JP2015230103A - 加熱炉本体 - Google Patents

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毅史 小牧
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Abstract

【課題】開閉蓋付きの加熱炉本体において、長期にわたってシール性を維持できるようにする。
【解決手段】加熱炉本体10は、容器12と、蓋26と、熱遮蔽部材32と、シール部材34とを備えている。容器12は、加熱炉本体10の下部を構成し、上面に開口14を有し、入口16と出口18を有している。蓋26は、加熱炉本体10の上部を構成し、容器12の開口14を開閉可能である。熱遮蔽部材32は、容器12の開口周縁12aの全周にわたって設けられている。この熱遮蔽部材32は、非金属耐熱繊維製のロープであり、開口周縁12aに固定されている。シール部材34は、容器12の開口周縁12aのうち熱遮蔽部材32よりも外側に全周にわたって設けられている。このシール部材34は、ゴムチューブ製であり、開口周縁12aに固定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、加熱炉本体に関する。
従来より、加熱炉本体の上流側に巻出装置、下流側に巻取装置を備えたロール・トゥ・ロール方式の加熱炉が知られている(例えば特許文献1,2)。ロール・トゥ・ロール方式の加熱炉では、処理前のフィルムを上流側の巻出装置に巻いておき、そのフィルムを高温の加熱炉本体に通すことにより加熱処理を施し、加熱炉本体を通過したあとの処理済みのフィルムを下流側の巻取装置に巻き取る。
特開2006−273645号公報 特開2004−308098号公報
ところで、この種の加熱炉本体において、フィルムの交換作業を容易にするために加熱炉本体を上下2つに分けることがある。その場合、加熱炉本体の下部は上面に開口を有する容器、上部は容器の開口を開閉可能な蓋となる。そして、容器の開口の周縁とその開口を閉じた蓋との間にはシール部材が取り付けられ、このシール部材によって加熱炉本体の内部は気密が確保される。
しかしながら、シール部材がシリコーンゴム製の場合には、耐熱性が十分でないため、加熱炉本体の内部の温度が300℃以上になるとシール性が損なわれるという問題があった。また、シール部材を採用せず容器と蓋とをメタルタッチにすることも考えられるが、その場合には、容器と蓋との接触面に金属の熱変形による凹凸が生じ、シール性が損なわれるという問題があった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、開閉蓋付きの加熱炉本体において、長期にわたってシール性を維持できるようにすることを主目的とする。
本発明は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
すなわち、本発明の加熱炉本体は、
中空の金属構造体の内部に断熱材を充填した断熱性構造体によって作製された加熱炉本体であって、
前記加熱炉本体の下部を構成し、上面に開口を有する容器と、
前記加熱炉本体の上部を構成し、前記容器の開口を開閉可能な蓋と、
前記容器の開口の周縁と該開口を閉じた蓋の端面との間に設けられた非金属耐熱繊維製の熱遮蔽部材と、
前記容器の開口の周縁と該開口を閉じた蓋の端面との間であって前記熱遮蔽部材よりも外側に設けられたゴムチューブ製のシール部材と、
を備えたものである。
この加熱炉本体は、容器の開口の周縁と該開口を閉じた蓋の端面との間に、熱遮蔽部材とシール部材とを備えている。熱遮蔽部材は、非金属耐熱繊維製であるため、加熱炉本体の内部で生じる輻射を遮断すると共に加熱炉本体の内部の熱が外部へ伝わるのを防止する。そのため、熱遮蔽部材は、その外側に設けられているシール部材が熱によって劣化してしまうのを防止する。また、シール部材は、ゴムチューブ製であるため、容器と蓋に挟まれて弾性変形してシール性を維持する。このシール部材は、上述したように熱遮蔽部材が輻射を遮断したり熱伝導を防止したりするため、熱による劣化が防止される。そのため、シール部材は、長期にわたって加熱炉本体のシール性を維持できる。
本発明の加熱炉本体において、前記非金属耐熱繊維としては、ガラス質繊維、ポリイミド繊維、アラミド繊維、黒鉛繊維又はカーボン繊維が好ましい。これらの繊維は、加熱炉本体の内部で生じる輻射を遮断しやすく、熱伝導率が低いため加熱炉本体の内部の熱が外部へ伝わるのを防止しやすい。このうち、耐熱温度を考慮すると、ガラス質繊維や黒鉛繊維がより好ましい。
本発明の加熱炉本体において、前記ゴムとしては、シリコーンゴム、EPDM又はフッ素ゴムが好ましい。なお、EPDMは、エチレン・プロピレン・ジエンゴムの略である。
本発明の加熱炉本体において、前記蓋は、前記容器にヒンジを介して取り付けられていてもよい。蓋は、容器と独立していてもよいが、開閉操作のしやすさを考慮すると、容器にヒンジを介して取り付けられていることが好ましい。
加熱炉本体10の蓋26を開けた状態の斜視図。 図1のA−A断面図。 加熱炉本体10の蓋26を閉じた状態の斜視図。 図3のB−B断面図(円内は部分拡大図)。 ロール・トゥ・ロール方式の加熱炉60の説明図(円内は部分拡大図)。
次に、本発明の好適な実施形態について、図面を用いて以下に説明する。図1は加熱炉本体10の蓋26を開けた状態の斜視図、図2は図1のA−A断面図、図3は加熱炉本体10の蓋26を閉じた状態の斜視図、図4は図3のB−B断面図(円内は部分拡大図)である。
加熱炉本体10は、容器12と、蓋26と、熱遮蔽部材32と、シール部材34とを備えている。
容器12は、加熱炉本体10の下部を構成し、上面に開口14を有し、互いに向かい合う一対の側面の一方に入口16、他方に出口18を有している。入口16は、後述する加熱処理前のフィルムFを加熱炉本体10の内部へ送り込むために用いられ、出口18は、加熱処理後のフィルムFを加熱炉本体10の内部から送り出すために用いられる。容器12の内部には、複数のヒータ20が入口16から出口18に向かって定ピッチになるように配置されると共に、フィルム搬送用の搬送ローラ22,24が入口16及び出口18のそれぞれの近傍に配置されている。ヒータ20の種類は、特に限定されないが、例えば、遠赤外線ヒータや近赤外線ヒータ等が挙げられ、1種類でもよいし複数種類を組み合わせてもよい。
蓋26は、加熱炉本体10の上部を構成し、容器12の開口14を開閉可能なように容器12にヒンジ28を介して取り付けられている。この蓋26は、図2に示すように、中空の金属構造体40aの内部に断熱材40bを充填した断熱性構造体40によって作製されている。なお、容器12も、同様の断熱性構造体40によって作製されている。また、蓋26の天板の内側には、複数のヒータ30が取り付けられている。これらのヒータ30は、容器12のヒータ20の並び方向と同じ方向に定ピッチになるように配置されている。ヒータ30の種類は、特に限定されないが、例えば、遠赤外線ヒータや近赤外線ヒータ等が挙げられ、1種類でもよいし複数種類を組み合わせてもよい。
熱遮蔽部材32は、容器12の開口周縁12aの全周にわたって設けられている。この熱遮蔽部材32は、非金属耐熱繊維製のロープであり、開口周縁12aに固定されている。非金属耐熱繊維としては、例えば、ガラス質繊維(アルミナ繊維、アルミナシリカ繊維、非晶質シリカ繊維など)、ポリイミド繊維、アラミド繊維、黒鉛繊維、カーボン繊維などが挙げられる。アルミナ繊維としては、例えばニチアス製のインサルテックスTOMBO No.8402,ルビロンTOMBO No.8350(いずれも耐熱温度500℃以上)などが挙げられる。アルミナシリカ繊維としては、例えばニチアス製のファインフレックスTOMBO No.8450、イソライト工業製のブレイドBG、ニチビ製のニチビアルフ(いずれも耐熱温度500℃以上)などが挙げられる。非晶質シリカ繊維としては、例えば東栄製のゼテックスプラス繊維(耐熱温度500℃以上)などが挙げられる。ポリイミド繊維としては、東洋紡製のP84(耐熱温度200℃)などが挙げられる。アラミド繊維としては、日本バルカー工業製のバルカーNo.8132,No.8201(いずれも耐熱温度260℃)などが挙げられる。黒鉛繊維としては、日本バルカー工業製のバルカーNo.7202,バルカーNo.VF−20(いずれも耐熱温度650℃)などが挙げられる。カーボン繊維としては、日本バルカー工業製のバルカーNo.6201(耐熱温度は350℃)などが挙げられる。このうち、耐熱温度を考慮すると、ガラス質繊維や黒鉛繊維がより好ましい。
シール部材34は、容器12の開口周縁12aのうち熱遮蔽部材32よりも外側に全周にわたって設けられている。このシール部材34は、中空のゴムチューブ製であり、開口周縁12aに固定されている。ゴムチューブとしては、例えば、シリコーンチューブ、シリコーンスポンジチューブ、フッ素ゴムチューブ、フッ素ゴムスポンジチューブ、EPDMチューブなどが挙げられる。シリコーンチューブとしては、タイガースポリマー製の型式SR1544などが挙げられる。シリコーンスポンジチューブとしては、サンポリマー製のシリコーンスポンジチューブなどが挙げられる。フッ素ゴムチューブとしては、タイガースポリマー製の型式FR27などが挙げられる。フッ素ゴムスポンジチューブとしては、サンポリマー製のフッ素ゴムスポンジチューブなどが挙げられる。EPDMチューブとしては、十川ゴム製のEPDMチューブなどが挙げられる。
熱遮蔽部材32及びシール部材34は、蓋26を閉じると、図4の円内に示すように、容器12の開口周縁12aと蓋26の端面26aとの間に挟まれた状態となる。この状態では、熱遮蔽部材32は、非金属耐熱繊維製のロープのため、容器12の開口周縁12aと蓋26の端面26aとの間に挟まれても僅かに弾性変形するに過ぎない。一方、シール部材34は、ゴムチューブ製のため、大きく弾性変形して潰れた形状に変わる。なお、図4の円内では、容器12の開口周縁12a及び蓋26の端面26aは、いずれも金属構造体40aからなるが、未使用の状態であり熱変形していないため、平坦面となっている。
次に、本実施形態の加熱炉本体10をロール・トゥ・ロール方式の加熱炉60に適用した例について説明する。図5は加熱炉60の説明図である。加熱炉60は、加熱炉本体10の上流側に巻出装置62、下流側に巻取装置66を備えている。巻出装置62は、加熱処理前のフィルムFが巻かれたロールからフィルムFを加熱炉本体10に供給するものであり、加熱炉本体10の入口16に気密に接続されたフード64の中に配置されている。巻取装置66は、加熱炉本体10で加熱処理されたフィルムFを巻き取るものであり、加熱炉本体10の出口18に気密に接続されたフード68の中に配置されている。加熱炉本体10には、図示しないが、窒素ガスを加熱炉本体10の内部へ供給する給気ラインと、加熱炉本体10の排気を行う排気ラインとが接続されている。
こうした加熱炉60において、加熱炉本体10の内部が絶えず窒素ガスで満たされるように給気ラインを介して窒素ガスを供給しつつ排気ラインを介して排気を行う。また、加熱炉本体10の内部の温度が所定の温度(例えば300〜500℃)になるようにヒータ20,30を制御する。そして、加熱処理前のフィルムFを巻出装置62から加熱炉本体10の入口16へ送り込み、加熱炉本体10の内部を通したあと、出口18から加熱炉本体10の外へ出し、巻取装置66で巻き取る。このとき、フィルムFを一定の速度で搬送する。加熱処理前のフィルムFは、加熱炉本体10の内部を通過することにより加熱処理が施される。そのため、巻取装置66には、加熱処理後のフィルムFが巻き取られる。加熱処理前のフィルムFとしては、カーボンを含む織布、不織布又は紙(例えば東レ製のトレカ(登録商標)など)をフッ素樹脂水溶液に浸漬したカーボンシートなどが挙げられる。こうしたカーボンシートは、加熱処理後、撥水性を有するカーボンシートとなる。
このようにフィルムFの加熱処理を実施している間、加熱炉本体10を形成している断熱性構造体40の金属構造体40aは熱によって変形する。また、加熱処理が終了してヒータ20,30をオフにすると加熱炉本体10の温度が下がり、その後再びヒータ20,30をオンにして加熱処理を実施すると加熱炉本体10の温度が上がるため、その熱履歴によっても金属構造体40aは変形する。その結果、容器12の開口周縁12aや蓋26の端面26aは凹凸面となる(図5の円内参照)。
本実施形態では、容器12の開口周縁12aと蓋26の端面26aとの間に熱遮蔽部材32及びシール部材34の両方を配置し、しかも熱遮蔽部材32の外側にシール部材34を配置している。熱遮蔽部材32は、非金属耐熱繊維製のロープであるため、加熱炉本体10の内部で生じる輻射を遮断すると共に、熱伝導率が低く加熱炉本体10の内部の熱が外部へ伝わるのを防止する。しかし、熱遮蔽部材32は、容器12の開口周縁12aと蓋26の端面26aとの間に挟まれても僅かに弾性変形するに過ぎないため、金属構造体40aの凹凸面を吸収しきれず、シール性を確保できない。一方、シール部材34は、中空のゴムチューブ製であるため、弾性変形量が大きく、金属構造体40aの凹凸面を吸収してシール性を確保できる。また、シール部材34は、熱遮蔽部材32に比べて耐熱温度が低いが、熱遮蔽部材32が加熱炉本体10の内部からの輻射を遮断したり熱伝導を防止したりするため、熱による劣化が防止される。そのため、シール部材34は、耐熱温度未満に維持され、長期にわたって劣化しない。
仮に容器12の開口周縁12aと蓋26の端面26aとの間に熱遮蔽部材32もシール部材34も存在しないとすると、金属構造体40aの凹凸面同士が接触することになるため隙間が生じてしまい、シール性が確保できない。シール性が確保できないと、炉内ガスが炉外へ噴出してガス成分が結露して液体となり、その液体が垂れてフィルムFに付着するため品質不良になってしまう。また、熱遮蔽部材32のみ存在したとすると、金属構造体40aの凹凸面を吸収しきれないためシール性を確保できない。一方、シール部材34のみ存在したとすると、金属構造体40aの凹凸面を吸収するためシール性は確保できるものの、加熱炉本体10の内部の温度が300℃以上であるため早期に熱劣化してしまう。
以上詳述した本実施形態の加熱炉本体10によれば、容器12の開口周縁12aと蓋26の端面26aとの間に熱遮蔽部材32とシール部材34とを備えているため、長期にわたって加熱炉本体10のシール性を維持できる。
また、熱遮蔽部材32の材料である非金属耐熱繊維として、ガラス質繊維、ポリイミド繊維、アラミド繊維、黒鉛繊維又はカーボン繊維を用いているため、加熱炉本体10の内部で生じる輻射を遮断しやすく、熱伝導率が低く加熱炉本体10の内部の熱が外部へ伝わるのを防止しやすい。
更に、シール部材34の材料であるゴムとしては、シリコーンゴム、EPDM又はフッ素ゴムを用いているため、チューブ形状にしたときに弾性変形しやすく、シール性が高い。
更にまた、蓋26は容器12とヒンジ28を介して取り付けられているため、蓋26が容器12と別体になっている場合に比べて、開閉操作がしやすい。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、熱遮蔽部材32の材料である非金属耐熱繊維として、ガラス質繊維、ポリイミド繊維、アラミド繊維、黒鉛繊維、カーボン繊維を用いたが、特にこれらに限定されるものではなく、熱伝導率が金属より低く耐熱温度が炉内温度より高い繊維であれば使用可能である。
上述した実施形態では、シール部材34の材料であるゴムとして、シリコーンゴム、EPDM、フッ素ゴムを用いたが、特にこれらに限定されるものではなく、上下から金属構造体40aの凹凸面に挟み込まれたときにその凹凸面を吸収してシール性を確保できるものであれば使用可能である。
上述した実施形態では、加熱炉本体10を図5のロール・トゥ・ロール方式の加熱炉60に適用した例を示したが、加熱炉本体10はこの加熱炉60以外の加熱炉にも適用可能である。例えば、図5の加熱炉60において、巻出装置62と加熱炉本体10との間や加熱炉本体10と巻取装置66との間に、いわゆるラビリンス構造の外気流入阻止部を設置し、加熱炉本体10への外気の流入を阻止するようにしてもよい。この場合、フード64,68を省略してもよい。なお、外気流入阻止部については特許第4795916号公報を参照されたい。あるいは、ロール・トゥ・ロール方式ではなく、加熱処理の対象となるワークをベルトコンベアで加熱炉本体10へ搬入・搬出する方式を採用してもよいし、ローラハースキルンのようなローラ搬送方式を採用してもよいし、ウォーキングビーム加熱炉のようなウォーキングビーム方式を採用してもよい。あるいは、加熱炉本体10の入口16と出口18とを形成せず、バッチ炉として使用してもよい。
上述した実施形態では、熱遮蔽部材32及びシール部材34の両方とも容器12の開口周縁12aに設けたが、いずれか一方を蓋26の端面26aに設けてもよいし、両方とも蓋26の端面26aに設けてもよい。このようにしても上述した実施形態と同様の効果が得られる。
上述した実施形態では、容器12にヒータ20、蓋26にヒータ30を配置したが、いずれか一方のみにヒータを配置してもよい。また、ヒータに加えて熱風を併用してもよい。更に、加熱炉本体10の内部には、フィルムFを下方から支持するローラを水平方向に定ピッチで配置してもよい。
上述した実施形態では、加熱処理前のフィルムFとして、カーボンを含む織布、不織布又は紙をフッ素樹脂溶液に浸漬したカーボンシートを例示したが、特にこれに限定されるものではなく、加熱処理が必要なものであればどのようなものでもよい。
10 加熱炉本体、12 容器、12a 開口周縁、14 開口、16 入口、18 出口、20 ヒータ、22,24 搬送ローラ、26 蓋、26a 端面、28 ヒンジ、30 ヒータ、32 熱遮蔽部材、34 シール部材、40 断熱性構造体、40a 金属構造体、40b 断熱材、60 加熱炉、62 巻出装置、64 フード、66 巻取装置、68 フード。

Claims (4)

  1. 中空の金属構造体の内部に断熱材を充填した断熱性構造体によって作製された加熱炉本体であって、
    前記加熱炉本体の下部を構成し、上面に開口を有する容器と、
    前記加熱炉本体の上部を構成し、前記容器の開口を開閉可能な蓋と、
    前記容器の開口の周縁と該開口を閉じた蓋の端面との間に設けられた非金属耐熱繊維製の熱遮蔽部材と、
    前記容器の開口の周縁と該開口を閉じた蓋の端面との間であって前記熱遮蔽部材よりも外側に設けられたゴムチューブ製のシール部材と、
    を備えた加熱炉本体。
  2. 前記非金属耐熱繊維は、ガラス質繊維、ポリイミド繊維、アラミド繊維、黒鉛繊維又はカーボン繊維である、
    請求項1に記載の加熱炉本体。
  3. 前記ゴムは、シリコーンゴム、EPDM又はフッ素ゴムである、
    請求項1又は2に記載の加熱炉本体。
  4. 前記蓋は、前記容器にヒンジを介して取り付けられている、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の加熱炉本体。
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