JP3271720B2 - 表面位置検出方法及び装置 - Google Patents

表面位置検出方法及び装置

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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7003Alignment type or strategy, e.g. leveling, global alignment
    • G03F9/7023Aligning or positioning in direction perpendicular to substrate surface
    • G03F9/7026Focusing

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物体の表面位置の検出
方法及び検出装置に関し、例えば半導体製造装置におい
て、方向性のある回路パターンが形成されている半導体
ウエハの表面位置(高さの分布)を検出する際に適用し
て好適なものである。
【0002】
【従来の技術】フォトマスク又はレチクル(以下、「レ
チクル」と総称する)上に形成された回路パターンを投
影光学系を介して感光材が塗布されたウエハ上に転写す
る半導体露光装置においては、ウエハの露光面を投影光
学系の結像面に対して焦点深度の範囲内で合致させて露
光を行うためのオートフォーカス機構及びオートレベリ
ング機構が設けられている。その内のオートフォーカス
機構は、ウエハ上の露光面の所定の計測点の投影光学系
の光軸方向の位置(フォーカス位置)をベストフォーカ
ス位置に設定するものであり、オートレベリング機構
は、ウエハの露光面の平均的な面を投影光学系の結像面
に平行に設定するものである。
【0003】これらオートフォーカス機構又はオートレ
ベリング機構を正確に動作させるためには、それぞれウ
エハの露光面の所定の1個又は複数個の計測点のフォー
カス位置を正確に計測するための表面位置検出装置が必
要である。半導体露光装置においては、投影光学系の焦
点深度が比較的浅く、しかも、ウエハ上に部分的な凹凸
が存在することもあるため、表面位置検出装置では、ウ
エハの露光面の所定の計測点のフォーカス位置を正確に
検出することが求められている。
【0004】従来の表面位置検出装置としては、例えば
ウエハの露光面上の計測点に対して斜め方向からスリッ
トパターン像を投影し、その被検面からの反射光を集光
してスリットパターン像を再結像する斜入射型のオート
フォーカスセンサーが知られている。この場合、その露
光面が法線方向(投影光学系の光軸方向)に上下する
と、再結像されたスリットパターン像の位置が横ずれす
るため、例えば振動ミラーを用いてそのスリットパター
ン像を受光素子上で振動させて、その受光素子の出力信
号をその振動ミラーの駆動信号で同期整流することによ
り、その露光面の計測点のフォーカス位置に対応するフ
ォーカス信号を得ることができる。
【0005】従来の斜入射型のオートフォーカスセンサ
ーとしては、次のようなタイプが知られている。特願
平4−247748号に開示されているように、被検面
上に2次元的に分布する多数の計測点にスリットパター
ン像を投影し、振動方式で位置検出を行うと共に、アオ
リ補正プリズムを使用して、受光効率を高めたもの。
特願平2−401880号に開示されているように、ウ
エハの露光面上のショット領域(チップパターン)の対
角線上に1次元的に分布する多点の計測点にスリットパ
ターン像を投影し、振動方式で位置検出を行うもの。
【0006】特願平3−311758号に開示されて
いるように、ウエハの露光面に2次元的なパターンを斜
めに投影し、再結像した像を画像処理することにより、
その露光面上の多数の計測点のフォーカス位置を検出す
る画像処理方式の位置検出装置。この装置でも、アオリ
補正プリズムを使用して、受光効率を高めている。特
公平1−41962号公報に開示されているように、被
検面上の1つの計測点上にスリットパターン像を投影す
ると共に、その被検面上の回路パターンの方向に対して
スリットパターン像の方向を傾斜させたもの。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般に被検面が半導体
ウエハの露光面である場合、その露光面にはそれまでの
工程によりICのチップパターンが形成されている。ま
た、ICのチップパターンの輪郭は長方形である場合が
殆どで、しかもそのチップパターンはその長方形の輪郭
の各辺に平行な場合が多い。そこで、従来の表面位置検
出装置では、ウエハの露光面のチップパターンの影響を
低減するために、計測用パターン像(スリットパターン
像等)の長手方向がチップパターンの輪郭の各辺に対し
て45°又はそれに近い角度になるように、ウエハの露
光面に計測用パターン像を投影していた。
【0008】また、表面位置検出装置の送光光学系の光
軸とその露光面の法線とで形成される面を基準面とする
と、その露光面が投影光学系の光軸方向に変位した場合
に、計測用パターン像はその基準面に平行に移動する。
従って、従来は検出感度を最大にするために、その基準
面が計測用パターン像の長手方向に垂直になるようにし
ていた。しかしながら、このように基準面を計測用パタ
ーン像の長手方向に垂直にして、且つウエハの露光面上
の多点での位置検出を行うものとすると(上記の、
、の場合のように)、表面位置検出装置の送光光学
系及び受光光学系は、チップパターンの輪郭の対角線以
上の幅の領域をカバーする必要があり、光学系が大型化
するという不都合があった。その結果、装置の製造コス
トが高いと共に、装置が大型であることによる計測結果
の不安定要因の増加等の不都合があった。
【0009】更に、従来のように基準面が計測用パター
ンの長手方向に垂直である場合には、基準面の方向であ
る位置検出用の光の入射方向がチップパターンによって
規定されてしまい、例えば半導体露光装置の構成に応じ
て、表面位置検出装置の光学系の配置を変えることがで
きないという不都合もあった。本発明は斯かる点に鑑
み、被検面上に斜めに所定の計測用パターン像を投影
し、その計測用パターン像を再結像して表面位置の検出
を行う場合に、表面位置検出装置を小型化すると共に、
その表面位置検出装置の光学系の配置上の制約を無くす
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の表面位置検出方
法は、例えば図1及び図5に示すように、結像光学系
(9,10)を介して被検面(1の表面)上に斜めに所
定の計測用パターンの像を投影し、その被検面からの反
射光を集光して再結像されたその計測用パターンの像の
