽根入口縁8e1のボ
スシュラウド8f1側部分、8e3が羽根入口縁8e1
ケーシング側部分、8e4が羽根出口縁、8fがシュラ
ウド、8f1がボスシュラウドである。
【0024】そして、羽根入口縁8e1が固設されてい
るボスシュラウド8f1が回転軸線Oにほぼ平行に形成
され、羽根入口縁8e1のボスシュラウド8f1側部分8
2がボスシュラウド8f1になめらかに連続しかつ上流
側へ大きく張り出すようにして形成されている。また、
羽根入口縁8e1のケーシング側部分8e3が、回転軸線
Oに対しほぼ直角になるように形成されている。更に、
羽根入口縁8e1は、ケーシング側部分8e3とボスシュ
ラウド8f1側部分8e2との間を上流側に凸形となるよ
うに連続した円弧状のなめらかな曲線によって形成され
ている。この羽根入口縁8e1の入口角は、羽根入口縁
8e1のボスシュラウド8f1側部分8e2でほぼ0゜に
設定されているとともに、羽根入口縁8e1のケーシン
グ側部分8e3でほぼ従来の設計で一般的に計算される
角度に設定されている。更に、ボスシュラウド8f1
部分8e2とケーシング側部分8e3との間の入口角は、
なめらかに変化するように設定されている。
【0025】その他のポンプ羽根車8の構成も、タービ
ン羽根車7と同じであるので、その説明は省略するとと
もに、図8においてBO線、CO線およびDO線沿うポ
ンプ羽根車8の断面形状は、それぞれ図4、図5および
図6に示すタービン羽根車7の断面形状と同じである。
【0026】ところで、従来のポンプの羽根入口角は、
回転中心軸Oで90゜となるようにボス径側で急激に大
きくなるように、すなわち図10に破線で示すような曲
線で変化するように設定されている。これに対して、本
実施例では、羽根入口8bにおける羽根入口角は、図1
0に実線で示すように羽根入口径rioでは従来設計によ
り設定される羽根入口角と同じに設定され、かつボス径
ibではほぼ0゜に設定されているとともに、これら羽
根入口径rioとボス径ribとの間の羽根入口角が、破線
で示す従来の曲線とは逆の勾配の曲線で変化するように
設定されている。
【0027】図1に示すように、第3ケーシング4内の
タービン羽根車7側端部にはタービン側隔壁部材13が
配設されており、このタービン側隔壁部材13は、ター
ビン羽根車7と同軸上に配置された円筒状部13a、こ
の円筒状部13aの一端に形成されたフランジ部13
b、および円筒状部13aの他端に形成された軸支持部
13cからなり、フランジ部13bが第2および第3ケ
ーシング3,4間に挟圧されて固定されている。タービ
ン側隔壁部材13の軸支持部13cにはタービン側支持
軸14がこの軸支持部13cを貫通して設けられてお
り、この支持軸14は円筒状部13a内に突出する段付
の第1支持軸部14a、フランジ部14bおよび第1支
持軸部14aと反対側に突出する第2支持軸部14cか
らなり、フランジ部14bがビス等の固定具15により
軸支持部13cに固定されている。
【0028】図11に拡大して示すように円筒状部13
a内には、タービン羽根車7と単一部材で一体に形成さ
れた円筒状のタービン動力取出用マグネット保持部16
が配設されているとともに、このタービン動力取出用マ
グネット保持部16にはタービン動力取出用マグネット
17が固設されている。タービン羽根車7およびタービ
ン動力取出用マグネット保持部16には、これらを軸方
向に貫通する段付孔18が穿設されており、この段付孔
18の大径孔を第1支持軸部14aの小径部に嵌合させ
ることにより、タービン動力取出用マグネット保持部1
6が第1支持軸部14aの小径部にすべり軸受により回
転可能に支持されている。また、タービン羽根車7の軸
スラストは、軸受材料で形成されているウェアリング4
4で支持されるようになっている。後述するように、タ
ービンを小型高速に形成することができるので、ウェア
リング44によりこの軸スラストを支持することができ
るようになる。
【0029】円筒状部13aの内周面とタービン動力取
出用マグネット保持部16の外周面との間およびタービ
ン動力取出用マグネット保持部16の端部と軸支持部1
3cとの間には、通路19が形成されており、この通路
19および段付孔18を通してタービン羽根車7を作動
する作動流体の一部がタービン動力取出用マグネット保
持部16と第1支持軸部14aの小径部との間のすべり
軸受部に浸入してこのすべり軸受部を潤滑できるように
されている。
【0030】更に、タービン側隔壁部材13のフランジ
