JP3379911B2 - 高温目視検査装置 - Google Patents
高温目視検査装置Info
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Description
空気を吹き出して棚に上下方向に複数段に且つ各段毎に
幅方向に複数列に立て掛けられた複数枚の平板状の被試
験物を加熱すると共に駆動手段で動作状態にして外部か
ら目視検査する高温目視検査装置に関し、特に大画面で
高精細なLCDパネルのバーンインや画質比較評価等の
目視検査に最適な高温目視検査装置に関する。
含む試験を行う高温目視検査装置としては、従来、LC
Dモジュールを多段且つ多列に搭載したラックをエージ
ング架台と称されている透視性のある室内に入れ、その
側方に恒温槽を一体形成し、恒温槽の中に冷凍機、加熱
ヒータ、エージング電源、LCDモジュールの駆動装置
等を配設し、加熱又は冷却された空気を恒温槽からエー
ジング架台に送って循環させるようにした装置が提案さ
れている(特開平5ー218158号公報参照)。又、
電源及び駆動装置をエージング架台の外に設けた従来型
の他の装置も同公報に記載されている。
Dモジュールの駆動装置が恒温槽内に設けられているた
め、高温環境に曝されて回路の故障等が多くなること、
回路部品の温度ディレーティングを大きくすると装置が
高価になること、ビデオ信号発生器やドライバー基板等
を恒温槽の外部に出すと配線長さが長くなり、今後益々
高速化する信号の伝達に不利であること、LCDモジュ
ールの駆動方式等の技術開発に伴う新製品の検査に対応
すべく検査装置を改造する必要がある場合に、恒温槽と
駆動装置とが一体形成されていて改造に不便で、改造の
工事期間が長くなり費用も高くなること、通常の製造工
程においても、恒温槽の製造と駆動装置の組み付けや配
線工事とを順番にシリーズに行わなければならないた
め、工期が長くなって製造費も高くなること、エージン
グ架台と恒温槽とが横に並んで配置されているため、エ
ージング架台における空気の循環経路が長くなると共に
空気が円滑に循環しにくいこと、最下段のLCDモジュ
ールが床面位置になり、装置を高い架台上に載せないと
目視検査をしにくいこと、等の諸問題がある。
て、断熱用板体の上下にワークとその駆動部とを分離
し、ワークを恒温槽の中に入れて板体を搬送させるよう
にした装置が提案されている(特開昭62−20417
3号公報参照)。しかしながら、この装置では、ワーク
が積み重ねられていて目視検査できるようになっていな
い。又、積層支持されたワークを通過させて熱風を循環
させているが、独立の通気路が設けられていて、ワーク
の試験スペースの大きさに対して恒温槽が大型化してい
る。
ける上記問題を解決し、被試験物を駆動する駆動装置が
故障せず、信号伝達時間が短く、製造工程が短縮され、
コストが低減され、空気循環経路が短く且つ循環性が良
く、そして能率良く被試験物を目視検査できる高温目視
検査装置を提供することを課題とする。
するために、請求項1の発明は、恒温槽で加熱器によっ
て加熱した高温の空気を送風機で吹き出して棚に上下方
向に複数段に且つ各段毎に幅方向に複数列に立て掛けら
れた複数枚の平板状の被試験物を試験室内で加熱すると
共に前記被試験物を駆動手段で動作状態にして前記幅方
向に直角な前後方向の外部から目視検査する高温目視検
査装置において、前記恒温槽は、門型に形成されていて
前記門型の上方で前記幅方向の全体に延設された空調部
であって前記送風機と前記加熱器と下方の前記試験室に
前記空気を吹き出すように開口し前記空調部内における
前記外部の側に設けられた送気口と前記試験室から前記
空気を上方に吸い込むように開口し前記送気口より内側
に設けられた吸気口とを備えた空調部と、該空調部の両
側を床に対して支持する支持体とを有し、前記駆動手段
は前記恒温槽と分離されていて該恒温槽と組み合わせら
れたときに前記空調部と対向し該空調部との間で前記試
験室を形成するように下方に設けられた仕切体を有し該
仕切体の下方に配設されていて、前記棚は前記試験室内
に前記空調部と前記仕切体との間で前記駆動手段と一体
的に形成されている、ことを特徴とする。
は前記被試験物が立て掛けられたときに前記内側に前記
被試験物と間隔を持って配置された裏板を有することを
特徴とする。
高温目視検査装置の全体構造の一例を示し、図3乃至図
5はそれぞれ組み合わせられた状態の検査ユニット、送
風機部分及びワーク受けの構造例を示す。高温目視検査
装置は、恒温槽である恒温ブース1で加熱した空気を吹
き出して棚2に上下方向に複数段として例えば3段に且
つ各段毎に幅方向であるX方向に複数列として例えば4
列に立て掛けられた複数枚として例えば12枚の平板状
の被試験物として本例では液晶表示器(LCDパネル)
から成るワークWを駆動手段である駆動装置3で動作状
態にして外部から目視検査する装置である。
であるX方向に延設された空調部11とその両側を支持
する支持体である側壁12を基本構造として形成されて
いる。側壁12の一方側にはタッチパネル式の操作部1
3aが設けられた操作動力盤13が取り付けられてい
る。空調部11は、送風機14、加熱器15、下方に空
気を吹き出すように開口し外部の側である恒温ブース1
の前後方向であるY方向のワーク側の端に設けられた送
気口16、空気を上方に吸い込むように開口し送気口1
6より内側に設けられた吸気口17等を備えている。符
号18は送風機14の駆動モータである。
いて、両者が組み合わせられたときにその空調部11と
対向するように下方に設けられた仕切体としての上板3
1を有し、その下方に配設されている。上板31は底板
32上で側板33で支持されている。駆動装置3の内部
は蓋34で覆われている。又、底板32の下方に装着さ
れたキャスター32aで移動可能になっている。駆動装
置3の駆動部としては、本例では、交流電源が供給され
る整流器等から成る直流電源装置35、ワークWへの画
像信号を発生させるビデオ信号発生器36、画像信号の
分配、増幅、印加電圧の制御等を行うドライバー基板3
7、検査条件のプログラム設定と制御を行うCPU38
等が設けられる。交流電源は恒温ブース1又は外部から
独立に供給される。
から駆動装置3に供給するときには、それぞれに共に導
体から成る複数の突条形のバスバーと摺動接触子とを組
み合わせ可能なように取り付ける。これにより、図2に
示すように後述する検査ユニットUを移動させて恒温ブ
ース1と組み合わると、バネ等で付勢されている摺動接
触子がバスバーと摺動しつつ圧接し、自動的に電気的接
続が得られる。従って、本例のような高温目視検査装置
によれば、電源供給等のための特別な操作が不要になる
利点も生ずる。
板31に取り付けられ駆動装置3と一体的に形成されて
いる。本例ではワークWが立て掛けられたときに間隔d
を持ってY方向にワークWより内側に配置された衝立状
の裏板21を有する。上記間隔は上端で最小間隔dmに
なっている。この間隔は、後述するように空気循環が良
好になるように適当に定められる。なお、裏板21を設
けず棚2を枠組み構造にすることも可能である。その場
合にも、後述するようにワークWが循環空気のガイド作
用をする。
いる。裏板21を設ける場合には、この裏板の表面部分
と上板31とが空調部11の下方になって空調部と対向
する形になる。又、棚には側板23が設けら裏板21は
側板23と結合されていて、次に述べるように棚及び駆
動装置の2組が合わせられるとこれらによって空間Sを
形成する。そして本例では、上記駆動装置3の駆動部の
信号をそれぞれのワークWに分割して伝達するためのバ
ッファー基板やインターフェース基板は、図示を省略し
ているが空間Sにおいて裏板21に装着されている。
駆動装置3と棚2との結合体である検査ユニットUが第
1組U1 と第2組U2 とから成る2組組み合わせられた
ときに、仕切板31及び裏板21の2組と空調部11と
が対向するように形成されている。そして、図4にも示
す如く、送風機14はX方向に複数台として本例では4
台設けられ、それぞれの送風機141 〜144 の吸入口
14a1 〜14a4 と吐出口14b1 〜14b4 とは、
交互に、且つ相互に反対の組を成す吸気口17の部分及
び送気口16に導通している。
U2 との合わせ面でもある恒温ブース1のY方向の中心
Cから交互に距離sだけ離れた位置に吸入口14aの中
心線C´を持つように配置されていて、X方向の最初の
送風機141 の吐出口14b1 及び吸入口14a1 はそ
れぞれ送気口162 及び主として吸気口171 に接続
し、次の送風機142 の吐出口14b2 及び吸入口14
a2 はそれぞれ送気口161 及び主として吸気口172
に接続し、X方向に順次このように配置され接続されて
いる。符号14c1 〜14c4 は二点鎖線で示す送気ダ
クトである。送気口16は整流格子として形成されてい
て、均一的に空気を吹き出されるようになっている。
と検査ユニットUとで形成するワークWの試験室Rを例
えば40℃〜80℃程度の高温環境に維持するためにY
方向の両側にガラス等の透明部材から成る扉19を備え
ている。扉19は、本例では引戸19a及び吊り戸19
bとして示されてれる。引戸又は吊り戸では、その下端
側は駆動装置3の上板31の端部分に乗って支持され
る。なお、このような扉に代えて、開き戸や鎧戸等の他
の種類の扉や、捲き出し/巻取り式の透明な耐熱性のあ
るビニールシート等を用いるようにしてもよい。なお、
図2では扉の図示は省略されている。
のワーク受け22が装着される。ワーク受け22は、側
板22a、これに形成された上下の爪22b、両側の側
板間に長穴22cで高さ調整可能に取り付けられるワー
ク立て掛け用のバー22d、ワーク載せ台22e、補強
兼受け板22f等で形成されていて、裏板21と結合さ
れ外面側に図示しない差し込み用の多数の穴を備えた側
板23(図2、3)の穴に爪22bを差し込むことによ
って容易に棚に取り付けられる。従って、ワーク受けの
段数や位置は任意に調整可能になっている。
と、それぞれの上記枠板23及び裏板21の上仕切板2
1aとが接続し、前述の如く高温環境から仕切られた空
間Sが形成される。この空間S内及び上板31の高温環
境に接する部分は断熱される。又、本例では駆動装置3
の上板31が一部切り欠かれていて空間Sと導通し、高
温環境からの侵入熱や内部の駆動機器からの発熱等は図
示しない換気装置によって適当に排出される。
に運転される。検査ユニットU1 、U2 の全てのワーク
受け22に検査すべきワークWを搭載し、裏板21が対
向しそれぞれのワーク面が外側に向くように両ユニット
をドッキングさせた状態で一定位置に配置されている恒
温ブース1の側壁12内に入れ、そのY方向の両面の扉
19を閉めて内部を閉鎖し、試験室Rを形成させる。こ
の状態で恒温ブース1を作動させる。即ち、加熱器15
をオンにして送風機14を運転し、送気口16から試験
室Rに高温空気を吹き出し、下方の上板31部分からU
ターンさせてワークWの側面及び裏面側を通過させ、吸
気口17から送風機14に吸入し、再び加熱して吹き出
し、加熱空気を循環させる。又、通常この時点で駆動装
置3の諸機器を作動させ、ワークWに所定の表示をさせ
る。
て循環させるダクトやガイドは設けられていないが、本
発明のように上から吹き出し上に吸い込む構造にすれ
ば、目視検査装置用としてのワークの配置された向きと
の関係により、ワーク自体が空気循環のガイド的作用を
なし、良好な空気循環系が形成される。即ち、図1
(b)及び図5の矢印で空気の流れ状態を示す如く、外
部の扉側に沿って下方に向いて吹き出される空気は、ワ
ークWの表面側で案内されて確実に下方に流れ、下方で
駆動装置3の上板31で行き止まりになって反転し、最
下段のワーク表面及びワークWの間隔部からワークWの
裏面側に入り、主として裏板21に沿って上昇し、ワー
クの裏面側で案内されることによって吹き出し側空気と
衝突することなく良好に流れ、吸入口17に至って吸入
される。
し上の位置にして、最下段ワークの下からもその裏面側
に空気が入るようにしてもよい。又、最上段のワークW
は、検査時の視点位置が高くなるときには、垂直又は他
のワークとは少し逆傾斜の配置になる可能性もあり得る
が、最上段のワーク位置は吹出口16に近いため吹き出
し空気の直進性がある程度維持されているので、そのよ
うなワークの配置も問題にならない。
技術の装置のように横方向に空気循環させる装置に較べ
て、前記の如くワークがガイド的作用をなして乱れの少
ない循環系を形成できること、上部配置の空調部11と
駆動装置上板31との間にワークWを配置するので、送
風距離が短いために仕切がなくても空気を循環させやす
いと共に、ワークが人の目視容易な高さ範囲になって目
視検査の能率が上がること、更に同じワーク加熱熱量、
従って同じ風量に対して送風抵抗が少なくなって送風機
の動力の節約にもなること、等の多くの利点がある。
設け、送風機14が交互にユニット1、2間における吸
入−吐出方向を換えているので、両ユニット間の温度を
均一化し、ワーク温度の精度を良くして検査精度を向上
させることができる。更に、加熱空気が循環され試験室
Rが例えば80℃程度の所定の検査温度になると、ワー
クWもそれに伴って温度上昇する。この場合、ワークW
が加熱空気をガイドするので、その表裏両面に加熱空気
が十分に当たり、その昇温速度が速くなる。
この状態を継続してワークをバーンインした後、検査ユ
ニットUの外部から既に表示状態になっているワークを
目視検査する。この場合、検査ユニットUがワークWの
駆動に必要な機能を持つ全ての機器を収納しいているの
で、駆動回路からワークWまでを最短に配線し、信号伝
達速度の高速化を図ることができる。その結果、図6に
示すような液晶パネルの大型化に伴って従来のSVGA
からUXGAまでの画素数の飛躍的増加とこれに対応し
た動作周波数の高速化に対して、本発明が効果的にな
る。又、バッファ基板やインターフェース基板等の駆動
伝達回路も断熱された検査ユニット内に収容され換気冷
却可能であるため、温度ディレーティングが不要で安価
になり、故障も少なくなる。
扉19を開いて棚2に搭載されているワークWを入替え
る。あるいは、ワークの入替えに代えて、通常図3に示
すように検査ユニットU1 、U2 を一体として恒温ブー
ス1から引き出すと共に、予めワークを積載して検査可
能状態にされている他の検査ユニットを交代配置するよ
うにしてもよい。この間には、扉19が開いた状態にな
っていて、検査能率を上げるために送風機14や加熱器
15も運転状態に維持されている。しかし本発明によれ
ば、空気の吹き出し/吸入を上下方向にしているので、
吹き出し後の空気の温度が高いことから空気に自然上昇
作用があり、吹き出された空気が上部内側にある吸入口
に吸入され易くなるため、空気をUターンさせるにもか
かわらず、恒温ブースの開放間口にエアーカーテン効果
を発生させることができる。その結果、内部の高温雰囲
気が維持され易くなり、少ないエネルギーロスの下に検
査能率を上げることができる。
恒温ブース1と検査ユニットUとが別体になっているの
で、これらを並列工程で製造することができる。又、別
々の工場での製造も可能である。更に、ワークの駆動機
能を恒温槽から独立した駆動装置に組み込んでいるの
で、動作試験も含めて恒温槽と別々に共に作業性良く行
うことができる。このように種々の製造上の合理化によ
り、高温目視検査装置の製造工期の短縮とコスト低減を
図ることができる。
新機種のワークに対応するために駆動機構に改造を加え
る場合に、同様に単独で能率良く作業できるため、迅速
且つ安価に改造することができる。又、駆動部の改造で
はワークに対応できない場合でも、恒温ブースをそのま
ま利用し検査ユニットだけを新替えすることにより、無
駄を省き迅速且つ安価に新機種に対応できる。
発揮できるので、複数のワークを同一平面に並べてワー
ク間の画質の差を比較検査するような恒温槽を必要とし
ない場合にも検査ユニットをそのまま利用できる。この
場合、図4又は図7に示すように検査ユニット2台を背
中合わせにしたり横一例に配置することにより、そのよ
うな検査の能率を上げることができる。又、1台だけ使
用することもできる。更に、このような常温検査目的で
製作した検査ユニットを、恒温ブースだけの購入によっ
て高温目視検査装置として使用することもできる。
ならず、例えばプラズマディスプレイパネル等の他のワ
ークの検査ユニットを製作することにより、多種類のワ
ークの試験が可能である。更に、恒温ブースはコンピュ
ータや電子装置等のバーンインや温度試験用として多目
的に活用できる。
恒温ブース1で組み合わせて検査する例を示したが、例
えば図8に示す如く、恒温ブース1の幅を狭くして1基
の検査ユニットU1 又はU2 だけを検査する場合にも本
発明を適用できる。図8の例では、内側の扉19bが金
属製等の透視性のない材料のものであってもよい。又、
裏板21を設ける場合に内側の扉19bを省略したり、
両側の扉19a、19bを設ける場合に裏板21を省略
するような構造を採用することもできる。なお、検査ユ
ニット2組を組み合わせる場合でも、それぞれの検査ユ
ニット用に独立の送風機を設けることも可能である。
発明においては、恒温槽を門型に形成し、門型の幅方向
の全体に空調部を延設し、その両側を支持体で支持し、
空調部に送風機と加熱器と下方の試験室に吹き出すよう
に前記幅方向に直角な前後方向の外部の側に開口した送
気口と試験室から前記吹き出した空気を上方に吸い込上
方に吸い込むように送気口より内側に開口した吸気口と
を設けているので、空気を上から吹き出し、外部の側か
ら試験室内を経由して内側にUターンさせて上に吸い込
む空気循環系を形成させることができる。
駆動装置を備える必要がないので、駆動装置部分とは独
立して製造されるため、製造期間が短く安価であるこ
と、駆動装置部分が技術の進歩等によって変更される場
合でも恒温槽を変更することなく駆動装置だけを容易、
迅速且つ安価に改造できること、多種類の被試験物への
利用が容易であること、等の多くの利点を有する。
手段を恒温槽と分離し、組み合わせられたときに恒温槽
の空調部と対向するように下方に仕切体を設け、その下
方に駆動手段を配置しているので、駆動手段を恒温槽の
空調部と上下関係になるように組み合わせられると共
に、空調部からの加熱空気の遮断された常温環境下に置
くことができる。その結果、駆動手段を構成する信号発
生器やドライバー回路等の高温条件に基づく故障を防止
できると共に、回路部品の温度ディレーティングを大き
くする必要がなくなって回路を安価に構成することがで
きる。
駆動手段と一体的に形成しているので、駆動手段と棚と
を一体として門型の恒温槽の中に入れて恒温槽と組み合
わせ、棚に立て掛けられた被試験物を試験することがで
きる。
方向に複数列に設けられるが、この配置において上下方
向の複数段は空調部と駆動手段との間に形成されるの
で、恒温槽の通常の高さを考慮すれば、被試験物は例え
ば0.5m程度から1.7m程度の高さ範囲に設けられ
るので、目視検査上最も検査能率の良い高さ範囲にな
る。即ち、従来では幅方向端に立設されていた空調部や
駆動手段を本発明では上下に配置し、幅方向寸法を小さ
くすると共に高さ範囲を適当にし、目視検査に便利な構
造にすることができる。なお、処理すべき被試験物の枚
数を多くするときには、従来の装置よりも小さくなって
いる幅方向寸法を広げればよい。
高さ方向の寸法を適当にして幅方向に展開すれば、空調
部を幅方向に配置する場合や駆動手段を外部配置にする
場合に較べて、駆動手段と被試験物との距離が短縮さ
れ、高速信号の伝達に有利になる。そして、このように
配置により、前記の如く空調部の送気口及び吸気口を下
向きにして下方に吹き出してUターンさせるときに、幅
方向循環に較べて循環距離を短くすることができる。そ
の結果、同じ容積の試験スペースにおける空気循環を容
易且つ確実にすることができる。
が立て掛けられたときに内側に間隔を持って配置された
裏板を有するので、裏板によって被試験物の反対側を加
熱スペースから仕切り、温度の下がった良好な環境にす
ることができる。その結果、この部分に駆動手段と被試
験物とを接続させるために必要になる中継機器等を配置
することができる。そしてこの場合、裏板と被試験物と
の間に間隔を設けるので、被試験物の裏側に入った戻り
循環空気を通過させ、空気循環及び被試験物の加熱効果
を良好に維持することができる。
の一例を示し、(a)は正面図で(b)は側面図であ
る。
ある。
す斜視図である。
す平面図である。
周波数との関係を示す説明図である。
態を示す斜視図である。
る。
(第1組/第2組) W ワーク(被試験物)
Claims (2)
- 【請求項1】 恒温槽で加熱器によって加熱した高温の
空気を送風機で吹き出して棚に上下方向に複数段に且つ
各段毎に幅方向に複数列に立て掛けられた複数枚の平板
状の被試験物を試験室内で加熱すると共に前記被試験物
を駆動手段で動作状態にして前記幅方向に直角な前後方
向の外部から目視検査する高温目視検査装置において、 前記恒温槽は、門型に形成されていて前記門型の上方で
前記幅方向の全体に延設された空調部であって前記送風
機と前記加熱器と下方の前記試験室に前記空気を吹き出
すように開口し前記空調部内における前記外部の側に設
けられた送気口と前記試験室から前記空気を上方に吸い
込むように開口し前記送気口より内側に設けられた吸気
口とを備えた空調部と、該空調部の両側を床に対して支
持する支持体とを有し、 前記駆動手段は前記恒温槽と分離されていて該恒温槽と
組み合わせられたときに前記空調部と対向し該空調部と
の間で前記試験室を形成するように下方に設けられた仕
切体を有し該仕切体の下方に配設されていて、 前記棚は前記試験室内に前記空調部と前記仕切体との間
で前記駆動手段と一体的に形成されている、 ことを特徴とする高温目視検査装置。 - 【請求項2】 前記棚は前記被試験物が立て掛けられた
ときに前記内側に前記被試験物と間隔を持って配置され
た裏板を有することを特徴とする請求項1に記載の高温
目視検査装置。
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