位置に応じて変化する検出信号を生成し、この検出信号
に基づいて被検面(1a)の位置検出を行う方法におい
て、その計測用パターンとして線状パターンを使用し、
結像光学系(9,10)の光軸とその被検面の法線とで
形成される面(軸AX2Pに平行な面)に対して、その
被検面上のその線状パターンの像(35)に垂直な計測
方向を非平行にしたものである。
【0011】この場合、その被検面上に所定の方向性を
有するパターン(38)が予め形成されているときに、
その被検面上に投影されるその線状パターンの像(3
5)の方向を、その被検面上に予め形成されているパタ
ーン(38)の方向と異ならしめることが望ましい。ま
た、本発明の表面位置検出装置は、例えば図1及び図5
に示すように、被検面(1の表面)上に斜めに所定の計
測用パターンの像を投影し、その被検面からの反射光を
集光して再結像されたその計測用パターンの像の位置に
応じて変化する検出信号に基づいてその被検面の位置検
出を行う装置において、その被検面上に斜めに線状パタ
ーンの像(35)を投影する第1の結像光学系(9,1
0)と、その被検面からの反射光を集光してその線状パ
ターンの像を再結像する第2の結像光学系(11,1
2)と、このように再結像された線状パターンの像の位
置に応じて変化する検出信号を生成する光電検出手段
(17)とを有し、第1の結像光学系(9,10)の光
軸とその被検面の法線とで形成される面(軸AX2Pに
平行な面)に対して、その被検面上のその線状パターン
の像(35)に垂直な計測方向を非平行にしたものであ
る。
【0012】
【作用】斯かる本発明の表面位置検出方法又は表面位置
検出装置によれば、例えば図4(a)に示すように、結
像光学系の光軸(AX2)に沿って斜めに被検面(1の
表面)上に線状パターンの像(35)が投影される。こ
の場合、その被検面がその被検面の法線方向に変位する
と、図4(b)に示すように、線状パターンの像の明部
(35a)及び暗部(35b)がそれぞれその法線と光
軸(AX2)とを含む面に沿って移動する。即ち、図4
(a)において、光軸(AX2)をその被検面上に投影
した軸を図5(a)の軸(AX2P)とすると、図5
(a)において、その被検面の凹凸に応じて線状パター
ンの像(35)は軸(AX2P)に平行な方向、即ち光
軸(AX2)とその被検面の法線とを含む面に平行な方
向に移動する。また、実際に受光光学系を介して検出す
る線状パターン(35)の横ずれの方向(計測方向)
は、線状パターンの像(35)の長手方向に垂直な方向
である。
【0013】そして、本発明では、図5(a)に示すよ
うに、軸(AX2P)の方向と線状パターンの像(3
5)の長手方向に垂直な計測方向とが交差している。そ
の被検面の検出領域を例えば幅Wの正方形の領域(1
a)として、領域(1a)のほぼ全面に線状パターンの
像(35)を投影するものとすると、送光光学系の光軸
を投影した軸(AX2P)はその領域(1a)の辺に平
行に設定され、線状パターンの像(35)の長手方向
は、その軸(AX2P)にほぼ45°で交差する方向に
設定される。従って、図5(c)に示すように、送光光
学系のレンズ系(41)の直径K1はほぼその領域(1
a)の幅Wと同じで良い。
【0014】これに対して、従来例では例えば図6
(a)に示すように、線状パターンの像(35)の長手
方向に垂直な計測方向と、送光光学系の光軸を投影した
軸(AX5P)の方向とが平行である。また、一般に正
方形の領域(1a)には各辺に平行なチップパターンが
形成されているため、線状パターンの像(35)とその
チップパターンとの干渉を避けるため、その軸(AX5
P)はその領域(1a)の対角線方向に設定される。従
って、図6(b)に示すように、送光光学系のレンズ系
(43)の直径K2は、ほぼ21/2・Wと同じにする必要
がある。従って、本発明の送光光学系(及び受光光学
系)の直径K1は従来例の送光光学系(及び受光光学
系)の直径K2の約1/21/2 で済み、全体の体積では
約1/23/2(≒1/2.8)で済むため、光学系が小型
化される。
【0015】また、その被検面上に所定の方向性を有す
るパターン(38)が予め形成されているときに、その
被検面上に投影されるその線状パターンの像(35)の
方向を、その被検面上に予め形成されているパターン
(38)の方向と異ならしめた場合には、チップパター
ンの影響を殆どうけなくなる。なお、被検面上の領域
(1a)内の検出領域が、例えば図5(a)の検出領域
(M3)のみのように小さい場合、光学系は従来例と比
べてそれ程小型化されない。しかし、送光光学系及び受
光光学系の配置が諸般の事情により、その領域(1a)
上に形成されているパターン(38)の輪郭の或る辺と
平行にならざるを得ない場合、本発明の手法により送光
光学系(9,10)の光軸を被検面へ投影して得られた
軸(AX2P)を、その被検面へ投影される線状パター
ンの像(35)に垂直な計測方向に交差させることによ
り、その領域(1a)内のパターン(38)の影響を低
減することができる。つまり、本発明では送光光学系及
び受光光学系の配置の自由度が増しているため、例えば
半導体露光装置で許容される配置に合わせた上で、被検
面上の回路パターン等の影響を低減することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図面を参照し
て説明する。本実施例は、レチクルのパターン像を投影
光学系を介して感光材が塗布されたウエハ上に露光する
投影露光装置の、オートフォーカス機構及びオートレベ
リング機構の表面位置検出部に適用したものである。
【0017】図1は本実施例の投影露光装置の要部を示
し、この図1において、主照明光源40からの主照明光
は、転写用の回路パターンが形成されたレチクルRを照
明する。そして、レチクルR上の回路パターンの像が、
投影光学系5を介してウエハ1の露光面上のショット領
域1aに結像投影される。ウエハ1はウエハホルダー2
上に保持され、ウエハホルダー2は、投影光学系5の光
軸AX1に垂直な平面(この平面の直交座標軸をX軸、
Y軸とする)内でウエハ1に平行移動及び微小回転を施
すと共に、光軸AX1に平行なZ方向にウエハ1の位置
決め(フォーカシング)を行う。
【0018】ウエハホルダー2は、Z方向に個別に移動
自在な3個の支持点を介して保持機構3上に載置され、
駆動部4が、保持機構3の3個の支持点のZ方向への移
動量をそれぞれ制御することにより、ウエハホルダー2
のレベリング(水平出し)が行われる。保持機構3に
は、ウエハ1を光軸AX1に垂直で且つ図1の紙面に平
行なX方向及び図1の紙面に垂直なY方向に位置決めす
るXYステージも組み込まれている。