部13bと第2ケーシング3との間がOリング20によ
り流体密にシールされ、またタービン側隔壁部材3の軸
支持部13cと支持軸14との間がOリング21により
流体密にシールされ、また第1および第2ケーシング
2,3の間がOリング22により流体密にシールされて
いて、タービン羽根車7が収容されているケーシング内
部とケーシング外部とが完全に流体密にシールされてい
る。なお、マグネット17はタービン羽根車7と一体に
かつ流体密に設けられている。
【0031】一方、図1に示すように、第3ケーシング
4内のポンプ羽根車8側端部にはポンプ側隔壁部材23
が配設されており、このポンプ側隔壁部材23は、ポン
プ羽根車8と同軸上に配置された円筒状部23a、この
円筒状部23aの一端に形成されたフランジ部23b、
および円筒状部23aの他端に形成された軸支持部23
cからなり、フランジ部23bが第3および第4ケーシ
ング4,5間に挟圧されて固定されている。ポンプ側隔
壁部材23の軸支持部23cにはポンプ側支持軸24が
この軸支持部23cを貫通して設けられており、この支
持軸24は円筒状部23a内に突出する段付の第1支持
軸部24a、フランジ部24bおよび第1支持軸部24
aと反対側に突出する第2支持軸部24cからなり、フ
ランジ部24bがビス等の固定具25により軸支持部2
3cに固定されている。そして、支持軸24はタービン
側の支持軸14と同軸上に配設されている。
【0032】図12に拡大して示すように円筒状部23
a内には、ポンプ羽根車8と単一部材で一体に形成され
た円筒状のポンプ駆動用マグネット保持部26が配設さ
れているとともに、このポンプ駆動用マグネット保持部
26にはポンプ駆動用マグネット27が固設されてい
る。ポンプ羽根車8およびポンプ駆動用マグネット保持
部26には、これらを軸方向に貫通する段付孔28が穿
設されており、この段付孔28の大径孔を第1支持軸部
24aの小径部に嵌合させることにより、ポンプ駆動用
マグネット保持部26が第1支持軸部24aの小径部に
すべり軸受により回転可能に支持されている。また、ポ
ンプ羽根車8の軸スラストは、軸受材料で形成されてい
るウェアリング45で支持されるようになっている。後
述するように、ポンプも小型高速に形成することができ
るので、ウェアリング45によりこの軸スラストを支持
することができるようになる。
【0033】円筒状部23aの内周面とポンプ駆動用マ
グネット保持部26の外周面との間およびポンプ駆動用
マグネット保持部26の端部と軸支持部23cとの間に
は、通路29が形成されており、この通路29および段
付孔28を通してポンプ羽根車8によって搬送される搬
送流体の一部がポンプ駆動用マグネット保持部26と第
1支持軸部24aの小径部との間のすべり軸受部に浸入
してこのすべり軸受部を潤滑できるようにされている。
【0034】更に、ポンプ側隔壁部材23のフランジ部
23bと第4ケーシング5との間がOリング30により
流体密にシールされ、またポンプ側隔壁部材3の軸支持
部23cと支持軸24との間がOリング31により流体
密にシールされ、また第4および第5ケーシング5,6
の間がOリング32により流体密にシールされていて、
ポンプ羽根車8が収容されているケーシング内部とケー
シング外部とが完全に流体密にシールされている。な
お、マグネット17はタービン羽根車7と一体にかつ流
体密に設けられている。
【0035】タービン側の支持軸14の第2支持軸部1
4cとポンプ側の支持軸24の第2支持軸部24cとの
間には円筒状の回転軸33が架設されており、この回転
軸33の一端は第2支持軸部14cに軸受34を介して
回転自在に支持されており、また回転軸33の他端は第
2支持軸部24cに軸受35を介して回転自在に支持さ
れている。
【0036】筒状のタービン側動力伝達用マグネット保
持部材36がタービン側隔壁部材13の筒状部13aお
よび回転軸33を囲むようにして設けられており、その
一端側が筒状部13aに遊嵌されているとともに、他端
側が回転軸33に嵌合されかつビス等の固着具37によ
り固定されている。タービン側動力伝達用マグネット保
持部材36の一端側には、タービン側動力伝達用マグネ
ット38がタービン動力取出用マグネット17に径方向
に対向するようにして固設されている。すなわち、ター
ビン動力取出用マグネット17はタービン側動力伝達用
マグネット38の内側に配置されるとともに、これら両
マグネット17,38は互いに磁気結合してタービン羽
