JP3379187B2 - 光学装置 - Google Patents

光学装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光路中に結像光学素子
を有し、特に該光学素子の焦点調節機構を備えた光学装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光学装置において、結像光学素子
の焦点位置を調整して結像状態を変化させるためには、
結像光学素子の少なくとも一部を結像位置に対して相対
移動させる構成、あるいは結像光学素子と結像位置との
間にクサビ型の屈折部材を光軸と直交する方向に挿入す
る構成が主に用いられていた。
【0003】このような従来の焦点調整機構付き光学装
置の一例を図9に示す。図9において、この光学装置の
光学系は正レンズaからなり、この正レンズaによって
集光され、ビームスプリッタgで2光束に分離された
後、一方の光束は受光部hでその結像状態が検出され
る。正レンズaは、保持枠bに保持されており、受光部
hでの結像状態に関する情報に基づいて駆動機構mによ
って保持枠bが駆動されることによって、所望の焦点位
置cにて物体(不図示)の像を形成するよう光軸上を移
動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如き従来の光学装置では、結像光学素子やクサビ型部材
を移動するための機械的な移動系が必要であり、装置の
重量の増加及び光学装置の複雑化を招くだけでなく、こ
れによって、例えば移動系の振動による故障等、光学装
置の信頼性も低くなるという難点もあった。
【0005】本発明は、上記問題点を解消し、軽量且つ
簡便な構成でありながら、信頼性の高い結像光学素子の
焦点調節機構を備えた光学装置を得ることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明に係る光学装置では、光学系
中の結像光学素子の焦点調節機構を備えた光学装置であ
って、前記焦点調節機構は、前記光学素子に対してその
温度を変化させるための温度変化光束を照射する照射手
段と、該照射手段の制御を行う照射制御手段とを備え
前記温度変化光束は、前記光学装置で使用される波長以
外の波長であることを特徴とする。
【0007】また、請求項2に記載の発明に係る光学装
置では、請求項1に記載の光学装置において、前記照射
制御手段は、前記光学素子による結像状態を検出する検
出手段を備え、該検出手段からの信号に基づいて前記照
射手段を制御するものである。
【0008】またさらに、請求項3に記載の発明に係る
光学装置では、請求項1に記載の光学装置において、前
記照射制御手段は、前記光学素子の周辺部の温度を測定
する温度測定手段と、前記周辺部の温度の変化量に対す
る前記光学素子の焦点位置の移動距離に関する情報が記
憶される記憶手段とを備え、前記温度測定手段からの出
力と前記記憶手段内の前記情報とに基づいて前記照射手
段を制御することを特徴とする。また、請求項4に記載
の発明に係る光学装置では、請求項1乃至3の何れか一
項に記載の光学装置において、前記光学装置は複数の光
学素子を備え、前記照射手段は、前記複数の光学素子の
うちの一部の光学素子に前記温度変化光束を照射するこ
とを特徴とする。 また、請求項5に記載の発明に係る光
学装置では、請求項1乃至3の何れか一項に記載の光学
装置において、前記照射手段は、前記光学素子の一部分
に前記温度変化光束を照射することを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明は、光学系中の結像光学素子の焦点調節
機構において、照射制御手段によって制御を行いつつ照
射手段に前記光学素子に対して温度変化光束を照射させ
て光学素子の温度を変化させるものである。従って、本
発明によれば、光学素子の一部あるいは全部の温度を変
化させることによって光学素子自身の屈折率および曲率
を変化させることができる。
【0010】ここで、照射制御手段による照射手段の制
御を、光学素子による結像状態を検出する検出手段から
の信号に基づいて行えば、結像光学素子の所望の結像状
態となるよう調整することができる。
【0011】また、予め結像光学素子周辺部の温度の変
化量に対する光学素子の焦点位置の移動距離の関係を求
めて、その情報を記憶手段に記憶させておけば、結像光
学素子の周辺部の温度を測定する温度測定手段からの出
力と記憶手段内の情報とに基づいて、照射制御手段によ
る照射手段の制御を行い、所望の焦点位置となるよう調
整することができる。
【0012】以上のように、本発明によれば、機械的な
移動系を伴うことなく簡便な構成で結像光学素子の焦点
調節を行なうことができ、外部からの振動の影響を受け
ることもなく信頼性のある焦点調節機構付き光学装置が
実現できる。
【0013】なお、照射手段による照射光束は、温度変
化光束が照射される光学素子に吸収され、光学素子の温
度を変化させ得る波長のものであれば使用可能である
が、結像でのゴースト等の問題を考慮した場合、光学装
置の光学系で使用されている波長以外の波長を温度変化
光束として用いることが望ましい。
【0014】
【実施例】以下に、本発明を実施例を以て説明する。ま
ず、本発明の第1の実施例として、光学装置の光学系を
構成するSiからなる曲率半径r=500mm、厚さd
=9.34mm、径φ=80mmの平凸レンズ1の焦点
調節を行なう場合を示す。本実施例の焦点調節機構は、
ランプ2と赤外光カットフィルタ3からなる照射光学系
を有するものである。レンズ1は、体積42.9cm
3 ,密度2.33g/cm2 ,熱膨張係数α=0.42
×10-5(1/K),屈折率の温度係数dn/dT=
0.17×10-3(1/K),比熱0.188cal/
g・K),屈折率n=3.45(λ=2μm)である。
【0015】以上の構成において、ランプ2からの放射
量4.2Wの可視光をレンズ1に入射させたとき、入射
した光の反射損失は無視できる程小さく、また吸収され
た光の大半は熱に変換されたとすると、ランプ2による
可視光の照射を受ける前のレンズ1の焦点距離fは、1
/f=(n−1)/rであるからf=204.0816
mmである。
【0016】ここで、t秒間光を照射した時のレンズ1
の温度上昇ΔT(K)を考える。シリコンの熱膨張係数
をα、レンズの体積を、シリコンの比熱をk、シリコ
ンの密度をD、レンズに吸収される可視光の放射量F=
4.2W、1cal=4.2J、とすると、ΔTは以下
の式で求められる。 ΔT=(F・/4.2)/k・V・D 従って、ΔT=0.0556t(K)となり、t秒間光
を照射すると0.0556t(K)の温度上昇を起こ
す。
【0017】よって、100秒間光をレンズ1に照射し
た時、ΔT=5.56(K)の温度上昇となる。この
時、変化後のレンズ1の屈折率n’および変化後の曲率
半径r’はそれぞれ、n’=3.45+(0.17×1
0-3 )×ΔT=3.450945,r’=500×
(1+0.42×10-5×ΔT)=500.0117と
なる。よって変化後の焦点距離f’は、1/f’=
(n’−1)/r’であるから、f’=204.007
7mmとなる。
【0018】この程度の厚さの単レンズであれば、焦点
距離の変化量と焦点位置の移動量はほぼ一致するため、
レンズ1に100秒間光を照射した時の、照射前焦点位
置d1 から照射後焦点位置c1 への焦点移動量Δfは、
Δf=f’−f=−73.9μmとなり、照射前に比べ
て約74μmだけ焦点位置がレンズ1側へ移動したこと
になる。
【0019】次に、本発明の第2の実施例として、光学
装置の光学系を構成する正レンズ11および負レンズ1
2への温度変化光束照射による焦点調節機構を図2に示
す。ここでは、それぞれ正レンズ11、負レンズ12へ
温度変化光束の照射を行う第1照射光学系と第2の照射
光学系とを光学装置の光学系外に配置する構成とした。
正レンズ11、負レンズ12ともにゲルマニウム(G
e)からなるものである。
【0020】上記の如き構成において、この正レンズ1
1、負レンズ12からなる光学系によって集光された光
束は、ビームスプリッタ13によって分割され、一部の
光束がここで反射されて受光部14においてその結像状
態が検出される。図中点線で示すように、焦点位置が所
望の位置c2 より像側の位置d2 にずれている場合(焦
点位置が受光部14の受光面上にない場合)、その悪い
結像状態が受光部14で検出され、第1の照射光学系の
照射手段15に信号が出力され、この信号に基づいて照
射手段15による正レンズ11への照射が制御される。
即ち、正レンズ11自体の温度が上昇されて、正の屈折
力が増大され、所望の位置c2 上に物体(不図示)の像
が形成されるようになるまで照射手段15による照射が
続けられる。
【0021】また、焦点位置が所望の位置c2 より物体
側にずれているときは、この結像状態が受光部14にて
検出され、第2の照射光学系の照射手段17に信号が出
力され、この信号に基づいて照射手段17による負レン
ズ12への照射が行われる。これによって負レンズ12
自体の温度が上昇し、負の屈折力が増大して焦点位置を
所望の位置c2 まで移動することができる。
【0022】ここで、光学系のレンズに用いられている
Geは、図8に示すように、2μm程度以上の波長光に
対して高い透過率を持つと共に可視光は全く透過させな
い部材である。従って、一般的にゲルマニウムからなる
レンズは、赤外線レンズ光学系に用いられている。本実
施例においては、光学装置の光学系を赤外線光学系と
し、照明手段15および照明手段17から各レンズへの
照射は、波長選択フィルタ16、18を介することによ
って可視光のみによる構成とした。
【0023】次に、本発明の第3の実施例として、光学
装置の光学系を、Siからなる正レンズ21とGeから
なる負レンズ22とで構成した場合の焦点調節機構を図
3に示す。これも、第2の実施例と同様に、正レンズ2
1、負レンズ22からなる光学系によって集光された光
束は、ビームスプリッタ23によって分割され、一部の
光束がここで反射されて受光部24においてその結像状
態が検出される。
【0024】焦点位置が所望の位置c3 よりずれている
場合(焦点位置が受光部24の受光面上にない場合)、
その悪い結像状態が受光部24で検出され、光学装置の
光学系外に配置された照射光学系に信号が出力され、こ
の信号に基づいて照射手段25による正レンズ21ある
いは負レンズ22への照射が制御される。
【0025】図8に示すように、Siは約1.2μmよ
りも長い波長光に対して吸収がなくなり、Geは前述し
たように約2μmよりも長い波長光に対して吸収がなく
なる部材である。そこで本実施例においては、まず焦点
位置が所望の位置c3 より像側の位置d3 にずれている
場合、波長選択フィルタ26によって1.2μmよりも
短い波長光を選択透過させる。この波長光はほとんどが
正レンズ21のシリコンに吸収されるので、照射手段2
5による照射を制御することによって正レンズ21の温
度が上昇し、正の屈折力が増大して焦点位置を所望の位
置c3 へ移動することができる。
【0026】また、焦点位置が、所望の位置c3 より物
体側にずれている場合は、受光部24の信号に基づいて
波長選択フィルタ26の切り換えを行い、1.6μm程
度の波長光を選択透過させる。この波長光は正レンズ2
1では吸収されず、透過して負レンズ22を照射し、負
レンズ22の温度を上昇させる。従って照射手段25に
よる照射を制御することによって負レンズ22の負の屈
折力が増大し、焦点位置を所望の位置c3 へ移動させる
ことができる。
【0027】なお、本実施例では、波長選択フィルタ2
6によって特定波長の照射光を選択的に得たが、照射手
段25において光源の波長分布を変化させたり、あるい
は各々波長特性の異なる複数の光源を設けておき、適宜
選択切り換えをして用いても同様に焦点調節を行うこと
ができる。
【0028】以上に示した第1、第2、第3の実施例に
おいては、照射光学系からの温度変化光束の照射は、光
学装置の光学系外から行う構成としたが、本発明はこれ
に限らず、光学系の結像に影響を及ぼさないのであれ
ば、光学系の光路中に照射手段を配置する構成としても
良い。このような構成の例として、本発明の第4の実施
例を図4に示す。
【0029】図4において、光学装置の光学系を構成す
る正レンズ31及び負レンズ32、ビームスプリッタ3
3、受光部34、受光部34の出力信号に基づいて制御
される第1の照射光学系及び第2の照射光学系は、上記