【0019】ウエハ1の露光面上にレチクルRの回路パ
ターンの像を良好な状態で転写するためには、投影光学
系5の結像面に対して焦点深度の範囲内にその露光面上
の露光領域(ショット領域1a)を合わせ込む必要があ
る。このため本例では、ショット領域1a内の複数の計
測点のZ方向の位置(フォーカス位置)をそれぞれ正確
に検出した後、ショット領域1aの表面が投影光学系5
の結像面に対して焦点深度の範囲内に収まるように、保
持機構3の3個の支持点の移動動作及びウエハホルダー
2の動作によりウエハ1のレベリング及びフォーカシン
グを行えば良い。
【0020】以下に、ウエハ1のショット領域1aの複
数の計測点のZ方向の位置を検出するための光学系及び
処理系の説明を行う。図1において、波長幅の広い白色
光を発生する光源6からの照明光は、コンデンサーレン
ズ7によって略平行光束に変換されて、偏向プリズム2
6に入射する。偏向プリズム26は、コンデンサーレン
ズ7からの略平行光束を屈折により偏向させて射出す
る。偏向プリズム26の射出側の面には、透過型の格子
パターン板8が取り付けられ、この格子パターン板8の
ウエハ1側の格子パターン形成面8aには、所定の方向
に延びた透過部と遮光部とを交互に所定ピッチで配列し
た縞状の格子パターンが形成されている。なお、透過型
の格子パターンの代わりに、凹凸形状の位相型の反射型
回折格子を使用しても良く、更には、反射部と無反射部
とを交互に配列した振幅型の反射型格子パターンを使用
しても良い。
【0021】また、後述するが、格子パターン板8の代
わりに、図7に示す如き複数の計測点に対応する箇所の
それぞれにスリット状(線状)のパターンを投影するた
めに、複数の開口部を有するパターン板80を用いても
よい。
【0022】また、ウエハ1の露光面(被検面)は、一
般にフォトレジスト等の薄膜で覆われているので、この
薄膜干渉の影響を低減するため、光源6は、上述のよう
に波長幅の広い白色光を発生する光源であることが望ま
しい。なお、光源6としては、フォトレジスト等の感光
材に対する感光性の弱い波長帯の光を発生する発光ダイ
オード等を使用しても良い。
【0023】格子パターン板8に入射して、格子パター
ン形成面8aを透過した照明光は、投影光学系5の光軸
AX1に対して角度θで交差する光軸AX2に沿って配
置された投射光学系9,10に入射する。この投射光学
系9,10は、集光レンズ9及び投射用対物レンズ10
より構成され、この投射光学系9,10に関して、格子
パターン形成面8aとウエハ1の露光面とを共役に配置
する。この際に、ウエハ1の露光面に対して投射光学系
9,10の光軸AX2は斜めに交差しているので、格子
パターン形成面8aとウエハ1の露光面とを投射光学系
9,10に関してシャインプルーフの条件を満たすよう
に配置する。
【0024】図2(b)は図1の照射光学系9,10の
近傍の状態を示し、その図2(b)の照射光学系9,1
0のメリジオナル断面において、格子パターン形成面8
a上の直線とその照射光学系9,10の物側主平面32
Aとの交点を33A、ウエハ1のショット領域1a上の
直線と照射光学系9,10の像側主平面32Bとの交点
を33Bとする。この場合、シャインプルーフの条件が
満足されているとは、交点33Aから照射光学系9,1
0の光軸AX2までの距離L1と、交点33Bから光軸
AX2までの距離L2とが等しいことを意味する。シャ
インプルーフの条件が満たされているときには、所謂ア
オリの結像関係が成立し、格子パターン形成面8a上の
任意の1点から射出した光束は、それぞれショット領域
1aを含む平面上の対応する1点に集束する。従って、
格子パターン形成面8aの格子パターンは、ウエハ1上
のショット領域1aを含む平面の全面に亘って正確に結
像する。
【0025】また、図2(a)に点線で光路を示すよう
に、集光レンズ9及び投射用対物レンズ10より構成さ
れる投射光学系9,10は、所謂両側テレセントリック
光学系であり、格子パターン形成面8a上の点とウエハ
1の露光面上の共役点とは、全面に亘ってそれぞれ同じ
倍率である。本例では、格子パターン面8aに所定ピッ
チの縞状の格子パターンが形成されているため、ウエハ
1の露光面には明部と暗部とを所定の方向に繰り返した
格子パターン像が結像投影される。
【0026】図3(a)は、図1の格子パターン板8上
に形成された格子パターンを示し、この図3(a)にお
いて、図1の紙面に平行なX方向及び図1の紙面に垂直
なY方向と共役な方向をそれぞれX1方向及びY1方向
とすると、X1方向に対して時計方向に角度φで交差す
る方向に延びた遮光部34a及び光透過部34bを、X
1方向に対して反時計方向に角度(π/2−φ)で交差
する方向にピッチP1で配列することにより、格子パタ
ーン34が形成されている。図1のウエハ1の露光面の
ショット領域1aには、図4(a)に示すように、図3
(a)の格子パターン34の遮光部34a及び光透過部
34bに対応してそれぞれ暗部35a及び明部35bと
なった格子パターン像35が結像投影される。
【0027】図1に戻り、ウエハ1の露光面に斜めに投
射された照明光は、その露光面で反射されて集光光学系
11,12に入射する。この集光光学系11,12は、
集光用対物レンズ11、振動ミラー30及び集光レンズ
12より構成されている。ウエハ1の露光面で反射され
た照明光は、集光用対物レンズ11で集光され振動ミラ
ー30で反射された後、集光レンズ12及び1/2波長
板24を経てアオリ補正プリズム25の入射面25a
に、ウエハ1の露光面上に投影された格子パターン像を
再結像する。集光用対物レンズ11の光軸AX3Aを振
動ミラー30で折り返した軸が集光レンズ12の光軸A
X3Bとなっている。
【0028】投影光学系5の光軸AX1に関して、照射
光学系9,10の光軸AX2と集光用対物レンズ12の
光軸AX3Aとが軸対称になるように配置されている。
また、振動ミラー30は、集光光学系11,12の略瞳
面(フーリエ変換面)に配置されているが、その振動ミ
ラー30の位置は、ウエハ1の露光面とアオリ補正プリ
ズム25の入射面25aとの間の光路中であればどの位
置でも良い。
【0029】そして、ウエハ1の露光面が投影光学系5
の結像面に合致している状態で、集光光学系11,12
に関してウエハ1の露光面と共役な面上にアオリ補正プ
リズム25の入射面25aが配置されている。この入射
面25aには、複数の開口部(スリット)が形成された
受光スリット板Sが取り付けられ、受光スリット板Sの
複数の開口部を通過した照明光が、アオリ補正プリズム
25に入射する。
【0030】図3(b)は、その受光スリット板Sに形
成された複数の開口部の配置を示し、この図3(b)に
おいて、図1の紙面に平行なX方向及び図1の紙面に垂