根車7の動力を非接触により回転軸33に伝達するター
ビン側マグネットカップリングを構成している。
【0037】また、筒状のポンプ側動力伝達用マグネッ
ト保持部材39がポンプ側隔壁部材23の筒状部23a
および回転軸33を囲むようにして設けられており、そ
の一端側が筒状部23aに遊嵌されているとともに、他
端側が回転軸33に嵌合されかつビス等の固着具40に
より固定されている。ポンプ側動力伝達用マグネット保
持部材39の一端側には、ポンプ側動力伝達用マグネッ
ト41がポンプ駆動用マグネット27に径方向に対向す
るようにして固設されている。すなわち、ポンプ駆動用
マグネット27はポンプ側動力伝達用マグネット41の
内側に配置されるとともに、これらの両マグネット2
7,41は互いに磁気結合して回転軸33の動力を非接
触によりポンプ羽根車8に伝達するポンプ側マグネット
カップリングを構成している。
【0038】そして、回転軸33、タービン側動力伝達
用マグネット保持部材36および筒状のポンプ側動力伝
達用マグネット保持部材39により、タービン羽根車7
によって発生した動力をポンプ羽根車8に伝達するため
の本発明の動力伝達回転部材が構成されている。なお、
回転軸33、タービン側動力伝達用マグネット保持部材
36および筒状のポンプ側動力伝達用マグネット保持部
材39は単一部材で一体に形成することもできる。
【0039】このようにして本実施例においては、作動
流体に浸漬されるタービン動力取出用マグネット保持部
16およびタービン動力取出用マグネット17は、ター
ビン側隔壁部材13の筒状部13aの内側に配置されて
いるので小径に形成されるのに対して、大気に接するタ
ービン側動力伝達用マグネット保持部材36およびター
ビン側動力伝達用マグネット38は、タービン側隔壁部
材13の筒状部13aの外側に配置されているので大径
に形成されるようになる。同様に、搬送流体に浸漬され
るポンプ駆動用マグネット保持部26およびポンプ駆動
用マグネット27は小径に、また大気に接するポンプ側
動力伝達用マグネット保持部材39およびポンプ側動力
伝達用マグネット41は大径に、それぞれ形成されるよ
うになる。
【0040】第3ケーシング4には、これらのマグネッ
トカップリングを収容する内部空間と外部の大気とを連
通する連通孔42,42,…が所定数穿設されている。これら
の連通孔42,42,…により、マグネットカップリング等の
動力伝達機構が大気に常時接するようにされて、この大
気によりマグネットカップリング等の動力伝達機構が冷
却されるようになっている。その場合、図1に二点鎖線
で示すようにファンの羽根43をタービン側動力伝達用
マグネット保持部材36の外周面およびポンプ側動力伝
達用マグネット保持部材39の外周面の少なくとも一方
に設けて、大気を図1、図11および図12に示す矢印
γのように流動させることにより、冷却効果を向上させ
るようにすることもできる。
【0041】このように構成された本実施例のタービン
マグネット駆動ポンプ1においては、タービン入口通路
9から作動流体がタービン羽根車7に導入されると、こ
の作動流体は、羽根入口7aからタービン羽根7eに衝
突するとともに、タービン羽根7eに案内されて流れ、
第1ケーシング2の出口10から流出する。このとき、
タービン羽根7eは作動流体から力を加えられるので、
タービン羽根車7は図2において時計方向αに回転す
る。
【0042】タービン羽根車7のα方向の回転により、
タービン動力取出用マグネット保持部16およびタービ
ン動力取出用マグネット17が同方向に回転するととも
に、タービン側動力伝達用マグネット38およびタービ
ン側動力伝達用マグネット保持部材36が同方向に回転
し、これにより回転軸33が同方向に回転する。回転軸
33の回転により、ポンプ側動力伝達用マグネット保持
部材39およびポンプ側動力伝達用マグネット41が同
方向に回転するとともに、ポンプ駆動用マグネット27
およびポンプ駆動用マグネット保持部26が同方向に回
転し、これによりポンプ羽根車8が図8において反時計
方向βに回転する。このポンプ羽根車8のβ方向の回転
により、搬送流体がポンプ入口通路11から吸い込ま
れ、ポンプ羽根8eに案内されて流れ、第4ケーシング
5のポンプ出口通路12から吐出される。
【0043】タービン羽根車7の羽根出口角が本実施例
のように設定されていると、流体がタービン羽根車7を
流れるとき、羽根7eのボスシュラウドつけ根部分近傍
の作動流体の流れは抵抗なくなめらかに羽根外へ導かれ
