JP3379443B2 - 情報通知装置及び情報通知方法並びにプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

情報通知装置及び情報通知方法並びにプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体

Info

Publication number
JP3379443B2
JP3379443B2 JP25196898A JP25196898A JP3379443B2 JP 3379443 B2 JP3379443 B2 JP 3379443B2 JP 25196898 A JP25196898 A JP 25196898A JP 25196898 A JP25196898 A JP 25196898A JP 3379443 B2 JP3379443 B2 JP 3379443B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
date
notification
event
document
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25196898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000067082A (ja
Inventor
聡 中澤
崇博 池田
明俊 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP25196898A priority Critical patent/JP3379443B2/ja
Publication of JP2000067082A publication Critical patent/JP2000067082A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3379443B2 publication Critical patent/JP3379443B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、WWW(Worl
d Wide Web),パソコン通信サービス等で公
開されている情報や、電子メール等から情報を収集し、
利用者に通知する情報通知技術に関し、特に、既存の文
書データや利用者の操作履歴などから、収集した情報に
関連する情報も自動的に検索し、収集した情報と共に適
切なタイミングで利用者に通知する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】WWWやパソコン通信サービス等におい
て、さまざまな情報が公開されているが、その中でも、
展示会や学会等のイベントの開催日時に関する情報や、
申し込みの期限に関する情報等は、その日時や期限を過
ぎる前に手に入れなければ、情報としての価値がない。
このような情報においては、新しいイベントの開催日時
などが追加され、ある不定の期間ごとに更新されるのが
通常である。このため、WWWやパソコン通信サービス
等において公開されている日時や期限に関する情報を利
用するためには、利用者は、こまめにその情報が公開さ
れている場所にアクセスし、情報を取得する必要があ
る。
【0003】従来、この種の情報を監視するために、一
定の時間ごとに公開されている情報に自動的にアクセス
し、つねに情報を取得して利用者に通知する装置(以
下、従来例1という)や、情報が更新されていれば更新
されたこと或いは更新された情報を利用者に通知する装
置(以下、従来例2という)があった。例えば、エー・
アイ・ソフト社のWebWhats’sNewというソ
フトウェアは、利用者が指定したWWWサイトに定期的
にアクセスして情報を取得し、画面上に情報を表示する
ことができる。また、マイクロソフト社のIntern
etExplorerというソフトウェアでは、利用者
が指定したWWWサイトに定期的にアクセスして、情報
が更新されているかどうかを調べ、その結果を表示する
ことができる。
【0004】一方、イベントの開催日時や期限に関する
情報は、電子メールによって配信されることもある。会
議の開催通知や、期限のある仕事の指示等が、特定の人
宛に電子メールで通知されることも多い。このような場
合、利用者は新しい情報の到着を知ることができるの
で、情報の中で指定されている日時や期限の前にその情
報を得ることに関しては問題がない。しかしながら、日
時や期限について書かれている電子メールが、他の多く
の電子メールに混じって到着するため、その電子メール
を見落としてしまう、到着時に1度読んでも期限が近付
くまでに忘れてしまう、次に探すのが困難になるという
問題がある。
【0005】特開平9−269940号公報に開示され
ている日時等を抽出する装置は、電子メールの中に書か
れている日時や場所等の情報を抽出し、その日時が近付
いているかどうか等を判断基準としてその電子メールの
重要度を決定して、利用者が電子メールを表示する際
に、抽出された日時や場所等の情報、および、その電子
メールの重要度が分かるような形で表示する(以下、従
来例3という)。
【0006】さらに、この装置では、利用者が日時等を
条件に電子メールを検索することもできる。これらの機
能により、日時や期限について書かれている電子メール
を利用者が見落としにくくなるとともに、その電子メー
ルを探し出すことも容易になる。
【0007】また、このようなイベントの情報に対して
利用者は単にスケジュールの確認を行うだけでなく、イ
ベントの参加申し込みやイベントでの発表用の原稿を準
備するといった、何らかの作業を予め必要とする場合が
多い。この際、どのような形式の申し込みや原稿を書け
ば良いのか、あるいは申し込みに先立ってどのような手
続きを踏めば良いのか、問い合わせ先は何処にあるの
か、などといった関連情報が入手できると大きな労力の
削減となる。
【0008】特開平7−134720号公報に開示され
ている関連情報提示装置は、文書作成時に利用者が既に
入力した文字列の中から適切な関連要素を抽出し、それ
を検索キーとして既存の文書データから関連情報を自動
的に検索し、利用者に提示する( 以下、従来例4とい
う) 。この機能により、利用者が一旦申し込み用紙など
の文章を間連要素を抽出するに足る分量まで書き進めれ
ば、利用者や利用者が所属するグループメンバがこれま
でに作成した文書データを関連情報として利用すること
が容易となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、次に示すようないくつかの問題があった。
【0010】例えば、WWWやパソコン通信サービス等
で公開されているイベントの開催日時や申し込みの期限
などの情報は、必ずしもその日時や期限が近くなると掲
載されるのではなく、その日時や期限の遙か以前から掲
載されることが多い。例えば、半年先までの日程情報が
一度に掲載される場合などである。ところが、利用者は
普通、一度に先々までの日程情報が欲しいわけではな
い。イベントの日時や、申し込み期限の何ヵ月も前にそ
のような情報が通知されても、必要なときにはその情報
が埋もれてしまっていることも考えられる。望ましいの
はそのイベントの日時や期限に先立って必要になる作業
にちょうど間に合うように通知されることである。
【0011】従来例1では、WWWやパソコン通信サー
ビス等の情報を監視し、一定の時間ごとに情報を取得し
て表示することができる。この場合、つねに最新の情報
を表示することができるが、近くに迫っている日程情報
だけではなく、日時が過ぎてしまった過去の日程情報も
含めて、そのときに掲載されているすべての情報が表示
されるという問題がある。掲載されている情報量が多い
場合には、表示された情報の中から、必要な情報を探す
のは困難である。また、情報が更新されていないときに
は、繰り返し同じ情報が表示されることになるため、利
用者の注意が散漫になり、必要な情報を必要なときに見
落としてしまう可能性が高い。
【0012】従来例2では、WWWやパソコン通信サー
ビス等の情報を監視し、新しい情報が追加されるなど、
情報が更新されたときに、新しい情報を表示することが
できる。このため、利用者は、新しく掲載されたイベン
トの開催日時や申し込みの期限等については容易に知る
ことができるが、情報が更新されていないときには何も
表示されないので、先々までの日程が一度にまとめて掲
載される場合には、近日中に開催されるイベントの日時
や、期限が近付いている申し込みの締め切り等を知るこ
とができないという問題がある。
【0013】従来例3では、電子メールを対象として、
その中に書かれている日時が迫っている場合に、そのメ
ールを重要なものとして記憶しておき、利用者がメール
を一覧する場合に、重要なメールに印を付けることがで
きる。しかしながら、利用者は、電子メールの一覧を見
ない限り、期日が迫っている事柄があるかどうかを知る
ことができないという問題がある。利用者の自発的な操
作によらなければ、日程の情報が表示されないため、利
用者が見落としている情報や忘れている情報を、利用者
に気付かせたり思い出させたりすることはできない。
【0014】さらに、イベントの日時や期限前に支障な
くその情報を入手できた場合でも、実際にそのイベント
のためにどのような作業を行えば良いのかを適切に判断
することが難しいという問題がある。
【0015】従来例4ではイベントに関する情報が通知
された後に、利用者がそれに対する作業文章をある程度
書き進めれば、その作業文章から適切な関連要素が検索
キーとして抽出され、既存の文書データの中からその検
索キーで検索された文章が、関連情報として自動的に提
示される。そのイベントが、利用者や利用者の所属する
グループメンバにとってまったく新しい種類の事柄なら
ば、既存の文書データの中にも関連情報は存在しないの
で、どのような作業が必要であるかは人間が判断を下す
しかないが、過去に類似のイベントがあった場合には、
そのときの文書や問い合わせなどを関連情報として入手
することができる。しかしながら、この関連情報の検索
は利用者がイベントのための作業文章を十分に書き進め
た後でないと行われない。このため、利用者は必要とな
る作業文章の大まかな書式を前もって知っておく必要が
あり、たとえ過去の文書データの中にそのイベントに関
する関連文章が存在している場合でも、どのような作業
文章を書けば良いのか、予め分からないときには意味が
ない。
【0016】本発明は、上記従来例の問題点を解消する
ためになされたものであり、その目的は、WWWやパソ
コン通信サービス等で公開されている情報や電子メール
等から、イベントの種類・日時等の情報を抽出し、既存
の文書データや操作履歴からその関連情報を検索して、
イベントの情報とともに関連情報を合わせて利用者に通
知できるようにすることにある。
【0017】また、本発明の他の目的は、既存の文書デ
ータや操作履歴から検索された関連情報をもとに、イベ
ントの日時や期限以前の適切な時点で、もし関連情報が
見つからない場合でも、イベントの日時・期限が近くな
った時点で、イベントの情報および関連情報を利用者に
通知できるようにすることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の情報通知装置
は、WWWやパソコン通信サービス等で公開されている
情報や電子メール等から定期的にイベント,その日時に
関するイベント日時情報を抽出し、さらに、抽出した各
イベント日時情報に関連する関連情報を既存の文書デー
タから検索して、イベント等に関する情報と対応させて
保存しておく。そして、抽出したイベントの日時に前も
って、利用者が設定したタイミングで、あるいは、既存
の関連情報から判断した適切なタイミングで、イベント
に関する情報とその関連情報をともに利用者に通知す
る。
【0019】より具体的には、指定された情報の取得先
から情報を取得する情報取得手段(図1の8)と、取得
した文書中からイベントとその日時に関するイベント日
時情報を抽出するイベント情報抽出部(図1の9)と、
抽出したイベント日時情報を格納するイベント情報記憶
