JP3381358B2 - ボールペン用水性金属光沢色インキ - Google Patents

ボールペン用水性金属光沢色インキ

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JP3381358B2 JP2608094A JP2608094A JP3381358B2 JP 3381358 B2 JP3381358 B2 JP 3381358B2 JP 2608094 A JP2608094 A JP 2608094A JP 2608094 A JP2608094 A JP 2608094A JP 3381358 B2 JP3381358 B2 JP 3381358B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、着色材としてアルミニ
ウム粉末を使用し、金色、銀色などのメタリックカラー
の筆跡を得られるボールペン用水性金属光沢色インキに
関し、長期保管においてもアルミニウム粉末の沈降を防
止すると共に、インキ吐出性が良好で連続筆記が可能で
あるボールペン用水性金属光沢色インキに関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
金色、銀色などのメタリックカラーの筆跡を得るため
に、金属光沢を筆跡に与える顔料としてアルミニウム粉
末、ブロンズ粉末が用いられている。ブロンズ粉末の比
重は8.5であり、メタリックカラーの筆跡を得るため
には、その粒子径も数μmである必要があるため、沈降
分離やペン先での目詰まりといった問題が発生し、ブロ
ンズ粉末を顔料として筆記具用インキに用いることは非
常に困難である。これに対して、アルミニウム粉末は、
その比重が2.5であり、ブロンズ粉末に比較して筆記
具用インキに使用し易い。しかしながら、アルミニウム
粉末の比重2.5という値は決して低い数値ではない。 【0003】金属粉顔料としてアルミニウム粉末を用い
たマーキングペン用インキとしては、特公昭62−37
678号公報や特公平1−56109号公報に記載され
たインキがある。特公昭62−37678号公報には、
アルミニウム粉末などの金属粉顔料と、油溶性染料と、
樹脂と、溶剤とよりなり、金属粉顔料により形成される
筆跡の周囲に染料が滲透拡散して輪郭線効果を生じる二
重発色インキ組成物が開示されている。特公平1−56
109号公報には、表面処理したアルミニウム粉末など
の微細金属粉と、樹脂と、溶剤とよりなり、マーキング
ペンからの円滑なインキ流出性を有し、使用時における
易分散性を有するマーキングペン用金属光沢インキが開
示されている。上記の公報に記載されたマーキングイン
キは、低粘度であり、インキ中でのアルミニウム粉末の
沈降分離の発生を防止できない。つまり、これらのイン
キは、筆記具としてインキ収容室内に金属球などの撹拌
部材を収容しておき、使用時に筆記具を振って、沈降し
た金属粉顔料を再分散して用いる形態のものでなければ
使用できないものである。 【0004】上記のマーキングペン用インキと異なり、
金属球などの撹拌部材を用いない金属光沢を有するボー
ルペン用インキも提案されている。特開昭60−186
573号公報には溶剤及び当該溶剤に可溶な増粘性の樹
脂、更に金属粉顔料及び着色顔料が夫々少なくとも所要
量ずつ含有され、且つ、所要値以上の高粘度を有するこ
とを特徴とするメタリック調の色彩を有するインキであ
って、高粘度で金属顔料の沈降が少ない、加圧ボールペ
ンへの使用が適しているインキが開示されている。特公
昭64−4551号公報には、ゲル化させたインキが開
示されている。 【0005】更に、特開平1−210478号公報に
は、樹脂、アルミニウムペースト、水とからなるインキ
主成分に、添加剤としてアセチレンアルコール誘導体を
添加したことを特徴とし、ピンホールによる塗布の汚れ
を防止した水性金属光沢色インキが開示されている。 【0006】しかしながら、上記従来技術として提案さ
れているインキには、ボールペン用として使用できる水
性金属光沢色インキに関する提案はない。即ち、特公昭
62−37678号公報、特公平1−56109号公
報、特開昭60−186573号公報に記載された発明
は、油性インキであり、しかも、特公昭62−3767