るようになる。これにより、羽根出口7bのボスシュラ
ウド7f1側部分での作動流体の流れが均一となり、羽
根出口7b部分の羽根全域(ボスシュラウド側からケー
シング側まで)にわたって、作動流体が有効に作用する
ようになる。また、本実施例では、羽根出口縁7e1
ボスシュラウド側部分7e2が下流側の方へ大きく張り
出されているとともに、ケーシング側部分7e3が回転
軸Oにほぼ直角に形成され、更にこれらの両部分7e2,
7e3の間が下流側に凸形となるように円弧状のなめら
かな曲線で形成されている。このように羽根出口縁7e
1が形成されることにより、羽根出口7bでの流路面積
が広く確保される。これにより、羽根出口7bにおいて
作動流体が効率よく流れるようになる。したがって、キ
ャビテーションが生じ難くなり、タービンにおけるキャ
ビテーション特性を向上させることができるとともに作
動流体のエネルギのロスが少なくなり、タービン効率を
向上させることができるようになる。そして、このよう
にキャビテーション特性およびタービン効率が向上する
ことにより、タービン羽根車7をより一層高速で回転さ
せることが可能となる。
【0044】一方、ポンプ羽根車8の羽根入口角が本実
施例のように設定されていると、流体がポンプ羽根車8
を流れるとき、羽根8eのボスシュラウドつけ根部分近
傍の流れがそぎ取られるようにして効率よく羽根内へ導
かれるようになる。これにより、羽根入口8bのボスシ
ュラウド8f1側部分での流れが均一となり、羽根入口
8b部分の羽根全域(ボスシュラウド側からケーシング
側まで)にわたって、羽根が有効に作用するようにな
る。また、本実施例では、羽根入口縁8e1のボスシュ
ラウド側部分8e2が上流側の方へ大きく張り出されて
いるとともに、ケーシング側部分8e3が回転軸Oにほ
ぼ直角に形成され、更にこれらの両部分8e2,8e3
間が上流側に凸形となるように円弧状のなめらかな曲線
で形成されている。このように羽根入口縁8e1が形成
されることにより、羽根入口8bでの流路面積が広く確
保される。これにより、羽根入口8bにおいて搬送流体
が効果的に流れるようになる。したがって、ポンプにお
けるキャビテーション特性およびポンプ特性を向上させ
ることができるようになる。そして、このようにキャビ
テーション特性およびポンプ特性が向上することによ
り、ポンプ羽根車8をより一層高速で回転させることが
可能となる。
【0045】このように、タービン羽根車7のタービン
特性、ポンプ羽根車8のポンプ特性、およびこれら羽根
車7,8のキャビテーション特性が向上することから、
本実施例のタービンマグネット駆動ポンプのポンプ特性
およびキャビテーション特性も、大きく向上するように
なる。
【0046】作動流体および搬送流体を水とした場合の
本実施例のタービンマグネット駆動ポンプの揚程および
システム効率の試験結果を図13に示す。
【0047】図13において、システム効率ηはポンプ
出力(ρ×Qp×g×Hp;Hpは全揚程、Qpは吐出量)
をタービン入力(ρ×Qt×g×Ht;Htは有効落差、
tは流量)で除した値で示されている。タービンマグ
ネット駆動ポンプの回転数が約20000〜40000rpmを目標
として試験を行った。ポンプ揚程曲線に示されている数
字は回転数を表している。吸込み条件は+2mの押込
み、タービンは+1.5mの吸出し高さで行った。
【0048】図13から明らかなように、本実施例のタ
ービンマグネット駆動ポンプは、高速回転することによ
り極めて大きなポンプ揚程H(m)が得られることがわか
る。しかも、このように高速回転しても、システム効率
η(%)の最高点は約51%と高効率が保持されることが
わかる。
【0049】したがって、本実施例のタービンマグネッ
ト駆動ポンプは比較的大きな流量を効率よく搬送できる
ようになり、これによりポンプを小型に形成しても流量
を確保できるので、タービンマグネット駆動ポンプの高
速小型化が可能となり、キャビテーション特性が向上す
る。
【0050】また、本実施例においては、回転抵抗の比
較的大きい作動流体または搬送流体に浸漬されるタービ
ン動力取出用マグネット保持部16およびタービン動力
取出用マグネット17またはポンプ駆動用マグネット保
持部26およびポンプ駆動用マグネット27が小径に形
成されるとともに、回転抵抗の小さい大気に接するター
ビン側動力伝達用マグネット保持部材36およびタービ
ン側動力伝達用マグネット38またはポンプ側動力伝達
用マグネット保持部材39およびポンプ側動力伝達用マ
