JP3380597B2 - 加熱炉 - Google Patents
加熱炉Info
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- JP3380597B2 JP3380597B2 JP19626593A JP19626593A JP3380597B2 JP 3380597 B2 JP3380597 B2 JP 3380597B2 JP 19626593 A JP19626593 A JP 19626593A JP 19626593 A JP19626593 A JP 19626593A JP 3380597 B2 JP3380597 B2 JP 3380597B2
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- Japan
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- furnace
- seal member
- heating furnace
- heat
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- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
- Furnace Details (AREA)
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント配線基板のリ
フローはんだ付け、接着剤の硬化等の用途に使用される
加熱炉に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】従来の加熱炉は、例えば下側の炉体構成
部材と上側の炉体構成部材とが開閉自在に設けられてい
る場合、それらの炉体構成部材の接合部間にシリコンス
ポンジゴム製のパッキンが設けられ、このパッキンによ
り炉内の気密性を保つようにしている。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】上記シリコンスポンジ
ゴム製パッキンは耐熱性が３００℃程度であり、２５０
℃での加熱でも炉内で高温雰囲気を対流させる加熱炉で
は、その高温雰囲気に長時間晒される部分にて上記シリ
コンスポンジゴム製パッキンが劣化しやすく、硬化、ひ
び割れを経て砕ける現象に至り、寿命が短い。 【０００４】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、加熱炉における気密性シール部材の長寿命化を図
ることを目的とするものである。 【０００５】 【課題を解決するための手段】本発明は、一方の炉体構
成部材と他方の炉体構成部材との接合部間に気密性シー
ル部材が設けられた加熱炉において、前記接合部間であ
って前記気密性シール部材の炉内側に断熱性シール部材
が設けられた構成の加熱炉である。 【０００６】 【作用】本発明は、炉内側の断熱性シール部材により、
炉内で発生する高温雰囲気の気密性シール部材への直撃
を防止するとともに熱伝導を抑制し、気密性シール部材
の温度劣化を抑える。 【０００７】 【実施例】以下、本発明を図面に示される実施例を参照
して詳細に説明する。 【０００８】図１はリフローはんだ付けに使用される加
熱炉を示し、下側の炉体構成部材11に対し上側の炉体構
成部材（炉体上部開閉板）12がＡ方向またはＢ方向に開
閉自在に設けられている。炉内は運転時に窒素（Ｎ2 ）
等の不活性雰囲気で満たされる。 【０００９】これらの炉体構成部材11，12の内部には、
モータ21により回転されるシロッコファン22と、このフ
ァン22から圧送される雰囲気流を上方へ案内する左右の
案内板23と、炉内上部から前記ファン22の中央吸込口に
下降する雰囲気流の経路に配置された加熱ヒータ24およ
びワーク搬送コンベヤ25とが設けられている。このコン
ベヤ25は、左右のガイドレールに沿って一対の無端チェ
ンを配置したもので、その一対の無端チェン間にワーク
Ｗを掛渡して搬送する。 【００１０】一方の炉体構成部材11と他方の炉体構成部
材12との接合部間に気密性シール部材31が挟まれ、さら
に、前記接合部間であって前記気密性シール部材31の炉
内側に断熱性シール部材32が挟まれている。 【００１１】この断熱性シール部材32は、図２に示され
るように細長く形成されたガラス繊維等の耐熱繊維布袋
32a の内部に石綿等の断熱材32b を充填したものであ
る。前記気密性シール部材31はシリコンスポンジゴム製
パッキンである。 【００１２】そして、炉内の不活性雰囲気は、シロッコ
ファン22より出て案内板23と炉壁との間の通路26を上昇
し、炉内上部から前記ファン22の中央吸込口へ下降する
段階で、加熱ヒータ24より吸収した熱により３００℃程
度まで温度上昇し、この熱でワークＷを加熱して、ワー
クＷに塗布されているソルダペーストをリフローし、基
板上の搭載部品をはんだ付けする。 【００１３】このとき、炉内側の断熱性シール部材32
は、通路26を上昇する高温雰囲気に晒されるが、ガラス
繊維や石綿等からなる断熱性シール部材32は耐熱性に富
むので、３００℃程度の高温雰囲気が長時間当たっても
十分に耐え得る。 【００１４】さらに、この断熱性シール部材32が高温雰
囲気を遮断して、気密性シール部材31への高温雰囲気の
直撃を防止する。また、断熱性シール部材32が炉内雰囲
気から気密性シール部材31への直接的な熱伝導を抑制す
る。これにより、気密性シール部材31を２５０℃以下に
抑えることができる。 【００１５】 【発明の効果】本発明によれば、二つの炉体構成部材の
接合部間に気密性シール部材とともにその炉内側に断熱
性シール部材を設けたから、炉内で発生する高温雰囲気
の気密性シール部材への直撃を防止でき、また、断熱性
シール部材により気密性シール部材への熱伝導を抑制で
き、加熱炉における気密性シール部材の劣化を抑えてそ
の長寿命化を図ることができる。そして、この気密性シ
ール部材により炉内の気密性を保ち、例えば炉内の不活
性雰囲気を効率良く保つことができる。
フローはんだ付け、接着剤の硬化等の用途に使用される
加熱炉に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】従来の加熱炉は、例えば下側の炉体構成
部材と上側の炉体構成部材とが開閉自在に設けられてい
る場合、それらの炉体構成部材の接合部間にシリコンス
ポンジゴム製のパッキンが設けられ、このパッキンによ
り炉内の気密性を保つようにしている。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】上記シリコンスポンジ
ゴム製パッキンは耐熱性が３００℃程度であり、２５０
℃での加熱でも炉内で高温雰囲気を対流させる加熱炉で
は、その高温雰囲気に長時間晒される部分にて上記シリ
コンスポンジゴム製パッキンが劣化しやすく、硬化、ひ
び割れを経て砕ける現象に至り、寿命が短い。 【０００４】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、加熱炉における気密性シール部材の長寿命化を図
ることを目的とするものである。 【０００５】 【課題を解決するための手段】本発明は、一方の炉体構
成部材と他方の炉体構成部材との接合部間に気密性シー
ル部材が設けられた加熱炉において、前記接合部間であ
って前記気密性シール部材の炉内側に断熱性シール部材
が設けられた構成の加熱炉である。 【０００６】 【作用】本発明は、炉内側の断熱性シール部材により、
炉内で発生する高温雰囲気の気密性シール部材への直撃
を防止するとともに熱伝導を抑制し、気密性シール部材
の温度劣化を抑える。 【０００７】 【実施例】以下、本発明を図面に示される実施例を参照
して詳細に説明する。 【０００８】図１はリフローはんだ付けに使用される加
熱炉を示し、下側の炉体構成部材11に対し上側の炉体構
成部材（炉体上部開閉板）12がＡ方向またはＢ方向に開
閉自在に設けられている。炉内は運転時に窒素（Ｎ2 ）
等の不活性雰囲気で満たされる。 【０００９】これらの炉体構成部材11，12の内部には、
モータ21により回転されるシロッコファン22と、このフ
ァン22から圧送される雰囲気流を上方へ案内する左右の
案内板23と、炉内上部から前記ファン22の中央吸込口に
下降する雰囲気流の経路に配置された加熱ヒータ24およ
びワーク搬送コンベヤ25とが設けられている。このコン
ベヤ25は、左右のガイドレールに沿って一対の無端チェ
ンを配置したもので、その一対の無端チェン間にワーク
Ｗを掛渡して搬送する。 【００１０】一方の炉体構成部材11と他方の炉体構成部
材12との接合部間に気密性シール部材31が挟まれ、さら
に、前記接合部間であって前記気密性シール部材31の炉
内側に断熱性シール部材32が挟まれている。 【００１１】この断熱性シール部材32は、図２に示され
るように細長く形成されたガラス繊維等の耐熱繊維布袋
32a の内部に石綿等の断熱材32b を充填したものであ
る。前記気密性シール部材31はシリコンスポンジゴム製
パッキンである。 【００１２】そして、炉内の不活性雰囲気は、シロッコ
ファン22より出て案内板23と炉壁との間の通路26を上昇
し、炉内上部から前記ファン22の中央吸込口へ下降する
段階で、加熱ヒータ24より吸収した熱により３００℃程
度まで温度上昇し、この熱でワークＷを加熱して、ワー
クＷに塗布されているソルダペーストをリフローし、基
板上の搭載部品をはんだ付けする。 【００１３】このとき、炉内側の断熱性シール部材32
は、通路26を上昇する高温雰囲気に晒されるが、ガラス
繊維や石綿等からなる断熱性シール部材32は耐熱性に富
むので、３００℃程度の高温雰囲気が長時間当たっても
十分に耐え得る。 【００１４】さらに、この断熱性シール部材32が高温雰
囲気を遮断して、気密性シール部材31への高温雰囲気の
直撃を防止する。また、断熱性シール部材32が炉内雰囲
気から気密性シール部材31への直接的な熱伝導を抑制す
る。これにより、気密性シール部材31を２５０℃以下に
抑えることができる。 【００１５】 【発明の効果】本発明によれば、二つの炉体構成部材の
接合部間に気密性シール部材とともにその炉内側に断熱
性シール部材を設けたから、炉内で発生する高温雰囲気
の気密性シール部材への直撃を防止でき、また、断熱性
シール部材により気密性シール部材への熱伝導を抑制で
き、加熱炉における気密性シール部材の劣化を抑えてそ
の長寿命化を図ることができる。そして、この気密性シ
ール部材により炉内の気密性を保ち、例えば炉内の不活
性雰囲気を効率良く保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る加熱炉の一実施例を示す断面図で
ある。 【図２】同上加熱炉に使用された断熱性シール部材の斜
視図である。 【符号の説明】 11 一方の炉体構成部材 12 他方の炉体構成部材 31 気密性シール部材 32 断熱性シール部材
ある。 【図２】同上加熱炉に使用された断熱性シール部材の斜
視図である。 【符号の説明】 11 一方の炉体構成部材 12 他方の炉体構成部材 31 気密性シール部材 32 断熱性シール部材
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フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ
Ｈ０５Ｋ 3/34 ５０７ Ｈ０５Ｋ 3/34 ５０７Ｊ
(56)参考文献 特開 昭58−212861（ＪＰ，Ａ)
実開 平５−73496（ＪＰ，Ｕ)
実開 平５−73499（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭62−177962（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭54−95964（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭54−95965（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
F27B 9/04
F27B 9/30
F27D 1/00
F27D 7/06
B23K 1/008
H05K 3/34 507
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 一方の炉体構成部材と他方の炉体構成部
材との接合部間に気密性シール部材が設けられた加熱炉
において、 前記接合部間であって前記気密性シール部材の炉内側に
断熱性シール部材が設けられたことを特徴とする加熱
炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19626593A JP3380597B2 (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 加熱炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19626593A JP3380597B2 (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 加熱炉 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0755345A JPH0755345A (ja) | 1995-03-03 |
| JP3380597B2 true JP3380597B2 (ja) | 2003-02-24 |
Family
ID=16354935
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19626593A Expired - Lifetime JP3380597B2 (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 加熱炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3380597B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004151135A (ja) * | 2002-10-28 | 2004-05-27 | Kyushu Nissho:Kk | クリーンオーブン |
| JP4897256B2 (ja) * | 2005-07-26 | 2012-03-14 | 昭和鉄工株式会社 | 加熱炉 |
| JP5570012B2 (ja) * | 2010-07-07 | 2014-08-13 | 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 | 炉壁の熱膨張吸収構造 |
| JP2015230103A (ja) * | 2014-06-03 | 2015-12-21 | 日本碍子株式会社 | 加熱炉本体 |
| JP7028835B2 (ja) * | 2019-08-26 | 2022-03-02 | 株式会社タムラ製作所 | 加熱炉及び搬送加熱装置 |
| JP6778880B1 (ja) * | 2020-06-29 | 2020-11-04 | 千住金属工業株式会社 | はんだ付け装置及びパッキンの異常の検知方法 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS589191Y2 (ja) * | 1977-12-20 | 1983-02-18 | 株式会社ダイヘン | 炉用扉開閉装置 |
| JPS5825278Y2 (ja) * | 1977-12-20 | 1983-05-30 | 株式会社ダイヘン | 炉用扉締付装置 |
| JPH0237264B2 (ja) * | 1982-06-04 | 1990-08-23 | Hitachi Ltd | Funikiro |
| JPS62177962U (ja) * | 1986-05-01 | 1987-11-12 | ||
| JP2569889Y2 (ja) * | 1992-03-05 | 1998-04-28 | 光洋リンドバーグ株式会社 | はんだリフロー装置におけるファン軸部シール機構 |
| JPH0573496U (ja) * | 1992-03-05 | 1993-10-08 | 光洋リンドバーグ株式会社 | はんだリフロー装置 |
-
1993
- 1993-08-06 JP JP19626593A patent/JP3380597B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0755345A (ja) | 1995-03-03 |
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Legal Events
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