JP3383181B2 - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP3383181B2
JP3383181B2 JP10948097A JP10948097A JP3383181B2 JP 3383181 B2 JP3383181 B2 JP 3383181B2 JP 10948097 A JP10948097 A JP 10948097A JP 10948097 A JP10948097 A JP 10948097A JP 3383181 B2 JP3383181 B2 JP 3383181B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンジ調理機能お
よびヒータ調理機能の双方を有する加熱調理器に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】図12および図13
は、上記加熱調理器の従来構成を示すものである。ここ
で、調理室1内の天井部にはU字状の保護棒2が溶接さ
れている。この保護棒2は、SUS430等の磁性体か
ら形成されたものであり、ヒータ調理用の角皿3を出入
れする際に角皿3が左右方向へ延びるガラス管ヒータ4
に当って、ガラス管ヒータ4が破損することを防止して
いる。
【0003】上記加熱調理器においては、ガラス管ヒー
タ4を調理室1の前後方向中央部に配置すると共に、調
理室1の側板の前後方向中央部に励振口を形成すること
が考えられている。この構成の場合、調理室の中央部に
向って輻射熱およびマイクロ波が照射され、調理物の各
部の加熱状態が比較的均一化されるので、調理物の仕上
り状態が向上する。
【0004】しかしながら、上記構成に従来の保護棒2
を適用すると、レンジ調理時に保護棒2が異常昇温して
赤熱し、加熱効率が低下することが実験的に確認されて
いる。この現象は、マイクロ波分布の影響で保護棒2の
表面に電界が集中ことに起因するものであり、輻射熱お
よびマイクロ波の均一照射,保護棒2の赤熱防止の双方
を同時に実現し得る加熱調理器は存在しないのが実情で
ある。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、輻射熱およびマイクロ波の均一照
射,保護棒の赤熱防止の双方を同時に実現し得る加熱調
理器を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の加熱調理
器は、調理室の一方の側板に設けられた励振口と、前記
調理室内に前記励振口を通してマイクロ波を照射するマ
グネトロンと、前記調理室の天板に設けられ前記調理室
の前板に対して略平行なガラス管ヒータと、前記調理室
内に設けられ前記ガラス管ヒータを保護する非磁性体製
の保護棒とを備え、前記励振口および前記ガラス管ヒー
タが前記調理室の前後方向中央部に配置され、前記保護
棒が位置決め手段により位置決めされ、前記保護棒の両
端部が前記調理室の側板のフランジ部と天板のフランジ
部との間で挟持されているところに特徴を有する。上記
手段によれば、励振口およびガラス管ヒータが調理室の
前後方向中央部に配置されているので、調理室の中央部
に向って輻射熱およびマイクロ波が照射され、調理物の
加熱状態が比較的均一化される。しかも、保護棒が非磁
性体から形成されているので、レンジ調理時における保
護棒の発熱が抑えられ、加熱効率が向上する。また、側
板のフランジ部と天板のフランジ部とを接合すると、両
者の間で保護棒が挟持される。このため、保護棒を側板
のフランジ部に直接溶接する困難な作業を行う必要がな
くなるので、保護棒の取付作業性が向上する。しかも、
保護棒が位置決め手段により位置決めされているので、
保護棒のずれ動きが防止される。請求項2記載の加熱調
理器は、保護棒の両端部に下方へ突出する位置決め部が
設けられ、調理室の側板のフランジ部に形成された円孔
内に一方の位置決め部が挿入され、調理室の側板のフラ
ンジ部に形成された長孔内に他方の位置決め部が挿入
れているところに特徴を有する。上記手段によれば、
護棒の一方の位置決め部をフランジ部の円孔内に挿入し
た後、他方の位置決め部をフランジ部の長孔内に挿入す
ると、保護棒が寸法誤差に影響されず側板のフランジ部
に位置決め状態でセットされる。請求項3記載の加熱調
理器は、調理室の側板の内面および天板の内側面が略面
一にされているところに特徴を有する。上記手段によれ
ば、ガラス管ヒータと天板のフランジ部との間に食品滓
等が溜まることが極力なくなるので、レンジ調理時にス
パークが生じることが防止される。請求項4記載の加熱
調理器は、調理室の天板の内側面と天板のフランジ部の
下面との間に円弧部が形成され、この円弧部のフランジ
部側端部が調理室の側板の 内面と略同一面上に位置し
