JP3381873B2 - 光ピツクアツプ装置及びトラツキングエラー検出方法 - Google Patents

光ピツクアツプ装置及びトラツキングエラー検出方法

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JP3381873B2
JP3381873B2 JP02735294A JP2735294A JP3381873B2 JP 3381873 B2 JP3381873 B2 JP 3381873B2 JP 02735294 A JP02735294 A JP 02735294A JP 2735294 A JP2735294 A JP 2735294A JP 3381873 B2 JP3381873 B2 JP 3381873B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図5〜図7) 発明が解決しようとする課題(図8〜図11) 課題を解決するための手段(図1及び図2) 作用(図1及び図2) 実施例(図1〜図4) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は光ピツクアツプ装置及び
トラツキングエラー検出方法に関し、特に光デイスク装
置において、プツシユプル法によつてトラツキングエラ
ーを検出するものに適用し得る。
【0003】
【従来の技術】従来、光デイスク装置においては、光デ
イスクの記録トラツクに沿つて3つの光スポツトを形成
し、前後の光スポツトの戻り光によつてトラツキングエ
ラーを検出するいわゆるスリースポツト法を用いる光ピ
ツクアツプ装置がある。すなわち図5に示すように、光
ピツクアツプ装置1においては、レーザダイオード2か
ら射出されたレーザ光がコリメータレンズ3を介して平
行光に変換された後、回折格子でなるグレーテイング4
を用いて0次光及び1次回折光のメインビームと2つの
サブビームとに分離される。この3つの光はビームスプ
リツタ5で反射された後対物レンズ6を介して、図6に
示すようにデイスク7のトラツクに対して僅かに傾けら
れて3つの光スポツトを形成する。この3つの光スポツ
トがデイスク7で反射して得られる戻り光は対物レンズ
6を介してビームスプリツタ5を透過し、レンズ8で集
光されて、戻り光に含まれるトラツク方向成分に応じて
3つの光スポツトに対応して3つの受光部が配置された
フオトデイテクタ9に入射する。
【0004】フオトデイテクタ9では前後の受光部E、
Fで、2つのサブビームの反射光量を検出してトラツキ
ングエラー信号を得る。すなわち2つのサブビームはト
ラツクを中心に反対側にあり、メインビームの光スポツ
トがトラツクに対してずれたとき、図7に示すように各
ビームの反射光量は逆相に変化する。従つてサブスポツ
トの反射光量の差(E−F)を演算することによりトラ
ツキングエラーを検出するようになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところがスリースポツ
ト法によつてトラツキングエラーを検出する場合には、
サブビームを生成するためにグレーテイング4を必要と
し、しかもグレーテイング4を調整しなければならず、
光学系が複雑になると共にレーザ出力の利用率が低いと
いう問題があり、実際上未だ不十分であつた。
【0006】このような問題を解決するため1ビームで
トラツキングエラーを検出するプツシユプル法によるト
ラツキングエラー検出方法がある。図8にプツシユプル
法によるトラツキングエラーの検出原理を示す。プツシ
ユプル法では、入射光を光デイスクのピツトやグルーブ
で回折し、この回折光のフアーフイールドでの光量分布
を、回折光に含まれるトラツク方向成分に応じて2分割
された2分割フオトデイテクタで検出するものである。
【0007】すなわち光ビームとピツトやグルーブの位
置が一致しているときには、図8に示すように2分割フ
オトデイテクタの各受光部E、Fの光量分布は等しくな
るが、図9に示すようにピツトやグルーブとスポツトに
位置ずれがある場合には、受光部Eと受光部Fの光量分
布に非対称性が生ずる。実際上図9(1)及び図9
(3)のようにビームスポツトがトラツクに対して左右
いずれかにずれた場合には、受光部E及び受光部Fの光
量分布は非対称になる。しかもこの非対称性はトラツク
に対するスポツトの位置ずれの方向によつて反転してい