第2の実施例と同様の機能、作用を持つものである。こ
こでは、第1の照射光学系の照射手段36を、装置光学
系に配置されている光路偏向用のミラー35の中央に設
けた穴開き部分から温度変化光束を正レンズ31に照射
できる用に光学系の光軸上に配置したものである。さら
に、第2の照射光学系では、照射手段からの光束を、レ
ンズ38を介して装置光学系の光軸上に配置した微小ミ
ラー39の反射により温度変化光束を負レンズ32に照
射する構成とした。
【0030】また、第5の実施例として図5に示すよう
に、装置光学系の光軸上に微小な光源45、46を配置
して各々温度変化光束を正レンズ41、負レンズ42に
照射する構成も可能である。
【0031】以上、第1〜第5の実施例では、何れも受
光部による結像状態の検出を行い、この検出結果(焦点
位置検出結果)に基づいて照射手段の制御を行った場合
を示したが、本発明はこの方法に限るものではない。例
えば、結像素子の周辺の環境温度と焦点位置変化量との
関係が予め求められるのなら、この情報と環境温度の検
出結果に基づいて照射手段の制御を行うこともできる。
このような焦点調節機構の一例を本発明の第6の実施例
として図6に示す。
【0032】図6において、光学装置の光学系を構成す
る正レンズ51及び負レンズ52、照射手段55は、上
記第3の実施例と同様の機能、作用を有するものであ
る。ここでは、温度検出手段54からの温度情報に基づ
いて、制御装置53によって照射手段55による温度変
化光束の照射を制御して焦点調節を行う。
【0033】正レンズ51および負レンズ52が、各々
Si、Geからなるとき、それぞれの屈折率の温度係数
はSi:1.7×10-4,Ge:4×10-4程度であ
る。従って、光学系の周辺の温度が上昇した場合、負レ
ンズ52の負の屈折力の増大割合の方が正レンズ51の
正の屈折力の増大割合より大きく、焦点位置は物体から
遠ざかる方向に移動する(d6 )。予めこのような環境
温度と焦点移動量との関係を実験的に求めておき、制御
装置53にこのデータを記憶させておく。
【0034】そこで、制御装置53は、温度検出手段5
4からの出力に基づいて、所望の焦点位置c6 に移動す
るのに必要なだけある強度の可視光を正レンズ51に対
して照射する。正レンズ51の温度は上昇し、正の屈折
力がより増大されることによって焦点位置は所望の位置
6 まで移動させられる。
【0035】なお、本実施例では照射手段による照射量
の制御を強度で行う場合を示したが、照射時間によって
照射量の制御を行っても良い。例えば、光学系の周囲の
温度が5℃上昇した場合に、5秒間のうち1秒間だけ照
射する周期を繰返すことによって焦点位置を所望の位置
6 に維持できるとする。このような場合、周囲の温度
が更に上昇した時には、5秒間のうち1秒より長い時間
照射を行うことによって焦点位置を所望の位置c6 に維
持できる。
【0036】また、上記第1〜第6の実施例において
は、目的とする結像素子のレンズ面全体に対して温度変
化光束を照射する構成としたが、必ずしもレンズ全面に
照射する必要はなく、例えばレンズの中心部を部分的に
照射しても良い。このような焦点調節機構の一例を図7
に本発明の第7の実施例として示す。
【0037】図7において、光学装置の光学系を構成す
る正レンズ61および負レンズ62、ビームスプリッタ
63、受光部64、該受光部64によって制御される照
射手段65については前述の第2の実施例と同様の機
能、作用を持つものである。ここでは、照射手段65か
らの光束は、レンズ66によってある程度集光され、正
レンズ61の中心部付近を照射する構成となっている。
【0038】このような部分的照射によって、正レンズ
61の中心部の温度は高く周囲が低い温度分布を持つこ
とになり、正レンズ61の正の屈折力は増大する。従っ
て、受光部64からの出力に基づいて照射手段65を制
御すれば、像側の位置d7 にずれている焦点位置を所望
の位置c7 へ移動させることができる。
【0039】なお、本発明による焦点調節機構では、温
度変化光束の照射光学系に用いる光の波長は特定の波長
に限定するものではないが、形成された物体像にゴース
ト等が生じることを考慮した場合、装置光学系で用いて
いる波長光と異なる波長域の光を用いることが好まし
い。この時、用いる波長光は、温度変化の目的となる光
学素子の素材等を考慮して適宜選択すれば良い。もちろ
ん、ゴースト等の心配が必要ない場合には、装置光学系
と同じ波長光を照射光学系の用いてもかまわない。
【0040】
【発明の効果】 本発明は、以上説明した通り、光学素
子の可動部がなく機械的移動系を備える必要がないの
で、軽量で簡便な構成でありながらも信頼性の高い焦点
調節を行うことができるという効果がある。さらに、本
発明では、装置光学系の使用波長とは異なる波長を用い
ているため、ゴースト等の影響を避けられるため、高い
結像性能を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による焦点調節機構付光
学装置の概略構成図である。
【図2】本発明の第2の実施例による焦点調節機構付光
学装置の概略構成図である。
【図3】本発明の第3の実施例による焦点調節機構付光
学装置の概略構成図である。
【図4】本発明の第4の実施例による焦点調節機構付光
学装置の概略構成図である。
【図5】本発明の第5の実施例による焦点調節機構付光
学装置の概略構成図である。
【図6】本発明の第6の実施例による焦点調節機構付光
学装置の概略構成図である。
【図7】本発明の第7の実施例による焦点調節機構付光
学装置の概略構成図である。
【図8】SiとGeの透過率(T)特性を示す線図であ
る。
【図9】従来技術による焦点調節機構付光学装置の概略
構成図である。
【符号の説明】
1,11,21,31,41,51,61,a:正レン
ズ 12,22,32,42,52,62:負レンズ 2,15,17,25,36,37,45,46,5
5,65:照射手段 3,16,18,26:波長選択フィルタ 13,23,33,43,63,g:ビームスプリッタ 14,24,34,44,64,h:受光部 53:制御装置 54:温度検出手段 b:保持枠 m:駆動機構 c,c1 ,c2 ,c3 ,c4 ,c5 ,c6 ,c7 :所望
の焦点位置 d,d1 ,d2 ,d3 ,d4 ,d5 ,d6 ,d7 :像側
にずれた焦点位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/04 G02B 7/02 G02B 7/28 G03B 3/04 G02B 27/40

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学系中の結像光学素子の焦点調節機構
    を備えた光学装置において、 前記焦点調節機構は、前記光学素子に対してその温度を
    変化させるための温度変化光束を照射する照射手段と、
    該照射手段の制御を行う照射制御手段とを備え 前記温度変化光束は、前記光学装置で使用される波長以
    外の波長である ことを特徴とする光学装置。
  2. 【請求項2】 前記照射制御手段は、前記光学素子によ
    る結像状態を検出する検出手段を備え、該検出手段から
    の信号に基づいて前記照射手段を制御することを特徴と
    する請求項1に記載の光学装置。
  3. 【請求項3】 前記照射制御手段は、前記光学素子の周
    辺部の温度を測定する温度測定手段と、前記周辺部の温
    度の変化量に対する前記光学素子の焦点位置の移動距離
    に関する情報が記憶される記憶手段とを備え、前記温度
    測定手段からの出力と前記記憶手段内の前記情報とに基
    づいて前記照射手段を制御することを特徴とする請求項
    1に記載の光学装置。
  4. 【請求項4】 前記光学装置は複数の光学素子を備え、 前記照射手段は、前記複数の光学素子のうちの一部の光
    学素子に前記温度変化光束を照射することを特徴とする
    請求項1乃至3の何れか一項に記載の光学装置。
  5. 【請求項5】 前記照射手段は、前記光学素子の一部分
    に前記温度変化光束を照射することを特徴とする請求項
    1乃至4の何れか一項に記載の光学装置。
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