JP3379048B2 - 多官能エポキシ樹脂及びその製造方法 - Google Patents

多官能エポキシ樹脂及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として塗料、インキ
及び接着剤用途に用いられる低級溶剤への溶解性が良好
でエポキシ当量が低いアルキルフェノ−ルノボラック型
エポキシ樹脂及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フェノ−ルノボラックエポキシやオルソ
クレゾ−ルノボラックエポキシ等のノボラック型エポキ
シ樹脂は、従来より塗料、電子材料、接着剤等の分野で
耐熱性、耐薬品性、密着性等を向上するために用いられ
ているが、ソルベッソやミネラルスピリット等の炭化水
素系の弱溶剤には溶解しにくく使用できる溶剤が限定さ
れる問題があった。一方、パラタ−シャリ−ブチルフェ
ノ−ル、パラオクチルフェノ−ル及びノニルフェノ−ル
等のパラ位に4個以上の炭素数を有するアルキルフェノ
−ルノボラックエポキシは弱溶剤には溶解するものの、
従来のアルキルフェノ−ルノボラック樹脂中には副反応
により生成するフェノ−ル性水酸基を含まない不純物成
分が多く残存しているため、エポキシ樹脂の原料として
用いるのは不適当であった。この不純物成分は低分子成
分のため、アルキルフェノ−ルノボラック樹脂とエピハ
ロルヒドリンを回収する際に一緒に回収され、エピハロ
ヒドリンを汚染させるため工業的に不利益となること
と、更にエポキシ化した物には官能基を有さない不純物
成分が残存してくるため、硬化物中にもそのまま残っ
て、硬化物性を低下させる問題があった。
【0003】また、アルキルフェノ−ル類のノボラック
樹脂をエポキシ化する際、従来より一般的に行われてい
るアルカリ金属水酸化物を用いて開環と閉環反応を同時
に行う方法ではエポキシ当量が高くなり易い問題があ
り、高度にエポキシ化する方法として例えばテトラメチ
ルアンモニウムクロライドやベンジルトリエチルアンモ
ニウムクロライド等の第4級アンモニウム塩を使用して
開環付加反応を行った後、アルカリ金属水酸化物で閉環
反応を行う方法が提案されてはいるが、この方法では反
応生成物中より4級アンモニウム塩を完全に除去するた
めには繁雑な操作を必要とし、工業的に不利であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、前記課
題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、本発明を完
成するに至ったもので、本発明の目的は、フェノ−ル性
水酸基を含まない不純物成分の含有量が少ないアルキル
フェノ−ル類の共縮合ノボラック樹脂を原料とした、低
級溶剤への溶解性が良好でエポキシ当量の低い高度にエ
ポキシ化された多官能エポキシ樹脂を提供するものであ
り、また、該アルキルフェノ−ルノボラック樹脂をエポ
キシ化する際に、従来より行われているアルカリ金属水
酸化物により開環反応と閉環反応を同時に行う工業的に
有利な方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明の要旨は、1)
パラタ−シャリ−ブチルフェノ−ル50〜95重量部と
パラオクチルフェノ−ル50〜5重量部との混合物10
0重量部とホルムアルデヒド類との反応により得られ、
フェノ−ル性水酸基を含まない不純物成分の含有量が
2.0重量%以下の共縮合ノボラック樹脂をエポキシ化
し、エポキシ当量が270〜350g/eq、軟化点が
60〜90℃であることを特徴とする多官能エポキシ樹
脂であり、2)上記共縮合ノボラック樹脂とエピハロヒ
ドリンとをアルカリ金属水酸化物を反応させて多官能エ
ポキシ樹脂を製造する方法において、エピハロヒドリン
中に5〜20重量%のジエチレングリコ−ルジメチルエ
−テルを共存させて反応することを特徴とする多官能エ
ポキシ樹脂の製造方法に関するものである。
【0006】以下に本発明を詳細に説明する。本発明に
用いる、フェノ−ル性水酸基を含まない不純物成分の含
有量が2.0重量%以下の共縮合ノボラック樹脂は、ア
ルキルフェノ−ル類の混合物と、ホルムアルデヒド類の
混合物とを酸触媒の存在下、反応温度30〜105℃で
30分〜10時間反応させた後、更に系内の水を除去し
ながら温度を120〜150℃として5分から2時間反
応させ、次いで、残存する水、溶媒を減圧下で留去する
ことにより得ることができる。本発明に用いる、前記ア
ルキルフェノ−ル類の混合物は、パラ位に4個の炭素数
を有する4−(1,1ジメチルエチルフェノ−ル)[パ
ラタ−シャリ−ブチルフェノ−ル]とパラ位に8個の炭
素数を有する1,1,3,3−テトラメチル−1(4−
ヒドロキシフェニル)ブタン[パラオクチルフェノ−
ル]との混合物であり、混合物100重量部の割合はパ
ラタ−シャリ−ブチルフェノ−ル50〜95重量部とパ
ラオクチフェノ−ル50〜5重量部の範囲にあることが
好ましい。パラオクチルフェノ−ルが5重量部以下の場
合には共縮合ノボラック樹脂を製造する際に結晶化物が
生成するのと樹脂の粘度が高くなり製造しにくくなるた
めであり、50重量部以上の場合にはエポキシ化物のエ
ポキシ当量が高くなるため、架橋密度が低くなり硬化物
性を低下させるためである。
【0007】ホルムアルデヒド類としてはパラホルムア
ルデヒド、トリオキサン、ホルマリン水溶液等がある
が、パラホルムアルデヒドが好ましい。アルキルフェノ
−ル類の混合物とホルムアルデヒド類とを反応させる際
の両者のモル比は、アルキルフェノ−ル類の混合物1モ
ルに対してホルムアルデヒド類が1モル以下であり、好
ましくは0.3〜0.9モルの範囲である。0.9モル
を超えると樹脂の分子量が大きくなるため実用的ではな
く、0.3モルより少ないと未反応の量が多くなり、樹
脂の精製が困難となる。
【0008】反応に用いる酸触媒としては例えばギ酸、
酢酸、トリクロロ酢酸、p−トルエンスルホン酸、塩
酸、リン酸、硫酸、シュウ酸またはこれらの混合物のよ
うな有機酸または無機酸でも良いが、シュウ酸かp−ト
ルエンスルホン酸が好ましく、特にp−トルエンスルホ
ン酸が好ましい。また酸触媒の使用量は用いるホルムア
ルデヒド類に対して0.01〜20モル%、より好まし
くは0.1〜2モル%の量を加える。反応は無溶媒で行
うこともできるが、水を共沸して除去させるためにトル
エン、キシレン、ベンゼン等の炭化水素系溶剤を用いる
のが好ましくアルキルフェノ−ルの量に基づいて5〜5
0%の量を用いることができる。
【0009】アルキルフェノ−ル類と、ホルムアルデヒ
ド類との混合物を酸触媒の存在下、反応温度30〜10
5℃で30分〜10時間反応させた後、酸触媒をアルカ
リ金属水酸化物その他で中和してから水及び溶媒を減圧
下で留去することにより、ノボラック樹脂を得ることは
できるが、フェノ−ル性水酸基を含まない不純物成分の
生成量が2%以上と多くなる問題がある。尚、不純物成
分とは、アルキルフェノ−ル類とホルムアルデヒド類と
の付加反応によって生成するアセタ−ル化合物類であ
り、特に1,3ジベンゾオキサンのような低分子量の環
状アセタ−ル化合物のモノマ−とこれがノボラック樹脂
の末端に付加したものの両方を言う。
【0010】この不純物成分を削減するため、酸触媒を
中和する前に更に系内の水を除去しながら温度を120
〜150℃として5分から2時間反応させることが好ま
しい。この操作により反応時に生成した環状アセタ−ル
化合物をメチロ−ル化合物に分解することができるた
め、フェノ−ル性水酸基を含まない不純物成分の含有量
を2%以下に削減することができ、分解して生成したメ
チロ−ル基は、更に縮合反応するために、実質的に縮合
反応に関与するホルムアルデヒド類の反応率が向上し、
工業的にも有利となる。尚、不純物成分のモノマ−成分
は分子量が300以下で揮発性であるため、その含有量
はGPC、LC、GC等によって容易に測定することが
できる。
【0011】このようにして得られたアルキルフェノ−
ル共縮合ノボラック樹脂は、更にエピハロヒドリンとア
ルカリの存在下で反応させる際にエピハロヒドリン中に
5〜20重量%のジエチレングリコ−ルジメチルエ−テ
ルを共存させて反応することにより高純度のエポキシ樹
脂を得ることができる。
【0012】使用しうるエピハロヒドリンとしてはエピ
クロルヒドリン、エピブロムヒドリン、エピヨ−ドヒド
リン等が挙げられるがエピクロルヒドリンが好ましい。
エポキシ化反応は、ノボラック樹脂とノボラック樹脂の
水酸基当量に対して過剰モル量のエピハロヒドリンとエ
ピハロヒドリンに対して5〜20重量%のジエチレング
リコ−ルジメチルエ−テルを加えて溶解した後、アルカ
リ金属水酸化物を滴下して反応を行う。ジエチエンレン
グリコ−ルジメチルエ−テルがエピハロヒドリンに対し
て5重量%以下では本発明の効果が顕著ではなく、20
重量%以上添加しても大きな差は見られず工業的に有利
ではない。エピハロヒドリンの使用量はノボラック樹脂
の水酸基当量1に対して2〜15モルを用い、アルカリ
金属水酸化物の使用量はノボラック樹脂の水酸基当量1
に対して0.9〜1.3モルの範囲である。反応温度は
40〜120℃の範囲で、反応で生成した水を反応系外
に除去しながら反応させることが望ましい。
【0013】反応終了後に過剰のエピハロヒドリン及び
溶媒を留去した後、メチルイソブチルケトン等の溶剤に
溶解して更に樹脂の加水分解性塩素に対し1〜50モル
のアルカリ金属水酸化物を添加して精製反応を行った
後、副生した塩を、水洗または濾過等により除去し、溶
媒を留去することにより高純度のエポキシ樹脂を得るこ
とができる。尚、本発明により得られるエポキシ樹脂
は、エポキシ当量が270〜350g/eq、軟化点が
60〜90℃のものであり、低級溶剤に溶解し、エポキ
シ当量の実測値が理論構造から求めた理論エポキシ当量
の70%以上の値となる高度にエポキシ化された多官能
樹脂を得ることができる。以下、本発明を実施例及び比
較例により具体的に説明するが、この例のみに限定され
るものではない。尚、製造例、実施例及び比較例中にお
ける部または%とあるのは重量部、重量%を示す。
【0014】
【実施例及び比較例】
製造例1 撹拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入装置を備えた
内容量2Lの4つ口のガラス製フラスコに、パラタ−シ
ャリ−ブチルフェノ−ル1125部、パラオクチルフェ
ノ−ル125部、トルエン250部、水12.5部を仕
込み、撹拌下に窒素ガスを導入しながら80℃まで加熱
して溶解後92.5%のパラホルムアルデヒド190.
6部を加えた。同温度を維持しながら20%パラトルエ
ンスルホン酸14.0部を60分間で滴下した。更に同
温度で30分間95〜100℃に昇温し1時間反応させ
た。その後冷却管に油水分離装置を取り付け、加熱昇温
して系内に生成した水をトルエンと共沸させて系外に分
離除去して135℃まで昇温した。その後同温度で1時
間反応させた。反応終了後、95℃まで冷却し、10%
水酸化ナトリウム6.2部を加えてパラトルエンスルホ
ン酸を中和した後、10%シュウ酸水溶液5.9部を添
加した。その後160℃まで加熱し系内に残存する水、
トルエンを留去し、さらに5mmHgの減圧下170℃
まで加熱して、共縮合ノボラック樹脂を得た。得られた
樹脂の性状を表1に示した。
【0015】製造例2 仕込み量を、パラタ−シャリ−ブチルフェノ−ルが62
5部、パラオクチルフェノ−ルが625部、92.5%
のパラホルムアルデヒドが179.8部、20%のパラ
トルエンスルホン酸水溶液が13.2部、10%水酸化
ナトリウム水溶液が5.8部、10%シュウ酸水溶液が
4.7部にした以外は、実施例1と同様にして反応し
て、共縮合ノボラック樹脂を得た。得られた樹脂の性状
を表1に示した。
【0016】製造例3 製造例1と同一仕込み量として、反応容器内にパラ置換
アルキルフェノ−ル類、キシレン、水、パラホルムアル
デヒドを仕込んだ後、パラトルエンスルホン酸を60分
で滴下してから、95〜100℃の温度で4時間反応さ
せた。以後水酸化ナトリウムで中和した後は製造例1と
同様に処理した。得られた樹脂の性状を表1に示した。
【0017】製造例4 製造例2と同一仕込み量として、反応容器内にパラ置換
アルキルフェノ−ル類、キシレン、水、パラホルムアル
デヒドを仕込んだ後、パラトルエンスルホン酸を60分
で滴下してから、95〜100℃の温度で4時間反応さ
せた。以後水酸化ナトリウムで中和した後は製造例1と
同様に処理した。得られた樹脂の性状を表1に示した。
【0018】
【表1】
【0019】実施例1 撹拌装置、温度計、窒素ガス導入装置、滴下装置、冷却
管を合わせ持つ油水分離装置を備えた内容量2リットル
の4つ口ガラス製フラスコに、製造例1で得られた共縮
合ノボラック樹脂400部、エピクロヒドリン1330
部、ジエチレングリコ−ルジメチルエ−テル133部を
仕込み、窒素ガスを流しながら75℃まで加熱して溶解
した。その後同温度に保ちながら、48%の水酸化ナト
リウム水溶液10部を1時間毎に3回添加後、1時間同
温度で反応を行った。その後窒素ガスの導入を中止し、
系内を250mmHgの減圧とし75℃まで加熱して系
内の水をエピクロルヒドリンと共沸留出させ油水分離装
置を用いて系外に分離除去した。その後、同条件を保ち
ながら48%水酸化ナトリウム水溶液115.6部を3
時間で滴下した。この間系内の水はエピクロルヒドリン
と共沸留出させ同様に系外へ分離除去した。水酸化ナト
リウムの滴下終了後にさらに30分反応を継続した後、
未反応のエピクロルヒドリン及びジエチレングリコ−ル
ジメチルエ−テルを5mmHgの減圧下、180℃の温
度になるまで蒸発回収した。次にメチルイソブチルケト
ンを900部加え、生成したエポキシ樹脂を溶解した後
10%水酸化ナトリウム水溶液72部を加え80℃にて
2時間反応させた。次に水460部を加えて溶解し、反
応で生成した食塩を分離除去した後、リン酸水溶液にて
中和し、水洗水が中性になるまで樹脂溶液を数回水洗し
た。さらに5mmHg以下の減圧下、180℃に加熱し
てメチルイソブチルケトンを留去し、多官能エポキシ樹
脂を得た。得られた樹脂の性状を表2に示した。
【0020】実施例2 製造例2で得られた共縮合ノボラック樹脂を用いた以外
は実施例1と同様に反応して、多官能エポキシ樹脂を得
た。得られた樹脂の性状を表2に示した。
【0021】比較例1 製造例3で得られた共縮合ノボラック樹脂を用い、ジエ
チレングリコ−ルジメチルエ−テルを用いない以外は実
施例1と同様にエポキシ化して、多官能エポキシ樹脂を
得た。得られた樹脂の性状を表2に示した。
【0022】比較例2 製造例4で得られた共縮合ノボラック樹脂を用い、ジエ
チレングリコ−ルジメチルエ−テルを用いない以外は実
施例1と同様にエポキシ化して、多官能エポキシ樹脂を
得た。得られた樹脂の性状を表2に示した。
【0023】
【表2】
【0024】エポキシ当量はJIS K−7236法で
測定し、軟化点はJIS K−7234法で測定した。
またエポキシ純度は理論構造から求めたエポキシ当量と
実測値との割合より計算し、溶剤溶解性はエポキシ樹脂
をミネラルスピリットで50%に溶解し0℃に冷却した
後の白濁有無により調べた。
【0025】
【発明の効果】以上の実施例及び比較例より明らかなよ
うに、パラ位に置換基を有するアルキルフェノ−ルノボ
ラック樹脂として、パラタ−シャリ−ブチルフェノ−ル
50〜95重量部とパラオクチルフェノ−ル50〜5重
量部との混合物100重量部とホルムアルデヒドとの反
応により得られ、フェノ−ル性水酸基を含まない不純物
成分量が2.0重量%以下の共縮合ノボラック樹脂を用
いて、更にエポキシ化する際に反応溶媒としてジエチレ
ングリコ−ルジメチルエ−テルを用いることにより低級
溶剤に溶解し、高度にエポキシ化された多官能エポキシ
樹脂を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた多官能エポキシ樹脂のGP
【図2】実施例1で得られた多官能エポキシ実施例の赤
外吸収スペクトル
【図3】実施例3で得られた多官能エポキシ実施例のG
PC
【図4】実施例3で得られた多官能エポキシ実施例の赤
外吸収スペクトル
【符号の説明】
図1及び図3における縦軸は溶離量を、横軸は溶離時間
を示す。図2及び図3における縦軸は吸収強度を、横軸
は吸収波長を示す。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−17463(JP,A) 特開 平4−8721(JP,A) 特開 平7−48425(JP,A) 特開 昭59−1524(JP,A) 特開 昭53−56629(JP,A) 特開 平6−228492(JP,A) 特開 平6−100660(JP,A) 特開 平5−194709(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 59/08 C07D 301/28 C07D 303/24 - 303/27

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パラタ−シャリ−ブチルフェノ−ル50
    〜95重量部とパラオクチルフェノ−ル50〜5重量部
    との混合物100重量部とホルムアルデヒド類との反応
    により得られ、フェノ−ル性水酸基を含まない不純物成
    分の含有量が2.0重量%以下の共縮合ノボラック樹脂
    をエポキシ化し、エポキシ当量が270〜350g/e
    q、軟化点が60〜90℃であることを特徴とする多官
    能エポキシ樹脂。
  2. 【請求項2】 パラタ−シャリ−ブチルフェノ−ル50
    〜95重量部とパラオクチルフェノ−ル50〜5重量部
    との混合物100重量部とホルムアルデヒド類との反応
    により得られ、フェノ−ル性水酸基を含まない不純物成
    分の含有量が2.0重量%以下の共縮合ノボラック樹脂
    とエピハロヒドリンとをアルカリ金属水酸化物を反応さ
    せて多官能エポキシ樹脂を製造する方法において、エピ
    ハロヒドリン中に5〜20重量%のジエチレングリコ−
    ルジメチルエ−テルを共存させて反応することを特徴と
    する多官能エポキシ樹脂の製造方法。
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