JP3383446B2 - コンバインの穀稈搬送装置 - Google Patents

コンバインの穀稈搬送装置

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外和 寺尾
竹中  満
利勝 谷本
太 池田
進 角田
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、穀稈引起こし装置で引
起こされて刈取装置で刈り取られた穀稈を、縦搬送装置
へ集合させるように、係止搬送用の係止突起を所定間隔
で突設した無端回動ベルトを設けたコンバインの穀稈搬
送装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、この種のコンバインの穀稈搬
送装置では、例えば特開平6‐284813号公報に開
示されているように、刈取前処理部の穀稈引起こし装置
の後方に位置させた係止搬送用の無端回動ベルトはその
駆動を行う駆動プーリと従動プーリとに渡って単に張設
された構造となっているに過ぎず、その無端回動ベルト
のベルトテンションを高める構造は特に設けられていな
かった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このため、従来構造の
ものでは、使用に伴う経時的なベルトの伸びでベルト張
力が弛んでくると、穀稈が係止突起で係止されても、駆
動プーリ等に対してベルトがスリップしがちになって、
穀稈の送り作用が十分働かなくなるという問題を有して
いた。本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであっ
て、経時的にベルトに伸びが生じてもベルトがスリップ
することなく穀稈を確実に搬送できるコンバインの穀稈
搬送装置の提供を目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明にかかるコンバイ
ンの穀稈搬送装置は、穀稈引起こし装置で引起こされて
刈取装置で刈り取られた穀稈を、縦搬送装置へ集合させ
るように、係止搬送用の係止突起を所定間隔で突設した
無端回動ベルトと、この無端回動ベルトの下方に離れて
位置する穀稈掻き込み用パッカとを設けたコンバインの
穀稈搬送装置であって、前記係止突起が係入する凹部を
外周部に形成した円盤状部材を、前記無端回動ベルトを
回転駆動する駆動プーリの下面側に一体的に連結して一
体回転自在に設けてあることを特徴構成とする。かかる
特徴構成による作用・効果は次の通りである。 【0005】 【作用】即ち、経時的に無端回動ベルトが伸びてそのベ
ルトに弛みが多少生ずる状態となった場合、係止突起は
先端ほど下方に下がるような状態となるが、その下がっ
た姿勢となることで、係止突起は円盤状部材の外周部の
凹部に係入することになる。そして、円盤状部材は駆動
プーリと一体に回転駆動されるから、凹部に係止された
係止突起が円盤状部材の回転に伴って押され、そして無
端回動ベルトが回転駆動されることになる。 【0006】 【発明の効果】従って、円盤状部材の凹部に係止される
ことで、係止突起ひいては伝動ベルトが確実に駆動プー
リで回転駆動されることになるから、経時的に無端回動
ベルトが多少緩みがちとなったとしても、スリップ等が
生じることなく確実に穀稈を搬送できるに至った。 【0007】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に、コンバインの前部を示している。このコ
ンバインは、左右一対のクローラ走行装置1,1で支持
された機体フレーム2上に、脱穀部3、操縦部4、原動
部等を搭載装備しているとともに、機体フレーム2の前
部に横軸芯周りで昇降揺動自在に5条刈り用の刈取前処
理部5を装着して構成している。 【0008】刈取前処理部5は、図1及び図2に示すよ
うに、左右に並設された複数個の穀稈引起こし装置6‥
と、各穀稈引起こし装置6‥の後方に配設した穀稈掻き
込み用パッカ7‥と、各穀稈掻き込み用パッカ7‥と連
動して穀稈搬送に供する穀稈補助搬送装置8‥と、穀稈
株元を刈り取るバリカン型刈取装置9と、各穀稈掻き込
み用パッカ7‥の後部へ移送された刈取穀稈を集めなが
らさらに後方へ移送する合流搬送装置10と、この合流
搬送装置10から穀稈を受け取って脱穀装置3のフィー
ドチェーン11まで搬送する縦搬送装置12とを備えて
構成している。 【0009】刈取前処理部5を機体フレーム2に対して
昇降自在に支持するフレーム13には伝動機構が内装さ
れているとともに、各穀稈引起こし装置6‥への伝動
は、図1及び図5に示すように、フレーム13から立ち
上げて穀稈引起こし装置6‥の後方の高位置に臨ませて
ある伝動ケース14から各穀稈引起こし装置6‥の背面
上部箇所への入力によって行われる。即ち、刈取前処理
部5の幅方向に沿う状態で各穀稈引起こし装置6‥の後
方上方箇所に伝動ケース14を設け、この伝動ケース1
4から各穀稈引起こし装置6‥の背面上部箇所まで補助
伝動ケース15を垂下し、この補助伝動ケース15の下
端部から前方に延出された伝動軸16と、穀稈引起こし
装置6の背面上部箇所で後方に延出された入力軸17と
が爪クラッチ18を介して連動連結されて、引起こし用
チェーンを駆動するためのスプロケット19を回転駆動
するのである。補助伝動ケース15と穀稈引起こし装置
6の外装ケース6Aとは、この外装ケース6Aより後方
に突設したネジ軸20に補助伝動ケース15のフランジ
15Aの貫通孔21を挿通させてノブ付きナット22を
そのネジ軸20に締結することで固定される構成となっ
ている。又、図示しないが穀稈引起こし装置6の下部
は、分草具23取付用のフレーム杆24にボルトナット
等の締結構造で固定及び固定解除自在となっている。こ
の構成により、穀稈引起こし装置6への伝動軸構造が爪
クラッチ18箇所で前後に分離できるから、必要に応じ
て刈取前処理部5の穀稈引起こし装置6後方箇所のメン
テナンス等を行う場合に、その穀稈引起こし装置6を伝
動ケース14等から取り外すことが簡易に行える。 【0010】次に、各穀稈補助搬送装置8について説明
する。各補助搬送装置8は、歯車状に構成された前記穀
稈掻き込み用パッカ7の支軸25に回転自在に支持され
た駆動プーリ26と、前記フレームがわに固定支持した
状態で前方に延出した固定支持カバー27の前端部に軸
支した従動プーリ28とにわたって無端回動ベルト29
を張設し、かつ、この無端回動ベルト29に穀稈を係止
するための係止突起30‥を所定間隔毎に並設して構成
している。そして、5つの穀稈掻き込み用パッカ7のう
ち、両端のパッカ7には、それぞれ合流搬送装置10,
10からチェーン伝動装置31を介して伝動がなされ、
他のパッカ7は両端のパッカ7に対して掻き込み歯a同
士が順に歯合することによって回転駆動されるように構
成している。 【0011】そして、図3及び図4に示すように、各補
助搬送装置8における駆動プーリ26の下方に円盤状部
材32をこの駆動プーリ26と一体回転可能に連結して
いる。該円盤状部材32の外周縁形状は、凹凸のある波
状に形成されているとともに、その外周縁における凹部
33箇所の直径D1と駆動プーリ26の直径D2との関
係は、D1≧D2に設定しているとともに、その凹部3
3のピッチE1と係止突起30のピッチE2とはほぼ等
しいものに設定している。尚、このピッチE1とE2は
異なるように設定しても良い。 【0012】上記構成により、無端回動ベルト29に対
してはその張力を一定に維持するようなテンション機構
を設けていないので、経時的にはこの無端回動ベルト2
9の伸び等で張力が弛みがちになる虞れがあるが、その
ように無端回動ベルト29の伸び等で張力が弛みがちに
なると、駆動プーリ26箇所を回動していく係止突起3
0は先端ほど下方に下がる姿勢となる。しかしながら、
図4で仮想線で示すように、その下がった姿勢の係止突
起30が円盤状部材32の凹部33に係合して、円盤状
部材32の回転に伴い凹部33で係止突起30が押され
て無端回動ベルト29の回転駆動が補助的になされるこ
とになり、穀稈の係止負荷がある程度あってもスリップ
することなく良好に穀稈搬送を行うことができるものと
なっている。 【0013】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】 【図1】コンバインの前部を示す側面図 【図2】刈取前処理部の前部の概略を示す平面図 【図3】穀稈補助搬送装置を示す横断平面図 【図4】穀稈補助搬送装置を示す縦断側面図 【図5】穀稈引起こし装置への動力導入部を示す分解縦
断側面図 【符号の説明】 6 穀稈引起こし装置 9 刈取装置 12 縦搬送装置 26 駆動プーリ 29 無端回動ベルト 30 係止突起 32 円盤状部材 33 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷本 利勝 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 池田 太 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 角田 進 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 加藤 勝秀 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 実開 昭61−105445(JP,U) 実開 昭52−10835(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 57/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 穀稈引起こし装置(6)で引起こされて
    刈取装置(9)で刈り取られた穀稈を、縦搬送装置(1
    2)へ集合させるように、係止搬送用の係止突起(3
    0)を所定間隔で突設した無端回動ベルト(29)と、
    この無端回動ベルト(29)の下方に離れて位置する穀
    稈掻き込み用パッカ(7)とを設けたコンバインの穀稈
    搬送装置であって、 前記係止突起(30)が係入する凹部(33)を外周部
    に形成した円盤状部材(32)を、前記無端回動ベルト
    (29)を回転駆動する駆動プーリ(26)の下面側に
    一体的に連結して一体回転自在に設けてあるコンバイン
    の穀稈搬送装置。
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