JP3379269B2 - 船外機の始動装置 - Google Patents

船外機の始動装置

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JP3379269B2
JP3379269B2 JP06351695A JP6351695A JP3379269B2 JP 3379269 B2 JP3379269 B2 JP 3379269B2 JP 06351695 A JP06351695 A JP 06351695A JP 6351695 A JP6351695 A JP 6351695A JP 3379269 B2 JP3379269 B2 JP 3379269B2
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    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は船外機の始動装置に係
り、特に、リコイルスタータの取付けに関して部品点数
の削減を果たし得て取付強度を高め得て、また、Nsi
ケーブルアジャスタの保持に関して部品点数を削減し得
て調整を容易にし得る船外機の始動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】船外機の始動装置には、手動によりエン
ジンを始動させるリコイルスタータを設けたものがあ
る。このような船外機の始動装置としては、図12〜図
14に示すものがある。図において、202は船外機、
204はエンジン、206はマグネト、208はリコイ
ルスタータである。船外機202のエンジン204は、
図示しないクランク軸のクランク軸中心線Aを船外機2
02の上下方向に指向させて搭載している。
【0003】前記船外機202は、エンジン204のク
ランク軸(図示せず)により駆動されるマグネト206
を設け、エンジン202を手動により始動させるリコイ
ルスタータ208を設けている。なお、このエンジン2
04には、前記リコイルスタータ208と別途に、スタ
ータモータ210を設けている。
【0004】前記リコイルスタータ208は、例えば、
図12に示す如く、クランクケース212にリコイルス
タータ用取付ブラケット214を取付ボルト216によ
り取付け、このリコイルスタータ用取付ブラケット21
6に取付ボルト218により取付けている。また、リコ
イルスタータ208には、クランクケース212にリコ
イルスタータ用取付ボス部(図示せず)を形成して設
け、このリコイルスタータ用取付ボス部に取付ボルトに
より取付けたものもある。
【0005】また、前記リコイルスタータ208には、
Nsi(ニュートラル・セフティ・インタロック)ケー
ブル220を連絡している。Nsiケーブル220は、
中立状態においてのみエンジン204の始動を許容すべ
く、リコイルスタータ208に連絡されている。Nsi
ケーブル220は、一端側をクラッチノッチレバー(図
示せず)に連絡されるとともに他端側をリコイルスター
タ208のリコイルスタータカム(図示せず)に連絡さ
れている。
【0006】Nsiケーブル220は、Nsiケーブル
アジャスタ222により位置調整される。Nsiケーブ
ルアジャスタ222は、Nsiケーブル220に外装さ
れるアウタケーブル224を設け、アウタケーブル22
4の一端側とリコイルスタータ208のリコイルスター
タカム(図示せず)との間に介装される調整用スプリン
グ(図示せず)を設け、アウタケーブル224の他端側
に調整用ナット226を設けている。アウタケーブル2
24は、他端側の調整用ナット226を介してNsiケ
ーブルアジャスト用ホルダ228に保持されている。
【0007】Nsiケーブルアジャスタ用ホルダ228
は、例えば、図14に示す如く、ロアカバー230に取
付けられている。あるいは、Nsiケーブルアジャスタ
用ホルダ228には、リコイルスタータ208のスター
タケース232に取付けたものもある。
【0008】なお、図13において、符号234は、パ
ルサコイルである。パルサコイル234は、例えば、エ
ンジン202のシリンダヘッド234に取付けられ、カ
ムプーリ238に設けたトリガポール部(図示せず)に
より点火用信号を検出する。しかし、シリンダヘッド2
36に取付けられたパルサコイル234は、タイミング
ベルトの公差等で点火時期に大きな差を生じ、また、振
動に対して弱いことからエンジン回転が不安定になるこ
とがある。なお、パルサコイル234には、マグネト2
06のステータを構成するステータベース240に設け
たホルダ(図示せず)に取付けたものもある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の船外
機202の始動装置おいては、前記の如く、クランクケ
ース212に取付けたリコイルスタータ用取付ブラケッ
