JP3379752B2 - 流体循環具 - Google Patents

流体循環具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体循環具に関
し、さらに詳しくは、既設配管の更生修理工法に用いら
れる内張りチューブの接着用樹脂の硬化処理に用いられ
る温水の循環具に関する。
【0002】
【従来の技術】既設配管を敷設状態のまま非開削により
更生修理する技術は、これまでに種々の工法が開発提案
されている。既設配管の更生修理技術として一般的には
ライニング技術が用いられて、例えば、可撓性チューブ
を管内に引き入れて管内面に貼り付ける内張りライニン
グ工法が知られている。現在この工法は、すでに既設管
路の老朽化に対する有効な修理技術として実用化されて
いる。
【0003】また、上記内張りライニング工法の一つと
しては、反転内張りライニング工法が応用されている。
反転内張りライニング工法では、図8に示すように既設
配管Pに対し、管内径とほぼ等しい外径を有し接着剤を
封入した可撓性内張りチューブ1を、その内面が外面と
なるように反転させながら管内に導入し、上記接着剤に
より内張りチューブ1を既設配管Pの内面に接着させ
る。
【0004】具体的なやり方としては、まず接着剤を予
め可撓性内張りチューブ1に封入し、そして該内張りチ
ューブ1の一端を既設配管Pの一端(図示せず)に環状
固定する。その後、該チューブ1に折り返し部を形成さ
せ、形成された折り返し部に対して後部から管路の他端
に向け加圧するように流体圧力を作用せしめ、内張りチ
ューブ1を内面が外面となるように管内へ反転導入させ
る。このように、折り返し部分を管内に沿って管路の一
端から他端に向かって漸次進行させ、流体圧力および接
着剤により該内張りチューブ1を既設配管Pの全長に亘
って管内面に圧着させる。
【0005】内張りチューブ1の反転進行に伴ってチュ
ーブの先端部が、図8において符号P’で示す既設配管
Pの他端より管外へ出てくる。その後、既設管路の内面
に圧着された内張りチューブ1に対して、温水などの加
熱流体を循環させて接着剤の硬化を促進する必要があ
る。加熱流体を循環させ得るにあたっては、既設管路P
の他端を液密状態にして外部への加熱流体の漏れを防止
する必要があるので、従来では、一例として、図9に示
す構成が用いられている。図9(A)において、既設管
路Pの他端P’には、先端に膨縮可能な弾性体2Aが配
置されたホース部材2が装填されるようになっている。
ホース部材2は、既設管路Pの他端内部に弾性体2Aを
差し込み、図9(B)に示すように、弾性体2Aを膨ら
ませることで弾性体2Aの外周面を既設管路内面に密着
させて管路内部と外部とを密封する。この状態で既設管
路P内に流される加熱流体は、弾性体2Aに開口する通
路を介してホース部材2内に流れ込むことで循環するこ
とができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の液密構
造では、次のような問題があった。つまり、弾性体2A
と管路内面との密着性が維持できない場合がある。弾性
体2Aは、加熱流体を流す前に膨らまされて管路内面に
密着させられるが、加熱流体を流すと管路が熱膨張し、
内径が拡大すると弾性体2Aの密着性が損ねられる。こ
のため、既設管路P内を流れる加熱流体の圧力によって
弾性体2Aが外れてしまい、液密効果が維持できなくな
る。また、ホース部材2の構成としても、作業員の勘に
よって弾性体2Aと管路内面との密着状態を判断する構
成となっているので、密着状態の判断を誤ると上記した
場合と同様に弾性体2Aが外れてしまう虞がある。しか
も、弾性体2Aを膨らませるという特殊な作業が必要と
なる構成であるので、その構成が複雑なものとなりがち
であり、部品コストが高いものとなりやすい。
【0007】本発明の目的は、上記従来の流体循環具に
おける問題に鑑み、液密効果の信頼性を高めるばかりで
なく、その効果を簡単な構成により得ることができる流
体循環具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、地中に埋設された既設管路
の一端開口部より管路内に導入された内張りチューブの
外周面と上記管路内面との間に介在させる接着剤の硬化
処理に用いられる加熱流体の循環具であって、上記既設
管路内から上記加熱流体が流れ出す他端開口に挿入可能
とされ、上記既設管路に連通する通路と、上記挿入され
る際の挿入方向一端部に形成されて上記既設管路の他端
開口端面に当接可能な係止部と、上記係止部と間隔を持
たせて上記挿入方向前側に形成されて上記内張りチュー
ブ内面に係合可能な爪部とを備え、上記係止部が上記既
設管路の他端開口端面に当接した際に上記爪部が上記内
張りチューブの内面と係合することにより、上記他端開
口端面と上記係止部との当接状態を維持するように構成
したことを特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の流
体循環具において、上記爪部は、上記挿入方向前側から
後側にかけて拡径するテーパ面で構成されていることを
特徴としている。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の流体循環具において、上記係止部は、上記既設管
路の他端開口に連通するホース部材により上記他端開口
に向け押圧される構成とされていることを特徴としてい
る。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
うちの一つに記載の流体循環具において、上記係止部お
よび上記爪部が樹脂成形により一体成形されていること
を特徴としている。
【0012】
【作用】請求項1および2記載の発明では、係止部が既
設管路の他端開口端面に当接するまで管路内に挿入され
ると、爪部が内張りチューブの内面に係合するので、内
張りチューブ内での位置が不動状態にされる。この結
果、係止部は常に既設管路の他端開口端面と密着した状
態を維持さることになり、既設管路の他端を液密な状
態とすることができる。
【0013】請求項3記載の発明では、爪部と内張りチ
ューブ内面との係合に加えて係止部がホース部材により
押圧されるので、係止部と既設管路の他端開口端面との
密着状態がさらに確保される。
【0014】請求項4記載の発明では、係止部および爪
部が樹脂成形により一体成形されているので、加熱流体
が通過した場合に循環具全体の膨張率が同じ状態で維持
されるので既設管路からの脱落が防止できる。
【0015】
【実施例】以下、図示実施例により、請求項記載の発明
の詳細を説明する。図1は、請求項1乃至3記載の発明
の流体循環具が用いられる既設管路の構成修理工法を説
明するための図であり、同図において、既設管路(便宜
上、図8に用いた符号Pで示す)の他端開口部には、他
端開口から管外に出てくる内張りチューブ(便宜上、図
8に用いた符号1で示す)の端末処理を行う処理装置が
装備される。処理装置は、既設管路Pの他端開口部に一
端が接続されるポリエチレン樹脂等の可撓性樹脂で構成
された管材(以下、可撓性樹脂管という)10と、さら
に可撓性樹脂管10の他端に連結されているエルボ11
を介して接続された透明チューブ12とを備えている。
可撓性樹脂管10と既設管路Pとの接続には、仲介部材
13が用いられ、仲介部材13は、延長方向両端にソケ
ット部材14、14’を備えている。仲介部材13は、
異径関係にある既設管路Pと可撓性樹脂管10との接続
部材であり、図2に示すように、仲介部材本体13Aの
延長方向両端外周面に形成されたテーパネジ部にソケッ
ト部材14、14’がそれぞれ締結できるようになって
いる。仲介部材本体13Aは、内部にそれぞれ異なる内
径を有する既設管路挿入部13A1と可撓性樹脂管挿入
部13A2とが形成され、その各挿入部同士がテーパ面
で連続させてある。既設管路Pおよび可撓性樹脂管10
は、仲介部材本体13A内の各挿入部13A1、13A
2に差し込まれ、ソケット部材14、14’が締結され
ることにより外周面をクランプされて抜け止めされてい
る。
【0016】一方、可撓性樹脂管10の他端と透明チュ
ーブ12とは、図3に示す構造によって接続されてい
る。図3に示す構造は、本実施例の場合、後述するよう
に、内張りチューブ(便宜上、図7で示した符号1を用
いる)の切断時の作業位置を作業者の手元に近づけるた
めに立ち上げるようにされている。つまり、図3におい
て可撓性樹脂管10の他端には、図2に示したものと同
様な構成を有するソケット部材15が装着されており、
このソケット部材15には、そのソケット部材15の端
部内周面に形成されたテーパネジ部を介して樹脂管連結
具16が一体化されている。樹脂管連結具16には、ソ
ケット部材15との締結部とは反対側の端部外周面にネ
ジが形成されており、そのネジに対してエルボ11が延
長方向一端を締結されている。エルボ11には、延長方
向他端外周面に形成されたネジを介してチューブ取付具
17が締結されている。樹脂管連結具16の内面には可
撓性樹脂管10の端部を衝止するための凹部が形成され
ており、可撓性樹脂管10をその凹部内に嵌合させるこ
とができるようになっている。チューブ取付具17は、
先端部近傍の外周面に波状溝部17Aが形成され、その
波状溝部に蛇腹状の透明チューブ(図3では、便宜上、
直管状に示されている)12の端部が嵌合させてある。
【0017】上記構成を備えた可撓性樹脂管10、エル
ボ11、透明チューブ12および仲介部材13を用いる
本実施例の更生修理工法は、次の手順が実行される。ま
ず、第1の工程として、既設管路Pの他端に対し仲介部
材13を介して可撓性樹脂管10の一端が接続され、さ
らに可撓性樹脂管10の他端にはエルボ11を介して透
明チューブ12が接続される。透明チューブ12は、そ
の端末部が図4に示すように、吸引ポンプ18に連通す
る樹脂回収装置19に接続され、吸引ポンプ18の駆動
時、可撓性樹脂管10を介して連通している既設管路P
の内部を負圧化できるようにされる。
【0018】既設管路Pは、可撓性樹脂管10、エルボ
11および透明チューブ12を介して吸引ポンプ18に
より内部が負圧化され、既設管路Pの一端開口から挿入
される内張りチューブ1および接着剤用樹脂20を前進
移動させる態勢とされる。図4において、既設管路Pの
一端開口(図示されず)からは、接着剤用樹脂20が予
め注入され、次いで、合わせ面間に接着剤用樹脂を充填
された内張りチューブ1が挿入される。なお、図4にお
いて符号20Aは、接着剤用樹脂20の前方を移動する
ライニングピグを示している。既設管路P内に注入およ
び挿入された接着剤用樹脂20および内張りチューブ1
は、吸引ポンプ18により生起された負圧力によって既
設管路Pの他端に向け進行するが、進行方向後側から加
圧空気が付加されることにより、既設管路Pの内面に向
け膨張した状態で進行することができる。
【0019】既設管路P内を進行した内張りチューブ1
および接着剤用樹脂20は、既設管路Pの他端に達した
後も進行し、仲介部材13、可撓性樹脂管10およびエ
ルボ11を通過して透明チューブ12内に進出する。
【0020】透明チューブ12内に内張りチューブ1が
進出すると、第2の工程が実行される。第2の工程は、
透明チューブ12内に内張りチューブ1が進出したのを
確認した後、可撓性樹脂管10を挟持し、透明チューブ
12を取り外して透明チューブ12内に進出した内張り
チューブ1を切断する。この工程では、図5に示すよう
に、可撓性樹脂管10が一部のみを示すクランプ装置2
1によって挟持され、内部に挿通されている内張りチュ
ーブ1の外周面と可撓性樹脂管10の内周面とが密着さ
れる。内張りチューブ1の外周面と可撓性樹脂管10の
内周面とを密着させることにより、可撓性樹脂管10内
部では、その内周面と内張りチューブ1の外周面との間
で流体、この場合には接着剤用樹脂の硬化促進に用いら
れる温水が流れようとする場合の流路が遮断される。し
かも、可撓性樹脂管10の挟持状態の調整が外部から確
認しながら行われるので、上記密着状態を完全なものと
することができる。可撓性樹脂管10の挟持が完了する
と、内張りチューブ1が切断されることになるが、その
際には、可撓性樹脂管10の他端位置を基準として切断
が行われる。このため、可撓性樹脂管10の端部からは
内張りチューブ1が殆ど露出しない。
【0021】内張りチューブ1が切断されると第3の工
程が実行される。第3の工程は、接着剤用樹脂の硬化促
進のための温水を循環させる。この場合、可撓性樹脂管
10の他端に接続されていたエルボ11をソケット部材
15から取り外し、代わりに循環装置22を装着する。
循環装置22は、その構成が図6に示されている。図6
において、ソケット部材15には、これに締結される接
続部材23を介して循環装置22のホース部材22Aが
連結されている。従って、本実施例の場合、既設管路P
は、その延長線上に位置する可撓性樹脂管10の他端部
が他端開口に相当するようになる。接続部材23と既設
管路Pの延長上に位置する可撓性樹脂管10の他端開口
との対向部には、本発明の特徴部分である流体循環具2
4が配置されている。流体循環具24は、一部が可撓性
樹脂管10の他端開口から挿入可能なポリエチレンやポ
リアセタール等が用いられる射出成型品で構成されたス
リーブであり、可撓性樹脂管10に連通する通路24A
が内部に貫通して形成されている。流体循環具24に
は、可撓性樹脂管10への挿入方向における一端部に可
撓性樹脂管10の他端開口端面と当接可能な大きさを有
する係止部24Bが形成され、さらに係止部24Bと間
隔を持たせた位置に内張りチューブ1の内面に係合可能
な爪部24Cが形成されている。爪部24Cは、内張り
チューブ1の内径と略同等な外形を最大外径として、挿
入方向前側から後側にかけて拡径するテーパ面で構成さ
れており、内張りチューブ1の内面に掛かり止めできる
ようになっている。
【0022】上記構成の流体循環具24は、可撓性樹脂
管10の他端開口より挿入され、係止部24Bが可撓性
樹脂管10の他端開口端面に当接させられる。一方、径
止部24Bは、接続部材23に形成されている凹部内に
嵌入されて接続部材23により押圧されるようになって
いる。
【0023】本実施例は以上のような構成であるから、
循環装置22が可撓性樹脂管10に装着されるに先立
ち、流体循環具24が可撓性樹脂管10の他端開口から
挿入される。流体循環具24の径止部24Bが可撓性樹
脂管10の他端開口端面に当接すると、爪部24Cが内
張りチューブ1の内面に掛かり止めされて係合し、不動
状態とされる。このため、径止部24Bは可撓性樹脂管
10の他端開口端面に当接した状態に維持され、可撓性
樹脂管10の他端開口面を液密な状態に維持する。さら
に、流体循環具24が挿入された後、接続部材23がソ
ケット部材15に締結されると、流体循環具24の係止
部24Bが押圧されるので、係止部4Bと可撓性樹脂管
10の他端開口端面との密着当接が確保される。
【0024】接続部材15に対して循環装置22のホー
ス部材22Aが締結されると加熱流体である温水の供給
が開始される。循環装置22は、図7に示すように、ホ
ース部材の途中に開閉弁を備えたコック25が設けられ
ており、コック25を開閉操作することにより加熱流体
の循環を開始されることができるようになっている。加
熱流体の循環が開始されると加熱流体が可撓性樹脂管1
0の内部にも流れる。このとき、流体循環具24に対し
ては可撓性樹脂管10から飛び出す向きの圧力が作用す
るが、爪部24Cと内張りチューブ1の内面との係合関
係および係止部24Bに対する接続部材23の押圧作用
により流体循環具24がその係止部24Bを可撓性樹脂
管10の他端開口端面に密着させてその他端開口を液密
状態に維持されるので、可撓性樹脂管10から外れたり
あるいは可撓性樹脂管内からの加熱流体の漏洩を防止す
る。また、流体循環具24は、係止部24Bや爪部24
Cが樹脂成形により一体成形しているので、加熱流体を
流した際の膨張率を全域にわたって同じにすることがで
きるので、一部の膨張率が異なるようなことがなく、一
部型の部分に比べて収縮したような状態となることがな
いので、既設管路から抜けてしまうような事態が確実に
防止される。
【0025】以上のような本実施例によれば、流体循環
具24は、射出成形による一体成形が可能な樹脂で構成
されているので、従来のものと違って構成部品の点数を
増やすことがない。これにより、部品コストを低減させ
ることができる。
【0026】
【発明の効果】 以上説明したように、請求項1および2
記載の発明によれば、係止部が既設管路の他端開口端面
に当接するまで管路内に挿入されると、爪部が内張りチ
ューブの内面に係合するので、内張りチューブ内での位
置が不動状態にされる。この結果、係止部は常に既設管
路の他端開口端面と密着した状態を維持さることにな
り、液密効果の信頼性を高めるばかりでなく、その効果
を簡単な構成により得ることが可能になる。
【0027】請求項3記載の発明によれば、爪部と内張
りチューブ内面との係合に加えて係止部がホース部材に
より押圧されるので、既設管路と加熱流体の循環手段と
の接続に用いられる既存の構成を利用して係止部と既設
管路の他端開口端面との密着状態をさらに確実なものと
することが可能になる。
【0028】請求項4記載の発明によれば、係止部およ
び爪部が樹脂成形により一体成形されているので、加熱
流体が通過した場合に循環具全体の膨張率が同じ状態で
維持されるので既設管路からの脱落が防止でき、液密状
態の維持が確実に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1乃至4記載の発明に係る流体循環具が
用いられる循環装置の構成を説明するための斜視図であ
る。
【図2】図1に示した要部の局部的な断面図である。
【図3】図1に示した要部の他の部分の局部的な断面図
である。
【図4】請求項1乃至4記載の発明に係る流体循環具を
用いて実行される更生修理工法の設備の一例を説明する
ための模式図である。
【図5】図4に示した更生修理工法の一工程を説明する
ための斜視図である。
【図6】請求項1乃至4記載の発明に係る流体循環具の
構成を説明するための断面図である。
【図7】図6に示した流体循環具が適用された状態での
更生修理工法の工程を説明するための斜視図である。
【図8】内張りチューブを用いた更生修理工法の概略を
説明するための模式図である。
【図9】図8に示した更生修理工法に用いられる流体循
環具の従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 内張りチューブ 10 可撓性樹脂管 12 透明チューブ 13 仲介部材 14、14’ ソケット部材 16 樹脂管連結具 17 チューブ取付具 18 吸引ポンプ 19 樹脂回収装置 20 接着剤用樹脂 21 クランプ部材 22 循環装置 22A ホース部材 23 接続部材 24 流体循環具 24A 流体通路 24B 係止部 24C 爪部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−64283(JP,A) 特開 昭55−51531(JP,A) 実開 昭60−9620(JP,U) 特表 平5−507998(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 63/00 - 63/48

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中に埋設された既設管路の一端開口部
    より管路内に導入された内張りチューブの外周面と上記
    管路内面との間に介在させる接着剤の硬化処理に用いら
    れる加熱流体の循環具であって、 上記既設管路内から上記加熱流体が流れ出す他端開口に
    挿入可能とされ、上記既設管路に連通する通路と、上記
    挿入される際の挿入方向一端部に形成されて上記既設管
    路の他端開口端面に当接可能な係止部と、上記係止部と
    間隔を持たせて上記挿入方向前側に形成されて上記内張
    りチューブ内面に係合可能な爪部とを備え、 上記係止部が上記既設管路の他端開口端面に当接した際
    に上記爪部が上記内張りチューブの内面と係合すること
    により、上記他端開口端面と上記係止部との当接状態を
    維持するように構成したことを特徴とする流体循環具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の流体循環具において、 上記爪部は、上記挿入方向前側から後側にかけて拡径す
    るテーパ面で構成されていることを特徴とする流体循環
    具。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の流体循環具にお
    いて、 上記係止部は、上記既設管路の他端開口に連通するホー
    ス部材により上記他端開口に向け押圧される構成とされ
    ていることを特徴とする流体循環具。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のうちの一つに記載の流
    体循環具において、 上記係止部および上記爪部が樹脂成形により一体成形さ
    れていることを特徴とする流体循環具。
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