8号公報、特公平1−56109号公報に記載された発
明のインキ組成物は、マーキングペン用を意識したもの
である。この場合のマーキングペンとは、上記したよう
に、インキ収容室内に金属ボールなどの撹拌部材を収容
しておき、使用時に筆記具を振って、沈降したアルミニ
ウム粉末を再分散して用いるものである。即ち、これら
のマーキングペン用のインキ組成物は、短時間にアルミ
ニウム粉末が沈降するものである。 【0007】上記特開昭60−186573号公報に記
載されたインキは、加圧構造のボールペンに用いるもの
であり、大気圧で筆記可能な、中空筒体からなるインキ
収容室を用いた構造のボールペンに用いた場合には実用
上満足な結果は得られていない。特公昭64−4551
号公報に開示されたインキも油性インキであり、しか
も、同号公報に開示されている如くインキが非流動性で
あり、ボールペン先端部のボールの回転によりその部分
でインキがゾル化して吐出するとはいっても、連続的に
筆記することは困難であり、実用面に問題を有してい
る。 【0008】また、特開平1−210478号公報に記
載されたインキは、ピンホールによる塗布の汚れを防止
することを目的としたものであって、ボールペン用イン
キとしての特性についてはまったく開示されていない。 【0009】即ち、ボールペン用として使用できる、ア
ルミニウム粉末を着色材として使用した水性金属光沢色
インキを設計するに当っては、アルミニウム粉末を再分
散して用いなくとも良い程度の適切なインキ粘度とする
ために、水溶性樹脂を使用する必要が有るが、それだけ
でなく、ボールペン先端部のボールの回転に伴って、ボ
ール表面に付着したインキが紙などの被筆記面に転写さ
れる際に、適正な量が転写され、更に、筆跡に、にじ
み、かすれが発生しないような適正な物性値が設定され
ていなければならない。 【0010】本発明の課題は、着色材としてアルミニウ
ム粉末を使用し、長期保管においてもインキの変質を防
止すると共に、連続筆記が可能であるインキ吐出性が良
好なボールペン用水性金属光沢色インキを提供すること
である。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明は、アルミニウム
粉末と増粘用の天然多糖類と水溶性有機溶剤と水とを少
なくとも含み、粘度が100〜1500ポイズ(E型粘
度計のSTローター、1rpm、25℃)であって、1
rpmの粘度と10rpmの粘度(E型粘度計のSTロ
ーター、25℃)の比、即ち、「1rpmの粘度/10
rpmの粘度」が3.0以上であることを特徴とするボ
ールペン用水性金属光沢色インキを要旨とするものであ
る。 【0012】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
使用するアルミニウム粉末は、筆跡に金属光沢を付与す
る顔料として用いる。鱗片状のものは金属光沢がより鮮
明に現れるので特に好ましい。アルミニウム粉末は、ス
タンプ・ミルでアルミニウム片をステアリン酸などの減
磨剤と共に粉砕するスタンプ法や、噴射法によって得ら
れたアルミニウム粉末と滑材と適当な液体とを剛球と共
にドラム中に入れ、ドラムを回転させてアルミニウム片
を粉砕するボールミル法などにより得られる。通常市販
品としてはアルミペーストとして入手できる。アルミペ
ーストは、アルミニウム金属粉を高沸点の石油系溶剤
(ミネラルスピリット)とステアリン酸などの減摩剤と
を入れたボールミルの中で、粉砕、研磨し、非常に薄い
鱗片状のアルミ微粒子にしてあるため、発火、爆発の危
険が少なく、貯蔵安定性もよく、使用上取り扱いやすく
なっている。 【0013】アルミニウム粉末の使用量はインキ全量に
対して3〜15重量%が好ましい。使用量が3重量%未
満の場合、筆跡に金属光沢が少なくなり、使用量が15
重量%を超えた場合、固形分が多くなり流動性が低くな
るからインキ吐出が悪くなる傾向がある。アルミニウム
粉末の平均粒子径は、5〜30μmのものが好ましい。
平均粒径が5μm未満であると筆跡の金属光沢が少なく
なり、不鮮明な筆跡になり易く、30μmを超えると、
ボールペンとして従来使用されている寸法のペン先では
インキ吐出が低下し、適用しにくい。 【0014】市販されているアルミペーストとしては、