直なY方向と共役な方向をそれぞれX2方向及びY2方
向とすると、X2方向に対して時計方向に角度φで交差
する方向に延びた直線に沿って受光スリット板S上に3
個の開口部S5,S3,S1が形成され、中央の開口部
S3の両側でX2方向に対して反時計方向に角度(π/
2−φ)で交差する方向に開口部S4及びS2が形成さ
れている。受光スリット板S上の5個の開口部S1〜S
5と、集光光学系11,12に関して共役な図4(a)
のウエハ1のショット領域1a上の5個の計測点(検出
領域)M1〜M5の高さの検出が行われる。ウエハ1の
ショット領域1a内の計測点の個数を増やしたいときに
は、受光スリットS内の開口部の個数を増やせば良いだ
けであるため、計測点の個数を増やしても構成の複雑化
を招くことがない。
【0031】図1に戻り、ウエハ1の露光面が投影光学
系5の結像面に合致している状態で、ウエハ1の露光面
とアオリ補正プリズム25の入射面25aとは、集光光
学系11,12に関してシャインプルーフの条件を満た
すように構成されている。従って、ウエハ1の露光面が
投影光学系5の結像面に合致している状態で、入射面2
5aの全面に亘ってウエハ1の露光面上の格子パターン
像35(図4(a)参照)が再結像する。
【0032】また、図2(a)に点線で光路を示すよう
に、集光光学系11,12は、所謂両側テレセントリッ
ク光学系であり、ウエハ1の露光面上の点とアオリ補正
プリズム25の入射面25a上の共役点とは、全面でそ
れぞれ同じ倍率である。従って、その入射面25aに
は、ウエハ1の露光面に結像投影された格子パターン像
35と相似形の格子パターン像が再結像される。
【0033】即ち、本例において、ウエハ1の露光面が
投影光学系5の結像面に合致している状態で、格子パタ
ーン板8の格子パターン形成面8aとウエハ1の露光面
と、及びウエハ1の露光面とアオリ補正プリズム25の
入射面25aとはそれぞれシャインプルーフの条件を満
たす。しかも、格子パターン形成面8aからウエハ1の
露光面への投影倍率と、及びウエハ1の露光面から入射
面25aへの投影倍率とはそれぞれ全面で一定である。
【0034】次に、ウエハ1の露光面の投影光学系5の
光軸AX1方向の変位がzであるときのアオリ補正プリ
ズム25の入射面25aにおける格子パターン像の横ず
れ量yを求める。具体的に、ウエハ1の露光面に対する
照射光学系9,10の光軸AX2に沿う照明光の入射角
をθ、集光光学系11,12の横倍率をβ、ウエハ1の
露光面からアオリ補正プリズム25の入射面25aへの
アオリの結像面に沿った倍率をβ′とすると、横ずれ量
yは次のようになる。
【0035】
【数1】 y=2・β′・tanθ・z =2(β2 sin2θ+β4 sin4θ/cos2θ)1/2・z
【0036】即ち、ウエハ1の露光面上に格子パターン
像を投影するための照明光の入射角θを大きくすれば、
横ずれ量yも大きくなり、より高分解能で投影光学系5
の光軸方向への位置検出を行うことができる。入射角θ
は例えば80°である。
【0037】ところで、図1において、投射光学系9,
10の結像及び集光光学系11,12の結像はそれぞれ
シャインプルーフの条件を満足している。従って、格子
パターン板8の法線と投射光学系9,10の光軸AX2
とがなす角度をγ、アオリ補正プリズム25の入射面2
5aの法線と集光レンズ12の光軸AX3B(振動して
いる場合は平均的な軸)とがなす角度をα(この角度α
は、入射面25aへ入射する照明光の主光線の入射角に
等しい)、投射光学系9,10の横倍率をβ4とする
と、次の関係が成り立っている。
【0038】
【数2】tan γ=β4・tan θ,tan α=β・tan θ
【0039】ところで、ウエハ1の露光面に対する照明
光の入射角θが大きいと、入射面25aにおける照明光
の入射角αも大きくなる。従って、仮にアオリ補正プリ
ズム25の入射面25aに近接して受光素子(例えばフ
ォトダイオード)を配置するものとすると、その受光面
への照明光の入射角αが大きいと、この受光素子の表面
での照明光の反射量が大きくなると共に、照明光の光束
のケラレが生じて、受光効率が著しく低下する虞があ
る。
【0040】本実施例においては、このような受光効率
の低下を避けるために、図2(a)に示す如く、集光光
学系11,12からの光束をアオリ補正プリズム25に
より偏向させている。アオリ補正プリズム25の頂角ξ
は、アオリ補正プリズム25によって屈折されて射出さ
れる光束が、アオリ補正プリズム25の射出面25bの
法線と略平行になるように設定されている。このとき、
アオリ補正プリズム25に入射する光束に対するアオリ
補正プリズム25から射出される光束のなす角度は、ア
オリ補正プリズム25の屈折率をn25としたとき、ξ/
25となる。この角度は、集光光学系11,12を介し
てアオリ補正プリズム25に入射する光束と入射面25
aとがなす角度αに比してかなり小さくなる。
【0041】また、アオリ補正プリズム25の射出側に
は、平面鏡15、第1リレーレンズ14及び第2リレー
レンズ16よりなるリレー光学系14〜16が配置され
ている。このリレー光学系14〜16も、光束を破線で
示すように両側テレセントリックである。リレー光学系
14〜16の入射側の光軸AX4Aを平面鏡15で折り
曲げた軸が、リレー光学系14〜16の射出側の光軸A
X4Bとなっている。
【0042】図1に戻り、アオリ補正プリズム25から
射出された光束は、平面鏡15で反射された後、第1リ
レーレンズ14及び第2リレーレンズ16を経て、光電
検出器17の受光面17a上にアオリ補正プリズム25
の入射面25a上に形成された格子パターン像の更なる
共役像を結像する。図3(c)は、図1の光電検出器1
7の受光面を示し、この図3(c)において、図3
(b)のX2方向及びY2方向に共役な光電検出器17
の受光面での方向をそれぞれX3方向及びY3方向とす
る。光電検出器17の受光面にはX3方向に交差する直
線に沿って3個の受光素子D5,D3,D1が配置さ
れ、中央の受光素子D3の両側面に2個のそれぞれ受光
素子D2及びD4が配置されている。これら受光素子D
1〜D5はそれぞれフォトダイオードよりなり、受光素
子D1〜D5の上にそれぞれ図3(b)の受光スリット
板Sの開口部S1〜S5の像が投影される。開口部S1
〜S5の共役像はほぼ受光素子D1〜D5の受光面と同
じ形状である。そして、5個の受光素子D1〜D5から
の検出出力(5個の検出出力をまとめて「検出出力S
D」と呼ぶ)はそれぞれ検出部18に供給されている。
なお、受光素子D1〜D5としてそれぞれフォトマルチ
プライア等を用いても良く、受光素子D1〜D5を1個
の2次元CCDで代用しても良い。
【0043】ここで、アオリ補正プリズム25の働きに
つき図2(a)を参照して説明する。図2(a)におい
て、集光光学系11,12の射出側の光軸AX3Bに平
行な光束のアオリ補正プリズム25の入射面25aに対
する入射角はα、アオリ補正プリズム25の屈折率はn
25であり、その入射光束のアオリ補正プリズム25での
屈折角ξは次のようになる。
【0044】
【数3】ξ=sin-1(sin α/n25
【0045】そして、本例では、アオリ補正プリズム2
5の頂角はその屈折角ξと同一の角度に設定されてい
る。これにより、光軸AX3Bに沿って入射面25aに
入射して、射出面25bから射出される光束は、その射
出面25bに対して垂直になる。従って、アオリ補正プ
リズム25による像の浮き上がりを考慮すると、射出面
25bに垂直に射出される光束に垂直な平面に対するウ
エハ1の露光面のリレーされた像面の傾き角であるアオ
リ角ρは、次のようなる。
【0046】
【数4】ρ=tan-1(tan ξ/n25
【0047】いま、リレー光学系14〜16の倍率を1
とすると、このアオリ角ρがそのまま、光電検出器17
の受光面17aと、リレー光学系14〜16の射出側の
光軸AX4Bに垂直な面とのなす角度、即ち受光面17
aに対する主光線の入射角となる。
【0048】例えば、屈折率n25を1.8、アオリ補正
プリズム25の入射面25aへの入射角αを80.1°
とすると、アオリ角ρは20.0°となり、アオリ角ρ
は0°に近づいている。また、光電検出器17の受光面
17aへの主光線の入射角も20.0°であるが、この
程度の入射角であれば、受光量の低下はほとんど無いも
のとみなすことができる。このように本例によれば、偏
向光学系としてのアオリ補正プリズム25を用いてお
り、受光面17aに対する光束の入射角が小さくなるた
め、受光面17a上に配置された受光素子での受光量の
低下を防止できる。
【0049】更に、アオリ補正プリズム25の入射面2
5aと光電検出器17の受光面17aとは、リレー光学
系14〜16に関してシャインプルーフの関係を満たす
ことが望ましい。ところで、図1の光源6の波長帯が広
い場合には、偏向光学系としてアオリ補正プリズム25
のようなプリズムを用いることが望ましい。一方、偏向
光学系として回折格子を用いることもできるが、回折格
子を用いた場合には、プリズムを用いた場合に比して偏
向された光束の分散が大きくなり、リレー光学系14〜
16の開口数を大きくする必要があり、好ましくない。
【0050】また、入射面25aに対する光軸AX3B
に沿う光束の入射角αが大きい場合には、アオリ補正プ
リズム25を透過する光束の透過率が、P偏光とS偏光
とで大きく異なるようになる。例えば、入射角αが80
°、アオリ補正プリズム25の屈折率n25が1.8の場
合には、P偏光成分の透過率が0.79、S偏光成分の
透過率が0.37となる。このようにアオリ補正プリズ
ム25における透過率が入射する光束の偏光状態によっ
て異なるため、偏光成分毎の情報の重みが異なり、ウエ
ハ1の露光面の位置検出に誤差が生ずる虞がある。そこ
で、本例では、図1に示す如く、集光光学系11,12
とアオリ補正プリズム25との間の光路中に1/2波長
板24を配置し、1/2波長板24によって偏光方向を
45°回転させた光束をアオリ補正プリズム25に入射
させる構成としている。このため、アオリ補正プリズム
25に入射する光束は、P偏光とS偏光とが混合した状
態となり、ウエハ1の露光面の位置検出が正確に行われ
る。
【0051】なお、1/2波長板24の代わりに1/4
波長板を用いても良く、この1/4波長板を用いた場合
には、アオリ補正プリズム25に入射する光束は円偏光
となり、ウエハ1の露光面の位置検出は、1/2波長板
24を用いた場合と同様に正確に行われる。更に、アオ
リ補正プリズム25の射出面25bと、射出面25bか
ら射出される光束とは、略垂直になることが望ましい。
このように射出面25bと射出面25bから射出される
光束とが略垂直にならないと、リレー光学系14〜16
によって入射面25a上の像をリレーする際に、非点収
差等の収差が発生することになって望ましくない。
【0052】図1において、集光光学系11,12の光
路中には、振動ミラー30が配置されている。そして、
ミラー駆動部31は、内部の発振器からの信号に基づい
て、所定の周期Tで振動ミラー30を所定の方向に振動
させる。この振動ミラー30の振動により、アオリ補正
プリズム25の入射面25a上の受光スリットS上に結
像される格子パターン像も振動する。その格子パターン
像の振動方向は、一例として図1のX方向と共役な図3
(b)のX2方向に対して、反時計方向に角度(π/2
−φ)で交差するR2方向である。また、そのR2方向
は、図3(a)に示す格子パターン板8上の格子パター
ン34が配列されているR1方向と共役な方向である。
即ち、振動ミラー30による格子パターン像の振動方向
R2は、受光スリット板S上に投影される格子パターン
像の明部と暗部とが配列されている方向である。なお、
後述のように、振動ミラー30により格子パターン像の
振動方向は必ずしもR2方向になる必要は無い。
【0053】この場合、受光スリット板S上に結像され
る格子パターン像のR2方向のピッチをP′とすると、
受光スリット板S上の各開口部S1〜S5のR2方向の
幅W siはそれぞれ次の関係を満足することが望ましい。
【0054】
【数5】Wsi≦P′
【0055】また、振動ミラー30によって振動する格
子パターン像のR2方向の振幅Asiは、それぞれ次の関
係を満足することが望ましい。
【0056】
【数6】Asi≦P′
【0057】ここで、開口部S1〜S5のR2方向の幅
siが(数5)の条件を満足しないとき、又は格子パタ
ーン像のR2方向の振幅Asiが(数6)の条件を満足し
ないときには、振動ミラー30の振動に伴う開口部S1
〜S5での光量変化が小さくなり、検出精度が低下して
好ましくない。
【0058】また、ウエハ1の露光面が投影光学系5の
結像面に合致しているときに、各開口部S1〜S5の中
心がそれぞれ格子パターン像の明部の振動中心に一致す
るように各開口部S1〜S5が配置されている。そし
て、振動ミラー30の振動に応じて受光スリット板S上
で格子パターン像がR2方向に振動すると、図3(c)
の受光素子D1〜D5の受光量が変化する。受光素子D
1〜D5はその受光量に応じた検出出力を検出部18に
供給する。これらの検出出力はそれぞれ振動ミラー30
の振動周期Tと同じ位相の交流信号である。
【0059】検出部18では、ミラー駆動部31で発生
される周期Tの交流信号の位相を基準として、各受光素
子D1〜D5の検出出力を同期整流(同期検波)し、得
られた検波出力信号(まとめて「検波出力信号FS」と
呼ぶ)を補正量算出部19へ供給する。これら検波出力
信号FSは、対応する計測点(図4(a)の計測点M1
〜M5)が投影光学系5の結像面に合致しているときに
零レベル、その計測点がその結像面より上方に位置して
いるときには正、その計測点がその結像面より下方に位
置しているときには負となり、所定の範囲内でその計測
点のZ方向への変位に比例して変化する信号である。従
って、補正量算出部19は、それら検波出力信号FSよ
り、ウエハ1の露光面上のショット領域1a内の各計測
点M1〜M4のZ方向の位置(フォーカス位置)をそれ
ぞれ求めることができる。
【0060】補正量算出部19は、ショット領域1a内
の計測点M1〜M5のフォーカス位置より、ショット領
域1aの表面の平均的な面の傾き及び例えばショット領
域1aの中央の点のフォーカス位置を算出する。更に、
補正量算出部19は、ショット領域1aを投影光学系5
の結像面に焦点深度の範囲内で合致させるための傾きの
補正量、及びフォーカス方向の位置の補正量を算出し、
これらの補正量を図1の駆動部4に供給する。
【0061】駆動部4は、供給された傾きの補正量に基
づいて保持機構3を駆動して、ウエハホルダー2のレベ
リングを行うと共に、供給されたフォーカス方向の位置
の補正量に基づいてウエハホルダー2を駆動して、ウエ
ハ1の露光面のフォーカス方向への位置決めを行う。こ
のようにして、ウエハ1の露光面上のショット領域1a
のレベリング及びフォーカシングを行った後、そのショ
ット領域1aにレチクルR上の回路パターン像が結像投
影される。
【0062】次に、本例の表面位置検出装置の光学系の
配置、ウエハ1のショット領域1a上の投影される格子
パターン像及びショット領域1aの形状の関係につき説
明する。先ず本例では、図4(a)に示すように、ウエ
ハの露光面の矩形のショット領域1a上に投射光学系の
光軸AX2に沿って斜めに暗部35aと明部35bとが
交互に配列された格子パターン像35が投影されてい
る。図5(a)はそのショット領域1aの平面図であ
り、図5(a)に示すように、その矩形のショット領域
1aの輪郭に平行にX軸及びY軸が取られ、X軸に対し
て時計方向に角度αで交差する方向に延びた暗部35a
及び明部35bを、これらに垂直な方向にピッチPで配
列した状態の格子パターン像35がそのショット領域1
a上に投影されている。暗部35aの幅Paはほぼその
ピッチPの1/2である。また、5個の計測点M1〜M
5は、そのショット領域1a内の対角線方向の4隅及び
中央部に位置している。
【0063】図5(b)は、ショット領域1a内に既に
形成されている回路パターン38を示し、この回路パタ
ーン38はショット領域1aの輪郭に平行なパターン、
即ちX軸又はY軸に平行なパターンから主に形成されて
いる。この場合、回路パターン38の位置検出に与える
影響を低減するためには、回路パターン38とその上に
投影される格子パターン像35の明部及び暗部の長手方
向とがなす角度αは、45°程度であることが望まし
い。但し、回路パターン38の方向性によっては、その
角度αは45°以外の角度でも良い。
【0064】図5(a)に戻り、X軸に平行な軸AX2
Pは、図1の投射光学系9,10の光軸AX2をウエハ
1上に投影して得られた軸であり、その軸AX2Pは、
図1の集光光学系11,12をウエハ1上に投影して得
られた軸と同じである。また、軸AX2Pは、投射光学
系9,10の光軸AX2とウエハ1の露光面の法線とを
含む面とウエハ1の露光面との交線、及び集光光学系1
1,12の光軸AX3Aとウエハ1の露光面の法線を含
む面とウエハ1の露光面との交線でもある。従って、図
1の投射光学系9,10及び集光光学系11,12をま
とめて検出光学系と呼ぶと、本例ではその検出光学系の
光軸をウエハ1の露光面に投影して得られる軸AX2P
は、ショット領域1aの1辺に平行なX軸に平行であ
る。
【0065】また、既に説明した図3(a)に示すよう
に、格子パターン板8上に形成されている格子パターン
34の遮光部34a及び光透過部34bの長手方向と、
X軸に共役なX1方向とがなす角度はφである。この場
合、アオリの結像関係が成立しているため、格子パター
ン板8からウエハ1の露光面への横倍率β4 、ウエハ1
の露光面への照明光の主光線の入射角θ及び図5(a)
の交差角αを用いて、角度φは次のように表すことがで
きる。
【0066】
【数7】
【0067】例えば、入射角θが75°、横倍率β4
2倍、角度αが45°の場合、角度φは36°となる。
また、図3(b)では受光スリット板S上の開口部S
5,S3,S1の配列方向がX軸と共役なX2方向に角
度φで交差しているが、これは投射光学系9,10の倍
率と集光光学系11,12の倍率とが等しい場合を示し
ている。また、そのX2方向に角度φで交差する方向
は、各開口部S1〜S5の長手方向でもある。
【0068】次に、図4(b)は図4(a)をY方向に
見た拡大図であり、この図4(b)において、ウエハ1
の露光面のショット領域1a上に投影された格子パター
ン像の暗部35a及び明部35bの断面はX方向に所定
ピッチ(=P/sinα)で配列されている。この場合、光
軸AX2に沿って入射する光束AL1は、ショット領域
1aで反射された後、光束AL2として光軸AX3Aに
沿って進む。そして、ショット領域1aがZ方向に位置
36まで変位すると、入射した光束AL1はその位置3
6の面で反射されて、光束AL3として進む。従って、
暗部35a及び明部35bはそれぞれX方向に位置37
a及び37bまで変位する。即ち、図5(a)を例にと
ると、ショット領域1aの各計測点M1〜M5のフォー
カス位置に応じた格子パターン像35の変位方向は軸A
X2Pに平行な方向である。
【0069】この格子パターン像の変位方向と共役な図
1の受光スリット板S上の方向は、図3(b)のX2方
向であり、格子パターン像の計測方向R2は、その格子
パターン像の変位方向に角度(π/2−φ)で交差して
いる。従って、格子パターン像の変位に対する検出感度
は、cos(π/2−φ)即ちsin φとなる。本例では角度
φは45°程度であるため、感度の低下は実質的に問題
とならない。
【0070】なお、実際に計測されるのは、格子パター
ン像と受光スリット板S上の開口部S1〜S5とのR2
方向の横ずれ量であるため、振動ミラー30による格子
パターン像の振動方向を格子パターン像の変位方向(X
2方向)と等しくしても良い。このように格子パターン
像の振動方向がX2方向である場合には、図1において
振動ミラー30の回動軸は、照射光学系9,10の光軸
AX2及びウエハ1の露光面の法線を含む面、即ち図1
の紙面に垂直であれば良く、構成が簡略である。
【0071】本例では(数7)から分かるように、ウエ
ハ1の露光面(被検面)への光軸AX2と垂直な方向の
結像倍率(横倍率)β4 が小さい程、受光スリット板S
上での角度φが小さくなり、検出感度(sinφ)が低
下しなくなる。また、本例では図5(a)に示すよう
に、投射光学系9,10の光軸AX2を投影した軸AX
2Pと格子パターン像35の長手方向とが角度αで交差
しているため、軸AX2Pがショット領域1aの1辺に
沿ったX方向に平行である。この場合、ウエハ1の露光
面への入射角θを80°、投射光学系9,10の横倍率
β 4 を1とする。そして、ショット領域1aを幅W角の
正方形であるとすると、図1の投射光学系9,10の光
軸AX2の方向にウエハ1の露光面上の格子パターン像
35を見ると、図5(c)のようにX方向に共役なX1
方向の幅がH1(≒cos θ・W≒0.17・W)で、Y方向
に共役なY1方向の幅がWの像39が観察される。従っ
て、投射光学系9,10の内の最も小さいレンズ41の
直径K1は略Wで済む。
【0072】これに対して、従来例では、図6(a)に
示すように、ショット領域1aに投影される格子パター
ン像35の配列方向(ピッチ方向)に平行に、照射光学
系の光軸をウエハ1上に投影した軸AX5Pが設定され
る。従って、格子パターン像35の長手方向を幅W角の
正方形のショット領域1aの輪郭に平行なX方向及びY
方向に45°で交差する方向に設定するものとすると、
その軸AX5PはX軸及びY軸に45°で交差する。そ
のため、従来例の投射光学系の光軸AX5の方向にウエ
ハ1の露光面上の格子パターン像35を見ると、図6
(b)のようにX軸に45°で交差する方向に共役な方
向の幅が21/2・Wで、直交する方向の幅がcos θ・2
1/2・W(≒0.24・W)の像42が観察される。従って、
従来例の投射光学系の内の最も小さいレンズ43の直径
K2は略21/2・Wとなる。
【0073】即ち、本例によれば、投射光学系9,10
の最小の直径(有効径)K1を、従来例を使用した場合
の最小の直径(有効径)K2の略1/21/2 にすること
ができる。従って、表面位置検出装置の光学系の全体の
体積が従来例に比べて略1/23/2(≒1/2.8)とな
り、装置の機構部が小型化される。なお、上述実施例で
はウエハ1の露光面上に投影されたパターンの変位検出
を振動ミラー30を用いて行っているが、これを、光電
検出器17として2次元CCDなどを使用した画像処理
によって行ってもよい。このように画像処理方式で位置
検出を行う場合には、図1において、振動ミラー30を
単に平面鏡で置き換え、受光スリット板Sを取り除いた
状態で、光電検出器17として2次元CCD等を配置す
る。そして、2次元CCD等で撮像した画像を処理し
て、ウエハ1のショット領域1a上の各計測点における
格子パターンの縞の横ずれ量をそれぞれ検出し、これら
横ずれ量からそのショット領域1aの各計測点のフォー
カス位置を求める。
【0074】以上の実施例では図3(a)に示す如き透
過部34bと遮光部34aとが周期的に形成されるパタ
ーンを投射用のパターン板8として利用し、図5(a)
に示す如く、ウエハ1の露光面の矩形ショット領域1a
の全面にパターン板8の像を投影している例を示した
が、例えば5つの計測点M1〜M5(図5(a)を参
照)に対応する箇所に5つのスリット状(線状)のパタ
ーンを投影しても良い。この場合、図7に示す如く、各
計測点M1〜M5に対応するように5つのスリット状
(線状)の開口部34b1 〜34b5 を遮光性の部材に
形成したパターン板80を図3(a)に示す如きパター
ン板8の代わりに用いれば良く、あるいは、透過性の平
行平面板に各計測点M1〜M5に対応するように形成さ
れた5つの遮光性のスリット状(線状)のパターン板を
投射用パターン板として用いて、暗いパターンを矩形シ
ョット領域1aに投影しても良い。
【0075】なお、以上では、ウエハ1の露光面の矩形
ショット領域1aでの計測点を5箇所とした例を説明し
たが、計測点を5箇所以上とする場合には、例えば、図
7に示したスリット状(線状)の開口部(34b1 〜3
4b5 )を5つ以上形成しても良い。このとき、5箇所
以上の計測点を検出するためには、図3(b)に示す受
光スリット板Sは、各計測点に対応する箇所の計測用の
光を抽出するための5つ以上の複数の開口部を持つ構成
とすると共に、図3(c)に示す光電検出器17は、各
受光スリット板Sを通過した光の各々を独立に検出する
ための5つ以上の複数の受光素子を有する構成とする事
が好ましい。なお、5つ以上の複数の開口部を持つ受光
スリット板Sを取り除き、振動ミラー30を単なる平面
鏡に置き換えて、光電検出器17を2次元CCD等とし
ても良い。
【0076】また、図7では、図5(b)に示す如く、
矩形ショット領域1aでのパターンが直交したXY方向
に沿って2次元的な方向性を有すると見なせる場合にお
いて、X方向並びにY方向に対して矩形ショット領域1
aにて投影されるスリット状(線状)のパターン像の方
向(スリット状(線状)のパターン像の長手方向)を異
ならせしめる(非平行となる)ように投射用パターン板
80の全ての開口部(34b1 〜34b5 )をパターン
の変位方向X1に対しφだけ傾けているが、矩形ショッ
ト領域1a内での2次元のパターンの方向性が各計測点
(M1〜M5)毎に局所的に異なる場合には、各計測点
(M1〜M5)での被計測物体の2次元的なパターンの
方向と投影されるスリット状(線状)のパターン像の方
向とが異なるように、投射用パターン板80の各開口部
(34b1 〜34b5 )のパターンの変位方向X1に対
する傾きを、各計測点(M1〜M5)での被計測物体の
2次元的なパターンの方向に応じて決定することが良
い。
【0077】一例として、矩形ショット領域1aの周辺
部での2次元のパターンは直交したX,Yの各方向(図
5(b)参照)に沿って方向性を有するものの、矩形シ
ョット領域1aの中心部での2次元のパターンは直交し
たX,Yの各方向(図5(b))とは異なる方向に沿っ
て方向性を有する場合には、図7の点線で示す如く、投
射用パターン板80の中心部に位置する開口部34b3
は、周辺部の開口部34b1 ,34b2 ,34b3 ,3
4b4 の傾き量φとは異なる傾き量φ’となるように形
成し、矩形ショット領域1aの中心部に対応する計測点
M3に投射されるスリット状(線状)のパターン像の方
向を変えれば良い。
【0078】ここで、図3(b)に示す受光スリット板
Sの各開口部のパターンの変位方向X2に対する傾き、
並びに図3(c)に示す光電検出器17の各受光素子の
パターンの変位方向X3に対する傾きは、投射用パター
ン板80の各開口部のパターンの変位方向X1に対する
