JP3383021B2 - 加振機の駆動制御装置 - Google Patents

加振機の駆動制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加振機の駆動制御装置
に係り、特に、加振機に設けた加速度検出器が出力する
振動信号を高速フーリエ変換して、入力スペクトル信号
を得、この入力スペクトル信号を、加振機駆動の目標ス
ペクトル信号に基づいて補正し、出力スペクトル信号を
得、更にこの出力スペクトル信号に基づいて振動信号を
出力する加振機の振動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、試験対象に試験振動としてラン
ダム波、ショック波等の振動を加える加振機として、以
下に示すものがある。これは、図3に示すように、加振
機21の振動部分に加速度検出器22を設け、この加振
機21の駆動制御を行う駆動制御装置30でこの検出し
た信号に基づいて加振機を駆動制御するものである。
【0003】この駆動制御装置30は、加速度検出器2
2の出力する振動信号のうち所定周波数以下の低域部分
だけを透過し、高域を遮断する低域透過フィルタである
前置フィルタ23と、この前置フィルタを透過した信号
を所定の周波数の標本化信号に基づいて標本化してデジ
タル信号に変換するAD変換器24と、デジタル化され
た信号を高速フーリエ変換(FFT)処理して、振動信
号の周波数の分布を示すスペクトル信号に変換する高速
フーリエ変換手段25と、予め入力された振動の目標ス
ペクトル信号に基づいて上記スペクトル信号を補正する
スペクトル信号補正手段26と、該補正されたスペクト
ル信号を逆高速フーリエ変換(IFFT)して駆動振動
信号に変換する逆高速フーリエ変換手段27と、この逆
高速フーリエ変換されて出力された駆動振動信号をアナ
ログ信号に変換するDA変換器28と、DA変換器28
が出力した駆動振動信号を補間成形する低域透過フィル
タである補間フィルタ29とを備えるものである。ここ
で、上記の高速フーリエ変換手段25、スペクトル信号
補正部26及び逆高速フーリエ変換手段27は計算機で
所定のプログラム処理を行うことにより実現されてい
る。
【0004】そして、この駆動制御装置30において
は、加速度検出装置で加振機の振動を検出し、この加振
機で検出した振動信号を計算機等で高速フーリエ変換し
て、スペクトル信号を得、このスペクトル信号と、予
め、加振機で測定対象に負荷しようとする振動のスペク
トル信号である目標スペクトルとを比較して、加振機の
振動がこの目標スペクトル信号と同一のスペクトル信号
を有するものとなるように補正して出力スペクトルを
得、この出力スペクトルに基づいて加振機を駆動する振
動を得て、この処理を繰り返すことにより、加振機に所
望のスペクトルを有する振動を行わせるものとしてい
る。
【0005】ここで、この加振機では、オペレータは、
加振する最大周波数fmax 、及び、スペクトル信号を算
出する周波数のライン数Lの他、目標スペクトル信号を
決定し、その他の定数については、これらの値に基づい
て所定の計算を行い、前置フィルタ23、AD変換器2
4、計算機31、DA変換器28及び補間フィルタ29
を設定するものとしている。
【0006】ここで、駆動制御に必要な定数は、 標本化周波数 :fs 標本数 :n(n=2m ;mは整数) 全標本化時間 :Tt 周波数分解能 :fr 最大周波数 :fmax 周波数軸上のライン数 :L である。
【0007】そして、これらの各定数は、一般的に、
【0008】
【数1】fmax =fr ×L …式1 fs =fr ×n …式2 fr =1/Tt …式3 の関係がある。
【0009】また、図4に示すように、n個の実数のみ
の時系列データを標本化して高速フーリエ変換を行った
時には、標本化定理により、折り返しノイズが発生する
ため、標本化する振動信号の最高周波数を標本化周波数
の1/2以下とする必要がある。 従って上記の最大周
波数fmax 、及び、周波数のライン数Lを決定すると、
その他の定数については上記の各関係式に基づいて定め
ることができる。
【0010】また、上記の折り返し雑音を除去するため
には、前置フィルタとしてアンチエリアシングフィルタ
を設け、このアンチエリアジングフィルタのカットオフ
周波数として標本化周波数の1/2以下の周波数を設定
し、これ以上の周波数の信号を遮蔽する低域透過フィル
タを設ける必要がある。ところで、このようなフィルタ
は、図5に破線で示したように、カットオフ周波数で無
限に急峻に立ち下がる特性を有するものが理想的ではあ
るが、現実には図6に実線で示すように、ある程度緩慢
な立ち下がり特性を有するものとなる。従って、この特
性に起因する影響がスペクトル信号に現れないようにす
るためには、カットオフ周波数を標本化周波数の1/2
より小さいものとする必要がある。
【0011】この結果、図6に示すように、アンチエリ
アジングフィルタを透過させた振動信号を高速フーリエ
変換して得られるスペクトル信号の周波数軸上のデータ
(ライン数L)は、標本化したデータ数nの約2.5分
の1(1/2.5)となる。ここで、ライン数/標本数
=L/nを「使用率r」とすると、利用率rは略1/
2.5以下となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の加振機の駆動制御装置にあっては、使用者が設定で
きる最大周波数fmax 及びライン数Lについては、離散
的な値しか選択することができなかった。これは、前置
フィルタ23、補間フィルタ29のカットオフ周波数
や、AD変換器24、DA変換器28の標本化周波数に
付いて離間的な値しか設定できなかったからである。
【0013】即ち、前置フィルタ23、補間フィルタ2
9の設定で定まる最大周波数については、例えば、25
0Hz、500Hz、1000Hz、2000Hz、4
000Hzのように、また、ライン数については50、
100、200のようにである。また、上述した使用率
rについても、固定的に、例えば、1/4、とか1/
2.56とか定められていた。さらに、AD変換器2
4、DA変換器28標本化周波数についても、ある程度
可変とはなっているものの、その調整も離散的に256
0Hz、5120Hz、10240Hzとできる程度で
ある。
【0014】従って、このような加振機の駆動制御装置
にあっては、加振の条件によっては、必ずしも最適な駆
動制御が行われないという問題がある。即ち、例えば、
最大振動数が1000Hz、2000Hz、4000H
zの系列である装置において、加振機で2500Hzの
振動を加えたい場合には、装置の設定最大使用周波数と
して4000Hzを選択しなければならず、装置では4
000Hzまでの計算を行うのに、実際には2500H
z以上の値に付いては信号を発生しないため無駄になっ
てしまうこととなる。
【0015】また一方、仮に、最大周波数を2500H
zとすることができたとしても、ライン数を200しか
選択できない場合には、周波数分解能は、2500Hz
/200=12.5Hzとなる。このように、従来の加
振機の駆動制御装置にあっては、周波数の切りわけ値が
最高周波数と、ライン数の組み合わせによりその都度変
わってしまい、また、その数値に端数が出る場合がある
ため、データの確認が煩雑となるという問題がある。
【0016】そこで、本発明は所望の加振条件に適合し
た、加振機の駆動制御を行うことができる加振機の駆動
制御装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明において、上記の
課題を解決するための第1の手段は、図1に示すよう
に、加振機1に設けた加速度検出器2が出力する振動信
号のうち所定周波数以下の低域部分だけを透過し、高域
を遮断する前置フィルタ3と、この前置フィルタ3を透
過した信号を所定の周波数の標本化信号に基づいて標本
化してデジタル信号に変換するAD変換器4と、デジタ
ル化された信号を高速フーリエ変換FFTを行い、振動
信号の周波数の分布を示すスペクトル信号に変換する高
速フーリエ変換手段5と、予め設定された振動の目標ス
ペクトルに基づいて上記スペクトル信号を補正するスペ
クトル信号補正手段6と、該補正されたスペクトル信号
を逆高速フーリエ変換IFFTして駆動振動信号に変換
する逆高速フーリエ変換手段7と、この逆高速フーリエ
変換されて出力された駆動振動信号をアナログ信号に変
換するDA変換器8と、DA変換器が出力した駆動振動
信号を補間成形する補間フィルタ9とを備え、加振機1
を所定のスペクトル信号分布を有する振動をするように
駆動制御する加振機の駆動制御装置において、上記前置
フィルタ3と補間フィルタ9の低域透過特性を可変とし
た可変低域透過フィルタとし、基準振動信号発生器10
からの基準信号を指定された分周率で分周し、任意の周
波数の標本化信号を発生する分周器11と、入力された
駆動制御の対象となる最大の設定周波数と、上記スペク
トル信号を得るときのライン数とに基づいて、上記前置
フィルタと、補間フィルタの低域透過閾値と、上記分周
器の分周率と、高速フーリエ変換、スペクトル信号補
正、逆高速フーリエ変換に必要な定数を決定する定数設
定器12とを設けたことである。
【0018】また、本発明の第2の手段は、上記第1の
手段の前置フィルタ3と、補間フィルタ9とをスイッチ
トキャパシタフィルタとしたことである。
【0019】
【作用】本発明の第1の手段によれば、前置フィルタ3
と補間フィルタ9の低域透過特性は可変なものであり、
分周器11は基準振動信号発生器10からの基準信号を
指定された分周率で分周し、任意の周波数の標本化信号
を発生する。また、定数設定器12は、入力される駆動
制御の対象となる最大の設定周波数と、上記スペクトル
信号を得るときのライン数とに基づいて、上記前置フィ
ルタと、補間フィルタの低域透過特性を決定し、また、
上記分周器の分周率、高速フーリエ変換、スペクトル信
号補正、逆高速フーリエ変換に必要な定数を決定するか