スーパーファインNo.22000WN、同No.18
000WN(以上、大和金属粉工業(株)製)、WB0
230(東洋アルミニウム(株)製)、などがある。ま
た、アルミニウム粉末としては、AA12、No.90
0、No.18000(以上、福田金属箔粉工業(株)
製)などがある。 【0015】増粘用の天然多糖類は、アルミニウム粉末
の沈降防止及びボールペン用インキとしての適切な粘度
物性を得るために用いるものであるが、水性インキにお
いてアルミニウム粉末と併用してもその効果が低減しな
いという性質を有しているものを選択することが必要で
ある。具体例としては、種子多糖類類のグァーガム、ロ
ーカストビーンガム及びその誘導体、微生物系のザンサ
ンガム、海藻多糖類のカラーギナン、アルギン酸及びそ
の誘導体、樹脂多糖類のタラガントガム、などを使用す
ることができる。特に微生物系のザンサンガムは、長期
間保存した後でも物性値が安定であり、ボールペンとし
ての筆記及び筆跡品質の低下が少なく優れている。これ
は、アルミニウム粉末が、インキ中に含まれる微量の電
解質により、イオンとして水中に溶けだすと、顔料の沈
降防止及びインキの粘性調整のために一般に用いられる
水溶性樹脂、例えばセルロース系やポリオキシエチレン
等が、このアルミニウムイオンの作用により、ゲル化、
加水分解或いは一部の不溶化により、粘度上昇したり、
減少したりする傾向があるが、これに対し、ザンサンガ
ムはその側鎖であるグルクロン酸とアルミニウムイオン
とがイオン結合することにより、粘度が僅かに増加する
程度であり、長期保存後においても粘度安定性の維持が
可能となり、インキの変質を抑制できるためである。 【0016】増粘用の多糖類の使用量は0.7〜2.0
重量%であることが好ましい。これは、増粘用樹脂の添
加量が0.7重量%未満ではアルミニウム粉末の沈降が
生じ易く、2.0重量%を超えるとインキの粘度物性の
問題から、ボールペンとして従来使用されている寸法の
ヘン先ではインキ吐出が悪くなる傾向があるためであ
る。 【0017】水溶性有機溶剤は、ボールペン用インキと
しての種々の品質、例えば、ペン先でのインキ乾燥防
止、低温時でのインキ凍結防止などの目的で使用するも
のである。具体的には、エチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、プロピレング
リコール、ポリエチレングリコール、1、3−ブチレン
グリコール、チオジエチレングリコール、グリセリン等
のグリコール類や、エチレングリコールモノメチルエー
テル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、2−
ピロリドン、トリエタノールアミン等を単独或は混合し
て使用することができる。その使用量はインキ全量に対
して5〜40重量%が好ましい。 【0018】水は、主溶剤として使用する。 【0019】本発明のボールペン用水性金属光沢色イン
キは、その粘度が100〜1500ポイズ(E型粘度計
のSTローター、1rpm、25℃)であって、1rp
mの粘度と10rpmの粘度(E型粘度計のSTロータ
ー、25℃)の比が3.0以上であることが必要であ
る。この粘度より低いとアルミニウム粉末の沈降分離が
防止出来ず、高いとインキ収容管内部でのインキの移動
が円滑でなく連続的に筆記が困難になる。また、比が
3.0未満であるとボールペンペン先からのインキ吐出
性が低下し、良好な筆跡が得られない。 【0020】本発明に係るボールペン用水性金属光沢色
インキは、基本的には上記成分及び物性よりなるが、更
に、種々の実施態様をとることができる。アルミニウム
粉末のインキ中における分散性を向上するために、アニ
オン系やノニオン系の界面活性剤を併用することもでき
る。アルミニウム粉末を上述したようなアルミペースト
として用いた場合、界面活性剤としては、特に、ポリオ
キシエチレンアルキルアミンが好ましい。アルミペース
トのような、アルミニウム粉末表面をステアリン酸など
の高級脂肪酸のような親油性の物質で処理したものは、
界面活性剤の働きにより親油性物質がアルミニウム粉末
の表面から脱離し易い。その結果アルミニウム粉末と水
とが反応してアルミニウム粉末が変質してしまう。これ
に対して界面活性剤としてポリオキシエチレンアルキル
アミンを用いた場合、前記したアルミニウム粉末の変質
という現象がほとんど発生しない。ポリオキシエチレン
アルキルアミンの具体例としては、ポリオキシエチレン
(10)ステアリルアミン、ポリオキシエチレン(1
5)ステアリルアミン、ポリオキシエチレン(10)オ
レイルアミン、ポリオキシエチレン(15)オレイルア
ミン等を単独あるいは混合して使用することができる。
その使用量はインキ全量に対して0.5〜5.0重量%
が好ましい。0.5重量%未満であると、アルミニウム
粉末の分散効果が十分とは言えない場合があり、また
5.0重量%を超えると、アルミニウム粉末表面に吸着
させたステアリン酸などの親油性物質がポリオキシエチ
レンアルキルアミンの作用により脱離してしまう場合が
発生する。更に、本発明のインキには、筆跡を有色の金
属光沢色となすために、着色材としてアルミニウム粉末
と従来公知の酸性染料、塩基性染料、直接染料といった
水溶性染料とを併用することができる。その使用量は、
インキ全量に対して5〜20重量%が好ましい。また、
尿素、エチレン尿素、チオ尿素などの湿潤剤や、ベンゾ
チアゾリン系、オマジン系などの防腐剤、ベンゾトリア
ゾールなどの防錆剤などといった種々の添加剤を必要に
応じて添加できる。 【0021】本発明のボールペン用水性金属光沢色イン
キを製造するに際しては、従来知られている種々の方法
が採用できる。例えば、上記各成分を配合し、ヘンシェ
ルミキサー等の撹拌機により撹拌混合することによっ
て、又、ボールミル等の分散機により混合粉砕すること
によって容易に得られる。 【0022】 【実施例】以下、実施例に基づき更に詳細に説明する。実施例1 アルミニウムペースト 10.0重量部 (スーパーファインNo.22000WN、大和金属粉
工業(株)製、アルミニウム粉末含有量70%) 水 63.9重量部 エチレングリコール 15.0重量部 グリセリン 10.0重量部 ガァーガム誘導体 1.0重量部 (ジャガーHP60、三晶(株)製) 防腐剤 0.1重量部 (1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン、プロクセ
ルXL−2、ICIジャパン(株)製) 上記各成分中ガァーガム誘導体以外の成分を1時間撹拌
混合した後、ガァーガム誘導体を加えて再度1時間撹拌
混合を行い、粘度250ポイズ(E型粘度計、1rp
m、25℃)、1rpmと10rpmの粘度比3.1の
インキを得た。このインキは、洋白ボールペンチップ
(ボール材質:超硬合金)を一端に連接したポリプロピ
レン製の中空軸筒よりなる透明なインキ収容管に充填し
て紙面に筆記した時、にじみのない鮮明な銀色の筆跡を
与えた。 【0023】実施例2 アルミニウム粉末 10.0重量部 (AA12、福田金属箔粉工業(株)製) 水 57.9重量部 プロピレングリコール 20.0重量部 エチレングリコール 10.0重量部 ローカストビーンガム 2.0重量部 防腐剤 0.1重量部 (1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン、プロクセ
ルGXL、ICIジャパン(株)製) 上記各成分を撹拌機にて2時間混合撹拌して粘度350
ポイズ(E型粘度計、1rpm、25℃)、1rpmと
10rpmの粘度比3.1のインキを得た。このインキ
は、実施例1と同様になして紙面に筆記したとき、にじ
みのない鮮明な銀色の筆跡を与えた。 【0024】実施例3 アルミペースト 10.0重量部 (スーパーファインNo.22000WN) ザンサンガム 2.0重量部 水 61.9重量部 エチレングリコール 10.0重量部 グリセリン 15.0重量部 界面活性剤 1.0重量部 (ポリオキシエチレングリセロールボレイトオレエー
ト) 防腐剤(プロクセルGXL) 0.1重量部 上記各成分をラボミキサーにて1時間撹拌混合して粘度
730ポイズ(E型粘度計、1rpm、25℃)、1r
pmと10rpmの粘度比6.2のインキを得た。この
インキは、実施例1と同様になして紙面に筆記したと