いるところに特徴を有する。上記手段によれば、ガラス
管ヒータと天板のフランジ部との間に食品滓等が溜まる
ことが極力なくなるので、レンジ調理時にスパークが生
じることが防止される。しかも、円弧部の影響で、天板
の成形性および剛性が向上する。
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
ないし図8に基づいて説明する。まず、図6において、
外箱11は、前面が開口する矩形箱状をなすものであ
り、外箱11の内部には内箱12が配設されている。こ
の内箱12は、内部が調理室13として機能するもので
あり、次のように構成されている。
【0007】図5の右側板14および左側板15には、
外周部を囲むフランジ部14aおよび15a(図4参
照)が折曲形成されており、これらフランジ部14aお
よび15aには、底板16と、後板17と、枠状の前板
18とが溶接されている。
【0008】天板19は、上方へ膨らむ容器状をなすも
のであり、天板19の外周部にはフランジ部19aが形
成されている。このフランジ部19aは右側板14のフ
ランジ部14aおよび左側板15のフランジ部15aに
溶接され、天板19の右内側面および左内側面は、図3
に示すように、右側板14の内面および左側板15の内
面と略面一にされている。尚、図3には、天板19の右
内側面と右側板14の内面との関係のみ図示してある。
【0009】天板19のフランジ部19aには、図7に
示すように、後端部および前端部に位置してフランジ部
19bおよび19cが折曲形成されており、後端のフラ
ンジ部19bは後板17に溶接され、前端のフランジ部
19cは前板18に溶接されている。尚、各板14〜1
9は冷間亜鉛鋼板により形成されている。
【0010】外箱11には、図6に示すように、扉20
が回動可能に装着されており、調理室13の前面開口部
は、扉20の回動に伴い開閉される。また、天板19の
右左側部には、図5に示すように、ヒータ挿入孔19d
が形成されており、各ヒータ挿入孔19d内には、図2
に示すように、ガラス管ヒータ21の端部が挿入され、
ガラス管ヒータ21の各端部は、ヒータ固定板(図示せ
ず)により抜止め状態に固定されている。
【0011】前板18の右側部には、図5に示すよう
に、矩形枠状のパネル装着部18aが形成されている。
このパネル装着部18aには、図6に示すように、操作
パネル22が装着されており、この操作パネル22には
複数の操作キー22a,表示装置22b等が装着されて
いる。
【0012】外箱11と内箱12との間には、操作パネ
ル22の後方に位置して機械室(図示せず)が形成され
ており、この機械室22内には制御装置(図示せず)が
配設されている。この制御装置はマイクロコンピュータ
を主体に構成されたものであり、操作キー22aの操作
に伴いヒータ調理が選択されたことを検出すると、ガラ
ス管ヒータ21を発熱させ、調理室13内に輻射熱を照
射する。
【0013】右側板14および左側板15には棚板支え
(図示せず)が形成されている。これら棚板支えは調理
室13内に突出するものであり、ヒータ調理を行うにあ
たっては、図7の角皿23上に調理物(図示せず)をセ
ットした後、実線で示すように、角皿23を棚板支え上
に水平に載置する。尚、角皿23は調理皿に相当するも
のである。
【0014】天板19のフランジ部19aには、図4に
示すように、右左側部に位置して凹部19e,19eが
形成されている。これら各凹部19eは、図2に示すよ
うに、上方へ凹む半円形状をなすものであり、ガラス管
ヒータ21の後方に位置し、ガラス管ヒータ21の外周
面から各凹部19eの中心に至る水平方向の離間距離H
a(=13mm)は、ガラス管ヒータ19の直径寸法
(=15mm)以下に設定されている。
【0015】天板19の凹部19e,19e内には、図
3に示すように、保護棒24の端部が挿入されており、
保護棒24の右端部は、天板19のフランジ部19aと
右側板14のフランジ部14aとの間で挟持され、保護
棒24の左端部は、天板19のフランジ部19aと左側
板15のフランジ部15aとの間で挟持されている。こ
の保護棒24は、図7に二点鎖線で示すように、角皿2
3を出入れする際に角皿23がガラス管ヒータ21に衝
突することを防止するものであり、高周波抵抗が小さい
非磁性体(SUS301,アルミニウム等)から構成さ
れ、図4に示すように、左右方向へ延びる直状をなして
いる。
【0016】尚、保護棒24の外周面および各凹部19
eの内周面は、図2に示すように、略同一Rに設定され
ており、保護棒24の外周面は各凹部19eの内周面に
密着している。
【0017】左側板15のフランジ部15aには、図4
に示すように、円孔15bが形成されており、この円孔
15bの内径寸法は、保護棒24の外径寸法に略等しく
設定されている。また、右側板14のフランジ部14a
には、長孔14bが形成されており、この長孔14bの
長径寸法は、保護棒24の外径寸法より大きく設定さ
れ、短径寸法は、保護棒24の外径寸法に略等しく設定
されている。
【0018】保護棒24の左右端部には、下方へ突出す
る位置決め部24a,24aが形成されている。これら
位置決め部24a,24aは、保護棒24の端部を略9
0°折曲げることから形成されたものであり、長孔14
b,円孔15b内に挿入されている。尚、符号25は、
長孔14bと、円孔15bと、両位置決め部24aとか
ら構成される位置決め手段を示している。
【0019】右側板14の外面には、図1に示すよう
に、機械室内に位置して導波管26が取付けられてい
る。この導波管26は、調理室13の前後方向中央部に
配置されたものであり、導波管26にはマグネトロン2
7が取付けられている。また、右側板14には、調理室
13の前後方向中央部に位置して矩形状の励振口28が
設けられている。この励振口28は複数のパンチング開
口からなるものであり、制御装置は、操作キー22aの
操作に伴いレンジ調理が選択されたことを検出すると、
マグネトロン27を励磁させる。すると、導波管26か
ら励振口28を通して調理室13内にマイクロ波が照射
され、調理室13内の調理物がレンジ調理される。
【0020】尚、二点鎖線CLは、調理室13の前後方向
の中心線を示すものであり、ガラス管ヒータ21の中
心,励振口28の中心は二点鎖線CL上に位置している。
【0021】次に保護棒24の取付手順について説明す
る。図4において、左側板15の円孔15b内に保護棒
24の一方の位置決め部24aを挿入した後、右側板1
4の長孔14b内に保護棒24の他方の位置決め部24
aを挿入し、保護棒24を右側板14,左側板15に対
して位置決めする。
【0022】この状態で右側板14のフランジ部14
a,右側板15のフランジ部15a上に天板19のフラ
ンジ部19aを載置し、両者を溶接する。すると、フラ
ンジ部19aの凹部19e,19e内に保護棒24の端
部が挿入され、保護棒24の端部が天板19のフランジ
部19aと右側板14のフランジ部14aとの間,天板
19のフランジ部19aと左側板15のフランジ部15
aとの間で挟持される。尚、符号×は、溶接点を示して
いる。
【0023】上記実施例によれば、ガラス管ヒータ21
および励振口28を調理室13の前後方向中央部に配置
したので、調理室13の中央部に向って輻射熱およびマ
イクロ波が照射される。このため、調理物の局部加熱が
防止され、加熱状態が均一化されるので、仕上り状態が
向上する。しかも、保護棒24を非磁性体により形成し
た。このため、レンジ調理時における保護棒24の発熱
が抑えられるので、加熱効率および安全性が向上する。
【0024】図8は、角皿23上に支持片29,29を
介して保護棒24を載置し、マイクロ波を所定時間発振
した後の保護棒24の温度を測定したものであり、上段
は無負荷で発振時間を15分に設定した場合,下段は負
荷200ccで発振時間を5分に設定した場合である。
同図から明らかなように、非磁性体(SUS301,ア
ルミニウム)製の保護棒24の場合、磁性体(SUS4
30)製の保護棒24に比べて温度上昇が大幅に抑制さ
れている。
【0025】一般的に、高周波抵抗は直流抵抗より大き
い。これは、高周波が導体の表面を集中して流れること
に起因するものであり、高周波抵抗Rf(Ω),浸透の
深さδ(m)は下記(1),(2)式で与えられる。ま
た、下記(3)式は、(1)式の浸透の深さδに(2)
式を代入したものである。
【0026】
【数1】
【0027】上段の表は、比抵抗ρ(Ω・m),比透磁
率μrの具体値を示している。また、下段の表は、比抵
抗ρ(Ω・m),比透磁率μrの具体値を上記(3)式
に代入することに伴い得られた高周波抵抗(Ω)の具体
値を示している。
【0028】
【表1】
【0029】ところで、ガラス管ヒータ21を保護する
にあたっては、ガラス管ヒータ21の真下に保護棒24
を配置することが考えられる。しかしながら、この構成
の場合、レンジ調理時およびヒータ調理時に保護棒24
が加熱され、異常昇温する虞れあるので、保護棒24を
ガラス管ヒータ21から大きく離す必要が生じる。この
ため、保護棒24の影響で調理室13内が狭くなってし
まう。
【0030】これに対して上記実施例では、保護棒24
をガラス管ヒータ21の外周面より後方に配置したの
で、保護棒24が加熱され難くなる。このため、保護棒
24およびガラス管ヒータ21間の高さ方向に沿う離間
距離Hb(図2参照)が比較的小さくて済むので、保護
棒24の影響で調理室内が狭くなってしまうことが防止
される。
【0031】しかも、保護棒24およびガラス管ヒータ
21間の水平方向に沿う離間距離Haをガラス管ヒータ
21の直径寸法以内に設定した。このため、保護棒24
がガラス管ヒータ21に対して水平方向へ距離をおいて
配置されている場合とは異なり、ガラス管ヒータ21が
保護棒24により効果的に保護される。
【0032】さらに、角皿23がガラス管ヒータ21に
当る虞れがあるのは、図7に二点鎖線で示すように、角
皿23を調理室13から取出す際に後方へ上昇傾斜させ
たときであるので、直状の保護棒24をガラス管ヒータ
21の後方に配置しただけの簡単な構成であっても、ガ
ラス管ヒータ21が効果的に保護される。
【0033】また、右側板14のフランジ部14aと天
板19のフランジ部19aとの間,左側板15のフラン
ジ部15aと天板19のフランジ部19aとの間で保護
棒24を挟持した。このため、保護棒24の左右端部を
平板状に潰してフランジ部14a,15aに溶接する困
難な作業を行う必要がなくなるので、保護棒24の取付
作業性が向上する。しかも、保護棒24を位置決め手段
25により位置決めした。このため、保護棒24のずれ
動きが防止されるので、製造作業性が向上する上、保護
棒24の取付位置精度が安定的に向上する。
【0034】また、保護棒24の一方の位置決め部24
aを円孔14b内に挿入し、他方の位置決め部24aを
長孔15b内に挿入した。このため、両位置決め部24
aが、保護棒24の寸法誤差に影響されることなく孔1
4b,15b内に簡単に挿入されるので、保護棒24の
位置決め作業が簡単化される。
【0035】また、図11に示すように、天板19の内
側面を右側板14の内面,左側板15の内面より調理室
13側へ突出させると、ガラス管ヒータ21と天板19
のフランジ部19aとの間に食品滓等が溜まり、レンジ
調理時にスパークが生じる虞れがある。これに対して本
実施例では、図3に示すように、天板19の内側面と右
側板14の内面,天板19の内側面と左側板15の内面
とを略面一にした。このため、ガラス管ヒータ21とフ
ランジ部19aとの間に食品滓等が溜まることが極力な
くなるので、レンジ調理時にスパークが生じることが防
止される。
【0036】次に本発明の第2実施例を図9に基づいて
説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材については
同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材に
ついてのみ説明を行う。天板19には、側板部とフラン
ジ部19aとの間に位置して円弧部19fが形成されて
おり、この円弧部19fのフランジ部19a側端部(β
で示す)は、右側板14の内面,左側板15の内面と略
同一面上に配置されている。
【0037】上記実施例によれば、円弧部19fのβ点
を右側板14の内面,左側板15の内面と略同一面上に
配置した。このため、ガラス管ヒータ21と天板19の
フランジ部19aとの間に食品滓等が溜まることが極力
なくなるので、レンジ調理時にスパークが生じることが
防止される。しかも、天板19とフランジ部19aとの
間に比較的小さな円弧部を形成していた第1実施例に比
べ、天板19の成形性および剛性が向上する。
【0038】次に本発明の第3実施例を図10に基づい
て説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材について
は同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材
についてのみ説明を行う。天板19のフランジ部19a
には、右左側部に位置して閉塞部19gが形成されてお
り、右側板14のフランジ部14a,左側板15のフラ
ンジ部15aは閉塞部19gに密着している。
【0039】上記実施例によれば、右側板14のフラン
ジ部14a,左側板15のフランジ部15aを天板19
の閉塞部19gに密着させた。このため、右側板14の
フランジ部14aと天板19のフランジ部19aとの
間,左側板15のフランジ部15aと天板19のフラン
ジ部19aとの間が開放されていた第1および第2実施
例に比べ、調理室13内からの熱気および蒸気漏れが少
なくなるので、加熱効率の低下が防止される。
【0040】尚、上記第1ないし第3実施例において
は、保護棒24を直状に形成したが、これに限定される
ものではなく、例えばU字状に形成しても良い。また、
上記第1ないし第3実施例においては、天板19のフラ
ンジ部19aに凹部19e,19eを形成し、保護棒2
4の各端部を凹部19e内に収納したが、これに限定さ
れるものではなく、例えば右側板14のフランジ部14
a,左側板15のフランジ部15aに下方へ窪む凹部を
形成し、保護棒24の端部をフランジ部14aの凹部,
フランジ部15aの凹部内に収納しても良い。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の加熱調理器は次の効果を奏する。請求項1記載の手段
によれば、ガラス管ヒータおよび励振口を調理室の前後
方向中央部に配置したので、調理物の局部加熱が防止さ
れ、加熱状態が均一化される。しかも、保護棒を非磁性
体により形成した。このため、レンジ調理時における保
護棒の発熱が抑えられるので、加熱効率が向上する。
た、保護棒の両端部を側板のフランジ部と天板のフラン
ジ部との間で挟持した。このため、保護棒の両端部を平
板状に潰して溶接する必要がなくなるので、保護棒の取
付作業性が向上する。しかも、保護棒を位置決め手段に
より位置決めした。このため、保護棒のずれ動きが防止
されるので、製造作業性が向上する上、保護棒の取付位
置精度が安定的に向上する。請求項2記載の手段によれ
ば、保護棒の一方の位置決め部を円孔内に挿入し、他方
の位置決め部を長孔内に挿入した。このため、両位置決
め部が、保護棒の寸法誤差に影響されることなく孔内に
簡単に挿入されるので、保護棒の位置決め作業が簡単化
される。請求項3記載の手段によれば、天板の内側面と
側板の内面とを略面一にした。このため、ガラス管ヒー
タと天板のフランジ部との間に食品滓等が溜まることが
極力なくなるので、レンジ調理時にスパークが生じるこ
とが防止される。請求項4記載の手段によれば、天板に
円弧部を形成し、この円弧部のフランジ側端部を側板の
内面と略同一面上に配置した。このため、ガラス管ヒー
タと天板のフランジ部との間に食品滓等が溜まることが
極力なくなる上、天板の成形性および剛性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図(ガラス管ヒー
タ,マグネトロン,保護棒の配置関係を示す側面図)
【図2】内箱の天井部を示す縦断側面図
【図3】内箱の天井部を示す縦断正面図
【図4】側板,天板,保護棒を示す分解斜視図
【図5】内箱を示す斜視図
【図6】電子レンジの外観を示す斜視図
【図7】保護棒の機能を説明するための縦断側面図
【図8】保護棒にマイクロ波を照射した実験結果を示す
【図9】本発明の第2実施例を示す図3相当図
【図10】本発明の第3実施例を示す図3相当図
【図11】ガラス管ヒータと天板との間に食品滓等が溜
まる理由を説明するための図3相当図
【図12】従来例を示す図5相当図
【図13】保護棒を示す図
【符号の説明】
13は調理室、14は左側板(側板)、14aはフラン
ジ部、14bは長孔、15は右側板(側板)、15aは
フランジ部、15bは円孔、18は前板、19は天板、
19aはフランジ部、19fは円弧部、21はガラス管
ヒータ、24は保護棒、24aは位置決め部、25は位
置決め手段、27はマグネトロン、28は励振口を示
す。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理室の一方の側板に設けられた励振口
    と、 前記調理室内に前記励振口を通してマイクロ波を照射す
    るマグネトロンと、 前記調理室の天板に設けられ、前記調理室の前板に対し
    て略平行なガラス管ヒータと、 前記調理室内に設けられ、前記ガラス管ヒータを保護す
    る非磁性体製の保護棒とを備え、 前記励振口および前記ガラス管ヒータは、前記調理室の
    前後方向中央部に配置され 前記保護棒は、位置決め手段により位置決めされ、 前記保護棒の両端部は、前記調理室の側板のフランジ部
    と天板のフランジ部との間で挟持され ていることを特徴
    とする加熱調理器。
  2. 【請求項2】 保護棒の両端部には、 下方へ突出する
    位置決め部が設けられ、 一方の位置決め部は、調理室の側板のフランジ部に形成
    された円孔内に挿入され、 他方の位置決め部は、調理室の側板のフランジ部に形成
    された長孔内に挿入 されていることを特徴とする請求項
    1記載の加熱調理器。
  3. 【請求項3】 調理室の側板の内面および天板の内側面
    は、略面一にされていることを特徴とする請求項1記載
    の加熱調理器。
  4. 【請求項4】 調理室の天板の内側面と天板のフランジ
    部の下面との間には円弧部が形成され、 この円弧部のフランジ部側端部は、調理室の側板の内面
    と略同一面上に位置し ていることを特徴とする請求項1
    記載の加熱調理器。
JP10948097A 1997-04-25 1997-04-25 加熱調理器 Expired - Fee Related JP3383181B2 (ja)

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