JP3382554B2 - 掘削工具 - Google Patents

掘削工具

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JP3382554B2
JP3382554B2 JP36569898A JP36569898A JP3382554B2 JP 3382554 B2 JP3382554 B2 JP 3382554B2 JP 36569898 A JP36569898 A JP 36569898A JP 36569898 A JP36569898 A JP 36569898A JP 3382554 B2 JP3382554 B2 JP 3382554B2
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和由 吉田
一弘 高木
博之 福田
潤 牟田
健雄 園田
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Mitsubishi Materials Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーシングパイプ
内に挿通されるロッドの先端に取り付けられて掘削を行
う掘削工具に係わり、特に掘削終了後に工具本体をロッ
ドごとケーシングパイプ内を通して引き抜き可能とされ
た掘削工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の掘削工具としては、例えば特公
昭46−30083号公報や実公昭62−39182号
公報に記載されたものが知られている。このうち、特公
昭46−30083号公報に記載された掘削工具は、上
記ロッドの先端に取り付けられてその軸線回りに回転さ
れる工具本体の先端に先端切刃部が設けられるととも
に、この工具本体の外周には工具外周側に突出する突出
切刃部が設けられたもので、この突出切刃部を含めた工
具本体の外径が上記ケーシングパイプ内に挿入可能な大
きさとされ、かつ上記軸線回りの突出切刃部の回転径は
ケーシングパイプ外径よりも大きくされている。
【0003】しかるに、このような掘削工具では、掘削
時には上記軸線をケーシングパイプの中心軸に一致させ
てロッドを回転することにより、ケーシングパイプの先
端から突出させた上記突出切刃部によって掘削を行い、
こうして掘削された削孔にケーシングパイプを建て込ん
でゆくことができる。その一方で、掘削終了後には工具
本体の軸線をケーシングパイプの中心軸に対して突出切
刃部と反対側に偏心させることにより、ケーシングパイ
プだけを削孔に残してロッドおよび工具本体を引き抜く
ことが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この特公昭
46−30083号公報に記載された掘削工具では、工
具本体に設けられた突出切刃部が一つであるため、その
切刃に作用する負荷が大きく、掘削効率を向上させるに
も自ずと限度があった。また、その一方で、上記実公昭
62−39182号公報に記載された掘削工具において
は、工具外周側に突出する突出切刃部が、円筒状の工具
本体と同径とされた円板状の先端部を工具本体の軸線か
ら偏心させて工具外周側に突出させ、その先端面に多数
のチップを取り付けて切刃を構成したものであり、掘削
時に該切刃によって生成される掘削屑の排出性が損なわ
れて、やはり掘削効率を劣化させてしまうという問題が
あった。
【0005】本発明は、このような背景の下になされた
もので、上述したように工具本体の外周に突出する突出
切刃部を備えた掘削工具において、この突出切刃部に作
用する掘削負荷の低減を図って掘削効率の向上を図り、
また掘削屑の円滑な排出を可能として掘削効率のさらな
る向上を促すことが可能な掘削工具を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決して、こ
のような目的を達成するために、本発明は、軸線回りに
回転される工具本体の先端に上記軸線を中心とした先端
切刃部を設けるとともに、この先端切刃部よりも後端側
の上記工具本体の外周には、工具外周側に突出する一対
の突出切刃部を周方向に隣接して設けたことを特徴とす
る。従って、このような構成の掘削工具によれば、工具
本体の外周に一対の突出切刃部が設けられているため、
個々の突出切刃部の切刃に作用する負荷を軽減すること
が可能となる。