ト214にリコイルスタータ208を取付けたものがあ
る。また、リコイルスタータ208には、クランクケー
ス212にリコイルスタータ用取付ボス部(図示せず)
を形成して設け、このリコイルスタータ用取付ボス部に
取付けたものもある。
【0010】ところが、クランクケース212にリコイ
ルスタータ用取付ブラケット214を取付けることは、
部品点数の増加や組付工数の増加を招き、コストが上昇
する不都合がある。また、クランクケース212にリコ
イルスタータ用取付ボス部(図示せず)を形成すること
は、クランクケース212の形状の複雑化を招き、コス
トが上昇する不都合があるとともに、リコイルスタータ
用取付ボス部の形成により関連部品の取付スペースを減
少させる不都合があり、さらに、リコイルスタータ20
8の取付位置が限定されてレイアウトの自由度が低下す
る不都合がある。
【0011】また、従来の船外機202の始動装置おい
ては、前記の如く、Nsiケーブルアジャスタ用ホルダ
228をロアカバー230に取付けたものがある。ある
いは、Nsiケーブルアジャスタ用ホルダ228には、
リコイルスタータ208のスタータケース232に取付
けたものもある。
【0012】しかし、Nsiケーブルアジャスタ用ホル
ダ228をロアカバー230に取付けることは、専用部
品としてのホルダを必要とすることにより部品点数の増
加を招く不都合がある。また、ロアカバー230は、位
置が低いことからNsiケーブル220が長くなり、こ
の結果、アウタケーブル224が長くなることによりコ
ストアップを招く不都合があり、ロアカバー232の位
置が低いことから調整が困難となり、作業効率の低下を
招く不都合がある。
【0013】さらに、ロアカバー230にNsiケーブ
ルアジャスタ用ホルダ228を設ける場合は、クラッチ
の位置に近い位置に設置しなければならず、Nsiケー
ブルアジャスタ用ホルダ228の設置スペースを必要と
することにより、レイアウトが困難になる不都合があ
る。
【0014】また、リコイルスタータ208のスタータ
ケース232にNsiケーブルアジャスタ用ホルダ22
8を設ける場合には、スタータケース232が樹脂素材
で形成されていると、強度不足により設けることができ
ない不都合がある。この場合には、ロアカバー230に
近い位置に別体のホルダを設けなければならず、部品点
数の増加・コストアップを招く不都合があるとともに、
作業性を悪化させる不都合がある。
【0015】さらに、前記船外機202において、エン
ジン204のクランクプーリ(図示せず)やカムプーリ
238、タイミングベルト242、マグネト206等を
すべて覆う形状にリコイルスタータ208のスタータケ
ース232を形成する場合には、樹脂素材で形成すると
強度不足となるため、充分な強度を得られる軽量な金属
素材による例えばアルミダイキャスト製にしなければな
らず、コストの上昇を招く不都合がある。
【0016】また、小型のリコイルスタータ208の場
合には、リコイルスタータ228のリコイルスタータカ
ムにNsiケーブルアジャスタ用ホルダ228が近づい
てしまうため、Nsiケーブル220を大きな曲率で曲
げなければならず、Nsiケーブル220自体の曲げ強
度によって、リコイルスタータ208のスタータケース
232にNsiケーブルアジャスタ用ホルダ228を設
けることができない不都合がある。
【0017】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、エンジンのクランク軸を上
下方向に指向させて軸支し、前記クランク軸により駆動
されるマグネトを設け、前記エンジンを手動により始動
させるリコイルスタータを設け、前記マグネトのステー
タを構成するステータベースに、前記リコイルスタータ
のクランクプーリやカムプーリ、タイミングベルト、マ
グネトを覆う形状に形成されるスタータケースが取付け
られるリコイルスタータ用取付ボス部を、クランクケー
ス側の径方向外方に向かうように、ステータベースから
突出させて形成して設けたことを特徴とする。
【0018】また、この発明は、エンジンのクランク軸
を上下方向に指向させて軸支し、前記クランク軸により
駆動されるマグネトを設け、前記エンジンを手動により
始動させるリコイルスタータを設け、前記マグネトのス
テータを構成するステータベースに、前記リコイルスタ
ータのクランクプーリやカムプーリ、タイミングベル
ト、マグネトを覆う形状に形成されるスタータケースが
取付けられるリコイルスタータ用取付ボス部を、クラン
クケース側の径方向外方に向かうように、ステータベー
スから突出させて形成して設け、ニュートラル時にのみ
前記エンジンの始動を許容すべく前記リコイルスタータ
に連絡されるNsiケーブルを設け、前記マグネトのス
テータを構成するステータベースに前記Nsiケーブル
のNsiケーブルアジャスタ用ホルダを形成して設けた
ことを特徴とし、前記Nsiケーブルアジャスタ用ホル