部(図1の10)と、そこから関連情報を検索するため
の検索キーを抽出する関連要素抽出部(図1の11)
と、既存の文書データから関連情報を検索する関連情報
検索装置(図1の12)と、検索された関連情報を格納
する関連情報記憶部(図1の13)と、利用者に通知す
る日時に関する条件を指定する日時条件指定手段(図1
の15)と、各イベントに関する情報に対してその通知
タイミングに関する条件を判定する日時条件判定部(図
1の14)と、判定された条件を格納する日時条件記憶
部(図1の16)と、その時点で条件を満たすイベント
情報と関連情報の組を選択する通知情報選択部(図1の
17)と、関連情報とともにイベントに関する情報を通
知情報として利用者に通知する情報通知手段(図1の1
8)とを有する。
【0020】情報取得手段は、定期的に、指定された情
報の取得先から情報を取得し、取得した情報から、イベ
ント情報抽出部がイベントとその日時に関するイベント
日時情報を抽出して保存する。関連情報検索装置は文書
保存装置に保存されている過去の文書データから、イベ
ント日時情報の関連情報を検索して保存する。日時条件
指定手段が、利用者が入力する通知タイミングに関する
条件を受け付け、日時条件判定部が利用者が条件を指定
しなかった通知情報に対して、その関連情報から通知す
るタイミングの条件の判定を行う。
【0021】通知情報選択部は、定期的に、保存されて
いるイベント日時情報と、その関連情報の組から、その
時点で通知タイミングの条件を満たしている情報(通知
情報)を選択し、選択された情報を、情報通知手段が利
用者に通知する。
【0022】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0023】以下、添付図面を参照して、本発明の第1
の実施の形態について説明する。
【0024】図1を参照すると、本発明の第1の実施の
形態は、キーボード等の入力装置1と、プログラム制御
により動作する処理装置2と、ネットワークを介して情
報のやりとりを行う通信装置3と、ハードディスク等
の、利用者や利用者の所属するグループメンバがこれま
でに作成した既存の文書データなどの情報を保存する文
書保存装置4と、ディスプレイ装置等の出力装置5と、
記録媒体Kとを含む。
【0025】処理装置2は、情報取得先指定手段6と、
情報取得先記憶部7と、情報取得手段8と、イベント情
報抽出部9と、イベント情報記憶部10と、関連要素抽
出部11と、関連情報検索装置12と、関連情報記憶部
13と、日時条件判定部14と、日時条件指定手段15
と、日時条件記憶部16と、通知情報選択部17と、情
報通知手段18とを備える。
【0026】情報取得先指定手段6は、取得したいイベ
ント等の情報が存在する場所として利用者が入力装置1
を用いて入力したWWWにおけるURL,パソコン通信
サービスでのフォーラム名,電子メールのフォルダ名等
を受け付け、情報の取得先として情報取得先記憶部7に
格納する。なお、取得先として、単一のURLやフォー
ラム名、フォルダ名の指定のほかに、WWWのあるUR
Lから特定の回数のリンクをたどることで到達できるU
RL、パソコン通信サービスのあるフォーラム階層の下
のフォーラムすべて、電子メールのあるフォルダの下の
サブフォルダすべてなどのような範囲による指定を受け
付けるようにしてもよい。
【0027】情報取得手段8は、ある一定の時間ごとに
通信装置3を介して、WWWサーバー、パソコン通信ホ
スト、メールサーバー等に接続し、情報取得先記憶部7
に格納されている情報の取得先から情報を取得する。も
し、電子メールがネットワーク上ではなく、本発明を実
施する装置と同一の装置上に格納されているのであれ
ば、その格納先から情報を取得する。
【0028】イベント情報抽出部9は、情報取得手段8
により取得された情報の中から、そこに記述されている
イベント等に関する情報と、イベント等の日時に関する
情報を抽出し、さらに抽出した情報とその情報の取得先
とを組にしたイベント日時情報を、イベント情報記憶部
10に格納する。ただし、ここでイベント情報記憶部1
0に格納する取得先とは、情報取得先記憶部7に格納さ
れている場所のうち、その情報を取得した場所のことだ
が、それが電子メールのフォルダの場合には各電子メー
ルの差出人も抽出し、そのイベントに関する情報の取得
先の一部として取り扱うことにする。また、すでに同一
のイベントに関する情報がイベント情報記憶部10に格
納されている場合には、二重にその情報を格納したりし
ないよう、チェックを行う。
【0029】各情報中に記述されているイベント等の日
時は、情報中から特定のパターンを検索することで抽出
する。例えば、〜を数字列とするとき、「〜年〜月〜
日」というパターンや「〜/〜/〜」というパターンで
記述されている部分を日時として抽出することができ
る。イベント等に関する情報としては、元の情報の全文
をあてても良いし、日時に関連する部分だけを抜き出し
ても良い。抽出した日時に関連する部分としては、例え
ば、抽出した日時が含まれる章または段落、日時が含ま
れる行またはそれを含めた前後数行等を抜粋することが
できる。
【0030】また、元の情報の全文に形態素解析をかけ
て、名詞や名詞句と判断された語句のうち、日常用語な
どを取り除いたものの中から、その情報の中で出現頻度
の高いものをキーワードとして抽出することもできる。
また、情報取得先がURLの場合は、元の情報の中で”
<TITLE>”などのようにマークアップされた語
句、情報取得先が電子メールのフォルダの場合には、電
子メールのサブジェクトなどをキーワードとして抽出し
ても良い。そうして抽出されたキーワードの前後を抜粋
することもできる。さらには、「場所:」「参加者:」
などの箇条書きのパターンを検索することで、会議開催
通知などにおける、場所や参加者等の情報を抜粋するこ
ともできる。以上の手法などで、イベント等に関する情
報としてどれだけの分量を元の情報から抽出するかは、
利用者が必要に合わせて設定しておけばよい。
【0031】関連要素抽出部11は、イベント情報記憶
部10に格納されているイベント日時情報から、関連情
報を検索するための検索キーとして、イベントの種類や
内容等を表すキーワードを抽出する。抽出する手法は上
記のイベント情報抽出部9の説明で挙げた手法と同様で
ある。抽出をイベント情報抽出部9と、この関連要素抽
出部11の2箇所に分けて行うのは、イベント情報抽出
部9で元の情報からどの程度の分量を抽出するかに関わ
らず、関連情報を検索するために適したキーワードの分
量・内容まで絞り込むためである。これにより、利用者
に通知される情報の分量や内容が柔軟に設定可能とな
る。また、各情報の取得先も、関連情報を検索するため
の検索キーとして抽出する。
【0032】関連情報検索装置12は、ある一定の時間
ごとに、関連要素抽出部11で抽出された各情報に対す
る検索キーを用いて、文書保存装置4から、関連情報と
判断される文書を検索する。検索された文書は、関連要
素抽出部11で抽出された検索キーをどれだけ含んでい
るかに応じて順序付けされ、抽出したイベントに関する
情報と対応付けられて、関連情報記憶部13に格納され
る。また、以前にこの発明を使用して利用者に通知され
た過去の通知情報が、文書保存装置4に保存されている
ときには、特にその過去の通知情報と今回の情報の情報
取得先とを検索時に比較する。情報取得先が等しい過去
の通知情報は、順序付けの高い関連情報として取り扱
う。さらに、利用者自身が作成した文書と、利用者が所
属するグループの他のメンバが作成した文書がともに存
在するときは、利用者自身が過去に作成した文書の方を
高く順序付けすることもできる。ここで、一定の時間ご
とに検索を繰り返すのは、あるイベントに関する情報が
イベント情報記憶部10に保管され、それに関する関連
情報が一度検索されてから、利用者に通知されるまでの
間に、新しい関連情報が文書保存装置4にあらたに追加
される場合も存在するからである。二度目以降の検索の
際、以前に既に検索された文書は関連情報記憶部13に
二重に保管しない。
【0033】日時条件指定手段15は、イベント情報抽
出部9で抽出されたイベント,日時等の情報を利用者に
通知する際の条件を入力装置1を通して利用者から獲得
する。この条件は、例えば、「差出人が××さんの電子
メールから抽出した情報の場合は、遅くとも抽出した日
時の3日前には通知する」というように、情報取得先と
組み合わせて指定したり、キーワードと組み合わせて指
定することが可能である。ただし、全ての情報取得先や
キーワードなどに対して条件を利用者が指定する必要は
なく、指定のない情報取得先等については、予め設定さ
れているデフォルトの条件に従って通知を行うようにす
ればよい。
【0034】日時条件判定部14は、日時条件指定手段
15で明示的に指定された条件が存在しない情報に対し
て、関連情報記憶部13に保管されている関連情報か
ら、その情報が通知されるべき日時の条件を判定する。
具体的には、関連情報として検索された情報の中に、今
回日時条件を判定する情報と同じ取得先から過去に取得
した情報についての通知情報が存在するかどうか調べ
る。そのような過去の通知情報が存在する場合、それを
過去の同種のイベントに対する通知情報であると判断し
て、過去の通知情報によって利用者に通知された情報に
含まれている日時と、過去の通知情報が実際に利用者に
通知された日時との差を取り出し、今回もその差の分だ
け今回のイベント情報に含まれている日時よりも前もっ
て、利用者に通知するよう条件を定める。関連情報とし
て、過去の通知情報が複数検索されている場合には、最
も順序付けの高い通知情報を基準とする。ただし、その
日時の差が日時条件指定手段15で指定されたデフォル
トの条件よりも余裕のないものであった場合には、デフ
ォルトの条件を優先する。また、関連情報として過去の
通知情報が検索されなかった情報に対しても、デフォル
トの条件を用いる。
【0035】日時条件記憶部16には、日時条件判定部
14で判定された条件が、抽出された情報に対応づけて
保管される。この条件は一定の時間ごとに、日時条件判
定部14で再判定され、更新される。それは、一度日時
条件が判定されてから、実際に利用者に通知される間
に、利用者が日時条件指定手段15を通して日時条件を
変更する場合や、新たな関連情報が関連情報記憶部13
に付け加えられて、以前の日時条件の判定を変更する必
要がある場合が考えられるからである。
【0036】通知情報選択部17は、イベント情報記憶
部10に格納されている各情報に含まれている日時に関
する情報を調べて、日時条件記憶部16に格納されてい
る条件を満たしているものを選択し、それに対する関連
情報を関連情報記憶部13から求めて、合わせて情報通
知手段18に送る。ただし、対応する関連情報が存在し
ない場合には、イベント情報記憶部10に格納されてい
る情報だけを情報通知手段18に送る。
【0037】情報通知手段18は、通知情報選択部17
によって選択されたイベントに関する情報と、関連情報
の組を通知情報として利用者に通知する。通知する方法
としては、ディスプレイ装置等の出力装置5に出力する
方法を採ってもよいし、通信装置3を介して、利用者宛
の電子メールとして送信する方法を採ってもよい。ま
た、ディスプレイ装置等に出力する場合には、ポップア
ップウィンドウとしてディスプレイ画面に表示してもよ
いし、スクリーンセイバーとしてディスプレイ画面に表
示してもよい。通知情報に含まれている関連情報の提示
の仕方も、最も順序付けの高い関連情報のみを最初に出
力して、他の関連情報は利用者が、順序付けされた関連
情報のリストから選択することにより適宜出力するとい
う手法を取ることができる。さらに今回の通知情報と、
それに含まれている日時、そしてそれが利用者に通知さ
れた日時などの情報を、今後の関連情報として利用する
ため、文書保存装置4にも記録する。
【0038】なお、本実施の形態では、情報取得先指定
手段6、情報取得先記憶部7、情報取得手段8、イベン
ト情報抽出部9、イベント情報記憶部10、関連要素抽
出部11、関連情報検索装置12、関連情報記憶部1
3、日時条件判定部14、日時条件指定手段15、日時
