JP3383261B2 - 星形構造を有するポリマーを含有する組成物、該ポリマー及びそれらの用途 - Google Patents

星形構造を有するポリマーを含有する組成物、該ポリマー及びそれらの用途

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧品として許容
可能な媒体中に、高度に特定的な規則構造を有する少な
くとも1つのポリマーを含有してなる、毛髪に適用可能
な組成物、特にスタイリング組成物に関する。本発明は
また、この組成物を使用して毛髪をスタイリングし形を
保持する方法と、ヘアースタイルの形保持又はスタイリ
ングのために、ラッカー、スプレー又はフォーム等のス
タイリング製品の処方におけるその使用を目的とする。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】毛髪を
固定する化粧品市場の最も一般的な毛髪用製品は、一般
的にアルコール性又は水性/アルコール性溶液と、様々
な化粧品アジュバントとの混合物としての水溶性又はア
ルコール溶解性皮膜形成ポリマーとから本質的になるラ
ッカー、スプレー又はフォームのようなエアゾール又は
ポンプ作動スプレーとしてスプレーされる組成物であ
る。
【0003】しかし、ヘアースタイルの形保持を意図し
たフォーム、ゲル、特にエアゾールスプレー及びラッカ
ーのようなこれらの毛髪処方物では、例えば歩行や頭の
動きあるいは風がふいたりする様々な生活上の自然の動
きにヘアースタイルが十分に耐えうるものではない。こ
れは、これらの毛髪用製品の処方に使用されているポリ
マーが、程度の差はあれハードで脆い性質の皮膜を形成
することになる一般にアニオン性、両性又はノニオン性
の皮膜形成ポリマーであるからである。ポリマーが脆す
ぎると、皮膜上で測定した破裂時の伸びのパーセントが
低く、つまり一般に2%未満で、経時的なヘアースタイ
ルの保持は確保されなかった。
【0004】この問題を解消するために、これらのポリ
マーは既に可塑剤と混合されており、より柔軟でフレイ
キーでない被覆が既に得られている。しかし、これらの
皮膜は変形可能で可塑性、つまり、変形後にその当初の
形にはほんのわずかしか戻らない。ヘアースタイルの保
持性は改善されているが、ヘアースタイルが経時的に変
化するので、まだ満足できるものではない。
【0005】例えばセルロースポリマー及びアクリルポ
リマーのような皮膜形成ポリマーの組み合わせを含有す
る組成物で保持性に関してさらに満足できる結果が得ら
れている。しかし、これらの組成物でも、髪がその自然
の化粧品特性のいくつかを失っているものであり、完全
には満足できるものではなかった。
【0006】従って、持続する固定性に加えて、特に良
好なもつれほぐれ易さ、柔らかさ及び快適な外観のよう
な良好な化粧品特性を毛髪に付与する、ヘアースタイル
の形保持及び/又は固定のための化粧品組成物を探すこ
とがなお必要とされている。
【0007】本出願人会社は、驚いたことに、また予期
しないことに、特定の規則構造を示す高度に特定的なポ
リマーを使用すると、毛髪のもつれのほぐれ易さと快適
な外観を維持しながら、適切な毛髪の形保持を可能にす
るケラチン繊維、特に毛髪に適用可能な組成物を得るこ
とができることを知見した。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】よ
って、本発明の主題事項は、次の式(I): A-[(M1)p1-(M2)p2・・・(Mi)pj] [上式中: − Aは「n」の官能性(functionality)を有する多官
能中心(polyfunctional centre)を表し、nは2以上の
整数で、好ましくは4〜10であり; − [(M1)p1-(M2)p2・・・(Mi)pj]は、「分枝
(branch)」としても知られ、重合指標(polymerization
index)pjを有する同一又は異なったモノマーMiが重
合してなるポリマー鎖を表し、各分枝は同一でも異なっ
ていてもよく、前記中心Aに共有結合的にグラフトして
おり; − iは2以上であり、pjは2以上である]によって
表される「星型」構造を有するポリマーであって、該ポ
リマーが一又は複数のモノマーMiを含有し、その対応
するホモポリマーが、約10℃以上、好ましくは15℃
以上、さらに好ましくは20℃以上のTgを示し;この
又はこれらのモノマーMiが、モノマーの全重量に対し
て55〜95重量%、好ましくは60〜93重量%の
量、さらに好ましくは65〜90重量%の量で、最終ポ
リマー中に存在しているもの;及び該ポリマーが一又は
複数のモノマーMjをさらに含有し、その対応するホモ
ポリマーが、約10℃以下、好ましくは5℃以下、さら
に好ましくは0℃以下のTgを示し;この又はこれらの
モノマーMjが、モノマーの全重量に対して5〜45重
量%、好ましくは7〜40重量%の量、さらに好ましく
は10〜35重量%の量で、最終ポリマー中に存在して
いるもの;にある。
【0009】本発明の他の主題事項は、化粧品として許
容可能な媒体中に、上述した少なくとも1つポリマーを
含有してなる組成物にある。
【0010】本発明の他の主題事項は、上述した化粧品
用組成物を毛髪に適用することからなることを特徴とす
る、毛髪の形保持又はスタイリングの方法にある。
【0011】本発明の他の主題事項は、ヘアースタイル
及び/又は毛髪の形を保持し、及び/又は固定し、及び
/又はトリートメントするための毛髪用化粧品組成物の
製造における、上述の化粧品組成物の使用にある。
【0012】よって、本発明の組成物は、一般的に次の
式(I): A-[(M1)p1-(M2)p2・・・(Mi)pj] [上式中: − Aは「n」の官能性を有する多官能中心を表し、n
は2以上、好ましくは4〜10の整数であり; − [(M1)p1-(M2)p2・・・(Mi)pj]は、「分
枝」としても知られ、重合指標pjを有する、同一又は
異なったモノマーMiが重合してなるポリマー鎖を表
し、各分枝は同一でも異なっていてもよく、前記中心A
に共有結合的にグラフトしており; − iは2以上、好ましくは2〜10であり; − pjは2以上、好ましくは10〜20000であ
る]によって表すことのできる「星型」構造を有する有
するポリマーを含有する。
【0013】ポリマー鎖は、好ましくは500以上で2
000000までとできる範囲の分子量を有するブロッ
クの形態で提供される。好ましい実施態様において、本
発明で使用されるポリマーは、「リビング」ラジカル重
合としても知られている制御ラジカル重合(controlled
radical polymerization)により調製することができ
る。この技術により、特に従来のラジカル重合に固有の
制約を克服することができる。すなわち、形成されるポ
リマー鎖の長さを制御して、ブロック構造体を得ること