傾きに対応させてそれぞれ決定することが好ましい。な
お、複数の開口部を持つ受光スリット板Sを取り除き、
振動ミラー30を単なる平面鏡に置き換えて、光電検出
器17を2次元CCD等としても良い。
【0079】また、互いに異なるパターンを有する複数
の被検物体を計測する際には、複数の開口部を有する第
1の投射用パターン板と,この第1の投射用パターン板
とは少なくとも1つの開口部の長手方向での向きが異な
る第2の投射用パターン板とを照射用光路内で交換可能
に設け、被検物体の各計測点での2次元パターンの方向
性に応じて投射されるスリット像の方向が最適となるよ
うにしても良い。この場合、光電検出器17を2次元C
CD等とし、複数の開口部を持つ受光スリット板Sを取
り除き、振動ミラー30を単なる平面鏡に置き換えた構
成とすれば、検出系の構成が簡素になるという利点を有
する。
【0080】また、各投射用パターン板はそれぞれ偏向
プリズム(図1ではプリズム26)と一体的に構成され
ても良く、この場合には、各投射用パターン板は偏向プ
リズムと共に一体的に交換可能に構成されることが良
い。
【0081】なお、本発明は上述実施例に限定されず、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を取り得る
ことは勿論である。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、結像光学系の光軸と被
検面の法線とで形成される面に対して、その被検面上の
線状パターンの像の方向に垂直な計測方向を非平行にで
きるため、位置検出に使用する装置の光学系の配置上の
制約が無くなっている。従って、例えばその被検面上の
矩形の領域の各辺に45°で交差する方向に線状パター
ンの像の方向を揃えた場合にも、その光学系の光軸の方
向をその矩形の領域の1辺に平行な面内に設定すること
により、光学系を小型化できる利点がある。
【0083】また、その被検面上に所定の方向性を有す
るパターンが予め形成されているときに、その被検面上
に投影される線状パターンの像の方向を、その被検面上
に予め形成されているパターンの方向と異ならしめた場
合には、表面位置の計測結果に対するその被検面に予め
形成されているパターンの影響を低減することができ
る。
【0084】なお、被検面上に投射されるパターンは縞
状のパターンに限ることなく、複数の計測点に対応する
箇所のそれぞれにスリット状(線状)のパターンを投影
しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が適用された投影露光装置の
要部を示す構成図である。
【図2】(a)は図1の照射光学系9,10等が両側テ
レセントリックであることを示す光路図、(b)はシャ
インプルーフの条件の説明図である。
【図3】(a)は格子パターン板8上の格子パターンを
示す図、(b)は受光スリット板S上の開口部の配列を
示す図、(c)は光電検出器17上の受光素子の配列を
示す図である。
【図4】(a)はウエハの露光面上のショット領域1a
に投影される格子パターン像を示す斜視図、(b)はシ
ョット領域1aの表面のZ方向の変位に対する格子パタ
ーン像の変位方向を説明するための拡大断面図である。
【図5】(a)は図4(a)のショット領域1aの平面
図、(b)はそのショット領域1a上に形成されている
回路パターンを示す平面図、(c)は図1の照射光学系
9,10の光軸AX2の方向にショット領域1a上の格
子パターン像を見た場合に観察される像を示す図であ
る。
【図6】(a)は従来例においてウエハのショット領域
1aに投影される格子パターン像と照射光学系の光軸と
の関係を示す平面図、(b)は従来例の照射光学系の光
軸の方向に図6(a)のショット領域1a上の格子パタ
ーン像を見た場合に観察される像を示す図である。
【図7】ウエハ1の露光面の矩形ショット領域1aでの
各計測点の各々にスリット状(線状)のパターンを投影
するための投射用パターン板80の様子を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1 ウエハ 1a ショット領域 2 ウエハホルダー 3 保持機構 5 投影光学系 6 光源 8 格子パターン板 25 アオリ補正プリズム S 受光スリット板 17 光電検出器 34 格子パターン S1〜S5 開口部 D1〜D5 受光素子 M1〜M5 計測点 35 格子パターン像 38 回路パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G01B 11/00 G01B 11/02 G03F 7/20 521

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結像光学系を介して被検面上に斜めに所
    定の計測用パターンの像を投影し、前記被検面からの反
    射光を集光して再結像された前記計測用パターンの像の
    位置に応じて変化する検出信号を生成し、該検出信号に
    基づいて前記被検面の位置検出を行う方法において、 前記計測用パターンとして線状パターンを使用し、前記
    結像光学系の光軸と前記被検面の法線とで形成される面
    に対して、前記被検面上の前記線状パターンの像に垂直
    な計測方向を非平行にしたことを特徴とする表面位置検
    出方法。
  2. 【請求項2】 前記被検面上に所定の方向性を有するパ
    ターンが予め形成されているときに、前記被検面上に投
    影される前記線状パターンの像の方向を、前記被検面上
    に予め形成されているパターンの方向と異ならしめたこ
    とを特徴とする請求項1記載の表面位置検出方法。
  3. 【請求項3】 被検面上に斜めに所定の計測用パターン
    の像を投影し、前記被検面からの反射光を集光して再結
    像された前記計測用パターンの像の位置に応じて変化す
    る検出信号に基づいて前記被検面の位置検出を行う装置
    において、 前記被検面上に斜めに線状パターンの像を投影する第1
    の結像光学系と、前記被検面からの反射光を集光して前
    記線状パターンの像を再結像する第2の結像光学系と、
    該再結像された線状パターンの像の位置に応じて変化す
    る検出信号を生成する光電検出手段とを有し、 前記第1の結像光学系の光軸と前記被検面の法線とで形
    成される面に対して、前記被検面上の前記線状パターン
    の像に垂直な計測方向を非平行にしたことを特徴とする
    表面位置検出装置。
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