JP3382814B2 - ダイカストマシンにおける鋳造条件設定装置 - Google Patents

ダイカストマシンにおける鋳造条件設定装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はダイカストマシン
における鋳造条件設定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ダイカストマシンにおいて、良品を得る
ためには、低速、高速の各射出速度、高速区間、昇圧時
間、鍛造圧力、型締力、ダイマイマ値などの鋳造条件が
適正値に設定される必要がある。
【0003】従来一般に、これらの鋳造条件値の設定
は、実鋳造による結果(ダイカスト製品)を見て試行錯
誤により、オペレータの経験や勘に依存して総て手入力
により行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来は、オペレータの
経験や勘に依存して鋳造条件値の設定が行われているか
ら、この鋳造条件値の設定には、経験度、熟練度が必要
で、しかも時間が掛かると云う問題点がある。
【0005】この発明は、上述の如き問題点に着目して
なされたものであり、オペレータの経験や勘に依存する
ことなく鋳造条件値を自動設定し、またユーザ各自の経
験則やノーハウも加味して鋳造条件値を自動設定するこ
とができるダイカストマシンにおける鋳造条件設定装置
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1によるダイカストマシンにおける鋳造条
件設定装置は、金型データ、製品データなどの各種既知
データを入力する入力 部としてのマンマシンインタフェ
ースと、このマンマシンインタフェースより入力された
金型データ、製品データなどの各種既知データにより予
め定義された各鋳造条件の計算式が格納され、かつユー
ザの経験則、金型の製品形状などにより前記計算式に修
正が加えられ補正が可能である計算式データメモリと、
前記マンマシンインタフェースより入力された金型デー
タ、製品データなどの各種既知データと、前記計算式デ
ータメモリに格納された計算式とを基にして各種鋳造条
件値を算出する鋳造条件演算部と、この鋳造条件演算部
によって算出された各種鋳造条件値を自動設定すると共
に前記マンマシンインタフェースによるキー操作によっ
て前記鋳造条件値が変更される鋳造条件設定部と、前記
鋳造条件演算部によって算出された各種鋳造条件値を基
にして次製品の鋳造条件設定値として書き込まれる鋳造
条件データメモリと、この鋳造条件データメモリにすで
に取り込まれている鋳造条件値と、前記鋳造条件設定部
で変更された鋳造条件設定値とを比較し、この変更され
た鋳造条件設定値が鋳造条件値に対して所定値以上異な
っている場合にはアラーム出力を行う鋳造条件設定値適
否判別部と、前記鋳造条件演算部によって算出された各
種鋳造条件値、前記鋳造条件設定部で設定された各種鋳
造条件値、前記鋳造条件設定値適否判別部で判別された
結果とを少なくとも1つ選択的に表示する画面表示部
と、を有しているものである。
【0007】請求項1の発明によるダイカストマシンに
おける鋳造条件設定装置では、マンマシンインタフェー
スによるデータ入力部によって金型データ、製品データ
などの各種既知データが入力され、鋳造条件演算部がデ
ータ入力部によって入力された金型データ、製品データ
などより各種鋳造条件値を予め定義された計算式により
算出し、その各種鋳造条件値が画面表示部に画面表示さ
れると共に鋳造条件設定部にダイカストマシンにおける
鋳造条件設定値として自動設定される。
【0008】また、各鋳造条件毎に設定された計算式の
修正係数項、計算式自体がユーザにより適宜に変更され
て計算式データメモリに書き込まれる。これによりユー
ザ各自の経験則やノーハウを加味した計算式をもって鋳
造条件値の計算が行われ、これが鋳造条件設定値として
自動設定される。
【0009】前記鋳造条件演算部により演算された次製
品の鋳造条件値は鋳造条件データメモリに書き込まれ、
鋳造条件設定部は鋳造条件データメモリに格納されてい
る鋳造条件値の読み込みによって鋳造条件設定値を自動
設定する。これにより次製品の鋳造条件値を前もって計
算しておくことで、次製品の段取り時間を短縮できる。
【0010】さらに、鋳造条件設定部に設定された鋳造
条件設定値がマンマシンインタフェース部より変更する
ことができ、この変更により鋳造条件設定値と鋳造条件
演算部により演算され、鋳造条件データメモリにすでに
取り込まれている鋳造条件値とに差が生じると、鋳造条
件設定値適否判別部が、その鋳造条件設定値と鋳造条件
演算部により演算された鋳造条件値とを比較し、変更さ
れた鋳造条件設定値が鋳造条件値に対して所定値以上異
なっている場合にはアラーム出力を行う。
【0011】また請求項による発明は、請求項1に記
載のダイカストマシンにおける鋳造条件設定装置におい
て、前記マンマシンインタフェース(11)は、鋳造条
件計算式の修正係数などを入力するパラメータ入力部
と、鋳造条件設定値を入力するマニュアル入力部とを兼
ねているものである。
【0012】請求項2の発明によるダイカストマシンに
おける鋳造条件設定装置では、マンマシンインタフェー
ス(11)は、パラメータ入力部およびマニュアル入力
部を兼ねているので、データ入力部から金型データ、製
品データなどの各種既知データが入力される以外に、パ
ラメータ入力部から鋳造条件計算式の修正係数などが入
力され、また、マニュアル入力部から鋳造条件設定値が
入力される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態を図
面を用いて詳細に説明する。
【0014】図1はこの発明によるダイカストマシンに
おける鋳造条件設定装置の実施の形態を示している。図
1において、1はダイカストマシンを、3はPLCなど
を含みダイカストマシンのシーケンス動作を制御するプ
ロセス制御ユニットを、5は鋳造条件設定装置を各々示
している。
【0015】鋳造条件設定装置5は、マンマシンインタ
フェース部11と、CRT、LCDなどによる画面表示
部13と、鋳造条件演算部15と、計算式データメモリ
17と、鋳造条件データメモリ19と、鋳造条件設定部
21と、鋳造条件設定値適否判別部23とを有してい
る。
【0016】マンマシンインタフェース部11は、操作
盤などに配置されたキーボードなどにより構成され、金
型データ、製品データなどの各種既知データを入力する
データ入力部と、鋳造条件計算式の修正係数などを入力
するパラメータ入力部と、鋳造条件設定値のマニュアル
入力部とを兼ねている。
【0017】鋳造条件演算部15は、マンマシンインタ
フェース部(データ入力部)11より入力された金型デ
ータ、製品データなどより各種鋳造条件値を計算式デー
タメモリ17に格納されている定義済みの計算式により
算出する。マンマシンインタフェース部11より入力さ
れる金型データ、製品データとしては、金型厚さ、製品
肉厚、製品重量、鋳込み重量、投影面積、ゲート断面
積、プランジャチップ径、充填ストローク、空打ちスト
ローク、ビスケット厚さなどがあり、鋳造条件演算部1
5が算出する鋳造条件値としては、低速、高速の各射出
速度、高速区間、昇圧時間、鍛造圧力、型締力、ダイタ
イマ値などがある。各データの入力は、図2に示されて
いるような画面表示器13による画面表示のもとに行わ
れ、また算出された各鋳造条件値が、図2に示されてい
るように、データ入力画面と同じ画面に表示される。
【0018】つぎに良品を得るために計算式データメモ
リ17に格納される各鋳造条件の計算式の実例を挙げて
説明する。
【0019】(低速射出速度)
【数1】 Vlow ={(6・√D)/104 }{(4・103 ・Wa/Cc・S・π・D) +36}K1 但し、Vlow ;低速射出速度、D;プランジャチップ
径、Wa;鋳込み重量、Cc;鋳込み材料による比重係
数、S;空打ちストローク、K1 ;低速修正係数であ
る。
【0020】Cc=C・0.9・K11 但し、C;溶湯比重、K11;比重修正係数である。
【0021】なお、参考値として、スリーブ充填率J
(%)を下式により算出することができる。
【0022】
【数2】 J=(Wa・106 /C・0.9)(π/4)D2 ・S・100・K12 但し、K12;スリーブ充填率修正係数である。
【0023】(高速射出速度) Vhi=(Shi/tJ)K2 但し、Vhi;高速射出速度Vhi、Shi;高速区間、t
J;合金の凝固時間、K2 ;高速修正係数である。
【0024】
【数3】 Shi={(Wb・106 )/{Cc(π/4)D2 }}K3 但し、K3 ;高速区間修正係数である。
【0025】tJ=tg=a・K13・T2 但し、tg;合金の凝固時間、a;金属材料による凝固
係数、K13;凝固時間修正係数、T;製品肉厚である。
【0026】凝固係数aは、金属材料に応じて例えば、
Al=11.1、Zn=25.0、Mg=4.9、Cu
=11.4程度に設定される。
【0027】(昇圧時間) Tup=a・K13・T2 ・K4 但し、Tup;昇圧時間、K4 ;昇圧時間修正係数であ
る。
【0028】(鋳造圧力) Pon=(Dz/D)2 ・Pacc・K5 但し、Pon;鋳造圧力、Dz;増圧シリンダ径、Pac
c;射出アキュムレータ圧力、K5 ;鋳造圧力修正係数
である。
【0029】(型締力)
【数4】 F=(M・Pacc・Dz/10・Fc・D2 )K6 但し、F;型締め力%、M;投影面積、Fc;マシン固
有の最大型締力である。
【0030】(ダイタイマ値) Dt={(Bs2 /100)+4}K7 但し、Dt;ダイタイマ値、Bs;ビスケット厚さ、K
7 ;ダイタイマ修正係数である。
【0031】また、スリーブ充填率J以外に、下記の各
参考値を算出し、各参考値を図2に示されているように
画面表示することが行われる。
【0032】(限界射出速度)
【数5】 Vmax =√{(Vpc2 ・Vpo2 )/(Vpc2 +Vpo2 )} 但し、Vmax ;限界射出速度、Vpc;金型限界速度、
Vpo;現アキュムレータ圧力での空打ち限界速度であ
る。
【0033】
【数6】 Vpc=550・√{G2 (π/4)D2 ・Pacc/ {(π/4)D23 }K9 但し、G;ゲート断面積、K9 ;限界射出速度修正係数
である。
【0034】Vpo=√(Pacc/135)V’po 但し、V’po;パラメータ空打ち最大速度である。
【0035】(限界鋳造圧力) Pmax ={(Fc・1000)/M}K10 但し、K10;限界鋳造圧力係数である。
【0036】(ゲート速度)
【数7】 Vg={(Vhi/K2 )(π/4)D2 /G・100}K8 =(Wb・104 /a・K13・Cc・G・T2 )K8 但し、K8 ;ゲート速度修正係数である。
【0037】良品を得るための計算式データメモリ17
には、各鋳造条件の計算式が格納され、ユーザの経験
則、金型の製品形状等により計算式に修正が加えられ、
補正することができる。
【0038】計算式データメモリ17に格納される各計
算式は修正係数項を含んでおり、修正係数項の修正係数
はマンマシンインタフェース部11によるキー操作によ
って変更可能にパラメータ設定され、計算式データメモ
リ17に書き込まれる。
【0039】各計算式もユーザにより変更可能とされて
おり、変更された計算式は書換可能に計算式データメモ
リ17に格納される。
【0040】これによりユーザ各自の経験則やノーハウ
を加味した計算式をもって鋳造条件値の計算が行われ得
るようになる。
【0041】鋳造条件演算部15によって上述のように
計算された各鋳造条件値はマンマシンインタフェース部
11によるキー操作によって、鋳造条件設定部21に転
送されるか、あるいは次製品の鋳造条件設定値として鋳
造条件データメモリ19に書き込まれる。
【0042】鋳造条件設定部21は、鋳造条件演算部1
5によって算出された鋳造条件値を鋳造条件演算部15
より直接あるいは鋳造条件データメモリ19より入力す
ることにより、鋳造条件値をダイカストマシン1におけ
る鋳造条件設定値として自動設定する。
【0043】これにより鋳造条件設定値の設定がオペレ
ータの経験や勘だけに依存することなく迅速に行われる
ようになり、また次の製品の鋳造条件値も前もって演算
し、鋳造条件データメモリ19に書き込んでおくことに
より、次の製品の鋳造準備時間(段取り時間)を短縮で
き、高能率のダイカスト作業が行われ得るようになる。
【0044】また鋳造条件の設定後の指向錯誤による設
定値修正時に、設定値を変更せず、各計算式における修
正係数や計算式を変更することにより、鋳造条件演算部
15により算出された鋳造条件値が、学習的に、より一
層、良品生産に適合したものになり、次製品の良品出し
の時間が大幅に短縮されると共にノウハウの蓄積が可能
になる。
【0045】図3は鋳造条件設定画面を示している。こ
の画面表示下において、鋳造条件設定値は、マンマシン