【0007】ここで、上記一対の突出切刃部の先端面に
設けられる切刃同士は、工具先端側から見て上記軸線を
中心とした挟角38°〜78°の円弧内に配置されるの
が望ましい。これは、この工具先端側から見た切刃の配
置が挟角38°未満の円弧の内側となるほど両突出切刃
部が接近していると、掘削時に工具本体を回転させた際
の工具回転方向側の突出切刃部の切刃に作用する負荷を
十分に低減することができなくなる一方、挟角78°の
円弧よりも外側に切刃が配置されるほど突出切刃部が離
れていると、工具本体をケーシングパイプ内を通して引
き抜き可能とするためには、工具本体の軸線からの突出
切刃部の外径を小さくせざるを得ず、ケーシングパイプ
を建て込むに十分な径の削孔を形成することができなく
なるおそれがあるからである。なお、このように掘削終
了後に工具本体をケーシングパイプ内を通して確実に引
き抜き可能としつつも、工具本体の軸線からの突出切刃
部の切刃の外径を大きくしてより大きな内径の削孔を形
成可能とするには、工具先端側から見て、上記工具本体
に外接する円を、上記一対の突出切刃部の先端面に設け
られる切刃の工具外周側の端部近傍において該突出切刃
部の外周面に接するように突出切刃部を形成するのが望
ましい。
【0008】一方、上記構成の掘削工具において、上記
一対の突出切刃部の間に、上記軸線方向に向けて延びる
掘削屑の排出溝を形成すれば、この排出溝を通して掘削
屑を円滑に排出することができるので、掘削効率の向上
を図ることができる。なお、このとき、上記先端切刃部
の外周にも上記軸線方向に向けて延びる掘削屑の排出溝
を形成した場合には、この先端切刃部の掘削屑の排出溝
と上記突出切刃部の間の掘削屑の排出溝の工具先端側に
おける開溝部との位置を、上記工具本体の周方向に一致
させることにより、この先端切刃部で生成された掘削屑
をも突出切刃部の間の排出溝を通して工具後端側に円滑
に排出することができる。また、この掘削屑の排出溝
を、上記軸線方向に向けて上記工具本体の周方向に捩れ
る螺旋状に形成すれば、工具本体の回転によって掘削屑
を工具後端側に押し出すことができるので、一層円滑な
掘削屑の排出を促すことが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1ないし図5は、本発明の第1
の実施形態を示すものである。本実施形態において工具
本体1は、後述する一対の突出切刃部2,2を除いてそ
の外形が工具先端側に向けて一段縮径する軸線Oを中心
とした略多段円柱状をなし、この一段縮径する先端部が
先端切刃部3とされている。また、この工具本体1内に
は、その後端面から工具先端側に向けて軸線Oを中心と
する取付孔4が形成されていて、この取付孔4の内周に
はロッド5の先端外周に形成された雄ねじ部5Aに螺合
する雌ねじ部4Aが形成されるとともに、該取付孔4の
底面からさらに工具先端側に向けては、軸線Oに沿って
小径の孔6が軸線O方向に上記先端切刃部3の中ほどま
で穿設されている。
【0010】上記先端切刃部3の外周には、その先端か
ら軸線Oに平行に工具後端側に向けて延びる断面略円弧
状の3条の掘削屑の排出溝7…が周方向に等間隔に形成
されており、これらの排出溝7…は軸線O方向において
先端切刃部3の中ほどで外周側に切り上げられている。
また、この先端切刃部3の先端中央には円柱状のコアピ
ース8が埋設されるとともに、このコアピース8から工
具外周側に向けては、周方向に隣接する上記排出溝7,
7同士の中央に、超硬合金等の硬質材料よりなる平板状
のチップ9がその側面を上記コアピース8に当接させ
て、工具先端側から見て先端切刃部3の半径方向に延び
るように植設されており、これらのチップ9…の先端面
に、軸線Oを含む平面に沿って切刃10が形成されてい
る。
【0011】ここで、この切刃10は、その内周端から
外周端に向けて一旦工具先端側に延びた後、鈍角に曲折
して工具後端側に延びる山型に形成されるとともに、先
端切刃部3の先端面は、上記チップ9の先端面も含めて
上記排出溝7,7同士の間の部分が、切刃10が形成さ
れる上記軸線Oを含む平面に垂直に該平面から離間する
に従い工具後端側に向けて傾斜しており、すなわち切刃
10を稜線とした山型傾斜面状に形成されている。さら
に、これらの山型傾斜面同士の谷部、すなわち工具先端
側から見てコアピース8を挟んで各チップ9…とは反対
側の部分には、先端側に向けて「コ」字状に開口する凹
溝11…が、切刃10が形成される上記軸線Oを含む平
面に沿って、この反対側の上記排出溝7に連通するよう
それぞれ形成されている。
【0012】一方、上記一対の突出切刃部2,2は、こ
の先端切刃部3よりも工具後端側の工具本体1の外径が
一段拡径する部分において、該拡径部分の工具先端側に
形成され、周方向に互いに隣接して設けられている。こ
こで、本実施形態の突出切刃部2はそれぞれ、工具本体
1の上記拡径部分の工具先端側に工具外周側に突出する
突出部12が工具本体1に一体に形成されるとともに、
この突出部12の工具先端側を向く先端面12Aに超硬
合金等の硬質材料よりなるチップ13が植設され、この
チップ13に切刃14が形成されて構成されており、特
に本実施形態では両突出切刃部2,2は、先端切刃部3
の3つの切刃10…のうち一の切刃10が形成される軸
線Oを含む平面Pについて、互いに対称となるように形
成されている。
【0013】ここで、上記突出部12は、工具先端側か
ら見て工具本体1の軸線Oに対する径方向に工具外周側
に突出するように形成されており、その工具先端側を向
く上記先端面12Aは軸線Oに対して略垂直に工具外周
側に延びるように形成される一方、工具後端側を向く後
端面12Bは、工具内周側に向かうに従い工具後端側に
向かうように傾斜して工具本体1の外周面に滑らかに連
なるように、かつ軸線Oに直交する断面が軸線Oを中心
とした円弧状をなすように形成されている。また、この
突出部12の工具外周側を向く外周面12Cは、上記後
端面12Bの傾斜角よりも極小さな傾斜角で、やはり工
具後端側に向かうに従い工具内周側に向かうように傾斜
させられ、かつ軸線Oに直交する断面が軸線Oを中心と
した円弧状をなすように形成されている。さらに、この
突出部12の周方向を向く側面のうち一対の突出切刃部
2,2同士の互いに反対側を向く側面12Dは、工具本
体1の外周面に略接するように形成されている。
【0014】また、上記チップ13は略長方形平板状に
形成されたもので、工具本体1の周方向において突出部
12の上記先端面12Aの略中央に、軸線Oに対する径
方向に延びるように植設されている。ここで、この突出
部12の先端面12Aは、チップ13の先端面も含めて
工具外周側から見て図3に示すように工具先端側に突出
する三角形の山型に形成されており、この先端面12A
がなす山型の稜線に沿って上記切刃14が形成されてい
て、この切刃14は工具本体1の軸線Oに直交する方向
に形成されている。なお、本実施形態では、上記一対の
突出切刃部2,2の切刃14,14は、工具先端側から
見て軸線Oを中心とした挟角38°〜78°の円弧内に
配置されるように形成されており、すなわち切刃14,
14が軸線Oに直交する方向に形成された本実施形態の
掘削工具では、工具先端側から見て該切刃14,14が
軸線Oを中心としてなす挟角θが38°〜78°の範囲
となるように設定されている。
【0015】さらに本実施形態では、このように形成さ
れた一対の突出切刃部2,2の間に、軸線O方向に向け
て突出部12,12の先端面12A,12Aから後端面
12B,12Bに抜けるように延びる掘削屑の排出溝1
5が上記平面Pに沿って形成されている。従って、この
排出溝15は、先端切刃部3の外周に形成された掘削屑
の排出溝7…のうちの1つと工具本体1の周方向におけ
る位置が一致させられ、この排出溝7の工具後端側に形
成されることとなる。ここで、この排出溝15は、軸線
Oに直交する断面が上記挟角θよりも僅かに大きな挟角
をなす略V字状となるように形成されており、その溝底
部は凹曲面状に形成されるとともに、この溝底部までの
深さは工具本体1外周面からの突出部12の突出高さの
略半分程度とされている。また、突出部12,12の先
端面12A,12Aにおけるこの排出溝15の開溝部の
周縁には、該開溝部周縁に向かうに従い工具後端側に向
けて傾斜する凹曲面状の傾斜面15Aが形成されてい
る。
【0016】なお、工具本体1内に形成された上記孔6
の軸線O方向略中ほどからは、工具外周側に向かうに従
い工具後端側に向けて延びる3つの分岐孔6A,6B,
6Bが工具本体1の周方向に略等間隔に形成されてお
り、このうち1つの分岐孔6Aは上記平面Pに沿って延
びて上記排出溝15の溝底部に開口させられるととも
に、他の2つの分岐孔6B,6Bは工具本体1の外周面
に開口させられている。また、上記孔6の先端からは、
工具外周側に向かうに従い工具先端側に向けて延びる分
岐孔6Cが形成されており、この分岐孔6Cは、先端切
刃部3の外周に形成された3条の排出溝7…のうち、上
記排出溝15と周方向の位置が一致する排出溝7以外の
2条の排出溝7,7の一方に開口させられている。
【0017】このように構成された掘削工具は、円筒状
のケーシングパイプ16内に挿入される上記ロッド5先
端の雄ねじ部5Aが上述のように取付孔4の雌ねじ部4
Aにねじ込まれることにより、このロッド5の先端に取
り付けられる。ここで、この掘削工具の寸法は、図4に
示すようにその上記突出切刃部2,2の切刃14の軸線
O回りの外径が上記ケーシングパイプ16の外径よりも
僅かに大きくなるとともに、図5に示すように軸線Oに
直交する断面においてこの掘削工具の工具本体1に外接
する円の最大径がケーシングパイプ16の内径よりも僅
かに小さくなるように設定される。
【0018】そして、掘削時には、ケーシングパイプ1
6先端から上記突出切刃部2,2を突き出した状態で上
記軸線Oをケーシングパイプ16の中心軸Cと一致さ
せ、ロッド5の回転に伴い工具本体1を軸線O回りに回
転させるとともに、軸線O方向に工具先端側に向けて打
撃したりすることにより、まず先端切刃部3の切刃10
…が先行して岩盤に小径のパイロット孔を形成してゆ
き、次いでこのパイロット孔に案内されるようにして工
具本体1が軸線O方向に直進しつつ、突出切刃部2,2
の切刃14,14によって大径の削孔を形成してゆき、
こうして形成された削孔にケーシングパイプ16を建て
込んでゆく。なお、この掘削時には、ロッド5の内周部
から工具本体1の上記孔6に圧縮空気等の高圧流体が供
給されて上記分岐孔6A〜6Cより噴出させられる。ま
た、掘削終了後はロッド5ごと工具本体1をケーシング
パイプ16の中心軸Cに対して偏心させることにより、
ケーシングパイプ16を削孔内に残したままロッド5お
よび工具本体1を引き抜くことができる。
【0019】しかして、上記構成の掘削工具では、この
ように工具本体1を偏心させることによってケーシング
パイプ16から引き抜き可能とした掘削工具において、
工具本体1の外周に一対の突出切刃部2,2が周方向に
隣接して設けられており、このため、個々の突出切刃部
2に掘削時に作用する負荷を従来のように突出切刃部が
1つの掘削工具の場合に比べて削減することができて、
掘削効率の向上を図ることができる。
【0020】また、本実施形態では、これら一対の突出
切刃部2,2の突出部12,12の先端面12A,12
Aに設けられる切刃14,14が、該先端面12A,1
2Aを山型傾斜面状に形成したその稜線部に形成される
ものであって、工具本体1の軸線Oに直交する方向に形
成されるとともに該軸線Oを含む上記平面Pに対して対
称とされており、しかも工具先端側から見て上記軸線O
を中心とした挟角θが38°〜78°となるように配置
されているので、掘削終了後に工具本体1を確実に引き
抜き可能としつつも、個々の突出切刃部2に作用する掘
削負荷を確実に低減することが可能となる。すなわち、
この工具先端側から見た切刃14,14の挟角θが38
°を下回るほど両突出切刃部2,2が接近していると、
掘削時に工具本体1を軸線O回りに回転させて掘削を行
った際に、一方の突出切刃部2が地盤を削り取った直ぐ
後に他方の突出切刃部2が地盤を掘削することとなり、
この他方の突出切刃部2の掘削負荷が大幅に少なくなる
反面、上記一方の突出切刃部2の掘削負荷が十分に低減
されなくなるおそれがある。また、このように一対の突
出切刃部2,2が接近しすぎていると、その間に形成さ
れる上記掘削屑の排出溝15の大きさも小さくならざる
を得ず、円滑な掘削屑の排出を図るのが困難となるおそ
れも生じる。
【0021】その一方で、逆に上記挟角θが78°を上
回るほど大きく、突出切刃部2,2同士が互いに軸線O
の反対側に位置するように離れていると、工具本体1を
ケーシングパイプ16内を通して引き抜き可能とするに
は軸線Oからの突出切刃部2,2の切刃14,14の外
径を小さくせざるを得ず、十分な径の削孔を形成するこ
とができなくなる一方、切刃14,14の外径を大きく
した場合には工具本体1を引き抜き可能とすることがで
きなくなるおそれが生じる。なお、本実施形態では、こ
のように上記一対の突出切刃部2,2の上記先端面12
A,12Aに設けられる切刃14,14同士が、工具先
端側から見て工具本体1の軸線Oを中心とした挟角θが
38°〜78°の円弧内に配置されるように構成されて
いるが、より一層確実に突出切刃部2,2の掘削負荷を
低減しつつ工具本体1の引き抜きを可能とするには、こ
れらの切刃14,14は挟角θが45°〜55°の円弧
内に配置されるように形成されるのが望ましい。
【0022】ただし、本実施形態では、上述のように突
出切刃部2,2が軸線Oを含む平面Pについて対称とさ
れて、切刃14,14が軸線Oに直交する方向に配置さ
れており、工具先端側から見ても軸線Oにおいて交差す
る方向に配置されたこれらの切刃14,14の挟角θが
38°〜78°の範囲となるように設定しているが、必
ずしもこのような構成を採る必要はなく、例えば突出切
刃部2,2が非対称であったり、また切刃14,14の
一方または双方が工具先端側から見て軸線Oからずれた
方向に延びるように形成されていたり、工具本体1の側
面視に軸線Oに対して斜めに形成されていたりしてもよ
い。しかしながら、このような場合でも、確実に突出切
刃部2,2の掘削負荷を低減しつつ工具本体1を引き抜
き可能とするには、切刃14,14は工具先端側から見
て軸線Oを中心とした挟角θが38°〜78°の円弧
内、より望ましくは挟角θが45°〜55°の円弧内に
配置されるのが望ましい。
【0023】一方、本実施形態では、これらの突出切刃
部2,2の間に、工具本体1の軸線O方向に向けて延び
る掘削屑の排出溝15が形成されている。このため、上
述のように一対の突出切刃部2,2を工具本体1の外周
に設けているにも拘わらず、当該突出切刃部2,2の切
刃14,14によって掘削時に生成された掘削屑を削孔
内に滞留させることなくこの排出溝15を通して工具後
端側に円滑に排出することができ、個々の突出切刃部2
に作用する掘削負荷が低減されることとも相俟って、一
層効率的な掘削を促すことができる。なお、この排出溝
15を通して工具後端側に排出された掘削屑は、ケーシ
ングパイプ16内周のロッド5との間を通してその後方
に排出される。
【0024】また、本実施形態では、工具本体1の先端
に設けられる先端切刃部3の外周にも軸線O方向に延び
る掘削屑の排出溝7…が形成されており、そのうちの一
の排出溝7と突出切刃部2,2間に形成される掘削屑の
排出溝15との位置が、工具本体1の周方向に一致させ
られている。このため、本実施形態によれば、掘削時に
この先端切刃部3の切刃10…によって生成されて上記
一の排出溝7を通って排出される掘削屑は、さらにその
後方の上記排出溝15を通して工具後端側に送り出され
てケーシングパイプ16から排出されることとなり、先
端切刃部3の後方に突出切刃部2,2を設けているにも
拘わらず、この先端切刃部3において生成された掘削屑
の排出性が損なわれてしまうような事態を防いで、一層
の掘削効率の向上を図ることができる。
【0025】しかも、本実施形態では、この突出切刃部
2,2間の排出溝15の工具先端側の開溝部周縁に、こ
の開溝部周縁側に向かうに従い工具後端側に向けて傾斜
する凹曲面状の傾斜面15Aが形成されており、このた
め、先端切刃部3の上記一の排出溝7から排出される掘
削屑や突出切刃部2,2の切刃14,14によって生成
された掘削屑を、より確実に排出溝15に収容すること
ができる。加えて本実施形態では、この突出切刃部2,
2の間に形成される排出溝15の溝底部に、工具本体1
内に形成された孔6から分岐して工具外周側に向かうに
従い工具後端側に向かって傾斜する分岐孔6Aが開口さ
せられており、掘削時には上記孔6に供給された圧縮空
気等がこの分岐孔6Aから噴出させられるので、上述の
ように排出溝15に収容された掘削屑を、より円滑かつ
速やかに工具後端側に送り出してケーシングパイプ16
から排出することが可能であり、収容された掘削屑が排
出溝15内で詰まりを生じるような事態を防いで、さら
なる掘削効率の向上を図ることができる。
【0026】なお、この第1の実施形態では、上記切刃
14,14が上述のように突出切刃部2,2の突出部1
2の先端面12A,12Aを山型傾斜面状に形成したそ
の稜線部に形成されたものであって、すなわち直線状に
形成されていたが、例えばこれを図6に示す本発明の第
2の実施形態のように、突出部12の先端面12Aに超
硬合金等の硬質材料よりなるボタン状のチップ21を多
数植設して切刃22を構成するようにしてもよい。ただ
し、この図6に示す第2の実施形態を初め、後述する図
7ないし図9に示す第3および第4の実施形態において