ができる。
【0014】制御ラジカル重合により、成長ラジカル種
が不活性化される反応、特に停止段階を低減させること
ができるが、この反応は、通常のラジカル重合反応では
不可逆的かつ非制御的な形でポリマー鎖の成長を妨害す
るものである。停止反応の可能性を低減するために、低
解離エネルギーの結合により、いわゆる「休眠(dorman
t)」活性種を形成することにより、成長ラジカル種を一
時的かつ可逆的な形でブロックすることがなされる。
【0015】特にC-ONR型の結合(ニトロキシルとの
反応)を使用する可能性を挙げることができる;これ
は、特に巨大分子(Macromolecules),1997,第30巻,4238-
4242頁に刊行されている「ニトロキシ-官能化ターミネ
ータを使用するアニオン重合によるニトロキシ-官能化
ポリブタジエンの合成(Synthesis of nitroxy-function
alized polybutadiene by anionic polymerization usi
ng a nitroxy-functionalized terminator)」の文献で
例証されている。
【0016】また、(金属/リガンド錯体の存在下にお
いて)C-ハライド型の結合を使用する可能性も挙げるこ
とができる。そして、これは、ATRPなる略称でも知
られている原子移動ラジカル重合として記述されてい
る。この種の重合により、形成されるポリマーの質量が
制御され、鎖の重量による多分散系指標(polydispersit
y index)が低くなる。
【0017】原子移動ラジカル重合は、一般的に: − 一又は複数のラジカル的に重合可能なモノマーを、 − 少なくとも1つのラジカル的に移動可能な原子又は
基を有する開始剤と、 − 開始剤と「休眠」ポリマー鎖と共に、還元段階に関
与可能な遷移金属を含んでなる化合物、及び、 − 窒素(N)、酸素(O)、リン(P)又は硫黄(S)を含有
し、遷移金属を含んでなる前記化合物にσ結合を介して
配位結合可能な化合物、又は炭素原子を含んでなり、遷
移金属を含んでなる前記化合物にπ又はσ結合を介して
配位結合可能な化合物から選択することができるリガン
ドと、の存在下で重合させることにより実施され、生成
中におけるポリマーと遷移金属を含んでなる前記化合物
との間の直接結合の生成が回避される。この方法は、特
に国際公開第97/18247号に例証されており、そ
の教示は、本発明の範囲に入るポリマーの調製の際に当
業者により参照されうる。
【0018】モノマー、開始剤(類)、遷移金属を含む化
合物(類)及びリガンド(類)の種類及び量は、当業者であ
れば、所望される結果に従って自身の知識全体に基づき
選択するであろう。
【0019】特にモノマー「M」は、次の式:
【化2】 [上式中、R、R、R及びRは互いに独立し
て: − 水素原子; − ハロゲン原子; − 一又は複数の-OH基及び/又は一又は複数のハロ
ゲンで置換されていてもよい、1〜20、好ましくは1
〜6、さらに好ましくは1〜4の炭素原子を有する直鎖
状又は分枝状のアルキル基; − 一又は複数のハロゲンで置換されていてもよい、2
〜10、好ましくは2〜6、さらに好ましくは2〜4の
炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルケニル又はア
ルキニル基; − 一又は複数のハロゲン、窒素、硫黄又は酸素原子で
置換されていてもよい、3〜8の炭素原子を有する環状
の炭化水素性(hydrocarbonaceous)(シクロアルキル)
基; − ヘテロサイクリル、アリール、付加的なR基で第
4級化されていてもよい、NR 、YP(=Y)
、YPR 、P(=Y)R 、PR 、NR
SO、OSO、SO、SOR
環状NC(=Y)R、YC(=Y)R、C(=Y)NR
、C(=Y)R、CNであって、 − YはO、S又はNR(好ましくはO)を表し、 − Rは直鎖状又は分枝状で1〜20の炭素原子を有
するアルキル、アルキルチオ又はアルコキシ基;OH
基;M'がアルカリ金属であるOM'基;アリールオキシ
基又はヘテロサイクリルオキシ基を表し; − RとRは互いに独立して、H又は直鎖状又は分
枝状で1〜20の炭素原子を有するアルキル基を表し;
とRは結合して、2〜7、好ましくは2〜5の炭
素原子を有するアルキレン基を形成可能であり; − RはH、直鎖状又は分枝状で1〜20の炭素原子
を有するアルキル基又はアリール基を表す、ものから選
択される基; − -COOR基であって、Rが直鎖状又は分枝状で、
1〜20、好ましくは1〜6の炭素原子を有するアルキ
ル基であり、一又は複数のハロゲンで置換されていても
よいもの; − -CONHR'基であって、R'が水素、又は飽和又
は不飽和、直鎖状又は分枝状で1〜20、好ましくは1
〜6の炭素原子を有する炭化水素性基であり、一又は複
数のハロゲン、窒素及び/又は酸素で置換されていても
よいもの; − -OCOR''基であって、R''が水素、又は飽和又
は不飽和、直鎖状又は分枝状で、1〜20の炭素原子を
有する炭化水素性基であり、一又は複数のハロゲン、窒
素及び/又は酸素で置換されていてもよいもの; − Rが、直鎖状又は分枝状で1〜20の炭素原子を有
するアルキル、アルキルチオ、アルコキシ、アリールオ
キシ又はヘテロサイクルオキシ基である、-OCO-R-
シロキサン基、-COOR-シロキサン基、-CONHR-
シロキサン基、-R-シロキサン基等の基である、少なく
とも1つのケイ素原子を含有する基;から選択される]
に相当するエチレン性不飽和を有するラジカル重合可能
な化合物から、単独で又は混合物として選択することが
できる。
【0020】「シロキサン」という用語は、R及びR
が互いに独立して、水素;ハロゲン;飽和又は不飽
和、直鎖状又は分枝状で1〜36の炭素原子を有し、一
又は複数のハロゲン、窒素及び/又は酸素で置換されて
いてもよい炭化水素性基;又は1〜20の炭素原子を有
する環状の炭化水素性基を示し、nが1以上である、(-
SiRO-)単位を有する化合物を意味すると理
解されるものである。特に、1〜200、好ましくは1
00未満の繰り返し単位を有するポリジメチルシロキサ
ン類(PDMS)を挙げることができる。
【0021】さらに、R及びRは互いに結合して、
一又は複数のハロゲン及び/又は酸素及び/又は窒素及
び/又は1〜6の炭素原子を有するアルキル基で置換可
能な式(CH)の環を形成することもできる。
【0022】「アリール」又は「ヘテロサイクリル」と
いう用語は、従来技術である国際公開第97/1824
7号において説明され、当業者に一般的に理解されてい
る定義のものを意味すると理解されるものである。
【0023】好ましくは、モノマーMは: − 直鎖状、分枝状又は環状の脂肪族アルコール類、及
び/又は芳香族アルコール類、好ましくはC-C20