るので、2分割フオトデイテクタでこの差(E−F)を
検出し、個々のピツトの影響がなくなるように時間平均
することによりトラツキングエラー信号を得る。
【0008】このプツシユプル法によるトラツキングエ
ラー検出光学系では、スリースポツト法によるトラツキ
ングエラー検出光学系のようにグレーテイングを必要と
しないため光学系が簡略化される共に、回路構成を簡略
化し得る。ところが図5との対応部分に同一符号を付し
た図10に示すように、例えば対物レンズ6がラジアル
方向に移動して光軸がずれたり、図11のようにデイス
ク7が傾いて光軸がずれると、フオトデイテクタ10上
のスポツトが平行移動し、この結果検出されるプツシユ
プル信号自体にオフセツトが生じる問題があつた。
【0009】これは、図9に示すように0次光だけを受
光する領域A、すなわちデイスク7の移動により光量が
変化しない部分が片方のフオトデイテクタに多く存在す
るためである。このようにプツシユプル信号にオフセツ
トが生ずると、光スポツトが常にわずかにオフセツトす
るように制御され、光デイスクの再生信号自体のSNが
劣化する問題があつた。
【0010】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、プツシユプル法でトラツキングエラーを検出する際
にオフセツトを有効に回避し得る光ピツクアツプ装置及
びトラツキングエラー検出方法を提案しようとするもの
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、レーザ光を光デイスク7上に照射
して当該光デイスク7上に光スポツトを形成し、当該光
デイスク7で回折して得られる戻り光を受光する光ピツ
クアツプ装置20において、受光面に受光した上記戻り
光のトラツク方向に沿つて生じる中央の光成分に対応し
た第1の分割領域B、Eと、第1の分割領域B、Eに隣
接し、トラツクに対して直交する方向における光スポツ
トの位置ずれに対応して第1の分割領域B、Eの両外側
に位置する第2の分割領域A、C及び第3の分割領域
F、Dとをそれぞれ有し、第1の分割領域B、E、第2
の分割領域A、C及び第3の分割領域F、Dで戻り光を
受光する第1及び第2の光検出手段12、14を具え、
第1及び第2の光検出手段12、14における第1の分
割領域B、E、第2の分割領域A、C及び第3の分割領
域F、Dのうち、それぞれ戻り光の対応部分を受光する
第2の分割領域A、C及び第3の分割領域F、Dの形状
の差が、戻り光に含まれる0次光及び1次回折光の重な
り部分に内包される形状に選定するようにした。
【0012】また本発明においては、レーザ光を光デイ
スク7上に照射して当該光デイスク7上に光スポツトを
形成し、当該光デイスク7で回折して得られる戻り光を
受光してトラツキングエラーを検出するトラツキングエ
ラー検出方法において、受光面に受光した戻り光のトラ
ツク方向に沿つて生じる中央の光成分に対応した第1の
分割領域B、Eと、第1の分割領域B、Eに隣接し、ト
ラツクに対して直行する方向における光スポツトの位置
ずれに対応して第1の分割領域B、Eの両外側に位置す
る第2の分割領域A、C及び第3の分割領域F、Dとを
それぞれ有し、第1の分割領域B、E、第2の分割領域
A、C及び第3の分割領域F、Dで戻り光を受光する第
1及び第2の光検出手段12、14を用いるとともに、
当該第1及び第2の光検出手段12、14における第1
の分割領域B、E、第2の分割領域A、C及び第3の分
割領域F、Dのうち、それぞれ戻り光の対応部分を受光
する第2の分割領域A、C及び第3の分割領域F、Dの
形状の差が、戻り光に含まれる0次光及び1次回折光の
重なり部分に内包される形状に選定し、第1及び第2の
光検出手段12、14のうち、それぞれ戻り光の対応部
分を受光する第2の分割領域A、C及び第3の分割領域
F、Dにより得られる受光出力の差分A−F、C−Dに
ついての差分(A−F)−(C−D)をとることにより
プツシユプル法によるトラツキングエラー信号を得るよ
うにした。
【0013】
【作用】光デイスク7で回折された戻り光が受光面に受
光した際、当該戻り光のトラツク方向に沿つて生じる中
央の光成分に対応した第1の分割領域B、E、トラツク
に対して直交する方向で第1の分割領域B、Eに隣接
し、当該第1の分割領域B、Eの両外側に位置する第2
の分割領域A、C及び第3の分割領域D、Fで戻り光を
受光する第1及び第2の光検出手段12、14を設け、
それぞれ戻り光の対応部分を受光する第2の分割領域
A、C及び第3の分割領域F、Dの形状の差が、戻り光
に含まれる0次光及び1次回折光の重なり部分に内包さ
れる形状に選定したことにより、受光出力の差分A−
F、C−Dについての差分(A−F)−(C−D)をと
つてプツシユプル法によるトラツキングエラー信号を得
ることができるので、光デイスク7が傾いたり、光軸が
すれた場合でもオフセツトを有効に回避してトラツキン
グエラーを確実に検出することができる。
【0014】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0015】図10との対応部分に同一符号を付して示
す図1において、20は全体としてプツシユプル法によ
るトラツキングエラー検出光学系を用いた光ピツクアツ
プ装置を示し、レーザダイオード2より射出されたレー
ザ光はコリメータレンズ3を介して平行光に変換された
後、ビームスプリツタ5で反射され、対物レンズ6を介
して光磁気デイスク7に入射する。デイスク7で回折さ
れた戻り光は対物レンズ6を通じてビームスプリツタ5
を透過し、半波長板(図示せず)を通じて光磁気信号検
波用の偏光ビームスプリツタ11で第1の偏光成分が透
過してフオトデイテクタ12に入射すると共に第2の偏
光成分が反射された後、ミラー面13で反射されてフオ
トデイテクタ14に入射する。各フオトデイテクタ12
及び14では入射した戻り光の光量を検出し、検出され
た受光出力より、光磁気信号、トラツキングエラー信号
及びフオーカスエラー信号を得るようになされている。
【0016】この実施例の場合、2つのフオトデイテク
タ12及び14は、図2に示すように、戻り光に含まれ
るデイスク7のトラツク方向成分に応じて、それぞれ3
つの受光部に分割されて戻り光を受光するようになされ
ている。またフオトデイテクタ12及び14の受光部の
うち、それぞれ戻り光の対応部分を受光する外側の受光
部、すなわちフオトデイテクタ12の受光部A及びフオ
トデイテクタ14の受光部Fの形状の差とフオトデイテ
クタ12の受光部C及びフオトデイテクタ14の受光部
Dの形状の差とが、それぞれ戻り光に含まれる0次光及
び1次回折光の重なり部分に内包される形状に選定され
ている。
【0017】ここでフオトデイテクタ12の受光部A及
びフオトデイテクタ14の受光部Fの形状の差とフオト
デイテクタ12の受光部C及びフオトデイテクタ14の
受光部Dの形状の差とが、それぞれ図3の受光部G及び
受光部Hと同じ形状であるとすると、フオトデイテクタ
12の受光部A及びフオトデイテクタ14の受光部Fで
受光した受光出力の差(A−F)は図3の受光部Gで受
光した受光出力に相当し、フオトデイテクタ12の受光
部C及びフオトデイテクタ14の受光部Dで受光した受
光出力の差(C−D)は図3の受光部Hで受光した受光
出力に相当する。
【0018】図3(A)に示すように、受光部G及び受
光部Hは共に0次光及び1次回折光の重なり部分に内包
される形状を有するので、デイスク7が移動したり、対
物レンズ6が傾いて光軸がずれた場合でも、図3(B)
に示すように受光部G及び受光部Hには影響がないので
受光部Gと受光部Hとの受光出力の差(G−H)を演算
することによりオフセツトのないトラツキングエラーを
検出することができる。
【0019】従つてデイスク7上のグルーブによる回折
パターンに関しては2つのフオトデイテクタ12及び1
4上では同一であるので、フオトデイテクタ12の受光
部A及びフオトデイテクタ14の受光部Fの受光出力の
差と、フオトデイテクタ12の受光部C及びフオトデイ
テクタ14の受光部Dの受光出力の差との差分、すなわ
ち(A−F)−(C−D)を演算することにより図3に
示すような孤立パターンによるプツシユプル演算と同様
の演算を行うことになり、結果として(G−H)を演算
することと同じことになる。かくして図2に示すような
分割形状を有するフオトデイテクタ12及び14を用い
ることにより、対物レンズ6が移動したり、デイスク7
が傾いて光軸がずれた場合でも、オフセツトのないトラ
ツキングラエラーを検出することができる。
【0020】ところが図3に示すような孤立した受光部
G及び受光部Hを有するフオトデイテクタの場合、トラ
ツキングエラーを検出することはできるが、光磁気信号
を検出することはできない。光磁気信号を検出するには