も、図1ないし図5に示した第1の実施形態と共通する
部分には同一の符号を配して説明を省略する。また、こ
の第2の実施形態では、工具本体1の先端に設けられる
先端切刃部3の切刃23も、その先端面に多数のボタン
状のチップ24…が植設されることによって構成されて
いる。しかるに、このようなボタン状のチップ21…に
よって突出切刃部2の切刃22を構成した掘削工具にお
いても、一対の突出切刃部2,2を工具本体1の周方向
に隣接して形成し、またこれら突出切刃部2,2の間に
掘削屑の排出溝15を設けることにより、第1の実施形
態と同様の効果を得ることができる。
【0027】一方、上記第1の実施形態では、工具外周
側に突出する上記突出切刃部2,2の各突出部12,1
2の外周面12Cが、工具本体1の軸線Oに直交する断
面がこの軸線Oを中心とした円弧状をなすように形成さ
れており、このため工具本体1に外接する円は、これら
の突出部12,12の外周面12C,12Cにおいて、
一対の突出切刃部2,2同士が工具本体1の周方向に互
いに隣接する側とは反対側の縁部、すなわち突出部12
の外周面12Cと上記側面12Dとの交差稜線部に接す
ることになる。従って、工具本体1をケーシングパイプ
16内に収容した状態において、突出部12の外周面1
2Cとケーシングパイプ16の内周との間には、図5に
示すように上記交差稜線部から上記平面Pに向かうに従
って漸次大きくなる隙間Gが形成され、その分、切刃1
4の軸線O回りの外径は短縮されることとなるため、ケ
ーシングパイプ16の内外径の差、すなわち肉厚が大き
い場合には、ケーシングパイプ16の外径に対して十分
大きな内径の削孔を形成することが困難となって、ケー
シングパイプ16の建て込みが円滑になされなくなるお
それがある。
【0028】そこで、所定の内径のケーシングパイプ1
6に対して工具本体1を確実に収容して引き抜き可能と
しつつ、工具本体1の軸線Oからの突出切刃部2,2の
切刃14,14の外径をできるだけ大きくして、肉厚の
大きいケーシングパイプ16でも円滑な建て込みを可能
とするには、例えば図7に示す本発明の第3の実施形態
のように、上記一対の突出切刃部2,2の突出部12,
12の工具外周側を向く外周面12C,12Cにおい
て、少なくともその上記突出切刃部2,2同士が工具本
体1の周方向に互いに隣接する側とは反対側の部分を工
具内周側に向けて切り欠くように形成し、すなわち上記
外周面12Cと側面12Dとの交差稜線部に、この外周
面12Cに対して工具内周側に傾斜する切欠面12Eを
形成するなどして、工具先端側から見て、工具本体1に
外接する円を、上記一対の突出切刃部2,2の先端面1
2A,12Aに設けられる切刃14,14の工具外周側
の端部、またはその近傍において該突出切刃部2,2の
突出部12,12の外周面12C,12Cに接するよう
にすればよい。なお、この第3の実施形態では、チップ
13を突出部12に安定して保持するために、上記切欠
面12Eは、上記外周面12Cにおいてこのチップ13
よりも突出切刃部2,2同士が隣接する側と反対側の部
分を工具内周側に切り欠くように形成されている。
【0029】従って、このように構成された第3の実施
形態の掘削工具では、上記切欠面12E,12Eが形成
される分だけ、工具本体1に外接する円が突出切刃部
2,2に接する位置が、該突出切刃部2,2同士が互い
に隣接する上記平面P側に近づいて切刃14,14の外
周端の位置に接近することとなり、すなわち図7に示す
ように所定の内径のケーシングパイプ16の内周に切刃
14,14の外周端を近づけて上記隙間Gを小さくし、
切刃14,14の軸線O回りの外径を大きくすることが
できるので、肉厚の大きなケーシングパイプ16を建て
込むにも十分な内径の削孔を形成することが可能となる
のである。なお、この第3の実施形態では図7に示すよ
うに上記切欠面12Eを平面状に切り欠いて形成するよ
うにしているが、これを凸曲面状に形成したりしてもよ
く、また場合によっては、突出部12,12の外周面1
2C,12C全体をケーシングパイプ16の内径に合わ
せた円弧面状に切り欠いて形成したりしてもよい。
【0030】さらにまた、上記第1の実施形態では、一
対の突出切刃部2,2の間に形成される掘削屑の排出溝
15が、工具本体1の軸線Oを含む上記平面Pに沿って
形成されており、すなわち上記軸線Oに平行に延びるよ
うに形成されているが、例えばこれを図8および図9に
示す本発明の第4の実施形態のように、軸線O方向に向
けて工具本体1の周方向に捩れる螺旋状をなすように形
成してもよい。ここで、この第4の実施形態において
は、工具本体1の外周に形成される一対の突出切刃部3
1,31が、上記第1の実施形態のように軸線Oを含む
平面Pに対して対称に形成されてはおらず、一方の突出
切刃部31を軸線O回りに所定角度θ回転させた位置
に、これと同形同大の他方の突出切刃部31が形成され
た構成とされており、この回転角度θは第1の実施形態
における挟角θと同様に38°〜78°に設定され、よ
り好ましくは45°〜55°に設定される。
【0031】また、これらの突出切刃部31,31は、
本実施形態ではそれぞれ工具本体1の外周に工具外周側
に突出するように形成された突出部32の先端面32A
が、図中に符号Tで示す掘削時の工具本体1の回転方向
側に向かうに従い工具先端側に向かう傾斜平面状に形成
され、この先端面32Aと突出部32の上記掘削時の回
転方向T側を向く側面32Bとの交差稜線部にチップ3
3が植設されて、このチップ33の交差稜線上に、工具
先端側から見て軸線Oに対する径方向に延びるように切
刃34が形成されている。従って、本実施形態において
も、これらの突出切刃部31,31の先端面32A,3
2Aに設けられる切刃34,34同士は、工具先端側か
ら見て工具本体1の軸線Oを中心とした挟角θが38°
〜78°の円弧内に配置されることとなる。
【0032】そして、これらの突出切刃部31,31の
間には掘削屑の排出溝35が形成されており、この排出
溝35は、図9に示すように工具後端側に向かうに従い
工具本体1の掘削時の上記回転方向Tの後方側に向かう
ように、工具本体1の軸線O回りに捩れる螺旋状に形成
されている。なお、本実施形態におけるこの排出溝35
は、軸線Oに直交する断面が工具外周側に向かってその
周方向の幅が漸次広くなる略不等脚台形状に形成されて
いる。また、本実施形態においても、工具本体1の先端
側に設けられた先端切刃部3の外周には、軸線Oに平行
に延びる掘削屑の排出溝7が形成されており、この排出
溝7と上記排出溝35の工具先端側における開溝部の位
置とは周方向の位置が一致させられている。さらに、本
実施形態では、この突出切刃部31の上記突出部32の
工具外周側を向く外周面32Cは、上記チップ33の部
分も含めて上記回転方向Tの後方側に向かうに従い工具
内周側に向かう平面状に形成されており、これにより工
具先端側から見て工具本体1に外接する円は上記切刃3
4の工具外周側の端部に接するように配置されることと
なる。
【0033】しかるに、このように構成された第4の実
施形態の掘削工具においては、一対の突出切刃部31,
31間に形成された上記掘削屑の排出溝35が、工具後
端側に向かうに従い掘削時の工具本体1の回転方向Tの
後方側に向かうように、工具本体1の軸線O方向に向け
て該工具本体1の周方向に捩れる螺旋状に形成されてい
るので、この排出溝35に収容された掘削屑は工具本体
1の回転に伴い工具後端側に押し出されることとなり、
これにより一層円滑な掘削屑の排出を図ることが可能と
なる。なお、本実施形態では上述のように一対の切刃部
31,31が、一方の突出切刃部31を軸線O回りに所
定角度θ回転させた位置に、これと同形同大の他方の突
出切刃部31が形成された構成とされており、すなわち
上記回転方向T側に切刃34を有する同形同大の突出切
刃部31,31が軸線O回りに角度θずらされて工具本
体1の周方向に隣接するように構成されていて、第1の
実施形態のように軸線Oを含む平面Pに対して対称に形
成されてはいないが、例えばこれを、第1の実施形態の
突出切刃部2,2および排出溝15を軸線O回りに捩る
ように形成するなどして、工具本体1の軸線Oに直交す
る各断面において突出切刃部31,31が対称に形成さ
れるようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
工具本体に一対の突出切刃部を設けることにより、個々
の切刃部に作用する掘削負荷の低減を図ることができ、
これによって掘削効率の向上を図ることができる。さら
に、これらの突出切刃部の間に排出溝を形成することに
より、この排出溝を介して掘削時に生成される掘削屑を
円滑に排出することができ、これらによって一層の掘削
効率の向上を促すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態を示す側面図であ
