JP3381740B2 - 露光方法及び投影露光装置 - Google Patents

露光方法及び投影露光装置

Info

Publication number
JP3381740B2
JP3381740B2 JP33118993A JP33118993A JP3381740B2 JP 3381740 B2 JP3381740 B2 JP 3381740B2 JP 33118993 A JP33118993 A JP 33118993A JP 33118993 A JP33118993 A JP 33118993A JP 3381740 B2 JP3381740 B2 JP 3381740B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical system
light
projection optical
projection
exposure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP33118993A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07192987A (ja
Inventor
正紀 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP33118993A priority Critical patent/JP3381740B2/ja
Publication of JPH07192987A publication Critical patent/JPH07192987A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3381740B2 publication Critical patent/JP3381740B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばフォトマスク又
はレチクルのパターンを投影光学系を介して感光基板上
に投影露光する投影露光装置に関し、特に感光基板の露
光面のフォーカス位置又は傾斜角を検出する機構を備え
ると共に液晶表示素子製造用に使用される投影露光装置
に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】半導体素子又は液晶表示素子等をフォト
リソグラフィ工程で製造する際に、フォトマスク又はレ
チクル(以下、一例として「レチクル」を使用する)の
パターン像を投影光学系を介してフォトレジストが塗布
された基板(半導体ウエハ又はガラスプレート等)上の
各ショット領域に露光する投影露光装置が使用されてい
る。斯かる投影露光装置においては、基板上にレチクル
のパターン像を常に高い解像度で投影するため、投影光
学系の像面に対して基板の露光面の所定の計測点の高さ
(フォーカス位置)を合わせ込むためのオートフォーカ
ス機構、及びその露光面の傾斜角をその像面の傾斜角に
合わせ込むためのオートレベリング機構が備えられてい
る。これらオートフォーカス機構及びオートレベリング
機構には、それぞれ斜入射方式のフォーカス位置検出系
及び傾斜角検出系が備えられている。
【0003】図8は、液晶表示素子製造用の投影露光装
置(液晶用露光装置)に備えられた斜入射方式のフォー
カス位置検出系を示し、この図8において、図示省略さ
れたレチクルのパターンの像が露光光のもとで、投影光
学系100を介してフォトレジストが塗布されたガラス
基板102上に投影露光される。投影光学系100の側
面部に配置されたフォーカス位置検出系において、発光
ダイオード(LED)等の光源1から射出された光がコ
ンデンサーレンズ2を介して送光スリット板3上に照射
され、送光スリット板3のスリット部を通過した光が送
光系対物レンズ7Aを介して、投影光学系100の光軸
に対して斜めにガラス基板102上に照射され、ガラス
基板102上にスリットパターン像が投影される。
【0004】そのガラス基板102からの反射光が、受
光系対物レンズ7Bを介してフォトダイオード等からな
る光電検出器13の受光面に集光され、光電検出器13
の受光面にスリットパターン像が再結像される。この場
合、投影光学系100の光軸に平行にZ軸を取り、ガラ
ス基板102がZ方向に変位すると、光電検出器13の
受光面に再結像されたスリットパターン像の位置が横方
向に変位する。光電検出器13の光電変換信号を処理す
ることにより、その横方向の変位に応じたフォーカス信
号が生成される。予めガラス基板102の表面が投影光
学系100の像面に合致する状態でそのフォーカス信号
が0になるようにキャリブレーションを行っておき、以
後はそのフォーカス信号が0になるようにガラス基板1
02のZ方向の位置調整を行うことにより、オートフォ
ーカスが行われる。
【0005】また、斜入射方式の傾斜角検出系は、図8
のようにガラス基板102上にスリットパターン像を投
影する代わりに平行光束を照射し、その反射光の集光点
の横ずれ量からガラス基板102の表面の傾斜角の変化
を検出するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に、液晶用露光装
置では、半導体素子用の投影露光装置(半導体用露光装
置)に比べて要求される解像力が小さいため、投影光学
系としては等倍で口径の大きなものが使用されている。
しかも、近年液晶パネルの大型化に伴い、液晶用露光装
置では露光フィールドが更に拡大される傾向にあり、投
影光学系もより大型化する傾向にある。その一方で、露