グネット41は大径に形成されるので、タービン羽根車
7の回転駆動力をポンプ羽根車8に伝達するマグネット
カップリングが流体から受ける回転抵抗がより一層小さ
くなる。これにより、タービン羽根車7がより小さなエ
ネルギで駆動されるとともに、タービン羽根車7がより
一層効率よく動力を発生することができ、しかもマグネ
ットカップリングがタービン羽根車7で発生した動力を
ロスなく効率よく伝達することができ、更にポンプ羽根
車がより一層効率よく回転するようになる。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のタービンマグネット駆動ポンプによれば、タービン動
力取出用マグネットおよびポンプ駆動用マグネットをそ
れぞれタービン側動力伝達用マグネットおよびポンプ側
動力伝達用マグネットの内側に配置するようにしている
ので、タービン側動力伝達用マグネットおよびポンプ側
動力伝達用マグネットの各径をより一層小さくすること
ができるようになる。したがって、タービン羽根車およ
びポンプ羽根車が受ける、作動流体または搬送流体によ
る比較的大きな回転抵抗をより一層小さくすることがで
きる。これにより、タービン羽根車を駆動するエネルギ
をより一層節約でき、タービン効率を向上させることが
できるようになる。また、タービン羽根車で発生した動
力をロスなく効率よく伝達することができる。更に、ポ
ンプ羽根車をより一層効率よく回転させることができ、
ポンプ効率を向上させることができるようになる。その
結果、タービンマグネット駆動ポンプの全体としてのシ
ステム効率もより一層向上させることができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるタービンマグネット駆動ポン
プの一実施例を示し、タービン羽根車およびポンプ羽根
車をともにクローズ形の羽根車として描いている断面図
である。
【図2】 図1に示す実施例に用いられているタービン
羽根車の前面フロントシュラウドを取った状態で矢印X
方向から見た図である。
【図3】 図2におけるAOE線に沿う断面図である。
【図4】 図2におけるBO線に沿う断面図である。
【図5】 図2におけるCO線に沿う断面図である。
【図6】 図2におけるDO線に沿う断面図である。
【図7】 図1に示す実施例のタービン羽根車の羽根出
口形状を説明する図である。
【図8】 図1に示す実施例に用いられているポンプ羽
根車の前面フロントシュラウドを取った状態で矢印Y方
向から見た図である。
【図9】 図8におけるAOE線に沿う断面図である。
【図10】図1に示す実施例のポンプ羽根車の羽根入口
形状を説明する図である。
【図11】図1におけるP部の拡大図である。
【図12】図1におけるQ部の拡大図である。
【図13】本発明にかかるタービンマグネット駆動ポン
プの揚程および効率についての試験結果を示す図であ
る。
【図14】従来の流体駆動ポンプの断面図である。
【符号の説明】
1…タービンマグネット駆動ポンプ、2…第1ケーシン
グ、3…第2ケーシング、4…第3ケーシング、5…第
4ケーシング、6…第5ケーシング、7…タービン羽根
車、8…ポンプ羽根車、9…タービン入口通路、10…
タービン出口通路、11…ポンプ入口通路、12…ポン
プ出口通路、13…タービン側隔壁部材、14…タービ
ン側支持軸、16…タービン動力取出用マグネット保持
部、17…タービン動力取出用マグネット、18…段付
孔、19…通路、20,21,22…Oリング、23…タ
ービン側隔壁部材、24…タービン側支持軸、26…ポ
ンプ駆動用マグネット保持部、27…ポンプ駆動用マグ
ネット、28…段付孔、29…通路、30,31,32…
Oリング、33…回転軸、34,35…軸受、36…タ
ービン側動力伝達用マグネット保持部材、38…タービ
ン側動力伝達用マグネット、39…ポンプ側動力伝達用
マグネット保持部材、41…ポンプ側動力伝達用マグネ
ット、42…連通孔、43…ファンの羽根、44,45
…ウェアリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F16H 13/12 F16H 13/12 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04D 13/00 - 13/04 F04D 25/04,29/04 F03B 3/02 F16D 7/02 F16H 13/12,49/00 H02K 49/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動流体により駆動されるタービン羽根
    車と、搬送流体を搬送するポンプ羽根車と、前記タービ
    ン羽根車によって発生した動力を前記ポンプ羽根車に伝
    達する動力伝達回転部材と、前記タービン羽根車と前記
    動力伝達回転部材とを流体密に隔離するタービン側隔壁
    部材と、前記ポンプ羽根車と前記動力伝達回転部材とを
    流体密に隔離するポンプ側隔壁部材と、前記動力伝達回
    転部材の一端側に取り付けられた筒状のタービン動力伝
    達用マグネットの内側に前記タービン羽根車に取り付け
    られたタービン動力取出用マグネットを前記タービン側
    隔壁部材を介して前記タービン動力伝達用マグネットに
    対向して配設することにより磁気結合されたタービン側
    マグネットカップリングと、前記動力伝達回転部材の他
    端側に取り付けられた筒状のポンプ動力伝達用マグネッ
    トの内側に前記ポンプ羽根車に取り付けられたポンプ駆
    動用マグネットを前記ポンプ側隔壁部材を介して前記ポ
    ンプ動力伝達用マグネットに対向して配設することによ
    り磁気結合されたポンプ側マグネットカップリングとを
    備えていることを特徴とするタービンマグネット駆動ポ
    ンプ。
  2. 【請求項2】 前記動力伝達回転部材に接する流体は気
    体であるか、または前記動力伝達回転部材の周囲が真空
    であることを特徴とする請求項1記載のタービンマグネ
    ット駆動ポンプ。
  3. 【請求項3】 前記ポンプ羽根車は、そのボスに連なる
    シュラウドの子午面形状を凹形の円弧状回転面とし、羽
    根入口縁が取り付くボスシュラウドを回転軸にほぼ平行
    な円筒状に形成し、前記羽根入口縁をこのボスシュラウ
    ド面からなめらかに連続させて上流側へ大きく張り出さ
    せ、前記ポンプケーシング側の羽根入口縁を前記回転軸
    に対してほぼ直角に延設し、円筒状の前記ボスシュラウ
    ドに取り付く羽根入口縁とポンプケーシング側羽根入口
    縁の間を上流側に凸形をなす円弧状のなめらかな曲線に
    よって結んで羽根入口縁を形成し、この羽根の入口角を
    ボスシュラウド側入口縁でほぼ0゜に、かつこのボスシ
    ュラウド側入口縁からポンプケーシング側入口縁に向か
    って徐々に大きくなるように設定し、かつボスシュラウ
    ド側とポンプケーシング側との間の羽根入口角をなめら
    かに変化させた形状の羽根入口を有し、前記羽根形状の
    羽根入口から羽根出口端までなめらかな曲線で結んで形
    成した羽根を備えており、 前記タービン羽根車は、ボスに連なるシュラウドの子午
    面形状を凹形の円弧状回転面とし、羽根出口縁が取り付
    くボスシュラウドを回転軸にほぼ平行な円筒状に形成
    し、羽根出口縁をこのボスシュラウド面からなめらかに
    連続させて下流側へ大きく張り出させ、前記タービンケ
    ーシング側の羽根出口縁を前記回転軸に対してほぼ直角
    に延設し、円筒状の前記ボスシュラウドに取り付く羽根
    出口縁とタービンケーシング側羽根出口縁との間を下流
    側に凸形をなす円弧状のなめらかな曲線によって結んで
    羽根出口縁を形成し、この羽根の出口角をボスシュラウ
    ド側出口縁でほぼ0゜に、かつこのボスシュラウド側出
    口縁からタービンケーシング側出口縁に向かって徐々に
    大きくなるように設定し、かつボスシュラウド側とター
    ビンケーシング側との間の羽根出口角を滑らかに変化さ
    せた形状の羽根出口を有し、羽根入口から前記羽根形状
    の羽根出口端までなめらかな曲線で結んで形成した羽根
    を備えていることを特徴とする請求項1または2記載の
    タービンマグネット駆動ポンプ。
  4. 【請求項4】 前記ポンプ羽根車の羽根の入口角が前記
    ポンプケーシング側入口縁でほぼ従来の設計で計算され
    る角度に設定されるとともに、前記タービン羽根車の羽
    根の出口角が前記タービンケーシング側出口縁でほぼ従
    来の設計で計算される角度に設定されていることを特徴
    とする請求項3記載のタービンマグネット駆動ポンプ。
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