インタフェース部11より変更可能で、マニュアル設定
可能になっている。この鋳造条件設定画面には、現行用
と次回用(編集用)とがあり、鋳造条件設定値を編集用
領域(メモリ領域)に呼び出すことにより、編集用画面
で、稼動中以外の金型(製品)に対して鋳造条件を設定
することができる。
【0046】鋳造条件設定値適否判別部23は、図1か
ら明らかなように、鋳造条件演算部15で変更された鋳
造条件設定値と、鋳造条件演算部15により演算され
鋳造条件データメモリ19にすでに取り込まれている
造条件値とを比較し、変更された鋳造条件設定値が鋳造
条件値に対して所定値以上異なっている場合には画面表
示器13にアラーム出力を行う。ここでの鋳造条件設定
値の変更限界は上述のように参考値として限界値に基づ
いて設定することができる。
【0047】変更された鋳造条件設定値が鋳造条件値に
対して所定値以上異なっている場合には画面表示器13
にアラーム出力が行われることにより、鋳造条件設定値
の設定ミスのまま鋳造が開始されることが回避され、安
全性が向上する。
【0048】以上に於ては、この発明を特定の実施の形
態について詳細に説明したが、この発明は、これに限定
されるものではなく、この発明の範囲内にて種々の実施
の形態が可能であることは当業者にとって明らかであろ
う。
【0049】なお、上述したこの発明を言い変えると、
金型に溶湯を注入して製品を鋳造するダイカストマシー
ンの鋳造制御プロセスを支援する鋳造制御支援システム
を構築するものであって、この鋳造制御支援システム
は、金型及び製品に関するデータを含む基礎データを入
力する第1の手段である入力部としてのマンマシンイン
タフェース11と、前記基礎データから前記鋳造制御プ
ロセスの制御項目に対する算定候補値を複数の定義され
た式により計算するための第2の手段である鋳造条件演
算部15,計算式データメモリ17と、前記算定候補値
を前記制御項目に対する設定候補値として受け入れ、こ
れらの設定候補値の良否を前記制御項目別の所与条件に
従って判定する第3の手段である鋳造条件設定部21,
鋳造条件設定値適否判別部23と、前記所与条件を変更
すべく操作可能であることと、前記基礎データと前記算
定候補値と、前記設定候補値と、前記制御項目別の所与
条件と、前記判定の結果とを少なくとも1つ選択的に表
示するための第4の手段である画面表示部13と、を備
えていることを特徴とするものである。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、請求項
によるダイカストマシンにおける鋳造条件設定装置に
おいては、データ入力された金型データ、製品データな
どより鋳造条件演算部が各種鋳造条件値を予め定義され
た計算式により算出し、その各種鋳造条件値が画面表示
部に画面表示されると共に鋳造条件設定部にダイカスト
マシンにおける鋳造条件設定値として自動設定されるか
ら、オペレータの経験や勘に依存することなく論理的に
鋳造条件値を設定でき、併せて鋳造条件の設定に要する
時間を従来に比して短縮でき、ダイカストマシンの稼動
率を向上できる。
【0051】また、各鋳造条件毎に設定された計算式の
修正係数項、計算式自体がユーザにより適宜に変更され
て計算式データメモリに書き込まれるから、ユーザ各自
の経験則やノーハウを加味した計算式をもって鋳造条件
値の計算が行われ、これが鋳造条件設定値として自動設
定され、良品を得るための鋳造条件の設定に要する時間
を従来に比して短縮することができる。
【0052】鋳造条件演算部により演算された次製品の
鋳造条件値は鋳造条件データメモリに書き込まれ、鋳造
条件設定部は鋳造条件データメモリに格納されている鋳
造条件値の読み込みによって鋳造条件設定値を自動設定
するから、次製品の鋳造条件値を前もって計算しておく
ことで、次製品の段取り時間を短縮することができる。
【0053】さらに、変更された鋳造条件設定値と鋳造
条件演算部により演算され、鋳造条 件データメモリにす
でに取り込まれている鋳造条件値とに差が生じると、鋳
造条件設定値適否判別部が、その鋳造条件設定値と鋳造
条件演算部により演算された鋳造条件値とを比較し、変
更された鋳造条件設定値が鋳造条件値に対して所定値以
上異なっている場合にはアラーム出力を行うから、鋳造
条件設定値の設定ミスのまま鋳造が開始されることが回
避され、安全性が向上する。
【0054】請求項によるダイカストマシンにおける
鋳造条件設定装置においては、マンマシンインタフェー
ス(11)は、データ入力部、パラメータ入力部および
マニュアル入力部を兼ねているので、データ入力部から
金型データ、製品データなどの各種既知データを入力す
ることができ、パラメータ入力部から鋳造条件計算式の
修正係数などを入力することができ、また、マニュアル
入力部から鋳造条件設定値が入力することをできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるダイカストマシンにおける鋳造
条件設定装置の実施の形態を示すブロック線図である。
【図2】金型、製品データの入力と鋳造条件計算モード
の画面表示例を示す説明図である。
【図3】鋳造条件設定モードの画面表示例を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 ダイカストマシン 3 プロセス制御ユニット 5 鋳造条件設定装置 11 マンマシンインタフェース部 13 画面表示部 15 鋳造条件演算部 17 計算式データメモリ 19 鋳造条件データメモリ 21 鋳造条件設定部 23 鋳造条件設定値適否判別部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−226419(JP,A) 特開 平6−179232(JP,A) 特開 平5−8274(JP,A) 実開 平2−11657(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 17/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型データ、製品データなどの各種既知
    データを入力する入力部としてのマンマシンインタフェ
    ース(11)と、このマンマシンインタフェース(11)より入力された
    金型データ、製品データなどの各種既知データにより予
    め定義された各鋳造条件の計算式が格納され、かつユー
    ザの経験則、金型の製品形状などにより前記計算式に修
    正が加えられ補正が可能である計算式データメモリ(1
    7)と、 前記マンマシンインタフェース(11)より入力された
    金型データ、製品データなどの各種既知データと、前記
    計算式データメモリ(17)に格納された計算式とを基
    にして 各種鋳造条件値を算出する鋳造条件演算部(1
    5)と、この鋳造条件演算部(15)によって算出された各種鋳
    造条件値を自動設定すると共に前記マンマシンインタフ
    ェース(11)によるキー操作によって前記鋳造条件値
    が変更される 鋳造条件設定部(21)と、前記鋳造条件演算部(15)によって算出された各種鋳
    造条件値を基にして次製品の鋳造条件設定値として書き
    込まれる鋳造条件データメモリ(19)と、 この鋳造条件データメモリ(19)にすでに取り込まれ
    ている鋳造条件値と、前記鋳造条件設定部(21)で変
    更された鋳造条件設定値とを比較し、この変更された鋳
    造条件設定値が鋳造条件値に対して所定値以上異なって
    いる場合にはアラーム出力を行う鋳造条件設定値適否判
    別部(23)と、 前記鋳造条件演算部(15)によって算出された各種鋳
    造条件値、前記鋳造条件設定部(21)で設定された各
    種鋳造条件値、前記鋳造条件設定値適否判別部(23)
    で判別された結果とを少なくとも1つ選択的に 表示する
    画面表示部(13)と、 を有していることを特徴とするダイカストマシンにおけ
    る鋳造条件設定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のダイカストマシンにお
    ける鋳造条件設定装置において、前記マンマシンインタフェース(11)は、鋳造条件計
    算式の修正係数などを 入力するパラメータ入力部と、鋳
    造条件設定値を入力するマニュアル入力部とを兼ねてい
    ことを特徴とするダイカストマシンにおける鋳造条件
    設定装置。
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