光装置の高さ的な制約から、投影光学系とガラス基板と
の間の作動距離は長くできないため、液晶用露光装置で
は、投影光学系とガラス基板との間に斜入射方式のフォ
ーカス位置検出系(又はこの一部)を設置することが困
難になりつつある。
【0007】また、仮に斜入射方式のフォーカス位置検
出系(又はこの一部)を設置できたとしても、そのフォ
ーカス位置検出系からの光のガラス基板に対する入射角
が大きくなり、フォーカス位置の検出範囲が狭くなり、
必要な検出範囲を確保できなくなるという不都合があ
る。また、通常、液晶用露光装置においては、露光され
るガラス基板の上部の投影光学系100の近傍には、パ
ターンの位置合わせのために用いるオフ・アクシス方式
のアライメント光学系が配置され、更に、ガラス基板の
搬送系等が投影光学系とガラス基板102との間の空間
に出入りすることになる。そのため、大型化した投影光
学系のガラス基板側の近傍に、更に搬送系等の空間を確
保し、アライメント光学系の配置を避けて斜入射方式の
フォーカス位置検出系を配置すると、装置全体が益々大
型化してしまうという不都合がある。
【0008】同様に、斜入射方式の傾斜角検出系に関し
ても、投影光学系が大型化するのに伴い、配置するのが
困難になりつつある。本発明は斯かる点に鑑み、投影光
学系が大型化した場合でも、投影光学系の感光基板側の
近傍に複雑な光学系を配置することなく、その感光基板
の露光面のフォーカス位置又は傾斜角を広い検出範囲で
検出できるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による投影露光装
置は、例えば図1に示すように、マスク(101)上に
形成された転写用のパターンの像を投影光学系(10
0)を介して感光基板(102)上に投影する際に、感
光基板(102)の露光面の面位置(フォーカス位置又
は傾斜角)を検出する投影露光装置において、投影光学
系(100)のそのマスク側の入射面に感光基板(10
2)に対して非感光性の変位検出用の光(AL)を入射
させる送光系(1〜8A)と、投影光学系(100)の
その感光基板側の射出面から射出される変位検出用の光
を偏向させて、変位検出用の光を投影光学系(100)
の光軸に対して斜めに感光基板(102)の露光面上に
照射する第1の光路偏向部材(9A)と、その感光基板
の露光面からの変位検出用の光の反射光を投影光学系
(100)の射出面に戻す第2の光路偏向部材(9B)
と、第2の光路偏向部材(9B)及び投影光学系(10
0)を介して投影光学系(100)の入射面に戻された
変位検出用の光を集光する受光系(8B〜12)と、こ
の受光系により集光された光の位置を検出する集光位置
検出系(13)と、を有し、この集光位置検出系により
検出された位置より感光基板(102)の露光面の面位
置を検出するようにしたものである。
【0010】この場合、送光系(1〜8A)、投影光学
系(100)及び第1の光路偏向部材(9A)により、
感光基板(102)の露光面上に投影光学系(100)
の光軸に対して斜めに所定形状のパターンの像を投影
し、第2の光路偏向部材(9B)、投影光学系(10
0)及び受光系(8B〜12)によりその所定形状のパ
ターンの像を再結像し、集光位置検出系(13)により
検出された位置より感光基板(102)の露光面の投影
光学系(100)の光軸方向の位置(フォーカス位置)
検出を行うようにしてもよい。
【0011】また、例えば図6に示すように、一般に投
影光学系(100)の有効投影フィールド201は円形
であり、実際にマスクパターン像が露光される露光領域
202は矩形であり、両者の間には所定の隙間があるた
め、その隙間の空間に第1及び第2の光路偏向部材(9
A,9B)を配置することが望ましい。このような配置
により、第1及び第2の光路偏向部材(9A,9B)に
より露光領域202が制限されることがなくなる。
に、本発明による露光方法は、フォーカス位置検出装置
を用いて感光性基板の露光面の位置を検出する工程と、
結像特性補正機構を用いて投影光学系の投影倍率を調整
する工程と、その投影光学系を用いてマスクに形成され
たパターン像を感光性基板の露光面に投影する工程とを
有し、その露光面の位置を検出する工程は、送光系を用
いてその投影光学系のマスク側の入射面から非感光性の
変位検出用の光を入射させる工程と、その投影光学系の
その感光性基板側の射出面から射出するその変位検出用
の光をその感光性基板の露光面に向けてその投影光学系
の光軸に対して斜め方向に照射させる工程と、その感光
性基板の露光面からのその変位検出用の光の反射光をそ
の投影光学系の入射面へ戻す工程と、受光系を用いてそ
の投影光学系の入射面へ戻されたその変位検出用の光を
集光する工程と、検出系を用いてその集光されたその変
位検出用の光を検出する工程と、その結像特性補正機構
にてその投影光学系の投影倍率を調整した際にその変位
検出用の光に関するその投影光学系の倍率の変化を調整
する工程とを有するものである。
【0012】
【作用】斯かる本発明によれば、送光系(1〜8A)、
投影光学系(100)及び第1の光路偏向部材(9A)
を介して、感光基板(102)上に例えば所定形状のパ
ターン像(例えばスリットパターン像)を投影し、第2
の光路偏向部材(9B)、投影光学系(100)、及び
受光系(8B〜12)を介してその所定形状のパターン
像を集光位置検出系(13)の受光面に再結像する。こ
の再結像された像の横ずれ量から、感光基板(102)
の露光面のフォーカス位置が検出される。
【0013】一方、所定形状のパターン像を投影する代
わりに、感光基板(102)の露光面に平行光束を照射