ダは前記リコイルスタータ用取付ボス部に近接させて前
記ステータベースに形成して設け、前記Nsiケーブル
アジャスタ用ホルダは前記エンジンよりも上方且つ前記
リコイルスタータのスタータケースよりも下方に位置さ
せて前記ステータベースに形成して設けている。
【0019】
【作用】この発明の構成によれば、この船外機の始動装
置は、エンジンのクランク軸により駆動されるマグネト
のステータを構成するステータベースに、リコイルスタ
ータのクランクプーリやカムプーリ、タイミングベル
ト、マグネトを覆う形状に形成されるスタータケースが
取付けられるリコイルスタータ用取付ボス部を、クラン
クケース側の径方向外方に向かうように、ステータベー
スから突出させて形成して設けたことにより、リコイル
スタータの取付けに際して、リコイルスタータ用取付ブ
ラケットを必要とせず、クランクケースにリコイルスタ
ータ用取付ボス部を形成する必要がなく、ステータベー
スに形成するリコイルスタータ用取付ボス部の位置によ
りリコイルスタータの取付位置を所望に設定でき、取付
強度の高い部位に取付けることが可能になる。
【0020】また、この船外機の始動装置は、マグネト
のステータを構成するステータベースにNsiケーブル
のNsiケーブルアジャスタ用ホルダを形成して設けた
ことにより、船外機の高い位置での調整作業を可能とし
得て、Nsiケーブルアジャスタを保持するための専用
部品を不要とし得て、Nsiケーブルの曲がり状態に即
した位置にNsiケーブルアジャスタ用ホルダを設ける
ことができ、また、エンジンよりも上方且つリコイルス
タータのスタータケースよりも下方に位置させてNsi
ケーブルアジャスタ用ホルダをステータベースに形成し
て設けることにより、Nsiケーブルアジャスタ用ホル
ダをリコイルスタータに近づけ得て、さらに、Nsiケ
ーブルアジャスタ用ホルダをリコイルスタータ用取付ボ
ス部に近接させてステータベースに形成して設けること
により、充分な強度を得ることができる。
【0021】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
【0022】図1〜図11は、この発明の実施例を示す
ものである。図11において、2は船外機である。この
船外機2は、エンジンカバー4とロアカバー6とドライ
ブシャフトハウジング8とギヤケース10とにより外装
され、取付ユニット12により船体(図示せず)に取付
けられる。
【0023】この船外機2のエンジン14は、図6〜図
10に示す如く、後述のクランク軸26のクランク軸中
心線Aを上下方向に指向させて搭載している。船外機2
は、エンジン14によりドライブシャフト16、ギヤ
(図示せず)、プロペラシャフト(図示せず)を介して
プロペラ20を駆動する。
【0024】前記エンジン14は、シリンダブロック2
2にクランクケース24を取付けてクランク軸26を船
外機2の上下方向に指向させて軸支し、シリンダブロッ
ク22の下方にオイルパン28を取付けている。シリン
ダブロック22には、クランク軸26の上下方向に指向
するクランク軸中心線Aと直交するシリンダ中心線Cを
水平方向に指向させたシリンダ30を上下に隣接させて
設け、夫々ピストン32を内蔵している。ピストン32
は、夫々コネクティングロッド34よりクランク軸26
に連絡されている。
【0025】シリンダブロック22には、シリンダヘッ
ド36を取付け、このシリンダヘッド36にヘッドカバ
ー38を取付けている。シリンダヘッド36には、吸気
ポート39及び排気ポート40を開閉する吸気弁41及
び排気弁42を設け、これら吸気弁41及び排気弁42
を吸気ロッカアーム43及び排気ロッカアーム44を介
して駆動するカム軸46を軸支し、点火プラグ48を設
けている。前記オイルパン28は、シリンダブロック2
2とクランクケース24とシリンダヘッド36との下方
を覆うように取付けられている。
【0026】前記エンジン14は、クランク軸中心線A
方向の上方の、シリンダブロック22から突出された前
記クランク軸26に、クランクプーリ50をクランクプ
ーリナット52により取付けて設けている。また、エン
ジン14は、カム軸中心線B方向の上方の、シリンダヘ
ッド36から突出された前記カム軸46に、カムプーリ
54をカムプーリボルト56により取付けている。前記
クランクプーリ50及びカムプーリ54には、タイミン
グベルト58を巻掛けている。
【0027】また、前記エンジン14は、シリンダ中心
線Cの一側に位置させて吸気マニホルド60をシリンダ
ヘッド36に取付けている。吸気マニホルド60には、
キャブレタ62を介してサイレンサ64を取付けてい
る。サイレンサ64には、チョークバルブ(図示せず)
を内蔵している。
【0028】この船外機2は、エンジン14のクランク
軸線Aの上方に、クランク軸26により駆動されるマグ
ネト66を設けている。マグネト66は、ステータを構