ら、測定をする周波数に最適な最大周波数及び周波数分
解能により加振機を制御して測定を行なうことができ
る。
【0020】また、本発明の第2の手段によれば、手段
の前置フィルタ3と、補間フィルタ9とをスイッチトキ
ャパシタフィルタとしたから、そのカットオフ周波数を
自由に選択できる。
【0021】
【実施例】以下、本発明に係る加振機の駆動制御装置の
実施例を図面に基づいて説明する。図2は本発明に係る
加振機の駆動制御装置の実施例を示すものである。本実
施例において、加振機の駆動制御装置は、図1に示すよ
うに、加振機2に設けた加速度検出器2が出力する振動
信号のうち所定周波数以下の低域部分だけを透過し、高
域を遮断するスイッチトキャパシタフィルタで構成され
るアンチエリアジングフィルタ(前置フィルタ)3と、
このアンチエリアジングフィルタ3を透過した信号を入
力波形とし、所定の周波数fs の標本化信号に基づいて
標本化してデジタル信号に変換するAD変換器4と、デ
ジタル化され、標本数nで標本化された信号を高速フー
リエ変換FFTを行い、ライン数Lで構成される振動信
号の周波数の分布を示すスペクトル信号IS に変換する
高速フーリエ変換手段5と、予め入力された振動の目標
スペクトル信号RS を格納する目標スペクトル信号格納
部64と、この目標スペクトル信号RS に基づいて上記
スペクトル信号IS を補正する誤差スペクトル信号ES
(=IS /RS )を作成する誤差スペクトル信号作成部
61と、誤差スペクトル信号に基づいて、入力されたス
ペクトル信号ISを補正するスペクトル信号補正部62
と、補正された出力スペクトル信号OS (=OS /E)
を格納する出力スペクトル信号格納部とからなり、目標
スペクトル信号格納部64、誤差スペクトル信号作成部
61と、スペクトル信号補正部62、及び出力スペクト
ル信号格納部63はスペクトル信号補正部を構成する。
【0022】この、スペクトル信号補正部62は、前回
の処理で出力スペクトル信号格納部63に格納した出力
スペクトルOS に補正を行い今回の処理に基づく出力ス
ペクトルとして出力し、出力スペクトル信号格納部63
は、この出力スペクトル信号OS を格納すると共に出力
し、今回格納した出力スペクトル信号OS を次回の処理
のときにスペクトル信号補正部62に出力し、スペクト
ル信号補正部62と出力スペクトル信号格納部63とは
この一連の処理を繰り返し、出力スペクトル信号OS
目標スペクトル信号ES に近づけていく。
【0023】また本実施例では、駆動制御装置には、上
記出力スペクトル信号OS のL+1本目からn本目まで
のラインに“0”に相当するデータを付加してn本のサ
ンプル数に拡張した後これを逆高速フーリエ変換(IF
FT)して駆動振動信号に変換する逆高速フーリエ変換
手段7と、この逆高速フーリエ変換されて出力された駆
動振動信号を標本化周波数fs に基づいてアナログ信号
に変換するDA変換器8と、DA変換器が出力した駆動
振動信号を補間成形する補間フィルタであるアンチエリ
アジングフィルタ9とを備えている。ここで、本実施例
ではアンチエリアジングフィルタ9もスイッチトキャパ
シタフィルタで構成され、前置フィルタを構成するアン
チエリアジングフィルタ4とともに、そのカットオフ周
波数を自由に設定できるものとし、指定した所定の周波
数fmax を折れ点として、それ以下の周波数の信号を透
過し、それ以上の周波数の信号を遮蔽するものとしてい
る。
【0024】また、本実施例では、高速フーリエ変換手
段5、誤差スペクトル信号作成部61、スペクトル信号
補正部62、出力スペクトル信号格納部63、目標スペ
クトル信号格納部64、及び逆高速フーリエ変換手段は
計算機13でプログラムを実行することにより実現して
いる。尚、図2中符号14は加速度検出器2の信号を増
幅するプリアンプ、15は加振機を駆動するパワーアン
プを示している。
【0025】そして、本実施例では、基準振動信号発生
器としての水晶発振器10を設け、この推奨発振器10
からの基準信号を指定された分周率で分周し、任意の周
波数の標本化信号を発生する分周器11と、入力された
駆動制御の対象となる最大の設定周波数fmax と、上記
スペクトル信号を得るときのライン数Lと上記式1,
2,3に基づいて、fmax 、ライン数L、標本数n、周
波数分解能fr を必要に応じてアンチエリアジングフィ
ルタ3,9、分周器11、AD変換器4、計算機13、
及びDA変換器8に出力する定数設定器12とを設けて
いる。
【0026】ここで、本実施例では、標本数nは、
【0027】
【数2】 n=aL(2,56≦a≦5.12),n=2m (mは整数)…式4 としている。従って本実施例に係る加振機の駆動制御装
置によれば必要とされる振動周波数に合わせて、最高振
動数およびライン数を決定することができ、適切な周波
数で、適切なライン数で、標本化を行うことができ、加
振機の駆動制を付与することができる。
【0028】これは、例えば、定数設定器12に 最大振動数:fmax =2700Hz ライン数:L=270 を入力すると、定数設定器12は上記式1,2,3,4
に基づいて、 周波数分解能:fr =fmax /L=10Hz 標本数:n=2m (mは整数)=1024(a=3.7
9) 標本化周波数:fs =fr ×n=10240Hz 標本化時間:Tt =1/fr =1/10sec と計算し、出力される。これに基づいて、標本化、変換
処理が行われ、加振機の駆動制御が実行される。
【0029】従って、本実施例によれば加振機の駆動制
御に際して、最大周波数fmax 、ライン数L,周波数分
解能fr の選択の自由度が増し、所望の加振を適正かつ
容易に行うことができる。尚、上記実施例では、加振機
として、ランダム波を加振するものに付いて説明した
が、これは例えばショックコントローラ等の周波数分析
を伴う全ての装置に適用することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る加振
機の駆動制御装置によれば、前置フィルタと補間フィル
タの低域透過特性を可変なものとし、分周器を基準振動
信号発生器からの基準信号を指定された分周率で分周す
るものとし、定数設定器を、入力される駆動制御の対象
となる最大の設定周波数と、上記スペクトル信号を得る
ときのライン数とに基づいて、上記前置フィルタと、補
間フィルタの低域透過特性を決定し、また、上記分周器
の分周率、高速フーリエ変換、スペクトル信号補正、逆
高速フーリエ変換に必要な定数を決定するものとしたか
ら、測定をする周波数に最適な最大周波数及び周波数分
解能により加振機を制御して測定を適正かつ容易に行う
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のに係る加振機の駆動制御装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】実施例に係る加振機の駆動制御装置の実施例を
示すブロック図である。
【図3】従来の加振機の駆動制御装置を示すブロック図
である。
【図4】加振機の駆動制御装置の標本化定理による折り
返し雑音の状態を示す図である。
【図5】加振機の駆動制御装置の前置フィルタの周波数
特性を示す図である。
【図6】加振機の駆動制御装置において得られるスペク
トル信号の状態を示す図である。
【符号の説明】
1 加振機 2 加速度検出器 3 前置フィルタ 4 AD変換器 5 高速フーリエ変換手段 6 スペクトル補正手段 7 逆高速フーリエ変換手段 8 DA変換器 9 補間フィルタ 10 基準信号発生器 11 分周器 12 定数設定器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加振機(1)に設けた加速度検出器
    (2)が出力する振動信号のうち所定周波数以下の低域
    部分だけを透過し、高域を遮断する前置フィルタ(3)
    と、 この前置フィルタ(3)を透過した信号を所定の周波数
    の標本化信号に基づいて標本化してデジタル信号に変換
    するAD変換器(4)と、 デジタル化された信号を高速フーリエ変換(FFT)を
    行い、振動信号の周波数の分布を示すスペクトル信号に
    変換する高速フーリエ変換手段(5)と、 予め設定された振動の目標スペクトルに基づいて上記ス
    ペクトル信号を補正するスペクトル信号補正手段(6)
    と、 該補正されたスペクトル信号を逆高速フーリエ変換(I
    FFT)して駆動振動信号に変換する逆高速フーリエ変
    換手段(7)と、 この逆高速フーリエ変換されて出力された駆動振動信号
    をアナログ信号に変換するDA変換器(8)と、 DA変換器が出力した駆動振動信号を補間成形する補間
    フィルタ(9)とを備え、加振機(1)を所定のスペク
    トル信号分布を有する振動をするように駆動制御する加
    振機の駆動制御装置において、 上記前置フィルタ(3)と補間フィルタ(9)の低域透
    過特性を可変な可変低域透過フィルタとし、 基準振動信号発生器(10)からの基準信号を指定され
    た分周率で分周し、任意の周波数の標本化信号を発生す
    る分周器(11)と、 入力された駆動制御の対象となる最大の設定周波数と、
    上記スペクトル信号を得るときのライン数とに基づい
    て、上記前置フィルタと、補間フィルタの低域透過閾値
    と、上記分周器の分周率と、高速フーリエ変換、スペク
    トル信号補正、逆高速フーリエ変換に必要な定数を決定
    する定数設定器(12)とを設けたことを特徴とする加
    振機の駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 上記前置フィルタ(3)と、補間フィル
    タ(9)とはスイッチトキャパシタフィルタであること
    を特徴とする請求項1記載の加振機の駆動装置。
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