光量すべてを検出する必要があり、図3に示すように受
光部G及び受光部Hが孤立していると、光量検出電流の
信号線を配線することが困難になり、また信号線を配線
する場合でもパターン分割が複雑になる。これに対して
フオトデイテクタ12及び14では、各受光部はパター
ン分割が孤立していないので光量検出用の信号線の配線
が容易であり、フオトデイテクタ12の全受光部A、
B、Cの受光出力の和と、フオトデイテクタ14の全受
光部D、E、Fの受光出力の和との差分、すなわち(A
+B+C)−(D+E+F)を演算すれば光磁気信号を
検出することができる。
【0021】またフオトデイテクタ12の両外側の受光
部A及びCの受光出力の和と内側の受光部Bの受光出力
との差と、フオトデイテクタ14の両外側の受光部D及
びFの受光出力の和と内側の受光部Eとの差との差分、
すなわち(A+C−B)−(D+F−E)を演算すれば
フオーカスエラーを検出することができる。
【0022】ここで上述の説明では、(A−F)−(C
−D)を演算してトラツキングエラーを検出することに
ついて述べたが、実際の回路構成上では(A−F)−
(C−D)の式を変形して得られる(A−C)−(F−
D)の演算を行つている。
【0023】以上の構成において、デイスク7で回折し
て得られる戻り光は半波長板(図示せず)を通じて、偏
光ビームスプリツタ11で第1の偏光成分が透過してフ
オトデイテクタ12に入射すると共に、第2の偏光成分
が反射された後、ミラー面13で反射されてフオトデイ
テクタ14に入射する。レーザ光とグルーブの位置関係
がずれているときには、フオトデイテクタ12の受光部
A及びフオトデイテクタ14の受光部Fの受光出力の差
と、フオトデイテクタ12の受光部C及びフオトデイテ
クタ14の受光部Dの受光出力の差とについての差分を
とることによりプツシユプル法によるトラツキングエラ
ーを得る。
【0024】以上の構成によれば、光ピツクアツプ装置
において、プツシユプル法によつてトラツキングエラー
を検出するようにしたことにより、光ピツクアツプ装置
20全体の構成を簡略化することができるので、光ピツ
クアツプ装置20を小型軽量化することができる。
【0025】また上述の構成によれば、フオトデイテク
タ12及び14は、戻り光に含まれるデイスク7のトラ
ツク方向成分に応じて、それぞれ少なくとも3つの受光
部A、B、Cと受光部D、E、Fとに分割されて戻り光
を受光すると共に、フオトデイテクタ12及び14の受
光部のうち、それぞれ戻り光の対応部分を受光する外側
の受光部A及び受光部Fの形状の差と受光部C及び受光
部Dの形状の差とを、戻り光に含まれる0次光及び1次
回折光の重なり部分に内包される形状に選定したことに
より、デイスク7が傾いたり、対物レンズ6が移動した
りして光軸がずれた場合でも、オフセツトのないトラツ
キングエラーを確実に検出することができる。
【0026】また上述の構成によれば、フオトデイテク
タ12の全受光部A、B、Cの受光出力の和と、フオト
デイテクタ14の全受光部D、E、Fの受光出力の和と
の差分を演算することにより、光磁気デイスク7に記録
された光磁気信号を検出することができると共に、フオ
トデイテクタ12の両外側の受光部A及びCの受光出力
の和と内側の受光部Bの受光出力との差と、フオトデイ
テクタ14の両外側の受光部D及びFの受光出力の和と
内側の受光部Eとの受光出力の差との差分を演算すれば
フオーカスエラーを検出することができる。
【0027】また上述の構成によれば、フオトデイテク
タ12及び14の各受光部は、図3に示す受光部Eや受
光部Fのように孤立していないので、全光量を検出する
ための信号線を容易に配線することができる。
【0028】なお上述の実施例においては、光デイスク
として光磁気デイスク7を使用した場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、コンパクトデイスク(C
D)を使用しても上述の実施例と同様の効果を得ること
ができる。この場合ピツト情報は、フオトデイテクタ1
2の全受光部A、B、Cの受光出力の和と、フオトデイ
テクタ14の全受光部D、E、Fの受光出力の和とを加
算することによつて得られる。
【0029】また上述の実施例においては、フオトデイ
テクタ12及び14の分割形状を図2に示すような形状