成するステータベース68を設け、ロータを構成するフ
ライホイール70を設けている。
【0029】ステータベース68は、図4・図5に示す
如く、前記クランクプーリ50の一部周囲を包囲するよ
うにアルミダイキャスト製により略C字形状に形成さ
れ、ベース取付ボルト72によりシリンダブロック22
及びクランクケース24に取付けられる。ステータベー
ス68には、ステータコイル74及び電装品76を取付
けている。
【0030】フライホイール70は、クランクプーリ5
0の上部を覆うように略有蓋円筒形状に形成され、クラ
ンクプーリ50よりも上方のクランク軸26にホイール
取付ナット78により取付けられる。フライホイール7
0には、マグネット80を設けている。
【0031】マグネト66は、フライホイール70のマ
グネット80の回転によりステータベース68のステー
タコイル74に起電力を発生させる。
【0032】前記ステータベース68には、図4〜図5
に示す如く、リコイルスタータ用取付ボス部82を形成
して設けている。リコイルスタータ用取付ボス部82
は、クランク軸中心線Aからクランクケース24側の径
方向外方に向かうように、ステータベース68から突出
させて形成して設けている。リコイルスタータ用取付ボ
ス部82には、取付ねじ孔84を形成している。
【0033】この船外機2の始動装置は、前記マグネト
66の上方に、エンジン14を手動により始動させるリ
コイルスタータ86を設けている。リコイルスタータ8
6は、スタータケース88内に軸支したリール90にロ
ープ92の一端側を捲回し、このロープ92の他端側を
スタータノブ94により引張操作してクランク軸26を
回転させ、エンジン14を始動させる。
【0034】このリコイルスタータ86のスタータケー
ス88には、図1〜図3に示す如く、前記リコイルスタ
ータ用取付ボス部82に一致されるようにスタータ側取
付ボス部96を設けている。スタータ側取付ボス部96
には、前記取付ねじ孔84に一致されるように取付孔9
8を設けている。
【0035】また、リコイルスタータ86のスタータケ
ース88には、前記スタータ側取付ボス部96及び取付
孔98と別途に、タイミングベルトカバー部100にカ
バー側取付ボス部102及び取付孔104を形成して設
けている。カバー側取付ボス部102及び取付孔104
は、タイミングベルト58の間のシリンダブロック22
及びタイミングベルト58の外のヘッドカバー38に夫
々形成したカバー用取付ボス部106及び取付ねじ孔1
08に一致されるように、形成されている。
【0036】リコイルスタータ86は、スタータケース
88のスタータ側取付ボス部96をリコイルスタータ用
取付ボス部82に一致させ、取付孔98に挿通した取付
ボルト110を取付ねじ孔84に螺着することにより、
ステータベース68に取付けられる。また、リコイルス
タータ88は、タイミングベルトカバー部100のカバ
ー側取付ボス部102をカバー用取付ボス部106に一
致させ、取付孔104に挿通した取付ボルト112を取
付ねじ孔108に螺着することにより、シリンダブロッ
ク22・ヘッドカバー38に取付けられる。これによ
り、スタータケース88は、クランクプーリ50、カム
プーリ54、タイミングベルト58、マグネト66を覆
って取付けられる。
【0037】なお、この船外機2の始動装置は、リコイ
ルスタータ86と別途にスタータモータ114を設けて
いる。スタータモータ114は、クランクケース24か
ら突設されたスタータ用取付ボス部116にスタータ用
ブラケット118を介して取付ボルト120により取付
けられる。
【0038】また、前記船外機2は、図9・図10に示
す如く、クランクケース24のシャフト軸支部122に
クラッチシャフト124を軸支している。クラッチシャ
フト124は、ロアカバー6外に位置する一端側にシフ
トレバー126を設け、ロアカバー6内の中間部位にク
ラッチロッドアーム128を設け、ロアカバー6内に位
置する他端側にクラッチノッチレバー130を設けてい
る。
【0039】クラッチロッドアーム128は、先端側の
ロッド保持孔132にクラッチロッド134の一端側を
回動可能に保持している。クラッチロッド134は、他
端側をギヤケース10内のクラッチ(図示せず)に連絡
している。
【0040】クラッチノッチレバー130には、図7に
示す如く、回動円周方向に沿って夫々前進用窪部136
と中立用窪部138と後進用窪部140とを設けてい
る。各窪部136〜140には、シャフト軸支部122
の収納孔142に収納されたノッチ用スプリング144
により押進されるノッチ用ボール146が選択的に弾性
係合される。
【0041】船外機2は、シフトレバー126の操作に
よりクラッチシャフト124を回動させ、このクラッチ
シャフト124の回動によりクラッチロッドアーム12
8を介してクラッチロッド134を長手方向に移動さ
せ、ギヤケース10内のクラッチを切換動作させてギヤ
(図示せず)の係合状態を前進状態と中立状態と後進状
態とに切換える。
【0042】このとき、クラッチノッチレバー130
は、前進状態と中立状態と後進状態とに応じて、前進用
窪部136と中立用窪部138と後進用窪部140とに
ノッチ用ボール146がノッチ用スプリング144によ
り選択的に弾性係合され、クラッチシャフト124のい
たずらな回動を阻止してギヤの係合状態の変動を防止す
る。
【0043】また、前記クラッチシャフト124のクラ
ッチノッチレバー130には、回動先端側に押進部14
8を突出させて設けている。押進部148は、クラッチ
ノッチレバー130が中立状態の位置Dに回動された状
態において、アクチュエータ150を介してクランクケ
ース24に取付けられたニュートラルスイッチ152を
例えばON動作させる。ニュートラルスイッチ152
は、このON動作によりギヤの中立状態においてのみ前
記スタータモータ114の動作を許容し、中立状態以外
の前進状態の位置E及び後進状態の位置Fにおける前記
スタータモータ114の動作を阻止する。
【0044】前記船外機2の始動装置は、図1〜図3に
示す如く、リコイルスタータ86にNsi(ニュートラ
ル・セフティ・インタロック)ケーブル154を連絡し
ている。Nsiケーブル154は、中立状態においての
みエンジン14の始動を許容すべく、リコイルスタータ
86に連絡されている。Nsiケーブル154は、図7
に示す如く一端側をクラッチノッチレバー130に設け
たケーブル係止部156に連絡されるとともに、他端側
をリコイルスタータ86のスタータケース88上方に設
けたリコイルスタータカム158に連絡されている。N
siケーブル154は、クラッチレバー130が中立状
態の位置Dにあるときにリコイルスタータカム158を
戻して図示しないストッパを解除動作させ、リコイルス
タータ86の動作を許容する。また、Nsiケーブル1
54は、クラッチノッチレバー130が前進状態の位置
E及び後進状態の位置Fにあるときにリコイルスタータ
カム158を引張って図示しないストッパを係合動作さ
せ、リコイルスタータ86の動作を阻止する。
【0045】前記Nsiケーブル154は、Nsiケー
ブルアジャスタ160により位置調整される。Nsiケ
ーブルアジャスタ160は、Nsiケーブル154に外
装されるアウタケーブル162を設け、アウタケーブル
162の一端側とリコイルスタータカム158との間に
介装される調整用スプリング164を設け、アウタケー
ブル162の他端側に調整用ナット166を設けてい
る。アウタケーブル162は、他端側の調整用ナット1
66を介してNsiケーブルアジャスト用ホルダ168
に保持されている。
【0046】Nsiケーブルアジャスタ用ホルダ168
は、前記ステータベース68に形成して設けている。N
siケーブルアジャスタ用ホルダ168は、クランク軸
中心線Aからクランクケース24側の径方向外方に向か
うように、ステータベース68から突出させて形成して
設けている。
【0047】このNsiケーブルアジャスタ用ホルダ1
68は、図1〜図3に示す如く、リコイルスタータ用取
付ボス部82に近接させて、ステータベース68に形成
して設けている。また、Nsiケーブルアジャスタ用ホ
ルダ168は、図6・図7に示す如く、エンジン14の
シリンダブロック22及びクランクケース24よりも上
方且つリコイルスタータ86のスタータケース88より
も下方に位置させて、ステータベース68に形成して設
けている。
【0048】Nsiケーブルアジャスタ用ホルダ168
には、調整用ナット166を介してアウタケーブル16
2の他端側を保持する保持溝170を形成して設けてい
る。なお、図7において、符号172はCDIユニッ
ト、符号174はイグニションコイル、符号176はス
タータリレーである。
【0049】このように、この船外機2の始動装置は、
エンジン14のクランク軸26により駆動されるマグネ
ト66のステータを構成するステータベース68に、リ
コイルスタータ86のクランクプーリ50やカムプーリ
54、タイミングベルト58、マグネト66を覆う形状
に形成されるタータケース88が取付けられるリコイル
スタータ用取付ボス部82を、クランク軸中心線Aから
クランクケース24側の径方向外方に向かうように、ス
テータベース68から突出させて形成して設けたことに
より、リコイルスタータ86の取付けに際して、従来の
ようにリコイルスタータ用取付ブラケットを必要とせ
ず、また、クランクケース24にリコイルスタータ用取
付ボス部を形成する必要がなく、ステータベース68に
形成するリコイルスタータ用取付ボス部82の位置によ
りリコイルスタータ86の取付位置を所望に設定でき、
取付強度の高い部位に取付けることが可能になる。
【0050】このため、この船外機2の始動装置は、リ