る。
【図2】 図1に示す実施形態を工具先端側から見た正
面図である。
【図3】 図2における矢線X方向視の図である。
【図4】 図2におけるYOY断面(鎖線はZOZ断
面)図である。
【図5】 図1に示す実施形態をケーシングパイプ16
内に収容した状態を示す正面図である。
【図6】 本発明の第2の実施形態を示す正面図であ
る。
【図7】 本発明の第3の実施形態を示す正面図であ
る。
【図8】 本発明の第4の実施形態を示す正面図であ
る。
【図9】 図8における矢線W方向視の突出切刃部3
1,31周辺を示す部分側面図である(先端切刃部3は
省略されている)。
【符号の説明】
1 工具本体 2,31 突出切刃部 3 先端切刃部 5 ロッド 6 孔 6A,6B,6C 分岐孔 7 先端切刃部3の掘削屑の排出溝 9,13,21,24,33 チップ 10,14,22,23,34 切刃 11 凹溝 12,32 突出部 12E 切欠面 15,35 突出切刃部2,31の掘削屑の排出溝 15A 傾斜面 16 ケーシングパイプ O 工具本体1の軸線 P 切刃10が形成される軸線Oを含む平面 C ケーシングパイプ16の中心軸 θ 工具先端側から見て軸線Oを中心として切刃14,
34がなす挟角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 和由 岐阜県安八郡神戸町大字横井字中新田 1528番地 三菱マテリアル株式会社 岐 阜製作所内 (72)発明者 高木 一弘 岐阜県安八郡神戸町大字横井字中新田 1528番地 三菱マテリアル株式会社 岐 阜製作所内 (72)発明者 福田 博之 大阪府大阪市西区阿波座1丁目3番15号 鹿島建設株式会社 関西支店内 (72)発明者 牟田 潤 宮城県仙台市青葉区二日町1番27号 鹿 島建設株式会社 東北支店内 (72)発明者 園田 健雄 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−4465(JP,A) 特開 平8−158773(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21B 10/26 - 10/34 E21B 10/64

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線回りに回転される工具本体の先端に
    上記軸線を中心とした先端切刃部が設けられるととも
    に、この先端切刃部よりも後端側の上記工具本体の外周
    には、工具外周側に突出する一対の突出切刃部が周方向
    に隣接して設けられていることを特徴とする掘削工具。
  2. 【請求項2】 上記一対の突出切刃部の先端面に設けら
    れる切刃同士が、工具先端側から見て上記軸線を中心と
    した挟角38°〜78°の円弧内に配置されることを特
    徴とする請求項1に記載の掘削工具。
  3. 【請求項3】 工具先端側から見て、上記工具本体に外
    接する円が、上記一対の突出切刃部の先端面に設けられ
    る切刃の工具外周側の端部近傍において該突出切刃部の
    外周面に接していることを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の掘削工具。
  4. 【請求項4】 上記一対の突出切刃部の間には、上記軸
    線方向に向けて延びる掘削屑の排出溝が形成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに
    記載の掘削工具。
  5. 【請求項5】 上記先端切刃部の外周にも、上記軸線方
    向に向けて延びる掘削屑の排出溝が形成されるととも
    に、この先端切刃部の掘削屑の排出溝と上記突出切刃部
    の間の掘削屑の排出溝の工具先端側における開溝部との
    位置が、上記工具本体の周方向に一致させられているこ
    とを特徴とする請求項4に記載の掘削工具。
  6. 【請求項6】 上記掘削屑の排出溝は、上記軸線方向に
    向けて上記工具本体の周方向に捩れる螺旋状に形成され
    ていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載
    の掘削工具。
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