し、集光位置検出系(13)の受光面にその平行光束を
集光し、その集光点の横ずれ量を検出することにより、
感光基板(102)の露光面の傾斜角が検出される。但
し、このように平行光束を感光基板(102)上に照射
する方式以外に、多点のフォーカス位置を検出すること
によっても、感光基板(102)の表面の傾斜角を検出
できる。このように多点のフォーカス位置を検出するに
は、投影光学系(100)と感光基板(102)との間
に、例えば図7に示すように、第1の光路偏向部材(9
C,9J,9F,9G)及び第2の光路偏向部材(9
D,9I,9E,9H)を複数対配置し、各対の光路偏
向部材により対応する感光基板上の計測点のフォーカス
位置を検出すればよい。
【0014】本発明によれば、投影光学系(100)と
感光基板(102)との間には、第1及び第2の光路偏
向部材(9A,9B)が配置されるのみで、検出用光学
系の殆どはスペース的に余裕のあるマスク(101)と
投影光学系(100)との間に配置される。従って、そ
の他の例えばアライメント光学系、又は感光基板(10
2)用の搬送系等との機械的な干渉を最小限にすること
ができる。また、投影光学系の有効投影フィールドにほ
ぼ内接する位置に設置される第1の光路偏向部材(9
A)により反射された光が、斜めに感光基板(102)
上に入射するため、その光の入射角は、従来例のように
投影光学系(100)と感光基板(102)との間に配
置された光学系から感光基板(102)上に光を照射す
る場合に比べて小さくできる。従って、フォーカス位置
又は傾斜角の検出範囲が広くなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図面を参照し
て説明する。図1は本実施例の投影露光装置の投影光学
系付近の構成を示し、この図1において、図示省略され
た照明光学系から供給される露光光ILのもとで、レチ
クル101上のパターンの像が投影光学系100を介し
て、フォトレジストが塗布されたガラス基板102上に
投影露光される。投影光学系100は少なくともガラス
基板102側に(又は両側)テレセントリックであり、
投影倍率は例えば等倍である。ガラス基板102は、基
板ステージ103上に保持され、基板ステージ103
は、投影光学系100の光軸AXに平行なZ方向にガラ
ス基板102を位置決めするZステージ、Z軸に垂直な
XY平面内でガラス基板102の位置決めを行うXYス
テージ、及びガラス基板102の傾斜角を調整するレベ
リングステージ等から構成されている。
【0016】本実施例の投影光学系100のレチクル1
01側の近傍には、フォーカス位置検出系の送光系20
及び受光系21が配置されている。先ず、送光系20に
おいて、ハロゲンランプよりなる光源1から射出された
検出光ALは、コンデンサーレンズ2によって送光スリ
ット板3上に集光される。検出光ALは、ガラス基板1
02上のフォトレジストに対して非感光性の波長帯の光
である。光源1としては発光ダイオード(LED)等も
使用できる。送光スリット板3のスリットを通過した検
出光ALは、平行平板ガラス(ハービング)4、シリン
ドリカルレンズ5A、光路折り曲げ用のミラー6A、及
び送光系対物レンズ7Aを介して、投影光学系100と
レチクル101との間に配置された光路折り曲げ用のミ
ラー8Aに入射する。
【0017】ミラー8Aは、投影光学系100の光軸A
Xに平行な軸に対してほぼ45°傾斜して外側を向いて
固定され、ミラー8Aにより反射された検出光ALが投
影光学系100に入射する。送光系対物レンズ7Aによ
り、ミラー8Aと投影光学系100との間の中間結像点
P1に送光スリット板3のスリットの像が結像される。
この場合、本実施例の投影光学系100には、例えばこ
の投影光学系100を構成する一部のレンズを光軸AX
方向に移動させるか、又は投影光学系100を構成する
所定のレンズの間の空気室内の空気の圧力を調整するこ
とにより、投影光学系100の投影倍率を調整する結像
特性補正機構が備えられている。例えば大気圧が変動し
て投影光学系100の投影倍率が変動した場合には、そ
の結像特性補正機構を介して投影光学系100の投影倍
率を補正したり、また基板等の伸縮が生じた場合には、
結像特性補正機構を介して投影光学系100の投影倍率
を積極的に変化させて補正する。
【0018】ところが、投影光学系100は露光光IL
に関して結像特性が規定されており、検出光ALに関し
ては露光光ILに対する波長の違いにより倍率誤差が発
生する恐れがあり、結像特性補正機構により投影倍率を
補正すると、検出光ALの倍率が変化する恐れがある。
そこで、予め投影光学系100の投影倍率を補正した場
合の検出光ALに対する倍率の変化量を求めておき、平
行平板ガラス4の傾斜角を調整して、その倍率の変化量
の分だけ中間結像点P1の位置を横方向にずらすように
する。また、投影光学系100の投影倍率を積極的に変
化させる場合も、倍率が変化する前後で検出光ALが被
検出点に常に入射するように、平行平面ガラス4の傾斜
角を調整する。なお、シリンドリカルレンズ5Aは、投
影光学系100により検出光ALに対して発生する非点
収差を補正するためのものである。
【0019】中間結像点P1から発散する検出光AL
は、投影光学系100を経て、投影光学系100の底面
(ガラス基板102側の面)に近接して固定されたミラ
ー9Aに反射されて、ガラス基板102上の計測点Qに
光軸AXに対して斜めに集光される。これにより、計測
点Q上に送光スリット板3のスリットの像が再結像され
る。計測点Qは光軸AX上に設定されている。また、ミ
ラー9Aから計測点Qに集光される検出光ALの主光線
のガラス基板102の表面への正射影に平行な方向をR
方向とする。
【0020】この場合、投影光学系100の底面に近接
して光軸AXに関してミラー9Aと対称にミラー9Bが
固定され、投影光学系100とレチクル101との間に
光軸AXに関して対称に、受光系21側のミラー8Bが
固定されている。そして、計測点Qから反射された検出
光ALは、ミラー9Bを経て投影光学系100に戻り、
投影光学系100を透過した検出光ALにより、中間像
点P2にスリット像が再結像される。その中間像点P2
のスリット像から発散した検出光ALが、受光系21の
ミラー8Bに入射する。受光系21において、ミラー8
Bにより反射された検出光ALが、受光系対物レンズ7
B、ミラー6B、シリンドリカルレンズ5B、及び平行
平板ガラス(ハービング)10を経て、受光スリット板
11上にスリット像を再結像する。この受光スリット板
11上のスリットを通った検出光を集光レンズ12を介
して、フォトダイオード等からなる光電検出器13の受
光面に集光させている。
【0021】受光系21にあるシリンドリカルレンズ5
Bは、送光系20内のシリンドリカルレンズ5Aと同様
に投影光学系100により検出光ALに対して発生する
非点収差を補正する役割を果たす。また、受光系21内
の平行平板ガラス10は、送光系20内の平行平板ガラ
ス4と同様に、投影光学系100による検出光ALに対
する倍率色収差を補正するものである。但し、平行平板
ガラス10単独で、倍率色収差の補正が完全にできる場
合には、送光系20側の平行平板ガラス4は省略しても
構わない。
【0022】また、投影光学系100の瞳面(レチクル
101のパターン形成面に対するフーリエ変換面)に
は、開口絞り104が配置され、送光系20のミラー8
Aからミラー9Aに向かう検出光ALは、投影光学系1
00内の開口絞り104の中央部(光軸AXを含む部
分)を通過し、ミラー9Bから受光系21のミラー8B
に向かう検出光ALは、その開口絞り104の中央部を
通過する。即ち、送光系20からミラー9Aに向かう検
出光ALと、ミラー9Bから受光系21に向かう検出光
ALとは、投影光学系100の瞳面の光軸AX付近で交
差している。このように投影光学系100内を往復する
検出光ALが瞳面付近で交差するように、且つ光軸AX
に関してほぼ軸対称な光路を通るようにすることによ
り、例えば大気圧変動等に基づく投影光学系100の結
像特性の変動の影響がフォーカス位置検出系に及ばない
という利点がある。
【0023】本実施例では、送光スリット板3内のスリ
ットの像が、中間結像点P1、ガラス基板102上の計
測点Q、中間結像点P2、及び受光スリット板11上に
それぞれ結像されている。そして、ガラス基板102の
表面がZ方向に変位すると、受光スリット板11上に結
像されるスリット像の位置が横ずれする。また、予めガ
ラス基板102の表面が投影光学系100の像面に合致
している状態で、受光スリット板11のスリットとその
再結像されるスリット像とが重なるようにキャリブレー
ションが行われている。従って、例えば光電検出器13
から出力される光電変換信号が最大になるように、基板
ステージ103内のZステージを介してガラス基板10
2の表面のZ方向の位置(フォーカス位置)を調整する
ことにより、オートフォーカスが行われる。
【0024】なお、単に光電検出器13の光電変換信号
が最大になるように制御するのではなく、例えばミラー
6Bを所定周波数の駆動信号で振動させて、光電検出器
13の光電変換信号をその駆動信号で同期整流してフォ
ーカス信号を生成してもよい。このようにして得られる
フォーカス信号は、ガラス基板102の表面が投影光学
系100の像面に対して所定の範囲内で変位したとき
に、ほぼその変位に比例して変化する信号となり、その
フォーカス信号よりガラス基板102の表面のZ方向の
位置が分かる。
【0025】更に、受光スリット板11の位置に1次元
又は2次元のCCD(電荷結合型撮像デバイス)等から
なる1次元又は2次元の撮像素子を設置し、この撮像素
子によりスリット像の位置を直接計測するようにしても
よい。このようにして計測されたスリット像の位置か
ら、ガラス基板102の表面のZ方向の位置が求められ
る。
【0026】なお、光源1が例えばハロゲンランプであ
り、検出光ALが所定の幅の波長帯域を有するときは、
平行平板ガラス4及び10を介して投影光学系100に
おける倍率補正を行う前に、先ず送光系対物レンズ7A
及び受光系対物レンズ7Bにより投影光学系100の光
軸方向の色収差(軸上色収差)を補正する事が望まし
い。また、光源1が所定の波長帯域を有している場合に
は、特開平4−223326号公報に開示されているよ
うに、その波長帯域内で投影光学系100によって生ず
る倍率の色収差を補正するために、受光系20及び送光
系21内に色補正プリズム等を入れる事が望ましい。
【0027】ここで、図2及び図3を参照して、図1の
中間結像点P1,P2とガラス基板102の表面(被検
面)との関係につき説明する。中間結像点P1,P2の
位置はガラス基板102の表面への検出光ALの入射角
等により決定される。図2は、ガラス基板102側の配
置を示し、この図2において、投影光学系100から射
出された後、ミラー9Aにより反射されてガラス基板1
02上の計測点Qに集光される検出光ALを、ミラー9
Aに関して対称に折り返した光を破線の検出光AL1と
する。また、ミラー9Aを透過してガラス基板102の
表面上で集光する光を検出光AL2とする。そして、計