条件記憶部16、通知情報選択部17、情報通知手段1
8は、処理装置2に備え付けられている必要はなく、処
理装置2を制御するためのプログラムとして、CD−R
OMやフロッピーディスクなどの記録媒体Kに格納して
提供され、処理装置2に読み込まれて実行されるものと
してもよい。
【0039】以下、本実施の形態の情報通知装置におけ
る動作について説明する。この情報通知装置は、利用者
が、情報取得先指定手段6、および、日時条件指定手段
15を用いて、情報取得先と日時条件、デフォルトの日
時条件を指定することで、それに従った動作を行う。ま
た、この他にもイベント情報抽出部9や関連要素抽出部
11で、抽出するキーワード等の分量や性質などの条件
を設定することができるが、これらは必ずしも利用者が
指定や設定を行う必要はなく、予め適当な初期値を格納
しておくことで、利用者がこれらの条件を指定していな
い場合でも動作するようにすることもできる。
【0040】本情報通知装置の動作は、WWWサーバ
ー、パソコン通信ホスト、メールサーバー等から情報を
取得し、イベント等に関する情報とイベント等の日時に
関する情報とを抽出してイベント情報記憶部10に格納
する情報収集動作と、イベント情報記憶部10に格納さ
れている各情報の関連情報を文書保存装置4から検索し
て関連情報記憶部13に格納する関連情報検索動作と、
利用者が日時条件指定手段15を通して指定した日時条
件や、関連情報から情報を通知する条件を判定して、日
時条件記憶部16に格納する日時条件判定動作と、イベ
ント情報記憶部10に格納されている情報のうち日時条
件を満たすものを関連情報と合わせて利用者に通知する
情報通知動作とに分けられる。それぞれの動作は、ある
一定の時間ごとに定期的に起動される。ただし、これら
の4つの動作は全て独立に動作し、これらの間で同期す
る必要はない。
【0041】まず、図2のフローチャートを参照して、
本実施の形態の情報通知装置におけ情報収集動作につい
て説明する。
【0042】情報収集動作では、まず、情報取得手段8
が、情報取得先記憶部7に格納されている情報取得先を
1つ読み出す(ステップA1)。情報取得手段8は、続
いて、ステップA1で読み出した情報取得先に通信装置
3を介して接続し、そこに存在する情報を取得する(ス
テップA2)。次に、情報取得手段8は、情報取得先記
憶部7に格納されているすべての取得先に対して、上記
ステップA1およびA2の処理が行われたかどうかを判
定する(ステップA3)。もし、未処理の情報取得先が
存在すれば、それに対してステップA1ないしA3の処
理を繰り返す。
【0043】情報取得手段9により取得された情報はす
べてイベント情報抽出部9に送られる。イベント情報抽
出部9は、まず、取得された情報のうちの1つから、イ
ベントに関する情報とイベントの日時に関する情報を抽
出する(ステップA4)。
【0044】イベント情報抽出部8は、続いて、抽出し
た情報とその取得先とを組にして、イベント情報記憶部
10に保存する(ステップA5)。イベント情報抽出部
9は、この後、同じ情報から抽出できるイベントに関す
る情報とその日時に関する情報が他に存在するかどうか
を判定する(ステップA6)。まだ抽出できる情報があ
る場合には、ステップA4ないしA6の処理を繰り返
し、もうない場合には次の処理に進む。次の処理では、
イベント情報抽出部9が、全取得情報に対して、ステッ
プA4ないしA6の処理が終了したかどうかを判定する
(ステップA7)。終了していない場合には、ステップ
A4ないしA7の処理を繰り返し、終了している場合に
は、情報収集動作を終了する。
【0045】次に、図3のフローチャートを参照して、
本発明の実施の形態における関連情報検索動作について
説明する。
【0046】関連情報検索動作では、まず関連要素抽出
部11が、イベント情報記憶部10から、格納されてい
るイベントに関する情報の組を1組読み出す(ステップ
B1)。次に読み出した情報から、そのイベントに関す
るキーワードと取得先を検索キーとして抽出する(ステ
ップB2)。次いで、関連情報検索装置12がその検索
キーを用いて、文書保存装置4から関連情報となるよう
な文書(通知情報も含む)を検索する(ステップB
3)。見つかった文書に対しては順序付けを行い、どの
ような情報に対する関連情報なのかをラベル付けして関
連情報記憶部13に格納する(ステップB4)。この検
索を文書保存装置4に保存されている全ての文書に対し
て行ったか否か判定し(ステップB5)、まだ検索対象
となり得る文書が残っている場合は、ステップB3ない
しB4の処理を繰り返し、もうない場合には次の処理に
進む。次の処理では、関連情報検索装置12が、イベン
ト情報記憶部10に格納されている全てのイベントに関
する情報の組に対して、ステップB1ないしB4の処理
が終了したかどうかを判定する(ステップB6)。終了
していない場合には、ステップB1ないしB4の処理を
繰り返し、終了している場合には、関連情報検索動作を
終了する。
【0047】次に、図4のフローチャートを参照して、
本発明の実施の形態における日時条件判定動作について
説明する。
【0048】日時条件判定動作では、まず日時条件判定
部14が条件を判定するイベントに関する情報を関連情
報記憶部13から1組読み出す(ステップC1)。関連
情報記憶部13には、各イベントに関する情報に対し
て、どのような関連情報があるのか、あるいは、ないの
かが格納されているため、どのようなイベントに関する
情報が存在しているのかは、関連情報記憶部13から判
断できる。次に、読み出したイベントに関する情報に適
用すべき、利用者が指定した日時条件が日時条件指定手
段15に存在するか否かを判断する(ステップC2)。
利用者が指定した日時条件が存在する場合には、その条
件に決定して(ステップC6)、後で述べるステップC
5に移行する。これに対して、利用者が指定した日時条
件が存在しない場合には、ステップC1で読み出したイ
ベントに関する情報の関連情報の中に、その情報を抽出
した先と同じ取得先から得た、既存の通知情報が存在す
るか、判定する(ステップC3)。
【0049】そして、同じ取得先からの既存の通知情報
が存在している場合には、その既存の通知情報が利用者
に通知された日時と、それに含まれている日時との差を
判定して、今回の日時条件とする(ステップC7)。た
だし、その日時条件がデフォルトの日時条件よりもゆと
りの少ないもの、すなわち、通知する日時からイベント
の期限等の日時までの期間が、デフォルトの日時条件で
指定された最低期間よりも短くなってしまう場合には、
デフォルトの日時条件を適用する(ステップC4)。ま
た、同じ取得先からの既存の通知情報が存在しない場合
も、ステップC4に移行する。
【0050】こうしていずれにしても、ステップC1で
読み出されたイベントに関する情報に適用する日時条件
が決定され、日時条件記憶部16に格納される(ステッ
プC5)。次に全てのイベントに関する情報に対して、
日時条件を決定したかを判定する(ステップC8)。ま
だ、判定していない情報が存在する場合には、ステップ
C1ないしC7の作業を繰り返す。全ての情報に対して
日時条件を決定した場合には、日時条件判定動作を終了
する。
【0051】次に、図5のフローチャートを参照して、
本発明の実施の形態における情報通知動作について説明
する。
【0052】情報通知動作では、まず、通知情報選択部
17が、日時条件記憶部16に格納されている日時条件
を読み出す(ステップD1)。次に、通知情報選択部1
7は、イベントに関する情報のうち、その条件を満たす
ものを、イベント情報記憶部10に保存されている情報
から選択し、更にこの選択した情報の関連情報も関連情
報記憶部13から選択する(ステップD2)。
【0053】例えば、日時条件記憶部16から読み出し
た条件が、「あるURLから抽出した情報は、現在時刻
から抽出された日時までの時間が3日以内になったとき
通知せよ」という条件の場合、イベント情報記憶部10
に保存されている上記URLから抽出したイベントに関
する情報のうち、それに含まれている日時まで3日以内
のものだけが、関連情報と合わせてステップD2で選択
される。
【0054】通知情報選択部17によって選択されたイ
ベントに関する情報と、存在するのならばその関連情報
を合わせたものは、情報通知手段18によって利用者に
通知されるとともに、今後の関連情報の候補として文書
保存装置4に保存される(ステップD3)。これで、情
報通知動作が終了する。
【0055】以下では、本実施の形態の情報通知装置に
おける動作について、具体的な実施例を用いて説明す
る。
【0056】以下の説明において、情報取得先記憶部7
には、情報取得先指定手段6により、図6に示すように
取得先が列挙されているものとする。また、日時条件指
定手段15を用いて、利用者が「http://cc
c.ddd.co.jp/calendar.html
を取得先とする、イベントに関する情報は、現在時刻か
ら抽出された日時までの時間が5日以下になった時点で
通知」、さらにデフォルト条件として「現在時刻から抽
出された日時までの時間が2日以下になると通知」とい
う条件を設定しておいたものとする。
【0057】まず、情報収集動作について説明する。
【0058】情報収集動作では、まず、情報取得手段8
が、情報取得先記憶部7に格納されている取得先を1つ
ずつ読み出して、そこに接続し、情報を取得する(ステ
ップA1〜A3)。図6を参照すると、この例では、情
報取得先記憶部7に、取得先として、http://a
aa.bbb.or.jp/news.htmlという
URLと、http://ccc.ddd.co.jp
/calendar.htmlというURLと、/wo
rk/kaigiというメールフォルダが指定されてい
る。ここで、取得先がURLの場合には、そのURLで
示される文書のみを取得し、メールフォルダの場合に
は、そのメールフォルダにあるメール全てを取得するも
のとする。このとき、情報取得手段8は、WWWサーバ
ーaaa.bbb.or.jpから、パス/news.
htmlの文書を取得し、WWWサーバーccc.dd
d.co.jpから、パス/calendar.htm
lの文書を取得し、メールサーバーからフォルダ/wo
rk/kaigiにあるメールを全て取得する。
【0059】この処理により、図7に示す4つの文書が
取得されたものとする。以下の説明では、この4つの文
書を、便宜上、文書#1、文書#2のように番号で参照
する。ただし、文書#1の取得先はhttp://aa
a.bbb.or.jp/news.html、文書#
2の取得先はhttp://ccc.ddd.co.j
p/calendar.html、文書#3と#4の取
得先は/work/kaigiというメールフォルダで
あったとする。
【0060】イベント情報抽出部9は、まず、文書#1
から、イベントに関する情報とイベントの日時に関する
情報を抽出する(ステップA4)。ただし、ここではイ
ベントに関する情報として、日時表現を含む行の前後1
行、および、「日時:」や「場所:」といった箇条書の
部分を最も近い日時表現と合わせて抽出するよう設定し
てあるとする。日時表現を含む行の前後1行に箇条書が
ある場合でも1度のみ抽出する。
【0061】図7を参照すると、文書#1は、日時とし
て、第4行に「平成10年6月30日」を、第7行に
「平成10年3月20日」を含む。したがって、ステッ
プA4により、まず、第4行の日時「平成10年6月3
0日」が抽出される。さらに、このイベントに関する情
報として、第3行から第5行までの3行が抽出される。
そこで、日時「平成10年6月30日」と、文書#1の
第3行から第5行の部分と、その取得先とを組にしてイ
ベント情報記憶部10に保存する(ステップA5)。次
のステップA6では、抽出できる日時や箇条書があるか
どうか判定するが、文書#1では、第7行にも日時が含
まれているため、これに対しても、ステップA4ないし
A6の処理を繰り返し、日時「平成10年3月20日」
と文書#1の第6行から第8行の部分とを抽出して、取
得先と共にイベント情報記憶部10に保存して、ステッ
プA7に進む。ステップA7では、取得した全情報につ