アルコール類から得られるアクリル酸又はメタクリル酸
のエステル類、例えば(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)
アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)
アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル又はte
rt-ブチル-(メタ)アクリラート; − C-Cヒドロキシアルキル(メタ)アクリラート
類、例えば2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリラート又
は2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリラート; − ヒドロキシル又はエーテル末端を有するエチレング
リコール、ジエチレングリコール又はポリエチレングリ
コール(メタ)アクリラート類; − 直鎖状又は分枝状のC-C10又は環状のC-C
脂肪族アルコール類、及び/又は芳香族アルコール
類、好ましくはC-Cアルコール類から得られるビ
ニル、アリル又はメタリルのエステル類、例えば酢酸ビ
ニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル又はtert-
ブチル安息香酸ビニル; − N-ビニルピロリドン;ビニルカプロラクタム;1
〜6の炭素原子を有するビニル-N-アルキルピロール
類;ビニルオキサゾール類;ビニルチアゾール類;ビニ
ルピリミジン類;ビニルイミダゾール類;及びビニルケ
トン類; − 直鎖状、分枝状又は環状の脂肪族アミン類、及び/
又は芳香族アミン類、好ましくはC-C20アミン類
から得られる(メタ)アクリルアミド類、例えばtert-ブ
チルアクリルアミド;及び(メタ)アクリルアミド類、例
えばアクリルアミド、メタクリルアミド又はジ(C-C
)アルキル(メタ)アクリルアミド類; − オレフィン類、例えばエチレン、プロピレン、スチ
レン又は置換されたスチレン; − フッ化又は過フッ化されたアクリル又はビニルのモ
ノマー、特にペルフルオロアルキル単位を有する(メタ)
アクリル酸エステル類; − 遊離、又は部分的もしくは完全に中和された、又は
部分的もしくは完全に第4級化された形態で、アミン官
能基を有するモノマー、例えばジメチルアミノエチル
(メタ)アクリラート、ジメチルアミノエチルメタクリル
アミド、ビニルアミン、ビニルピリジン又はジアリルジ
メチルアンモニウムクロリド; − 環状のスルホン類(プロパン-スルホン)により、又
は移動性ハライド(mobilehalide)(例えば、クロロ酢酸
ナトリウム)を含有するカルボン酸のナトリウム塩によ
り、アミン官能基を有するエチレン性不飽和を有するモ
ノマーを、部分的又は完全に第4級化して得られるスル
ホベタイン類又はカルボキシベタイン類; − シリコーンを含有する(メタ)アクリラート類又は
(メタ)アクリルアミド類、特にシロキサン単位を有する
(メタ)アクリル酸エステル類; − それらの混合物;からなる群から選択することがで
きる。
【0024】特に好ましいモノマーは: − 直鎖状又は分枝状の脂肪族アルコール類、好ましく
はC-C20アルコール類から得られる(メタ)アクリ
ル酸エステル類; − ペルフルオロアルキル単位を有するC-C20(メ
タ)アクリル酸エステル類; − シロキサン単位を有するC-C20(メタ)アクリ
ル酸エステル類; − 直鎖状、分枝状又は環状の脂肪族アミン類、及び/
又は芳香族アミン類、好ましくはC-C20アミン類
から得られる(メタ)アクリルアミド類、例えばtert-ブ
チルアクリルアミド;又は(メタ)アクリルアミド類、例
えばアクリルアミド、メタクリルアミド又はジ(C-C
)アルキル(メタ)アクリルアミド類; − 直鎖状又は分枝状のC-C10又は環状のC-C
脂肪族アルコール類から得られるビニル、アリル又は
メタリルのエステル類; − ビニルカプロラクタム; − 置換されていてもよいスチレン; − それらの混合物;から選択される。
【0025】本発明において、開始剤は、重合によりラ
ジカル的に移動可能な少なくとも2つの原子及び/又は
基を有する任意の化合物、特に分子又は重合化合物であ
ってよい。開始剤は、特にラジカル重合、重縮合、アニ
オン又はカチオン重合、又は開環により得ることのでき
るポリマー又はオリゴマーであってよい。前記移動可能
な原子及び/又は基は、ポリマー鎖の末端に位置するも
のでも又は骨格に沿って位置するものであってよい。
【0026】特に、次の式: − R11CO-X; − R11 12 13 C-(RX)、 [ここで、x、y及びzは0〜4の範囲の整数を表し、
tは1〜4の範囲の整数を表し、x+y+z=4-tであ
る]; − R13 -(RX)(6つの炭素を有する飽和し
た環)、 [ここで、xは7〜11の範囲の整数を表し、yは1〜
5の範囲の整数を表し、x+y=12である]; − R13 -(RX)(6つの炭素を有する不飽和
の環)、 [ここで、xは0〜5の範囲の整数を表し、yは1〜6
の範囲の整数を表し、x+y=6である]; − -[-(R11)(R12)(R13)C-(RX)-]、 [ここで、nは1以上である]で、環状又は直鎖状のも
の; − -[-(R12)(RX)-R11-]、 [ここで、xは0〜6の範囲の整数を表し、yは1〜6
の範囲の整数を表し、nは1以上であり、x+y=4又は
6である]で、環状又は直鎖状のもの; − -[-(R12)(RX)-R11-]、 [ここで、xは0〜12の範囲の整数を表し、yは1〜
12の範囲の整数を表し、nは1以上であり、x+y=1
0又は12である]で、環状又は直鎖状のもの; − R111213Si-X、 − -[OSi(R11)(RX)]、 [ここで、x及びyは0〜2の範囲の整数を表し、nは
1以上であり、x+y=2である]で、環状又は直鎖状の
もの; − R1112N-X、 − R11N-X、 − (R11)P(O)-X3−x、 [ここで、x及びyは0〜2の範囲の整数を表し、x+y
=5である]; − (R11O)P(O)-X3−x、 [ここで、x及びyは0〜2の範囲の整数を表し、x+y
=5である]; − -[(R11)P(O)(O-RX)-]、 [ここで、xは0〜4の範囲の整数を表し、yは1〜5
の範囲の整数を表し、zは0〜2の範囲の整数を表し、
tは0〜3の範囲の整数を表し、nは1以上である]
で、環状又は直鎖状のもの;で、 − R、R11、R12及びR13は互いに独立して、
水素又はハロゲン原子;直鎖状又は分枝状で、1〜2
0、好ましくは1〜10、さらに好ましくは1〜6の炭
素原子を有するアルキル基;3〜8の炭素原子を有する
シクロアルキル基;-C(=Y)R、-C(=Y)NR
又は-R Si基(RないしRは上述した定義を参
照);-COCl;-OH;-CN;2〜20、好ましくは
2〜6の炭素原子を有するアルケニル又はアルキニル
基;オキシラニル(oxiranyl)又はグリシジルで置換され
たアルキレン又はアルケニレン基又はオキシラニル又は
グリシジル基;アリール、ヘテロサイクリル、アラルキ
ル又はアラルケニル基;又は水素原子の全部又は一部が
フッ素、塩素又は臭素等のハロゲン原子、又は1〜4の
炭素原子を有するアルコキシ基、又はアリール、ヘテロ
サイクリル、-C(=Y)R、-C(=Y)NR、オキ
シラニル又はグリシジル基で置換された、1〜6の炭素
原子を有するアルキル基を表し; − Xは、Cl、Br又はI等のハロゲン原子、又は-
OR'、-SR、-SeR、-OC(=O)R'、-OP(=O)
R'、-OP(=O)(OR')、-OP(=O)OR'、-O-N
R'、-S-C(=S)NR'、-CN、-NC、-SCN、
-CNS、-OCN、-CNO及び-N基を表し、ここ
で、R'は一又は複数のハロゲン原子、特にフッ素及び
/又は塩素原子で置換されていてもよく、1〜20の炭
素原子を有するアルキル基を表し、Rは直鎖状又は分枝
状で、1〜20、好ましくは1〜10の炭素原子を有す
るアルキル又はアリール基を表し、さらに-NR'
は、2つのR'基が結合して、5-、6-又は7員の複素
環を形成する、環状基(cyclic group)を表すことができ
るもの、の一つに相当する化合物を挙げることができ
る。好ましくは、Xはハロゲン原子、特に塩素又は臭素
原子を表す。
【0027】開始剤は、好ましくは次の式: − R13 -(RX)(6つの炭素を有する飽和し
た環)、[ここで、xは7〜11の範囲の整数を表し、y
は1〜5の範囲の整数を表し、x+y=12である]; − -[-(R12)(RX)-R11-]、 [ここで、xは0〜6の範囲の整数を表し、yは1〜6
の範囲の整数を表し、nは1以上であり、x+y=4又は
6である]で、環状又は直鎖状のもの; − -[OSi(R11)(RX)]、 [ここで、x及びyは0〜2の範囲の整数を表し、nは
1以上であり、x+y=2である]で、環状又は直鎖状の
もの;の化合物から選択される。
【0028】開始剤として、特に次の化合物: − オクタ(2-イソブチリルブロミド)オクタ(tert-ブ
チル)カリックス(8)アレーン、 − オクタ(2-プロピオニルブロミド)オクタ(tert-ブ
チル)カリックス(8)アレーン、及び − ヘキサキス(α-ブロモメチル)ベンゼン、を挙げる
ことができる。
【0029】「休眠」ポリマー鎖及び開始剤と共に、還
元段階に関与可能な遷移金属を含有する化合物は、式: Mn+X' [上式中: − MはCu、Au、Ag、Hg、Ni、Pd、Pt、
Rh、Co、Ir、Fe、Ru、Os、Re、Mn、C
r、Mo、W、V、Nb、Ta及びZnから選択するこ
とができ; − X'はハロゲン(特に臭素又は塩素)、OH、(O)
1/2、1〜6の炭素原子を有するアルコキシ基、(S
)1/2、(PO)1/3、(HPO)1/2、(H
PO)、トリフラート、ヘキサフルオロホスファー
ト、メタンスルホナート、アリールスルホナート、Se
R、CN、NC、SCN、CNS、OCN、CNO、N
及びR'CO基で、Rが直鎖状又は分枝状で1〜2
0、好ましくは1〜10の炭素原子を有するアルキル又
はアリール基を表し、R'がH、又は直鎖状又は分枝状
で1〜6の炭素原子を有するアルキル基、又は一又は複
数のハロゲン原子、特にフッ素及び/又は塩素原子で置
換されていてもよいアリール基を示すことができ; − nは金属の電荷である]に相当するものから選択す
ることができる。
【0030】好ましくは、Mが銅又はルテニウムを表
し、X'が臭素又は塩素を表すものが選択される。特に
臭化銅を挙げることができる。
【0031】本発明で使用可能なリガンドとしては、遷
移金属を含有する化合物とσ結合を介して配位結合可能
な、少なくとも1つの窒素、酸素、リン及び/又は硫黄
原子を含有する化合物を挙げることができる。
【0032】また、遷移金属を含有する化合物とπ結合
を介して配位結合可能な、少なくとも2つの炭素原子を
含有する化合物を挙げることができる。
【0033】さらに、遷移金属を含有する化合物とσ結
合を介して配位結合可能な、少なくとも1つの炭素原子
を含有し、重合中にモノマーと炭素-炭素結合を形成し
ない化合物、すなわちモノマーとのβ-付加反応に関与
しない化合物を挙げることもできる。
【0034】またさらに、遷移金属を含有する化合物と
μ又はη結合を介して配位結合可能な化合物を挙げるこ
ともできる。
【0035】特に、式: R-Z-(R14-Z)-R10 [上式中: − R及びR10は互いに独立して、-C(=Y)R
は-C(=Y)NR及び/又はYC(=Y)R基(R
ないしR及びYは上述した定義を参照)、又は1〜4
の炭素原子を有するジアルキルアミノ基、又は1〜6の
炭素原子を有するアルコキシ基で置換された1〜6の炭
素原子を有するアルキル基;ヘテロサイクリル基;アリ
ール基;直鎖状又は分枝状で1〜20、好ましくは1〜
10の炭素原子を有するアルキル基;又は水素原子であ
り;R及びR10は結合して、飽和又は不飽和の環を
形成可能であり; − R14は互いに独立して、2〜4の炭素原子を有す
るアルカンジイル類;2〜4の炭素原子を有するアルケ
ニレン類;3〜8の炭素原子を有するシクロアルカンジ
イル類;3〜8の炭素原子を有するシクロアルケンジイ
ル類;アレーンジイル類及びヘテロサイクリレン類から
選択される二価の基を表し; − Zは、-C(=Y)R又は-C(=Y)NR及び/
又はYC(=Y)R基(R ないしR及びYは上述した
定義を参照)、又は1〜4の炭素原子を有するジアルキ
ルアミノ基、又は1〜6の炭素原子を有するアルコキシ
基で置換された1〜6の炭素原子を有するアルキル基;
ヘテロサイクリル基;アリール基;直鎖状又は分枝状で
1〜20の炭素原子を有するアルキル基;又はO、S、
NR15又はPR15で、R15がHを表すものを表
し;− mは0〜6である]の化合物を挙げることがで
きる。
【0036】また、式: R2021C[C(=Y)R] [上式中: − R20及びR21は互いに独立して、水素原子;ハ
ロゲン原子;直鎖状又は分枝状で1〜20、好ましくは
1〜10の炭素原子を有するアルキル基;アリール基;
又はヘテロサイクリル基であり;R20及びR21は結
合して、飽和又は不飽和の環を形成可能であり;さらに
各基は、1〜6の炭素原子を有するアルキル基、1〜6
の炭素原子を有するアルコキシ基又はアリール基で置換
可能であり; − R及びYは上述したものである]の化合物を挙げ
ることもできる。
【0037】さらにリガンドとして、一酸化炭素;置換
されていてもよいポルフィリン類及びポルフィセン;置
換されていてもよいエチレンジアミン及びプロピレンジ
アミン;第3級アミンを有するポリアミン類、例えばペ
ンタメチルジエチレントリアミン;置換されていてもよ
いアミノプロパノール及びアミノエタノール等のアミノ
アルコール類;置換されていてもよいエチレングリコー
ル又はプロピレングリコール等のグリコール類;置換さ
れていてもよいベンゼン等のアレーン類;置換されてい
てもよいシクロペンタジエン;置換されていてもよいピ
リジン類及びビピリジン類;アセトニトリル;1,10-
フェナントロリン;クリプタンド類及びクラウンエーテ
ル類;又はスパルテインを挙げることができる。
【0038】好ましいリガンドは、C-C15アルキ
ル基、特にC-C12基、中でもノニル基で置換され
ていてもよいピリジン類及びビピリジン類;又は第3級
アミンを有するポリアミン類、例えばペンタメチルジエ
チレントリアミンから特に選択される。
【0039】開始剤、遷移金属を含有する化合物及び活
性剤として作用するリガンドの存在下においてモノマー
を重合させることにより、結果として上述した式(I)に
より表すことのできる星型構造を有するポリマーが生産
される:ここでは、モノマーが重合して、開始剤から誘
導される多官能中心Aに全て結合する「n」の同様又は
異なるポリマー鎖が得られる。
【0040】本発明が追求している目的を達成するた
め、すなわち従来技術の欠点を示さず、特に髪のもつれ
ほぐれ易さを維持しながら良好な固定性を有する組成物
を得るために、次の特徴に相当するポリマーを選択する
必要がある: − 一又は複数のモノマーMiを含有しなければなら
ず、その対応ホモポリマーが約10℃以上、好ましくは
15℃以上、さらに好ましくは20℃以上のTgを示す
もの; − この又はこれらのモノマーMiが、モノマーの全重
量に対して55〜95重量%、好ましくは60〜93重
量%の量、さらに好ましくは65〜90重量%の量で、
最終ポリマー中に存在しているもの;及び − 一又は複数のモノマーMjをさらに含有しなければ
ならないポリマーで、その対応するホモポリマーが、約
10℃以下、好ましくは5℃以下、さらに好ましくは0
℃以下のTgを示すもの; − この又はこれらのモノマーMjが、モノマーの全重
量に対して5〜45重量%、好ましくは7〜40重量%
の量、さらに好ましくは10〜35重量%の量で、最終
ポリマー中に存在しているもの。Tg(ガラス転移温度)
はASTM規格D3418−97に従い、DSC(示差
走査熱量計)で測定される。
【0041】本発明で定義されたポリマーは、皮膜を形
成しなければならないものであるか、又は皮膜を形成可
能な付加的な薬剤を添加することにより、皮膜を形成可
能にできるものである。「皮膜形成」という用語は、ポ
リマーが基体に適用されて溶媒(水性又は有機)が蒸発し
た後に、透明でひび割れのない皮膜になることを意味す
るものと理解される。
【0042】皮膜を形成可能なこのような付加的な薬剤
は、所望の役割を果たすことができるものとして当業者
に知られている任意の化合物から選択することができ、
特に、可塑剤及び/又は癒着剤(coalescence agents)か
ら選択することができる。特に: − グリコール類及びそれらの誘導体、例えばジエチレ
ングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコールメ
チルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、
ジエチレングリコールヘキシルエーテル、エチレングリ
コールエチルエーテル、エチレングリコールブチルエー
テル又はエチレングリコールヘキシルエーテル; − グリセロールエステル類、例えばグリセロールジア
タセタート(ジアセチン)及びグリセロールトリアセター
ト(トリアセチン); − プロピレングリコール誘導体、特にプロピレングリ
コールフェニルエーテル、プロピレングリコールジアタ
セタート、プロピレングリコールメチルエーテル、プロ
ピレングリコールエチルエーテル、プロピレングリコー
ルブチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエー
テル、ジプロピレングリコールブチルエーテル、ジプロ
ピレングリコールエチルエーテル、トリプロピレングリ
コールブチルエーテル又はトリプロピレングリコールメ
チルエーテル; − 酸エステル類、特にカルボン酸エステル類、例えば
クエン酸エステル類、フタル酸エステル類、アジピン酸
エステル類、炭酸エステル類、酒石酸エステル類、リン
酸エステル類又はセバシン酸エステル類; − オキシエチレン化誘導体、例えばオキシエチレン化
油、特に植物性油、例えばヒマシ油;又はオキシエチレ
ン化シリコーン油;の単独物又は混合物を挙げることが
できる。
【0043】皮膜を形成可能な付加的な薬剤の量は、組
成物において化粧品的に許容可能な性質を保持しつつ、
所望の機械的特性を有する皮膜が得られるように、当業
者であれば、自身の全知識に基いて選択することができ
る。
【0044】上述したポリマーは、水性、有機又は水性
/有機相、特にアルコール又は水性/アルコール相に溶
解又は分散した形態で媒体中に存在可能である。
【0045】前記ポリマーは、考慮される用途に応じ
て、当業者により容易に決定することができる量、特
に、乾燥基準で、組成物の全重量に対して1〜95重量
%、好ましくは1〜50重量%、さらに好ましくは1〜
20重量%の量で、本発明の組成物中に存在することが
できる。
【0046】よって、本発明の組成物、特に化粧品組成
物は、考慮される用途に応じて当業者により選択される
化粧品的に許容可能な媒体をさらに含有することができ
る。この媒体は、水相及び/又は脂肪相を含有可能であ
る。これは、好ましくは、水又は一又は複数の化粧品的
に許容可能な溶媒、例えばアルコール、又は水/溶媒混
合物からなる。水相は水及び/又は温水及び/又は湧泉
水及び/又は鉱水及び/又は花の水(floral water)を含
有してもよい。
【0047】許容可能な有機溶媒としては: − C-Cアルコール類、例えばエタノール、イソ
プロパノール又はn-プロパノール; − エーテル類、例えばジメトキシエタン; − ケトン類、例えばアセトン又はメチルエチルケト
ン; − 低級C-Cカルボン酸エステル類、例えば酢酸
メチル又は酢酸エチル;を挙げることができる。
【0048】脂肪相は、従来からの、動物、植物、鉱物
又は合成由来のガム及び/又はロウ、揮発性又は非揮発
性油、特に: − 有機修飾されていてもよい、直鎖状、分枝状又は環
状で、揮発性又は非揮発性のシリコーン油;フェニル化
シリコーン類;又は室温で液状のシリコーン樹脂及びガ
ム; − 鉱物性油、例えば流動パラフィン及び流動ワセリ
ン; − 動物由来の油、例えばペルヒドロスクワレン又はラ
ノリン; − 植物由来の油、例えば流動トリグリセリド類、例え
ばヒマワリ、トウモロコシ、ダイズ、ホホバ、ヒョウタ
ン、グレープシード、ゴマ、ハゼルナッツ、アプリコッ
ト、マカダミア、アボカド、スイートアルモンド又はヒ
マシ油、カプリル酸/カプリン酸のトリグリセリド類、
オリブ油、グランドナッツ油、菜種油又はヤシ油; − 合成油、例えばプルセリン(purcellin)油、イソパ
ラフィン、脂肪アルコール類又は脂肪酸のエステル類; − フッ化又は過フッ化油、又はフッ化シリコーン油; − 公知の動物性、化石性、植物性、鉱物性又は合成ロ
ウから選択されるロウ、例えばパラフィンロウ、ポリエ
チレンロウ、カルナウバ又はキャンデリラロウ、ミツロ
ウ、ラノリンロウ、シナロウ、ライスワックス(rice wa
x)、オーリクリーロウ(ouricury wax)、アフリカハネガ
ヤロウ(esparto wax)、コルク繊維ロウ、サトウキビロ
ウ、モクロウ、スマックロウ(sumach wax)、モンタンロ
ウ、マイクロクリスタリンワックス、オゾケライト、フ
ィッシャー-トロプシュ合成法により得られるロウ、シ
リコーンロウ又はそれらの混合物;を単独で、又は混合
物として含有可能である。
【0049】さらに、本発明の組成物は、特に毛髪用の
化粧品組成物に通常使用されるアジュバント類、例えば
化粧品用活性剤、柔軟剤、酸化防止剤、乳白剤、エモリ
エント、消泡剤、保湿剤、ビタミン類、香料、防腐剤、
金属イオン封鎖剤、UV遮蔽剤、セラミド類、抗フケ
剤、錯化剤、抜毛防止剤、抗真菌剤又は消毒薬(antisep
tic agents)、染料、フィラー及び顔料、増粘剤、固定
用又は非固定用ポリマー又はコンディショニング用ポリ
マー、噴霧剤、塩基性又は酸性化剤、タンパク質、親水
性ポリマー、被膜形成ポリマー、特に水性分散液用のも
の、又は界面活性剤、場合によってはシリコーン界面活
性剤であってもよい、特にアニオン性又はノニオン性界
面活性剤をさらに含有することができる。
【0050】もちろん、当業者であれば、考慮される添
加により、本発明の組成物の有利な特性が悪影響を受け
ないように、又は実質的に受けないように留意して、こ
れらの付加的なアジュバント及び/又はその量を選択す
るであろう。
【0051】これらの組成物は、種々の形態、特に蒸気
の形又は泡の形で組成物の適用ができるようにするため
に、ポンプ作動式スプレー又はエアーゾル容器で収容す
ることができる。このような剤型は、毛髪を固定又は処
理するためのスプレー、ラッカー又はフォームを得るこ
とが望ましい場合に用いられる。本発明に係る組成物は
またクリーム、ゲル、エマルション、ローション又はワ
ックスの形態で提供することもできる。
【0052】本発明に係る組成物をエアーゾルの形態に
包装してラッカー又はフォームを得る場合には、組成物
は、揮発性炭化水素、例えばn−ブタン、プロパン、イ
ソブタン、ペンタン、塩素化及び/又はフッ素化炭化水
素及びその混合物から選択することができる少なくとも
1種の噴霧剤を含有する。また、噴霧剤として、二酸化
炭素ガス、亜酸化窒素、ジメチルエーテル(DME)、窒
素又は圧縮空気を使用することができる。噴霧剤の混合
物を使用することもできる。ジメチルエーテルが好まし
く使用される。
【0053】噴霧剤は、好適には、エアーゾル装置の組
成物の全重量に対して5〜90重量%の濃度、より詳細
には10〜60重量%の濃度で存在する。
【0054】本発明に係る組成物は乾燥した又は湿った
髪に適用することができる。従って、本発明に係る組成
物は、毛髪の処理又は固定用の組成物として非常に好適
に利用できる。
【0055】
【実施例】本発明を、次の実施例により、さらに詳細に
例証する。実施例1:開始剤の調製 調製した開始剤は、5,11,17,23,29,35,4
1,47-オクタ(2-プロピオニルブロミド)-49,50,
51,52,53,54,55,56-オクタ(tert-ブチル)
カリックス(8)アレーン(M=2378g)である。使用
した反応体は次のものである: − 8つのフェノール単位を含有する4-(tert-ブチル) カリックス(8)アレーン(M=1298g)[アルドリ ッチ社(Aldrich)製] 15g − 式CH-CHBr-COBrの2-ブロモプロピオニ ルブロミド 59.9g − トリエチルアミン 28g − テトラヒドロフラン(THF) 120g
【0056】4-(t-ブチル)カリックス(8)アレーンと
溶媒であるTHFを、攪拌機と温度計を具備した丸底フ
ラスコに添加し;混合物を室温で10分間攪拌した。続
いて、約15分かけてトリエチルアミンを添加した。つ
いで、予めTHFに溶解させておいた2-ブロモプロピ
オニルブロミドを、約1時間30分かけて、約5℃の温
度で添加した。混合物を少なくとも12時間5℃で攪拌
し、ついで温度を室温まで徐々に上げた。
【0057】得られた溶液を、THFを蒸発させて濃縮
した。生成物を水/氷の混合液で沈殿させ、ついで、エ
チルエーテルにより抽出し、抽出物を硫酸マグネシウム
上で乾燥させた。得られた溶液を濃縮し、化合物をメタ
ノール/氷(90/10)の混合液で沈殿させ、化合物/
沈殿物の比が1/5になるようにした。23g、すなわ
ち85%の収率で、パウダー状の形態で存在する化合物
が得られた。NMR/GC又はHPLCにより特徴付け
を行った。得られた化合物は、予想のものと一致する値
を示した。
【0058】実施例2:8つの分枝を有し、各分枝がブ
ロックコポリマーである星型ポリマーの調製 1)第1工程:8つのポリ(tert-ブチルアクリラート)分
枝を有する星型ポリマーの調製 使用した反応体は次のものである: − モノマー1:アクリル酸tert-ブチル(Tg=50℃) 115g − モノマー2:アクリル酸ブチル(Tg=−50℃) 5g − 開始剤(実施例1で調製されたもの) 1.19g (4x10−3モルのRBrに相当) − CuBr(4x10−3モルに相当) 0.57g − ビピリジン(8x10−3モルに相当) 1.25g モノマーを予め蒸留しておいた。モノマーを除く反応体
を、窒素挿入口を具備する、密封され、火炎処理された
反応器中で混合し、ついでモノマー1を添加した。反応
器を窒素下にて、約120℃まで加熱し、ついで120
℃で4時間反応させ、窒素挿入口を取り外した。
【0059】2)第2工程:各分枝末端における第2の
ブロックの形成 ついで、モノマー2を添加し、120℃で4時間、再び
反応させた。反応後、反応混合物を冷却したところ、粘
度のある緑の溶液が得られた。この溶液をジクロロメタ
ンに溶解させた。ポリマー溶液を中性アルミナに通し、
得られた透明な溶液をメタノール/水(80/20)の混
合物で沈殿させ、ポリマー/沈殿物の比が1/5になる
ようにした。
【0060】115g、すなわち96%の収率で、粘度
のある生成物の形態で存在するポリマーが得られた。こ
のポリマーは、各分枝がブロックコポリマー:カリック
ス(ポリ(tert-ブチルアクリラート)-ブロック-ポリ(ア
クリル酸ブチル))である8ポリ(イソブチルアクリレー
ト)ブランチを持つ星型ポリマーである。GCで特徴付
けを行ったところ:THF-直鎖状ポリスチレン等価
物、光散乱検出:350000g/モル(理論量、約2
40000);多分散系指標:1.6であった。得られ
たポリマーは、予想したものと一致する値を示した。ポ
リマーはエタノールに可溶である。
【0061】実施例3:スタイリング組成物 次の成分を含有するプレコンディショニングスタイリン
グ組成物を調製した: − 実施例1のポリマー 7g − エタノール 全体を100gにする量
【0062】次の成分を含有するエアーゾルラッカーを
続いて調製した: − 上記組成物 70g − DME 30g 毛髪にラッカーを適用すると、良好なスタイリング力が
得られると共に、迅速な乾燥時間と、特にもつれのほぐ
れ易さと感触の点で良好な化粧品特性が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08F 297/00 C08F 297/00 C08K 5/04 C08K 5/04 C08L 33/00 C08L 33/00 (56)参考文献 特開2000−319324(JP,A) 特開2000−319325(JP,A) 特開2000−319326(JP,A) 特開2000−319327(JP,A) 特表 昭61−502610(JP,A) 米国特許5804664(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 20/00 A61K 7/00 A61K 7/11 C08F 4/00 C08F 18/02 C08F 297/00 C08K 5/04 C08L 33/00

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の式(I): A-[(M1)p1-(M2)p2・・・(Mi)pj] [上式中: − Aは「n」の官能性を有する多官能中心を表し、n
    は2以上の整数であり; − [(M1)p1(M2)p2・・・(Mi)pj]は、「分
    枝」として知られ、重合指標pjを有する同一又は異な
    ったモノマーMiが重合してなるポリマー鎖を表し、各
    分枝は同一でも異なっていてもよく、前記中心Aに共有
    結合的にグラフトしており; − iは2以上であり、pjは2以上である] によって表される「星型」構造を有するポリマーであっ
    て、 該ポリマーが一又は複数のモノマーMiを含有し、その
    対応するホモポリマーが、約10℃以上のTgを示し;
    この又はこれらのモノマーMiが、モノマーの全重量に
    対して55〜95重量%の量で最終ポリマー中に存在し
    ており;及び該ポリマーが一又は複数のモノマーMjを
    さらに含有し、その対応するホモポリマーが、約10℃
    以下のTgを示し;この又はこれらのモノマーMjが、
    モノマーの全重量に対して5〜45重量%の量で最終ポ
    リマー中に存在しているポリマーからなる、ヘアースタ
    イルの形の保持及び/又はスタイリングのための薬剤。
  2. 【請求項2】 ポリマー鎖が500〜2000000の
    分子量を有するブロックの形態で提供されることを特徴
    とする請求項1に記載の薬剤。
  3. 【請求項3】 モノマーが、次の式: 【化1】 [上式中、R、R、R及びRは互いに独立し
    て: − 水素原子; − ハロゲン原子; − 一又は複数の-OH基及び/又は一又は複数のハロ
    ゲンで置換されていてもよい、1〜20の炭素原子を有
    する直鎖状又は分枝状のアルキル基; − 一又は複数のハロゲンで置換されていてもよい、2
    〜10の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルケニ
    ル又はアルキニル基; − 一又は複数のハロゲン、窒素、硫黄又は酸素原子で
    置換されていてもよい、3〜8の炭素原子を有する環状
    の炭化水素性(シクロアルキル)基; − ヘテロサイクリル、アリール、付加的なR基で第
    4級化されていてもよい、NR 、YP(=Y)
    、YPR 、P(=Y)R 、PR 、NR
    SO、OSO、SO、SOR
    環状NC(=Y)R、YC(=Y)R、C(=Y)NR
    、C(=Y)R、CNであって、 − YはO、S又はNRを表し、 − Rは直鎖状又は分枝状で1〜20の炭素原子を有
    するアルキル、アルキルチオ又はアルコキシ基;OH
    基;M'=アルカリ金属であるOM'基;アリールオキシ
    基又はヘテロサイクリルオキシ基を表し; − RとRは互いに独立して、H又は直鎖状又は分
    枝状で1〜20の炭素原子を有するアルキル基を表し;
    とRは結合して、2〜7の炭素原子を有するアル
    キレン基を形成可能であり; − RはH、直鎖状又は分枝状で1〜20の炭素原子
    を有するアルキル基又はアリール基を表す、 ものから選択される基; − -COOR基であって、Rが直鎖状又は分枝状で、
    1〜20の炭素原子を有するアルキル基であり、一又は
    複数のハロゲンで置換されていてもよいもの; − -CONHR'基であって、R'が水素、又は飽和又
    は不飽和、直鎖状又は分枝状で1〜20の炭素原子を有
    する炭化水素性基であり、一又は複数のハロゲン、窒素
    及び/又は酸素で置換されていてもよいもの; − -OCOR''基であって、R''が水素、又は飽和又
    は不飽和、直鎖状又は分枝状で、1〜20の炭素原子を
    有する炭化水素性基であり、一又は複数のハロゲン、窒
    素及び/又は酸素で置換されていてもよいもの; − Rが、直鎖状又は分枝状で1〜20の炭素原子を有
    するアルキル、アルキルチオ、アルコキシ、アリールオ
    キシ又はヘテロサイクルオキシ基である、-OCO-R-
    シロキサン基、-COOR-シロキサン基、-CONHR-
    シロキサン基、-R-シロキサン基等の基である、少なく
    とも1つのケイ素原子を含有する基; − R及びR基は互いに結合して、1から6の炭素
    原子を有するアルキル基及び/又は窒素及び/又は酸素
    及び/又はハロゲンの一又は複数で置換可能な式(CH
    )の環を形成可能なもの; から選択される] に相当するエチレン性不飽和を有するラジカル重合可能
    な化合物から、単独で又は混合物として選択されること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の薬剤。
  4. 【請求項4】 モノマーが: − (メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチ
    ル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチ
    ル、(メタ)アクリル酸イソブチル又はtert-ブチル-(メ
    タ)アクリラート等で、C-C20アルコール類等の芳
    香族アルコール類及び/又は直鎖状、分枝状又は環状の
    脂肪族アルコール類から得られるアクリル酸又はメタク
    リル酸のエステル類; − 2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリラート又は2-ヒ
    ドロキシプロピル(メタ)アクリラート等のC-C
    ドロキシアルキル(メタ)アクリラート類; − ヒドロキシル又はエーテル末端を有するエチレング
    リコール、ジエチレングリコール又はポリエチレングリ
    コール(メタ)アクリラート類; − 酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル
    又はtert-ブチル安息香酸ビニル等で、C-Cアルコ
    ール類等の芳香族アルコール類及び/又は直鎖状又は分
    枝状のC-C10又は環状のC-C脂肪族アルコー
    ル類から得られるビニル、アリル又はメタリルのエステ
    ル類; − N-ビニルピロリドン;ビニルカプロラクタム;1
    〜6の炭素原子を有するビニル-N-アルキルピロール
    類;ビニルオキサゾール類;ビニルチアゾール類;ビニ
    ルピリミジン類;ビニルイミダゾール類;及びビニルケ
    トン類; − アクリルアミド、メタクリルアミド又はジ(C-C
    )アルキル(メタ)アクリルアミド類等の(メタ)アクリ
    ルアミド類;及びtert-ブチルアクリルアミド等の、C
    -C20アミン類等の芳香族アミン類及び/又は直鎖
    状、分枝状又は環状の脂肪族アミン類から得られる(メ
    タ)アクリルアミド類; − エチレン、プロピレン、スチレン又は置換スチレン
    等のオレフィン類; − ペルフルオロアルキル単位を有する(メタ)アクリル
    酸エステル類等のフッ化又は過フッ化されたアクリル又
    はビニルのモノマー; − ジメチルアミノエチル(メタ)アクリラート、ジメチ
    ルアミノエチルメタクリルアミド、ビニルアミン、ビニ
    ルピリジン又はジアリルジメチルアンモニウムクロリド
    等の、遊離、又は部分的もしくは完全に中和された、又
    は部分的もしくは完全に第4級化された形態で、アミン
    官能基を有するモノマー; − 環状のスルホン類(プロパン-スルホン)により、又
    は(クロロ酢酸ナトリウム等の)移動性ハライドを含有す
    るカルボン酸のナトリウム塩により、アミン官能基を有
    するエチレン性不飽和を有するモノマーを、部分的又は
    完全に第4級化して得られるスルホベタイン類又はカル
    ボキシベタイン類; − シロキサン単位を有する(メタ)アクリル酸エステル
    類等の、シリコーンを含有する(メタ)アクリラート類又
    は(メタ)アクリルアミド類; − それらの混合物; から選択されることを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれか1項に記載の薬剤。
  5. 【請求項5】 モノマーが: − C-C20アルコール類等の直鎖状又は分枝状の
    脂肪族アルコール類から得られる(メタ)アクリル酸エス
    テル類; − ペルフルオロアルキル単位を有するC-C20(メ
    タ)アクリル酸エステル類; − シロキサン単位を有するC-C20(メタ)アクリ
    ル酸エステル類; − アクリルアミド、メタクリルアミド又はジ(C-C
    )アルキル(メタ)アクリルアミド類等の(メタ)アクリ
    ルアミド類;又はtert-ブチルアクリルアミド等の、C
    -C20アミン類等の芳香族アミン類及び/又は直鎖
    状、分枝状又は環状の脂肪族アミン類から得られる(メ
    タ)アクリルアミド類、; − 直鎖状又は分枝状のC-C10又は環状のC-C
    脂肪族アルコール類から得られるビニル、アリル又は
    メタリルのエステル類; − ビニルカプロラクタム; − 置換されていてもよいスチレン; − それらの混合物; から選択されることを特徴とする請求項1ないし4のい
    ずれか1項に記載の薬剤。
  6. 【請求項6】 化粧品的に許容可能な媒体に請求項1な
    いし5のいずれか1項に記載の薬剤を含有せしめてなる
    ことを特徴とする化粧品組成物。
  7. 【請求項7】 前記ポリマーが、乾燥基準で組成物の全
    重量に対して1〜95重量%の量で存在していることを
    特徴とする請求項6に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 可塑剤及び/又は癒着剤等の皮膜を形成
    可能な付加的な薬剤をさらに含有することを特徴とする
    請求項6又は7に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 ポリマーが、アルコール又は水性/アル
    コール相等の、水性、有機又は水性/有機相に溶解又は
    分散した形態で媒体中に存在していることを特徴とする
    請求項6ないし8のいずれか1項に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 スプレー、ラッカー、フォーム、クリ
    ーム、ゲル、エマルション、ローション又はワックスの
    形態で提供されることを特徴とする請求項6ないし9の
    いずれか1項に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 請求項6ないし10のいずれか1項に
    記載の化粧品組成物を毛髪に適用することからなる毛髪
    の形の保持又はスタイリングのための方法。
  12. 【請求項12】 ヘアースタイル及び/又は毛髪の形を
    保持し、及び/又は固定し、及び/又はトリートメント
    するための毛髪用化粧品組成物の製造における、請求項
    6ないし10のいずれか1項に記載の化粧品組成物の使
    用。
  13. 【請求項13】 ヘアースタイルの形の保持及び/又は
    スタイリングのための、ラッカー、スプレー又はフォー
    ム等のスタイリング製品の製造における請求項12に記
    載の使用。
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