き、にじみのない鮮明な銀色の筆跡を与えた。 【0025】実施例4 アルミニウム粉末 10.0重量部 (No.900、福田金属箔粉工業(株)製) ザンサンガム 1.5重量部 水 68.4重量部 プロピレングリコール 10.0重量部 グリセリン 10.0重量部 防腐剤(プロクセルGXL) 0.1重量部 上記各成分をラボミキサーにて1時間撹拌混合して粘度
400ポイズ(E型粘度計、1rpm、25℃)、1r
pmと10rpmの粘度比5.5のインキを得た。この
インキは、実施例1と同様になして紙面に筆記したと
き、にじみのない鮮明な銀色の筆跡を与えた。 【0026】実施例5 アルミペースト 10.0重量部 (スーパーファインNo.18000WN、大和金属粉
工業(株)製、アルミニウム粉末含有量70%) ザンサンガム 1.2重量部 水 63.7重量部 プロピレングリコール 15.0重量部 グリセリン 10.0重量部 防腐剤(プロクセルGXL) 0.1重量部 上記各成分をラボミキサーにて1時間撹拌混合して粘度
330ポイズ(E型粘度計、1rpm、25℃)、1r
pmと10rpmの粘度比5.0のインキを得た。この
インキは、実施例1と同様になして紙面に筆記したと
き、にじみのない鮮明な銀色の筆跡を与えた。 【0027】実施例6 アルミペースト 10.0重量部 (WB0230、東洋アルミニウム(株)製、アルミニ
ウム粉末含有量68.4%) ザンサンガム 1.0重量部 水 67.9重量部 プロピレングリコール 10.0重量部 グリセリン 10.0重量部 界面活性剤 1.0重量部 (ポリオキシエチレン(10)ノニルフェニルエーテ
ル) 防腐剤(プロクセルXL−2) 0.1重量部 上記各成分をラボミキサーにて1時間撹拌混合して粘度
300ポイズ(E型粘度計、1rpm、25℃)、1r
pmと10rpmの粘度比5.0のインキを得た。この
インキは、実施例1と同様になして紙面に筆記したと
き、にじみのない鮮明な銀色の筆跡を与えた。 【0028】実施例7 アルミペースト(WB0230)10.0重量部 ザンサンガム 2.0重量部 水 61.9重量部 エチレングリコール 10.0重量部 グリセリン 15.0重量部 界面活性剤 1.0重量部 ポリオキシエチレン(15)オレイルアミン 防腐剤(プロクセルGXL) 0.1重量部 上記各成分をラボミキサーにて1時間撹拌混合して粘度
730ポイズ(E型粘度計、1rpm、25℃)、1r
pmと10rpmの粘度比6.2のインキを得た。この
インキは、実施例1と同様になして紙面に筆記したと
き、にじみのない鮮明な銀色の筆跡を与えた。 【0029】実施例8 アルミペースト 10.0重量部 (スーパーファインNo.22000WN) グァーガム誘導体 1.5重量部 (ジャガーHP60) 水 68.4重量部 プロピレングリコール 10.0重量部 グリセリン 8.5重量部 界面活性剤 1.5重量部 (ポリオキシエチレン(15)ステアリルアミン) 防腐剤(プロクセルGXL) 0.1重量部 上記各成分をラボミキサーにて1時間撹拌混合して粘度
400ポイズ(E型粘度計、1rpm、25℃)、1r
pmと10rpmの粘度比5.5のインキを得た。この
インキは、実施例1と同様になして紙面に筆記したと
き、にじみのない鮮明な銀色の筆跡を与えた。 【0030】比較例1 実施例1のグァーガム誘導体を0.5重量部に減らし、
その減らした量だけ水を加えた以外は、実施例1と同様
にして粘度48ポイズ(E型粘度計、1rpm、25
℃)、1rpmと10rpmの粘度比2.4のインキを
得た。このインキは、実施例1と同様にして紙面に筆記
したとき、鮮明な銀色の筆跡を与えた。 【0031】比較例2 実施例1のグァーガム誘導体を0.1重量部に減らし、
その減らした量だけ水を加えた以外は、実施例1と同様
にして粘度1.98ポイズ(E型粘度計、1rpm、2
5℃)、1rpmと10rpmの粘度比1.15のイン
キを得た。 【0032】比較例3 実施例1のグァーガム誘導体を3.0重量部に増やしそ
の増やした量だけ水を減らした以外は、実施例1と同様
にして粘度2000ポイズ(E型粘度計、1rpm、2
5℃)、1rpmと10rpmの粘度比5.0のインキ
を得た。このインキは、実施例1と同様に紙面に筆記し
たとき、鮮明な銀色の筆跡を与えたが、連続に筆記でき