いて処理が終了したか判定しているが、まだ文書#2な
いし#4が未処理なので、こちらに対して、ステップA
4ないしA7の処理を繰り返す。#1ないし#4のすべ
ての文書について処理が終わると、情報収集動作が終了
する。
【0062】ここで、日時として日付のみを扱うことに
すると、この例の情報収集動作において、イベント情報
記憶部10には、図8のような7つの組が保存される。
【0063】次に、関連情報検索動作について説明す
る。
【0064】関連情報検索動作では、まず、関連要素抽
出部11が、イベント情報記憶部10に格納されている
情報から、イベントに関する情報、その日時に関する情
報、その取得先を1組として読み出す(ステップB
1)。次いで、読み出した情報から、関連情報を検索す
るための検索キーとなるようなキーワードを抽出する
(ステップB2)。今回の例では、一般の文に含まれて
いる名詞、および、箇条書の部分に含まれている語句、
そして、その情報の取得先をキーワードとして抽出する
よう設定してあるとする。すると、たとえば図8のN
o.1の例では、キーワードとして抽出されるのは「第
66回」「全国大会」「平成10年6月30日」「BB
B大学」、そして「http://aaa.bbb.o
r.jp/news.html」となり、No.6の例
では、「LLL Project」「進捗会議」「平成
10年3月24日」「13時〜」「第一会議室」、そし
て、「/work/kaigi」「sss@ttt.k
kk.co.jp」となる。
【0065】次いで、関連情報検索装置12は、ステッ
プB2で抽出された検索キーを用いて、文書保存装置4
に保存されている既存の文書データから関連情報を検索
する(ステップB3)。複数の文書データが検索された
場合には、検索キーをどれだけ含んでいるか等の手法に
より、順序付けを行い、どのような情報に対する関連情
報なのかラベル付けをして関連情報記憶部13に格納す
る(ステップB4)。例えば、図9の既存文書#1や既
存文書#2のような文書が文書保存装置4に保存されて
いたとする。既存文書#1は、本発明を用いた結果、1
997年5月31日に利用者に自動的に通知された通知
文書の記録であり、既存文書#2は利用者と同じグルー
プに属するhhh@jjj.kkk.co.jp宛に書
かれた電子メールである。すると、図9の既存文書#1
は、図8のNo.1の検索キー「全国大会」を文中に含
み、取得先「http://aaa.bbb.or.j
p/news.html」も同じであるため、図8のN
o.1に対する関連情報として検索される。図9の既存
文書#2も同様に、図8のNo.6の検索キー「LLL
Project」を文中に含み、取得先として「ss
s@ttt.kkk.co.jp」を同じくするため、
図8のNo.6に対する関連情報として検索される。こ
うして、文書保存装置4に保存されている全文書に対し
て検索が終了したかを確認し(ステップB5)、まだ、
既存文書が残っている場合はステップB3ないしB4の
操作を繰り返す。さらに、全てのイベントに関する情報
に対してステップB1ないしB5の操作を施したか、判
定を行う(ステップB6)。この例では、図8のNo.
1からNo.7までの情報に対してそれぞれ文書保存装
置4から関連情報を検索した時点で、関連情報検索動作
の終了となる。
【0066】次に、日時条件判定動作について説明す
る。
【0067】日時条件判定動作では、まず、日時条件判
定部14が、関連情報記憶部13からイベントに関する
情報とその関連情報を1組読み出す(ステップC1)。
次いで、その情報に対して利用者が指定した日時条件が
存在するか否かを判定する(ステップC2)。
【0068】図8のNo.1の例では、それに適用でき
る、利用者が指定した日時条件が存在しないので、さら
に、同じ取得先からの既存の通知情報が利用できないか
判定する(ステップC3)。すると、既存文書#1は同
じ取得先からの既存の通知情報を関連情報として持って
おり、その際は1997年6月20日の情報に対して1
997年5月31日、すなわち、日時の20日前に利用
者に通知されていたことが分かる。よって、今回も図8
のNo.1の情報を利用者に通知するのは、今回の日時
1998年6月30日の20日前、1998年6月10
日が適していると判定される(ステップC7)。
【0069】また、図8のNo.3の例では、「htt
p://ccc.ddd.co.jp/calenda
r.htmlを取得先とする、イベントに関する情報
は、現在時刻から抽出された日時までの時間が5日以下
になった時点で通知」という条件を利用者が指定してい
るので、イベントの日時1998年3月10日の5日前
である1998年3月5日に、利用者に通知すべき、と
判定される。図8のNo.6の例では、利用者が指定し
た日時条件も存在せず、関連情報として既存の通知情報
も存在しないので、ステップC4の処理で「現在時刻か
ら抽出された日時までの時間が2日以下になると通知」
というデフォルト条件が適用され、このイベントの日時
1998年3月24日の2日前である、1998年3月
22日に利用者に通知すべき、と判定される。こうして
全ての情報に対して日時条件の判定が終了した時点で、
日時条件判定動作の終了となる。
【0070】次に、情報通知動作について説明する。
【0071】情報通知動作では、まず、通知情報選択部
17が、日時条件記憶部16から、日時等の情報を読み
出し(ステップD1)、現在の日時において条件を満た
すものを選択する(ステップD2)。ここで、この情報
通知動作が行われている日付を1998年3月22日と
すると、図8のNo.6の情報とその関連情報である図
9の既存文章#2との組が選択される。
【0072】選択されたNo.6と関連情報の組は、情
報通知手段18によって利用者に通知され、同時に文書
保存装置4に保存されて(ステップB3)、情報通知動
作が終了する。利用者に通知される情報の形としては、
単にこの図8のNo.6の情報とその関連情報である図
9の既存文章#2とを併記したものでも構わないし、関
連文章が複数ある場合にはそのリストを利用者に提示
し、利用者の選択操作によってその都度表示するように
しても構わない。また、この情報はポップアップウィン
ドウの形で通知されてもよいし、電子メールとして利用
者に送信されるのでもよい。
【0073】また、今回の例では使用しなかったが、利
用者が予め日時条件指定手段15に与える条件としては
図10に挙げるように、日時とキーワードとの組合せに
よる条件をとってもよい。さらに、日時と取得先とキー
ワードとの組合せによる条件も同じく可能である。
【0074】本実施の形態では、予め指定する情報の取
得先から定期的にイベントとその日時に関する情報を抽
出し、さらに既存の文書データからそのイベントに関す
る情報の関連情報を検索して、利用者が設定したタイミ
ング、あるいは過去の同様の事例と同じタイミングで、
ともに利用者に通知することができる。このため、利用
者はイベントに関する情報が通知された時点から、すぐ
に過去の事例を参考にして、そのイベントのために必要
な作業を行うことが可能となる。また、利用者が予め細
かく通知日時に関する条件を設定しておかなくても、利
用者自身の、あるいは利用者が属するグループの他のメ
ンバが処理した、過去の同様の事例と同じタイミングで
通知されるため、その通知が早すぎたり、遅すぎたりし
て機を逸する恐れが少ない。
【0075】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0076】図11を参照すると、本発明の第2の実施
の形態は、本発明の第1の実施の形態に加えて、利用者
操作監視装置19と、操作履歴保存装置20と、文書間
関連度計算装置21と、文書編集手段22とを有する点
で異なる。更に、関連情報検索装置12,日時条件判定
部14の代わりに関連情報検索装置12a,日時条件判
定部14aを備えている点が異なる。
【0077】利用者操作監視装置19は、コンピュータ
ーのオペレーティング・システムの状態を監視するなど
の手法により、利用者がキーボードやマウス等の入力装
置1を用いて行った操作を全て、利用者に意識させるこ
となくバックグラウンドに監視し、その履歴を利用者が
行った各操作の日時と組にして、操作履歴保存装置20
に保存する。
【0078】文書間関連度計算装置21は、文書保存装
置4に保存されている既存の任意の文書間の関連度を計
算する。ここで文書間の関連とは、引用関係、参照関
係、キーワードの共有関係を指す。引用関係は操作履歴
保存装置20に保存されている操作履歴から、ある文書
の編集中に別の文書からコピーされた文字列が挿入され
るといった操作を調べることにより検出できる。同様に
参照関係は、ある文書の編集時に別の文書がエディタな
どによって開かれるといった操作を調べることにより検
出できる。キーワードの共有関係は単純に2つの文書間
でどれだけのキーワードを共有しているか算出すること
によって求められる。
【0079】更に、これらの関係の強さの度合を数値化
することができる。引用関係では、全文字列長に対して
どれだけの長さの文字列が引用されたか計算する、など
の手法が使用できる。参照関係においても、2つの文書
がそれぞれ開かれていた時間の総和に対する、同時に開
かれていた時間の割合を求める、などの手法によって度
合の数値化が可能となる。キーワードの共有関係はキー
ワードの共有率などにより、同じく数値化が可能であ
る。よって、これらの3つの関係の度合に適当な重みを
かけて足し合わせることにより、1つの尺度で文書間の
関連度を計算し、順序付けることが可能となる。こうし
て求められた文書間の関連度は、文書間関連度計算装置
21自身に保存され、既存のある文書に対して関連度が
強いと求められた文書は、もとの文書の関連情報である
と判断される。
【0080】また特に、本発明を用いて過去に利用者に
通知された通知情報の場合は、それが利用者に通知され
た日時と、それに含まれているイベントの日時とを調べ
て、その通知情報と関連度の高い文書のうち、上記の期
間に作成された文書をそのイベントのために作成された
作業文書であると判断する。
【0081】文書編集手段22は、通常のエディタなど
の文書編集手段である。ただし、これに対して利用者が
行った操作は全て利用者操作監視装置19によって監視
可能な種類のものとする。また、この文書編集手段22
によって作成・編集された文書は全て文書保存装置4に
保存される。これにより、本発明の利用者が新たに作成
した文書も、次の機会の関連情報として参照されること
が可能になる。
【0082】また、処理装置2に含まれる各ブロックの
内、関連情報検索装置12a,日時条件判定部14a以
外は、本発明の第1の実施の形態と基本的に変わらない
ので省略するが、関連情報検索装置12aと日時条件判
定部14aはわずかに動作が異なるので、それぞれにつ
いて説明する。
【0083】関連情報検索装置12aは、関連情報を検
索する際に文書保存装置4だけではなく、文書間関連度
計算装置21も参照する。すなわち、関連要素抽出部1
1で抽出された検索キーを用いて、文書保存装置4から
直接的に関連情報と判断される文書を検索するだけでな
く、そうして検索された文書と関連度の高い文書も文書
間関連度計算装置21から求めて、さらなる関連情報と
して関連情報記憶部13に格納する。
【0084】日時条件判定部14aは、日時条件指定手
段15で明示的に指定された条件が存在しないイベント
情報に対しては、関連情報記憶部13に保管されている
関連情報から判定する。具体的には、そのイベントの関
連情報として、どのような種類の文書が検索されたかに
よる。今回のイベントと同種のイベントが過去において
行われ、そのときの通知情報だけが今回のイベントの関
連情報として検索された場合は、その過去の通知情報に
含まれている日時と、その過去の通知情報が実際に利用
者に通知された日時との差を取り出し、今回もその差の
分だけ今回のイベント情報に含まれている日時よりも前
もって、利用者に通知するよう日時条件を定める。
【0085】今回のイベントの関連情報として、同種の
イベントの過去の通知情報が検索され、さらに、その過
去の通知情報の関連情報として、そのときにそのイベン