測点Qに集光される検出光ALの主光線のガラス基板1
02に対する入射角をθ、検出光AL1の主光線の計測
点Qからの間隔をxとすると、検出光AL1の集光点と
ガラス基板102の表面とのZ方向の位置ずれ量Δは次
のようになる。
【0028】
【数1】Δ=x(1/sin θ−1/tan θ) また、図3は、投影光学系100付近の概念図であり、
この図3において、投影光学系100のレチクル101
からガラス基板102への投影倍率をβとして、投影光
学系100は両側テレセントリック光学系であるとす
る。この場合、ガラス基板102からΔだけ下方にずれ
た面22と、投影光学系100に関して共役な面23上
に図1の中間結像点P1,P2が形成され、レチクル1
01のパターン形成面からその面23までの位置ずれ量
はΔ/β2 である。実際には、露光光ILの波長(露光
波長)とは異なる波長の検出光ALを用いるために、そ
の中間結像点P1,P2が位置する面23の位置が光軸
AX方向に若干動くことになるが、概ね検出光ALがそ
の面23上にスリット像を結像するように、その検出光
ALを入射させればよい。
【0029】また、図1に戻り、露光波長と検出光AL
の波長とが違うために、投影光学系100からガラス基
板102側(被検面側)の検出光ALがテレセントリッ
クにならない場合は、被検面側がテレセントリックにな
るように、例えば図1のミラー8Aの設置角度を変えて
検出光ALの投影光学系100に対する入射角を調整す
れば良い。その他に、投影光学系100とミラー9Aと
の間に偏角プリズムを設け、この偏角プリズムにより検
出光ALの進行方向を調節するようにしても良い。
【0030】次に、図4は、実際にガラス基板102の
表面が投影光学系100の像面(ベストフォーカス面)
からΔZ1だけ低下した面(破線で示す面)に在るとき
の検出光ALの光路を示し、この図4において、ガラス
基板102の表面がベストフォーカス面に在るときの検
出光ALの反射光の主光線を実線の検出光14Aで示
し、その表面がΔZ1だけ低下した面に在るときの検出
光ALの反射光の主光線を破線の検出光14Bで示す。
図4に示すように、ガラス基板102の表面がΔZ1だ
け低下したときに、ミラー9Bにおいて、検出光14A
と検出光14BとはR方向にΔY1だけ横ずれしてい
る。
【0031】そのため、投影光学系100の上部のミラ
ー8Bにおいて、検出光14Bの位置は、検出光14A
に対して逆方向にΔY2だけ横ずれし、検出光ALのも
とでの投影光学系100のレチクル101からガラス基
板102への投影倍率の近似値βを用いて、ΔY2≒Δ
Y1/βが成立する。更に、ミラー8B上でΔY2だけ
横ずれした検出光14Bは、受光系対物レンズ7B等を
介して受光スリット板11上にはΔY3だけ横ずれして
入射する。即ち、本実施例によれば、ガラス基板102
の表面のZ方向への変位ΔZ1が、受光スリット板11
上でΔY3の横ずれ量に変換される。
【0032】図5は、ガラス基板102付近の光路図で
あり、この図5において、ガラス基板102の計測点Q
からの検出光ALの反射光の主光線を検出光15Aで示
す。このとき、ガラス基板102がΔZだけ投影光学系
100の光軸方向に変位すると、ガラス基板102上の
計測点はQ’に横ずれし、計測点Q’からの反射光の主
光線を破線の検出光15Bで示すと、検出光15A及び
15Bはそれぞれミラー9Bにより反射されて投影光学
系100の光軸にほぼ平行になる。従って、検出光15
A及び15Bのガラス基板102からの反射角をθとす
ると、ミラー9Bで反射された後の検出光15Aと15
Bとの間隔ΔYは、ほぼ次式で表される。
【0033】
【数2】ΔY=2・ΔZ・sin θ 従って、反射角θ、即ちガラス基板102に対する検出
光ALの主光線の入射角が大きくなる程横ずれ量ΔYが
大きくなり、ガラス基板102のフォーカス位置のずれ
に対する検出感度が向上する。但し、反射角θが大きく
なると、フォーカス位置のずれに対する計測点Qの横ず
れ量も大きくなり、ガラス基板102上の所定の計測点
に関するフォーカス位置の検出範囲が狭くなる。その点
で、本実施例によれば、ミラー9A及び9Bの傾斜角を
調整するだけで、投影光学系100の口径に殆ど関係な
く、検出光ALの入射角を所望の値に設定でき、検出感
度と検出感度とのバランスを取ることができる。
【0034】特に、液晶表示素子製造時には、半導体素
子製造時に比べてフォーカス位置の検出精度は低くとも
よく、むしろ検出範囲を広くすることが望まれるため、
このような場合には、ミラー9Aの角度を調整してガラ
ス基板102に入射する検出光の入射角を小さくすれば
よい。これに対して、図8の従来例では、投影光学系1
00の口径が大きくなる程、検出光のガラス基板102
に対する入射角を大きくする必要があり、フォーカス位
置の検出範囲が狭くなってしまう。
【0035】次に、図6は、図1の投影光学系100の
底面からガラス基板102側を見た平面図であり、この
図6において、外側の円形の輪郭203が図1の投影光
学系100のガラス基板102側の口径に対応し、輪郭
203内で、破線の円形領域が投影光学系100の有効
投影フィールド201である。そして、この有効投影フ
ィールド201に内接する実線の矩形の領域が、実際に
レチクル101のパターンが投影される露光フィールド
202である。その露光フィールド202は、X方向及
びY方向にそれぞれ所定幅を有する矩形領域であり、送
光系からの検出光を反射するミラー9Aと、ガラス基板
102からの反射光を受光系に戻すためのミラー9Bと
は、それぞれ対向するように露光フィールド202の外
側で且つ有効投影フィールド201に内接する位置に固
定されている。
【0036】また、ミラー9Aとミラー9Bとを結ぶ直
線の方向は図1のR方向であり、R方向はX方向に対し
てほぼ45°で交差している。その露光フィールド20
2内の中央、即ちミラー9Aとミラー9Bとの中間の計
測点Q1(図1の計測点Qに対応する)に、ミラー9A
を介してスリット像が投影されている。従って、本実施
例では、その露光フィールド202内の中央の計測点Q
1でのフォーカス位置が検出される。しかも、露光フィ
ールド202に照射される露光光は、ミラー9A及び9
Bには遮光されないため、計測点Q1でのフォーカス位
置の検出と露光フィールド202に対するレチクル10
1のパターン像の露光とを同時に行うことができる。即
ち、ガラス基板102のオートフォーカスを行いなが
ら、ガラス基板102上にレチクル101のパターン像
を露光できる。
【0037】次に、本発明の他の実施例につき、図7を
参照して説明する。本実施例は、図1の実施例において
送光系20、ミラー9A,9B、及び受光系21からな
るフォーカス位置検出系を4組設け、オートフォーカス
のみならず、オートレベリングをも行えるようにしたも
のである。以下、図1の実施例に対応する部分には同一
符号を付して説明する。
【0038】図7は、本実施例の投影光学系の底面から
露光対象のガラス基板側を見た平面図であり、この図7
において、図1の投影光学系100の口径に対応する輪
郭203内で、投影光学系100の円形の有効投影フィ
ールド201に内接するように、矩形の露光フィールド
202が設定されている。本実施例では、フォーカス位
置検出系の送光系からの検出光を反射するための1対の
ミラー9A及び9Jと、別の1対のミラー9F及び9G
とが、それぞれ露光フィールド202のY方向の外側で
且つ有効投影フィールド201に内接する位置に固定さ
れ、ガラス基板からの反射光を受光系に戻すための1対
のミラー9D及び9Eと、別の1対のミラー9I及び9
Hとが、それぞれ露光フィールド202のX方向の外側
で且つ有効投影フィールド201に内接する位置に固定
されている。
【0039】そして、ミラー9C及び9Jで反射された
検出光により、それぞれ露光フィールド202内の計測
点Q2及びQ5にスリット像が投影され、そのスリット
像からの反射光がミラー9D及び9Iにより投影光学系
100に導かれ、ミラー9F及び9Gで反射された検出
光により、それぞれ露光フィールド202内の計測点Q
3及びQ4にスリット像が投影され、そのスリット像か
らの反射光がミラー9E及び9Hにより投影光学系10
0に導かれる。ミラー9C及び9Hとそれぞれミラー9
D及び9Gとを結ぶ直線の方向はR1方向であり、ミラ
ー9E及び9Jとそれぞれミラー9F及び9Iとを結ぶ
直線の方向はR2方向であり、R1方向及びR2方向は
それぞれX方向に対してほぼ±45°で交差している。
【0040】本実施例では、計測点Q2〜Q5は、露光
フィールド202内の4隅に配置され、それら4個の計
測点Q2〜Q5でのフォーカス位置が検出される。例え
ばこれら4個のフォーカス位置の平均値をその露光フィ
ールド202の平均的なフォーカス位置として、これら
4個のフォーカス位置で定まる平均的な面の傾斜角をそ
の露光フィールド202の傾斜角とすることにより、そ
の露光フィールド202のフォーカス位置及び傾斜角が
検出される。これらフォーカス位置及び傾斜角をベスト
フォーカス面に合わせることにより、フォーカス合わせ
及びレベリングが行われる。しかも、露光フィールド2
02に照射される露光光は、ミラー9C〜9Jには遮光
されないため、計測点Q2〜Q5でのフォーカス位置の
検出と露光フィールド202に対するレチクルのパター
ン像の露光とを同時に行うことができる。即ち、ガラス
基板のオートフォーカス及びオートレベリングを行いな
がら、ガラス基板上にレチクル101のパターン像を露
光できる。
【0041】なお、上述実施例は、ガラス基板102上
にスリット像を投影しているため、その投影点(計測
点)でのフォーカス位置が検出されるが、ガラス基板1
02上に平行光束を斜めに照射して、受光系21ではそ
の平行光束の反射光の集光点の位置を検出するようにし
てもよい。これにより、その平行光束の照射領域の傾斜
角を検出できる。
【0042】また、上述実施例は、液晶用露光装置に本
発明を適用したものであるが、例えば半導体用露光装置
であっても、露光フィールドが広い場合等には本発明の
ように投影光学系を介してウエハのフォーカス位置また
は傾斜角を検出することにより、ウエハに対する検出光
の入射角を小さくして検出範囲を広くすることができ
る。また、上述実施例では、送光系20及び受光系21
がレチクル101と投影光学系100との間に配置され
ているが、送光系20及び受光系21をレチクル101
の上方に配置するTTR(スルー・ザ・レチクル)方式
としてもよい。
【0043】更に、本発明は、投影光学系が反射屈折系
であるような場合にも適用できるものである。このよう
に、本発明は上述実施例に限定されず、本発明の要旨を
逸脱しない範囲で種々の構成を取り得る。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、フォーカス位置または
傾斜角の検出光を投影光学系を介して感光基板上に照射
しているため、被検面に対する検出光の入射角を、従来
のように投影光学系の外側の光学系から検出光を入射さ
せる場合よりも小さくでき、露光フィールド(投影光学
系)が拡大された場合でも検出範囲を大きく取れるとい
う利点がある。
【0045】また、検出系を比較的スペースに余裕のあ
るマスク側に配置でき、他のアライメント系等の配置に
制約を受けずに検出系を配置できるという利点もある。
その上、従来例では投影光学系を介していないため、投
影光学系の倍率補正制御の影響やその他の発熱等の影響
を受けるため、その影響を補正する機構が必要となる。
しかしながら、本発明によれば、投影光学系を介してい
るため、仮に投影光学系自身で何らかの倍率変動、フォ
ーカス位置変動等があっても、特に補正を行うことなく
その変動に追従してフォーカス位置又は傾斜角を検出で
きるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による投影露光装置の一実施例の要部を
示す光学系配置図である。
【図2】図1のガラス基板102付近の結像関係を示す
図である。
【図3】図1の中間結像点の位置の説明図である。
【図4】図1の実施例において、実際にガラス基板10
2の表面(被検面)がZ方向にずれたときの検出光の光
路のずれを示す光路図である。
【図5】図4のガラス基板102付近の光路を示す図で
ある。
【図6】図1において、投影光学系100からガラス基
板102を見た平面図である。
【図7】本発明の他の実施例において、投影光学系から
ガラス基板を見た平面図である。
【図8】従来の斜入射方式のフォーカス位置検出系の要
部を示す構成図である。
【符号の説明】
1 光源 2 コンデンサーレンズ 3 送光スリット板 4,10 平行平板ガラス(ハービング) 7A 送光系対物レンズ 7B 受光系対物レンズ 8A,8B ミラー 9A,9B ミラー 12 集光レンズ 13 光電検出器 100 投影光学系 101 レチクル 102 ガラス基板 201 有効投影フィールド 202 露光フィールド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 7/20

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスク上に形成された転写用のパターン
    の像を投影光学系を介して感光基板上に投影する際に、
    前記感光基板の露光面の面位置を検出する投影露光装置
    において、 前記投影光学系の前記マスク側の入射面に前記感光基板
    に対して非感光性の変位検出用の光を入射させる送光系
    と、 前記投影光学系の前記感光基板側の射出面から射出され
    る前記変位検出用の光を偏向させて、前記変位検出用の
    光を前記投影光学系の光軸に対して斜めに前記感光基板
    の露光面上に照射する第1の光路偏向部材と、 前記感光基板の露光面からの前記変位検出用の光の反射
    光を前記投影光学系の前記射出面に戻す第2の光路偏向
    部材と、 該第2の光路偏向部材及び前記投影光学系を介して前記
    投影光学系の前記入射面に戻された前記変位検出用の光
    を集光する受光系と、 該受光系により集光された光の位置を検出する集光位置
    検出系と、を有し、 該集光位置検出系により検出された位置より前記感光基
    板の露光面の面位置を検出するようにしたことを特徴と
    する投影露光装置。
  2. 【請求項2】 前記送光系、前記投影光学系及び前記第
    1の光路偏向部材により、前記感光基板の露光面上に前
    記投影光学系の光軸に対して斜めに所定形状のパターン
    の像を投影し、 前記第2の光路偏向部材、前記投影光学系及び前記受光
    系により前記所定形状のパターンの像を再結像し、前記
    集光位置検出系により検出された位置より前記感光基板
    の露光面の前記投影光学系の光軸方向の位置検出を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の投影露光装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の投影露光装置を
    用いた露光方法において、 前記投影光学系を用いてマスクに形成されたパターンの
    像を感光基板の露光面に投影する工程を有することを特
    徴とする露光方法。
  4. 【請求項4】 フォーカス位置検出装置を用いて感光性
    基板の露光面の位置を検出する工程と、 結像特性補正機構を用いて投影光学系の投影倍率を調整
    する工程と、 前記投影光学系を用いてマスクに形成されたパターン像
    を感光性基板の露光面に投影する工程とを有し、 前記露光面の位置を検出する工程は、 送光系を用いて前記投影光学系のマスク側の入射面から
    非感光性の変位検出用の光を入射させる工程と、 前記投影光学系の前記感光性基板側の射出面から射出す
    る前記変位検出用の光を前記感光性基板の露光面に向け
    て前記投影光学系の光軸に対して斜め方向に照射させる
    工程と、 前記感光性基板の露光面からの前記変位検出用の光の反
    射光を前記投影光学系の入射面へ戻す工程と、 受光系を用いて前記投影光学系の入射面へ戻された前記
    変位検出用の光を集光する工程と、 検出系を用いて前記集光された前記変位検出用の光を検
    出する工程と、 前記結像特性補正機構にて前記投影光学系の投影倍率を
    調整した際に前記変位検出用の光に関する前記投影光学
    系の倍率の変化を調整する工程とを有することを特徴と
    する露光方法。
  5. 【請求項5】 前記変位検出用の光に関する前記投影光
    学系の倍率の変化を調整する工程は、フォーカス位置検
    出装置内の平行平面ガラスの傾斜量を調整することを特
    徴とする請求項4に記載の露光方法。
JP33118993A 1993-12-27 1993-12-27 露光方法及び投影露光装置 Expired - Fee Related JP3381740B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33118993A JP3381740B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 露光方法及び投影露光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33118993A JP3381740B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 露光方法及び投影露光装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07192987A JPH07192987A (ja) 1995-07-28
JP3381740B2 true JP3381740B2 (ja) 2003-03-04

Family

ID=18240885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33118993A Expired - Fee Related JP3381740B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 露光方法及び投影露光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3381740B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5085023B2 (ja) * 2005-08-26 2012-11-28 オリンパスイメージング株式会社 デジタルカメラの中間アダプタ
KR100971322B1 (ko) * 2008-08-21 2010-07-20 주식회사 동부하이텍 반도체 소자 제조용 노광장치
NL2005821A (en) 2009-12-23 2011-06-27 Asml Netherlands Bv Lithographic apparatus, device manufacturing method, and method of applying a pattern to a substrate.

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07192987A (ja) 1995-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10042271B2 (en) Projection exposure system for microlithography with a measurement device
US6654097B1 (en) Projection exposure apparatus
US4705940A (en) Focus detection in a projection optical system
JPH1187232A (ja) 露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法
US6977728B2 (en) Projection exposure apparatus and aberration measurement method
US6023321A (en) Projection exposure apparatus and method
US6034780A (en) Surface position detection apparatus and method
KR20010091971A (ko) 얼라인먼트 장치, 얼라인먼트 방법, 노광 장치 및 노광 방법
JPH1082611A (ja) 面位置検出装置
JP3360321B2 (ja) 面位置検出装置及び方法並びに露光装置及び方法
JPH09219354A (ja) 位置検出装置及び該装置を備えた露光装置
JP3381740B2 (ja) 露光方法及び投影露光装置
JP2000012445A (ja) 位置検出方法及び装置、並びに前記装置を備えた露光装置
JPH08288192A (ja) 投影露光装置
JP3531227B2 (ja) 露光方法および露光装置
JPH06188173A (ja) 表面位置検出装置
US4723846A (en) Optical path length compensating optical system in an alignment apparatus
JP2771136B2 (ja) 投影露光装置
JPH07142346A (ja) 投影露光装置
JPH10172900A (ja) 露光装置
JP3271720B2 (ja) 表面位置検出方法及び装置
JP2771138B2 (ja) 投影露光装置
JPH06349708A (ja) 投影露光装置
JP2003035511A (ja) 位置検出装置、および該位置検出装置を備えた露光装置
JPH0677096B2 (ja) 投影装置の焦点合せ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021120

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees