JP3362784B2 - 星形構造を有するポリマーを含有する組成物、該ポリマー及びそれらの用途 - Google Patents

星形構造を有するポリマーを含有する組成物、該ポリマー及びそれらの用途

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高度に特定的な規
則構造を有する少なくとも1つのポリマーを生理学的に
許容可能な媒体中に含有してなる組成物、特に化粧品用
組成物に関する。これらの組成物は、皮膚、特に顔の手
入れ、さらにはトリートメント、すなわちヒトの皮膚の
シワ及び/又はコジワを低減、消去及び/又は平滑化す
る分野において特定の用途を有している。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】加齢の
進行中に、様々な特徴の兆候、例えば年齢の増加に伴
い、コジワ及び/又はシワが現れるようになる。特に、
皮膚の「きめ(grain)」の乱れが観察され、すなわち微
起伏が不均質になり、不均等性(anisotropic)を示すよ
うになる。加齢に抗することができる活性成分、例えば
α-ヒドロキシ酸、β-ヒドロキシ酸及びレチノイド類を
含有する組成物を使用して、これらの加齢の兆候を処置
することが知られている。これらの活性成分はシワに作
用し、皮膚から死亡した細胞を除去して、細胞置換プロ
セスを促進させる。しかしながら、これらの活性成分
は、所定の適用時間後のシワのトリートメントのみに有
効であるといった欠点を示す。
【0003】実際、シワ及び/又はコジワをすばやく滑
らかにし、一時的であるにせよ、疲れの兆候を消失させ
るといった即時的効果を得るための試みは、ますます増
えつつある。特に、皮膚に張りを付与する薬剤(tighten
ing agent)としてポリマー粒子の水性分散液を使用する
と、皮膚が滑らかになりシワが隠れる。しかしながら、
これらの組成物は水性形態であり、一方では特に細菌学
的な問題があり、他方では、水の存在するとメークアッ
プが過度に容易に除去されてしまうおそれがあった。こ
れは、この溶液では水に対する良好な残留性を示す組成
物を調製することは不可能であるからである。
【0004】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
出願人は、驚くべきことに、また予期しないことに、特
定の規則構造を有する高度に特定的なポリマーを使用す
ることで、「覆隠性(concealing)」か改善され、既に形
成されているシワ及び/又はコジワを和らげることので
きる、皮膚に適用可能な組成物が得られることを見出し
た。これは、本発明で使用されるポリマーが、より明確
に定まった物理学的特徴を有しており、特に効果的な張
りを付与する薬剤を構成するからである。「張りを付与
する薬剤」という用語は、張りを付与する効果、すなわ
ちこの張りを付与する効果により皮膚に張りを与え、皮
膚を滑らかにし、その結果、シワ及びコジワを即座に低
減し、実際には消失させてしまう効果を有し得る化合物
を意味するものと理解される。さらに、このようにして
得られた組成物は、水に対し良好な残留性を示す。
【0005】よって、本発明の主題事項は、次の式
(I): A-[(M1)p1-(M2)p2・・・(Mi)pj] [上式中: − Aは「n」の官能性(functionality)を有する多官
能中心(polyfunctional centre)を表し、nは2以上の
整数であり; − [(M1)p1-(M2)p2・・・(Mi)pj]は、重合指
標(polymerization index)pjを有する同一又は異なっ
たモノマーMiが重合してなる、「分枝(branch)」とし
ても知られているポリマー鎖を表し、各分枝は同一でも
異なっていてもよく、前記中心Aに共有結合的にグラフ
トしており; − iは1以上であり、pjは2以上である]によって
表される「星型」構造を有するポリマーであって、該ポ
リマーが一又は複数のモノマーMiを含有し、対応する
ホモポリマーが、約10℃以上、好ましくは15℃以
上、さらに好ましくは20℃以上のTgを示し; − この又はこれらのモノマーMiが、モノマーの全重
量に対して約45重量%の最小量、好ましくは55〜9
9重量%の量、さらに好ましくは75〜90重量%の量
で、最終ポリマー中に存在しているもの;にある。
【0006】本発明の他の主題事項は、生理学的に許容
可能な媒体中に、上述した少なくとも1つポリマーを含
有してなる組成物にある。
【0007】本発明の他の主題事項は、上述した化粧品
用組成物を、顔、首、手及び/又はボディの皮膚に適用
することからなることを特徴とする、皮膚の美容処理方
法にある。
【0008】本発明の他の主題事項は、張りを付与する
効果により、シワ又はコジワを和らげるのに有効な量の
上述した化粧品用組成物を適用することからなることを
特徴とする、シワのある皮膚の美容処理方法にある。
【0009】本発明の他の主題事項は、皮膚のシワ及び
/又はコジワを低減、消去、覆陰及び/又は緩和させる
ための、化粧品用組成物における又は製薬用組成物の調
製における、上述した少なくとも1つのポリマーの使
用、換言すれば、上述した少なくとも1つポリマーから
なる、皮膚のシワ及び/又はコジワを低減、消去、覆陰
及び/又は緩和させるための薬剤にある。
【0010】本発明の組成物は、軽いテクスチャーを示
し、一日中つけていても非常に快適である。また、それ
らにより皮膚上において、ソフトで(soft)、しなやかで
(supple)、弾性があり、フレキシブルであり、非常に良
好な保持力を有し;ひび割れ及び/又は剥離を生じるこ
となく、付着している基体の動きに追随する皮膜を得る
ことができる。特に、顔の皮膚に完全に付着する。
【0011】本発明の組成物は適用が容易で、簡単に展
ばすことができる。また、適用後直ちに、皮膚表面のシ
ワ及びコジワを和らげることができる。本発明の組成物
は、特に顔及び/又は首、中でも露出した首及び肩に適
用することができる。組成物は、例えば従来のメークア
ップ除去剤、特に油性のベースを含有するものを使用し
て容易に除去することができる。
【0012】よって、本発明の組成物は、一般的に次の
式(I): A-[(M1)p1-(M2)p2・・・(Mi)pj] [上式中: − Aは「n」の官能性を有する多官能中心を表し、n
は2以上、好ましくは4〜10の整数であり; − [(M1)p1-(M2)p2・・・(Mi)pj]は、重合指
標pjを有する同一又は異なったモノマーMiが重合し
てなる、「分枝」としても知られているポリマー鎖を表
し、各分枝は同一でも異なっていてもよく、前記中心A
に共有結合的にグラフトしており; − iは1以上、好ましくは2〜10であり; − pjは2以上、好ましくは10〜20000であ
る]によって表すことのできる「星型」構造を有する有
するポリマーを含有する。
【0013】ポリマー鎖は、好ましくは500以上で2
000000までの範囲の分子量を有するブロックの形
態で提供される。好ましい実施態様において、本発明で
使用されるポリマーは、「リビング」ラジカル重合とし
ても知られている制御ラジカル重合(controlled radica
l polymerization)により調製することができる。この
技術により、特に従来のラジカル重合に固有の制約を克
服することが可能である。すなわち形成されるポリマー
鎖の長さを制御して、ブロック構造体を得ることができ
る。
【0014】制御ラジカル重合により、成長ラジカル種
が不活性化される反応、特に停止段階を減少させること
ができるが、この反応は通常のラジカル重合反応では不
可逆的かつ非制御的な形でポリマー鎖の成長を妨害する
ものである。停止反応の確率を低減するために、低解離
エネルギーの結合によって、いわゆる「休眠(derman
t)」活性種を形成することにより、成長ラジカル種を一
時的かつ可逆的な形でブロックすることがなされる。
【0015】特にC-ONR型の結合(ニトロキシルとの
反応)を使用する可能性を挙げることができ;これは、
特に巨大分子(Macromolecules),1997,第30巻,4238-4242
頁に刊行されている「ニトロキシ-官能化ターミネータ
を使用するアニオン重合によるニトロキシ-官能化ポリ
ブタジエンの合成(Synthesis of nitroxy-functionaliz
ed polybutadiene by anionic polymerization using a
nitroxy-functionalized terminator)」の文献で例証
されている。
【0016】また、(金属/リガンド錯体の存在下にお
いて)C-ハライド型の結合を使用する可能性も挙げるこ
とができる。そして、これは、ATRPなる略称でも知
られている原子移動ラジカル重合として記述されてい
る。この種の重合により、形成されるポリマーの質量が
制御され、鎖の重量による多分散系指標(polydispersit
y index)が低くなる。
【0017】原子移動ラジカル重合は、一般的に: − 一又は複数のラジカル的に重合可能なモノマーを、 − 少なくとも1つのラジカル的に移動可能な原子又は
基を有する開始剤と、 − 開始剤と「休眠」ポリマー鎖と共に、還元段階に関
与可能な遷移金属を含んでなる化合物と、 − 窒素(N)、酸素(O)、リン(P)又は硫黄(S)を含有
し、遷移金属を含んでなる前記化合物にσ結合を介して
配位結合可能な化合物、又は炭素原子を含んでなり、遷
移金属を含んでなる前記化合物にπ又はσ結合を介して
配位結合可能な化合物から選択することができるリガン
ドと、の存在下において重合させることにより実施さ
れ、生成中におけるポリマーと遷移金属を含んでなる前
記化合物との間の直接結合の生成は回避される。この方
法は、特に国際公開第97/18247号に例証されて
おり、その教示は、本発明の範囲に入るポリマーの調製
の際に当業者により参考にされうる。
【0018】モノマー、開始剤(類)、遷移金属を含有す
る化合物(類)及びリガンド(類)の種類及び量は、当業者
であれば、所望される結果に従って自信の知識全体に基
づき選択するであろう。
【0019】特にモノマー「M」は、次の式:
【化2】 [上式中、R、R、R及びRは互いに独立し
て: − 水素原子; − ハロゲン原子; − 一又は複数の-OH基及び/又は一又は複数のハロ
ゲンで置換されていてもよい、1〜20、好ましくは1
〜6、さらに好ましくは1〜4の炭素原子を有する直鎖
状又は分枝状のアルキル基; − 一又は複数のハロゲンで置換されていてもよい、2
〜10、好ましくは2〜6、さらに好ましくは2〜4の
炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルケニル又はア
ルキニル基; − 一又は複数のハロゲン、窒素、硫黄又は酸素原子で
置換されていてもよい、3〜8の炭素原子を有する環状
の炭化水素性(hydrocarbonaceous)(シクロアルキル)
基; − ヘテロサイクリル、アリール、付加的なR基で第
4級化されていてもよい、NR 、YP(=Y)
、YPR 、P(=Y)R 、PR 、NR
SO、OSO、SO、SOR
環状NC(=Y)R、YC(=Y)R、C(=Y)NR
、C(=Y)R、CNであって、 − YはO、S又はNR(好ましくはO)を表し、 − Rは直鎖状又は分枝状で1〜20の炭素原子を有
するアルキル、アルキルチオ又はアルコキシ基;OH
基;M'=アルカリ金属であるOM'基;アリールオキシ
基又はヘテロサイクリルオキシ基を表し; − RとRは互いに独立して、H又は直鎖状又は分
枝状で1〜20の炭素原子を有するアルキル基を表し;
とRは結合して、2〜7、好ましくは2〜5の炭
素原子を有するアルキレン基を形成可能であり; − RはH、直鎖状又は分枝状で1〜20の炭素原子
を有するアルキル基又はアリール基を表す、ものから選
択される基; − -COOR基であって、Rが直鎖状又は分枝状で、
1〜20、好ましくは1〜6の炭素原子を有するアルキ
ル基であり、一又は複数のハロゲンで置換されていても
よいもの; − -CONHR'基であって、R'が水素、又は飽和又
は不飽和、直鎖状又は分枝状で1〜20、好ましくは1
〜6の炭素原子を有する炭化水素性基であり、一又は複
数のハロゲン、窒素及び/又は酸素で置換されていても
よいもの; − -OCOR''基であって、R''が水素、又は飽和又
は不飽和、直鎖状又は分枝状で、1〜20の炭素原子を
有する炭化水素性基であり、一又は複数のハロゲン、窒
素及び/又は酸素で置換されていてもよいもの; − Rが、直鎖状又は分枝状で1〜20の炭素原子を有
するアルキル、アルキルチオ、アルコキシ、アリールオ
キシ又はヘテロサイクルオキシ基である、-OCO-R-
シロキサン基、-COOR-シロキサン基、-CONHR-
シロキサン基、-R-シロキサン基等の基である、少なく
とも1つのケイ素原子を含有する基;から選択される]
に相当するエチレン性不飽和を有するラジカル重合可能
な化合物から、単独で又は混合物として選択することが
できる。
【0020】「シロキサン」という用語は、R及びR
が互いに独立して、水素;ハロゲン;飽和又は不飽
和、直鎖状又は分枝状で1〜36の炭素原子を有し、一
又は複数のハロゲン、窒素及び/又は酸素で置換されて
いてもよい炭化水素性基;又は1〜20の炭素原子を有
する環状の炭化水素性基を示し、nが1以上である、(-
SiRO-)単位を有する化合物を意味するもの
と理解される。特に、1〜200、好ましくは100未
満の繰り返し単位を有するポリジメチルシロキサン類(P
DMS)を挙げることができる。
【0021】さらに、R及びRは互いに結合して、
一又は複数のハロゲン及び/又は酸素及び/又は窒素及
び/又は1〜6の炭素原子を有するアルキル基で置換可
能な式(CH)の環を形成することもできる。
【0022】「アリール」又は「ヘテロサイクリル」と
いう用語は、従来技術である国際公開第97/1824
7号において説明され、当業者に一般的に理解されてい
る定義のものを意味すると理解されるものである。
【0023】好ましくは、モノマーMは: − 直鎖状、分枝状又は環状の脂肪族アルコール類、及
び/又は芳香族アルコール類、好ましくはC-C20
アルコール類から得られるアクリル酸又はメタクリル酸
のエステル類、例えば(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)
アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)
アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル又はte
rt-ブチル-(メタ)アクリラート; − C-Cヒドロキシアルキル(メタ)アクリラート
類、例えば2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリラート又
は2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリラート; − ヒドロキシル又はエーテル末端を有するエチレング
リコール、ジエチレングリコール又はポリエチレングリ
コール(メタ)アクリラート類; − 直鎖状又は分枝状のC-C10又は環状のC-C
脂肪族アルコール類、及び/又は芳香族アルコール
類、好ましくはC-Cアルコール類から得られるビ
ニル、アリル又はメタリルのエステル類、例えば酢酸ビ
ニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル又はtert-