コイルスタータ86の取付けに専用部品であるリコイル
スタータ用取付ブラケットの追加やクランクケース24
へのリコイルスタータ用取付ボス部の増設を要しないこ
とにより、部品点数の削減及びクランクケース24の形
状簡素化を果たし得て、組付工数を削減し得て、コスト
の低減を果たすことができる。
【0051】この船外機2の始動装置は、リコイルスタ
ータ86の取付位置を所望に設定でき、取付強度の高い
部位に取付けることが可能になることにより、リコイル
スタータ86のレイアウトの自由度を高めることがで
き、取付強度の高い部位に取付け得ることにより、リコ
イルスタータ86の取付強度を高め得て、しかも、関連
部品の取付スペースを容易に確保し得て、スペースの有
効利用を果たすことができる。
【0052】また、この船外機2の始動装置は、Nsi
ケーブル154のNsiケーブルアジャスタ用ホルダ1
68をステータベース68に形成して設けている。この
Nsiケーブルアジャスタ用ホルダ168は、リコイル
スタータ用取付ボス部82に近接させてステータベース
68に形成して設け、また、エンジン14のシリンダブ
ロック22及びクランクケース24よりも上方且つリコ
イルスタータ86のスタータケース88よりも下方に位
置させてステータベース68に形成して設けている。
【0053】このため、この船外機2の始動装置は、N
siケーブルアジャスタ用ブラケット等の専用部品を不
要とし得て、部品点数を削減し得て、リコイルスタータ
86に近接した位置に保持することが可能となり、ステ
ータベース68をシリンダブロック22及びクランクケ
ース24の上方に取付けていることにより、調整を容易
とし得て、締付箇所の削減により作業性を向上すること
ができ、Nsiケーブル154のアウタケーブル162
を短くできる。
【0054】また、この船外機2の始動装置は、アルミ
ダイキャスト製のステータベース68にNsiケーブル
アジャスタ用ホルダ168を形成していることにより、
充分にNsiケーブルアジャスタ用ホルダ168に強度
を持たせることができ、別途にNsiケーブルアジャス
タ用ブラケット等の専用部品を必要とせず低コストに実
施でき、さらに、従来のようにロアカバー6に取付ける
場合に比べてステータベース68では他の取付場所を必
要とせず、レイアウト上の自由度が大となり、実用上有
利である。
【0055】即ち、この船外機2の始動装置は、Nsi
ケーブル154のNsiケーブルアジャスタ用ホルダ1
68をステータベース68に形成して設けたことによ
り、高い位置での調整を必要とするNsiケーブルアジ
ャスタ用ホルダ168をエンジン14の上に取付けられ
る高い位置のステータベース68に保持させることがで
きる。このため、Nsiケーブル154は、容易に調整
をすることができる。
【0056】前記Nsiケーブルアジャスタ用ホルダ1
68を形成するステータベース68は、アルミダイキャ
スト製であるため、Nsiケーブルアジャスタ用ホルダ
168に充分な強度を持たせることができることによ
り、クラッチ操作時に加わる力に充分に耐えることがで
きる。
【0057】リコイルスタータ86が小型の場合には、
スタータケース88にNsiケーブルアジャスタ用ホル
ダ168を設けると、Nsiケーブル154の強度の関
係から、図3に破線で示す如くスタータケース88より
も高い位置に設ける必要がある。しかし、Nsiケーブ
ル154は、ステータベース68にNsiケーブルアジ
ャスタ用ホルダ168を形成することにより、リコイル
スタータ86よりも低い位置に設けることができ、曲が
り状態に即した位置にNsiケーブルアジャスタ160
により保持させることができる。
【0058】Nsiケーブルアジャスタ用ホルダ168
は、リコイルスタータ用取付ボス部82に近接させて設
けることにより、少ない材料で且つ充分な強度を持たせ
ることができる。また、Nsiケーブルアジャスタ用ホ
ルダ168は、ステータベース68に設けることによ
り、低コストで部品点数を増やすことなく、且つ、他部
品の構造を単純化することができる。さらに、リコイル
スタータ86のスタータケース88は、アルミダイキャ
スト製として強度を増す必要がなく、樹脂素材により形
成でき、強度を増すための他部品を追加する必要がな
く、シンプルな構造にすることができ、コストを低減す
ることができる。
【0059】このため、この船外機2の始動装置は、マ
グネト66のステータを構成するステータベース68に
Nsiケーブル154のNsiケーブルアジャスタ用ホ
ルダ168を形成して設けたことにより、船外機2の高
い位置での調整作業を可能とし得て、調整を容易とし得
て、Nsiケーブルアジャスタ160を保持するための
専用部品を不要とし得て、部品点数及び締付箇所を削減
することができる。前記部品点数の削減は、組付工数の
削減及びコストの低減を果たすことができる。前記締付
箇所の削減は、作業性を向上することができる。
【0060】また、この船外機2の始動装置は、エンジ
ン14のシリンダブロック22及びクランクケース24
よりも上方且つリコイルスタータ86のスタータケース
88よりも下方に位置させて、Nsiケーブルアジャス
タ用ホルダ168をステータベース68に形成して設け
ることにより、Nsiケーブルアジャスタ用ホルダ16
8をリコイルスタータ86に近づけ得て、Nsiケーブ
ルアジャスタ160のアウタケーブル162を短くし得
て、Nsiケーブル154の曲がり状態に即した位置に
Nsiケーブルアジャスタ用ホルダ168を設けること
ができ、Nsiケーブルアジャスタ160を保持するた
めの専用部品の取付部をロアカバー6に設ける必要がな
く、ロアカバー6のレイアウトの自由度を高め得る。
【0061】さらに、この船外機2の始動装置は、リコ
イルスタータ用取付ボス部82に近接してNsiケーブ
ルアジャスタ用ホルダ168を形成することにより、充
分な強度を得ることができ、リコイルスタータ86のス
タータケース88を強度を有する素材により形成する必
要がなく、安価な樹脂素材により形成し得て、コストの
低減を果たすことができる。
【0062】なお、この船外機2は、エンジン14にパ
ルサコイル178を設けている。このパルサコイル17
8は、クランクプーリ50及びカムプーリ54に巻掛け
られたタイミングベルト58の間の位置のシリンダブロ
ック22に形成されたセンサ用取付ボス部180にセン
サ取付ねじ182により取付けられる。パルサコイル1
78は、マグネト66のフライホイール70の回転によ
り点火用信号を検出する。
【0063】このように、パルサコイル178は、タイ
ミングベルト58の間に位置させてシリンダブロック2
2に直に取付けられているため、振動に対して十分な強
度により取付けられ、耐久性・信頼性を向上することが
でき、また、マグネト66のフライホイール70の回転
により点火用信号を得るため、信頼性の高い信号を検出
でき、エンジン回転を安定させることができ、さらに、
別途にパルサコイル用のトリガポール部を必要とせず、
低コストに実施でき、しかも、タイミングベルト58の
間のシリンダブロック22に取付けられているため、デ
ッドスペースの有効利用を図り得る。なお、ベルトテン
ショナを設ける場合には、タイミングベルト58の間の
デッドスペースを利用してシリンダブロック22に直に
取付けることができ、あるいは、タイミングベルト58
外の近傍のシリンダブロック22に直に取付けることが
できる。
【0064】
【発明の効果】このように、この発明によれば、この船
外機の始動装置は、マグネトのステータを構成するステ
ータベースに、リコイルスタータのクランクプーリやカ
ムプーリ、タイミングベルト、マグネトを覆う形状に形
成されるタータケースが取付けられるリコイルスタータ
用取付ボス部を、クランクケース側の径方向外方に向か
うように、ステータベースから突出させて形成して設け
たことにより、リコイルスタータの取付けに際して、リ
コイルスタータ用取付ブラケットを必要とせず、また、
クランクケースにリコイルスタータ用取付ボス部を形成
する必要がなく、ステータベースに形成するリコイルス
タータ用取付ボス部の位置によりリコイルスタータの取
付位置を所望に設定でき、取付強度の高い部位に取付け
ることが可能になる。
【0065】このため、この船外機の始動装置は、リコ
イルスタータの取付けにリコイルスタータ用取付ブラケ
ットの追加やクランクケースへのリコイルスタータ用取
付ボス部の増設を要しないことにより、部品点数の削減
及びクランクケースの形状簡素化を果たし得て、組付工
数を削減し得て、コストの低減を果たし得る。また、こ
の船外機の始動装置は、リコイルスタータの取付位置を
所望に設定でき、取付強度の高い部位に取付けることが
可能になることにより、リコイルスタータのレイアウト
の自由度を高め得て、取付強度の高い部位に取付け得る
ことにより、リコイルスタータの取付強度を高め得て、
さらに、関連部品の取付スペースを容易に確保し得て、
スペースの有効利用を果たすことができる。
【0066】また、この船外機の始動装置は、マグネト
のステータを構成するステータベースにNsiケーブル
のNsiケーブルアジャスタ用ホルダを形成して設けた
ことにより、船外機の高い位置での調整作業を可能とし
得て、調整を容易とし得て、Nsiケーブルアジャスタ
を保持するための専用部品を不要とし得て、部品点数及
び締付箇所を削減し得て、部品点数の削減により組付工
数の削減及びコストの低減を果たし得て、締付箇所の削
減により作業性を向上し得て、Nsiケーブルの曲がり
状態に即した位置にNsiケーブルアジャスタ用ホルダ
を設けることができる。
【0067】さらに、リコイルスタータ用取付ボス部に
近接してNsiケーブルアジャスタ用ホルダを形成する
ことにより、充分な強度を得ることができ、リコイルス
タータのスタータケースを強度を有する素材により形成
する必要がなく、安価な樹脂素材により形成し得て、コ
ストの低減を果たすことができる。
【0068】また、この船外機の始動装置は、エンジン
よりも上方且つリコイルスタータのスタータケースより
も下方に位置させてNsiケーブルアジャスタ用ホルダ
をステータベースに形成して設けることにより、Nsi
ケーブルアジャスタ用ホルダをリコイルスタータに近づ
け得て、Nsiケーブルアジャスタのアウタケーブルを
短くし得て、Nsiケーブルアジャスタを保持するため
の専用部品の取付部をロアカバーに設ける必要がなく、
ロアカバーのレイアウトの自由度を高め得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の船外機の始動装置の実施例を示すリ
コイルスタータの平面である。
【図2】マグネトのステータベースに取付けられたリコ
イルスタータの平面図である。
【図3】リコイルスタータの側面図である。
【図4】マグネトのステータベースを取付けたエンジン
の平面図である。
【図5】マグネトのステータベースにステータコイルを
取付けたエンジンの平面図である。
【図6】クラッチロッドアーム部位を示すエンジンの一
部破断側面図である。
【図7】クラッチノッチレバー部位を示すエンジンの一
部破断側面図である。
【図8】クラッチロッドアーム部位を示すエンジンの断
面図である。
【図9】船外機のエンジン部分の水平断面図である。
【図10】船外機のスタータモータを除去したエンジン
部分の水平断面図である。
【図11】船外機の側面図である。
【図12】従来例を示す船外機のエンジンカバーを外し
た状態の一側の概略側面図である。
【図13】船外機のエンジンカバーを外した状態の他側
の斜視図である。
【図14】船外機のエンジンカバーを外した状態の一側
の斜視図である。
【符号の説明】
2 船外機 14 エンジン 16 プロペラ 22 シリンダブロック 24 クランクケース 26 クランク軸 28 オイルパン 36 シリンダヘッド 38 ヘッドカバー 46 カム軸 50 クランクプーリ 54 カムプーリ 58 タイミングベルト 66 マグネト 68 ステータベース 70 フライホイール 82 リコイルスタータ用取付ボス部 86 リコイルスタータ 88 スタータケース 96 スタータ側取付ボス部 154 Nsiケーブル 160 Nsiケーブルアジャスタ 168 Nsiケーブルアジャスタ用ホルダ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのクランク軸を上下方向に指向
    させて軸支し、前記クランク軸により駆動されるマグネ
    トを設け、前記エンジンを手動により始動させるリコイ
    ルスタータを設け、前記マグネトのステータを構成する
    ステータベースに、前記リコイルスタータのクランクプ
    ーリやカムプーリ、タイミングベルト、マグネトを覆う
    形状に形成されるスタータケースが取付けられるリコイ
    ルスタータ用取付ボス部を、クランクケース側の径方向
    外方に向かうように、ステータベースから突出させて
    成して設けたことを特徴とする船外機の始動装置。
  2. 【請求項2】 エンジンのクランク軸を上下方向に指向
    させて軸支し、前記クランク軸により駆動されるマグネ
    トを設け、前記エンジンを手動により始動させるリコイ
    ルスタータを設け、前記マグネトのステータを構成する
    ステータベースに、前記リコイルスタータのクランクプ
    ーリやカムプーリ、タイミングベルト、マグネトを覆う
    形状に形成されるスタータケースが取付けられるリコイ
    ルスタータ用取付ボス部を、クランクケース側の径方向
    外方に向かうように、ステータベースから突出させて
    成して設け、ニュートラル時にのみ前記エンジンの始動
    を許容すべく前記リコイルスタータに連絡されるNsi
    ケーブルを設け、前記マグネトのステータを構成するス
    テータベースに前記NsiケーブルのNsiケーブルア
    ジャスタ用ホルダを形成して設けたことを特徴とする船
    外機の始動装置。
  3. 【請求項3】 前記Nsiケーブルアジャスタ用ホルダ
    は、前記リコイルスタータ用取付ボス部に近接させて前
    記ステータベースに形成して設けたことを特徴とする請
    求項2に記載の船外機の始動装置。
  4. 【請求項4】 前記Nsiケーブルアジャスタ用ホルダ
    は、前記エンジンよりも上方且つ前記リコイルスタータ
    のスタータケースよりも下方に位置させて前記ステータ
    ベースに形成して設けたことを特徴とする請求項2に記
    載の船外機の始動装置。
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