ト用に作成されたと判断される文書が求められた場合に
は、その過去の通知情報に含まれている日時と、そのと
きに作成されたイベント用の文書が最初に作られた日時
との差を取り出して、今回もその差の分だけ今回のイベ
ント情報に含まれている日時よりも前もって、利用者に
通知するよう日時条件を定める。
【0086】また、上のどちらの場合においても、関連
情報として複数の文書が検索されたときには、最も順序
付けの高い文書を基準とする。ただし、その日時の差が
日時条件指定手段15で指定されたデフォルトの条件よ
りも余裕のないものであった場合には、デフォルトの条
件を優先する。関連情報として過去の通知情報が検索さ
れなかった情報に対しても、デフォルトの条件を用い
る。
【0087】なお、本実施の形態では、情報取得先指定
手段6、情報取得先記憶部7、情報取得手段8、イベン
ト情報抽出部9、イベント情報記憶部10、関連要素抽
出部11、関連情報検索装置12a、関連情報記憶部1
3、日時条件判定部14a、日時条件指定手段15、日
時条件記憶部16、通知情報選択部17、情報通知手段
18は、処理装置2に備え付けられている必要はなく、
処理装置2を制御するためのプログラムとして、CD−
ROMやフロッピーディスクなどの記録媒体Kに格納し
て提供され、処理装置2に読み込まれて実行されるもの
としてもよい。
【0088】さらに、利用者操作監視装置19と、操作
履歴保存装置20と、文書間関連度計算装置21と、文
書編集手段22もその機能上、図11においては別のブ
ロックとして描かれているが、処理装置2を実現するた
めのコンピューターなどのハードウェアによって、同じ
く実現されてもよい。さらに、利用者操作監視装置19
と、操作履歴保存装置20と、文書間関連度計算装置2
1と、文書編集手段22とは、それを実現するためのハ
ードウェアに備え付けられている必要はなく、そのハー
ドウェアを制御するためのプログラムとして、処理装置
2を制御するプログラムと同じく、CD−ROMやフロ
ッピーディスクなどの記録媒体Kに格納して提供され、
ハードウェアに読み込まれて、本発明の第2の実施の形
態として実行されるものとしてもよい。
【0089】以下、本実施の形態の情報通知装置におけ
る動作について説明する。
【0090】本実施の形態では、情報通知装置の動作
は、第1の実施の形態における4つの動作、すなわち、
情報収集動作、関連情報検索動作、日時条件判定動作、
情報通知動作に加えて、利用者の操作を常に監視し、そ
の履歴を操作履歴保存装置20に記録する利用者操作監
視動作、文書保存装置4に保存されている任意の文書間
の関連度を計算する文書間関連度計算動作、そして、一
般に文書を作成・編集する際の文書編集動作の7つの動
作に分けられる。情報収集動作、関連情報検索動作、日
時条件判定動作、情報通知動作の4つは、ある一定の時
間ごとに定期的に起動される。利用者操作監視動作は、
利用者に意識させることなく常に起動されている。文書
間関連度計算操作は、ある一定の時間ごとに定期的に起
動される。文書編集操作は、利用者が文書を作成・編集
する必要が生じた際に、利用者の操作によって随時起動
される。また、これらの7つの動作は完全に独立して動
作し、これらの間で同期をとる必要はない。
【0091】本実施の形態の情報収集動作は、第1の実
施の形態での動作と同一のため、説明は省略する。
【0092】本実施の形態での関連情報検索動作を示す
フローチャートは、図12のようになる。
【0093】関連情報検索動作では、まず関連要素抽出
部11が、イベント情報記憶部10から、格納されてい
るイベントに関する情報の組を1組読み出す(ステップ
E1)。次に読み出した情報から、そのイベントに関す
るキーワードと取得先を検索キーとして抽出する(ステ
ップE2)。次いで、関連情報検索装置12aがその検
索キーを用いて、文書保存装置4から関連情報となるよ
うな文書を検索する(ステップE3)。さらに、ステッ
プE3で見つかった文書と関連度の高い文書を文書間関
連度計算装置21を参照して、文書保存装置4から検索
する(ステップE4)。ステップE3ないしE4で見つ
かった文書に対しては順序付けを行い、関連情報として
関連情報記憶部13に格納する(ステップE5)。この
検索を文書保存装置4に保存されている全ての文書に対
して行ったか否かを判定し(ステップE6)、まだ検索
対象となり得る文書が残っている場合は、ステップE3
ないしE5の処理を繰り返し、もうない場合には次の処
理に進む。次の処理では、関連情報検索装置12aが、
イベント情報記憶部10に格納されている全てのイベン
トに関する情報の組に対して、ステップE1ないしE6
の処理が終了したかどうかを判定する(ステップE
7)。終了していない場合には、ステップE1ないしE
6の処理を繰り返し、終了している場合には、関連情報
検索動作を終了する。
【0094】次いで、図13のフローチャートを参照し
て、本発明の第2の実施の形態における日時条件判定動
作について説明する。
【0095】日時条件判定動作では、まず日時条件判定
部14aが条件を判定するイベントに関する情報を関連
情報記憶部13から1組読み出す(ステップF1)。次
に、読み出したイベントに関する情報に適用すべき、利
用者が指定した日時条件が日時条件指定手段15に存在
するか否かを判断する(ステップF2)。
【0096】利用者が指定した日時条件が存在する場合
には、その条件に決定して(ステップF7)、後で述べ
るステップF6に移行する。これに対して、利用者が指
定した日時条件が存在しない場合には、ステップF1で
読み出したイベントに関する情報の関連情報の中に、同
じ取得先からの既存の通知情報と、その際に作成された
作業文書との組が存在しているか否かを判定する(ステ
ップF3)。
【0097】そのような過去の同種のイベントにおける
事例の組が存在している場合(ステップF3がYes)
には、その過去の作業文書が最初に作成された日時と、
その過去の通知情報に含まれている日時との差を判定し
て、今回の日時条件とする(ステップF8)。ただし、
その日時条件がデフォルトの日時条件よりもゆとりの少
ないもの、すなわち、通知する日時からイベントの期限
等の日時までの期間が、デフォルトの日時条件で指定さ
れた最低期間よりも短くなってしまう場合には、ステッ
プF4に進む。これに対して、そのような過去の同種の
イベントにおける事例の組が存在せず、同じ取得先から
の既存の通知情報のみが存在している場合(ステップF
3がNo,ステップF4がYes)には、その既存の通
知情報が利用者に通知された日時と、それに含まれてい
る日時との差を判定して、今回の日時条件とする(ステ
ップF9)。ただし、その日時条件がデフォルトの日時
条件よりもゆとりの少ないものであった場合には、デフ
ォルトの日時条件を適用する(ステップF5)。また、
同じ取得先からの既存の通知情報が存在しない場合も、
デフォルトの日時条件を適用する(ステップF5)。
【0098】こうしていずれにしても、ステップF1で
読み出されたイベントに関する情報に適用する日時条件
が決定され、日時条件記憶部16に格納される(ステッ
プF6)。次に全てのイベントに関する情報に対して、
日時条件を決定したかを判定する(ステップF7)。ま
だ、判定していない情報が存在する場合には、ステップ
F1ないしF9の作業を繰り返す。全ての情報に対して
日時条件を決定した場合には、日時条件判定動作を終了
する。
【0099】本発明の第2の実施の形態における情報通
知動作は、第1の実施の形態での動作と同一のため、説
明は省略する。ただし、利用者にイベントに関する情報
とその関連情報を通知する際(図5のステップD3)、
各関連情報が直接的に検索されたものなのか、それとも
一旦関連情報として検索された文書との関連度が高いた
め、間接的に関連情報として判断されたものなのかを、
利用者に提示してもよい。
【0100】次に利用者操作監視動作について、図14
のフローチャートを参照して説明する。
【0101】利用者操作監視動作では、利用者操作監視
装置19が、利用者に意識されることなく入力装置1に
入力される操作を監視し(ステップG1)、何らかの操
作が行われた場合はその内容と日時を操作履歴保存装置
20に保存する(ステップG2)。このステップG1な
いしG2の動作は、利用者が第2の実施の形態における
本発明を使用している間、常に繰り返し動作しており、
本発明の使用が終了した時点で(ステップG3)、利用
者操作監視動作も終了する。
【0102】次に文書間関連度計算動作について、図1
5のフローチャートを参照して説明する。
【0103】文書間関連度計算動作では、まず文書間関
連度計算装置21が文書保存装置4から、まだ関連度を
計算していない文書の組を1組読み出す(ステップH
1)。次いで、読み出した1組の文書の引用関係、参照
関係、キーワードの共有関係をもとに関連度を計算する
(ステップH2)。さらに計算された関連度が閾値以上
のものか判定し(ステップH3)、そうであった場合に
は求めた関連度と関連の種類を記録する(ステップH
4)。そうして、文書保存装置4に保存されている全て
の文書の組に対して、その関連度を計算したか判定し
(ステップH5)、まだ関連度を計算していない文書の
組が存在する場合は、ステップH1ないしH4の動作を
繰り返す。その時点で文書保存装置4に保存されている
全ての文書の組に対して関連度を計算し終わると、文書
間関連度計算動作は終了する。
【0104】本発明の第2の実施の形態における文書編
集動作は、一般に利用者が文書を作成・編集する際に行
う動作とまったく同じであり、本発明に特殊なものでは
ない。よって、この動作の説明は省略する。
【0105】次に、本実施の形態での情報通知装置にお
ける動作を、具体的な実施例を用いて説明する。まず、
本実施の形態の情報収集動作だが、この動作は第1の実
施の形態と同一のため省略する。ここでは、第1の実施
の形態での具体例の場合と同じく、図7で示された文書
から、図8に示すような情報が抽出され、イベント情報
記憶部10に格納されたものとする。
【0106】また、図9の既存文書#1と#2、図16
における既存文書#3と#4の4つの文書が、文書保存
装置に保存されている文書の中に含まれているものとす
る。ここで既存文書#3は、既存文書#1で示される通
知情報が利用者に通知された後で、通知されたイベント
のために利用者が作成した電子メールであり、既存文書
#4は、既存文書#2の書き手が既存文書#2の要約を
書く際に一部を引用した電子メールである。これらの既
存文書#1〜#4が、いつ誰によって作成されたか、い
つからいつまで誰によって読まれたか、どの文書のどの
文字列が別のある文書に引用されたか、といったことは
常に起動している利用者操作監視動作によって操作履歴
保存装置20に記録される(ステップG2)。
【0107】本発明における他の動作とは非同期に文書
間関連度計算動作が起動されると、文書間関連度計算装
置21は、文書保存装置4に含まれている任意の文書の
組の関連度を1組につき一度だけ計算する。既存文書#
1と関連度の高い文書を求める際には、まず、過去にこ
の発明を用いて利用者に通知された文書である既存文書
#1が、いつ利用者に通知されたのか、そしてそれに含
まれる日時はいつなのかが調べられる。この既存文書#
1の例では、利用者に通知されたのは1997年5月3
1日、通知情報に含まれている日時は1997年6月2
0日である。すると、文書間関連度計算装置21は、操
作履歴保存装置20の記録を参照することで、文書保存
装置4に保存されている文書のうち、どれが1997年
5月31日から6月20日までに、既存文書#1を受け
取った利用者によって作成された文書なのか調べる。通
常、この条件に当てはまる文書は複数存在する。とりあ
えずその条件に当てはまる文書を、既存文書#1で通知
されたイベントのために作成された文書の候補であると
考える。次いで、それらの候補の中から、既存文書#1
を直接引用した文書は存在しないか、また、既存文書#
1と共通の語句がどれだけ現れるか、を調べることによ
り、既存文書#1との関連度を計算する。そうして関連
度がある閾値を超えた文書を、既存文書#1で通知され
たイベントのため作成された文書であると判定する。
【0108】今回の例では、既存文書#3が1997年
6月4日に既存文書#1を受け取った利用者と同じ人物
によって作成され、既存文書#1と「学会」「福岡AB
C大学」という語句を共有しているため、既存文書#1
で通知されたイベントのため作成された文書であると判
定される。さらに、他の任意の文書間との引用関係、参
照関係、キーワードの共有関係も調べられる。
【0109】また、既存文書#2は本発明を用いて通知
された通知情報ではなく、一般の文書なので、文書間関
連度計算装置21がこの文書と関連度の高い文書を求め
る際には、引用関係、参照関係、キーワードの共有関係
を調べる。その結果、今回の例では、既存文書#2が作
成される際に、既存文書#4から文字列が引用されてい
ること、そして当然その結果、多くのキーワードを共有
していることから、既存文書#4が既存文書#2の関連
情報として判定される。
【0110】関連情報検索動作が起動されると、第1の
実施の形態のときと同様に、イベント情報記憶部10に
格納されているイベントに関する情報のそれぞれに対し
て、関連情報検索装置12aが、関連情報を検索する。
ただし、関連要素抽出部11によって抽出された検索キ
ーから直接検索された文書だけでなく、そうして検索さ
れた文書に関連度の高い文書も、文書間関連度検索装置
21を参照することにより求めて、関連情報として取り
扱う。今回の例で、図8のNo.1のイベントに関する
情報の関連情報を求めるときは、関連要素抽出部11で
抽出された「第66 回」「全国大会」「平成10年6月
30日」「BBB大学」、そして「http://aa
a.bbb.or.jp/news.html」という
検索キーから、既存文書#1が検索される。既存文書#
3はこれらの検索キーのどれにも合致しないので、この
段階では関連情報と見なされない。次いで、既存文書#
1に関連度の高い文書として既存文書#3も検索され、
最終的にこの2つの文書が図8のNo.1のイベントに
関する情報の関連情報として関連情報記憶部13に格納
される。同様に図8のNo.6のイベントに関する情報
の関連情報を求める場合は、まず、既存文書#2が検索
され、次いで、既存文書#2に関連度の高い文書として
既存文書#4が検索され、ともに関連情報として関連情
報記憶部13に格納される。
【0111】第2の実施の形態での日時条件判定動作
と、第1の実施の形態での日時条件判定動作との違い
は、イベントに関する情報の関連情報として、過去の同
種のイベントのときの通知情報と、そのときにそのイベ
ントのために作成された作業文書が組で存在する場合で
の動作である(図13のステップF3)。図8のNo.
1の例では、過去の同種のイベント時の通知情報として
既存文書#1が、そのとき作成された作業文書として既
存文書#3が見つかっている。この過去のイベントの通
知が利用者に通知されたのは1997年5月31日だ
が、この通知を読んで利用者が既存文書#3を実際に作
成したのは1997年6月4日である。この過去のイベ
ント情報に含まれている日時は1997年6月20日な
ので、利用者はこの日時の20日前に通知を受け取った
が、作業を始めたのは16日前であることが分かる。よ
って、本発明の第1の実施の形態では、図8のNo.1
のイベント情報に含まれている日時、1998年6月3
0日の20日前である6月10日に通知するよう判断し
たが、第2の実施の形態では6月30日の16日前であ
る6月14日に通知するよう判断する(ステップF
8)。この条件はデフォルト条件の「現在時刻から抽出
された日時までの時間が2日以下になると通知」という
条件よりゆとりのあるものであるから、最終的にこの条
件が図8のNo.1の例に対する日時条件として、日時
条件記憶部に格納される(ステップF6)。
【0112】第2の実施の形態での情報通知動作は、第
1の実施の形態と同一なので省略する。ただし、この際
利用者は通知された情報を見て、その情報が通知された
日時が適切であったか判断し、その判断に従って新たに
日時条件指定手段15により日時条件を設定し直すこと
もできる。
【0113】また、文書編集動作だが、これは一般の文
書編集時に行われる動作と同じなので説明は省略する。
ただし、この動作で編集・作成された文書は文書保存装
置4に保存されるものとする。
【0114】本実施の形態では、イベントに関する情報
の関連情報として、文書保存装置4に保存されている文
書の中から直接的に検索される文書だけでなく、検索さ
れた文書と関連度が高いと判断される文書も関連情報と
して、利用者に提示する。これにより、利用者はより多
くの関連情報を、イベントの通知と同時に知ることがで
きる。また、過去の同種のイベントの通知情報と、その
ときに作成された作業文書の組が存在するときは、その
ときの作業文書作成のタイミングから、より適した日時
条件で利用者に今回のイベントの情報を通知することが
可能となる。さらに、利用者があるイベントに関する情
報を通知されて、そのイベントのために新たに作業文書
を作成すると、その作業文書は文書保存装置4に保存さ
れるので、次回からの関連情報として自動的に利用され
るようになる。
【0115】
【発明の効果】第1の効果は、利用者が、WWWやパソ
コン通信サービスで公開されている情報や、着信した電
子メール等の中に書かれている情報の中から、イベント
等に関する情報を、その関連情報とともに得ることがで
きることにある。利用者は、大量の情報の中から、必要
なイベント等に関する情報だけを入手することができ、
しかも、それを得た後であわてて、関連情報を探す手間
も要らないため、すぐにそのイベントに必要な作業にと
りかかることができる。
【0116】その理由は、情報取得手段が取得した情報
から、イベント情報抽出部がイベント等に関するイベン
ト日時情報を抽出して保存し、さらに関連情報検索装置
がイベント日時情報についての関連情報を既存の文書デ
ータの中から検索し、通知情報選択部および情報通知手
段が、それらを組にして利用者に通知するためである。
【0117】第2の効果は、WWWやパソコン通信サー
ビスで公開されている情報、着信した電子メール等の中
に書かれているイベント等に関する情報のうち、その時
点で利用者が知っておく必要があるものだけが、自動的
に利用者に通知されることにある。利用者が、イベント
の日程の情報を見落としたり、忘れていたりしても、過
去の同種のイベントの記録から、あるいは、利用者が予
め設定しておいたタイミングで、イベントの日時に前も
ってその通知が届けられる。
【0118】その理由は、日時条件指定手段が利用者に
よって入力された条件を受け付けている通知情報に対し
ては、その条件に従って利用者に通知情報を通知し、日
時条件指定手段が条件を受け付けていない通知情報に対
しては、日時条件判定部で上記通知情報に含まれている
関連情報に基づいて、上記通知情報を利用者に通知する
タイミングに関する条件を判定し、その条件に従って利
用者に通知情報を通知するようにしたからである。
【0119】第3の効果は、過去の同種のイベント等に
対して作成された作業文書が存在する場合には、それら
の文書も関連情報として利用者に通知されるので、今回
のイベント等でも同様の作業を行うことが容易になるこ
とにある。
【0120】その理由は、操作履歴保存装置が利用者の
過去の操作履歴を保存し、文書間関連度計算装置がその
履歴を用いて文書間の関連を判定するため、今回のイベ
ント等の情報を得た取得先と同じところから得た、同種
のイベント等に対して、そのとき作成された作業文章が
分かるからである。
【0121】第4の効果は、利用者や利用者が属するグ
ループの他のメンバが所有する文書データが蓄積される
にしたがって、学会や会議等の様々なイベントに必要な
作業をより効率的に行うことができることにある。
【0122】その理由は、利用者や利用者が属するグル
ープの他のメンバが所有する文書データを文書保存装置
に一元的に保存することにより、イベントに先立って自
分だけでなく他のメンバの文書データも関連情報として
利用できるためである。文書編集手段を用いて新たに作
成した文書も、文書保存装置に蓄積していくことによ
り、文書の再利用も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成例を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の情報収集動作を示
すフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施の形態の関連情報検索動作
を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施の形態の日時条件判定動作
を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施の形態の情報通知動作を示
すフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施の形態の具体例における情
報取得先記憶部の内容例を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態の具体例において情
報取得手段が取得する情報の一例を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態の具体例におけるイ
ベント情報記憶部の内容例を示す図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態の具体例において文
書保存装置に保存されている通知情報,文書の一例を示
す図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態において日時条件
指定手段に与えることが可能な条件の具体例を示す図で
ある。
【図11】本発明の第2の実施の形態の構成例を示すブ
ロック図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態の関連情報検索動
作を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第2の実施の形態の日時条件判定動
作を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第2の実施の形態の利用者操作監視
動作を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第2の実施の形態の文書間関連度計
算動作を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第2の実施の形態の具体例において
文書間関連度計算装置によって図9の文書にそれぞれ関
連付けされる文書を示す図である。
【符号の説明】
1…入力装置 2…処理装置 3…通信装置 4…文書保存装置 5…出力装置 6…情報取得先指定手段 7…情報取得先記憶部 8…情報取得手段 9…イベント情報抽出部 10…イベント情報記憶部 11…関連要素抽出部 12,12a…関連情報検索装置 13…関連情報記憶部 14,14a…日時条件判定部 15…日時条件指定手段 16…日時条件記憶部 17…通知情報選択部 18…情報通知手段 19…利用者操作監視装置 20…操作履歴保存装置 21…文書間関連度計算装置 22…文書編集手段 K…記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−353251(JP,A) 特開 平9−269940(JP,A) 特開 平8−8965(JP,A) 特開 平4−33439(JP,A) 特開 平8−340347(JP,A) 特開 平9−81630(JP,A) 特開 平8−307921(JP,A) 特開 平8−241256(JP,A) 特開 平8−214023(JP,A) 特開 平5−266028(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/30 G06F 13/00 610 G06F 17/21 590 JICSTファイル(JOIS)

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指定された情報取得先から定期的に情報
    を取得する情報取得手段と、 該情報取得手段により取得された情報からイベントとそ
    の日時に関するイベント日時情報を抽出するイベント情
    報抽出部と、 該イベント情報抽出部により抽出されたイベント日時情
    報についての関連情報を検索する関連情報検索装置と、 前記イベント情報抽出部で抽出されたイベント日時情報
    と、そのイベント日時情報についての関連情報とを組み
    合わせた通知情報の内、利用者に通知すべきタイミング
    になった通知情報を選択する通知情報選択部と、 該通知情報選択部で選択された通知情報を利用者に通知
    する情報通知手段とを備えたことを特徴とする情報通知
    装置。
  2. 【請求項2】 文書が保存される文書保存装置を備え、
    且つ、 前記関連情報検索装置は、前記イベント情報抽出部が抽
    出したイベント日時情報に含まれるキーワードを検索キ
    ーにして前記文書保存装置を検索することにより、関連
    情報となる文書を検索する構成を有することを特徴とす
    る請求項1記載の情報通知装置。
  3. 【請求項3】 文書の作成,編集を行い、作成,編集し
    た文書を前記文書保存装置に保存する文書編集手段と、 利用者が前記文書編集手段に対して行った操作を監視
    し、操作履歴を保存する利用者操作監視装置と、 該利用者操作監視装置が保存した操作履歴に基づいて前
    記文書保存装置に保存されている各文書間の関連度を求
    める文書間関連度計算装置とを備え、且つ、 前記関連情報検索装置は、前記キーワードを検索キーに
    して前記文書保存装置から検索した文書に対する、前記
    文書間関連度計算装置で求めた関連度が高い文書も関連
    情報とする構成を有することを特徴とする請求項2記載
    の情報通知装置。
  4. 【請求項4】 利用者によって入力された、通知情報を
    利用者に通知するタイミングに関する条件を受け付ける
    日時条件指定手段と、 該日時条件指定手段で条件を受け付けていない通知情報
    については、該通知情報に含まれるイベント日時情報に
    ついての関連情報に基づいて、前記通知情報を利用者に
    通知するタイミングに関する条件を判定する日時条件判
    定部とを備え、且つ、 前記通知情報選択部は、前記日時条件指定手段が受け付
    けた条件或いは前記日時条件判定部が判定した条件に基
    づいて、利用者に通知すべきタイミングになった通知情
    報を選択する構成を有することを特徴とする請求項1記
    載の情報通知装置。
  5. 【請求項5】 文書が保存される文書保存装置を備え、
    且つ、 前記通知情報は、その通知日と、前記イベント情報抽出
    部で抽出されたイベント日時情報及びそのイベント日時
    情報についての関連情報と、前記イベント日時情報の抽
    出元になった情報の取得先とを含み、 前記情報通知手段は、利用者に通知した通知情報を前記
    文書保存装置に保存する構成を有し、 前記関連情報検索装置は、前記イベント情報抽出部が抽
    出したイベント日時情報に含まれるキーワードを検索キ
    ーにして前記文書保存装置を検索することにより、関連
    情報となる文書,通知情報を検索する構成を有し、 前記日時条件判定部は、前記通知情報中のイベント日時
    情報に対する関連情報となる過去の通知情報であって、
    それに含まれる取得先が前記通知情報中のイベント日時
    情報の抽出元となった情報の取得先と一致する過去の通
    知情報を対象にし、それに含まれている通知日とイベン
    トの日時との差に基づいて前記通知情報を利用者に通知
    するタイミングに関する条件を判定する構成を有するこ
    とを特徴とする請求項4記載の情報通知装置。
  6. 【請求項6】 文書の作成,編集を行い、作成,編集し
    た文書を前記文書保存装置に保存する文書編集手段と、 利用者が前記文書編集手段に対して行った操作を監視
    し、操作履歴を保存する利用者操作監視装置と、 該利用者操作監視装置が保存した操作履歴に基づいて前
    記文書保存装置に保存されている各文書間の関連度を求
    める文書関連度計算装置とを備え、且つ、 前記関連情報検索装置は、前記キーワードを検索キーに
    して前記文書保存装置から検索した文書,通知情報に対
    する、前記文書間関連度計算装置で求めた関連度が高い
    文書も関連情報とする構成を有し、 前記日時条件判定部は、前記通知情報中のイベント日時
    情報についての関連情報であって、前記イベント日時情
    報が示すイベントと同種のイベントに対する過去の通知
    情報を対象にし、それに含まれている通知日時と、この
    過去の通知情報に応答して利用者が作成した文書の作成
    日との差に基づいて前記通知情報を利用者に通知するタ
    イミングに関する条件を判定する構成を有することを特
    徴とする請求項5記載の情報通知装置。
  7. 【請求項7】 指定された情報取得先から定期的に情報
    を取得する情報取得ステップと、 該情報取得ステップにより取得された情報からイベント
    とその日時に関するイベント日時情報を抽出するイベン
    ト情報抽出ステップと、 該イベント情報抽出ステップにより抽出されたイベント
    日時情報についての関連情報を検索する関連情報検索ス
    テップと、 前記イベント情報抽出ステップで抽出されたイベント日
    時情報と、そのイベント日時情報についての関連情報と
    を組み合わせた通知情報の内、利用者に通知すべきタイ
    ミングになった通知情報を選択する通知情報選択ステッ
    プと、 該通知情報選択ステップで選択された通知情報を利用者
    に通知する情報通知ステップとを備えたことを特徴とす
    る情報通知方法。
  8. 【請求項8】 前記関連情報検索ステップにおいて、前
    記イベント情報抽出ステップで抽出したイベント日時情
    報に含まれるキーワードを検索キーにして文書が保存さ
    れている文書保存装置を検索することにより、関連情報
    となる文書を検索することを特徴とする請求項7記載の
    情報通知方法。
  9. 【請求項9】 文書の作成,編集を行い、作成,編集し
    た文書を前記文書保存装置に保存する文書編集手段に対
    して利用者が行った操作を監視し、操作履歴を保存する
    利用者操作監視ステップと、 該利用者操作監視ステップで保存した操作履歴に基づい
    て前記文書保存装置に保存されている各文書間の関連度
    を求める文書間関連度計算ステップとを含み、且つ、 前記関連情報検索ステップにおいて、前記キーワードを
    検索キーにして前記文書保存装置から検索した文書に対
    する、前記文書間関連度計算ステップで求められた関連
    度が高い文書も関連情報とすることを特徴とする請求項
    8記載の情報通知方法。
  10. 【請求項10】 利用者によって入力された、通知情報
    を利用者に通知するタイミングに関する条件を受け付け
    る日時条件指定ステップと、 該日時条件指定ステップで条件を受け付けていない通知
    情報については、該通知情報に含まれるイベント日時情
    報についての関連情報に基づいて、前記通知情報を利用
    者に通知するタイミングに関する条件を判定する日時条
    件判定ステップとを含み、且つ、 前記通知情報選択ステップにおいて、前記日時条件指定
    ステップで受け付けた条件或いは前記日時条件判定ステ
    ップで判定した条件に基づいて、利用者に通知すべきタ
    イミングになった通知情報を選択することを特徴とする
    請求項7記載の情報通知方法。
  11. 【請求項11】 前記通知情報は、その通知日と、前記
    イベント情報抽出ステップで抽出されたイベント日時情
    報及びそのイベント日時情報についての関連情報と、前
    記イベント日時情報の抽出元になった情報の取得先とを
    含み、 前記情報通知ステップにおいて、利用者に通知した通知
    情報を前記文書保存装置に保存し、 前記関連情報検索ステップにおいて、前記イベント情報
    抽出ステップで抽出したイベント日時情報に含まれるキ
    ーワードを検索キーにして前記文書保存装置を検索する
    ことにより、関連情報となる文書,通知情報を検索し、 前記日時条件判定ステップにおいて、前記通知情報中の
    イベント日時情報に対する関連情報となる過去の通知情
    報であって、それに含まれる取得先が前記通知情報中の
    イベント日時情報の抽出元となった情報の取得先と一致
    する過去の通知情報を対象にし、それに含まれる通知日
    とイベントの日時との差に基づいて前記通知情報を利用
    者に通知するタイミングに関する条件を判定することを
    特徴とする請求項10記載の情報通知方法。
  12. 【請求項12】 文書の作成,編集を行い、作成,編集
    した文書を前記文書保存装置に保存する文書編集手段に
    対して利用者が行った操作を監視し、操作履歴を保存す
    る利用者操作監視ステップと、 該利用者操作監視ステップで保存した操作履歴に基づい
    て前記文書保存装置に保存されている各文書間の関連度
    を求める文書関連度計算ステップとを含み、且つ、 前記関連情報検索ステップにおいて、前記キーワードを
    検索キーにして前記文書保存装置から検索した文書,通
    知情報に対する、前記文書間関連度計算ステップで求め
    た関連度が高い文書も関連情報とし、 前記日時条件判定ステップにおいて、前記通知情報中の
    イベント日時情報についての関連情報であって、前記イ
    ベント日時情報が示すイベントと同種のイベントに対す
    る過去の通知情報を対象にし、それに含まれている通知
    日時と、この過去の通知情報に応答して利用者が作成し
    た文書の作成日との差に基づいて前記通知情報を利用者
    に通知するタイミングに関する条件を判定することを特
    徴とする請求項11記載の情報通知方法。
  13. 【請求項13】 コンピュータに、 指定された情報取得先から定期的に情報を取得する情報
    取得ステップ、 該情報取得ステップにより取得された情報からイベント
    とその日時に関するイベント日時情報を抽出するイベン
    ト情報抽出ステップ、 該イベント情報抽出ステップにより抽出されたイベント
    日時情報についての関連情報を検索する関連情報検索ス
    テップ、 前記イベント情報抽出ステップで抽出されたイベント日
    時情報と、そのイベント日時情報についての関連情報と
    を組み合わせた通知情報の内、利用者に通知すべきタイ
    ミングになった通知情報を選択する通知情報選択ステッ
    プ、 該通知情報選択ステップで選択された通知情報を利用者
    に通知する情報通知ステップ、 を実行させるためのプログラムを記録した機械読み取り
    可能な記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記コンピュータに、 前記通知情報に含まれる関連情報に基づいて、前記通知
    情報を利用者に通知するタイミングに関する条件を判定
    する日時条件判定ステップを実行させ、且つ、 前記通知情報選択ステップにおいて、前記日時条件判定
    ステップで判定した条件に基づいて、利用者に通知すべ
    きタイミングになった通知情報を選択する処理を実行さ
    せるためのプログラムを記録したことを特徴とする請求
    項13記載のプログラムを記録した機械読み取り可能な
    記録媒体。
JP25196898A 1998-08-21 1998-08-21 情報通知装置及び情報通知方法並びにプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体 Expired - Fee Related JP3379443B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25196898A JP3379443B2 (ja) 1998-08-21 1998-08-21 情報通知装置及び情報通知方法並びにプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25196898A JP3379443B2 (ja) 1998-08-21 1998-08-21 情報通知装置及び情報通知方法並びにプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000067082A JP2000067082A (ja) 2000-03-03
JP3379443B2 true JP3379443B2 (ja) 2003-02-24

Family

ID=17230682

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25196898A Expired - Fee Related JP3379443B2 (ja) 1998-08-21 1998-08-21 情報通知装置及び情報通知方法並びにプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3379443B2 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002108775A (ja) * 2000-09-26 2002-04-12 Active:Kk 指定時刻到来通報装置
JP2002108776A (ja) * 2000-10-03 2002-04-12 Nec Access Technica Ltd テレビ番組表示システム
JP2002133139A (ja) * 2000-10-18 2002-05-10 Ntt Data Corp 管理センタ及び個人情報提供方法
JP2002215857A (ja) * 2001-01-19 2002-08-02 Yukinori Kakazu 業務支援装置、業務支援システム、業務支援方法、記憶媒体及びコンピュータ・プログラム
JP2002358390A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Emiko Kashima 調達情報自動検索システム
US20050198559A1 (en) * 2004-03-08 2005-09-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Document information management system, document information management program, and document information management method
JP2006146458A (ja) * 2004-11-18 2006-06-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ドキュメント検索装置及びドキュメント検索プログラム
US20080072225A1 (en) * 2006-09-19 2008-03-20 Tetsuro Nagatsuka Information processing apparatus, information processing method, program, and recording medium
JP4738392B2 (ja) * 2007-09-14 2011-08-03 株式会社東芝 情報共有システム及び情報共有プログラム
JP2009075757A (ja) * 2007-09-19 2009-04-09 Kureo:Kk 情報処理装置、およびプログラム
JP5194731B2 (ja) * 2007-11-14 2013-05-08 日本電気株式会社 文書関連度算出システム、文書関連度算出方法および文書関連度算出プログラム
EP2071475A1 (en) * 2007-12-07 2009-06-17 Alcatel Lucent Device and method for automatically executing a semantic search request for finding chosen information into an information source
JP5458861B2 (ja) * 2009-12-17 2014-04-02 富士ゼロックス株式会社 文書検索装置、プログラム、文書登録装置、および文書検索システム
JP5399988B2 (ja) * 2010-06-28 2014-01-29 日本電信電話株式会社 重要日時表現判定方法、重要日時表現判定装置、重要日時表現判定プログラム
JP5362674B2 (ja) * 2010-10-13 2013-12-11 日本電信電話株式会社 文書検索装置及び方法及びプログラム
US9251156B2 (en) 2011-03-18 2016-02-02 Nec Corporation Information processing devices, method, and recording medium with regard to a distributed file system
JP6613925B2 (ja) * 2016-01-28 2019-12-04 ブラザー工業株式会社 プログラム
JP6884722B2 (ja) * 2018-03-16 2021-06-09 ヤフー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0433439A (ja) * 1990-05-30 1992-02-04 Fuji Xerox Co Ltd 時限設定機能付き電子メールシステム
JPH05266028A (ja) * 1992-03-18 1993-10-15 Mitsubishi Electric Corp スケジュール管理システム
JPH088965A (ja) * 1994-06-15 1996-01-12 Oki Electric Ind Co Ltd 電子メール管理方法
JPH08214023A (ja) * 1995-02-03 1996-08-20 Asahi Chem Ind Co Ltd スケジュール管理のできるネットワークシステム
JPH08241256A (ja) * 1995-03-06 1996-09-17 Canon Inc 情報処理装置及びその方法
JP2770779B2 (ja) * 1995-04-28 1998-07-02 日本電気株式会社 ポケベルを利用した情報提供システム
JPH08340347A (ja) * 1995-06-13 1996-12-24 Canon Inc 情報提示装置および方法
JPH0981630A (ja) * 1995-09-13 1997-03-28 Toshiba Corp 評価機能付き情報提供システム
JPH09269940A (ja) * 1996-03-29 1997-10-14 Sharp Corp 日時等を抽出する装置
JP3430017B2 (ja) * 1998-06-11 2003-07-28 日本電気株式会社 情報通知装置、情報通知方法および記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000067082A (ja) 2000-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3379443B2 (ja) 情報通知装置及び情報通知方法並びにプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体
US10284506B2 (en) Displaying conversations in a conversation-based email system
US8126895B2 (en) Method, apparatus, and computer program product for indexing, synchronizing and searching digital data
US7421660B2 (en) Method and apparatus to visually present discussions for data mining purposes
KR101213929B1 (ko) 컴퓨팅 및 통신 애플리케이션에서 기억도 모델을 구성 및사용하기 위한 시스템 및 방법
EP1481346B1 (en) A method and apparatus to visually present discussions for data mining purposes
KR101960115B1 (ko) 대화 스레드의 요약 기법
JP5021640B2 (ja) ユーザのアクティビティ、アテンション、および関心事のデータ活用手段の検知、格納、索引作成、および検索
US6557028B2 (en) Method and computer program product for implementing collaborative bookmarks and synchronized bookmark lists
US6571275B1 (en) Method and apparatus for filtering messages in a data processing system
US9298783B2 (en) Display of attachment based information within a messaging system
US20090043646A1 (en) System and Method for the Automated Capture and Clustering of User Activities
JP5333216B2 (ja) 情報提示システム、情報提示方法及び情報提示用プログラム
EP1636686A2 (en) Interface for controlling access to computer objects
JP2006012197A (ja) データベースクエリおよび情報送達の方法およびシステム
JP2009506401A (ja) フィードおよび電子メール・コンテンツ
WO2005081112A1 (ja) 情報処理装置、並びにファイル管理方法及びファイル管理プログラム
JP4610543B2 (ja) 期間抽出装置,期間抽出方法,その方法を実装した期間抽出プログラム及びそのプログラムを格納した記録媒体
JP2005025617A (ja) 履歴情報管理方法及び履歴情報管理装置
KR102103015B1 (ko) 인스턴트 메신저 어플리케이션의 동작 방법 및 장치
Best et al. Europe media monitor
JP2006302146A (ja) 情報管理システム、情報管理方法、プログラム及び記録媒体
JP2010160723A (ja) データ価値判定システム、データ価値判定方法およびデータ価値判定用プログラム
JP2005165933A (ja) 出版物検索サーバ及び方法
Freeman et al. The use of simulation in operations management: a survey

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071213

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081213

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091213

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091213

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101213

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101213

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111213

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111213

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121213

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121213

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131213

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees