JP6740527B2 - ポリマー、光学材料及びレンズ - Google Patents

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Description

本発明は、高い屈折率を有するポリマー、光学材料及びレンズに関する。
近年、屈折率の高い有機材料の開発が進んでおり、例えば、特許文献1に記載のような材料が知られている。特許文献1にはノボラック型フェノール樹脂を出発原料に用いて、チイラン類を連続的に挿入し反応させることにより、高屈折率のノボラック型フェノール樹脂誘導体を得ている。非特許文献1には、ポリマーの構造を星型とすることで屈折率が高くなることが知られている。
このような光学材料の開発においては、より一層高機能な材料の開発が求められており、その中でも特に、温度やpH変化などの外部刺激に応答する高屈折率材料の開発は、有機レンズ等の光学材料への応用の可能性の観点から非常に大きな課題である。
本発明は、外部刺激応答性部位を分子構造中に有する高屈折率ポリマーを提供することを目的とする。
本発明者らは以下の手段によってこの課題を解決した。
下記一般式(1)で表されるポリマーであって、一般式(1)中のAが下記一般式(2)、一般式(3)又は一般式(4)で表されるいずれかの構造を有することを特徴とするポリマー。
但し、上記一般式(1)中の4つのAは全て同じ構造を有する。
但し、上記一般式(2)、一般式(3)及び一般式(4)中のDは、ハロゲン元素または水素から選ばれるいずれかの基であり、Eは水素または炭素数1又は2のアルキル基から選ばれるいずれかの基であり、FおよびGは水素または炭素数1又は2のアルキル基から選ばれるいずれかの基である。また、nは1〜500の整数を表す。なお、一般式(2)、一般式(3)及び一般式(4)中の☆は隣接するAの★と同一の炭素を表す。
本発明によると、外部刺激応答性部位を分子構造中に有する高屈折率ポリマーを提供することができる。
式(7)−1で表される開始剤の赤外分光分析結果を示す図である。 式(7)−1で表される開始剤の核磁気共鳴分光分析結果(1H)を示す図である。 式(8)で表される開始剤の赤外分光分析結果を示す図である。 一般式(8)の(a)で表される開始剤の立体異性体(rccc)の核磁気共鳴分光分析結果(1H)を示す図である。 一般式(8)の(b)で表される開始剤の立体異性体(rctt)の核磁気共鳴分光分析結果(1H)を示す図である。 式(5)−1で表されるポリマーの赤外分光分析結果を示す図である。 A)は式(7)−2で表される開始剤の赤外分光分析結果を示す図であり、B)は式(5)−2で表されるポリマーの赤外分光分析結果を示す図である。 式(5)−1で表されるポリマーの核磁気共鳴分光分析結果(1H)を示す図である。 式(5)−2で表されるポリマーの核磁気共鳴分光分析結果(1H)を示す図である。 本発明のポリマーの水溶液の温度応答性を示す図である。 本発明のポリマーのフィルムの温度応答性を示す図である。 本発明のポリマーについて熱重量測定を行った結果を示す図である。
以下、本発明のポリマーについて詳細に説明する。
本発明のポリマーは下記一般式(1)で示される。
一般式(1)中のAは下記一般式(2)、一般式(3)または一般式(4)で表されるいずれかの構造を示す。
但し、上記一般式(2)、一般式(3)及び一般式(4)中のDは、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン元素または水素から選ばれるいずれかの基であり、Eは水素または炭素数1〜2のアルキル基から選ばれるいずれかの基であり、FおよびGは水素または炭素数1又は2のアルキル基から選ばれるいずれかの基である。nは1〜500の整数を表す。また、一般式(2)、一般式(3)及び一般式(4)中の☆は隣接するAの★と同一の炭素を表す。
Dがハロゲン元素である場合は、それぞれのハロゲン元素を末端にもつ開始剤を用いて製造することで自由に選択できる。また重合後に精製処理を行うことにより、前記ハロゲン元素をそれぞれ水素に置き換えることが可能である。
また一般式(2)、一般式(3)及び一般式(4)において、Eは水素または炭素数1又は2のアルキル基から選ばれるいずれかの基である。Eを前記いずれかの基とすることで、重合反応性が良好となり、所望の分子量のポリマーを得ることができる。
炭素数3以上のアルキル基の場合は、立体障害により重合反応性が著しく落ち、所望の分子量のポリマーが得られない。
また一般式(2)、一般式(3)及び一般式(4)において、FおよびGは水素または炭素数1又は2のアルキル基から選ばれるいずれかの基である。F及びGを前記いずれかの基とすることで、重合度の制御が良好となり、所望の分子量のポリマーを得ることができる。炭素数3以上のアルキル基の場合は、立体障害により重合度が著しく落ち、所望の分子量のポリマーが得られない。
なお、本発明のポリマーにおける下記一般式(11)で表される構造は、外部刺激応答性部位に相当する。
星型ポリマーの合成は懸濁重合法や溶液重合法で行われるのが一般的である。
しかしながら、前記懸濁重合法で、式(6)のモノマーおよび式(7)−1の開始剤を用いて下記式(5)−1及び式(5)−2で表される本発明の実施形態に係るポリマーを合成することを試みたが、懸濁重合法では星型ポリマーの製造は困難であった。
そこで、溶融重合法を用いてみたところ、合成に成功するに至った。
さらに、合成により得たポリマーの特性を評価したところ、従来のポリマーよりも優れた特性であることが分かった。
さらにNMP(N−メチルピロリドン)またはDMF(N、N’−ジメチルホルムアミド)またはDMSO(ジメチルスルホキシド)などのアミド系用溶媒を用いた溶液重合法では星型ポリマーの製造が困難であったが、アミド系溶媒と水とからなる混合溶媒中における溶液重合法を用いてみたところ、合成に成功することを見出した。
またアミド系溶媒と水とからなる混合溶媒を用いた溶液重合法においては、重合温度は0℃以上100℃未満の温度範囲が好ましく、より好ましくは0℃から60℃、更に好ましくは0℃から15℃である。重合温度が低いほど、高い収率でポリマーが得ることが容易となる。しかし0℃未満では反応速度が遅くなるため好ましくない。
またアミド系溶媒と水とからなる混合溶媒を用いた溶液重合法においては、重合反応時間は、1時間以上96時間未満が好ましく、より好ましくは24時間以下である。96時間以上としても、収率や得られるポリマーの分子量は変わらず効果がない。1時間未満では反応が十分に進まず好ましくない。
式(5)−1および式(5)−2で表されるポリマーの製造方法の詳細を以下に述べる。
本発明の前記式(5)−1で表されるポリマーは、前記式(6)で表されるモノマーと前記式(7)−1で表される開始剤により製造することができる。
前記式(6)で表されるモノマーは市販されているので、この市販品を用いることができる。
前記式(7)−1で表される開始剤は、例えば下記反応式(A)で示す反応によって製造できる。
式(7)−1で表される開始剤の赤外分光分析結果を図1に、核磁気共鳴分光分析結果を図2にそれぞれ示す。
上記反応は、カリックス[4]レゾルシンアレーンを出発物質とし、テトラヒドロフラン等の反応溶媒中、トリエチルアミン等の塩基化合物存在下、系内を10℃未満に冷却し温度を維持したまま、2−ブロモイソブチリルブロマイドを滴下して30分程度攪拌した後、25℃以上で24時間以上攪拌することで達成できる。
攪拌後、析出物をろ過して取り除いたのち、ろ液をクロロホルム等の水に不溶な抽出溶媒にて希釈して有機層とし、これを炭酸水素ナトリウム水溶液で2回程度、塩化水素水溶液にて1回、純水にて3回洗浄したのち、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。固形物をろ別後、減圧濃縮し、メタノールに滴下して白色固体が得られ、これをろ別して、式(7)−1で表される開始剤を得ることができる。
また2−ブロモイソブチリルブロマイドの代わりに2−ブロモプロピオニルブロミドを用いると、式(7)−2で表される開始剤を得ることができる。
式(5)−1で表されるポリマーは、式(6)で表されるモノマーと式(7)−1で表される開始剤と、遷移金属触媒と、触媒配位子を混合し、原子移動ラジカル重合反応にて製造することができる。反応溶媒や分散溶媒は必要としない。
式(5)−2で表されるポリマーは、式(6)で表されるモノマーと式(7)−2で表される開始剤と、遷移金属触媒と、触媒配位子を混合し、原子移動ラジカル重合反応にて製造することができる。
遷移金属触媒は特に限定するものではなく、原子移動ラジカル重合反応にて一般に市販されているもの、例えば、チタン、鉄、コバルト、ニッケル、モリブデン、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、レニウム、オスミウム、銅系触媒などが挙げられるが、本発明においては、反応性の観点から銅系触媒が好ましく、より好ましくは臭化銅を用いることができる。
触媒配位子は特に限定するものではなく、原子移動ラジカル重合反応にて一般に市販されているもの、例えば、ビピリジン、ジメチルビピリジン、トリス[2−(ジメチルアミノ)エチル]アミン、N,N,N’,N”,N”−ペンタメチルジエチレントリアミン、N,N,N’,N’−テトラエチレンジアミンなどがあげられるが、本発明においては、反応性の観点からN,N,N’,N”,N”−ペンタメチルジエチレントリアミンが好ましい。
式(5)−1で表されるポリマーのより具体的な製造方法は以下の通りである。まず、式(6)で表されるモノマー1.1gと式(7)−1で表される開始剤0.0216gと臭化銅I0.017gを重合管に量り取った後、脱気処理を行って酸素を除去し、窒素雰囲気下でN,N,N’,N”,N”−ペンタメチルジエチレントリアミン0.025gを加えたのちに封管し、60℃以上に加熱して重合する。重合反応物にクロロホルムを1mL加えて希釈したものをジエチルエーテルに再沈殿処理し、固形物をろ別乾燥することにより、本発明のポリマーが得られる。
式(5)−2で表されるポリマーのより具体的な製造方法は以下の通りである。
まず、式(6)で表されるモノマー1.1gと式(7)−2で表される開始剤0.0196gと臭化銅I0.017gを重合管に量り取った後、脱気処理を行って酸素を除去し、窒素雰囲気下でN,N,N’,N”,N”−ペンタメチルジエチレントリアミン0.025gを加えたのちに封管し、60℃以上に加熱して重合する。重合反応物にクロロホルムを1mL加えて希釈したものをジエチルエーテルに再沈殿処理し、固形物をろ別乾燥することにより、本発明のポリマーが得られる。
また、一般式(1)におけるAが一般式(3)で示される構造を有するものを合成するには開始剤として下記式(8)の(a)又は下記式(8)の(b)で表されるものを用いる。
なお、下記式(8)の(a)は立体異性体rcccを示し、下記式(8)の(b)は立体異性体rcttを示す。
式(7)−1および式(7)−2で表される開始剤と、本発明のポリマーの構造確認は、赤外分光分析と核磁気共鳴分光分析で行うことができる。ポリマーの数平均分子量、重量平均分子量、多分散度及び重合度(n)はサイズ排除クロマトグラフィーと核磁気共鳴分光分析により算出することができる。また、ポリマーの屈折率は分光エリプソメトリーにより測定することができる。
式(5)−1および式(5)−2で表されるポリマーの赤外分光分析結果をそれぞれ図5−1および図5−2に示した。
図5−2において、A)は式(7)−2で表される開始剤の赤外分光分析結果を示す図であり、B)は式(5)−2で表されるポリマーの赤外分光分析結果を示す図である。
また、式(5)−1および式(5)−2で表されるポリマーの核磁気共鳴分光分析結果をそれぞれ図6−1および図6−2に示した。
また、得られた式(5)−2で表されるポリマーの温度応答性評価結果を図7−1及び図7−2に示す。
図7−1は水溶液中のポリマーの温度応答性を示す図であり、図7−2はポリマーのフィルムの温度応答性を示す図である。
図中、(1)は後述する実施例6のポリマーについてのグラフを、(2)は実施例7のポリマーについてのグラフを、(3)は実施例8のポリマーについてのグラフをそれぞれ示す。
また、(4)は比較例1の市販の直鎖型PNIPAM(ポリN−イソプロピルアクリルアミド)についてのグラフを示す。
本発明のポリマーの水溶液中での温度応答性は市販の直鎖型PNIPAMよりも低い温度で吸光度が上昇しはじめ、また10℃から60℃の温度範囲における最大の吸光度は、直鎖型PNIPAMの2倍以上であり、良好な温度応答性を示した。
また本発明のポリマーのフィルムの温度応答性は、10℃から80℃の温度範囲において上に凸の放物線を描き、最大の屈折率を示す温度は、直鎖型PNIPAMよりも20℃以上低く、良好な温度応答性を示した。
また、得られた式(5)−2で表されるポリマーの熱重量測定を実施した結果を図8に示す。本発明の熱重量変化は市販の直鎖型PNIPAMと顕著な差異はなく、同等の熱分解特性を示した。
図中、(1)は実施例6のポリマーについてのグラフを、(2)は実施例7のポリマーについてのグラフを、(3)は実施例8のポリマーについてのグラフを、それぞれ示す。また、(4)は比較例1の市販の直鎖型PNIPAM(ポリN−イソプロピルアクリルアミド)についてのグラフを示す。
以下、実施例に基づいて本発明をより具体的に説明するが、本発明は、実施例に制限されるものではない。
まず、実施例及び比較例で得られたポリマーの分析方法の詳細について述べる。
<数平均分子量、重量平均分子量および分子量分布の算出>
数平均分子量、重量平均分子量及び分子量分布(Mw/Mn)は、ゲルパーミエイションクロマトグラフィー(GPC)法により、以下の条件で測定することができる。
・装置:HLC−8220(東ソー株式会社製)
・カラム:Shodex asahipak GF−510 HQ + GF−310×2(昭和電工株式会社製)
TSK G2000HXL及びG4000HXL(東ソー株式会社製)
・温度:40℃
・溶離液:20mM リチウムブロミド、20mMリン酸含有ジメチルホルムアミド溶液
・流速:0.5mL/分
・検出器:HLC−8200 内蔵RI−UV−8220
濃度0.5質量%の試料1mLを装置にセットし、上記の条件で測定したポリマー生成物の分子量分布から単分散ポリスチレン標準試料により作成した分子量校正曲線を使用してポリマー生成物の数平均分子量(Mn)、重量平均分子量(Mw)を算出した。分子量分布はMwをMnで除した値である。
<核磁気共鳴分光分析>
環状芳香族化合物、星型ポリマーは、核磁気共鳴分光分析により、以下の条件で同定することができる。
・装置:JOEL−ECS−400K(日本電子株式会社製)
(重合度:n)
磁気共鳴分光分析(=H−NMR)により各部位の水素数を測定して算出する。
詳細には、開始剤由来のHの積分値総和(水素の数)と、繰り返し単位由来のHの積分値総和の比率から算出する。
例えば、式(1)中のAが式(2)で表される構造のポリマーにおいて、理論計算から、開始剤由来の水素数が72、繰り返し単位由来の水素数が88の場合、n=1となり、開始剤由来の水素数が72、繰り返し単位由来の水素数が176の場合、n=2となる。
すなわち、(72/88)×(繰り返し単位由来の水素数/開始剤由来の水素数)=nである。
<赤外分光分析>
環状芳香族化合物、星型ポリマーは、赤外分光分析により同定することができる。
・装置:FT/IR 4200(日本分光株式会社製)
<可視分光エリプソメトリー>
ポリマーの屈折率は分光エリプソメータを用いる分光エリプソメトリーにより測定することができる。
・装置:1H3LNWWP(堀場製作所株式会社製)
ポリマーをPGMEに溶解させ、シリコンウエハ上にスピンコートして薄膜を形成させ、波長632.8nmの光源を用いて測定した。
<水溶液の温度応答性評価>
水溶液中でのポリマーの温度応答性は、分光光度計を用いて評価することができる。本発明のポリマー2.0mgを蒸留水20mlに溶解させた、10℃から60℃までの温度範囲において、5℃間隔で、それぞれの温度における400nmの吸光度を測定した。
<フィルムの温度応答性評価>
フィルムの温度応答性は、アッベ屈折率計を用いて評価することができる。本発明のポリマー1.0mgをメタノール1.0mlに溶解させた溶液を、アッベ屈折率計のプリズム上にキャストして製膜した。10℃から80℃までの温度範囲にプリズムの温度を調節し、5℃間隔にて、それぞれの温度における538nmの屈折率を測定した。
(実施例1)
カリックス[4]レゾルシンアレーンをテトラヒドロフランに溶解し、トリエチルアミンを加えた。次いで、系内を10℃未満に冷却し温度を維持したまま、2−ブロモイソブチリルブロマイドを滴下して30分程度攪拌した後、40℃で24時間攪拌した。反応液から析出物をろ過して取り除いた。ろ液をクロロホルムで希釈して有機層とし、これを炭酸水素ナトリウム水溶液で2回程度、塩化水素水溶液にて1回、純水にて3回洗浄したのち、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。固形物をろ別後、減圧濃縮し、メタノールに滴下して白色固体を得、これをろ別して、式(7)−1で表される開始剤を得た。
開始点濃度を10×10−3mol/Lとなるように、市販のN−イソプロピルアクリルアミドと式(7)−1で表される開始剤と、臭化銅(I)を重合管に量り取った後、脱気処理を行って酸素を除去し、窒素雰囲気下でN,N,N’,N”,N”−ペンタメチルジエチレントリアミンを加えたのちに封管し、70℃に加熱して0.5時間重合した。重合反応物にクロロホルムを1mL加えて希釈したものをジエチルエーテルに再沈殿処理し、固形物をろ別乾燥して、ポリマーを得た。得られたポリマーは水、メタノール、THF,クロロホルム、ジクロロメタン、DMF,NMP、DMSOに対して良好な溶解性を示した。得られたポリマーの評価結果を表1に示した。
また得られたポリマーの温度応答性を評価したところ、水溶液の温度応答性は市販の直鎖型PNIPAMよりも低い温度で吸光度が上昇しはじめ、また測定温度範囲における最大の吸光度は、直鎖型PNIPAMの2倍以上であり、良好な温度応答性を示した。
またフィルムの温度応答性は、測定温度範囲において上に凸の放物線を描き、最大の屈折率を示す温度は、直鎖型PNIPAMよりも20℃以上低く、良好な温度応答性を示した。
(実施例2)
重合時間を1時間とした以外は実施例1と同様にし、ポリマーを得た。得られたポリマーは水、メタノール、THF,クロロホルム、ジクロロメタン、DMF,NMP、DMSOに対して良好な溶解性を示した。得られたポリマーの評価結果を表1に示した。
また得られたポリマーの温度応答性を評価したところ、水溶液の温度応答性は市販の直鎖型PNIPAMよりも低い温度で吸光度が上昇しはじめ、また測定温度範囲における最大の吸光度は、直鎖型PNIPAMの2倍以上であり、良好な温度応答性を示した。
またフィルムの温度応答性は、測定温度範囲において上に凸の放物線を描き、最大の屈折率を示す温度は、直鎖型PNIPAMよりも20℃以上低く、良好な温度応答性を示した。
また得られたポリマーの熱重量測定を実施した結果、熱重量変化は市販の直鎖型PNIPAMと顕著な差異はなく、同等の熱分解特性を示した。
(実施例3)
重合時間を12時間とした以外は実施例1と同様にし、ポリマーを得た。得られたポリマーは水、メタノール、THF,クロロホルム、ジクロロメタン、DMF,NMP、DMSOに対して良好な溶解性を示した。得られたポリマーの評価結果を表1に示した。
また得られたポリマーの温度応答性を評価したところ、水溶液の温度応答性は市販の直鎖型PNIPAMよりも低い温度で吸光度が上昇しはじめ、また測定温度範囲における最大の吸光度は、直鎖型PNIPAMの2倍以上であり、良好な温度応答性を示した。
またフィルムの温度応答性は、測定温度範囲において上に凸の放物線を描き、最大の屈折率を示す温度は、直鎖型PNIPAMよりも20℃以上低く、良好な温度応答性を示した。
また得られたポリマーの熱重量測定を実施した結果、熱重量変化は市販の直鎖型PNIPAMと顕著な差異はなく、同等の熱分解特性を示した。
(実施例4)
開始点濃度を25×10−3mol/Lとした以外は実施例3と同様にし、ポリマーを得た。得られたポリマーは水、メタノール、THF,クロロホルム、ジクロロメタン、DMF,NMP、DMSOに対して良好な溶解性を示した。得られたポリマーの評価結果を表1に示した。
また得られたポリマーの温度応答性を評価したところ、水溶液の温度応答性は市販の直鎖型PNIPAMよりも低い温度で吸光度が上昇しはじめ、また測定温度範囲における最大の吸光度は、直鎖型PNIPAMの2倍以上であり、良好な温度応答性を示した。
またフィルムの温度応答性は、測定温度範囲において上に凸の放物線を描き、最大の屈折率を示す温度は、直鎖型PNIPAMよりも20℃以上低く、良好な温度応答性を示した。
また得られたポリマーの熱重量測定を実施した結果、熱重量変化は市販の直鎖型PNIPAMと顕著な差異はなく、同等の熱分解特性を示した。
(実施例5)
開始点濃度を50×10−3mol/Lとした以外は実施例3と同様にし、ポリマーを得た。得られたポリマーは水、メタノール、THF,クロロホルム、ジクロロメタン、DMF,NMP、DMSOに対して良好な溶解性を示した。得られたポリマーの評価結果を表1に示した。
また得られたポリマーの温度応答性を評価したところ、水溶液の温度応答性は市販の直鎖型PNIPAMよりも低い温度で吸光度が上昇しはじめ、また測定温度範囲における最大の吸光度は、直鎖型PNIPAMの2倍以上であり、良好な温度応答性を示した。
またフィルムの温度応答性は、測定温度範囲において上に凸の放物線を描き、最大の屈折率を示す温度は、直鎖型PNIPAMよりも20℃以上低く、良好な温度応答性を示した。
また得られたポリマーの熱重量測定を実施した結果、熱重量変化は市販の直鎖型PNIPAMと顕著な差異はなく、同等の熱分解特性を示した。
(実施例6)
開始剤を、2−ブロモイソブチリルブロマイドの代わりに2−ブロモプロピオニルブロミドを用いて合成した式(7)−2とし、開始点濃度を5.0×10−4mol/Lとし、Nイソプロピルアクリルアミドの量を0.0127mmolとし、臭化銅(I)の量を0.014gとし、N,N,N’,N’’,N’’−ペンタメチルジエチレントリアミン (PMDETA) の量を0.021gとし、重合溶媒としてNMPとHOをそれぞれ1.5mLずつ用い、重合温度を0℃とし、重合時間を24時間とした以外は実施例1と同様にし、ポリマーを得た。収率は53%であった。得られたポリマーは水、メタノール、THF,クロロホルム、ジクロロメタン、DMF,NMP、DMSOに対して良好な溶解性を示した。得られたポリマーの評価結果を表1に示した。
また得られたポリマーの温度応答性を評価したところ、水溶液の温度応答性は市販の直鎖型PNIPAMよりも低い温度で吸光度が上昇しはじめ、また測定温度範囲における最大の吸光度は、直鎖型PNIPAMの2倍以上であり、良好な温度応答性を示した。
またフィルムの温度応答性は、測定温度範囲において上に凸の放物線を描き、最大の屈折率を示す温度は、直鎖型PNIPAMよりも20℃以上低く、良好な温度応答性を示した。
また得られたポリマーの熱重量測定を実施した結果、熱重量変化は市販の直鎖型PNIPAMと顕著な差異はなく、同等の熱分解特性を示した。
(実施例7)
開始点濃度を10×10−4mol/Lとした以外は実施例6と同様にし、ポリマーを得た。得られたポリマーは水、メタノール、THF,クロロホルム、ジクロロメタン、DMF,NMP、DMSOに対して良好な溶解性を示した。得られたポリマーの評価結果を表1に示した。
また得られたポリマーの温度応答性を評価したところ、水溶液の温度応答性は市販の直鎖型PNIPAMよりも低い温度で吸光度が上昇しはじめ、また測定温度範囲における最大の吸光度は、直鎖型PNIPAMの2倍以上であり、良好な温度応答性を示した。
またフィルムの温度応答性は、測定温度範囲において上に凸の放物線を描き、最大の屈折率を示す温度は、直鎖型PNIPAMよりも20℃以上低く、良好な温度応答性を示した。
また得られたポリマーの熱重量測定を実施した結果、熱重量変化は市販の直鎖型PNIPAMと顕著な差異はなく、同等の熱分解特性を示した。
(実施例8)
開始点濃度を20×10−4mol/Lとした以外は実施例6と同様にし、ポリマーを得た。得られたポリマーは水、メタノール、THF,クロロホルム、ジクロロメタン、DMF,NMP、DMSOに対して良好な溶解性を示した。得られたポリマーの評価結果を表1に示した。
また得られたポリマーの温度応答性を評価したところ、水溶液の温度応答性は市販の直鎖型PNIPAMよりも低い温度で吸光度が上昇しはじめ、また測定温度範囲における最大の吸光度は、直鎖型PNIPAMの2倍以上であり、良好な温度応答性を示した。
またフィルムの温度応答性は、測定温度範囲において上に凸の放物線を描き、最大の屈折率を示す温度は、直鎖型PNIPAMよりも20℃以上低く、良好な温度応答性を示した。
また得られたポリマーの熱重量測定を実施した結果、熱重量変化は市販の直鎖型PNIPAMと顕著な差異はなく、同等の熱分解特性を示した。
(実施例9)
重合温度を60℃とした以外は実施例8と同様にし、ポリマーを得た。収率は25%であった。得られたポリマーは水、メタノール、THF,クロロホルム、ジクロロメタン、DMF,NMP、DMSOに対して良好な溶解性を示した。得られたポリマーの評価結果を表1に示した。
また得られたポリマーの温度応答性を評価したところ、水溶液の温度応答性は市販の直鎖型PNIPAMよりも低い温度で吸光度が上昇しはじめ、また測定温度範囲における最大の吸光度は、直鎖型PNIPAMの2倍以上であり、良好な温度応答性を示した。
またフィルムの温度応答性は、測定温度範囲において上に凸の放物線を描き、最大の屈折率を示す温度は、直鎖型PNIPAMよりも20℃以上低く、良好な温度応答性を示した。
また得られたポリマーの熱重量測定を実施した結果、熱重量変化は市販の直鎖型PNIPAMと顕著な差異はなく、同等の熱分解特性を示した。
(実施例10)
重合温度を25℃とした以外は実施例8と同様にし、ポリマーを得た。収率は44%であった。得られたポリマーは水、メタノール、THF,クロロホルム、ジクロロメタン、DMF,NMP、DMSOに対して良好な溶解性を示した。得られたポリマーの評価結果を表1に示した。
また得られたポリマーの温度応答性を評価したところ、水溶液の温度応答性は市販の直鎖型PNIPAMよりも低い温度で吸光度が上昇しはじめ、また測定温度範囲における最大の吸光度は、直鎖型PNIPAMの2倍以上であり、良好な温度応答性を示した。
またフィルムの温度応答性は、測定温度範囲において上に凸の放物線を描き、最大の屈折率を示す温度は、直鎖型PNIPAMよりも20℃以上低く、良好な温度応答性を示した。
また得られたポリマーの熱重量測定を実施した結果、熱重量変化は市販の直鎖型PNIPAMと顕著な差異はなく、同等の熱分解特性を示した。
(実施例11)
重合時間を48時間とした以外は実施例8と同様にし、ポリマーを得た。収率は49%であった。得られたポリマーは水、メタノール、THF,クロロホルム、ジクロロメタン、DMF,NMP、DMSOに対して良好な溶解性を示した。得られたポリマーの評価結果を表1に示した。
また得られたポリマーの温度応答性を評価したところ、水溶液の温度応答性は市販の直鎖型PNIPAMよりも低い温度で吸光度が上昇しはじめ、また測定温度範囲における最大の吸光度は、直鎖型PNIPAMの2倍以上であり、良好な温度応答性を示した。
またフィルムの温度応答性は、測定温度範囲において上に凸の放物線を描き、最大の屈折率を示す温度は、直鎖型PNIPAMよりも20℃以上低く、良好な温度応答性を示した。
また得られたポリマーの熱重量測定を実施した結果、熱重量変化は市販の直鎖型PNIPAMと顕著な差異はなく、同等の熱分解特性を示した。
(実施例12)
重合時間を72時間とした以外は実施例8と同様にし、ポリマーを得た。収率は55%であった。得られたポリマーは水、メタノール、THF,クロロホルム、ジクロロメタン、DMF,NMP、DMSOに対して良好な溶解性を示した。得られたポリマーの評価結果を表1に示した。
また得られたポリマーの温度応答性を評価したところ、水溶液の温度応答性は市販の直鎖型PNIPAMよりも低い温度で吸光度が上昇しはじめ、また測定温度範囲における最大の吸光度は、直鎖型PNIPAMの2倍以上であり、良好な温度応答性を示した。
またフィルムの温度応答性は、測定温度範囲において上に凸の放物線を描き、最大の屈折率を示す温度は、直鎖型PNIPAMよりも20℃以上低く、良好な温度応答性を示した。
また得られたポリマーの熱重量測定を実施した結果、熱重量変化は市販の直鎖型PNIPAMと顕著な差異はなく、同等の熱分解特性を示した。
(実施例13)
重合時間を96時間とした以外は実施例8と同様にし、ポリマーを得た。収率は53%であった。得られたポリマーは水、メタノール、THF,クロロホルム、ジクロロメタン、DMF,NMP、DMSOに対して良好な溶解性を示した。得られたポリマーの評価結果を表1に示した。
また得られたポリマーの温度応答性を評価したところ、水溶液の温度応答性は市販の直鎖型PNIPAMよりも低い温度で吸光度が上昇しはじめ、また測定温度範囲における最大の吸光度は、直鎖型PNIPAMの2倍以上であり、良好な温度応答性を示した。
またフィルムの温度応答性は、測定温度範囲において上に凸の放物線を描き、最大の屈折率を示す温度は、直鎖型PNIPAMよりも20℃以上低く、良好な温度応答性を示した。
また得られたポリマーの熱重量測定を実施した結果、熱重量変化は市販の直鎖型PNIPAMと顕著な差異はなく、同等の熱分解特性を示した。
(比較例1)
アルドリッチ社製のポリN−イソプロピルアクリルアミドを購入し、評価した評価結果を表1に示した。またポリマーの外部刺激応答性をアッベ屈折率計で評価したところ、5℃から50℃範囲においては温度応答性を示さなかった。
(比較例2)
開始剤として下記式(9)で表されるアルドリッチ社製の開始剤「Hexafunctional initiator 製品番号723207」を用いた以外は実施例3と同様にし、下記式(10)で示されるポリマーを得た。
得られたポリマーの評価結果を表1に示した。またポリマーの外部刺激応答性をアッベ屈折率計で評価したところ、5℃から50℃範囲においては温度応答性を示さなかった。
(参考例1)
反応溶媒としてDMAcを用いた以外は実施例3と同様にしたところ、有意な量のポリマー生成物は得られなかった。
以上述べた様に、本発明のポリマーは硫黄元素を含まずに高い屈折率を実現する材料であり、光学レンズ、光学フィルム、光学フィルムを用いた液晶表示装置などの用途に適用することができる。
特開2008−31394号公報
H.KUDO,et.Al.Macromolecules, 42, 1051(2009)

Claims (3)

  1. 下記一般式(1)で表されるポリマーであって、一般式(1)中のAが下記一般式(2)、一般式(3)又は一般式(4)で表されるいずれかの構造を有することを特徴とするポリマー。
    但し、上記一般式(1)中の4つのAは全て同じ構造を有する。
    但し、上記一般式(2)、一般式(3)及び一般式(4)中のDは、ハロゲン元素または水素から選ばれるいずれかの基であり、Eはメチル基であり、FおよびGは水素または炭素数1又は2のアルキル基から選ばれるいずれかの基である。また、nは1〜500の整数を表す。また、一般式(2)、一般式(3)及び一般式(4)中の☆は隣接するAの★と同一の炭素を表す。
  2. 請求項1に記載のポリマーからなる光学材料。
  3. 請求項1に記載のポリマーからなるレンズ。
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