なかった。 【0033】比較例4 アルミニウム粉末(No.900) 10.0重量部 ヒドロキシエチルセルロース 1.5重量部 (SY25F、フジケミカルズ(株)製) 水 68.4重量部 プロピレングリコール 10.0重量部 グリセリン 10.0重量部 防腐剤(プロクセルGXL) 0.1重量部 上記各成分をラボミキサーにて1時間撹拌して粘度40
0ポイズ(E型粘度計、1rpm、25℃)、1rpm
と10rpmの粘度比2.5のインキを得た。 【0034】比較例5 アルミニウム粉末(No.900) 10.0重量部 ヒドロキシエチルセルロース(SY25F) 1.5重量部 水 67.4重量部 プロピレングリコール 10.0重量部 グリセリン 10.0重量部 界面活性剤 1.0重量部 (ポリオキシエチレン(15)オレイルアミン) 防腐剤(プロクセルGXL) 0.1重量部 上記各成分をラボミキサーにて1時間撹拌して粘度40
0ポイズ(E型粘度計、1rpm、25℃)、1rpm
と10rpmの粘度比2.5のインキを得た。 【0035】以上、実施例1〜8、比較例1〜5で得た
ボールペン用水性金属光沢色インキについて粘度変化試
験、筆記試験及び沈降度試験を行なった。試験結果を表
1に示す。 【0036】粘度変化試験…インキの調製直後の粘度
と、1ヵ月放置後の粘度を測定して比較した。 ・測定条件:E型粘度計、1rpm、25℃(単位:ポ
イズ) ・放置条件:インキをガラス製ネジ口瓶に入れ、50℃
の恒温室内に1ヶ月間放置した。 【0037】筆記試験…インキを充填した筆記具を作成
し、作成直後の筆記状態と、筆記具を1ヵ月放置後の筆
記状態を比較した。 ・筆記具の作成:ボールペンチップを一端に連接したポ
リプロピレン製の中空筒体よりなる透明なインキ収容管
にインキを0.8g充填し、その上部に逆流防止剤を
0.1g充填後、気泡を遠心脱気して作成した。 ・筆記用紙:上質紙(JIS P3201筆記用紙A) ・筆記具放置条件:50℃の恒温室内にペン先下向きの
状態で1ヵ月間放置した。 評価:◎…良好に筆記できる ○…筆記はできる △…かすれ発生 ×…筆記不能 【0038】沈降度試験…静置後のインキ柱の上澄み長
さを測定した。沈降度は[上澄みの長さ/インキ柱長
さ](単位:mm)で表した。 ・インキ柱:ポリプロピレン製の中空筒体よりなる透明
なインキ収容管(内径: 3ミリメートル)に
インキを0.8g充填し、その上部に逆流防止剤
を0.1g充填後、気泡を遠心脱気した。この時の
インキ柱の長さは 約90mmとなった。 ・静置条件:50℃の恒温室内に1ヵ月間静置した。 【0039】 注)比較例2は気泡を遠心脱気時、アルミニウム粉末が
沈降してしまい、筆記ができなかった。 【0040】 【発明の効果】以上、詳細に説明したように、ボールペ
ン用水性金属光沢色インキは、長期保管後においてもア
ルミニウム粉末の沈降などといった変質が発生せず、イ
ンキ吐出が良好で連続筆記が可能な優れたものである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−69580(JP,A) 特開 昭60−186573(JP,A) 特開 昭60−186574(JP,A) 特開 平6−145582(JP,A) 特開 平5−311107(JP,A) 特開 昭58−2368(JP,A) 特開 平4−292672(JP,A) 特開 平2−251580(JP,A) 特開 昭63−72771(JP,A) 特開 昭63−277287(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 11/18

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 アルミニウム粉末と増粘用の天然多糖類
    と水溶性有機溶剤と水とを少なくとも含み、粘度が10
    0〜1500ポイズ(E型粘度計のSTローター、1r
    pm、25℃)であって、1rpmの粘度と10rpm
    の粘度(E型粘度計のSTローター、25℃)の比、即
    ち、「1rpmの粘度/10rpmの粘度」が3.0以
    上であることを特徴とするボールペン用水性金属光沢色
    インキ。
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