ブチル安息香酸ビニル; − N-ビニルピロリドン;ビニルカプロラクタム;1
〜6の炭素原子を有するビニル-N-アルキルピロール
類;ビニルオキサゾール類;ビニルチアゾール類;ビニ
ルピリミジン類;ビニルイミダゾール類;及びビニルケ
トン類; − 直鎖状、分枝状又は環状の脂肪族アミン類、及び/
又は芳香族アミン類、好ましくはC-C20アミン類
から得られる(メタ)アクリルアミド類、例えばtert-ブ
チルアクリルアミド;及び(メタ)アクリルアミド類、例
えばアクリルアミド、メタクリルアミド又はジ(C-C
)アルキル(メタ)アクリルアミド類; − オレフィン類、例えばエチレン、プロピレン、スチ
レン又は置換されたスチレン; − フッ化又は過フッ化されたアクリル又はビニルのモ
ノマー、特にペルフルオロアルキル単位を有する(メタ)
アクリル酸エステル類; − 遊離、又は部分的もしくは完全に中和された、又は
部分的もしくは完全に第4級化された形態で、アミン官
能基を有するモノマー、例えばジメチルアミノエチル
(メタ)アクリラート、ジメチルアミノエチルメタクリル
アミド、ビニルアミン、ビニルピリジン又はジアリルジ
メチルアンモニウムクロリド; − 環状のスルホン類(プロパン-スルホン)により、又
は移動性ハライド(mobilehalide)(例えば、クロロ酢酸
ナトリウム)を含有するカルボン酸のナトリウム塩によ
り、アミン官能基を有するエチレン性不飽和を有するモ
ノマーを、部分的又は完全に第4級化して得られるスル
ホベタイン類又はカルボキシベタイン類; − シリコーンを含有する(メタ)アクリラート類又は
(メタ)アクリルアミド類、特にシロキサン単位を有する
(メタ)アクリル酸エステル類; − それらの混合物;からなる群から選択することがで
きる。
【0024】特に好ましいモノマーは: − 直鎖状又は分枝状の脂肪族アルコール類、好ましく
はC-C20アルコール類から得られる(メタ)アクリ
ル酸エステル類; − ペルフルオロアルキル単位を有するC-C20(メ
タ)アクリル酸エステル類; − シロキサン単位を有するC-C20(メタ)アクリ
ル酸エステル類; − 直鎖状、分枝状又は環状の脂肪族アミン類、及び/
又は芳香族アミン類、好ましくはC-C20アミン類
から得られる(メタ)アクリルアミド類、例えばtert-ブ
チルアクリルアミド;又は(メタ)アクリルアミド類、例
えばアクリルアミド、メタクリルアミド又はジ(C-C
)アルキル(メタ)アクリルアミド類; − 直鎖状又は分枝状のC-C10又は環状のC-C
脂肪族アルコール類から得られるビニル、アリル又は
メタリルのエステル類; − ビニルカプロラクタム; − 置換されていてもよいスチレン; − それらの混合物;から選択される。
【0025】本発明において、開始剤は、重合によりラ
ジカル的に移動可能な少なくとも2つの原子及び/又は
基を有する任意の化合物、特に分子又は重合化合物であ
ってよい。開始剤は、特にラジカル重合、重縮合、アニ
オン又はカチオン重合、又は開環により得ることのでき
るポリマー又はオリゴマーであってよい。前記移動可能
な原子及び/又は基は、ポリマー鎖の末端に位置するも
のであっても又は骨格に沿って位置するものであってよ
い。
【0026】特に、次の式: − R11CO-X; − R11 12 13 C-(RX)、[ここで、
x、y及びzは0〜4の範囲の整数を表し、tは1〜4
の範囲の整数を表し、x+y+z=4-tである]; − R13 -(RX)(6つの炭素を有する飽和し
た環)、[ここで、xは7〜11の範囲の整数を表し、y
は1〜5の範囲の整数を表し、x+y=12である]; − R13 -(RX)(6つの炭素を有する不飽和
の環)、[ここで、xは0〜5の範囲の整数を表し、yは
1〜6の範囲の整数を表し、x+y=6である]; − -[-(R11)(R12)(R13)C-(RX)-]、[こ
こで、nは1以上である]で、環状又は直鎖状のもの; − -[-(R12)(RX)-R11-]、[ここ
で、xは0〜6の範囲の整数を表し、yは1〜6の範囲
の整数を表し、nは1以上であり、x+y=4又は6であ
る]で、環状又は直鎖状のもの; − -[-(R12)(RX)-R11-]、[ここ
で、xは0〜12の範囲の整数を表し、yは1〜12の
範囲の整数を表し、nは1以上であり、x+y=10又は
12である]で、環状又は直鎖状のもの; − R111213Si-X、 − -[OSi(R11)(RX)]、[ここで、x及び
yは0〜2の範囲の整数を表し、nは1以上であり、x
+y=2である]で、環状又は直鎖状のもの; − R1112N-X、 − R11N-X、 − (R11)P(O)-X3−x、[ここで、x及びy
は0〜2の範囲の整数を表し、x+y=5である]; − (R11O)P(O)-X3−x、[ここで、x及び
yは0〜2の範囲の整数を表し、x+y=5である]; − -[(R11)P(O)(O-RX)-]、[ここ
で、xは0〜4の範囲の整数を表し、yは1〜5の範囲
の整数を表し、zは0〜2の範囲の整数を表し、tは0
〜3の範囲の整数を表し、nは1以上である]で、環状
又は直鎖状のもの;で、 − R、R11、R12及びR13は互いに独立して、
水素又はハロゲン原子;直鎖状又は分枝状で、1〜2
0、好ましくは1〜10、さらに好ましくは1〜6の炭
素原子を有するアルキル基;3〜8の炭素原子を有する
シクロアルキル基;-C(=Y)R、-C(=Y)NR
又は-R Si基(RないしRは上述した定義を参
照);-COCl;-OH;-CN;2〜20、好ましくは
2〜6の炭素原子を有するアルケニル又はアルキニル
基;オキシラニル(oxiranyl)又はグリシジルで置換され
たアルキレン又はアルケニレン基又はオキシラニル又は
グリシジル基;アリール、ヘテロサイクリル、アラルキ
ル又はアラルケニル基;又は水素原子の全部又は一部が
フッ素、塩素又は臭素等のハロゲン原子、又は1〜4の
炭素原子を有するアルコキシ基、又はアリール、ヘテロ
サイクリル、-C(=Y)R、-C(=Y)NR、オキ
シラニル又はグリシジル基で置換された、1〜6の炭素
原子を有するアルキル基を表し; − Xは、Cl、Br又はI等のハロゲン原子、又は-
OR'、-SR、-SeR、-OC(=O)R'、-OP(=O)
R'、-OP(=O)(OR')、-OP(=O)OR'、-O-N
R'、-S-C(=S)NR'、-CN、-NC、-SCN、
-CNS、-OCN、-CNO及び-N基を表し、ここ
で、R'は一又は複数のハロゲン原子、特にフッ素及び
/又は塩素原子で置換されていてもよく、1〜20の炭
素原子を有するアルキル基を表し、Rは直鎖状又は分枝
状で、1〜20、好ましくは1〜10の炭素原子を有す
るアルキル又はアリール基を表し、さらに-NR'
は、2つのR'基が結合して、5-、6-又は7員の複素
環を形成する、環状基(cyclic group)を表すことができ
るもの、の一つに相当する化合物を挙げることができ
る。好ましくは、Xはハロゲン原子、特に塩素又は臭素
原子を表す。
【0027】開始剤は、好ましくは次の式: − R13 -(RX)(6つの炭素を有する飽和し
た環)、[ここで、xは7〜11の範囲の整数を表し、y
は1〜5の範囲の整数を表し、x+y=12である]; − -[-(R12)(RX)-R11-]、[ここ
で、xは0〜6の範囲の整数を表し、yは1〜6の範囲
の整数を表し、nは1以上であり、x+y=4又は6であ
る]で、環状又は直鎖状のもの; − -[OSi(R11)(RX)]、[ここで、x及び
yは0〜2の範囲の整数を表し、nは1以上であり、x
+y=2である]で、環状又は直鎖状のもの;の化合物か
ら選択される。
【0028】開始剤として、特に次の化合物: − オクタ(2-イソブチリルブロミド)オクタ(tert-ブ
チル)カリックス(8)アレーン、 − オクタ(2-プロピオニルブロミド)オクタ(tert-ブ
チル)カリックス(8)アレーン、及び − ヘキサキス(α-ブロモメチル)ベンゼン、を挙げる
ことができる。
【0029】「休眠」ポリマー鎖及び開始剤と共に、還
元段階に関与可能な遷移金属を含有する化合物は、式: Mn+X' [上式中: − MはCu、Au、Ag、Hg、Ni、Pd、Pt、
Rh、Co、Ir、Fe、Ru、Os、Re、Mn、C
r、Mo、W、V、Nb、Ta及びZnから選択するこ
とができ; − X'はハロゲン(特に臭素又は塩素)、OH、(O)
1/2、1〜6の炭素原子を有するアルコキシ基、(S
)1/2、(PO)1/3、(HPO)1/2、(H
PO)、トリフラート、ヘキサフルオロホスファー
ト、メタンスルホナート、アリールスルホナート、Se
R、CN、NC、SCN、CNS、OCN、CNO、N
及びR'CO基で、Rが直鎖状又は分枝状で1〜2
0、好ましくは1〜10の炭素原子を有するアルキル又
はアリール基を表し、R'がH、又は直鎖状又は分枝状
で1〜6の炭素原子を有するアルキル基、又は一又は複
数のハロゲン原子、特にフッ素及び/又は塩素原子で置
換されていてもよいアリール基を示すことができ; − nは金属の電荷である]に相当するものから選択す
ることができる。
【0030】好ましくは、Mが銅又はルテニウムを表
し、X'が臭素又は塩素を表すものが選択される。特に
臭化銅を挙げることができる。
【0031】本発明で使用可能なリガンドとしては、遷
移金属を含有する化合物とσ結合を介して配位結合可能
な、少なくとも1つの窒素、酸素、リン及び/又は硫黄
原子を含有する化合物を挙げることができる。
【0032】また、遷移金属を含有する化合物とπ結合
を介して配位結合可能な、少なくとも2つの炭素原子を
含有する化合物を挙げることができる。
【0033】さらに、遷移金属を含有する化合物とσ結
合を介して配位結合可能な、少なくとも1つの炭素原子
を含有し、重合中にモノマーと炭素-炭素結合を形成し
ない化合物、すなわちモノマーとのβ-付加反応に関与
しない化合物を挙げることもできる。
【0034】またさらに、遷移金属を含有する化合物と
μ又はη結合を介して配位結合可能な化合物を挙げるこ
ともできる。
【0035】特に、式: R-Z-(R14-Z)-R10 [上式中:− R及びR10は互いに独立して、-C(=
Y)R又は-C(=Y)NR及び/又はYC(=Y)R
基(RないしR及びYは上述した定義を参照)、又
は1〜4の炭素原子を有するジアルキルアミノ基、又は
1〜6の炭素原子を有するアルコキシ基で置換された1
〜6の炭素原子を有するアルキル基;ヘテロサイクリル
基;アリール基;直鎖状又は分枝状で1〜20、好まし
くは1〜10の炭素原子を有するアルキル基;又は水素
原子であり;R及びR10は結合して、飽和又は不飽
和の環を形成可能であり; − R14は互いに独立して、2〜4の炭素原子を有す
るアルカンジイル類;2〜4の炭素原子を有するアルケ
ニレン類;3〜8の炭素原子を有するシクロアルカンジ
イル類;3〜8の炭素原子を有するシクロアルケンジイ
ル類;アレーンジイル類及びヘテロサイクリレン類から
選択される二価の基を表し; − Zは、-C(=Y)R又は-C(=Y)NR及び/
又はYC(=Y)R基(R ないしR及びYは上述した
定義を参照)、又は1〜4の炭素原子を有するジアルキ
ルアミノ基、又は1〜6の炭素原子を有するアルコキシ
基で置換された1〜6の炭素原子を有するアルキル基;
ヘテロサイクリル基;アリール基;直鎖状又は分枝状で
1〜20の炭素原子を有するアルキル基;又はO、S、
NR15又はPR15で、R15がHを表すものを表
し; − mは0〜6である]の化合物を挙げることができ
る。
【0036】また、式: R2021C[C(=Y)R] [上式中: − R20及びR21は互いに独立して、水素原子;ハ
ロゲン原子;直鎖状又は分枝状で1〜20、好ましくは
1〜10の炭素原子を有するアルキル基;アリール基;
又はヘテロサイクリル基であり;R20及びR21は結
合して、飽和又は不飽和の環を形成可能であり;さらに
各基は、1〜6の炭素原子を有するアルキル基、1〜6
の炭素原子を有するアルコキシ基又はアリール基で置換
可能であり; − R及びYは上述したものである]の化合物を挙げ
ることもできる。
【0037】さらにリガンドとして、一酸化炭素;置換
されていてもよいポルフィリン類及びポルフィセン;置
換されていてもよいエチレンジアミン及びプロピレンジ
アミン;第3級アミンを有するポリアミン類、例えばペ
ンタメチルジエチレントリアミン;置換されていてもよ
いアミノプロパノール及びアミノエタノール等のアミノ
アルコール類;置換されていてもよいエチレングリコー
ル又はプロピレングリコール等のグリコール類;置換さ
れていてもよいベンゼン等のアレーン類;置換されてい
てもよいシクロペンタジエン;置換されていてもよいピ
リジン類及びビピリジン類;アセトニトリル;1,10-
フェナントロリン;クリプタンド類及びクラウンエーテ
ル類;又はスパルテインを挙げることができる。
【0038】好ましいリガンドは、C-C15アルキ
ル基、特にC-C12基、中でもノニル基で置換され
ていてもよいピリジン類及びビピリジン類;又は第3級
アミンを有するポリアミン類、例えばペンタメチルジエ
チレントリアミンから特に選択される。
【0039】開始剤、遷移金属を含有する化合物及び活
性剤として作用するリガンドの存在下において、モノマ
ーを重合させることにより、結果として上述した式(I)
により表すことのできる星型構造を有するポリマーが生
産される:ここでは、モノマーが重合して、開始剤から
誘導される多官能中心Aに全て結合する「n」の同様又
は異なるポリマー鎖が得られる。
【0040】本発明で追求している目的を達成するた
め、すなわち従来技術の欠点を示さず、特に快適な適用
感と着用感があると同時に、コジワ及び/又はシワを和
らげることのできる組成物を得るために、次の特徴に相
当するポリマーを選択する必要があることが見出されて
いる: − 一又は複数のモノマーMiを含有しなければなら
ず、その対応ホモポリマーが約10℃以上、好ましくは
15℃以上、さらに好ましくは20℃以上のTgを示す
もの; − この又はこれらのモノマーMiが、モノマーの全重
量に対して約45重量%の最小量、好ましくは55〜9
9重量%の量、さらに好ましくは75〜90重量%の量
で、最終ポリマー中に存在しているもの。
【0041】ポリマーは、他のモノマーを含有する必要
はない。しかしながら、一又は複数のモノマーMjをさ
らに含有することは可能で、その対応ホモポリマーは、
約10℃以下、好ましくは5℃以下、さらに好ましくは
0℃以下のTgを示す。この場合、この又はこれらのモ
ノマーMjは、モノマーの全重量に対して約55重量%
の最大量、好ましくは1〜45重量%の量、さらに好ま
しくは10〜25重量%の量で最終ポリマー中に存在す
る。Tg(ガラス転移温度)はASTM規格D3418−
97に従い、DSC(示差走査熱量計)で測定される。
【0042】本発明で定義されたポリマーは、皮膜を形
成しなければならないものであるか、又は皮膜を形成可
能な付加的な薬剤を添加することにより、皮膜を形成可
能にできるものである。「皮膜形成」という用語は、ポ
リマーが、基体に適用されて溶媒(水性又は有機)が蒸発
した後に、透明でひび割れのない皮膜になることを意味
するものと理解される。
【0043】皮膜を形成可能なこのような付加的な薬剤
は、所望の役割を果たすことができるものとして当業者
に知られている任意の化合物から選択することができ、
特に、可塑剤及び/又は癒着剤(coalescence agents)か
ら選択することができる。特に: − グリコール類及びそれらの誘導体、例えばジエチレ
ングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコールメ
チルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、
ジエチレングリコールヘキシルエーテル、エチレングリ
コールエチルエーテル、エチレングリコールブチルエー
テル又はエチレングリコールヘキシルエーテル; − グリセロールエステル類、例えばグリセロールジア
タセタート(ジアセチン)及びグリセロールトリアセター
ト(トリアセチン); − プロピレングリコール誘導体、特にプロピレングリ
コールフェニルエーテル、プロピレングリコールジアタ
セタート、プロピレングリコールメチルエーテル、プロ
ピレングリコールエチルエーテル、プロピレングリコー
ルブチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエー
テル、ジプロピレングリコールブチルエーテル、ジプロ
ピレングリコールエチルエーテル、トリプロピレングリ
コールブチルエーテル又はトリプロピレングリコールメ
チルエーテル; − 酸エステル類、特にカルボン酸エステル類、例えば
クエン酸エステル類、フタル酸エステル類、アジピン酸
エステル類、炭酸エステル類、酒石酸エステル類、リン
酸エステル類又はセバシン酸エステル類; − オキシエチレン化誘導体、例えばオキシエチレン化
油、特に植物性油、例えばヒマシ油;又はオキシエチレ
ン化シリコーン油;の単独物又は混合物を挙げることが
できる。
【0044】皮膜を形成可能な付加的な薬剤の量は、組
成物において化粧品的に許容可能な性質を保持しつつ、
所望の機械的特性を有する皮膜が得られるように、当業
者であれば、自身の全知識に基いて選択することができ
る。
【0045】本発明の好ましい実施態様において、皮膜
を形成可能な付加的な薬剤と組合せてもよいポリマー
は、次の物理化学的特徴: − 溶媒、例えばイソドデカン又は水に7%の濃度でポ
リマーが入ったものにおいて、30℃、相対湿度40%
で、皮電計(dermometer)を使用して測定された単離され
た角質層の収縮率が約1%以上、好ましくは1.1%以
上である、を有する皮膜が得られるように選択される。
【0046】また、皮膜は、好ましくは10〜9x1
Pa(すなわちN/m)、さらに好ましくは5x1
〜8.5x10Pa、特に好ましくは10〜8
x10Paの弾性率(ヤング率)を示す。これは、角質
層の少なくとも10〜100倍以上の弾性率に相当し;
このようなヤング率を有するポリマーを使用すること
で、張りを付与する効果の中でも良好な快適性及び即時
的で耐久性のある有効性の両方を得ることができ、すな
わち過度な引きつり感がない。測定方法は、実施例の前
に記載する。
【0047】組成物のpHは一般的に皮膚のpH、すな
わち約5〜8、好ましくは5.5〜6.5の範囲にあ
る。
【0048】上述したポリマーは、水性、有機又は水性
/有機相、特にアルコール又は水性/アルコール相に溶
解又は分散した形態で媒体中に存在可能である。
【0049】前記ポリマーは、考慮される用途に応じ
て、当業者により容易に決定することができる量、特
に、乾燥状態に基づき、組成物の全重量に対して1〜9
5重量%、好ましくは1.5〜90重量%、さらに好ま
しくは2〜50重量%の量で、本発明の組成物中に存在
することができる。
【0050】よって、本発明に係る組成物、特に化粧品
用組成物は、考慮される用途に応じて当業者により選択
される生理学的に許容可能な媒体をさらに含有すること
ができる。この媒体は、水相及び/又は脂肪相を含有可
能である。また、無水物であってもよい。水相は水及び
/又は温水及び/又は湧泉水及び/又は鉱水及び/又は
花の水(floral water)を含有してもよい。
【0051】また、一又は複数の化粧品的に許容可能な
有機溶媒、又は一又は複数の化粧品的に許容可能な有機
溶媒と水の混合物を含有することもできる。これらの有
機溶媒としては: − C-Cアルコール類、例えばエタノール、イソ
プロパノール又はn-プロパノール; − エーテル類、例えばジメトキシエタン; − ケトン類、例えばアセトン又はメチルエチルケト
ン; − 低級C-Cカルボン酸エステル類、例えば酢酸
メチル又は酢酸エチル;を挙げることができる。
【0052】脂肪相は、従来からの、動物、植物、鉱物
又は合成由来のガム及び/又はロウ、揮発性又は非揮発
性油、特に: − 有機修飾されていてもよい、直鎖状、分枝状又は環
状で、揮発性又は非揮発性のシリコーン油;フェニル化
シリコーン類;又は室温で液状のシリコーン樹脂及びガ
ム; − 鉱物性油、例えば流動パラフィン及び流動ワセリ
ン; − 動物由来の油、例えばペルヒドロスクワレン又はラ
ノリン; − 植物由来の油、例えば流動トリグリセリド類、例え
ばヒマワリ、トウモロコシ、ダイズ、ホホバ、ヒョウタ
ン、グレープシード、ゴマ、ハゼルナッツ、アプリコッ
ト、マカダミア、アボカド、スイートアルモンド又はヒ
マシ油、カプリル酸/カプリン酸のトリグリセリド類、
オリブ油、グランドナッツ油、菜種油又はヤシ油; − 合成油、例えばプルセリン(purcellin)油、イソパ
ラフィン、脂肪アルコール類又は脂肪酸のエステル類; − フッ化又は過フッ化油、又はフッ化シリコーン油; − 公知の動物性、化石性、植物性、鉱物性又は合成ロ
ウから選択されるロウ、例えばパラフィンロウ、ポリエ
チレンロウ、カルナウバ又はキャンデリラロウ、ミツロ
ウ、ラノリンロウ、シナロウ、ライスワックス(rice wa
x)、オーリクリーロウ(ouricury wax)、アフリカハネガ
ヤロウ(esparto wax)、コルク繊維ロウ、サトウキビロ
ウ、モクロウ、スマックロウ(sumach wax)、モンタンロ
ウ、マイクロクリスタリンワックス、オゾケライト、フ
ィッシャー-トロプシュ合成法により得られるロウ、シ
リコーンロウ又はそれらの混合物;を単独で、又は混合
物として含有可能である。
【0053】組成物は、化粧品及びメークアップの分野
で従来的に使用されている少なくとも1つの水溶性の染
料及び/又は少なくとも1つの顔料をさらに含有しても
よい。「顔料」という用語は、組成物を着色する及び/
又は不透明にすることを意図した、媒体に不溶で、白色
又は有色、無機又は有機の粒子を意味すると理解すべき
ものである。顔料は、最終組成物の全重量に対して0〜
20重量%、好ましくは1〜5重量%の割合で、組成物
中に存在可能である。それらは、白色又は有色で、無機
物及び/又は有機物であり、従来的な大きさ又はナノメ
ートルサイズのものであってよい。無機顔料又はナノ顔
料としては、チタン、ジルコニウム又はセリウムの酸化
物、並びに亜鉛、鉄又はクロムの酸化物、又はフェリッ
クブルーを挙げることができる。有機顔料としては、カ
ーボンブラック、及びバリウム、ストロンチウム、カル
シウム又はアルミニウムのレーキ類を挙げることができ
る。水溶性の染料としては、考慮される分野において標
準的な染料、例えばポンソーの二ナトリウム塩、アリザ
リンの二ナトリウム塩、キノリンイエロー、アマランス
の三ナトリウム塩、タートラジンの二ナトリウム塩、ロ
ーダミンの一ナトリウム塩、キサントフィル又はフクシ
ンの二ナトリウム塩を挙げることができる。
【0054】さらに、本発明の組成物は、特に局所適用
を意図した化粧品用又は製薬用組成物に通常使用される
アジュバント類を含有することができる。特にこれらの
組成物は: − 化粧品用及び/又は製薬用活性成分、例えば柔軟
剤、酸化防止剤、乳白剤、エモリエント、ヒドロキシ
酸、消泡剤、保湿剤、ビタミン類、香料、防腐剤、金属
イオン封鎖剤、UV遮蔽剤、セラミド類、抗フリーラジ
カル剤、痩身剤、殺菌剤、抗フケ剤、錯化剤、臭気吸収
剤;手入れ用活性成分、例えば抗座そう剤;抜毛防止
剤、抗真菌剤又は消毒薬(antiseptic agents)、制汗剤
又は抗菌剤; − フィラー、真珠光沢剤、レーキ類、増粘剤、ゲル化
剤、ポリマー類、特に固定用又はコンディショニング用
ポリマー、噴霧剤、塩基性又は酸性化剤、可塑剤又は界
面活性剤; − 付加的な親水性ポリマー、例えばポリ(ビニルアル
コール)類及びそれらのコポリマー、多糖類又はセルロ
ースポリマー、又は天然タンパク質又は合成ポリペプチ
ド; − 水溶性ポリマー;をさらに含有することができる。
【0055】もちろん、当業者であれば、考慮される添
加により、本発明の組成物の有利な特性が悪影響を受け
ないように、又は実質的に受けないように留意して、こ
れらの付加的なアジュバント及び/又はその量を選択す
るであろう。
【0056】本発明の組成物は、種々の形態、特にクリ
ーム又はゲル型の希薄な、半固体状又は固体状のコンシ
ステンシーを有するか、又はミルク型の液体又は半液体
状のコンシステンシーを有する水中油型、油中水型又は
多相エマルション;ローションまたは漿液型で水性もし
くは油性の分散液又は溶剤分散液;水性、水性/アルコ
ールもしくは油性の溶液又は溶剤溶液;水性又は油性の
ゲル;マイクロエマルション;マイクロカプセル;微小
粒子又はイオン性及び/又は非イオン性の小胞分散液;
増粘又はゲル化した流動体の形態、半固体状の形態又は
柔軟なペースト状の形態;又は固体状の形態、例えばス
ティック又はチューブ状の形態で提供することができ
る。
【0057】よって、本発明の組成物がエマルションで
ある場合、油相の割合は、組成物の全重量に対して5〜
80重量%、好ましくは5〜50重量%である。エマル
ションの形態の組成物に使用される脂肪物質、乳化剤及
び共乳化剤は、従来より考慮される分野で使用されてい
るものから選択される。乳化剤と共乳化剤は、組成物の
全重量に対して0.3〜30重量%、好ましくは0.5
〜20重量%の範囲の割合で組成物中に存在する。本発
明で使用可能な乳化剤又は共乳化剤としては、例えばポ
リエチレングリコールの脂肪酸エステル類、例えばPE
G-50 ステアラート及びPEG-40 ステアラート、
及びポリオールの脂肪酸エステル類、例えばステアリン
酸グリセリル及びトリステアリン酸ソルビタンを挙げる
ことができる。
【0058】これらの組成物は、多かれ少なかれ流動的
であってよく、白色又は有色のクリーム、軟膏、ミル
ク、ローション、漿液、ペースト又はフォームの外観を
有するものであってよい。それらは、場合によってはエ
アゾールの形態で皮膚に適用することもできる。またそ
れらは固体状の形態で提供することもできる。
【0059】本発明の組成物は、特に皮膚、粘膜、半粘
膜及び/又は頭皮用の、化粧品用又は製薬用組成物とし
ての用途が知見されている。それらは顔、首、手又は
ボディの皮膚を張りを付与する効果により保護し又は手
入れするための製品、特に皮膚に対する光のバーストに
より付与され得るシワ又は疲れに抗するための組成物と
しての用途が知見されている
【0060】
【実施例】本発明を、次の実施例により、さらに詳細に
例証する。A)ヤング率(又は弾性率)の測定 ASTM規格06.01D2307−92の「有機コー
ディングの伸張性の標準的テスト方法」に従い、ヤング
率(弾性率)を測定した。基体状に付着した皮膜は、乾燥
前に約300ミクロンの厚みを有すものでなくてはなら
ない。21℃、相対湿度50%で7日間乾燥させた後、
約100ミクロンの厚みを有する皮膜が得られた。測定
したサンプルは、幅5mm、厚さ100ミクロンを有す
るものであった。把持顎の距離は25mmである。張力
をかける速度は分当たり1000mmにした。
【0061】B)収縮率の測定法 測定の原則は、テスト用標本である単離された角質層の
処理前と処理後の長さを測定し、テスト用標本の収縮率
のパーセンテージを決定することからなる。ダイアスト
ロン社(Diastron)から販売されているMTT610伸び
計の上に配された、10〜20μmの範囲の厚みを有す
る角質層からなる1cmx0.4cmのテスト用標本を
使用した。テスト用標本を2つの顎部に乗せ、1気圧、
30℃、相対湿度40%で12時間放置した。
【0062】テスト用標本に、当初の長さの5〜10%
長い長さまで2mm/分の速度で張力をかけ、装置によ
り検出される顎部上において、テスト用標本に力が働き
始めた際の長さLを測定した。続いて、テスト用標本
を弛緩させ、7重量%のポリマーを含有する水性組成物
2mgを角質層に適用した。組成物を完全に蒸発させた
後、上述したものと同一の条件でテスト用標本に張力を
かけ、処理されたテスト用標本の長さLを測定した。
収縮率のパーセンテージは、 比:100x(L-L)/L により決定した。
【0063】実施例1:開始剤の調製 調製した開始剤は、5,11,17,23,29,35,4
1,47-オクタ(2-プロピオニルブロミド)-49,50,
51,52,53,54,55,56-オクタ(tert-ブチル)
カリックス(8)アレーン(M=2378g)である。 使用した反応体は次のものである: − 8つのフェノール単位を含有する4-(tert-ブチル) カリックス(8)アレーン(M=1298g)[アルドリ ッチ社(Aldrich)製] 15g − 式CH-CHBr-COBrの2-ブロモプロピオニ ルブロミド 59.9g − トリエチルアミン 28g − テトラヒドロフラン(THF) 120g
【0064】4-(t-ブチル)カリックス(8)アレーンと
溶媒であるTHFを、攪拌機と温度計を具備した丸底フ
ラスコに添加し;混合物を室温で10分間攪拌した。続
いて、約15分かけてトリエチルアミンを添加した。つ
いで、予めTHFに溶解させておいた2-ブロモプロピ
オニルブロミドを、約1時間30分かけて、約5℃の温
度で添加した。混合物を少なくとも12時間5℃で攪拌
し、ついで温度を室温まで徐々に上げた。
【0065】得られた溶液を、THFを蒸発させて濃縮
した。生成物を水/氷の混合液で沈殿させ、ついで、エ
チルエーテルにより抽出し、抽出物を硫酸マグネシウム
上で乾燥させた。得られた溶液を濃縮し、化合物をメタ
ノール/氷(90/10)の混合液で沈殿させ、化合物/
沈殿物の比が1/5になるようにした。23g、すなわ
ち85%の収率で、パウダー状の形態で存在する化合物
が得られた。NMR/GC又はHPLCにより特徴付け
を行った。得られた化合物は、所望のものと一致する値
を示した。
【0066】実施例2:8つの分枝を有し、各分枝がブ
ロックコポリマーである星型ポリマーの調製 1)第1工程:8つのポリ(メタクリル酸イソブチル)分
枝を有する星型ポリマーの調製 使用した反応体は次のものである: − モノマー1:メタクリル酸イソブチル(Tg=53℃) 105g − モノマー2:アクリル酸ブチル(Tg=−50℃) 15g − 開始剤(実施例1で調製されたもの) 1.19g (4x10−3モルのRBrに相当) − CuBr(4x10−3モルに相当) 0.57g − ビピリジン(8x10−3モルに相当) 1.25g モノマーを予め蒸留しておいた。 モノマーを除く反応体を、窒素挿入口を具備する、密封
され、火炎処理された反応器中で混合し、ついでモノマ
ー1を添加した。反応器を窒素下にて、約120℃まで
加熱し、ついで120℃で4時間反応させ、窒素挿入口
を取り外した。
【0067】2)第2工程:各分枝末端における第2の
ブロックの形成 ついで、モノマー2を添加し、再度、120℃で4時間
反応させた。反応後、反応混合物を冷却したところ、粘
度のある緑の溶液が得られた。この溶液をジクロロメタ
ンに溶解させた。ポリマー溶液を中性アルミナに通し、
得られた透明な溶液をメタノール/水(80/20)の混
合物で沈殿させ、ポリマー/沈殿物の比が1/5になる
ようにした。
【0068】95g、すなわち95%の収率で、粘度の
ある生成物の形態で存在するポリマーが得られた。この
ポリマーは、各分枝がブロックコポリマーである8つの
ポリ(メタクリル酸イソブチル)分枝を有する星型ポリマ
ー:カリックス(ポリ(メタクリル酸イソブチル)-ブロッ
ク-ポリ(アクリル酸ブチル))である。GCで特徴付けを
行ったところ:THF-直鎖状ポリスチレン等価物、光
散乱検出:304000g/モル(理論量、約2400
00);多分散系指標:1.38であった。得られたポ
リマーは、所望のものと一致する値を示した。 角質層の収縮率:1.1%
【0069】実施例3:シワに抗するための漿液 次のものを含有し、首及び顔に適用される漿液を調製し
た: − 実施例2のポリマーの7重量%のイソドデカン溶液 100% 皮膚に容易に適用される漿液が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61K 7/02 A61K 7/02 7/021 7/021 7/025 7/025 7/42 7/42 7/48 7/48 47/32 47/32 47/34 47/34 C08F 4/00 C08F 4/00 18/02 18/02 297/00 297/00 C08K 5/04 C08K 5/04 C08L 33/00 C08L 33/00 (56)参考文献 特開2000−319324(JP,A) 特開2000−319325(JP,A) 特開2000−319327(JP,A) 特開2000−319328(JP,A) 特表 昭61−502610(JP,A) 米国特許5804664(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 20/00 A61K 7/00 A61K 7/02 A61K 7/021 A61K 7/025 A61K 7/42 A61K 7/48 A61K 47/32 A61K 47/34 C08F 4/00 C08F 18/02 C08F 297/00 C08K 5/04 C08L 33/00

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の式(I): A-[(M1)p1-(M2)p2・・・(Mi)pj] [上式中: − Aは「n」の官能性を有する多官能中心を表し、n
    は2以上の整数であり; − [(M1)p1(M2)p2・・・(Mi)pj]は、重合指
    標pjを有する、同一又は異なったモノマーMiが重合
    してなる、「分枝」としても知られているポリマー鎖を
    表し、各分枝は同一でも異なっていてもよく、前記中心
    Aに共有結合的にグラフトしており; − iは1以上であり、pjは2以上である] によって表される「星型」構造を有するポリマーであっ
    て、 該ポリマーが一又は複数のモノマーMiを含有し、その
    対応するホモポリマーが、約10℃以上のTgを示し; − この又はこれらのモノマーMiが、モノマーの全重
    量に対して約45重量%の最小量で最終ポリマー中に存
    在しているポリマーからなる、皮膚のシワ及び/又はコ
    ジワを低減、消去、覆陰及び/又は緩和させるための薬
  2. 【請求項2】 一又は複数のモノマーMjをさらに含有
    し、その対応するホモポリマーが、約10℃以下のTg
    を示し;この又はこれらのモノマーMjが、モノマーの
    全重量に対して約55重量%の最大量で最終ポリマー中
    に存在していることを特徴とする請求項1に記載の
  3. 【請求項3】 ポリマー鎖が500〜2000000の
    分子量を有するブロックの形態で提供されることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の薬剤
  4. 【請求項4】 モノマーが、次の式: 【化1】 [上式、R、R、R及びRは互いに独立して: − 水素原子; − ハロゲン原子; − 一又は複数の-OH基及び/又は一又は複数のハロ
    ゲンで置換されていてもよい、1〜20の炭素原子を有
    する直鎖状又は分枝状のアルキル基; − 一又は複数のハロゲンで置換されていてもよい、
    〜10の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルケニ
    ル又はアルキニル基; − 一又は複数のハロゲン、窒素、硫黄又は酸素原子で
    置換されていてもよい、3〜8の炭素原子を有する環状
    の炭化水素性(シクロアルキル)基; − ヘテロサイクリル、アリール、付加的なR基で第
    4級化されていてもよい、NR 、YP(=Y)
    、YPR 、P(=Y)R 、PR 、NR
    SO、OSO、SO、SOR
    環状NC(=Y)R、YC(=Y)R、C(=Y)NR
    、C(=Y)R、CNであって、 − YはO、S又はNR 表し、 − Rは直鎖状又は分枝状で1〜20の炭素原子を有
    するアルキル、アルキルチオ又はアルコキシ基;OH
    基;M'がアルカリ金属であるOM'基;アリールオキシ
    基又はヘテロサイクリルオキシ基を表し; − RとRは互いに独立して、H又は直鎖状又は分
    枝状で1〜20の炭素原子を有するアルキル基を表し;
    とRは結合して、2〜7の炭素原子を有するアル
    キレン基を形成可能であり; − RはH、直鎖状又は分枝状で1〜20の炭素原子
    を有するアルキル基又はアリール基を表す、 ものから選択される基; − -COOR基であって、Rが直鎖状又は分枝状で、
    1〜20の炭素原子を有するアルキル基であり、一又は
    複数のハロゲンで置換されていてもよいもの; − -CONHR'基であって、R'が水素、又は飽和又
    は不飽和、直鎖状又は分枝状で1〜20の炭素原子を有
    する炭化水素性基であり、一又は複数のハロゲン、窒素
    及び/又は酸素で置換されていてもよいもの; − -OCOR''基であって、R''が水素、又は飽和又
    は不飽和、直鎖状又は分枝状で、1〜20の炭素原子を
    有する炭化水素性基であり、一又は複数のハロゲン、窒
    素及び/又は酸素で置換されていてもよいもの; − Rが、直鎖状又は分枝状で1〜20の炭素原子を有
    するアルキル、アルキルチオ、アルコキシ、アリールオ
    キシ又はヘテロサイクルオキシ基である、-OCO-R-
    シロキサン基、-COOR-シロキサン基、-CONHR-
    シロキサン基、-R-シロキサン基等の基である、少なく
    とも1つのケイ素原子を含有する基; − R及びR基は互いに結合して、1から6の炭素
    原子を有するアルキル基及び/又は窒素及び/又は酸素
    及び/又はハロゲンの一又は複数で置換可能な式(CH
    )の環を形成可能なもの; から選択される] に相当するエチレン性不飽和を有するラジカル重合可能
    な化合物から、単独で又は混合物として選択されること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の
    薬剤
  5. 【請求項5】 モノマーが: − (メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチ
    ル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチ
    ル、(メタ)アクリル酸イソブチル又はtert-ブチル-(メ
    タ)アクリラート等で、C-C20アルコール類等の芳
    香族アルコール類及び/又は直鎖状、分枝状又は環状の
    脂肪族アルコール類から得られるアクリル酸又はメタク
    リル酸のエステル類; − 2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリラート又は2-ヒ
    ドロキシプロピル(メタ)アクリラート等のC-C
    ドロキシアルキル(メタ)アクリラート類; − ヒドロキシル又はエーテル末端を有するエチレング
    リコール、ジエチレングリコール又はポリエチレングリ
    コール(メタ)アクリラート類; − 酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル
    又はtert-ブチル安息香酸ビニル等で、C-Cアルコ
    ール類等の芳香族アルコール類及び/又は直鎖状又は分
    枝状のC-C10又は環状のC-C脂肪族アルコー
    ル類から得られるビニル、アリル又はメタリルのエステ
    ル類; − N-ビニルピロリドン;ビニルカプロラクタム;1
    〜6の炭素原子を有するビニル-N-アルキルピロール
    類;ビニルオキサゾール類;ビニルチアゾール類; ビニルピリミジン類;ビニルイミダゾール類;及びビニ
    ルケトン類; − アクリルアミド、メタクリルアミド又はジ(C-C
    )アルキル(メタ)アクリルアミド類等の(メタ)アクリ
    ルアミド類;及びtert-ブチルアクリルアミド等の、C
    -C20アミン類等の芳香族アミン類及び/又は直鎖
    状、分枝状又は環状の脂肪族アミン類から得られる(メ
    タ)アクリルアミド類; − エチレン、プロピレン、スチレン又は置換スチレン
    等のオレフィン類; − ペルフルオロアルキル単位を有する(メタ)アクリル
    酸エステル類等のフッ化又は過フッ化されたアクリル又
    はビニルのモノマー; − ジメチルアミノエチル(メタ)アクリラート、ジメチ
    ルアミノエチルメタクリルアミド、ビニルアミン、ビニ
    ルピリジン又はジアリルジメチルアンモニウムクロリド
    等の、遊離、又は部分的もしくは完全に中和された、又
    は部分的もしくは完全に第4級化された形態で、アミン
    官能基を有するモノマー; − 環状のスルホン類(プロパン-スルホン)により、又
    は(クロロ酢酸ナトリウム等の)移動性ハライドを含有す
    るカルボン酸のナトリウム塩により、アミン官能基を有
    するエチレン性不飽和を有するモノマーを、部分的又は
    完全に第4級化して得られるスルホベタイン類又はカル
    ボキシベタイン類; − シロキサン単位を有する(メタ)アクリル酸エステル
    類等の、シリコーンを含有する(メタ)アクリラート類又
    は(メタ)アクリルアミド類; − それらの混合物; から選択されることを特徴とする請求項1ないし4のい
    ずれか1項に記載の薬剤
  6. 【請求項6】 モノマーが: − C-C20アルコール類等の直鎖状又は分枝状の
    脂肪族アルコール類から得られる(メタ)アクリル酸エス
    テル類; − ペルフルオロアルキル単位を有するC-C20(メ
    タ)アクリル酸エステル類; − シロキサン単位を有するC-C20(メタ)アクリ
    ル酸エステル類; − アクリルアミド、メタクリルアミド又はジ(C-C
    )アルキル(メタ)アクリルアミド類等の(メタ)アクリ
    ルアミド類;又はtert-ブチルアクリルアミド等の、C
    -C20アミン類等の芳香族アミン類及び/又は直鎖
    状、分枝状又は環状の脂肪族アミン類から得られる(メ
    タ)アクリルアミド類、; − 直鎖状又は分枝状のC-C10又は環状のC-C
    脂肪族アルコール類から得られるビニル、アリル又は
    メタリルのエステル類; − ビニルカプロラクタム; − 置換されていてもよいスチレン; − それらの混合物; から選択されることを特徴とする請求項1ないし5のい
    ずれか1項に記載の薬剤
  7. 【請求項7】 水又はイソドデカン等の溶媒に7%の濃
    度でポリマーが入ったものに対して、30℃、相対湿度
    40%で、皮電計を使用して測定して、単離された角質
    層の収縮率が約1%以上である物理化学的特徴を有する
    皮膜が得られるものであることを特徴とする請求項1な
    いし6のいずれか1項に記載の薬剤
  8. 【請求項8】 10〜9x10Pa(すなわちN/
    )の弾性率(ヤング率)を有する皮膜が得られるもの
    であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1
    項に記載の薬剤
  9. 【請求項9】 生理学的に許容可能な媒体中に請求項1
    ないし8のいずれか1項に記載の皮膚のシワ及び/又は
    コジワを低減、消去、覆陰及び/又は緩和させるための
    薬剤を含有してなることを特徴とする組成物。
  10. 【請求項10】 化粧品的又は製薬的に許容可能な媒体
    を含有する化粧品又は製薬用組成物の形態で提供される
    ことを特徴とする請求項9に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 前記ポリマーが、乾燥基準で、組成物
    の全重量に対して1〜95重量%の量で存在しているこ
    とを特徴とする請求項9又は10に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 可塑剤及び/又は癒着剤等の皮膜を形
    成可能な付加的な薬剤をさらに含有することを特徴とす
    る請求項9ないし11のいずれか1項に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 ポリマーが、アルコール又は水性/ア
    ルコール相等の水性、有機又は水性/有機相に溶解又は
    分散した形態で媒体中に存在していることを特徴とする
    請求項9ないし12のいずれか1項に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 水中油型、油中水型又は多相エマルシ
    ョン;水性もしくは油性の分散液又は溶剤分散液;水
    性、水性/アルコールもしくは油性の溶液又は溶剤溶
    液;水性又は油性のゲル;又はマイクロエマルション;
    マイクロカプセル;微小粒子又はイオン性及び/又は非
    イオン性の小胞分散液;増粘又はゲル化した流動体の形
    態、半固体状の形態又は柔軟なペースト状の形態;又は
    スティック又はチューブ等の固体状の形態で提供される
    ことを特徴とする請求項9ないし13のいずれか1項に
    記載の組成物。
  15. 【請求項15】 膚に対する光のバーストにより付与
    され得るシワ又は疲れに抗するための組成物等の、張り
    を付与する効果により、顔、首、手又はボディの皮膚を
    保護し、又は手入れするための製品の形態で提供される
    ことを特徴とする請求項9ないし14のいずれか1項に
    記載の組成物。
  16. 【請求項16】 請求項9ないし15のいずれか1項に
    記載の化粧品用組成物を顔、首、手及び/又はボディの
    皮膚に適用することからなることを特徴とする皮膚の美
    容処理方法。
  17. 【請求項17】 張りを付与する効果によってシワ又は
    コジワを和らげるのに有効な量の請求項9ないし15の
    いずれか1項に記載の化粧品用組成物をシワのある皮膚
    に適用することからなることを特徴とするシワのある皮
    膚の美容処理方法。
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