に選定してトラツキングエラーを検出する場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、図4(A)に示すよ
うな形状に選定しても上述の実施例と同様の効果を得る
ことができる。従つてそれぞれ戻り光の対応部分を受光
する外側の受光部の形状の差が、戻り光に含まれる0次
光及び1次回折光の重なり部分に内包される形状に選定
すれば、他の形状を選定してもよい。
【0030】また上述の実施例においては、フオトデイ
テクタ12及び14として3分割フオトデイテクタを用
いた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、4
つ以上の受光部に分割されたフオトデイテクタを使用し
てもよい。因みに図4(A)に示すような分割形状を有
する3分割フオトデイテクタを使用した場合には、上述
の実施例と同様に(A−C)−(F−D)を演算するこ
とによりトラツキングエラーを検出することができる。
また図4(B)に示すように4分割オフトデイテクタを
使用した場合には、(A−D)−(H−E)−{(B−
C)−(G−F)}を演算することによりトラツキング
エラーを検出することができる。
【0031】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、光デイス
クで回折された戻り光が受光面に受光した際、当該戻り
光のトラツク方向に沿つて生じる中央の光成分に対応し
た第1の分割領域、トラツクに対して直交する方向で第
1の分割領域に隣接し、当該第1の分割領域の両外側に
位置する第2の分割領域及び第3の分割領域で戻り光を
受光する第1及び第2の光検出手段を設け、それぞれ戻
り光の対応部分を受光する第2の分割領域及び第3の分
割領域の形状の差が、戻り光に含まれる0次光及び1次
回折光の重なり部分に内包される形状に選定したことに
より、受光出力の差分についての差分をとつてプツシユ
プル法によるトラツキングエラー信号を得ることができ
るので、光デイスクが傾いたり、光軸がすれた場合でも
オフセツトを有効に回避してトラツキングエラーを確実
に検出し得る光ピツクアツプ装置及びトラツキングエラ
ー検出方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プツシユプル法によるトラツキングエラー検出
光学系を用いる光ピツクアツプ装置を示すブロツク図で
ある。
【図2】本発明によるPDパターンの一実施例を示す略
線図である。
【図3】PDパターンの一例を示す略線図である。
【図4】本発明による他のPDパターンを示す略線図で
ある。
【図5】スリースポツト法によるトラツキングエラー検
出光学系を用いる光ピツクアツプ装置を示すブロツク図
である。
【図6】スリースポツト法におけるスポツトの位置及び
PDパターンを示す略線図である。
【図7】スリースポツト法における各ビームの反射光量
を表す略線図である。
【図8】プツシユプル法によるトラツキングエラーの検
出原理の説明に供する略線図である。
【図9】プツシユプル法によるトラツキングエラーの検
出原理の説明に供する略線図である。
【図10】対物レンズが移動した場合に生ずるオフセツ
トの説明に供する略線図である。
【図11】デイスクが傾いた場合に生ずるオフセツトの
説明に供する略線図である。
【符号の説明】
1……光ピツクアツプ装置、2……レーザダイオード、
3……コリメータレンズ、4……グレーテイング、5…
…ビームスプリツタ、6……対物レンズ、7……光磁気
デイスク、8……レンズ、9……フオトデイテクタ、1
0……2分割フオトデイテクタ、11……偏光ビームス
プリツタ、12、14……3分割フオトデイテクタ、1
3……ミラー面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/09 - 7/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光を光デイスク上に照射して当該光
    デイスク上に光スポツトを形成し、当該光デイスクで回
    折して得られる戻り光を受光する光ピツクアツプ装置に
    おいて、受光面に受光した上記戻り光のトラツク方向に沿つて生
    じる中央の光成分に対応した第1の分割領域と、上記第
    1の分割領域に隣接し、トラツクに対して直交する方向
    における光スポツトの位置ずれに対応して上記第1の分
    割領域の両外側に位置する第2の分割領域及び第3の分
    割領域とをそれぞれ有し、上記第1の分割領域、上記第
    2の分割領域及び上記第3の分割領域で 上記戻り光を受
    光する第1及び第2の光検出手段を具え、 上記第1及び第2の光検出手段における上記第1の分割
    領域、上記第2の分割領域及び上記第3の分割領域のう
    ち、それぞれ上記戻り光の対応部分を受光する上記第2
    の分割領域及び上記第3の分割領域の形状の差が、上記
    戻り光に含まれる0次光及び1次回折光の重なり部分に
    内包される形状に選定したことを特徴とする光ピツクア
    ツプ装置。
  2. 【請求項2】上記第1及び第2の光検出手段のうち、そ
    れぞれ上記戻り光の対応部分を受光する上記第2の分割
    領域及び上記第3の分割領域により得られる受光出力の
    差分についての差分よりプツシユプル法によるトラツキ
    ングエラー信号を得るようにしたことを特徴とする請求
    項1に記載の光ピツクアツプ装置。
  3. 【請求項3】上記第1の光検出手段における上記第1の
    分割領域、上記第2の分割領域及び上記第3の分割領域
    の受光出力の和と、上記第2の光検出手段における上記
    第1の分割領域、上記第2の分割領域及び上記第3の分
    割領域の受光出力の和とを加算又は減算することによつ
    て、上記光デイスクに記録されたピツト又はグルーブ情
    報を取り出し、 上記第1の光検出手段における上記第2の分割領域及び
    上記第3の分割領域の受光出力の和と上記第1の分割領
    の受光出力の和との差と、上記第2の光検出手段の
    記第2の分割領域及び上記第3の分割領域の受光出力の
    和と上記第1の分割領域の受光出力の和との差との差分
    をとることによつて、上記光デイスクに対するフオーカ
    スエラー信号を得るようにしたことを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載の光ピツクアツプ装置。
  4. 【請求項4】上記第1の光検出手段における上記第1の
    分割領域、上記第2の分割領域及び上記第3の分割領域
    の受光出力の和と、上記第2の光検出手段における上記
    第1の分割領域、上記第2の分割領域及び上記第3の分
    割領域の受光出力の和との差分をとることによつて、上
    記光デイスクに記録された光磁気情報を取り出すように
    したことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3
    に記載の光ピツクアツプ装置。
  5. 【請求項5】レーザ光を光デイスク上に照射して当該光
    デイスク上に光スポツトを形成し、当該光デイスクで回
    折して得られる戻り光を受光してトラツキングエラーを
    検出するトラツキングエラー検出方法において、受光面に受光した上記戻り光のトラツク方向に沿つて生
    じる中央の光成分に対応した第1の分割領域と、上記第
    1の分割領域に隣接し、トラツクに対して直行する方向
    における光スポツトの位置ずれに対応して上記第1の分
    割領域の両外側に位置する第2の分割領域及び第3の分
    割領域とをそれぞれ有し、上記第1の分割領域、上記第
    2の分割領域及び上記第3の分割領域で 上記戻り光を受
    光する第1及び第2の光検出手段を用いるとともに、当
    該第1及び第2の光検出手段における上記第1の分割領
    域、上記第2の分割領域及び上記第3の分割領域のう
    ち、それぞれ上記戻り光の対応部分を受光する上記第2
    の分割領域及び上記第3の分割領域の形状の差が、上記
    戻り光に含まれる0次光及び1次回折光の重なり部分に
    内包される形状に選定し、 上記第1及び第2の光検出手段のうち、それぞれ上記戻
    り光の対応部分を受光する上記第2の分割領域及び上記
    第3の分割領域により得られる受光出力の差分について
    の差分をとることよりプツシユプル法によるトラツキン
    グエラー信号を得るようにしたことを特徴とするトラツ
    キングエラー検出方法。
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